JP2882295B2 - 電動工具用スイッチ - Google Patents

電動工具用スイッチ

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JP2882295B2 JP28403994A JP28403994A JP2882295B2 JP 2882295 B2 JP2882295 B2 JP 2882295B2 JP 28403994 A JP28403994 A JP 28403994A JP 28403994 A JP28403994 A JP 28403994A JP 2882295 B2 JP2882295 B2 JP 2882295B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として建築用の鉄
筋結束作業やスクリュウドライバとして用いられる電動
工具用スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動工具用のスイッチはトリガ方
式の既製品が使われることが多く、これらのスイッチは
ON/OFF制御ボタンと正転/逆転制御ボタンが別々
に配置されているものや波形スイッチと呼ばれるものが
使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の電動
工具用スイッチは『ON/OFF』制御用ボタンと『正
転/逆転/切』の制御ボタンが別々に配置されているこ
とによりスペ−ス効率が悪いものが多い。また、波形ス
イッチでは正転・逆転の切り替えが1つのノブを押す位
置を変えることにより行われるため、押し間違いをする
ことがあるという問題がある。
【0004】この発明は上記課題に着目してなされたも
のであり、正転・逆転の切り替えと、ON/OFFの切
り替えを1つのスイッチノブにより操作することができ
るようにすると共に、極めて汎用性のある小型のマイク
ロスイッチにより構成することによりコンパクトで簡単
な構造で且つ安価な電動工具用スイッチを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は上記す
る課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ハ
ウジング(1)内に出力軸(4)を回転駆動するモ−タ
(2)および減速機(3)を配置すると共に、前記モ−
タ(2)を駆動・停止させる電動工具用スイッチにおい
て、前記出力軸(4)の回転方向の切り替えおよび出力
軸(4)の駆動・制動の切り替え手段が、前記ハウジン
グ(1)内に配置され且つ2つのマイクロスイッチを配
置し出力軸(4)方向に対して所定角度方向に開口部
(5b)を有し端面(5c)に所定間隔で係合部(5
d)を形成したケ−ス(5)と、該ケ−ス端面(5c)
に形成された係合部(5d)と嵌脱自在に係合する係合
部(10b)を設け相対回転可能としたリング(10)
と、前記ケ−ス(5)の開口部(5b)にて所定回転角
度遊貫する係合凸部(9a)を形成し所定の回転角度に
て前記マイクロスイッチのどららか1つのノブをONし
うる爪部(9c)を端部に形成し一部がハウジングより
突出したスイッチノブ(9)と、前記リング(10)と
スイッチノブ(9)との間に配置され該スイッチノブ
(9)を、ハウジング(1)に対して付勢する反発部材
(11)と、より構成されて成ることを特徴としてい
る。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、出力軸の
回転方向を切り替えるスイッチノブを一定範囲内の回転
角度に規制する手段が、スイッチノブ(9)の端部に形
成された爪部(9c)と、ケ−ス(5)の開口部(5
b)内壁に設けた係合部(5e)と、であることを特徴
としている。
【0007】更に、請求項3に記載の発明は、出力軸
(4)の回転方向を示す表示がハウジング(1)より突
出したスイッチノブ(9)の端面(9f)又はハウジン
グ(1)のどちらかに有し、前記表示と符号する印を相
対向する部分に有することを特徴としている。
【0008】
【作用】電動工具用スイッチを、請求項1乃至請求項3
としたときの作用について説明する。スイッチノブ
(9)を一定範囲回転させると、スイッチノブ(9)の
係合凸部(9a)はリング(10)と共に回転するが、
この場合該リング(10)上に等間隔に配設された複数
の凹形状の係合部(10b)とマイクロスイッチを保持
するケ−ス(5)上に等間隔に配設された凸形状の係合
部(5d)とを反発部材(11)により付勢させ嵌脱さ
せながら、回転する。そして、リング(10)とケ−ス
(5)の互いの係合部が係合すると、係合凸部(9a)
が反発部材(11)の付勢力で一定の軽いショックを伴
い、作業者は切り換え位置が変わることを確認しなが
ら、互いの係合部が係合する位置でスイッチノブ(9)
のハウジング(1)から突出した端部に表示された『正
転の位置』(12)、『逆転の位置』(14)、『切の
位置』(13)をハウジング(1)に設けられたマ−ク
(1a)と向き合う3通りの状態とすることができる。
こうして作業者は、スイッチノブ(9)を回転させるだ
けで容易に正転・逆転・切の切り替えを行うことができ
る。
【0009】次に、『正転の位置』(12)状態で停止
させたスイッチノブ(9)を反発部材(11)に抗して
押すと、スイッチノブ(9)に一体に形成された係合凸
部(9a)がケ−ス開口部(5b)を貫通しがらスイッ
チノブ(9)端部の爪部(9c)が正転用のマイクロス
イッチのノブを押しモ−タ(2)を正転させる。『逆転
の位置』(14)状態の時も同様な作用で逆転用のマイ
クロスイッチのノブを押しモ−タ(2)を逆回転させ
る。『切の位置』(13)の状態のときは、スイッチノ
ブ(9)を押すと、スイッチノブ9の係合凸部(9a)
の端面(9g)がケ−ス(5)の端面(5c)に当接す
る。この状態でスイッチノブ(9)の端面(9f)を指
で押してもケ−ス(5)の開口部(5b)に対してスイ
ッチノブ(9)の係合凸部(9a)は貫通しない。従っ
て、爪部(9c)は正転用マイクロスイッチまで届かな
いのでマイクロスイッチ(9)を押せない。また、リン
グ(10)とケ−ス(5)の互いの係合部が係合しない
状態、即ち、『正転の位置』(12)、『逆転の位置』
(14)、『切の位置』(13)がハウジングのマ−ク
(1a)に対してずれている状態の時も『切の位置』
(13)の状態となる。
【0010】次に、マ−ク(1a)に『正転の位置』
(12)が向き合った状態で、スイッチノブ(9)の端
部上に形成された爪部(9c)は、ケ−ス(5)の開口
部(5b)の内壁面に突出させて設けた係合部(5e)
に近接している。次いでスイッチノブ(9)を矢印方向
に回転させると前記爪部(9c)は前記係合部(5e)
に当接し係止される。次いで、マ−ク(1a)に『逆転
の位置』(14)が向き合った状態でスイッチノブ
(9)の端部上に一体に形成したもう1つの爪部(9
e)は前記係合部(5e)に近接している。こうして、
爪部(9e)は前記係合部(5e)に当接し係止される
ことによりスイッチノブ(9)は『正転の位置』(1
2)、『逆転の位置』(14)、『切の位置』(13)
の間のみを回動する。
【0011】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について図面
を参照しながら詳細に説明する。図1は、この発明の電
動工具用スイッチを設けた電動工具の前部の全体斜視
図、図2は、この発明の電動工具用スイッチ部分の分解
斜視図である。この電動工具のハウジング1内には、モ
−タ2と減速機3と出力軸4とが順次配置されている。
前記モ−タ2の後部にはケ−ス5が固定配設されている
が、該ケ−ス5内には正転用マイクロスイッチ6と逆転
用マイクロスイッチ7とが配置される。この場合、これ
らの正転用マイクロスイッチ6と逆転用マイクロスイッ
チ7はケ−ス5の軸方向に平行に設けた貫通孔5a及び
5aとこれらのマイクロスイッチ6及び7に設けた貫通
孔6a及び7aを同時に貫通させたピン8により固定配
設される。
【0012】9はスイッチノブであって、前記モ−タ2
の軸方向に対して直角方向に所定範囲往復動可能に取付
られ、且つ一部がハウジング1より突出する形で配置さ
れている。該スイッチノブ9は、外側に段部9eを設け
てキャップ状に形成すると共に内部中央部に凸状の係合
凸部9aが形成され、該係合凸部9aを前記ケ−ス5の
側面に設けた凸部5iに穿設した開口部5b(図2から
も明らかなように該開口部5bは出力軸4方向に対して
直角方向に開口しているが、ある程度傾斜させ回転軸4
に対して所定角度方向に設けてもよい)に嵌め入れると
共に、該係合凸部9a周囲にはばね11を配置してあ
る。該ばね11は、一端を前記凸部5iの端面5cに当
接して配置したリング10に当接させ他端をスイッチノ
ブ9の内側底面に当接させてある。
【0013】前記リング10には、内周面から外側にか
けて突起10cを3か所等間隔に凸設してばね11の内
径部に嵌め入れ、該ばね11から外れないようにすると
共に前記スイッチノブ9を回転させると、該スイッチノ
ブ9の係合凸部9aの側面がこの突起10cに係止して
該係合凸部9aとリング10とが一体に回転するように
してある。また、前記ケ−ス5の凸部5iの端面5cに
は周回りに数個の凸部5dを凸設すると共に前記リング
10に形成した数個の凹部10bに嵌め入れてある。前
記スイッチノブ9は、キャップの段部9eをハウジング
1に係止させ且つリング10を介してばね11で付勢し
た状態で取り付けられている。こうしてスイッチノブ9
は、ハウジング1に対してばね11により付勢され一定
範囲往復動可能に取り付けられている(図6、図8参
照)。そしてスイッチノブ9を少し回すと、リング10
の凹部10bは、ばね11の付勢力に抗してケ−ス5の
端面5cに凸設した凸部5dを乗り越え回転して次の凸
部5dに軽いショックを与えて嵌められそこで安定的に
停止する。このようにしてスイッチノブ9は間欠的に回
転させることが出来る。
【0014】また、前記スイッチノブ9の凸状の係合凸
部9aの先端部には2つの爪部9cが設けられるが、該
爪部9cは、前記リング10内を貫通させ、前記ケ−ス
5の開口部5bと正転用マイクロスイッチ6と逆転用マ
イクロスイッチ7の間の空間に位置するよう配置されて
いる。
【0015】前記スイッチノブ9のハウジング1より突
出した端面9fには『正転の位置』12と『切の位置』
13と『逆転の位置』14に等間隔でこれらの文字が表
示されている。そしてスイッチノブ9を回転させること
により相対向するハウジング1の表面に設けられたマ−
ク1aに前記『正転の位置』12と『切の位置』13と
『逆転の位置』14のうちのいずれか1つが向き合った
状態で容易に停止しうるように構成されている(図1及
び図3参照)。
【0016】なお、前記正転用のマイクロスイッチ6の
ノブ6aを押すとモ−タ2は正転し、逆転用のマイクロ
スイッチ7のノブ7aを押すとモ−タ2は逆転するよう
に配線されている。
【0017】図6及び図10は『正転の位置』12がマ
−ク1aに向き合った状態を示す。この状態でスイッチ
ノブ9の端面9fを指で押すと、ばね11に抗してスイ
ッチノブ9の係合凸部9aはリング10に一体に形成さ
れた係合部10c及びケ−ス5の開口部5bの間を遊貫
し、スイッチノブ9の係合凸部9aの先端部に形成され
た爪部9cは正転用マイクロスイッチ6のノブ6a側へ
移動する。所定の位置まで移動すると該爪部9cは前記
ノブ6aを押し(図7参照)モ−タ2、減速機3を介し
て出力軸4を正回転させる。指を離すとばね11の反発
力により再び爪部9cはノブ6aから離れ再びスイッチ
ノブ9のキャップ部の段部9eはハウジング1側に付勢
された状態となってモ−タ2の回転は停止する。
【0018】図8及び図11は『逆転の位置』14がマ
−ク1aに向き合った状態を示す。この状態でスイッチ
ノブ9の端面9fを指で押すと、ばね11に抗してスイ
ッチノブ9の係合凸部9aはリング10の係合部10c
及びケ−ス5の開口部5bを遊貫しながらスイッチノブ
9の係合凸部9aの先端部に形成された爪部9cは逆転
用マイクロスイッチ7のノブ7a側へ移動する。所定の
位置まで移動すると爪部9cは前記ノブ7aを押し(図
9参照)モ−タ2、減速機3を介して出力軸4を逆回転
させる。指を離すとばね11の付勢力により再び爪部9
cはノブ7aから離れ再びスイッチノブ9の段部9eは
ハウジング1側に付勢された状態となってモ−タ2の回
転は停止する。
【0019】図12は『切の位置』13がマ−ク1aに
向き合った状態を示す。『切の位置』13の状態は即ち
スイッチノブ9を押してもモ−タ2が回転しない状態を
意味する。即ち、図6で説明すると、スイッチノブ9を
押すと、スイッチノブ9の係合凸部9aの端面9gがケ
−ス5の端面5cに当接する。この状態でスイッチノブ
9の端面9fを指で押してもケ−ス5の開口部5bに対
してスイッチノブ9の係合凸部9aは貫通しない。従っ
て、爪部9cは正転用マイクロスイッチ6のノブ6a及
び逆転用マイクロスイッチ7のノブ7aまで到達しない
ためモ−タ2は回転しない。
【0020】上記するように、スイッチノブ9を図5に
示す正転状態とした時、リング10の端面10aに等間
隔に設けられた複数個の凹部10bは、ケ−ス5の端面
5cに等間隔に凸設された複数個の凸部5dに係合して
いる。スイッチノブ9の爪部9cは上記したとおりの正
転操作を行うとモ−タ2、減速機3、を介して出力軸4
を正回転させることが可能となる(図7参照)。
【0021】次に、図10に示すように、スイッチノブ
9を矢印方向に回転させるとリング10も共に回転し、
ばね11に抗して係合部10bと係合部5dの係合が解
離された後、再び係合部10bと係合部5bが係合す
る。この時、ばね11の付勢力によりある一定の軽い嵌
合ショックを伴い、スイッチノブ9の端面に一体に形成
された『切』13は、マ−ク1aに向き合った状態でス
イッチノブ9を容易に停止させることが出来る。本実施
例の場合、スイッチノブ9の端面9fには『正転の位
置』12、『逆転の位置』14、『切の位置』13が6
0度の間隔で形成されており、凸形状の係合部5dと凹
形状の係合部10bも同様に60度間隔で配置されてい
るため、スイッチノブ9の端面9fに一体に形成された
『正転の位置』12、『逆転の位置』14、『切の位
置』13がハウジング1に一体に形成されたマ−ク1a
に60度毎に向き合い、前記作用により一定の軽い嵌合
ショックを伴い、切り換え位置をその都度確認できるよ
うに構成してある。更に、図11に示すように、スイッ
チノブ9を逆方向に回転させる場合も、前記同様の操作
により『逆転の位置』14、『切の位置』13、『正転
の位置』12、の切り替えが行える。また、図12に示
すように、『切の位置』13の状態でスイッチノブ9を
左右のいずれかに回転させると、『正転の位置』12
か、『逆転の位置』14かのいずれかの切り替えを行う
ことができる。
【0022】次に、スイッチノブ9の回転を一定範囲内
に規制する手段について説明する。図5(a)に示すよ
うに、マ−ク1aに『正転の位置』12が向き合った状
態で、スイッチノブ9の端部上に形成された爪部9c
は、ケ−ス5の開口部5bの内壁面に突出させて設けた
係合部5eに近接している。次いでスイッチノブ9を矢
印方向に回転させると前記爪部9cは前記係合部5eに
当接し係止される。次いで、図5(b)に示すように、
マ−ク1aに『逆転の位置』14が向き合った状態でス
イッチノブ9の端部上に一体に形成したもう1つの爪部
9eは前記係合部5eに近接している。また、スイッチ
ノブ9を矢印方向に回転させると、前記爪部9eは前記
係合部5eに当接し係止されることによりスイッチノブ
9は『正転の位置』12、『逆転の位置』14、『切の
位置』13の間のみを回動する。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の電動工
具用スイッチによれば、出力軸の回転方向の切り替え及
び出力軸の駆動、制動の切り替え手段が、ハウジングか
ら一部が突出したスイッチノブの回転、摺動により極め
て汎用性があり且つ小型のマイクロスイッチにより構成
することが出来る。また、この発明の電動工具用スイッ
チは構造が簡単でコンパクトになるという利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電動工具用スイッチを設けた電動工
具の前部の全体斜視図である。
【図2】この発明の電動工具用スイッチ部分の分解斜視
図である。
【図3】この発明の電動工具用スイッチの組立斜視図で
ある。
【図4】この発明の電動工具用スイッチのモ−タとスイ
ッチノブ部分の分解斜視図である。
【図5】図6のX−X矢視断面図であって、図5(a)
はハウジングのマ−クに『正転の位置』が向き合った状
態を示す図であり、図5(b)はハウジングのマ−クに
『逆転の位置』が向き合った状態を示す図である。
【図6】この発明の電動工具用スイッチのスイッチノブ
が『正転の位置』にある時のスイッチ部分の軸方向断面
図である。
【図7】この発明の電動工具用スイッチのスイッチノブ
を『正転の位置』状態で押し込んだスイッチ部分の軸方
向断面図である。
【図8】この発明の電動工具用スイッチのスイッチノブ
が『逆転の位置』にある時の軸方向断面図である。
【図9】この発明の電動工具用スイッチのスイッチノブ
を『逆転の位置』状態で押し込んだスイッチ部分の軸方
向断面図である。
【図10】この発明の電動工具用スイッチのスイッチノ
ブが『正転の位置』にある時のスイッチ部分の外観図で
ある。
【図11】この発明の電動工具用スイッチのスイッチノ
ブが『逆転の位置』にある時の外観図である。
【図12】この発明の電動工具用スイッチのスイッチノ
ブが『切の位置』にある時の外観図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a マ−ク 2 モ−タ 3 減速機 4 出力軸 5 ケ−ス 5b ケ−ス開口部 5c ケ−ス端面 5d ケ−ス凸部 5e 係合部 6 正転用マイクロスイッチ 7 逆転用マイクロスイッチ 8 ピン 9 スイッチノブ 9a スイッチノブ係合凸部 9c スイッチノブ爪部 9f スイッチノブ端面 10 リング 10b 凹部 11 ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 21/80 H01H 21/00 H01H 21/68

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に出力軸を回転駆動するモ
    −タおよび減速機を配置すると共に、前記モ−タを駆動
    ・停止させる電動工具用スイッチにおいて、 前記出力軸の回転方向の切り替えおよび該出力軸の駆動
    ・制動の切り替え手段が、 前記ハウジング内に配置され且つ2つのマイクロスイッ
    チを配置し出力軸方向に対して所定角度方向に開口部を
    有し端面に所定間隔で係合部を形成したケ−スと、 該ケ−ス端面に形成された係合部と嵌脱自在に係合する
    係合部を設け相対回転可能としたたリングと、 前記ケ−スの開口部にて所定回転角度遊貫する係合凸部
    を形成し所定の回転角度にて前記マイクロスイッチのど
    ららか1つのノブをONしうる爪部を端部に形成し一部
    がハウジングより突出したスイッチノブと、 前記リングとスイッチノブとの間に配置され該スイッチ
    ノブを、ハウジングに対して付勢する反発部材と、 より構成されて成ることを特徴とする電動工具用スイッ
    チ。
  2. 【請求項2】 出力軸の回転方向を切り替えるスイッチ
    ノブを一定範囲内の回転角度に規制する手段が、スイッ
    チノブの端部に形成された爪部と、ケ−スの開口部内壁
    に設けた係合部と、である請求項1に記載の電動工具用
    スイッチ。
  3. 【請求項3】 出力軸の回転方向を示す表示が、ハウジ
    ングより突出したスイッチノブの端面又はハウジングの
    どちらかに記され、前記表示と符号する印を相対向する
    部分に有することを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載の電動工具用スイッチ。
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