JP2877627B2 - インバータの制御システム - Google Patents

インバータの制御システム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインバータ、主として可
変周波数インバータで駆動される負荷の電圧及び電流
を、可変周波数の領域内で正弦波にするための制御シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】可変周波数インバータに関しては、電気
学会発行の半導体電力変換回路に詳細に記載されてい
る。可変周波数インバータは、大別して電圧形及び電流
形インバータに分類される。図1は一般的なインダクシ
ョンモータの等価回路図を示し、表1は、図1の1次抵
抗値、2次抵抗値、励磁インダクタンス、1次漏れイン
ダクタンス及び2次漏れインダクタンスの定数の値を示
した表である。
【0003】
【表1】 図2は、図1のインダクションモータの等価回路におい
て、電圧形インバータで駆動される場合、出力電流が正
弦波状となるような電圧波形を、表1の定数を用いてシ
ミュレーションして得られた波形である。図中に示すよ
うに負荷電流は正弦波状になるが、電圧波形は方形波又
は方形波を組み合わせた波形となり、電圧基本波に対し
多くの高調波成分を有している。又電流形インバータで
駆動される場合は、その逆で電流波形に多くの高調波分
が含まれる。この為、モータその他の機器がインバータ
によって駆動される場合、上述の高調波分が負荷に対し
て悪影響を及ぼす。
【0004】その悪影響の例を上げると下記の通りであ
る。
【0005】1)鉄損中のヒステリシス損が、周波数の
一乗に比例し、渦電流損が周波数の自乗に比例すること
から、鉄損の増加による効率が低下すること。
【0006】2)高調波に基ずく騒音の増加と他の機器
の誤動作や電波障害の増加。
【0007】3)モータ負荷までのケーブルが長い場合
に、モータ端子電圧が異常に上昇して、絶縁その他の問
題を起こす。
【0008】4)モータ軸電圧が上昇して軸受損傷を引
き起こす。
【0009】一方、負荷電圧及び電流を正弦波に近づけ
る方法として、インバータと負荷の間にLCフィルタを
挿入する方法も知られている。しかし、LCフィルタに
は共振周波数があり、インバータの高調波成分の中に前
記共振周波数に近い成分があると共振し、高調波の共振
電流が流れてしまう。しかし、基本波周波数が一定であ
るならば、高調波周波数分布もほぼ一定になるので、高
調波成分の周波数帯域の外に、LCフィルタの共振周波
数が来るようにインダクタンスL、キャパシタンスCの
値を決めれば、共振電流は流れないし高調波分はカット
オフされる。この方式は無停電電源装置等に用いられ
る。
【0010】ところが、産業用として多く用いられる可
変周波数形インバータでは、基本波周波数が大幅に変化
するので、一定のLCフィルタでは共振電流が流れる。
図3は電圧形インバータの出力側にLCフィルタを挿入
し、ここでLC共振周波数fr =2KHzとして、表1
の定数を用いて、出力電流が正弦波状になるような負荷
電圧をシミュレーションして得られたものであるが、電
圧の基本波は正弦波に近ずくものの、共振周波数で多く
の高調波が現れている。この為、可変周波数インバータ
にはLCフィルタを採用することが出来なかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、LCフィル
タの負荷側から高調波電圧を検出し、適切な減衰特性を
与えて、インバータの入力側にフィードバックすること
によって、LCフィルタによる共振を抑圧し良好な高調
波減衰特性を持つことによって、正弦波の負荷電圧及び
電流を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、可変周
波数インバータで駆動される負荷の電圧を可変周波数の
領域内で正弦波にするためのインバータ制御システムに
おいて、各相の電圧指令値と三角波発生器との値が入力
されるPWM発生器からのPWM信号を受ける電圧制御
形インバータを設け、その電圧制御形インバータの出力
側にLCフィルタを設け、そのLCフィルタに負荷を接
続すると共に負荷の電圧を検出する検出器を接続し、そ
の検出器に基本波以外の高調波成分を取り出すハイパス
フィルタを接続し、そのハイパスフィルタの出力に所定
の定数を乗じた値を前記インバータの基本波電圧指令値
より差引いた値を新たなインバータ電圧指令値としてP
WM発生器に入力し、もって、正弦波の負荷電圧を可変
周波数全域にわたり得るようになっている。
【0013】さらに本発明によれば、可変周波数インバ
ータで駆動される負荷の電流を可変周波数の領域内で正
弦波にするためのインバータの制御システムにおいて、
速度指令値からの入力と負荷の速度検出器からの入力と
を演算するベクトル制御装置を設け、そのベクトル制御
装置からのインバータ電流指令値が入力される電流制御
形インバータを設け、その電流制御形インバータの出力
側にLCフィルタを設け、そのLCフィルタに負荷を接
続すると共に負荷の電圧を検出する検出器を接続し、そ
の検出器に基本波以外の高調波成分を取り出すハイパス
フィルタを接続し、そのハイパスフィルタの出力に所定
の定数を乗じた値を前記ベクトル制御装置からのインバ
ータ電流指令値より差引いて、これを新たなインバータ
の電流指令値として電流制御形インバータに入力し、も
って正弦波の負荷電圧を可変周波数全域にわたり得るよ
うになっている。
【0014】
【作用】インバータ出力側に挿入されたLCフィルタの
負荷側で、検出器により電圧を検出し、ハイパスフィル
タを通して高調波成分のみを取り出す。次にこの高調波
成分に所定の定数を乗じ、この値でインバータ基本波指
令値を減じて新たなインバータ指令値を算出し、インバ
ータへの新しい指令値とする。これにより、高周波に対
してのみ、等価的に減衰抵抗を挿入したと同様の効果を
持たせることができ、LCフィルタの共振あるいは負荷
側との共振は抑制され良好な高調波減衰特性を持つこと
によって、正弦波の負荷電流及び電圧を得ることが出来
る。
【0015】
【実施例】前述の如く、インバータは回路的には電圧形
と電流形に大別される。両者の間には双対性があるの
で、前者の電圧形インバータの高調波解析結果は、その
まま後者の電流形インバータの高調波解析に適用でき
る。従って、本実施例の説明では、電圧形インバータの
みについて述べることにする。また、電圧形インバータ
は、制御方式から電圧制御形インバータと電流制御形イ
ンバータに大別される。
【0016】図4は、本発明の第1実施例の一般的な電
圧制御形インバータのブロック図を示す。図4で、三相
電源1から供給された電力は、整流器2により直流に変
換された後、インバータ3に供給される。インバータ3
は、A、B、Cの各相の電圧指令値9a 、9b 及び9c
と三角波発生器11の値が入力されるPWM発生器10
からのPWM信号を受け、PWM電圧波形を出力する。
出力された電圧波形は、インダクタンス12とキャパシ
タンス13により構成されるLCフィルタ14を通った
後、負荷4に供給される。ここで、負荷4に高調波電圧
が印加されないように、負荷4の高調波成分を、インバ
ータ電圧指令値9にフィードバックするようにする。こ
のため、検出器5によって検出された負荷4の電圧を、
ハイパスフィルタ6を通すことにより、高調波成分だけ
にする。これに、フィードバック量を決定する定数7が
乗ぜられる。この値を、演算器8によってインバータ電
圧指令値9より差引き、これを新たなるインバータ電圧
指令値として、PWM発生器10に入力する。PWM発
生器10は、前記の新たなる電圧指令値と三角波発生器
11の三角波で、新たなるPWMを発生させ、インバー
タ3に入力する。これによってLCフィルタ14の共振
を抑圧して良好な高調波減衰特性を得ることにより、正
弦波の負荷電圧及び電流を得ることが出来る。
【0017】図5は、本発明の第2実施例である電流制
御形インバータを用いた、磁束軸基準ベクトル制御の場
合のブロック図を示す。図5で、速度指令値31からの
入力と速度検出器30からの入力をベクトル制御装置2
0で演算する。前記ベクトル制御装置20から出力され
たインバータ電流指令値Itは、電流制御器21、PW
M発生器22、インバータ23、演算器24及び電流検
出器25で構成される電流制御形インバータ26に入力
され、インダクタンス27とキャパシタンス28により
構成されるLCフィルタ29を通って、負荷15を電流
駆動する。ここで、上述の図4の第1実施例の場合と同
様に、負荷15に高調波電圧が印加されないように、負
荷15の高調波成分をインバータ電流指令値Itにフィ
ードバックするようにする。このため、検出器16によ
って検出された負荷15の電圧を、ハイパスフィルタ1
7を通すことで高調波成分だけにする。これに、フィー
ドバック量を決定する定数18が乗ぜられる。この値を
演算器19によってインバータ電流指令値Itより差引
き、これを新たなるインバータ電流指令値として、電流
制御形インバータ26に入力する。これによって良好な
高調波減衰特性を得ることが出来る。
【0018】以下、高調波の減衰特性について詳述す
る。ここで、図5の第2実施例に示されるインダクショ
ンモータ駆動方式に於いては、インバータ出力電流は完
全にその指令値に従うものと仮定する。そのとき、高調
波の減衰特性を計算するための等価回路は図6に示され
る。尚、図6は1相分を表している。図6中のZ1 は、
後述の様に(r+jωl)として計算されるインダクシ
ョンモータの高調波に対するインピーダンス、Kはフィ
ードバック量を決定する定数、Gは基本波以外の高調波
成分を取り出すハイパスフィルタの伝達関数、I1 a
インバータの電流指令値、Ic は上述した高調波成分と
定数Kで決定されるフィードバック量である。また、C
はキャパシタンス、V1 、I1 はそれぞれ実際の負荷電
圧と電流を示し、lはインダクタンス、rは抵抗を示
す。次に、図6の等価回路を用いて、前述の実際の負荷
電流I1 とインバータの電流指令値I1 a の比で表され
る伝達関数は、下記の数式で表される。
【0019】
【0020】 上記の数式において、数1は実際の負荷電流I1 とイン
バータの電流指令値I1aの比を表す伝達関数の算出式で
あり、数2は数1の中のハイパスフィルタの伝達関数G
の一例と、1次側に換算したインダクションモータの1
次および2次漏れインダクタンスの和lと、1次側に換
算したインダクションモータの1次および2次抵抗の和
rの算出式である。上記の数式において、sはラプラス
因子、Kは比例定数、CはLCフィルタのキャパシタン
ス、ωc はハイパスフィルタのカットオフ周波数、l1
およびl2 はそれぞれインダクションモータの1次およ
び2次漏れインダクタンスを示し、r1 およびr2 はそ
れぞれインダクションモータの1次および2次抵抗を示
す。また、L2 は2次自己インダクタンス、Mは相互イ
ンダクタンスを示す。
【0021】図7は従来の一般的なインダクションモー
タの等価回路を示し、表2は図7の等価回路での定数表
を示す。
【0022】 図7は従来の一般的なインダクションモータの等価回路
を示し、表2は図7の等価回路での定数表を示す。図7
のL1 及びL2 はそれぞれ1次と2次の自己インダクタ
ンスを示し、Mは相互インダクタンス、R1 及びR2
それぞれ1次と2次の抵抗値を示す。ここで、図6の等
価回路における負荷側のインダクタンスlとLCフィル
タのキャパシタンスCの共振周波数800HZ 、ハイパ
スフィルタのカットオフ周波数ωc=2π×400(r
ad/s)とし、比例定数Kをパラメータとして、表2
の定数表を用いて上述の数式の伝達関数I1 /I1aの周
波数特性を計算し、その値をプロットしたものが図8で
ある。図8において、K=0の時の特性(1)は電圧フ
ィードバックが全く無い状態を示すが、やはり800H
zで大きな共振特性が現れている。特性(2)、
(3)、(4)、(5)はそれぞれKが0.01,0.
05,0.1,0.5に対応する曲線であるが、Kが増
加するに従って、共振はなくなり良好な減衰特性を示す
ことがわかる。しかし、Kが大きすぎると、基本波部分
まで減衰してしまい不具合を生じる。例えば、図8で、
Kが0.5の時の特性(5)は、基本波が50Hzの
時、既に減衰が始まっているのがわかる。この様に、K
の値は、基本波の周波数帯域と高調波の減衰率の双方を
考慮して、最適値を選ぶことになる。
【0023】図9及び図10は、図4の電圧制御形イン
バータ方式で、表1の定数を用い、基本波が、それぞれ
10Hzと60Hzの場合の、負荷電圧および電流波形
のシミュレーション結果を示す。双方とも、電圧及び電
流波形は非常に正弦波に近く、今までのLCフィルタで
は得られなかった特性が得られており、本発明の優れた
有効性を示している。
【0024】図11は、図5の電流制御形インバータ方
式で、表2の定数を用い、速度を800〜1600rp
mに段階的に変化させたときのシミュレーション結果を
示す。この図で、dθm /dtは速度指令値、dθ/d
tは実速度を示す。また、電圧、電流及びトルクは波形
のみを示す。この図から、出力電圧は過度時と定常時の
状態を通して、ほぼ正弦波に保たれているのが解り、本
発明の優れた有効性を示している。
【0025】以上は、PWM型インバータにより本発明
の実施例を説明したが、前記PWM発生器10と三角波
発生器11を、ヒステリシスコンパレータに置き換えて
もよい。
【0026】
【発明の効果】本発明は、可変周波数に対して、正弦波
の電圧及び電流を負荷に供給できるインバータの制御方
法を提示するものであって、高調波分を含まない理想的
な正弦波可変周波数交流電源として、各種産業機械に有
効な応用が期待できるものと予想される。特にモータ等
の試験用電源は、波形歪による試験誤差があってはなら
ないため正弦波の電圧及び電流が要求されるので、本発
明を用いることは非常に有効である。また、一般産業用
モータ駆動に適用すると、騒音が少なく、高効率で、ノ
イズ等の障害を抑えた理想的な駆動システムとなること
が期待される。また、可変周波数インバータの基本波電
圧又は電流指令値が定常状態でも過度状態中でも負荷電
圧及び電流を正弦波にする事が出来るので、インバータ
周波数が頻繁に過度状態になるベクトル制御などで代表
されるモータ駆動においては、特に効果的である。
【0027】更に、本発明はLCフィルタを使っていな
がら共振周波数を持たないので、固定周波数のインバー
タのLCフィルタでも、フィルタ定数の自由度が増すの
で、小型化出来るという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に使用された、従来の一般
的なインダクションモータの等価回路図。
【図2】従来の一般的な電圧形インバータで、図1のイ
ンダクションモータを駆動した場合の電圧及び電流波形
の説明図。
【図3】従来の電圧形インバータ出力に単にLCフィル
タを挿入し、図1のインダクションモータを駆動した場
合の電圧及び電流波形の説明図。
【図4】本発明の第1実施例で、電圧制御形インバータ
に適用した場合のブロック図。
【図5】本発明の第2実施例で、電流制御形インバータ
の磁束軸基準ベクトル制御に適用した場合のブロック
図。
【図6】本発明の第2実施例で、高調波の減衰特性を計
算するための等価回路を示す回路図。
【図7】本発明の第2実施例に使用された、図1とは別
の従来の一般的なインダクションモータの等価回路図。
【図8】本発明の第2実施例で、図6の周波数減衰特性
の説明図。
【図9】本発明の第1実施例で、基本波10Hzの場合
のシミュレーションした波形の説明図。
【図10】本発明の第1実施例で、基本波60Hzの場
合のシミュレーションした波形の説明図。
【図11】本発明の第2実施例で、図5の制御方式の場
合のシミュレーションした過度特性の説明図。
【符号の説明】
1 3相電源 2 整流器 3 インバータ 4 負荷(インダクションモータ) 5 検出器 6 ハイパスフィルタ 7 定数K 8 演算器 9a A相基本波電圧指令値 9b B相基本波電圧指令値 9c C相基本波電圧指令値 10 PWM発生器 11 三角波発生器 12 LCフィルタのインダクタンス 13 LCフィルタのキャパシタンス 14 LCフィルタ 15 インダクションモータ 16 検出器 17 ハイパスフィルタ 18 定数K 19 電圧フィードバック演算器 20 ベクトル制御装置 21 電流制御器 22 PWM発生器 23 インバータ 24 電流マイナーループ演算器 25 電流検出器 26 電流制御インバータ 27 LCフィルタのインダクタンス 28 LCフィルタのキャパシタンス 29 LCフィルタ 30 速度検出器 31 速度指令値

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変周波数インバータで駆動される負荷
    の電圧を可変周波数の領域内で正弦波にするためのイン
    バータ制御システムにおいて、各相の電圧指令値と三角
    波発生器との値が入力されるPWM発生器からのPWM
    信号を受ける電圧制御形インバータを設け、その電圧制
    御形インバータの出力側にLCフィルタを設け、そのL
    Cフィルタに負荷を接続すると共に負荷の電圧を検出す
    る検出器を接続し、その検出器に基本波以外の高調波成
    分を取り出すハイパスフィルタを接続し、そのハイパス
    フィルタの出力に所定の定数を乗じた値を前記インバー
    タの基本波電圧指令値より差引いた値を新たなインバー
    タ電圧指令値としてPWM発生器に入力し、もって、正
    弦波の負荷電圧を可変周波数全域にわたり得る事を特徴
    とする可変周波数インバータの制御システム。
  2. 【請求項2】 可変周波数インバータで駆動される負荷
    の電流を可変周波数の領域内で正弦波にするためのイン
    バータの制御システムにおいて、速度指令値からの入力
    と負荷の速度検出器からの入力とを演算するベクトル制
    御装置を設け、そのベクトル制御装置からのインバータ
    電流指令値が入力される電流制御形インバータを設け、
    その電流制御形インバータの出力側にLCフィルタを設
    け、そのLCフィルタに負荷を接続すると共に負荷の電
    圧を検出する検出器を接続し、その検出器に基本波以外
    の高調波成分を取り出すハイパスフィルタを接続し、そ
    のハイパスフィルタの出力に所定の定数を乗じた値を前
    記ベクトル制御装置からのインバータ電流指令値より差
    引いて、これを新たなインバータの電流指令値として電
    流制御形インバータに入力し、もって正弦波の負荷電圧
    を可変周波数全域にわたり得る事を特徴とする可変周波
    数インバータの制御システム。
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