JP2879064B2 - ガラス板加工機械 - Google Patents

ガラス板加工機械

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JP2879064B2 JP15839490A JP15839490A JP2879064B2 JP 2879064 B2 JP2879064 B2 JP 2879064B2 JP 15839490 A JP15839490 A JP 15839490A JP 15839490 A JP15839490 A JP 15839490A JP 2879064 B2 JP2879064 B2 JP 2879064B2
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車の窓ガラス、例えば、サンドウイン
ド、フロントウインド、リアウインド、リアクォオータ
ーウインド等を多品種小量生産するに適するガラス板加
工機械に関する。もちろん、自動車ガラスに限らず、テ
ーブル上に置くテーブルトップガラス、その他変形ガラ
ス板のエッヂ等を研削し加工することにも使用できるガ
ラス板加工機械でもある。
また、本発明のガラス板加工機械は、数値制御方式に
基づいて加工及びガラス板搬送等が行なわれるように構
成された加工機械である。
また、本発明は、数値制御装置によって研磨とガラス
切断と、ガラス折り割りを平行して行い、またガラス板
の送りを当該数値制御装置により順送りしてゆくように
構成されたガラス板加工機械を提供する。
さらに、本発明は、素板ガラスの切断から折り割り、
さらに研磨仕上げまでを一台の機械で、数値制御装置に
より、一貫して、流れ作業で行うガラス板加工機械であ
る。
即ち、ガラス板に対して研磨工程で研磨を行っている
とき、同時に切断工程では、別のガラス板に対してカッ
ターによる切りすじ付けがなされ、折り割り部で自動折
り割りが平行して行われているガラス板加工機械であ
る。
本発明によるガラス板加工機械は、数値情報に基づい
て素板ガラスを切断するための切線を当該素板ガラス板
に入れる切断部と、切断エッヂを研磨する研磨部と、切
断部と研磨部との間にあって切断ガラス(切断即ち切り
すじ線入りガラス板)を切線の通り折り割りする折り割
り部と、切断部、折り割り部及び研磨部、さらに、場合
によっては取り出し部へとガラス板を順次、順送りに搬
送するガラス搬送部とを有している。
特に、本発明は、切断部で切線を付けられたガラス板
を自動折り割りするところの折り割り部の改良に関する
ものである。
従来の技術 ところで、従来のガラス板加工機械は、ガラス切断、
折り割り及びガラス研磨を、それぞれ別々に全く独立し
て行っており、極端な場合、夫々の作業を別々の機械で
行っているのである。
自動化されたラインにおいては、これら機械は多数の
コンベア装置や、ガラス反転機等に接続された構造とな
っている。
このため、加工ラインは長大となり、各機械装置を自
動運転するための電気制御系が複雑となる。
また特に、このような加工ラインにおいては、ガラス
切断機、折り割り装置、ガラス研磨機にガラスを供給す
るたびに、ガラス板を正確に位置決めすることが必要と
なり、各機械が複雑となる。
また、それぞれの機械によって作業スピード即ち加工
スピードが異なるため、ガラス板を一時的に溜めるスト
ッカ等の余分な機械装置が必要になる。
さらに、加工ラインが長大複雑になるため、加工すべ
きガラスの種類が替わる時に手間、即ち長い切り替え時
間を必要とする。
発明が解決しようとする問題点 そこで、本発明の目的は、従来の機械の上記のような
欠陥を除去するためになされたものである。
また、本発明の目的は、ガラス板の加工の種類を替え
るのを簡単に行い得るガラス板加工機械提供するにあ
る。
発明の構成 前記目的は、本発明によれば、素板ガラスを切断する
ための切断線を当該素板ガラスにいれる切断部と前記素
板ガラスを切線の通り自動折り割りする折り割り部と、
折り割りされたガラスのエッヂを研磨する研磨部と、こ
れら切断部、折り割り部及び研磨部を通して、ガラスを
順次に移送するガラス搬送装置と、上記切断部と研磨部
とに夫々接続され夫々を共通に制御する制御手段とから
なり、この制御手段が、前記切断部と研磨部とが運動中
に前記折り割り部を併行して関連動作するようにこの折
り割り部に接続されたガラス加工機械によって達成され
る。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
第1図から第5図に示すように、本発明のガラス板加
工機械は、右側に切断部1、左側に研磨部2、中央に折
り割り部3、そして背後にガラス搬送装置としてのガラ
ス搬送部4が夫々配置されている。さらに切断部1の前
方には入込みテーブル5が、研磨部2の後方には取り出
しコンベア6が夫々配設されている。
切断部1の切断ヘッド7、研磨部2の研磨ヘッド8
は、共通の運動手段9に装置され、数値制御されたこれ
らの共通の手段9によって、直交平面座標系について同
一平行運動をする。即ち、切断ヘッド7及び研磨ヘッド
8は、直交座標系のX軸及びY軸を共有している。
本発明によるガラス板加工機械は、切断ヘッド7及び
研磨ヘッド8に本ガラス板加工機械の正面から見て左右
方向であるX軸方向の運動を行わせ、ガラス板を保持す
るワークテーブル19に本ガラス板加工機械の正面から見
て前後方向であるY軸方向の運動を行わせる。
機台10の両端部に立設された門型の枠台11を介して、
ワークテーブル19の上方に架台12が架設されている。こ
の架台12の正面に2組のスライドレール装置13及び13
が、X軸方向に沿って、平行に設けられている。このス
ライドレール装置13及び13は、架台12に敷設されたレー
ル本体14と、このレール本体14上を移動する複数のスラ
イド15とからなり、これらのスライド15には直動台16が
固定されている。
この直動台16には、前記切断ヘッド7及び研磨ヘッド
8が装置されている。したがって切断ヘッド7及び研磨
ヘッド8は、上記スライド装置13及び13によってX軸方
向に直動台16と共に一体となって夫々移動案内される。
X軸方向への直動台16の駆動は2組のスライドレール本
体14の間に設けられた送りねじ17と、この送りねじ17に
接続されたX軸制御モーター18とによって行われる。上
記切断ヘッド7及び研磨ヘッド8の下方には、ワークテ
ーブル19がY軸方向に移動案内されるように設置されて
いる。
このワークテーブル19の上には、上記切断ヘッド7に
対応して切断用のテーブル20が、研磨ヘッド8に対応し
て吸盤21が夫々配置されている。切断用のテーブル20
は、切断する素板ガラス22を下面全体に亘って平面支持
する広さを有し、この平面支持する上面は平坦に形成さ
れ、かつ、上面にはシートが張着されてガラス板に傷を
付けないように構成されている。一方吸盤21はガラス板
を真空吸着するように配管弁を経て真空ポンプ(図示せ
ず)に接続されている。さて、ワークテーブル19は、そ
の両端部にY軸方向に沿って互いに平行に配置されたス
ライド23及び23を有し、このスライド23及び23がスライ
ドレール24及び24に係合している。このような係合によ
って、テーブル19は、スライドレール24及び24に支持さ
れている。これらスライドレール24及び24は機台10のY
軸方向に沿って平行に敷設されているので、テーブル19
はY軸方向に移動案内される。テーブル19のY軸方向に
おける駆動は、スライドレール24及び24に沿って設けら
れた2組の送りねじ25及び25と、これら送りねじ25及び
25を連結するギアボックス26、26及びラインシャフト27
とベルト伝動手段を介してこのラインシャフト27を駆動
するY軸制御モーター28とによって行われる。
第1図、第3図から第6図に示されるように、X軸方
向に移動する直動台16の前面29には、ワークテーブル19
の吸盤21及び切断テーブル20に対応して軸受装置30及び
30が夫々配設されている。これら軸受装置30及び30は、
ベアリングにより保持されたシャフト31を備えている。
このシャフト31は、Y軸、Y軸による平面座標系と直交
する鉛直軸に沿って配置されており、これらシャフト31
の夫々に切断ヘッド7及び研磨ヘッド8が取り付けられ
ている。したがって、切断ヘッド7及び研磨ヘッド8は
シャフト31の回転でXY軸による直交面座標軸に直交する
鉛直軸の回りで回動制御される。これら切断ヘッド7及
び研磨ヘッド8の回動の駆動は、各軸受装置30のシャフ
ト31及び31夫々に取り付けられたベベルギア32及び32
と、これらベベルギア32と組合わされる。当該ベベルギ
ア32、32が両端に夫々取り付けられたラインシャフト33
とこのラインシャフト33を駆動するZ軸制御モーター34
とによって行われる。第11図及び第12図に示すように、
切断ヘッド7は、カッタホィル35を備えたカッタ本体36
と、このカッタ本体36のセッティング位置を水平面内に
おける直交する2方向に関して夫々調整するセッティン
グスライド37及びクロススライド38と、上記セッティン
グスライド37を取り付けたフレーム39とを備え、このフ
レーム39の上部で、上記軸受装置30のシャフト31に取り
付けられている。
セッティングスライド37はねじ371によって所定の一
方向にスライド調節され、クロススライド38はねじ381
によって当該一方向と交わる他の一方向にスライド調節
される。
カッター本体36は第12図に示すように、セッティング
スライド37に取り付ける本体40と、この本体40にスライ
ドベアリング等を介して上下動自在に保持されたピスト
ンロッド41と、本体40に取り付けられこのピストンロッ
ド41を上下動させるエアシリンダ42とを有し、上記ピス
トンロッド41の先端にカッタブロック35が取り付けられ
ている。ピストンロッド41は矢印390方向に沿うZ軸方
向に上下動され、ガラス切断時、下降して、カッタホィ
ル351に切断圧を与える。
カッタホィル351の位置は、上記セッティングスライ
ド37及びクロススライド38により、即ち夫々の調節ねじ
317、381を動かすことによりこの切断ヘッド7の回転軸
心、即ち前記軸受装置30のシャフト31の軸心391の位置
に合わすことができ、また、カッタホィル35の位置を軸
心391の位置からずらすことができ、これにより切断軌
跡の微調整が可能になる。つまり、切断奇跡は拡大、ま
たは、縮小できる。もちろん、カッタホィル351は、シ
ャフト31の回転制御を受けて、この切断方向が常に切線
(切りすじ)に対して接線方向を保つように角度制御さ
れる。
第9図及び第10図に示されるように、研磨ヘッドは、
スピンドルモータ43とこのスピンドルモータ43の取り付
け位置を水平面内で直交する2方向に夫々調整するため
の切込み調整スライド44及びクロススライド54と、研磨
ホィル47の上下位置調整する垂直スライド46とを備え、
スピンドルモータ43のシャフトに研磨ホィル47が装着さ
れている。
切込み調整スライド44はねじ441を回すことにより所
定の一方向に移動調節され、クロススライド45はねじ45
1を回すことにより前記一方向と直交する他の一方向に
移動調節され、垂直スライド46はねじ461を回すことに
より前記両方向に直交する方向に移動調節される。そし
て、上記クロススライド45の上部で、前記軸受装置30の
シャフト31に取り付けられ、このシャフト31により研磨
ヘッド8全体が懸吊的に保持されている。
上記研磨ヘッド8は、研磨ホィル47を、その周端研磨
面が、切込み調整スライド44及びクロススライド45の調
整により、即ち、ねじ441及びねじ451を夫々回すことに
より上記シャフト31の軸心に一致するように装着してい
る。このように、研磨ホィル47の周端の研磨点Pが上記
シャフト31の軸心392上に一致しているとき、この研磨
ホィル47の周端の研磨点Pと前述切断ヘッド7のカッタ
ホイル35とはほぼ一致した移動軌跡を描く。そこで、研
磨ヘッド8は、上記切込み調整スライド44のねじ441に
より調整して、研磨ホィル47の周端の研磨点Pを上記シ
ャフト31の軸心より前方へ出し(切り込み量を与える)
移動軌跡を幾分縮少することにより研磨仕上げサイズを
調整するのである。
もちろん、この研磨ホィル47もまた、上記シャフト31
の回転制御により、研磨ホィル47の周端の研磨点Pがガ
ラスのエッヂラインに対して、常々定角度を保って移動
するように角度制御されるのである。
第1図、第2図から第5図及び第7図には、ガラス搬
送部であるガラス搬送装置49が示されている。
このガラス搬送装置49は、ワークテーブル19の上方
に、かつ、切断用のテーブル20及び研磨用の吸盤21に沿
って設けられている。
このガラス搬送装置49は、機台10の両側枠台11及び11
に、X軸方向に移動可能な架台12と平行して架設された
送り軸架台50を有しており、その下面に設けられた平行
なガイドレール51及び51に、移動台52がスライド53及び
53を介して、X軸方向と平行に移動案内されるように付
設される。
このガラス搬送装置49の移動台52の移動のための駆動
は、2組のガイドレール51及び51の間に設けられた送り
ねじ90と、この送りねじ90に歯付ベルト等の伝導手段91
を介して接続された送り軸駆動モータ82とによって行わ
れる。この送り軸駆動モータ92は、数値制御装置からの
数値情報に基づいて制御される。
したがって後述されるようにこのガラス搬送装置49に
よるガラスの搬送、即ち、移送は数値制御によって精確
に行われる。
また、上記移動台の52の下面にはブラケット54及び54
を介して移送枠55が取り付けられている。、この移送枠
55は、切断部1及び研磨部2に設けられ、各作業部のポ
ジション、即ち各ヘッドの位置に対応する位置夫々に吸
着パッド56を備えている。即ち、これら吸着パッド56
は、入込みテーブル5、切断テーブル20及び研磨部吸盤
21に対応する夫々の上方部位に位置している。第13図に
示すように、これらの吸着パッド56は、ブラケット57を
介して移送枠55にまたは、移動台52装着された夫々のエ
アシリンダ装置58に取り付けられている。
吸着パッド56は、エアシリンダ装置58のピストンロッ
ド59に取り付けられており、エアシリンダ装置58は、ピ
ストンロッド59の伸長によってこの吸着パッド56を吸着
すべき板ガラス22に吸着させ、ピストンロッド59の引上
げによってこのガラス板22を持ち上げるのである。
ガラス搬送装置49は、この状態で移動台52及び枠55を
移動させ、この移動に伴って板ガラス22を次の作業部の
ポジションへ移送し、エアシリンダ装置58によって再び
吸着パッド56を垂下させ、この垂下を行った後に板ガラ
ス22を吸着している吸引力を解きガラス板22をこの作業
部に受け渡すように構成されている。なお、上記の各エ
アシリンダ装置58は回り止めの機構が設けられており、
この回り止め機構により、吸着パッド56を上下動させる
際、これら吸着パッド56が回動しないように構成されて
いる。
第1図,第4図,第5図及び第8図,更に第13図及び
第14図に示されるように、切断部1と研磨部2との間に
は、折り割り部3があり、この折り割り部3は、切断部
1において、切線を付けられたガラス板22を、その切線
の通り折り割りを行うのである。
そして、この折り割り部3には、上記主切線の外部
に、折り割り易くするため入れる補助切線を付ける端切
りカッター装置60と、その切線外部を押し割るところの
プレス装置61と、折り割りするためのガラス板22をお
き、更に、その折り割りカレットを搬出するための割り
割りコンベア62と、上記端切カッター装置60とプレス装
置61が動作しているとき、ガラス板22を、上記折り割り
コンベア62に押し付け、折り割り後、ガラス板22を引上
げ、次の研磨部2へ送るところの搬送用の上下動吸盤63
とよりなる。
さて、本発明は、上記端切カッター装置60とプレス装
置61の位置が、直交した平面座標系において、予め記憶
した数値プログラムによって制御され、順次必要な位置
に停止し補助切またプレスしてゆく。
上記端切りりカッター装置60及びプレス装置61は、X
軸方向の案内及び駆動手段65と、Y軸方向の案内及び駆
動手段66との直交組合わせからなるスライド組合わせ体
67に、共通のブラケット64を介して装置されている。第
13図に示されるように、上記X軸方向の案内及び駆動手
段65は、前記ガラス搬送装置49の移動台52の下面に、
に、そのガラス搬送装置49の移動方向と平行に装置され
たX軸スライド装置68からなり、上記Y軸直線方向の案
内及び駆動手段66は、上記X軸直線スライド装置68のス
ライド体69にブラケットを介して直交状態に取り付けら
れたY軸直線スライド装置71からなる。
そして、上記端切りカッター装置60とプレス装置61と
は、共通のブラケット64を介して、上記Y軸直線スライ
ド装置71のスライド体69Aに下向き(上記折り割りのコ
ンベア62に向かって)姿勢で、並べて取り付けられてい
る。
なお、上記X軸及びY軸の直線スライド装置68及び71
は共に、ガイド付きの駆動部70とサーボモーター70Aと
により、主に構成され、コントローラーによりスライド
体69及び69Aがステップ駆動等サーボ送りされる。もち
ろん、コントローラーに接続され、このコントローラー
は、メモリー書き込み、メモリー読み出し、ティーチン
グ受信、データー送信、CPU等を備える。
端切りカッター装置60は、主にカッターホィールを備
えた先金をカッターホィールと共に、回転自在(ガラス
面に平行に)に取り付けたカッターブロック72と、この
カッターブロック72をガラス板に向かって上下させるエ
アシリンダー装置73と、上記カッタブロック72を補助切
り(端切り)方向へ向ける角度制御モーター74とよりな
り、上記カッターブロック72は、上記エアシリンダー装
置73のピストンロッドに取り付けられている。
更に、第14図に示すように、さらに、カッターホィー
ルをガラス板22に押し付けるところのエアシリンダー装
置73は、その下端面に、そのピストンロッド75を内にし
て、同心状にタイミングプリー77が、ベアリング76を介
して取り付けてあり、このタイミングプリー77の下端面
(ガラス板に面する側)に長穴78を備えた突起片79が突
設してある。一方、上記カッターブロック72の側面から
突刺体80が、上記突起片79の長穴78を貫いて突設され、
タイミングプリー77に取り付けた突起片79の旋回で、突
刺体80を引掛け、カッターブロック72の向きを変え、カ
ッターホィールを補助切り方向に合わせる。もちろん、
上記タイミングプリー77は、ベルト81を介して、前記共
通ブラケット69A取り付けた角度制御モーター74から駆
動される。一方、プレス装置61は、第14図に示されるよ
うに端切りカッター装置60と並んで装置され、ガラス板
22をプレスするところのプレスブロック82と、このプレ
スブロック82を上外動させるエアシリンダー装置83とよ
りなり、上記プレスブロック82は、このエアシリンダー
装置83のピストンロッドの先に取り付けてある。
なお、このプレス装置61は、そのエアシリンダー装置
83で、前記ブラケット69A取り付けてある。
また、第13図及び第14図に示すように、折り割りを司
る一対の端切りカッター装置60及びプレス装置61は、中
央のガラス板搬送用の上下動吸盤63を挟んで、左右に各
一基づつ設け、左右夫々の範囲を分担させてある。従っ
て、もちろん、上記上下動吸盤63を挟んで、左右夫々に
一対のX軸直線スライド装置68及びY軸直線スライド装
置71の直交組み立てからなるスライド組み合わせ体67を
備え、これら夫々に、上記端切りカッター装置60及びプ
レス装置61を装置し、左右夫々、別々に制御される。こ
れは、折り割りのサイクルタイムを短縮するためであ
る。次に、上述折り割り部3の動作であるが、切断部1
で切線を入れられたガラス板22が、切断部1の吸着パッ
ト56及びガラス搬送装置49によって、折り割りコンベア
62の上に置れ、折り割り部3の上下動吸盤63が、この折
り割りコンベア62上方に復帰した時、先ず、この上下動
吸盤63が降下し、ガラス板22を折り割りコンベア62へ押
さえ付けて容易に動かないようにし、この状態で左右に
配設した端切りカッター装置60及びプレス装置61がコン
トローラーによって予め入力した必要位置へ順次に移動
し、停止し、更にカッターホィールに必要な角度制御を
して、先ず、補助カッター線(端切り)を入れてゆき、
復路での順次の位置制御でプレス装置61を動作して、折
り割りプレスを行う。
そして、プレス動作の終了で、上記端切りカッター装
置60及びプレス装置61が原点に復帰したとき、上記上下
動吸盤63を上昇して、折り割りガラス板を持ち上げ、次
ぎの研磨部2へ送る準備をする。この端切りカッター装
置60により端切りを施した後、プレス装置61を動作させ
てガラス板22を折り割る。
ところで、折り割りコンベア62は、ワークテーブル19
の切断用のテーブル20と研磨用の吸盤21との間におい
て、ワークテーブル19の上を横切って架設されている。
更に、この折り割りコンベア62は、その上面が隣合う
切断用のテーブル20及び研磨用の吸盤21の上面夫々とほ
ぼ平面的に並べられている。
また、折り割りコンベア62は、ワークテーブル19上を
横切って進行するコンベアベルト84と、このコンベアベ
ルト84を内側から水平に支持する支持板兼用フレーム85
と、この支持板兼用フレーム85の両端において軸受けを
介して支持され上記コンベアベルト84を回走即ち循環移
動させるドラム86及び87と、上記支持板兼用フレーム85
にブラケットを介して取り付けられ、上記ドラム87の一
方を駆動する駆動モータ88とからなり、支持板兼用フレ
ーム85の両側でブラケット89及び89を介して機台10によ
り支持されている。
上記折り割りコンベア62の上面の広さは、本加工機械
に供給される最大サイズの素板ガラス22が全面的に支持
され得る大きさに定めてある。折り割りによって生じた
カレットは、コンベアベルト84を駆動することによって
本加工機械の外へ放出し、同時にコンベアベルト84の掃
除された新しいベルト面で、次に供給されるガラス板を
受ける。
第1図、第5図、第6図、第8図について本発明によ
るガラス板加工機械の動作、及び素板ガラスの供給から
加工仕上がりまでを順に説明する。
このガラス板加工機械のスタートに際し、もちろん、
カッタホィル35及び研磨ホィル47、さらにワークテーブ
ル19、ガラス搬送装置49の各々原点即ちスタート位置に
待機する。なお、ワークテーブル19は、ガラス搬送装置
49の吸着パッド56の真下の位置が原点である。このワー
クテーブル19のスタート位置においては、ガラス板22の
進行方向に沿って並んだ吸着パッド56の中心線とワーク
テーブル19の中心線とは一致するように合わされてい
る。
さらに、ガラス搬送装置49の原点は、移送枠55がガラ
ス板の供給側である入込み側に寄った位置即ち入込みテ
ーブル5上に吸着パッド56が位置するときであり、吸着
パッド56が第1図に示す如き位置に位置する状態で規定
されている。
さて、上記のように、各作業部が原点にあるとき、先
ず、ガラス板の入込みテーブル5上に素板ガラス22をお
き、ガラス板加工機械のスタートボタンを押下して、本
ガラス板加工機械をスタートさせると、先ず、吸着パッ
ド56Aが垂下して、素板ガラス22を吸着し持ち上げる。
この状態から、ガラス搬送装置49の移動で移動台52が移
動して、吸着パッド56Aが切断用テーブル20の所定位置
に達すると、吸着パッド56Aは垂下して、素板ガラス22
に対する吸引を解いて、素板ガラス22を切断用テーブル
20上に置き、吸着パッド56は再び上昇し復帰する。その
後ただちに、移動台52が、原点へ引き返すために移動を
開始すると同時に切断ヘッド7、研磨ヘッド8及びワー
クテーブル19が数値制御による運動を開始し、切断作業
(カッタホィル35による切りすじ付け)に入る。
切断作業の終了で切断ヘッド7、研磨ヘッド8及び夫
々のテーブル19が原点に復帰すると、再び、吸着パッド
56が垂下し、ガラス板22を持ち上げ移動台52の移動によ
って、切断用テーブル20上の切断済みガラス板22は、折
り割りコンベア73の上に移送される。先の切断用テーブ
ル20には、入込みテーブル5から新しい素板ガラス22が
供給される。切断用テーブル20上で素板ガラス22が切断
(切りすじ付け)が行われているとき、折り割り部3で
は、19ページで述べた動作が行われる。この状態で、切
断部1での切断作業が終了するまで待つ。
切断作業終了後、ガラス搬送装置49の動作で、折り割り
部分3のガラス板22は研磨部2の吸盤21に移送され、折
り割り部3へは次の切断済みガラスが送られ、切断テー
ブル20には新素板ガラス22が供給される。
研磨部2に移送された折り割り済みガラス板は、次の
切断作業と平行して研磨作業が行われ、折り割り部3で
は、これら切断作業及び研磨作業夫々に平行して折り割
り作業が行われている。
なお、本実施例では、研磨部3の動作は、切断部1の
動作とに連動して行われる。
研磨部2で研磨された研磨済みガラス板22は搬送装置
49の次のサイクルで取り出しコンベア6上に移動され
る。ガラス板22は、この取り出しコンベア6の動作によ
って、ガラス板加工機械の外に取り出される。
発明の効果 本発明は、上述のように、切断と研磨とを共通の制御
手段により平行に行い得るため、別々の装置によってい
た従来の技術に比べ、大幅に作業数が削減する。
また一つの数値データに基づき切断及び研磨を行い得
るため品種変更に簡単に対応でき、多品種小量生産に適
す。また、切断部1及び切断部2の加工作業中に、折り
割り部3で自動折り割りが同時進行するため折り割り作
業に時間的余裕があり、確実な自動折り割りを行う事が
できる。
さらに、本発明のガラス加工機械は、切断部、折り割
り部3、研磨部2夫々を有し、さらにこれら切断部1、
折り割り部3、研磨部2を通して、ガラス搬送装置49が
設けてあるため、この一台の機械で素板ガラス板の供給
から、研磨済みの仕上げガラス板の取り出しまでが全
く、人手を要せず、自動的に、連続して行われ得る。
本発明は、従来のように夫々が独立した別々の装置を
コンベアを介して順次接続した大規模ラインと比較し
て、非常にコンパクトであり、省スペースであり、各装
置を統一して制御、即ち、コントロールする大規模なシ
ステムを必要としない。しかも、品種変更に便利であ
り、多品種小量生産に適する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の加工機械の正面図、第2図から第5図
は本発明の加工機械の一部を切欠いて示した平面図、第
4図はガラス搬送部の平面図、第5図は折り割り部の平
面図、第6図から第8図は本発明の加工機械の側面図及
び横断面図、第9図及び第10図は研磨ヘッドの側面図、
第11図及び第12図は切断ヘッドの側面図、第13図は折り
割り部の平面図、第14図は、折り割り部の拡大正面図、
第15図は、折り割り部要部の断面図、第16図は、端切り
カッター装置の動作の説明図である。 1……切断部、2……研磨部、3……折り割り部、 4……ガラス搬送部、60……端切りカッター装置、 61……プレス装置、62……折り割りコンベア、 63……上下動吸盤、64……ブラケット、67……スライド
組み合わせ体、68……X軸直線スライド装置、 71……Y軸直線スライド装置、74……角度制御モータ
ー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】素板ガラスを切断するための切線を入れる
    切断部と、この素板ガラスを切線の通り自動折り割りす
    る折り割り部と、折り割りされたガラス板のエッヂを研
    磨する研磨部と、これら切断部、折り割り部及び研磨部
    を通して、ガラス板を数値制御に基づいて順送りに移送
    するガラス搬送装置と、上記切断部と研磨部とに接続さ
    れ夫々を数値制御する制御手段とからなり、この制御手
    段が、前期切断部と研磨部とが運動中に上記折り割り部
    を併行して動作するようにしたガラス加工機械におい
    て、上記折り割り部は、補助切線を入れる端切りカッタ
    ー装置と折り割りプレスを行うところのプレス装置とを
    備え、これら端切りカッター装置とプレス装置とは、X
    軸方向案内及び駆動手段とY軸方向案内及び駆動手段と
    の組み合わせ体に装置され、その位置が、平面座標系に
    おいて、予め記憶されたプログラムによって制御され、
    さらに、上記端切りカッター装置は、カッターホィール
    が角度制御されるようにしたガラス板加工機械。
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