JP2883558B2 - 充填ポンプ - Google Patents

充填ポンプ

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JP2883558B2
JP2883558B2 JP7125627A JP12562795A JP2883558B2 JP 2883558 B2 JP2883558 B2 JP 2883558B2 JP 7125627 A JP7125627 A JP 7125627A JP 12562795 A JP12562795 A JP 12562795A JP 2883558 B2 JP2883558 B2 JP 2883558B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分解せずに内部を洗浄
できる充填ポンプ、特に、液状の医薬品の充填に使用さ
れ、洗浄、滅菌を必要とする充填ポンプに関する。
【0002】
【従来技術】正確に所望の量の液体を容器に移すために
充填ポンプが広く利用されている。充填ポンプは取り付
け後、あるいは使用後他の液体について吸入、排出する
とき、内部を洗浄する必要がある。
【0003】特に、対象が医薬品の場合、単に洗浄する
だけでなく、細菌等が存在しないように、厳重に滅菌も
行う必要がある。
【0004】充填ポンプはシリンダーとその中を往復移
可能なピストン(またはロッド)をから成り、ピスト
ンは当然にシリンダー内で液体が漏れないように構成さ
れている。
【0005】したがって、シリンダー内を洗浄、滅菌で
きても、シリンダー内のピストンそれ自身は洗浄等する
ことができない。そのため、ピストンも洗浄等するため
には、ポンプを各部品に分解して洗浄しなければならな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、分解した各部
品を組み立てるのは、人手によらなければならず、液体
の充填効率を悪くする。
【0007】さらに、人手を介する場合は、滅菌マス
ク、滅菌衣服、滅菌手袋等を利用しても、完全な無菌状
態で、分解、組立をおこなえない。無菌状態での使用を
要求する医薬品においては、従来のポンプの使用は制限
される。
【0008】また、無菌状態の分解、組立を行っても、
ポンプの使用時にはポンプ外気に露出せざるを得ず、
露出部分から内部に細菌等が侵入する場合がある。
【0009】さらにまた、諸外国の一部には、医薬品に
使用する機器の洗浄、滅菌を人手を介することなく行う
ことを義務付ける法律が採用され、かかる義務付けが世
界的傾向となりつつある。
【0010】そこで、本発明の目的は、分解せずに内部
の洗浄を行える充填ポンプを提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、さらに内部を滅菌で
き、医薬品を充填対象とすることができる充填ポンプを
提供することである。
【0012】さらに、本発明の目的は、外気に露出する
部分も洗浄、滅菌できる充填ポンプを提供することであ
る。
【0013】さらに、本発明の他の目的は、製造の容易
な上記充填ポンプを提供することである。
【0014】さらに、本発明の他の目的は、種々の弁を
利用できる上記充填ポンプを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の充填ポンプは、シリンダーとその中を摺動して往復
移動可能なロッドとから成り、シリンダーは第1のシリ
ンダー部および第2のシリンダー部とから成り、第1の
シリンダーの、軸線方向に貫通する孔が、直径がD1で
長さがL1の第1の孔部と、直径がD1より小さいD2
で、長さがL2の第2の孔部とから成り、第2のシリン
ダーの、軸線方向に貫通する孔が、直径がD3の第3の
孔部と、直径がD3より小さいD4の第4の孔部とから
成り、第3の孔部は第4の孔部側の端部に、外部に至る
第5の孔部を有し、ロッドは直径がd1で長さが11の
第1のロッド部と、直径がd1より小さいd2で長さが
12の第2のロッド部と、直径d3の第3のロッド部
とから成る。
【0016】第2の孔部と第3の孔部とは連通し、第1
のロッド部の直径d1は第1の孔部の直径D1より小さ
く、かつ第2の孔部で第1のロッド部が摺動して往復
移動し、流体を吸入、排出できるように、第2の孔部の
直径D2とほぼ等しく、第1のロッド部の長さ11は、
第1のシリンダー部の長さL1より短く、第2のロッド
部の直径d2は、第1の孔部に第1のロッド部が位置
したとき、第2の孔部を流体が流れることができるよう
に、第2の孔部の直径D2より小さく、第4の孔部の直
径D4は、第4の孔部で第3のロッド部が摺動して往
復移動可能となるように、第3のロッド部の直径d3と
ほぼ等しい。
【0017】本発明の他の充填ポンプはシリンダーの、
少なくとも後部周囲を覆う円筒状カバーを有する。ここ
で、カバーの両端は、第5の孔部と連通する空間をシリ
ンダーの外周囲とカバーとの間に形成するために、その
周囲と密着し、カバーはさらに空間と外部とを連通する
第6の孔部を有する。
【0018】上記充填ポンプにおいて、第1のシリンダ
ーと第2のシリンダーとは一体であってもよく、また別
体であってもよい。
【0019】また、第2の孔部の直径D2は第4の孔部
の直径D4と等しく、第の孔部の長さL2は第2のロ
ッド部の12より短く、ポンプ作動時に、第1のロッド
部が第2の孔部で往復移動するとき、第3のロッド部は
第4の孔部で往復移動することが望ましい。
【0020】また、第2のロッド部の直径d2は第3の
ロッド部の直径d3と等しく、第2のロッド部と第3の
ロッド部とは一体であってもよい。
【0021】さらにまた、上記充填ポンプのシリンダー
先端には三方弁を取り付けてもよく、また吸い込みと、
排出を別個にするために第1のシリンダーの先端部に第
1の孔部と連通し、外部に至る孔部をさらに有してもよ
い。
【0022】
【作用】ロッドの第1のロッド部がシリンダーの第2の
孔部において、摺動して往復移動すると、シリンダー内
に所定の量の流体が吸入させ、そこから排出され、流体
の充填が行える。
【0023】洗浄、滅菌動作において、ロッドの第1の
ロッドがシリンダーの第1の孔部内に位置すると、第
2の孔部の直径D2がロッドの第2のロッド部の直径d
2よりも大きく、外部に連通する第5の後部と連通する
第3の孔部の直径D3が、その第3の孔部に位置する第
3のロッド部の直径d3よりも大きいことから、シリン
ダー上部から内部に流れ込む流体は、第1の孔部を通
り、第2の孔部を通り、そして第3の孔部を通り、第5
の孔部を通って外へ流出する。
【0024】シリンダーの上部から流入し、第5の孔部
を通って流出する流体は、第1、第2、第3および第5
の孔部の周囲壁、ならびに第1、第2および第3のロッ
ド部の周囲壁を洗浄、滅菌する。
【0025】さらに、シリンダーの後部を覆うカバーを
取り付けると、流体が第5の孔部を通って、カバーとシ
リンダーの外周囲壁との間の空間を流れ、カバーに設け
られた孔部から流出し、シリンダーの外周囲をも洗浄、
滅菌する。
【0026】
【実施例】図1は本発明に従った充填ポンプ1を構成す
るロッド10およびシリンダー20を示す。
【0027】ロッド10は、直径がd1で、長さが11
の第1のロッド部11と、直径がd1より小さいd2
で、長さが12の第2のロッド部12と、直径がd3の
第3のロッド部13とから構成されている。各ロッド部
は円柱状のほか、断面が多角形、長円でもよい。ただ
し、製造上の観点から円柱状が望ましい。各ロッド部の
軸線は一直線上にある。
【0028】ロッド10の後端は、図8において説明する
が、ポンプを作動する充填装置に連結されるための連結
器14を有する。
【0029】一方シリンダー20は、基本的に第1のシリ
ンダー部30と第2のシリンダー部40とから構成されてい
る。
【0030】第1のシリンダー30の下端にはフランジ36
が形成され、第2のシリンダー40の上端にはフランジ36
と気密および/または液密に密着するフランジ46を有し
ている。
【0031】第1のシリンダー部30の貫通孔は、直径が
D1で、長さが第1ロッド部の長さl1より長いL1の
第1の孔部31と、直径がD1より小さいD2で、長さが
L2の第2の孔部32とから成り、それら孔部は軸線が一
致するように連通している。
【0032】第2のシリンダー部40の貫通孔は、直径が
D3の第3の孔部41と、直径がD3より小さいD4の孔部
42とから成る。
【0033】孔部41はさらに、その孔部42側の端部に外
へ連通する第5の孔部43を有する。第2のシリンダーは
その孔部43と連通する、以下で説明する排出パイプと連
結可能な取付け口部44を有する。その取付け口44にはシ
ールキャップ45が着脱自在に取り付けられている。
【0034】上記D、L、d、lは各部を特定し、説明
する便宜のために付したもので、たとえば、d2とd3と
が等しいとき、第2のロッドと第3のロッドは一体的で
ある。
【0035】第1のシリンダー部30の先端は、図2以下
で示す三方弁が取り付け可能となっている。
【0036】図示のように、シリンダーが二つのシリン
ダー部から構成されいるのは、たとえば、対象が医薬品
であるとき、ロッドとシリンダーとの間から医薬品が漏
れたり、あるいは大気中の物質、細菌等が入り込まない
ように、シリンダー内の孔を正確に形状付けしなければ
ならないことから、種々の正確な直径をもつ孔を形成す
るために、シリンダーを二つに分け、種々の孔を形成し
易くするためである。
【0037】したがって、何らかの手段により厳密に孔
を形成できるときは、あるいはそれほど厳密孔を形成す
る必要がないときは、シリンダーは一体でもよい。
【0038】図示のように、孔部32の軸線と孔部41の軸
線とが一致するように、シリンダー部のフランジ36およ
び46が合わされ、締付け具47により両シリンダー部を一
体的にする。
【0039】本発明に従った一実施例として、第1のロ
ッド部分の直径d1が第3のロッド部分の直径d3と等
しく、第1のロッド部11が第2の孔部32で摺動し
て、往復移動可能で、かつ第3のロッド部3が第4の
孔部42で摺動して、往復移動可能となるように、第
2の孔部32の直径D2、第4の孔部の直径D4は前記
直径1にほぼ等しく、さらに、第2のロッド部12の
長さ12が、以下で説明するように第2の孔部の長さL
2よりも長くする。
【0040】この実施例の場合は、ロッド10を一体とな
ったシリンダー20の後部から挿入でき、組立が容易で
ある。
【0041】他の実施例としては、第3のロッド部の直
径d3が第1のロッド部の直径d1より小さくし、また
は大きくし、第4の孔部の直径D4をその直径d3とほ
ぼ等しくする。
【0042】この実施例において、特に直径d3が直径
d1より小さいときは、ロッド10をシリンダーの後部か
ら挿入できないので、連結器14が取り付けられる前のロ
ッド10をシリンダーの上から、または第1のシリンダー
部と第2のシリンダー部との締め付け前の第2のシリン
ダー部の上から挿入する。
【0043】またこの実施例において、第3の孔部41の
直径D3が第2の孔部32の直径D2よりも大きい必要は
なく、同一直径でも、さらに小さくてもよい。ただし、
以下で説明するように、流体をシリンダー内を通して洗
浄、滅菌する際に、直径D3が小さいと流体の通りが悪
くなり、洗浄、滅菌効率がよくない。
【0044】また、他の実施例として、第3のロッド13
の直径d3が第2のロッド12の直径d2と等しくまたは
さらに小さくしてもよい。この実施例の場合も、ロッド
はシリンダーの上から挿入する。
【0045】この実施例において、第3の孔部41の直径
D3は第2の孔部32の直径D2よりも大きくする必要な
い。また、第2のロッド部12の長さl2は第2の孔部31
の長さL2より長くする必要はない。
【0046】なお、上記いずれの実施例においても、第
1のロッド部11が第2の孔部32で往復移動するとき、第
3のロッド部13が第4の孔部42で往復移動できるよう
に、各孔の長さおよび各シリンダー部の長さを決める必
要はある。
【0047】上記シリンダー、ロッドの材料は、好適に
はステンレスが望ましいが、各材料の硬度が同じである
と、いわゆる“かじり”が生ずることから、いずれかを
ハードクロムメッキをすることが望ましい。ロッドの材
料としては、セラミックも利用できる。
【0048】本発明のポンプは図8に示すような充填装
置50に取り付けられる。充填装置50は実願平6-3752号に
開示される装置が望ましい。その充填装置50には、サー
ボモータ51が取り付けられ、回転自在に支持されたボー
ルスクリュー52がサーボモータ51に連結されている。ボ
ールスクリュー52の両側にガイドロッド53(図では一方
のみが示されている)が設けられ、さらにそのガイドロ
ッド53が貫通する穴を有し、かつボールスクリュー52と
螺合する穴を有し、ボールスクリュー52の順回転、反回
転により上下動するストローク駒54が設けられている。
【0049】シリンダー20が充填装置50のフレームに固
定され、ロッド10の連結器14がストローク駒54に連結さ
れる。したがって、サーボモータが所定の回転をする
と、ボールスクリュー52およびストローク駒54を介し
て、ロッド10がシリンダー20内で上下動する。
【0050】ロッド10が下がると、シリンダー内に流体
が吸入され、ロッドが上がると、シリンダーから流体が
排出される。
【0051】以下で、本発明のポンプを利用した充填動
作を説明する。
【0052】シリンダー20の先端には、三方弁60が連結
され(破線は締付け具を示す)、取付け口部44にはキャ
ップ45が取り付けられ(破線は締付け具を示す)、ロッ
ド10が下降するとともに、流体が図2の矢印のようにシ
リンダー内に入る。ロッド10が上昇すると、図3の矢印
のように、第1のロッド部11が第1の孔部31内に入り、
その中の流体を弁60を介して送り出す。この動作を続け
ることにより、所定量の流体が送り出すことができる。
【0053】図2および図3では、第1のロッド部11が
第1の孔部31内に突き出し、戻ることで充填動作を行っ
ているが、第1のロッド部11が第2の孔部32内で往復移
動することで充填動作を行ってもよい。
【0054】洗浄するときは、図4に示すように、取付
け口44に排出パイプ61を連結し、第1のロッド11が第1
の孔部31内に完全に入るまで、ロッドを上昇させる。
【0055】このとき、第2のロッド12は、その長さ
12が第2の孔部の長さL2より長いことから、第2の
孔部32をまたぐように(両端から突き出るように)
置する。
【0056】シリンダー20に流体を流し込むと、第2
のロッド部12の直径d2は第2の孔部32の直径
よりも小さく、かつ第3の孔部41の直径3は第3の
ロッド部13の直径d3よりも大きいことから、流体は
第2の孔部32を通り、第3の孔部41を通り、孔部4
3を通り、排出パイプ61を通って排出される。これに
より、シリンダー内部、第1のロッド部、第2のロッド
部、さらに、第3のロッド部のうちの外気に接する部分
も洗浄ができる。
【0057】充填対象が医薬品であるときは、洗浄のほ
か滅菌も必要となることから、まず60〜80℃の無菌水を
流し、次いで121℃の蒸気を流し、さらに無菌の常温空
気を通過させる。本発明による洗浄、滅菌は、人手を全
く介在しないことから、洗浄、滅菌後も無菌状態に保つ
ことができる。さらに、シリンダーから露出するロッド
部分も洗浄、滅菌できることから、医薬品の充填用ポン
プに最適である。
【0058】ポンプの後部からはロッドの一部が露出
し、後部に付着した細菌がそこから内部に侵入する可能
性が否定できない。図5は、かかる場合を考慮して、ポ
ンプの少なくとも後部をも洗浄、滅菌できるポンプの実
施例を示す。
【0059】 この実施例において、シリンダーの第1
のシリンダー部、第2のシリンダー、ロッドの構成は図
1に示す実施例と基本的に変わらないが、第2のシリン
ダー40’には、図1に実施例に示すような取付け口部
はなく、そして、さらに、第2シリンダー40’を取
り囲み、シリンダー40’の外周との間に空間Sが形成
されるようにカバー70が取り付けられている。
【0060】カバー70の上下端部はOリング71、72によ
り第2のシリンダー40’に密着されている。カバー70の
後部は、第2のシリンダー40’の後部に形成されたネジ
山部に螺合するネジ手段73により締め付け、固定されて
いる。
【0061】カバー70の空間の下端と連通する孔部7
4が、カバー70に形成され、さらに、取付け口部4
4’およびキャップ45’が取り付けられている。この
孔部74の位置は特に限定されるものではないが、空間
S内を流体が有効に流れるように、第2のシリンダー部
40’の孔部43’(第3の孔部41と空間Sとを凍結
する孔部)と反対側に設けることが望ましい。
【0062】この実施例における充填動作は、図6に示
すが、図3の実施例の動作と変わらない。第1のロッド
11’が第1の孔部31’へと突き出し、または戻ることに
より、流体の排出、吸入が行われ、所定の量の充填が行
える。
【0063】洗浄、滅菌は、図7に示すように、第1の
ロッド11’全体が第1の孔部31’内に位置するま
で、ロッドを上昇させる。流体をシリンダー内に流入さ
せると、流体は第1の孔部31’から第2の孔部32’
へ、そして第3の孔部41’へと流れ、さらに孔部4
3’を通って空間Sへと流れる。空間Sに流れ込んだ流
体は第2のシリンダー部40’の外周囲上を流れ後部7
4を通り排出パイプ61へと流れ出る。
【0064】したがって、カバー70を取り付けることに
より、シリンダーの外周囲も洗浄できる。
【0065】充填対象が医薬品の場合の洗浄、滅菌の動
作は図4に関連して説明したことと同様にして行う。
【0066】上記説明した実施例は三方弁を利用したも
のであるが、吸い込む、排出を別個の弁により行うとき
は、図に示すように、シリンダーの上部に他の孔部7
8を設ける。この実施例では、後部78が後部31に対
してT字形となっているが、この他にY字形となっても
よい。図8に示す実施例は、この図9に示す他の孔部を
有する充填ポンプを使用している。
【0067】
【効果】本発明に従った充填ポンプによると、所定の量
の流体を吸入、排出できることはもとより、洗浄動作に
おいて、ロッドの第1のロッド部が、シリンダーの第1
の孔部内に位置するとき、流入した流体が、シリンダー
内を第2の孔部、第3の孔部を通って外へ流出すること
から、ポンプを分解することなく、シリンダー内部はも
ちろんロッドの周囲壁をも洗浄できる。さらに充填動作
のときに、外に露出する第3のロッド部分も、洗浄動作
において第3の孔部内に位置し、その周囲壁を流体が通
り洗浄される。
【0068】本発明のポンプのシリンダーを二つシリ
ンダー部から構成すると、シリンダーの製造が正確、且
つ容易になることから、より正確な充填ポンプとして利
用できる。
【0069】本発明のポンプのシリンダーを二つにシリ
ンダー部から構成すると、シリンダーの製造が正確、且
つ容易になることから、より正確な充填ポンプとして利
用できる。
【0070】さらに、本発明のポンプのロッドの第1の
ロッド部分と、第3のロッド部分を同径にすると、ポン
プの組立が容易となる。
【0071】また、本発明のポンプのロッドの第2のロ
ッド部と第3のロッド部を同径にするとき、ロッドの製
造は容易になり、ポンプ全体のコストが軽減される。
【0072】さらにまた、本発明のポンプは三方弁のほ
か、シリンダーの貫通孔のほかに、その貫通孔に連通す
る他の孔部を設けることで、種々の弁を利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の充填ポンプを構成するロッドおよび断
面としたシリンダーを示す。
【図2】ロッドをシリンダーに挿入し、三方弁およびシ
ールキャップを取り付けた本発明の充填ポンプの断面図
を示す。
【図3】ポンプ充填動作における、本発明の充填ポンプ
の断面図を示す。
【図4】洗浄、殺菌動作における、本発明の充填ポンプ
の断面図を示す。
【図5】第2のシリンダー部にカバーを取り付けた本発
明の他の充填ポンプの断面図を示す。
【図6】ポンプ充填動作における、本発明の他の充填ポ
ンプの断面図を示す。
【図7】洗浄、殺菌動作における、本発明の他の充填ポ
ンプの断面図を示す。
【図8】図2に示す本発明の充填ポンプを充填装置に組
み付けた状態を一部断面にして示す。
【図9】先端に他の孔部を有する本発明のシリンダーの
先端部の断面図を示す。
【符号の説明】
1 充填ポンプ 10 ロッド 11 第1のロッド部 12 第2のロッド部 13 第3のロッド部 14 連結器 20 シリンダー 30 第1のシリンダー部 31 第1の孔部 32 第2の孔部 36 フランジ 40 第2のシリンダー部 41 第3の孔部 42 第4の孔部 43 孔部 44 取付け口部 45 シールキャップ 46 フランジ 47 締付け具

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダーとその中を摺動して往復移動
    可能なロッドとから成る充填ポンプであって、 前記シリンダーが第1のシリンダー部および第2のシリ
    ンダー部とから成り、前記第1のシリンダーの、軸線方
    向に貫通する孔が、直径がD1で長さがL1の第1の孔
    部と、直径が前記D1より小さいD2で、長さがL2の
    第2の孔部とから成り、 前記第2のシリンダーの、軸線方向に貫通する孔が、直
    径がD3の第3の孔部と、直径が前記D3より小さいD
    4の第4の孔部とから成り、前記第3の孔部が前記第4
    の孔部側の端部に、外部に至る第5の孔部を有し、 前記ロッドは直径がd1で長さが11の第1のロッド部
    と、直径が前記d1より小さいd2で長さが12の第2
    のロッド部と、直径d3の第3のロッド部とから成
    り、 前記第2の孔部と前記第3の孔部とが連通し、 前記第1のロッド部の直径d1は前記第1の孔部の前記
    直径D1より小さく、かつ前記第2の孔部で第1のロ
    ッド部が摺動して往復移動し、流体を吸入、排出できる
    ように、前記第2の孔部の前記直径D2とほぼ等しく、 前記第1のロッド部の前記長さ11は、前記第1のシリ
    ンダー部の前記長さL1より短く、 前記第2のロッド部の前記直径d2は、前記第1の孔部
    に前記第1のロッド部が位置したとき、前記第2の孔
    部を流体が流れることができるように、前記第2の孔部
    の前記直径D2より小さく、 前記第4の孔部の前記直径D4は、前記第4の孔部
    第3のロッド部が摺動して往復移動可能となるように、
    前記第3のロッド部の前記直径d3とほぼ等しい、 ことを特徴とする充填ポンプ。
  2. 【請求項2】 シリンダーと、その中を摺動して往復移
    動可能なロッドと、前記シリンダーの、少なくとも後部
    周囲を覆う円筒状カバーとから成る充填ポンプであっ
    て、 前記シリンダーが第1のシリンダー部および第2のシリ
    ンダー部とから成り、前記第1のシリンダーの、軸線方
    向に貫通する孔が、直径がD1で長さがL1の第1の孔
    部と、直径が前記D1より小さいD2で、長さがL2の
    第2の孔部とから成り、 前記第2のシリンダーの、軸線方向に貫通する孔が、直
    径がD3の第3の孔部と、直径が前記D3より小さいD
    4の第4の孔部とから成り、前記第3の孔部が前記第4
    の孔部側の端部に、外部に至る第5の孔部を有し、 前記ロッドは直径がd1で長さが11の第1のロッド部
    と、直径が前記d1より小さいd2で長さが12の第2
    のロッドと、直径d3の第3のロッド部とから成り、 前記カバーの両端は、前記第5の孔部と連通する空間を
    前記シリンダーの外周囲と前記カバーとの間に形成する
    ために、その周囲と密着し、前記カバーはさらに前記空
    間と外部とを連通する第6の孔部を有し、 前記第2の孔部と前記第3の孔部とが連通し、 前記第1のロッド部の直径d1は前記第1の孔部の前記
    直径D1より小さく、かつ前記第2の孔部内で第1のロ
    ッド部が摺動して往復移動し、流体を吸入、排出できる
    ように、前記第2の孔部の前記直径D2とほぼ等しく、 前記第1のロッド部の前記長さ11は、前記第1のシリ
    ンダー部の前記長さL1より短く、 前記第2のロッド部の前記直径d2は、前記第1の孔部
    内に前記第1のロッド部が位置したとき、前記第2の孔
    部を流体が流れることができるように、前記第2の孔部
    の前記直径D2より小さく、 前記第4の孔部の前記直径D4は、前記第4の孔部内で
    第3のロッド部が摺動して往復移動可能となるように、
    前記第3のロッド部の前記直径d3とほぼ等しい、こと
    を特徴とする充填ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記第1のシリンダーと前記第2のシリ
    ンダーとが一体である請求項1または2に記載の充填ポ
    ンプ。
  4. 【請求項4】 前記第1のシリンダーと前記第2のシリ
    ンダーとが別体である請求項1または2に記載の充填ポ
    ンプ。
  5. 【請求項5】請求項3または4に記載の充填ポンプであ
    って、 前記第2の孔部の前記直径D2が前記第4の孔部の直径
    D4と等しく、 前記第の孔部の長さL2が前記第2のロッド部の12
    より短く、 ポンプ作動時に、前記第1のロッド部が前記第2の孔部
    で往復移動するとき、 前記第3のロッド部が前記第4の孔部で往復移動する、 ことを特徴とする充填ポンプ。
  6. 【請求項6】 請求項3または4に記載の充填ポンプで
    あって、 前記第2のロッド部の直径d2が前記第3のロッド部の
    直径d3と等しく、前記第2のロッド部と前記第3のロ
    ッド部とが一体である、ことを特徴とする充填ポンプ。
  7. 【請求項7】 請求項3または4に記載の充填ポンプで
    あって、 前記第1のシリンダーの先端に三方弁が連結される、こ
    とを特徴とする充填ポンプ。
  8. 【請求項8】 請求項3または4に記載の充填ポンプで
    あって、 前記第1のシリンダーの先端部に第1の孔部と連通し、
    外部に至る孔部をさらに有する、ことを特徴とする充填
    ポンプ。
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