JP2878309B2 - テレビアンテナ指向装置 - Google Patents

テレビアンテナ指向装置

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JP2878309B2 JP13106489A JP13106489A JP2878309B2 JP 2878309 B2 JP2878309 B2 JP 2878309B2 JP 13106489 A JP13106489 A JP 13106489A JP 13106489 A JP13106489 A JP 13106489A JP 2878309 B2 JP2878309 B2 JP 2878309B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ヘリコプタ等の飛行体に搭載されたテレビ
アンテナを任意の地上局に向くように指向制御するテレ
ビアンテナ指向装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種のテレビアンテナ指向装置としては、例
えば第2図に示すようなものがある。
第2図において、100はレゾルバチェーンで構成され
たレゾルバ専用計算機であり、アンテナ指向方向を示す
設定情報としてアンテナ方位角ψAとアンテナ俯仰角θA
が入力される。
ここで、アンテナ方位角ψAは地上から機上に送信さ
れるアンテナの地球座標における方位角であり、またア
ンテナ俯仰角θAは機上で設定されるアンテナの水平面
からの俯仰角である。
今、アンテナ指向方向を現わす単位ベクトルをAとす
れば、レゾルバ専用計算機100は単位ベクトルAの地球
座標での成分を計算する。ここで地球座標は第3図に示
すように北軸、東軸及び下方軸を有する固定直交座標で
ある。
これら地球座標の成分を要素にもつ単位ベクトルのマ
トリックスを[A]Eとすれば、レゾルバ専用計算機100
の演算部102において次式で現わされる座標マトリック
ス[A]Eが算出される。
また方位ジャイロ104から機体の方位角ψ、垂直ジャ
イロ106から機体のロール角φ及びピッチ角θが検出さ
れ(第3図参照)、それぞれレゾルバ専用計算機100に
入力される。レゾルバ専用計算機100は機体運動を示す
方位角ψ、ロール角φ及びピッチ角θに基づいて演算部
108で座標変換マトリックス[B]を計算する。
ここで座標変換マトリックス[B]は機体座標から地
球座標へ任意のベクトルの成分を変換するマトリックス
であり、座標変換マトリックス[B]の転置マトリック
ス[B]Tは地球座標から機体座標へ任意のベクトルの
成分を変換する性質を有する。
従って、転置マトリックス[B]Tを機体運動を現わ
す方位角ψ、ロール角φ及びピッチ角θで記述すると、
次式のようになる。
更にレゾルバ専用計算機100は、アンテナ指向方向を
現わす単位ベクトルAの機体座標における角度成分を計
算するため、前記(1)式で現わされる単位ベクトルA
のマトリックス[A]Eと、前記(2)式で現わされる
座標変換マトリックス[B]Tとの積を乗算部110で計算
する。
即ち、単位ベクトルAの機体座標における成分を要素
にもつマトリックスを[A]Bすれば、[A]Bは次式で
記述される。
[A]B=[B]T・[A]E ・・・(3) この乗算部110で算出された機体座標における単位ベ
クトルの成分を示すマトリックス[A]Bは、演算部112
で前記(3)式の解として得られ、第4図に示すように
機体に搭載されたテレビアンテナの指向方向を示す機体
前後軸からの機体上下軸回りの角度をψB、機体前後軸
と機体左右軸を共に含む機体水平面からの俯仰角をθB
とすれば、次式で記述される。
この第(4)式で記述されたマトリックス[A]B
各要素は、アンテナ45の俯仰軸44と方位軸50に結合され
たレゾルバ114,116に入力され、レゾルバ114,116の2次
出力をアンプ42,51を介してサーボモータ43,54に入力す
ることにより、アンテナ指向方向が制御される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のテレビアンテナ指向
装置にあっては、レゾルバチェーンにより専用計算機を
構成するために計算機構造が複雑で小型化しにくく、ま
たアンテナ方位角、アンテナ俯仰角、機体の姿勢角(方
位角、ロール角、ピッチ角)は角度データとしてレゾル
バ専用計算機に入力することを必要とする繁雑さがあっ
た。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
もので、汎用プロセッサによる座標変換計算を可能にし
て計算負荷の軽減と装置の簡略化を図るようにしたテレ
ビアンテナ指向装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] まず本発明は、アンテナ方位角ψAとアンテナ俯仰角
θAとから地球座標の成分を要素に持つ単位ベクトルマ
トリックス[A]Eをにより求める単位ベクトルマトリ
クス演算手段と、機体前後軸周りの角速度P、機体左右
軸周りの角速度Q、機体上下軸周りの角速度Rからスキ
ューシンメトリマトリクス[ω]Bを求めるスキューシ
ンメトリマトリクス演算手段と、機体前後方向の加速度
X、機体左右方法の加速度Y、機体上下方向の加速度
Z、機首方向に対する地磁気の方位ψmから第1座標変
換マトリクス[B]mgを求める第1座標変換マトリクス
演算手段と、初期値とスキューシンメトリマトリクス
[ω]Bとの乗算結果を積分器に戻して積分して再びス
キューシンメトリマトリクス[ω]Bに乗算して積分器
に戻し機体座標から地球座標への座標変換に使用する第
2座標変換マトリクス[B]を求める積分ループと、第
1座標変換マトリクス[B]mgから積分ループの積分出
力を減算する減算器と積分ループの乗算結果と減算器の
減算結果を加算する加算器と、積分ループの積分出力を
転置演算して地球座標から機体座標への任意のベクトル
成分に変換する第2座標変換マトリクス[B]の転置マ
トリクス[B]Tを求める転置マトリクス演算手段と、
単位ベクトルマトリクス演算手段の出力である単位ベク
トルマトリクス[A]Eと転置マトリクス演算手段の出
力である転置マトリクス[B]Tとを乗算して機体座標
における単位ベクトルの成分を示すマトリクス[A]B
を求めるマトリクス演算手段と、マトリクス[A]B
各成分から機体上下軸まわりりの角度ψBおよび俯仰角c
osθBの余弦及び正弦成分cosψB、sinψB、cosθB、sin
θBを演算器によって求める角度成分演算手段とから構
成され、角度成分演算手段の出力に基づいて機体に搭載
されたアンテナを指向制御するようにしたものである。
[作用] このような構成を備えた本発明のテレビアンテナ指向
装置によれば、まず機体運動による機体の各軸方向(前
後軸、左右軸、および上下軸)の角速度P,Q,Rが検出さ
れると、この角速度を用いてプロセッサにより微分方程
式の解として座標変換マトリックス[B]Tが直接求め
られる。
一方、設定されたアンテナ方位角ψAと俯仰角θAをプ
ロセッサに取込んでアンテナ指向ベクトルAの地球座標
上におけるマトリックス[A]Eの要素成分を求め、そ
のとき算出されている座標変換マトリックス[B]T
使用することより機体座標上におけるアンテナ指向ベク
トルを現わすマトリックス[A]Bの要素成分を求め、
このマトリックス[A]Bの要素成分に従ってアンテナ
を指向制御する。
更に、角速度検出手段として使用するジャイロの誤差
による座標変換マトリックス[B]Tのドリフトを防ぐ
ため、機体の各軸方向の加速度と地磁気方位の各検出出
力を用いてドリフトを除去する演算処理を座標変換マト
リック[B]Tを求める積分演算ループ内に持たせ、座
標変換の演算精度を高める。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例を示した実施例構成図であ
る。
第1図において、52は汎用のプロセッサであり、プロ
セッサ52に対してはジャイロ入力インターフェース4を
介して機体運動の角速度成分を検出する角速度検出手段
としてジャイロ1,2,3が設けられる。ジャイロ1は機体
前後軸まわりの角速度Pを検出し、ジャイロ2は機体左
右軸まわりの角速度Qを検出し、更にジャイロ3は機体
上下軸まわりの角速度Rを検出する。
ジャイロ1,2,3からの各検出角速度P,Q,Rはジャイロ入
力インターフェース4よりプロセッサ52内の演算器5に
与えられ、演算器5は入力角速度P,Q,Rからskew symmet
ric マトリックスであるマトリックス[ω]Bを計算す
る。即ち、[ω]Bは次式で記述される。
演算器5で演算された前記第(5)式のマトリックス
[ω]Bは乗算器6に与えられ、後の説明で明らかにす
る機体座標から地球座標へ座標変換するための変換マト
リックスである[B]との積を計算し、この積は座標変
換マトリックス[B]の微分成分である[]に等し
い。即ち、 []=[B][ω]B ・・・(6) が乗算器6で算出される。乗算器6の出力は加算器18を
介して積分器7に与えられ、積分器7による積分で機体
座標から地球座標への座標変換に使用する座標変換マト
リックス[B]が求められる。
ところで前記第(6)式で与えられる乗算器6の出力
を積分器7で積分するためには、変換マトリックス
[B]の初期値が必要である。この初期値としては例え
ば最初は機体方向が不明であるから水平、真北を向いて
いると仮定して、 とするか、加速度計と磁気方位センサから求められるB
mgを用いればよい。また座標変換マトリックス[B]は
積分計算により得られるのでジャイロ1,2,3の出力P,Q,R
にオフセットがあると座標変換マトリックス[B]には
ドリフトが生ずる。
この積分器7で算出される座標変換マトリックス
[B]に生ずるドリフトを除去するためプロセッサ52に
対し加速度計8,9,10及び磁気方位センサ12が設けられ
る。
加速度計8は機体前後軸方向の加速度Xを検出し、加
速度計9は機体左右軸方向の加速度Yを検出し、更に加
速度計10は機体上下軸方向の加速度Zを検出する。加速
度計8,9,10の出力は加速度計入力インターフェース11を
介してプロセッサ52の演算器15に入力される。一方、磁
気方位センサ12は機首方向に対する地磁気の方向を検出
し、機体の方位角ψmを磁気方位入力インターフェース
13を介してプロセッサ52の演算器15に入力する。
演算器15は、磁気方位センサの検出方位ψmと加速度
計8,9,10間の検出加速度X,Y,Zに基づき座標変換マトリ
ックス[B]mgを算出する。
今、機体に作用する加速度として、機体上下軸方向で
下方をマイナスとした重力加速度gを考え、その時の加
速度計8,9,10の検出加速度X,Y,ZをAccx,Accy,Acczで表
わし、更に加速度出力をもたらした機体のロール角をφ
g、ピッチ角をθgとすると加速度Accx,Accy,Acczは次式
で記述される。
この第(7)式よりsinθg,cosθg,sinφg,cosφg
求めると、 となる。この第(8)式と磁気方位センサ12からの検出
方位角であるψmから座標変換マトリックス[B]mg
は次式で表わされる。
演算器15で算出された前記第(9)式は減算器16に与
えられ、減算器16において積分器7の出力として得られ
た座標変換マトリックス[B]が差し引かれる。減算器
16の出力はスイッチ53を介して比例器17に与えられ、比
例器17でK倍された後、加算器18より前記第(6)式で
あ表される演算ループ内に取り込まれる。
従って、最終的に座標変換マトリックス[B]を求め
る微分方程式は次式で与えられる。
[B]=[B][ω]B+K([B]mg−[B]) ・・
・(10) ここで、減算器16と比例器17の間に設けたスイッチ53
は、急旋回時等に加速度計8,9,10に大加速度が生じて出
力が飽和し、同時に磁気方位センサ12の出力に誤差が生
ずることから、この場合にスイッチ53を開いて前記第
(10)式におけるK([B]mg−[B])を一時的に切
り離す。
このように加速度計8,9,10及び磁気方位センサ12の検
出出力に基づいてドリフト分が補正された積分器7から
の座標変換マトリックス[B]は演算器24に与えられ、
転置演算により地球座標から機体座標に任意のベクトル
を変換するための転置マトリックス[B]Tを算出す
る。この演算器24で最終的に演算される座標変換マトリ
ックス[B]Tは前記第(2)式で表わされる。
一方、地上から機上に送信されたアンテナの地球座標
におけるアンテナ方位角ψAと機上で設定されたアンテ
ナの水平面からの俯仰角であるアンテナ俯仰角θAは設
定角入力インターフェース21を介してプロセッサ52の演
算器22に入力される。
演算器22では、アンテナ指向方向を表わす単位ベクト
ルAの地球座標成分を要素にもつマトリックスである前
記第(1)式の[A]Eが計算される。
演算器22で演算されたマトリックス[A]Eは乗算器2
3に与えられ、乗算器23において演算器24で転置演算さ
れた座標交換マトリックス[B]Tと乗算され、アンテ
ナ指向方向を表わす単位ベクトルの機体座標の成分を要
素にもつ前記第(3)式のマトリックス[A]Bが計算
される。
乗算器23で乗算されたマトリックス[A]Bは演算器2
5に与えられる。
ここで、アンテナ指向角として第4図に示したように
機体前後軸からの機体上下まわりの角度であるψBと機
体前後軸と機体左右軸を含む面からの俯仰角θBを考え
ると、マトリックス[A]Bは次式となる。
また、乗算器23で計算されたマトリックス[A]B
各要素をAXB,AYB,AZBとすれば、 となる。従って、演算器25にあっては、前記第(11)式
と第(12)式が等しいものとしてマトリックス[A]B
の要素成分に含まれるcosψB,sinψB、cosθB,sinθB
ついて解を求める演算を実行する。即ち、演算器25は、 となる演算を行なう。
演算器25で演算された前記第(13)式の各値はD/A変
換器26により直流電圧に変換されて出力され、乗算器2
8,29,30,31によりAC基準電圧7との乗算により交流電圧
に変換される。
交流電圧に変換されたcosθB,sinθBは増幅器32,33を
介してスコットトランス36に入力され、スコットトラン
ス36で交流3線信号に変換された後、制御変圧器38に入
力される。制御変圧器38の軸はギア39,40を介して、ア
ンテナ45の俯仰軸44に連結されている。また制御変圧器
38の2次側の出力はアンプ42により増幅されサーボモー
タ43に入力される。従ってサーボモータ43はギア41,40
を介してアンテナ45の俯仰軸44を制御変圧器38の2次側
電圧がゼロとなるように回転させる。
一方、交流電圧に変換されたcosψB,sinψBはアンプ3
4,35を介してスコットトランス37に入力され、交流3線
信号に変換された後、制御変圧器46に入力される。制御
変圧器46の軸はギア47,48を介してアンテナ45の方位軸5
0に連結されている。また制御変圧器46の2次側の出力
は、アンプ51により増幅された後サーボモータ54に入力
される。従って、サーボモータ54はギア49,48を介して
アンテナ45の方位軸50を制御変圧器46の2次電圧がゼロ
となるように回転させる。
このような第1図に示した本発明の実施例の動作は、
ジャイロ1,2,3を使用して機体の各軸まわりの角速度P,
Q,Rを検出し、その検出角速度P,Q,Rを用いてプロセッサ
により微分方程式を解いて座標変換マトリックスを求め
る。即ち、演算器5で検出角速度P,Q,Rを要素としたマ
トリックス[ω]Bを算出して乗算器6で帰還入力した
座標変換マトリックス[B]とかけ合せて前記第(6)
式の[B]を求め、これを積分器7で積分して微分方程
式の解としての座標変換マトリックス[B]を求める。
更に、ジャイロ1,2,3を使用したことによりドリフト
除去のため、加速度計8,9,10及び磁気方位センサ12の検
出出力により演算器15で前記第(9)式で示される座標
変換マトリックス[B]mgを計算し、減算器16及び比例
器17を介して積分ループに取り込むことで前記第(10)
式の解としての座標変換マトリックス[B]の解を求
め、最終的に演算器24の転置演算により地球座標から機
体座標に変換するための座標変換マトリックス[B]T
を算出する。一方、設定入力されたアンテナ方位角ψA
及びアンテナ俯仰角θAに基づいて演算器22でアンテナ
指向方向を示す単位ベクトルの地球座標成分で成るマト
リックス[A]Eを求め、このマトリックス[A]Eを乗
算器23で座標変換マトリックス[B]Tとかけ合せて機
体座標でのアンテナ指向方向を示す単位ベクトルの座標
成分で成るマトリックス[A]Bを求める。このように
して求められた機体座標におけるマトリックス[A]B
につき機体前後軸からの機体上下軸まわりの角度ψB
機体前後軸と機体左右軸を含む面からの俯仰角θBで示
されるアンテナ指向角の各々の正弦及び余弦成分を演算
器25で求め、これら正弦及び余弦成分を直流電圧に変換
してアンテナ指向制御のために出力する。
プロセッサ52からの直流電圧としてのアンテナ制御信
号はスコットトランス36,37により3線交流信号に変換
され、この3線交流信号をアンテナ45の俯仰軸44及び方
位軸50のそれぞれに連結された制御変圧器38,46、サー
ボモータ43,54から成る各サーボループに入力すること
によりアンテナ45を機体運動の如何にかかわらず設定入
力された地球座標におけるアンテナ方位角ψA、アンテ
ナ俯仰角θAを指向するように制御することができる。
[発明の効果] 以上説明してきたように本発明によれば、機体運動に
よる角速度信号から算出される座標変換マトリックスを
使用して地球座標上でアンテナ指向方向を示す単位ベク
トルのマトリックスを機体座標上でマンテナ指向方向を
示す単位ベクトルのマトリックスに変換するため座標変
換演算がより直接的に行なわれ、機体方位角、姿勢角の
形にする必要がないため、座標変換のための演算負荷を
低減でき、より高速な変換演算を行なうことができる。
また通常の汎用プロセッサにより座標変換演算ができ
るため、従来のレゾルバチェーンを使用した専用計算機
に比べ装置の小型軽量化を達成でき、またコスト的にも
安価に実現できる。
また、角速度を検出するジャイロ誤差による座標変換
マトリックスのドリフトを機体各軸の加速度と磁気方位
の検出出力により補正するため、精度の高い座標変換演
算を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示した実施例構成図; 第2図は従来装置の説明図; 第3図は地球座標と機体座標の説明図; 第4図はアンテナ指向角の説明図である。 1,2,3:ジャイロ(角速度検出手段) 4,5,15,11,24,25:演算器 6,23,28,29,30,31:乗算器 7:積分器 8,9,10:加速度計 12:磁気方位センサ 16:減算器 17:比例器 18:加算器 26:D/A変換器 32,33,34,35,42,51:アンプ 36,37:スコットトランス 38,46:制御変圧器 39,40,41,47,48,49:ギア 43,54:サーボモータ 44:俯仰軸 45:アンテナ 50:方位軸 52:プロセッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−97549(JP,A) 特開 昭63−67902(JP,A) 特開 昭63−142903(JP,A) 実開 昭51−86944(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01Q 3/00 - 3/46 H01Q 1/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナ方位角ψAとアンテナ俯仰角θA
    から地球座標の成分を要素に持つ単位ベクトルマトリッ
    クス[A]Eにより求める単位ベクトルマトリクス演算手段と、 機体前後軸周りの角速度P、機体左右軸周りの角速度
    Q、機体上下軸周りの角速度Rから によりスキューシンメトリマトリクス[ω]Bを求める
    スキューシンメトリマトリクス演算手段と、 機体前後方向の加速度X、機体左右方法の加速度Y、機
    体上下方向の加速度Z、機首方向に対する地磁気の方位
    ψmから第1座標変換マトリクス[B]mgにより求める第1座標変換マトリクス演算手段と、 初期値とスキューシンメトリマトリクス[ω]Bとの乗
    算結果を積分器で積分して再びスキューシンメトリマト
    リクス[ω]Bに乗算して前記積分器に戻し機体座標か
    ら地球座標への座標変換に使用する第2座標変換マトリ
    クス[B]を求める積分ループと、 第1座標変換マトリクス[B]mgから前記積分ループの
    積分出力を減算する減算器と、 前記積分ループの乗算結果と前記減算器の減算結果を加
    算する加算器と、 前記積分ループの積分出力を によって転置演算して地球座標から機体座標への任意の
    ベクトル成分に変換する第2座標変換マトリクス[B]
    の転置マトリクス[B]Tを求める転置マトリクス演算
    手段と、 前記単位ベクトルマトリクス演算手段の出力である単位
    ベクトルマトリクス[A]Eと前記転置マトリクス演算
    手段の出力である転置マトリクス[B]Tとを乗算して
    機体座標における単位ベクトルの成分を示すマトリクス
    [A]Bを求めるマトリクス演算手段と、 前記マトリクス[A]Bの各成分から機体上下軸まわり
    りの角度ψBおよび俯仰角cosθBの余弦及び正弦成分cos
    ψB、sinψB、cosθB、sinθBを演算器によって求める
    角度成分演算手段とから構成され、 前記角度成分演算手段の出力に基づいて機体に搭載され
    たアンテナを指向制御することを特徴とするテレビアン
    テナ指向装置。
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