JP2877612B2 - エレベータの乗りかご - Google Patents

エレベータの乗りかご

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JP2877612B2 JP13365492A JP13365492A JP2877612B2 JP 2877612 B2 JP2877612 B2 JP 2877612B2 JP 13365492 A JP13365492 A JP 13365492A JP 13365492 A JP13365492 A JP 13365492A JP 2877612 B2 JP2877612 B2 JP 2877612B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に関接照明が採用さ
れたエレベータの乗りかごに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、高級仕様のエレベータの
乗りかご(以下、かごという)においては、かご室内の
意匠と照明効果を上げるために、従来から二重天井の照
明が採用されている。なかでも、特に、天井面を高くし
て、解放感が得られるようにするとともに、柔らかな光
で落ち着いた雰囲気を醸し出すことができる関接照明が
多く採用されている。
【0003】この関接照明を採用したかごの縦断面図を
図6に示す。図6において、かご1の天井板2の両側上
面には、送風機6Aが吐出側を下向きにしてそれぞれ取
り付けられ、これらの吐出側には、給気穴2aが天井板
2に形成されている。
【0004】この給気穴2aが形成された天井板2の下
方には、略L字形に折り曲げられた照明枠34が図6にお
いて紙面直交方向に対称的に設けられて上端が天井板2
に固定され、各照明枠34の外側とかご1の側板7との間
に通風口8を形成している。この照明枠34の下面には、
天井板の下面に貼り付けられた図示しない化粧シートと
同一の化粧シートが貼り付けられ、照明枠34の内面に
は、白色の塗装が施されている。各照明枠34の底部上面
には、2本の蛍光灯5が紙面直交方向に載置され、天井
板2を経て図示しない機械室に設置された制御盤の照明
回路に接続されている。
【0005】このように構成されたかご1においては、
左右の蛍光灯5の光は、天井板2の下面に貼り付けられ
た化粧シートで反射されて、矢印K1,K2に示すよう
に、左右の照明枠34の間に形成された開口部3から、か
ご1の内部を照明する。一方、送風機6Aによって矢印
L2に示すように吸入された昇降路内の外気は、通風口
8から矢印M2に示すように、かご1の内部に供給さ
れ、矢印Nに示すように、側板7と幅木9との間に形成
された隙間10から昇降路に排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成されたかご1においては、蛍光灯5で発生する熱で
かご1の内部の温度が上る。すると、特に夏季において
は、乗客に不快感を与えるだけでなく、蛍光灯5から伝
達された熱で照明枠34の下面に貼り付けられた化粧シー
トが剥がれるおそれもある。もし、この化粧シートが剥
離すると、意匠効果を上げるために採用された二重天井
式のかごの意匠が損われる。また、長期に亘る稼働中に
は、照明枠34及び天井板2の下面に貼られた化粧シート
が上昇した熱で変色するおそれもある。
【0007】そこで、本発明の目的は、関接照明による
かごの上部の温度上昇を軽減し、かごの意匠を長期に亘
って維持し、二重天井のかごの意匠の特長を発揮するこ
とのできるエレベータの乗りかごを得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、開口部を対向
させてかご室の上部の両側に設けられた照明枠と、この
照明枠の内部に収納され開口部から放出する光でかご室
の内部を照射する光源と、照明枠とかご室の側板の間に
形成した給気口に外気を吐出する給気ファンと、開口部
からかご室の内部の空気を吸入し外部に排出する排気フ
ァンとを備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】光源は、照明枠によってかごの内部の視界から
遮蔽されるとともに、光源によって加熱されたかごの内
部の空気は、照明枠の上方を経て排気口からかごの外部
排出される。
【0010】
【実施例】以下、本発明のエレベータの乗りかごの一実
施例を図面を参照して説明する。図1は、本発明のエレ
ベータの乗りかごを示す部分斜視図、図2は、図1のA
−A断面拡大詳細図、図2は、図1のB−B断面拡大詳
細図である。
【0011】図1,図2及び図3において、天井板2の
両側に形成された給気穴2aの上面には、従来と同様に
送風機6Aが吐出側を下向きにして載置されているが、
天井板2には、図1において送風機6Aの右側に、小形
の送風機6Bが吐出側を図3に示すように右側にして載
置されている。天井板2には、送風機6Bの載置面に、
図3に示すように排気穴11が形成されている。
【0012】これらの送風機6A,6Bが載置された天
井板2の下面には、送風機6Aの下方の部分が略C字形
で、送風機6Bの下方の部分が略L字形に折り曲げられ
た照明枠4が図2,図3の紙面直交方向に設けられ、図
2に示すように、C字形の部分の上半部に形成された頃
斜部4aの上端は、給気穴2aの開口部側に固定され、
図3に示すように、L字形の部分の外側に形成された垂
直部4bの上端は、排気穴11の側板7側に固定されてい
る。
【0013】この結果、傾斜部4aと側板7との間に
は、給気穴2aからかご1の内部に連通する通風口8が
従来と同様に矢印Dで示すように形成され、排気穴11と
側板7との間は、垂直部4bで仕切られている。給気穴
2aと排気穴11の開口部3側の下面には、略逆L字形に
形成された通風案内板12が垂設されている。照明枠4の
上面には、蛍光灯5が2本、従来と同様に取り付けられ
ている。
【0014】このように構成されたかご1においては、
送風機6Aによって矢印C1に示すように吸引され、こ
の送風機6Aによって矢印Dに示すように通風口8に吐
出された外気は、かご1の内部に供給される。すると、
この外気の一部は、図1の矢印E1に示すように、側板
7と幅木9の間に形成された隙間10から図示しない昇降
路に排出される。また、他の外気は、かご1の乗客や蛍
光灯5の熱で暖められて開口部3を上昇し、照明枠4と
通風案内板12の間を、図3の矢印J1に示すように排気
穴11を経て送風機6Bに吸引され、矢印J2に示すよう
に昇降路に排出される。
【0015】この結果、乗客や蛍光灯5で暖められたか
ご1の上部の空気は、内部に滞留することなく、蛍光灯
5の放電管を冷却した後排気穴11から排出される。した
がって、夏季においても照明枠4や蛍光灯5の加熱を防
ぐことができ、照明枠4の下面に貼り付けられた化粧シ
ートの剥離を防ぐことができ、乗客の不快感を軽減する
ことができるだけでなく、照明枠4と天井板2の下面に
貼り付けられた化粧シートの変色を長期に亘って防ぐこ
とができ、二重天井のかごの意匠を長期に亘って発揮さ
せることができる。さらに、通風案内板12は、図3に示
すように乗客Hの視線Gから排気穴11を遮蔽することが
でき、矢印J1で示す排気を蛍光灯5の放電管に案内す
る機能も果たすことができる。なお、案内板12は、中間
部から下部を図3において下端を右側の放電管の右側ま
で延長して、放電管の冷却効果を上げてもよい。
【0016】このように構成されたかごにおいては、図
2に示すように、蛍光灯5から照射された光のうち、通
風案内板12で反射された光を、天井板2の下面に貼り付
けられた化粧シートで反射させて、矢印Fに示すように
開口部3の照度を上げることができるので、更に柔い関
接照明となるだけでなく、省エネルギーを図ることもで
きる。
【0017】図4は、本発明のエレベータの乗りかごの
他の実施例を示す部分縦断面図で、照明枠4の傾斜部4
aの内側に断熱材13を貼り付けたものである。この場合
には、蛍光灯5の輻射による傾斜部4aの加熱を抑える
ことができるので、通風口8から矢印Dに示すようにか
ご1の内部に供給される外気の温度上昇に起因する乗客
の不快感を防ぐことができる利点がある。なお、上述し
たように、通風案内板12の下端を下方に延長したときに
は、蛍光灯の光による輻射熱を遮蔽できるので、断熱材
13を省いてもよい。
【0018】また、図5は、本発明のエレベータの乗り
かごの異なる他の実施例を示す部分縦断面図で、天井板
2の下面に弧状の反射板14を設けて、アーチ式の天井と
したときを示す。図5においては、送風機6Bは送風機
6Aの内側の方向に載置し、この送風機6Aの載置面に
設けた排気穴11と送風機6Aの下面に形成された給気穴
2aの間に、従来と同様の照明枠24を固定し、反射板14
の両側上部を、排気穴11の内側に垂設した吊り板15で支
持したものである。この場合には、アーチ形の反射板14
の両端を照明枠24の内部まで延長することで、矢印Kで
示す排気の通風案内板とし、乗客の視線に対する排気穴
11の遮蔽板を兼ねることができる利点がある。
【0019】なお、各送風機6A,6Bは、蛍光灯5の
照明と連動させて、かごの内部を照明するときだけ駆動
するように駆動回路を構成してもよく、また、照明枠4
の上面に温度検出器を設けて、夏季や乗客の熱の影響で
所定の温度に超えたときだけ駆動するようにしてもよ
い。
【0020】また、上記実施例においては、照明枠4は
天井板2の両側に設けたときで照明したが、長方形の4
辺の内側に沿って4個設けてもよく、また、1個でも3
個でもよい。さらに、光源は蛍光灯5でなくて、白熱電
球でもよく、他の光源でもよい。さらに、設置条件によ
っては、送風機6Bによる強制排気でなく、自然排気と
してもよい。また、側板7と幅木9との間に形成された
隙間10は、省いてもよい。
【0021】以上、本発明によれば、開口部を対向させ
てかご室の上部の両側に設けられた照明枠と、この照明
枠の内部に収納され開口部から放出する光でかご室の内
部を照射する光源と、照明枠とかご室の側板の間に形成
した給気口に外気を吐出する給気ファンと、開口部から
かご室の内部の空気を吸入し外部に排出する排気ファン
とを備えることで、かごの内部の視界から照明枠で光源
を遮蔽し、光源で加熱されたかごの内部の空気を、照明
枠の上方を経て排気口からかごの外部に排出したので、
かごの上部の温度上昇を減らし二重天井のかごの意匠の
特徴と発揮することのできるエレベータの乗りかごを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータの乗りかごの一実施例を示
す部分斜視図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図1のB−B断面図。
【図4】本発明のエレベータの乗りかごの他の実施例を
示す部分断面図。
【図5】本発明のエレベータの乗りかごの異なる他の実
施例を示す部分断面図。
【図6】従来のエレベータの乗りかごの一例を示す縦断
面図。
【符号の説明】
1…乗りかご、2…天井板、2a…給気穴、3…開口
部、4…照明枠、5…蛍光灯、6A,6B…送風機、7
…側板、8…通風口、9…幅木、10…隙間、11…排気
穴。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を対向させてかご室の上部の両側
    に設けられた照明枠と、この照明枠の内部に収納され前
    記開口部から放出する光で前記かご室の内部を照射する
    光源と、前記照明枠と前記かご室の側板の間に形成した
    給気口に外気を吐出する給気ファンと、前記開口部から
    前記かご室の内部の空気を吸入し外部に排出する排気フ
    ァンとを備えたエレベ−タの乗りかご。
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CN103693531A (zh) * 2013-12-17 2014-04-02 苏州久德机电科技有限公司 带消毒功能的电梯轿厢
CN105645231A (zh) * 2016-03-27 2016-06-08 海宁市红狮电梯装饰有限公司 一种具有背泛光和吸风换气系统的电梯轿厢

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