JP2885126B2 - 入力試験回路 - Google Patents

入力試験回路

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JP2885126B2
JP2885126B2 JP7075722A JP7572295A JP2885126B2 JP 2885126 B2 JP2885126 B2 JP 2885126B2 JP 7075722 A JP7075722 A JP 7075722A JP 7572295 A JP7572295 A JP 7572295A JP 2885126 B2 JP2885126 B2 JP 2885126B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は入力試験回路に関し、特
にマイクロプセッサまたはマイクロコントローラ等を
形成する半導体集積回路に適用される、入力電圧測定用
として使用される入力試験回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般にマイクロプロセッサまたは
マイクロコントローラ等の、半導体集積回路を構成要素
とするシステムにおいては、当該システムの内部回路に
おいて外部からの入力レベルを判定し、対応するレベル
信号を外部回路に出力する機能回路が設けられている。
例えば、その1例として、特開平5−26981号公報
においては、半導体集積回路において、当該半導体集積
回路の入力バッファの出力を半導体集積回路の外部に出
力することにより、入力印加電圧レベルの高低が正しく
検出されているか否かをテストパタンにより試験する技
術が開示されている。図5は、特開平5−26981号
公報に記載されている半導体集積回路のテスト回路の構
成を示すブロック図である。図5に示されるように、半
導体集積回路の入力端子60、61および64、入出力
端子62、出力端子63および内部回路56に対応し
て、直列接続されるインバータにより構成された入力バ
ッファ51、52および53と、ANDゲート54と、
3ステートバッファ55と、NANDゲート57と、セ
レクタ58と、直列接続されるインバータにより構成さ
れた出力バッファ59とを備えて構成される。
【0003】図5において、入力端子60、61および
入出力端子62より入力される入力電圧は、それぞれ入
力バッファ51、52および53を介して内部回路56
に入力されるが、これらの入力バッファの出力レベル
は、内部回路56に対する入出力には関係なく、NAN
Dゲート57、セレクタ58、ANDゲート54および
3ステートバッファ55等を含むテスト回路により外部
に出力されて、当該入力電圧が検出されるように構成さ
れている。入力バッファ51、52および53の出力信
号はNAND回路57に入力されており、NAND回路
57を介してセレクタ58に入力される。セレクタ58
においては、NAND回路57の出力信号と内部回路5
6の出力信号502の入力を受けて、入力端子64より
入力されて、テストモードおよび通常動作モードの切替
制御を行う制御信号504により、何れか一方の信号が
選択されて出力され、出力バッファ59を介して出力端
子63に出力される。また、ANDゲート54において
は、内部回路56の出力信号503と制御信号504と
の論理積がとられて、その出力信号は制御信号として3
ステートバッファ55に入力される。テストモード時に
おいて、入力端子60、61および入出力端子62の入
力レベルを測定する場合には、制御信号504は“0”
レベルで入力される。これにより、ANDゲート54の
出力信号のレベルは“0”レベルとなり、3ステートバ
ッファ55はオフ状態になって入出力端子62が入力端
子として機能する。またセレクタ58においては、制御
信号504によりNANDゲート57の出力信号が選択
されて出力バッファ59に入力され、出力端子63より
外部に出力されて、入力バッファ51、52および53
の出力レベルが検出される。一方、通常動作時には、制
御信号504は“1”レベルで入力され、内部回路56
の出力信号503はANDゲート54を介して出力さ
れ、3ステートバッファ55に対する制御信号として入
力される。従って、入出力端子62が入力モードまたは
出力モードの何れに対応する端子として機能するかは、
内部回路56の出力信号503のレベルにより制御され
る。また、セレクタ58からは、内部回路56の出力信
号502と同レベルが出力されて、出力バッファ59を
介して出力端子59に出力される。例えば、制御信号5
04および出力信号503が共に“1”レベルの場合に
は、3ステートバッファ55がオンの状態となって、内
部回路56の出力信号501が、3ステートバッファ5
5を介して入出力端子62に出力される。
【0004】また、ICテスタによる入力レベルを測定
する従来技術として、各端子ごとに予め正しい入力レベ
ルを設定しておき、当該設定レベル値と測定レベル値と
を比較照合することにより、入力レベルを測定する方法
がよく知られている。またJTAGスキャンによる入力
レベル測定技術として、内部回路とバッファとを回路的
に切離し、各端子ごとに正しい入力レベルを予め設定し
ておいて、当該設定レベル値と測定レベル値とを比較照
合することにより、入力レベルを測定する方法もよく知
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の入力試
験回路においては、特開平5−26981号公報に開示
されている半導体集積回路のテスト回路の場合には、入
力端子に対する入力印加電圧の入力期間を決定する回路
が設けられていないために、半導体集積回路を試験する
同一のICテスタ上において、既存の方式に加えて、入
力電圧テストのための特別な回路を設けることが必要に
なるとともに、更にまた、テストのために特別なテスト
パタンを作成しなければならないという欠点がある。そ
して更に、入力電圧レベルの高低を、同一回路構成によ
り測定して出力しているために、何れの入力電圧を測定
しているのかを決定するための手段を予め決めておかね
ばならず、半導体集積回路のテスト時間が増大するとい
う欠点がある。
【0006】また、ICテスタにより入力電圧レベルを
測定する場合には、当該入力電圧を測定するために特別
な正しい設定レベル値を予め用意することが必要であ
り、更にこの測定のためのテスト・プログラムを工夫す
ることが必要となって、これにより、半導体集積回路の
テスト時間が増大するという欠点がある。
【0007】そして、JTAGスキャンによる入力レベ
ル測定技術の場合には、内部回路とバッファとを切離す
ための複雑な回路が必要であり、半導体集積回路そのも
のの面積が増大してまう状態となり、製造時の半導体集
積回路の歩留りなどにも多大な影響を与えるという欠点
がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明の入力試験回
路は、半導体集積回路に対する入力電圧レベルを測定す
る手段として、前記入力電圧レベルがハイレベルである
かローレベルであるかを判定するレベル判定手段と、前
記入力電圧レベルの測定期間においてのみアクティブ・
レベルに設定されるテスト時同期信号と所定のストロー
ブ信号との論理和をとって出力する論理和回路と、前記
論理和回路の論理和出力信号と所定のクロック同期信号
との論理積をとって出力する第1の論理積手段と、前記
レベル判定手段の出力信号を入力して、前記第1の論理
積手段を介した前記クロック同期信号のタイミングに応
じて前記レベル判定手段の出力信号を保持し、或はまた
出力するラッチ手段と、前記入力電圧レベルのローレベ
ル測定時において有効となるローレベル有効信号と前記
ラッチ手段の出力信号との論理積をとって、当該入力電
圧のローレベル検出に対応する測定結果信号を出力する
第2の論理積手段と、前記入力電圧レベルのハイレベル
測定時において有効となるハイレベル有効信号と前記ラ
ッチ手段の出力信号との論理積をとって、当該入力電圧
のハイレベル検出に対応する測定結果信号を出力する第
3の論理積手段と、を少なくとも備えて構成されること
を特徴としている。
【0009】また、第2の発明の入力試験回路は、半導
体集積回路に対する複数の入力電圧レベルを測定する手
段として、前記複数の入力電圧レベルが、それぞれハイ
レベルであるかローレベルであるかを判定するN(Nは
3以上の自然数)個の第1乃至第Nのレベル判定手段
と、前記複数の入力電圧レベルの測定期間においてのみ
アクティブ・レベルに設定されるテスト時同期信号と所
定のストローブ信号との論理和をとって出力する、前記
複数の入力電圧のそれぞれに対応して設けられるN個の
第1乃至第Nの論理和回路と、前記N個の論理和回路の
それぞれの論理和出力信号と所定のクロック同期信号と
の論理積をとって出力する、前記複数の入力電圧のそれ
ぞれに対応して設けられるN個の第1群の第1乃至第N
の論理積回路と、前記N個のレベル判定手段の出力信号
をそれぞれ入力して、前記第1乃至第Nの論理積回路を
介した前記クロック同期信号のタイミングに応じて前記
第1乃至第Nのレベル判定手段の出力信号をそれぞれ保
持し、或はまた出力するN個の第1乃至第Nのラッチ手
段と、前記複数の入力電圧レベルのローレベル測定時に
おいて有効となるローレベル有効信号と前記第1のラッ
チ手段の出力信号との論理積をとって出力する第2群の
第1の論理積回路と、直前の論理積回路の出力信号と前
記第i(iは2乃至(N−1)の自然数)のラッチ手段
の出力信号との論理積をとって次の論理積回路に出力す
る第2群の第iの論理積回路と、前記複数の入力電圧レ
ベルのハイレベル測定時において有効となるハイレベル
有効信号と前記第1のラッチ手段の出力信号との論理積
をとって出力する第3群の第1の論理積回路と、直前の
論理積回路の出力信号と前記第i(iは2乃至(N−
1)の自然数)のラッチ手段の出力信号との論理積をと
って次の論理積回路に出力する第3群の第iの論理積回
路と、前記テスト時同期信号と前記第2群の第(N−
1)の論理積回路の出力信号との論理積をとって出力す
る第2群の第Nの論理積回路と、前記テスト時同期信号
と前記第3群の第(N−1)の論理積回路の出力信号と
の論理積をとって出力する第3群の第Nの論理積回路
と、前記第2群の第Nの論理積回路の出力信号と、前記
第3群の第Nの論理積回路の出力信号とを入力して、所
定の切替信号を介して何れか一方の論理積出力信号を出
力する選択手段と、を少なくとも備えて構成され、前記
選択手段より出力される論理積出力信号を、所定の出力
手段を介して前記入力電圧レベルの測定結果信号として
外部に出力することを特徴としている。
【0010】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0011】図1は、半導体集積回路に含まれる本発明
の第1の実施例の構成を示すブロック図である。図1に
示されるように、本実施例は、メインバッファ102
と、プリバッファ103と、ラッチ104と、ORゲー
ト105と、ANDゲート106と、NANDゲート1
07と、ANDゲート108とを備えて構成される。
【0012】図1において、半導体集積回路の外部入力
端子(図示されない)より入力される入力電圧112
は、メインバッファ102を介してプリバッファ103
に入力され、入力電圧測定時においては、プリバッファ
103において入力電圧レベルが決定される。プリバッ
ファ103からは当該入力電圧が出力されてラッチ10
4に入力される。他方において、外部からのテスト時同
期信号109とストローブ信号110がORゲート10
5に入力されており、これらの両信号の論理和出力はA
NDゲート106に入力される。ANDゲート106に
おいては、ORゲート105の出力とクロック同期信号
111の論理積がとられて、その出力はラッチ104に
入力される。テスト時同期信号109は、入力電圧測定
期間においてのみアクティブ・レベルに設定される信号
であり、当該テスト時同期信号109またはストローブ
信号110の何れかがアクティブ・レベルになっている
時間帯に入力電圧測定期間が設定される。そして、この
入力電圧測定期間において、クロック同期信号111の
タイミングに応じて、プリバッファ103より出力され
る前述の入力電圧は、ラッチ104に入力されて保持さ
れるかまたはラッチ104より出力される。
【0013】入力電圧測定期間に入力される入力電圧1
12は、上述のように、プリバッファ103において入
力電圧レベルが決定された後に、クロック同期信号11
1のタイミングに応じてラッチ104よりデータ信号1
19として出力される。このデータ信号119は、NA
NDゲート107およびANDゲート108に入力され
ており、NANDゲート107においては、内部回路か
ら送られてくるロウレベル有効信号117との論理積が
とられて入力電圧の測定結果信号114が出力され、ま
たANDゲート108においては、内部回路から送られ
てくるハイレベル有効信号118との論理積がとられて
入力電圧の測定結果信号115が出力される。ロウレベ
ル有効信号117は、入力電圧のローレベルを測定して
いる期間において有効となる信号であり、ハイレベル有
効信号118は、入力電圧のハイレベルを測定している
期間において有効となる信号で、相互に排他的に選択さ
れて入力試験回路に入力される。従って、入力電圧のロ
ーレベルを測定している期間においては、上記のローレ
ベル有効信号117を介して、NANDゲート107か
らはローレベルの検出に対応する測定結果信号114が
出力され、また入力電圧のハイレベルを測定している期
間においては、上記のハイレベル有効信号118を介し
て、NANDゲート108からはハイレベルの検出に対
応する測定結果信号115が出力される。
【0014】図2(a)、(b)、(c)、(d)およ
び(e)は、ローレベルの入力電圧測定時における各信
号のタイミング図である。T1 の期間においては、入力
電圧測定時においてのみアクティブとなるテスト時同期
信号109(図2(b)参照)がアクティブとなってい
る期間に、外部端子から、プリバッファ103において
「ローレベル」であると判定することのできない入力電
圧112(図2(c)参照)が入力されている状態が示
されている。このような場合には、ローレベル有効信号
117(図2(d)参照)がアクティブな状態になって
いても、ローレベル検出に対応する測定結果信号114
が、NANDゲート107からハイレベルで出力される
ことはない。次に、T2 の期間においては、テスト時同
期信号109がアクティブとなっている期間に、外部端
子から、プリバッファ103において「ローレベル」で
あると判定することのできる入力電圧112が入力され
ている状態が示されており、この場合においては、ロー
レベル有効信号117がアクティブな状態になっている
期間において、ローレベル検出に対応する測定結果信号
114がNANDゲート107から出力される。そし
て、更にT3 の期間においては、ロウレベル有効信号1
17がインアクティブの状態となっているために、ロー
レベルの入力電圧測定時においては、NANDゲート1
07からは測定結果信号114が出力されることはな
い。
【0015】図3(a)、(b)、(c)、(d)およ
び(e)は、同様に、ハイレベルの入力電圧測定時にお
ける各信号のタイミング図である。T1 の期間において
は、入力電圧試験時においてのみアクティブとなるテス
ト時同期信号109(図3(b)参照)がアクティブと
なっている期間において、プリバッファ103において
「ハイレベル」であると判定することのできない入力電
圧112(図3(c)参照)が入力されている状態が示
されている。この場合には、ハイレベル有効信号118
(図3(d)参照)がアクティブな状態になっていて
も、ハイレベル検出に対応する測定結果信号115が、
ANDゲート108から出力されることはない。またT
2 の期間においては、テスト時同期信号109がアクテ
ィブとなっている期間において、プリバッファ103に
おいて「ハイレベル」であると判定することのできる入
力電圧112が入力される状態が示されており、この場
合には、ハイレベル有効信号118がアクティブな期間
において、ハイレベル検出に対応する測定結果信号11
5がANDゲート108から出力される。そしてT3
期間においては、ハイレベル有効信号118がインアク
ティブとなっているために、ハイレベルの入力電圧測定
時においては、ANDゲート108からは測定結果信号
115が出力されることはない。
【0016】即ち、本実施例においては、入力電圧測定
期間においてのみ外部からのテスト時同期信号109を
アクティブに設定することにより、従来の半導体集積回
路の入力試験方法に準ずるクロック同期測定が可能とな
り、しかも当該入力試験に対して特別な測定期間を設け
ることが不要となって、入力電圧測定時間を短縮するこ
とができる。また、入力電圧のローレベルの測定期間に
おいてのみアクティブとなるローレベル有効信号11
7、およびハイレベルの測定期間においてのみアクティ
ブとなるハイレベル有効信号118を設けることによ
り、何れの入力電圧を測定対象とするのかが明確に認定
されるため、入力試験時に、入力電圧高低に伴なう特別
な期間を設けることが不要となり、同様に入力電圧測定
時間を短縮することが可能となる。
【0017】図4は、本発明の第2の実施例の構成を示
すブロック図であり、マイクロプロセッサに適用されて
いる入力試験回路の1実施例である。図4に示されるよ
うに、本実施例は、メインバッファ402、プリバッフ
ァ403、ラッチ404、ORゲート405、ANDゲ
ート406、NANDゲート407およびANDゲート
408を含む第1のユニットと、同じくメインバッファ
409、プリバッファ410、ラッチ411、ORゲー
ト412、ANDゲート413、NANDゲート414
およびANDゲート415を含む第2のユニットと、メ
インバッファ416と、プリバッファ417と、ラッチ
418と、ORゲート419と、ANDゲート420
と、ANDゲート421および422と、セレクタ42
3とを備えて構成される。図4より明らかなように、本
実施例は測定対象の入力電圧として、入力電圧424お
よび入力電圧430の2つの入力電圧が存在する場合の
1例である。
【0018】図4において、前記第1および第2のユニ
ット内の回路構成は前述の第1の実施例の構成と同一で
あり、第1ユニット内のメインバッファ402、プリバ
ッファ403、ラッチ404、ORゲ−ト405、AN
Dゲート406、NANDゲート407およびANDゲ
ート408と、第2ユニット内のメインバッファ40
9、プリバッファ410、ラッチ411、ORゲ−ト4
12、ANDゲート413、NANDゲート414およ
びANDゲート415とは、それぞれ第1の実施例の場
合と同様の動作機能を有している。
【0019】まず、半導体集積回路の外部入力端子より
入力される入力電圧424および430が、入力信号測
定期間において「ローレベル」であると認識される場合
には、アクティブなローレベル有効信号427の入力を
受けて、第1のユニット内のNANDゲート407から
はハイレベルが出力されて、第2のユニット内のNAN
Dゲート414に入力される。NANDゲート414に
おいては、NANDゲート407のハイレベル出力を受
けて、同様にハイレベルの信号が出力されてANDゲー
ト421に入力される。一方においてANDゲート42
1に対してはテスト時同期信号426がハイレベルで入
力されており、ANDゲート421からはハイレベルの
信号が出力されてセレクタ423に入力される。セレク
タ423においては、選択信号433により制御され
て、ANDゲート421から入力される、ローレベル側
のハイレベルの信号が選択されて測定結果信号434と
して出力され、ラッチ418に入力される。
【0020】他方、第1の実施例において前述したよう
に、外部からのテスト時同期信号426とストローブ信
号425がORゲート419に入力されており、これら
の両信号の論理和出力はANDゲート420に入力され
る。ANDゲート420においては、ORゲート419
の出力とクロック同期信号428の論理積がとられ、そ
の論理積出力はラッチ418に入力される。テスト時同
期信号426は入力電圧測定期間においてアクティブ・
レベルに設定されており、ANDゲート420を介し
て、クロック同期信号428のタイミングに応じて、セ
レクタ423より出力される測定結果信号434は、ラ
ッチ418に入力されて保持されるかまたはラッチ41
8より出力されて、プリバッファ417およびメインバ
ッファ416を経由して、測定結果信号435として外
部に出力される。
【0021】次に、入力電圧424および430の電圧
レベルが、入力信号測定期間において、その内の1つで
も「ローレベル」であると認識することができない場合
には、インアクティブのローレベル有効信号427の入
力を受けて、第1のユニット内のNANDゲート407
および第2のユニット内のNANDゲート414は共に
閉じられた状態となって信号が出力されることがなく、
この結果、セレクタ423からの測定結果信号434お
よびメインバーファ416からの測定結果信号435が
出力されることはない。このことは、複数の入力電圧が
全て「ローレベル」であると認識できない場合において
も同様である。
【0022】また、半導体集積回路の入力電圧424お
よび430が、入力信号測定期間において「ハイレベ
ル」であると認識される場合には、アクティブなハイレ
ベル有効信号429の入力を受けて、ANDゲート40
8からはハイレベルの信号が出力されて、ANDゲート
415に入力される。NANDゲート415において
は、ANDゲート408のハイレベル出力を受けて、同
様にハイレベルの信号が出力されてANDゲート422
に入力される。ANDゲート422に対してはテスト時
同期信号426がハイレベルにて入力されており、AN
Dゲート422からはハイレベルの信号が出力されてセ
レクタ423に入力される。セレクタ423において
は、選択信号433により制御されて、ハイレベル側の
ハイレベルの信号が選択されて測定結果信号436とし
て出力され、ラッチ418に入力される。他方、前述の
ように、テスト時同期信号426とストローブ信号42
5の論理和出力が、ANDゲート420を介してラッチ
418にハイレベルで入力されており、ラッチ418に
おいては、クロック同期信号428のタイミングに応じ
て、セレクタ423より入力される測定結果信号436
が入力されて保持されるかまたはラッチ418より出力
されて、プリバッファ417およびメインバッファ41
6を経由して、測定結果信号437として外部に出力さ
れる。この場合においても、入力電圧レベルが、その内
の1つでも「ハイレベル」であると認識できない場合に
は、インアクティブのハイレベル有効信号429の入力
を受けて、ANDゲート408およびANDゲート41
5は共に閉じられた状態となって信号が出力されること
がなく、この結果、セレクタ423からの測定結果信号
436およびメインバッファ416からの測定結果信号
427が出力されることはない。このことは、複数の入
力電圧が全て「ハイレベル」であると認識することがで
きない場合においても同様である。
【0023】なお、通常動作時においては、入力電圧4
24および430は、それぞれデータ信号431および
432として内部回路に送出され、また内部回路からの
データ信号438は、ラッチ418、プリバッファ41
7およびメインバッファ416を介してデータ信号43
9として外部に出力される。また、前記第2ユニットに
おいて、入出力切替信号440を介してプリバッファ4
10の入出力機能を切替えることにより、内部回路から
のデータ信号441は、メインバッファ409よりデー
タ信号442として外部に出力される。
【0024】即ち、第2の実施例においては、入力電圧
測定時に、外部出力端子の出力信号をICテスタにより
測定することにより、既存のクロック同期に準ずる測定
結果信号が得られるため、ICテスタによる入力電圧測
定時間を短縮することが可能となる。また、入力電圧の
測定条件を設定することができるために、ICテスタに
よるテストパタンの作成に特別な労力を必要としないと
いう利点がある。更に、半導体チップにおける既存の出
力端子を入力電圧試験時の外部出力端子として利用する
ことができるため、外部端子数を低減することが可能と
なりハードウェア使用料が節減される。そして、更に、
ローレベル有効信号およびハイレベル有効信号に関連す
る信号が、全て同一のゲートにより構成されているため
に回路構成が単純化され、半導体チップのレイアウトも
縮小簡易化される。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、入力電
圧試験時においてのみアクティブとなるテスト時同期信
号と、ハイレベル有効信号ならびにローレベル有効信号
とを導入して、外部からの入力電圧測定条件を規制する
ことにより、下記の効果を得ることができる。 (1)従来の半導体集積回路の試験に準ずるクロック同
期による入力電圧測定が可能となり、これにより、半導
体集積回路の試験に対して特別な測定期間を設定するこ
とが不要となって試験時間を短縮することができるとと
もに、当該試験に関連するテストパタンの作成が容易に
なるという効果がある。 (2)半導体集積回路の製造時におけるLSIテスタの
使用時において、半導体チップの既存出力端子を入力試
験時の外部入力端子として利用することができるため
に、ハードウェア使用量の節減が可能となり、入力電圧
測定専用の信号端子を不要にすることができるという効
果がある。 (3)前記ハイレベル有効信号ならびに前記ローレベル
有効信号にかかわる信号が、全て同一のゲートにより形
成されているめに回路構成が単純化され、半導体チップ
のレイアウトが縮小化されるという効果がある。 (4)前記テスト時同期信号を長時間アクティブに設定
することにより、クロック信号に同期しない入力電圧試
験も可能となり、入力電圧測定時間の効率化を図ること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】前記実施例のローレベルの電圧入力時における
信号タイミング図である。
【図3】前記実施例のハイレベルの電圧入力時における
信号タイミング図である。
【図4】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図5】従来例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101、401 入力試験回路 102、402、409、416 メインバッファ 103、403、410、417 プリバッファ 104、403、410、417 ラッチ 105、405、412、419 ORゲート 106、108、406、408、413、415、4
20、421、422ANDゲート 107、407、414、 NANDゲート 109、426 テスト時同期信号 110、425 ストローブ信号 111、428 クロック同期信号 112、424、430 入力電圧 119、120、431、432、438、439、4
41 データ信号 114、115、431、434、435、436
測定結果信号 440 入出力切替信号 117 ローレベル有効信号 118 ハイレベル有効信号 423 セレクタ 433 選択信号

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路に対する入力電圧レベル
    を測定する手段として、前記入力電圧レベルがハイレベ
    ルであるかローレベルであるかを判定するレベル判定手
    段と、 前記入力電圧レベルの測定期間においてのみアクティブ
    ・レベルに設定されるテスト時同期信号と所定のストロ
    ーブ信号との論理和をとって出力する論理和回路と、 前記論理和回路の論理和出力信号と所定のクロック同期
    信号との論理積をとって出力する第1の論理積手段と、 前記レベル判定手段の出力信号を入力して、前記第1の
    論理積手段を介した前記クロック同期信号のタイミング
    に応じて前記レベル判定手段の出力信号を保持し、或は
    また出力するラッチ手段と、 前記入力電圧レベルのローレベル測定時において有効と
    なるローレベル有効信号と前記ラッチ手段の出力信号と
    の論理積をとって、当該入力電圧のローレベル検出に対
    応する測定結果信号を出力する第2の論理積手段と、 前記入力電圧レベルのハイレベル測定時において有効と
    なるハイレベル有効信号と前記ラッチ手段の出力信号と
    の論理積をとって、当該入力電圧のハイレベル検出に対
    応する測定結果信号を出力する第3の論理積手段と、 を少なくとも備えて構成されることを特徴とする入力試
    験回路。
  2. 【請求項2】 半導体集積回路に対する複数の入力電圧
    レベルを測定する手段として、前記複数の入力電圧レベ
    ルが、それぞれハイレベルであるかローレベルであるか
    を判定するN(Nは3以上の自然数)個の第1乃至第N
    のレベル判定手段と、 前記複数の入力電圧レベルの測定期間においてのみアク
    ティブ・レベルに設定されるテスト時同期信号と所定の
    ストローブ信号との論理和をとって出力する、前記複数
    の入力電圧のそれぞれに対応して設けられるN個の第1
    乃至第Nの論理和回路と、 前記N個の論理和回路のそれぞれの論理和出力信号と所
    定のクロック同期信号との論理積をとって出力する、前
    記複数の入力電圧のそれぞれに対応して設けられるN個
    の第1群の第1乃至第Nの論理積回路と、 前記N個のレベル判定手段の出力信号をそれぞれ入力し
    て、前記第1乃至第Nの論理積回路を介した前記クロッ
    ク同期信号のタイミングに応じて前記第1乃至第Nのレ
    ベル判定手段の出力信号をそれぞれ保持し、或はまた出
    力するN個の第1乃至第Nのラッチ手段と、 前記複数の入力電圧レベルのローレベル測定時において
    有効となるローレベル有効信号と前記第1のラッチ手段
    の出力信号との論理積をとって出力する第2群の第1の
    論理積回路と、 直前の論理積回路の出力信号と前記第i(iは2乃至
    (N−1)の自然数)のラッチ手段の出力信号との論理
    積をとって次の論理積回路に出力する第2群の第iの論
    理積回路と、 前記複数の入力電圧レベルのハイレベル測定時において
    有効となるハイレベル有効信号と前記第1のラッチ手段
    の出力信号との論理積をとって出力する第3群の第1の
    論理積回路と、 直前の論理積回路の出力信号と前記第i(iは2乃至
    (N−1)の自然数)のラッチ手段の出力信号との論理
    積をとって次の論理積回路に出力する第3群の第iの論
    理積回路と、 前記テスト時同期信号と前記第2群の第(N−1)の論
    理積回路の出力信号との論理積をとって出力する第2群
    の第Nの論理積回路と、 前記テスト時同期信号と前記第3群の第(N−1)の論
    理積回路の出力信号との論理積をとって出力する第3群
    の第Nの論理積回路と、 前記第2群の第Nの論理積回路の出力信号と、前記第3
    群の第Nの論理積回路の出力信号とを入力して、所定の
    切替信号を介して何れか一方の論理積出力信号を出力す
    る選択手段と、 を少なくとも備えて構成され、前記選択手段より出力さ
    れる論理積出力信号を、所定の出力手段を介して前記入
    力電圧レベルの測定結果信号として外部に出力すること
    を特徴とする入力試験回路。
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