JP2889402B2 - 液体ジェットを用いたみぞ掘削方法 - Google Patents

液体ジェットを用いたみぞ掘削方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体ジェットを用いた
みぞ掘削方法及び装置に関するものである。なお、本明
細書中において液体ジェットとは、液体中に研磨材を混
濁させた、いわゆるアブレーシブウォータジェットも含
まれるものとする。
【0002】
【従来の技術】従来の液体ジェットを用いたみぞ掘削方
法として特開平2−101287号公報に示されるよう
なものがある。これに示されるみぞ掘削方法は、液体ジ
ェットを噴射するノズルを一平面内で揺動させるととも
に液体ジェット噴射方向に前進させるようにしている。
これにより掘削部に細長で深いみぞを形成することがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のみぞ掘削方法によると、形成されるみぞの
形状は、揺動面に直交する方向に測った幅寸法が小さい
薄形のものに限られるという問題点がある。また、みぞ
内に凹凸部が生じやすく、このような凹凸部が生じると
ノズルを掘進させることができないという問題点もあ
る。そこでこのような問題点を解決するものとして、液
体ジェットを噴射するノズルを一平面内に揺動させなが
ら、上記一平面と直交する方向の運動成分を含む繰り返
し運動をさせ、順次掘削面側に前進させる方法が行われ
ている。こうすることにより特開平2−101287号
公報に示されるものよりも幅寸法が大きいみぞ、すなわ
ち断面積の大きいみぞを形成することができる。しかし
ながらこの方法によると、みぞ深さ方向に効率よく、短
時間にみぞを掘削することができないという問題点があ
る。また、たとえば比較的短い間隔を空けて掘削された
2つのみぞ同士をできるだけ短時間でつなぐ必要がある
場合でも、掘削部の断面積が大きいためにみぞ同士をつ
なぐのに時間がかかるという問題点もある。本発明はこ
のような課題を解決することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前進運動及び
繰り返し運動を停止して揺動運動させながら掘削を行わ
せるか、又は揺動運動及び繰り返し運動を停止して後退
運動させながら掘削を行わせることにより上記課題を解
決する。すなわち本発明の液体ジェットを用いたみぞ掘
削方法は、掘削部に深いみぞを形成するものを対象にし
ており、液体ジェットを噴射するノズルを一平面内に揺
動させながら、上記一平面と直交する方向の運動成分を
含む繰り返し運動をさせ、順次掘削面側に前進させるこ
とにより第1みぞを所定の深さまで掘削した後、上記繰
り返し運動及び前進運動を停止させ、次にノズルを所定
の繰り返し運動停止角度に設定して一平面内に揺動させ
ることにより揺動面と直交する方向に測った幅寸法が上
記第1みぞの幅寸法より小さい第2みぞを深さ方向に追
加掘削するようにしている。また、液体ジェットを噴射
するノズルを一平面内に揺動させながら、上記一平面と
直交する方向の運動成分を含む繰り返し運動をさせ、順
次掘削面側に前進させることにより第1みぞを所定の深
さまで掘削した後、上記繰り返し運動及び前進運動を停
止させ、次にノズルを所定の繰り返し運動停止角度及び
所定の揺動停止角度に設定して後退させることにより上
記揺動面と直交する方向に測った幅寸法が上記第1みぞ
の幅寸法より小さい第3みぞをみぞ長手方向に追加掘削
するようにしている。なお、この場合追加掘削後、繰り
返し運動停止角度及び揺動停止角度のいずれか一方又は
両方を変えて前進させることにより更に追加掘削を行っ
てもよい。上記追加掘削時のノズルを揺動又は移動させ
る速度は、第1みぞを掘削中のそれぞれ対応する速度よ
り低速にするとよい。
【0005】
【作用】液体ジェット用のノズルをトンネルなどの掘削
面に向け、液体ジェットを噴射させる。同時にノズルは
一軸を支点として一平面内を所定の揺動角度範囲で揺動
させながら、これと直交する方向の運動成分を含む繰り
返し運動、たとえば一点を中心に揺動平面を横切る円運
動をさせる。これにより掘削面にノズル揺動方向の細長
いみぞが形成される。繰り返し運動の振幅を変えること
によって、みぞの幅を変えることができる。みぞは次第
に深くなっていくが、これに応じてノズルを掘削面側に
前進させる。これによりみぞはさらに深くなっていく。
形成されたみぞ内にノズルを進入させ、ノズルが掘進で
きる所定深さの第1みぞを形成する。次に前進運動及び
繰り返し運動を停止させ、ノズルを揺動の一端側から他
端側まで比較的低速で移動させる。これにより第1みぞ
の深さ方向(長手方向)に細長い第2みぞを追加掘削す
ることができる。追加される第2みぞの深さは、0.5
m程度まで加工可能である。これによりたとえばコンク
リートの場合であっても、深さ1m以上のみぞを形成す
ることができる。たとえばノズルを円運動させながら前
進させることにより1m深さまで掘進させた後、前進運
動及び円運動を停止させ、揺動運動のみ行わせることに
より更に0.5m追加掘削し、合計1.5mの深さのみ
ぞを掘削することができる。また、前進運動、繰り返し
運動及び揺動運動を停止させるにあたり、ノズルの繰り
返し運動の停止角度をできるだけ掘進方向に対して直角
に近いジェット噴射角度に設定し、かつ揺動運動の停止
角度を所定の角度に設定した状態で後退させることによ
り、第1みぞのみぞ長手方向に細長い第3みぞを追加掘
削することができる。この第3みぞも第2みぞの場合と
同様にみぞ長手方向に0.5m程度まで加工可能であ
る。こうすることによって短時間で細長いみぞを追加掘
削することができる。
【0006】
【実施例】図1及び2に液体ジェットを用いたみぞ掘削
装置を示す。フレーム2上に移動台4が図1及び2中、
左右方向に移動可能に設けられている。なお、フレーム
2自体は図示してないロボットアームの先端に取付けら
れており、所望の位置まで移動させて静止させることが
できる。移動台4はフレーム2に設けられたモータ6
(前後進装置)によってプーリ7及びベルト8を介して
駆動され、位置が制御される。なお、移動台4の底面に
はベルト8に固定される接続部材5が取り付けられてい
る。移動台4に揺動装置10及び繰り返し運動装置12
が設けられている。揺動装置10及び繰り返し運動装置
12を以下に説明する。 (揺動装置10)揺動装置10は、二又部20a及び2
0bを有するY字状をしたレバー20と、一端側24a
が二又部20aの先端部のすり割りにはめ合わされピン
22をもって回動可能に支持されるとともに、他端側2
4bに連結穴を有するリンク24と、一端側28aが上
記二又部20bをピン26をもって回動可能に支持する
とともに、他端側に張り出し部28bが設けられたアー
ム28と、リンク24の一端側24a及びアーム28の
一端側28aにピン30及び32をもってそれぞれ支持
されたリンク34と、リンク24をピン32を支点とし
て図1において左右方向に揺動させる駆動装置36と、
を有しており、リンク24を左右方向に揺動させること
により、レバー20をピン26を支点として図1におい
て紙面と平行な平面内を上下方向に揺動させることがで
きる。なお、レバー20には、後述する繰り返し運動装
置12のフォーク56を取り付ける穴20c及び同様に
後述する偏心カム60の軸部を回転可能に支持する軸受
け部20dが設けられている。駆動装置36は、端部に
揺動軸受け部37aを有する筒状のケース37と、一端
を揺動軸受け部37aと連結され他端をピン30により
リンク24及びアーム28と連結されるねじ軸38と、
これとねじ結合される筒状のナット40と、ナット40
と一体的に取り付けられると共にケース37内に軸受け
50により回転可能に支持されるギヤ42と、これとか
み合うギヤ44と、ケース37内に取り付けられギヤ4
4を駆動するモータ46と、を有している。モータ46
には減速機52及び位置決め用のエンコーダ54が取り
付けられている。ケース37の揺動軸受け部37aは、
移動台4に固定されたトラニオン機構48に揺動可能に
支持されている。これによりリンク24がピン32を支
点として図中、左右方向に動いてアーム28との軸間距
離が変化しても、ケース37がトラニオン機構48のト
ラニオン軸を支点として図中、上下方向に揺動すること
により軸間距離の変化に追従することができる。なお、
駆動装置36はあらかじめ設定された周期で回転方向が
反転するようにされており、これにより図1中+βから
−βで示す角度範囲においてレバー20を所定の周期で
揺動させることが可能である。 (繰り返し運動装置12)繰り返し運動装置12は、揺
動装置10のレバー20の穴20cにはめ合わされる軸
部56aを有し一端側にすり割りの設けられたフォーク
56と、中間部が上記すり割りにはめ合わされピン58
によって回動可能に支持され一端にノズル取り付け部1
6aを有し他端に球面受け部16bを有するヘッド16
と、軸部の一端側が偏心して先端部に球面端部60aが
形成されて上記球面受け部16bとはめ合わされるとと
もに他端部に継ぎ手部60bが形成された偏心カム60
と、一端部に偏心カム60の継ぎ手部60bと組み合わ
される継ぎ手部62aを有し他端部に継ぎ手部62bを
有するユニバーサルジョイント62と、上記継ぎ手部6
2bと組み合わされる回転継ぎ手64と、回転継ぎ手6
4を回転させる回転駆動装置66と、を有している。な
お、図8に示すように偏心カム60の軸部は、揺動装置
10のレバー20の軸受け部20dにより回転可能に支
持されている。偏心カム60の球面端部60aは、これ
の軸心が偏心カム60の軸心から偏心量eだけずれた位
置に形成されている。ユニバーサルジョイント62は、
中間部にスプライン穴部68と、これに軸方向移動可能
にはめ合わされるスプライン軸部70とを有しており、
これにより軸方向に伸縮可能である。回転駆動装置66
には減速機72,クラッチ・ブレーキ機構74及びモー
タ76が取り付けられている。回転駆動装置66によっ
て回転継ぎ手64を回転駆動することにより、偏心カム
60の球面端部60aを円運動状に繰り返し運動させる
ことが可能である。すなわち、ヘッド16はフォーク5
6の軸部56a及びピン58を支点として図1中、紙面
と直交する方向の運動成分を含む繰り返し運動をするこ
とが可能である。上記ヘッド16のノズル取り付け部1
6aには、液体ジェットを噴射するノズル18が取り付
けられている。ヘッド16には、高圧水用ホース82及
び研磨材用ホース84が取り付けられるとともに、内部
に高圧水用ホース82からの高圧水と研磨材用ホース8
4からの研磨材とを混合してノズル18に供給する混合
室80が設けられている。高圧水用ホース82には図示
してない高圧水ポンプから高圧水が供給され、また、研
磨材用ホース84には図示してない研磨材供給ポンプか
ら研磨材が供給されるようになっている。ノズル18
は、高圧水と研磨材とを混合室80内で混合した研削液
を液体ジェットとして掘削面86に噴射可能である。移
動台4側とジェット噴射部14側とを隔てるようにカバ
ー88が設けられている。カバー88は、リンク24,
アーム28上記2本のホース82,84及びユニバーサ
ルジョイント62が貫通するように設けられており、こ
れにより液体ジェットの飛散による移動台4側に設けた
機器の汚染を防止することができる。
【0007】次にこの実施例の作動を説明する。まず、
図示してないロボットアームによってフレーム2を位置
決めし、固定させる。移動台4は図1及び2において図
示位置よりも左方に後退させ、ノズル18を掘削面86
に対面させておく。このときノズル18は揺動の一方の
端部(たとえば図1のm位置)にある。この状態でジェ
ットの噴出を開始させる。すなわち、高圧水用ホース8
2及び研磨材用ホース84を通してヘッド16にそれぞ
れ高圧水及び研磨材を供給し、混合室80内で両者を混
合し、研磨材を含んだジェットをノズル18から噴出さ
せる。ノズル18から噴出したジェットは高圧水及び研
磨材の運動エネルギーによってコンクリート、岩などを
切削する。同時に回転駆動装置66を駆動して回転継ぎ
手64を回転させる。これによりユニバーサルジョイン
ト62が回転して偏心カム60を回転させる。これによ
りヘッド16は、フォーク56の軸部56aの軸心及び
ピン58の軸心を支点として図2において+αから−α
で示す角度範囲を円運動状の繰り返し運動が行われ、深
さHの円形穴状の掘削が行われる。一方、駆動装置36
のモータ46を駆動して減速機52を介してギヤ44を
回転させる。これによりギヤ42,ナット40が回転さ
れ、ねじ軸38が軸方向に移動する。リンク24はピン
32を支点として図1において左右方向(たとえば右方
向)に揺動し、これに伴ってレバー20はピン26を支
点として(たとえばmからnに向かって)+βから−β
で示す範囲において紙面と平行な平面内を揺動すること
になる。すなわち、ノズル18は、図3に示すように円
運動状の繰り返し運動をしながら横方向に揺動して掘削
を行うことになる。前後進用のモータ6を駆動して装置
全体を前進させる。これにより、図4に示すようにノズ
ル18が掘進可能な、所望の断面形状の第1みぞ150
を掘削することができる。みぞ150の図4中、紙面に
直交する方向のみぞ幅は、円運動の直径に相当するもの
となる。次に追加される第2みぞ151の掘削について
説明する。ノズル18からジェットの噴射を止め、前後
進用のモータ6を停止させて、装置全体の移動を停止さ
せる。回転駆動装置66のモータ76を停止させる。こ
れにより図3に示すノズル18の円運動状の繰り返し運
動が停止する。またモータ46を駆動することによりノ
ズル18を揺動運動させる。ノズル18からジェットを
噴射させながら、たとえば図1に示すn位置からm位置
まで移動させる。これにより第1みぞ150の深さ方向
に仮想線で示すスリット状の第2みぞ151が追加掘削
される。第2みぞ151の幅方向の寸法は、円運動状の
繰り返し運動がないため、第1みぞ150の幅方向の寸
法よりも小さいものとなる。この追加掘削は、第1みぞ
150を形成する場合よりも低速でノズル18を図1に
示すn位置からm位置まで、揺動させることによって行
ってもよく、また第1みぞ150を形成する場合と同じ
速度で往復移動させることによって行ってもよい。図4
に初めに掘削される第1みぞ150と、みぞ深さ方向に
追加掘削される第2みぞ151のモデルを示す。第2み
ぞ151は、ヘッド16の設定角度を変えることによ
り、図中a位置だけでなく、p位置やb位置などにも形
成することができる。第2みぞ151の掘削深さは、モ
ータ6が停止しているためノズル18が掘進方向に移動
しないので、限界があるが、被切削物としてコンクリー
トを用い、研摩材としてスチールグリッドを毎分7kg
供給し、圧力150MPaに加圧した水毎分25リット
ルとともにノズル18から噴射したアブレーシブウォー
タージェットの場合、約0.5mの深さの追加掘削が可
能であった。図5(a)に第1みぞ150の掘削に続い
て第2みぞ151が追加掘削された状況を示す。次にみ
ぞ長手方向の第3みぞ152を追加掘削する場合につい
て説明する。ノズル18からジェットの噴射を止め、モ
ータ76を停止させる。これにより図3に示すノズル1
8の円運動状の繰り返し運動は停止する。ノズル18を
揺動の一端部m位置に位置させた状態でモータ46を停
止させる。次にノズル18からジェットを噴射させなが
らモータ6を後退方向に駆動して装置全体を図2中、左
方向に後退させる。この後退速度は前進時の速度よりも
小さくされている。ノズル18をみぞ縁部86まで移動
させることにより、みぞ長手方向の第3みぞ152が追
加掘削される。この場合、装置の進退方向の軸線に対し
ノズル18の設定角度βを90度に近づければ近づける
ほど一般に切削効率が向上する。図5(b)に第2みぞ
151に加えて図中上下の両側にみぞ長手方向の第3み
ぞ152及び152aが追加掘削された状況を示す。こ
の図5(b)の加工方法を応用して図6及び7に示すよ
うに、所定の間隔を空けて形成した複数の第1みぞ15
0間を第3みぞ152によりつなぐことができる。たと
えば、隣り合う第1みぞ150の縁部間の間隔が1mと
なるように順次掘削しておき、第1みぞ150の両側か
らみぞ長手方向に0.5mの第3みぞ152及び152
aを順次形成することによりみぞ長手方向に連続したみ
ぞを形成することが可能である。こうすることにより、
第1みぞ150間を第3みぞ152及び152aによっ
て短時間でつなぐことができる。また深さ方向の第2み
ぞ151を順次つないで形成することもできる。なお、
上記実施例では、繰り返し運動の軌跡は、図3に示す円
形状のものとしたが、ジグザク形状その他の形状でも差
し支えない。またノズル18を揺動させる角度βは、第
1みぞ150を形成する場合と、第2みぞ151を形成
する場合とで、それぞれ同じ角度にするものとしたが、
これは異なる角度にすることもできる。さらに上記実施
例では、追加掘削は、掘削ストロークが最大の位置から
行うものとしたが、掘削深さが浅い場合や、掘削途中で
硬い異物があって先に進めない場合などにおいては、途
中から追加掘削を行うようにすることもできる。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればノ
ズルが移動できるような断面積の大きい深いみぞの深さ
方向又はみぞ長手方向に細長いみぞを追加形成すること
ができる。したがって断面積の大きい深いみぞ同士を短
時間でつなげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液体ジェットを用いたみぞ掘削装置の正面図で
ある。
【図2】図1の2−2線に沿ってみた図である。
【図3】ノズルの軌跡を説明する図である。
【図4】みぞ深さ方向にみぞを追加掘削した状態を示す
断面図である。
【図5】みぞの深さ方向及びみぞ長手方向にみぞを追加
掘削した状態を示す断面図である。
【図6】間隔を空けて掘削したみぞとみぞとを追加掘削
みぞでつないだ状態を示す断面図である。
【図7】図6の矢印7に沿って見た図である。
【図8】ノズル及びその周辺部を拡大して示した図であ
る。
【符号の説明】
18 ノズル 150 第1みぞ 151 第2みぞ(深さ方向みぞ) 152・152a 第3みぞ(みぞ長手方向みぞ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮永 佳晴 東京都中央区銀座六丁目15番1号 電源 開発株式会社内 (72)発明者 忍谷 孝治 広島県広島市安芸区船越南1丁目6番1 号 株式会社日本製鋼所内 (72)発明者 横田 正和 広島県広島市安芸区船越南1丁目6番1 号 株式会社日本製鋼所内 (56)参考文献 特開 平2−101287(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21C 37/12 E21B 7/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削部に深いみぞを形成する液体ジェッ
    トを用いたみぞ掘削方法において、液体ジェットを噴射
    するノズルを一平面内に揺動させながら、上記一平面と
    直交する方向の運動成分を含む繰り返し運動をさせ、順
    次掘削面側に前進させることにより第1みぞを所定の深
    さまで掘削した後、上記繰り返し運動及び前進運動を停
    止させ、次にノズルを所定の繰り返し運動停止角度に設
    定して一平面内に揺動させることにより揺動面と直交す
    る方向に測った幅寸法が上記第1みぞの幅寸法より小さ
    いみぞを深さ方向に追加掘削する液体ジェットを用いた
    みぞ掘削方法。
  2. 【請求項2】 掘削部に深いみぞを形成する液体ジェッ
    トを用いたみぞ掘削方法において、液体ジェットを噴射
    するノズルを一平面内に揺動させながら、上記一平面と
    直交する方向の運動成分を含む繰り返し運動をさせ、順
    次掘削面側に前進させることにより第1みぞを所定の深
    さまで掘削した後、上記繰り返し運動及び前進運動を停
    止させ、次にノズルを所定の繰り返し運動停止角度及び
    所定の揺動停止角度に設定して後退させることにより上
    記揺動面と直交する方向に測った幅寸法が上記第1みぞ
    の幅寸法より小さいみぞをみぞ長手方向に追加掘削する
    液体ジェットを用いたみぞ掘削方法。
  3. 【請求項3】 追加掘削後、繰り返し運動停止角度及び
    揺動停止角度のいずれか一方又は両方を変えて前進させ
    る請求項2記載の液体ジェットを用いたみぞ掘削方法。
  4. 【請求項4】 上記追加掘削時のノズルを揺動又は移動
    させる速度は、第1みぞを掘削中のそれぞれ対応する速
    度より低速にした請求項1、2又は3記載の液体ジェッ
    トを用いたみぞ掘削方法。
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