JP2877451B2 - 画像符号化方法 - Google Patents

画像符号化方法

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JP2877451B2 JP2154688A JP15468890A JP2877451B2 JP 2877451 B2 JP2877451 B2 JP 2877451B2 JP 2154688 A JP2154688 A JP 2154688A JP 15468890 A JP15468890 A JP 15468890A JP 2877451 B2 JP2877451 B2 JP 2877451B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば画像を通信するフアクシミリ装置、
画像を蓄積するフアイル装置等における画像符号化方式
に関するものである。
〔従来技術〕
従来の画像符号化方式はCCITT(国際電信電話諮問委
員会)で勧告されているG3,G4フアクシミリに代表され
るランレングス符号化方式が一般に用いられている。こ
の符号化方式は、画素が白または黒が続く長さ(ランレ
ングス)をカウントし、あらかじめ用意された符号表か
らそのカウント値に対応する符号を決定する方式であ
る。ここで用いられる符号表は、文書画像に多い長い白
ランに対して比較的短い符号を割りあてるような特徴づ
けがされている。
一方、最近になって安価なカラープリンタの開発が進
み、カラー画像、特に赤(R)、緑(G)、青(B)ま
たは黄色(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の1bit
ずつのデータを持つ2値カラーの画像通信が提案されて
きた。
このような2値カラーの符号化方式として、3色をビ
ツトプレーンごとに符号化し、白黒用のMH,MR符号化方
式を用いる方法が考えられている。
〔発明が解決しようとしている課題〕
しかし上述の3bitでカラー画像を符号化する方式で
は、 (1)入力原稿が、白、黒、赤のみの場合や、白、黒、
青、緑の場合など、表現可能な8色中の数色しか存在し
ない場合、或いは、 (2)受信機側のプリンタが8色中の数色しか表現でき
ない場合、 など、不必要な色情報まで符号化していることになり、
情報圧縮が不十分であるという問題があった。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
上記課題を解決するため、本発明の画像符号化方法
は、各画素の色を表わすmビット(mは整数)のカラー
画像信号を予測符号化する画像符号化方法において、前
記各画素の色を表わすmビットのカラー画像信号を、m
ビットのカラー画像信号で表わされる2m色中のn色を示
す[log2nビット(nは整数、かつ、m>[log2n]を、
[x]は実数x以上の最小の整数)の信号に変換し、変
換された[log2n]ビットの信号の各ビットを、符号化
対象画素の周囲画素の同一ビットの状態を参照し夫々予
測符号化するとともに、[log2n]ビットの信号のうち
の少なくとも1ビットに関しては、符号化対象画素の周
囲画素の同一ビットに加えて他のビットの状態をも参照
し、予測符号化を行う。また、本発明の画像符号化方法
は、変換された[log2n]ビットの信号の各ビット予測
符号化に際し、符号化対象画素の既に符号化済みの周囲
画素の同一ビットの状態を参照する。
〔実施例〕
本発明の以下に説明する実施例によれば、mbitカラー
信号(たとえばm=3)のうちのn色(たとえばn=
3)を指示する[log2n]bit信号(ただし[x]は実数
x以上の最小の整数)を生成し(条件式m>[log
2n])、また残りのm−[log2n]bitにはすべて0を与
える変換を行うことにより、mbitカラー画像符号化方式
のハードウエアを大幅に変更することなく、n色のカラ
ー画像を効率よく符号化するようにしたものである。
第1図は本発明を適用したカラー画像伝送装置の実施
例である。
カラー画像の各画素を表わすR、G、B各1bitの入力
データ200〜202は、変換器16でカラーモード信号220に
従って信号変換される。
カラーモードが3bitカラー(8色の場合)は、R、
G、B信号はそのままD0〜D2信号に接続される。また、
カラーモードが例えば3色(白、黒、赤)の時は変換器
16で第10図(a)に示したように、白(111→110)、黒
(000→000)、赤(100→100)の変換がなされる。これ
により最下位bitが全て0になり、上位2bitで色の識別
を行うことになる。ただし、この場合010は未定義であ
る。このように最下位bitが全て0となっているので、
符号化方式を問わず、最下位bitプレーンの符号量がほ
んのわずかとなり、3bitそのまま符号化した時の符号量
に比べて大幅に符号量が削減できる。また別の例とし
て、カラーモードが4色(白、黒、緑、青)の時は、第
10図の(b)に示したように白(111→110)、黒(000
→000)、青(001→010)、緑(010→100)のように変
換がなされ、前述の例と同様に最下位bitが全て0にな
り、上位2bitで色の識別で行われることになる。
また別の例として、カラーモードが2色の場合(白、
黒)の時は第10図の(ハ)に示したように白(111→10
0)、黒(000→000)のように変換がなされ、最下位2bi
tが全て0になり、最上位bitのみで色の識別が行われる
ことになる。符号量は最下位2bitが全て0となるための
3bitそのまま符号化する時に比較して符号量が削減でき
る。
以上示したように、3bitカラーの符号器にデータ変換
回路を追加するわずかな改良で、2〜4色信号の効率の
良い符号化が達成できる。
第1図でカラーデータ信号D0〜D2212、213、214はパ
ラレル・シリアル変換器10でシリアル信号に変換され、
変換されたシリアル信号D203は符号器11に送られる。
一方、カラーデータ212、213、214は複数ライン分の
容量をもつラインメモリ12に蓄えられ、数ライン前の情
報と一緒に出力信号205として状態予測回路13に入力さ
れる。状態予測回路13では、ラインメモリ12からの出力
信号により符号化すべき各画素の状態が決定され、符号
化状態を示す状態信号St206を出力する。符号器11では
シリアル信号D203と状態信号St206に基づいて、後述す
る如く例えば算術符号を用いた符号化により符号207が
作られ、復号器14に伝送される。
復号器14では伝送されてきた符号207に対して復号処
理が行われ、復号シリアル信号S′208が作られる。こ
の信号D′208をシリアル・パラレル変換器15でR′、
G′、B′の各1bitの2値カラーに戻す。さらに変換器
17でカラーモード信号221により、カラー記録用信号Bk2
15、R216などの信号に変換され、不図示のカラー画像表
示装置に送られる。送信機、受信機で用いるカラーモー
ド信号220に関しては、画像データの送信前にヘツダ情
報として送信しておく必要がある。
第5図は符号化状態St206を決定するための参照画素
の説明図である。
第5図(a)は符号化第1信号(本実施例ではD021
2)の参照画素を示しており、*で示した符号化画素の
周囲の符号化済の7画素を参照することを表わしてい
る。また第5図(b)は符号化第2信号(本実施例では
D1213)の参照画素を示しており、第5図(a)と同様
の7画素および第1色の同位置の画素をあわせて8画素
を参照することを表わしている。また第5図(c)は第
3信号(本実施例ではD2214)の参照画素を示してお
り、第5図(a)と同様の7画素および第1色および第
2色の同位置の画素をあわせて9画素を参照することを
表わしている。
このように本実施例においては同一画素についての信
号毎の相関を利用することにより、符号化条件をより適
切に設定することができるようにしている。
第4図は第5図に示した符号化対象画素の参照画素デ
ータを得るための回路のブロツク図である。この回路は
第1図におけるラインメモリ12と状態予測回路13に相当
し、この回路により第5図に示す位置の参照画素を用い
て状態を決定する。
D0、D1、D2信号212〜214は、ラツチ群67〜69に入力さ
れるとともに、ラインメモリ40、41、42にも入力され、
ラインメモリ40〜42により1ライン遅延したD0、D1、D2
信号が保持される。またラツチ43〜50、ラツチ51〜58及
びラツチ59〜66には、1画素クロツク毎に遅延されたデ
ータが保持される。
ラツチ群6においてラインメモリ40の出力が入力され
るラツチ43、44、45、46およびラインメモリ40の出力に
より符号化対象画素の属するラインの前ライン上の5画
素のデータが参照できる。また、ラツチ49、50の出力に
より、符号化ライン上の符号済2画素の参照できること
になる。これら7画素のデータを合わせて符号化第1信
号であるD0212の状態決定用の参照画素信号203とする。
また、ラツチ48からは符号化対象画素のD0212のデータ2
31が他信号D1213、D2214の状態決定用に出力される。
このラツチ群67と同じ構成のラツチ群68、69が信号D1
213及びD2214に対して設けられており、これらラツチ群
68、69からは夫々、ラツチ群67と同様の7画素のデータ
が参照画素信号232、234として出力される。
また、ラツチ群68中のラツチ54から符号化画素のD121
3のデータ233がD2214の状態決定用に出力される。
セレクタ81においてはパラレルシリアル変換器10から
のD0、D1、D2の各信号の出力に対応した信号を示す2ビ
ツトの指示信号219に応じて参照画素信号を切り換え
る。即ち、指示信号219がD0212の時は、参照画素信号23
0と零信号2bitを選択する。また、D1213の時は参照画素
信号232およびD0信号231と零信号1bitが選択される。ま
た、D2の時は参照画素信号234およびD0信号231、D1信号
233が選択される。この9bitの選択信号215と2bitの指示
信号219はパツキング回路82により、11bitの信号にまと
められて状態信号St206になる。従って、状態信号Stは2
7+28+29個の状態を示す。
なお、ここでD0信号のときに零信号2bit、D1信号のと
きに零信号1bitを加えているのは、カラー指示信号2bit
を含めて総ビツト数がD0、D1、D2のすべてについて11bi
tとなるようにするためである。
次に、第2図を用いて符号器11の構成について説明す
る。
第2図の説明の前に、本実施例で用いた算術符号につ
いて説明する。
従来から知られている様に、算術符号は、入力信号列
を小数2進数で表わされる符号になるように算術演算に
より符号形成がなされる方法である。この方法はLangdo
nおよびRissanenらによる文献“Compression of Black/
White Images with Arithmetic Coding"、IEEE Tran Co
m.COM−29、6、(1981.6)等に発表されている。この
文献によるとすでに符号化した入力信号列をS、劣勢シ
ンボル(LPS)の出る確率をq、演算レジスタAugendを
A(S)、符号レジスタをC(S)とした時に、入力信
号ごとに以下の算術演算を行う。
A(S1)=A(S)×q≒A(S)×2-Q ………(1) A(S0)=〈A(S)−A(S1)〉l ………(2) 〈 〉lは有効桁lbitで打ち切りを表す。
C(S0)=C(S) ………(3) C(S1)=C(S)+A(S0) ………(4) ここで、符号化データが優勢シンボル(MPS:上の例で
は0)の場合はA(S0)、C(S0)を次のデータの符号
化に使う。また劣勢シンボル(LPS:上の例では1)の場
合は、A(S1)、C(S1)を次のデータの符号化に使
う。
新しいAの値は2S倍(Sは0以上の整数)され、0.5
A<1.0の範囲におさめられる。この処理は、ハード
ウエアでは演算レジスタAをS回シフトすることに相当
する。符号レジスタCに対しても同じ回数のシフトが行
われ、シフトアウトされた信号が符号となる。以上の処
理を繰り返すことにより符号形成がなされる。
また、(1)の式で示したようにLPSの出現確率qを
2のべき乗(2-Q:Qは正整数)で近似することにより、
乗算計算をシフト演算に置き換えている。この近似をさ
らによくするためにqを、例えば(5)の式の如くの2
のべき乗の多項式で近似している。この近似により効率
最悪点の改善が行われている。
q≒2-Q1+2-Q2 ………(5) また、算術符号は符号化データごとにQの値を切換え
ることが可能なことから確率推定部を符号化と分離する
ことができる。
本実施例では前述のように符号化を行いながら確率を
推定していく動的な方法をとっている。
以上の算術符号を行う第2図の符号器11のブロツク図
の説明を行う。
状態予測回路13からの状態信号St206は、カウンタメ
モリ23、符号化条件メモリ24に入力される。
符号化条件メモリ24には、状態信号St206で表わされ
る27+28+29個の各状態毎に、出現しやすいシンボルで
ある優勢シンボルMPS108と、後述する算術符号のLPSの
出現確率を含む符号化条件を示すインデツクスI107が記
憶されている。符号化条件メモリ24から符号化すべき画
像の色及び状態に応じて読み出されたMPS108は予測変換
回路27に入力され、予測変換回路27では2値系列信号D2
03がMPS108と一致した時に0となるYN信号101を作る。Y
N信号101は更新回路25に入力され、更新回路25では、YN
信号が0の時に、カウンタメモリ23に記憶されているカ
ウント値のうち対応する状態のカウントをインクリメン
トする。そして、カウンタメモリ23に記憶されているカ
ウント値C106がカウントテーブルROM22からの設定値MC1
05に一致したならば、インデツクスI107が大きくなる方
向(LPSの出現確率qが小さくなる方向)に更新する。
(MPSの反転は行わない。) 尚、カウントテーブルROM22は、LPSの出現確率qを表
わすインデツクスIに対応して決められている第1表で
示したMPSの数MC105を更新回路25に供給する。
また、更新回路25では、MPS108と画素信号D203が不一
致の場合、即ち、予測変換回路27からのYN信号が1の時
はインデツクスI107が小さくなる方向(LPSの出現確率
qが大きくなる方向)に更新する。また、インデツクス
が1の時に値が0のYN信号が来ると、MPSを反転(0→
1または1→0)する処理を行う。更新回路25の出力
I′109、MPS′110は更新後のインデツクスの値であ
り、符号化条件メモリ24に再記憶される。
符号化パラメータ決定回路26では、インデツクスI107
の値に基づいて算術符号の符号化パラメータQ111を算術
符号器28にセツトする。この算術符号器28では、予測変
換回路27からのYN信号101をパラメータQ111を用いて算
術符号化し符号102を得る。
尚、符号化条件メモリ24に初期値を与えておき、I、
MPSを更新しないようにすることにより、静的な符号化
が容易に実現できる。
第8図は予測変換回路27のブロツク図である。シリア
ル信号D203とMPS108がEX−OR回路29に入力され、第2表
の論理式に従ってシリアル信号S203とMPS108が一致した
ときに0、不一致のときに1となるYN信号101が出力さ
れる。
第3図は、更新回路25のブロツク図である。YN信号10
1が0の時、カウンタメモリ23からのカウント値C106が
加算器31で+1インクリメントされ、信号C′112にな
る。この値は比較器33でカウントテーブルROM22からのM
C105と比較され、C′の値がMCの値に一致したならば、
更新信号UPA113をセツトする。またYN信号101は更新信
号UPB114となり、UPA、UPBはインデツクス変更回路35に
入る。また、UPAとUPBはOR回路37で論理ORがとられ、OR
回路37の出力信号115はセレクタ32の切り換え信号とな
る。セレクタ32では信号115が1の時はカウンタメモリ2
3の値をリセツトするため0信号119を選び、それ以外は
加算器31の出力信号C′112を選び、カウンタ更新信号
C″116として出力し、これをカウンタメモリ23に記憶
させる。従って、シリアル信号D203とMPS108が不一致の
場合、及び一致状態が所定回連続した場合に、カウンタ
メモリ23のカウント値がリセツトされる。
インデツクス変更回路35には、インデツクスの更新き
ざみを制御する信号d117(標準的にはd=1)とUPA11
3、UPB114及び符号化条件メモリ24から現在のインデツ
クスI107が入力されている。
第3表はインデツクス変更回路35におけるインデツク
ス更新方法を示すテーブルである(第3表には更新きざ
みがd=1とd=2の場合を示している。)このテーブ
ルを現在のインデツクスI、更新きざみ条件d、UPA、U
PBで参照することにより更新したインデツクスI′を決
定する。また、I=1でUPB=1(シリアル信号D203とM
PS108が不一致の場合)の時はEX信号118をセツトする。
EX信号118が1の時に反転器36では現在のMPS108のシン
ボルを反転させ(0→1または1→0)、更新MPS′110
を得る。また、EX信号が0の時はMPS′は変化させな
い。更新されたI′109およびMPS′110は符号化条件メ
モリ24に記憶され、次の処理用のインデツクスI及びMP
Sとして用いられる。尚、第3表に示した更新法は、ROM
などによりテーブルでも構成できるし、加減算器を使っ
てロジツクで構成することも可能である。
以上の如く、2のべき乗の多項式で近似したLPSの出
現確率qを表わすインデツクスIの値に応じて定められ
たMPSの数分のMPSが発生したときには、インデツクスI
をd加算し、算術符号に用いるLPSの出現確率qを小さ
くせしめ、一方、LPSが発生したときには、インデツク
スIをd減算し、算術符号に用いるLPSの出現確率qを
大きくせしめる。また、更にLPSの出現確率qが0.5を表
わす状態(インデツクスIが1の状態)においてLPSが
発生した場合は、MPSを反転する。
この様に、入力画像に適応的にインデツクスI及びMP
Sを更新することにより、符号化効率の良い算術符号化
が達成できる。
第7図は本実施例で用いる算術符号の符号化効率曲線
である。以下、インデツクスIの値を小文字iで示すこ
の曲線はLPSの出現確率をq、符号化時での近似確率qei
とした時に式(6)で示される。そして、LPSの出現確
率qの値の大きい方から小さい方へ、順次インデツクス
Iを1、2、3、…と付与する。
ここで、分子はエントロピであり、qeiは式(7)で
示される値である。
qei=q1+q2 ………(7) q1、q2の値は2のべき乗の多項近似の値で第5表で与
えられている。例えば(8)〜(10)で示される。
qel′=2-1 ………(8) qe2′=2-1−2-4 ………(9) qe3′=2-2+2-3 ………(10) となり、この確率において効率ηが1.0になるピーク点
となるqeiを以降実効確率が呼ぶ。また効率曲線の交点
を境界確率qbiと呼び、この確率を境に隣りの実効確率
を使って符号化するほうが効率が向上することは明らか
である。
本実施例では、式(5)で示したように2つの項で近
似できる確率から第4表に示した実効確率qeiを選んで
いる。また、第4表のQ1、Q2、Q3は算術符号器18に送る
パラメータQc111である。即ち、Q1、Q2はシフトレジス
タへ与えるシフト量であり、このシフト演算により2の
べき乗計算を行っている。また、Q3は第2項めの係数を
示し、+、−の切り換えを行う。
第1表のMCの値は、以下のように決定している。
即ち、LPSの数をNL、MPSの数をNMとした時、LPSの発
生確率は式(11)で与えられる。
この式NMで解くと式(12)になる。
NM=|NL(1/q−1)| ………(12) ただし|x|は小数点以下の切り上げを表す。式(12)
におけるqに第6図に示したqbiを与えることにより、
そこでの優勢シンボル(MPS)の数NMiが計算される。し
たがって、MCは式(13)から計算される。
MCi=NMi+1−NMi ………(13) 第1表のMCの値は式(11)、(12)、(13)からNL
2として計算したものである。
この様に、第6図示の如くの各境界確率qbiに基づい
て各インデツクスIに対応した優勢シンボルMPSの数NMi
を求め、隣り合ったインデツクス間の優勢シンボルNM
差を各インデツクスIに対するMCとする。
そして、このMCの値と発生する優勢シンボルの数を前
述の如く比較し、MCの値の値と優勢シンボルの数が一致
したならば、その状態は隣りのインデツクスIを用いた
符号化が適した状態と判断して、インデツクスIを更新
する。これによって、優勢シンボルの発生数を基にして
良好なタイミングでインデツクスIの変更がなされ、且
つ、最適なインデツクスIを用いた符号化を適応的に達
成できる。
第7図は算術符号器28のブロツク図である。
符号パラメータ決定回路26で決められたコントロール
信号Q111(第4表)のうちシフトレジスタA70にQ1を、
シフトレジスタB71にQ2、セレクタ72にQ3に入力され
る。Q1、Q2はそれぞれシフトレジスタA、Bに対してAu
gend信号であるAs123を何bit右にシフトするかを指示す
る。シフトされた結果が出力信号130、131となる。
信号131は、反転器76により補数がとられ、セレクタ7
2はコントロール信号Q3により信号131又は反転器76の出
力信号を選択し、出力信号132を得る。加算器73ではシ
フトレジスタA70からの信号130とセレクタ72からの信号
132の加算が行われ、AS1信号124が出力される。減算器7
4では、AS信号123からAS1信号124を減算し、AS0信号125
を得る。セレクタ75ではAS0信号125とAS1信号124のいず
れかをYN信号101により選択する。即ちYN信号が1の時
はAS0信号が、また、YN信号が0の時はAS1信号がA′信
号126になる。シフト回路80ではA′信号のMSBが1にな
るまで左へシフトする処理が行われ、このシフトにより
AS′信号127が得られる。このシフトの回数に相当する
シフト信号132は、コードレジスタ79に入り、コードレ
ジスタ79からはシフト回数に相当する数のbitがMSBから
順番に出力され符号データ130になる。
符号データ130は、図示しないbit処理方法にて、bit1
の連続が有限個内になるように処理され、復号器14側に
伝送されることになる。
また、コードレジスタ79の内容CR128は加算器77でAS0
信号125と加算され、セレクタ78に入る。また、AS0信号
125の加算されていいない信号CR128もセレクタ78に入
り、YN信号101が1の時はCR′=CR,YN信号が0の時はC
R′=CR+AS0となるCR′信号129として出力される。コ
ードレジスタ79に関して前述したシフト処理は、CR′信
号に対して行う。
以上の説明は、点順次に入出力されるカラー信号に対
しての実施例であるが、面順次入出力されるカラー信号
に対しても同様な予測が可能である。
第9図は面順次方式の実施例である。バツフアメモリ
90、91、92にはD0、D1、D2の全画面の色信号が記憶され
ている。バツフアメモリ90には現在符号化する信号が入
っている。他の信号はすでに符号化されたものとしてバ
ツフアメモリ91、バツフアメモリ92に記憶されているも
のとする。バツフアメモリ90からの信号300は符号器11
に送られる。またラインメモリ93でライン遅延され、数
ラインまとめて状態予測回路94に送られる。また、バツ
フアメモリ91、92からはすでに伝送済の信号301、302が
状態予測回路94に送られる。これらの信号により予測状
態信号St206が生成され、符号器11に送られる。次に符
号器11では、画像信号300およびSt信号により符号207が
生成されることになる。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によると、mbitカラー信
号のうちn色しか符号化対象とならないカラー画像にお
いて、mbitカラー画像符号化方式のハードウエアを大幅
に変更することなく、n色のカラー画像を効率よく符号
化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はカラー画像の伝送システムの概念図、 第2図は符号器のブロツク図、 第3図は更新回路のブロツク図、 第4図は状態予測回路のブロツク図、 第5図は参照画素を示す図、 第6図は符号化効率曲線を示す図、 第7図は算術符号器のブロツク図、 第8図は予測変換回路のブロツク図、 第9図は面順次方式の実施例、 第10図はカラーモードによる色信号変換の例である。 10…パラレル・シリアル変換回路 11…符号器 12…ラインメモリ 13…状態予測回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−274473(JP,A) 特開 昭57−192173(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/41 - 1/419 G06T 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各画素の色を表わすmビット(mは整数)
    のカラー画像信号を予測符号化する画像符号化方法にお
    いて、 前記各画素の色を表わすmビットのカラー画像信号を、
    mビットのカラー画像信号で表わされる2m色中のn色を
    示す[log2n1ビット(nは整数、かつ、m>[log2n]
    を、[x]は実数x以上の最小の整数)の信号に変換
    し、 変換された[log2n]ビットの信号の各ビットを、符号
    化対象画素の周囲画素の同一ビットの状態を参照し夫々
    予測符号化するとともに、 [log2n]ビットの信号のうちの少なくとも1ビットに
    関しては、符号化対象画素の周囲画素の同一ビットに加
    えて他のビットの状態をも参照し、予測符号化を行うこ
    とを特徴とする画像符号化方法。
  2. 【請求項2】変換された[log2n]ビットの信号の各ビ
    ットの予測符号化に際し、符号化対象画素の既に符号化
    済みの周囲画素の同一ビットの状態を参照することを特
    徴とする請求項第1項記載の画像符号化方法。
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