JP2877244B2 - 符号化装置 - Google Patents

符号化装置

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JP2877244B2
JP2877244B2 JP104193A JP104193A JP2877244B2 JP 2877244 B2 JP2877244 B2 JP 2877244B2 JP 104193 A JP104193 A JP 104193A JP 104193 A JP104193 A JP 104193A JP 2877244 B2 JP2877244 B2 JP 2877244B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置等に
用いられる画像データの符号化装置に係り、特にMR符
号化を行なう符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般にこの種の符号化装置は、画
像データの入力動作、符号化ライン及び参照ラインの変
化点の検出動作、符号化動作、符号データの出力動作が
直列的に行なわれ、また符号化回路の内部動作も直列的
に行なわれる構成であった。MR符号化を行なう場合、
符号化ラインと参照ラインの両方の変化点を検出した段
階でMR符号化のモードを判定する構成であった(特公
平2−20034号)。
【0003】なお、変化点検出回路と符号化回路の間に
FIFO(先入れ先出しの一時記憶回路)を設け、変化
点の検出と符号化を並列化する構成が知られている(特
公平1−40546号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、画像データの
入力から符号データの出力までの動作が直列的であるこ
と、並びに、参照ラインまたは符号化ラインのいずれか
の変化点が検出されない期間は符号化動作が中断してし
まうことから、符号化処理の高速化に限界があった。
【0005】なお、変化点検出回路と符号化回路の間に
FIFOが設けられても(特公平1−40546号)、
MR符号化の場合には、モードが決定した後に起点画素
(変化点の検出の開始位置)が更新されるので動作を並
列化できないため、十分な高速化を実現することは不可
能であった。
【0006】本発明は、上述の問題点について改善し、
より高速な符号化処理が可能な符号化装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
符号化装置の発明は、参照ライン上の画素データの変化
点アドレスをワード単位で求め、この変化点アドレスと
参照ライン先頭からの累積ワード数に相当するアドレス
とを加算して参照ライン変化点アドレスとして出力する
参照ライン変化画素検出手段と、前記参照ライン変化点
アドレスを格納する参照ライン用FIFO手段と、符号
化ライン上の画素データの変化点アドレスをワード単位
で求め、この変化点アドレスと符号化ライン先頭からの
累積ワード数に相当するアドレスとを加算して符号化ラ
イン変化点アドレスとして出力する符号化ライン変化画
素検出手段と、前記符号化ライン変化点アドレスを格納
する符号化ライン用FIFO手段と、前記参照ラインF
IFO手段、前記符号化ラインFIFO手段から入力さ
れた変化点アドレスに基づいて画素データの符号化モー
ドを決定して符号化を行う符号化手段とを備え、各変化
点アドレスを各FIFO手段に記憶させるとともに、前
記符号化手段は各FIFO手段から読み出した変化点ア
トレスに基づいて符号化動作を行い、前記符号化ライン
変化画素検出手段が最初の符号化ライン変化点アドレス
を検出する場合、かつ前記参照ライン変化画素検出手段
が参照ライン上で前記最初の符号化ライン変化点アドレ
スの右側に符号化モードを決定できる参照ライン変化点
アドレスを検出できない時には、符号化手段は前記参照
ライン変化画素検出手段内で計数した累積ワード数に相
当する累積アドレスを用いて符号化モードを決定すると
いう構成を備えたものである。請求項2記載の発明は、
請求項1記載の符号化装置の発明において、前記参照ラ
イン変化画素検出手段が最初の参照ライン変化点アドレ
スを検出する場合、かつ前記符号化ライン変化画素検出
手段が符号化ライン上で参照ライン変化点アドレスの右
側に符号化ライン変化点アドレスを検出できない時に
は、符号化手段は、参照ライン上の次の変化点アドレ
ス、および累積ワード数に相当する累積アドレスを用い
て符号化モードを決定するという構成を備えたものであ
る。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の符
号化装置において、前記符号化手段は、MR符号化のモ
ード判定及びランレングス計算を行うモード判定回路と
符号を生成する符号生成回路との間にレジスタを持つと
ともに、前記符号生成回路と符号を外部に出力するため
の符号出力回路との間にレジスタを持つことにより、前
記モード判定回路、前記符号生成回路及び前記符号出力
回路が並列に動作するという構成を備えたものである。
【0009】
【作用】本発明は上述の構成によって、画像データ入
力、変化点検出、符号化、符号データ出力の全てが並列
動作となり、また、変化点を検出できない場合に変化点
検出の開始アドレスを用いることにより、符号化ライン
及び参照ラインの両方の変化点が検出されるまでの動作
中断もない。さらに、符号化回路の内部動作も並列動作
となる。したがって、本発明による符号化装置は、従来
の符号化装置に比べ符号化処理の飛躍的な高速化が可能
である。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。
【0011】図1は本発明による符号化装置の一例を示
す概略ブロック図である。この符号化装置の構成につい
ては後述する。
【0012】図2はファクシミリ装置の一例の概略ブロ
ック図である。図2において、1は図1に示した本発明
による符号化装置であり、これはシステムバス8とイメ
ージバス9の間に接続されている。システムバス8に
は、ファクシミリ装置全体の制御を行なうマイクロプロ
セッサ(MPU)2、符号データの蓄積のために用いら
れる符号メモリ3、回線信号の変復調のためのモデム4
も設けられている。イメージバス9には、送信原稿を読
み取るためのスキャナ5、画像データの入出力のための
バッファとして用いられる画像メモリ6、受信原稿を記
録するプリンタ7も設けられている。
【0013】図3は図1及び図2に示された本発明によ
る符号化装置1におけるMR符号化のモード判定動作を
示す状態遷移図である。また、図4は符号化装置1によ
るMR符号化モード判定の説明図であって、図3中と同
じ数字は同一の状態を示している。図5は符号化装置1
によって処理される画像データの一例を示す。
【0014】ここで図3において状態について若干説明
すると、状態10はMR符号化モード判定のステップ
1、状態20はMR符号化モード判定のステップ2、状
態30はMR符号化モード判定のステップ3、状態40
は水平モードの決定状態、状態50はパスモードの決定
状態、状態60は垂直モードの決定状態である。
【0015】図1において符号化装置1の全体的構成を
説明する。100は参照ラインの画像データをイメージ
バス9(図2)より取り込み一時的に蓄積する画像デー
タFIFO、400は符号化ラインの画像データをイメ
ージバス9より取り込み一時的に蓄積する画像データF
IFOである。200は参照ラインの変化点検出を行な
い、変化点を検出したときに変化点のアドレスを、変化
点を検出しないときに変化点検出の開始アドレスを出力
するライン変化点検出回路、500は符号化ラインに対
する同様の変化点検出のための変化点検出回路である。
300及び600は変化点検出回路300,600より
出力される変化点アドレスをそれぞれ一時的に蓄積する
変化点FIFOである。700はMH/MR/MMRの
符号化を行ない符号データを出力する符号化回路、80
0はその符号データを一時的に蓄積する符号データFI
FOである。この符号データFIFO800内の符号デ
ータはシステムバス8に出力できる。
【0016】次に、符号化装置1の各回路の構成を詳細
に説明する。図6は、図1に示した参照ライン変化点検
出回路200の概略ブロック図である。図7は、この変
化点検出回路200の内部動作を示すタイミングチャー
トである。
【0017】図6において、201は画像データの変化
点検出を開始するアドレスを記憶する検出開始レジス
タ、202はワード内の最初の変化点を検出するワード
内変化点検出回路、203はワード内変化点検出回路2
02から出力される変化点アドレスまたは検出開始レジ
スタ202から出力される開始アドレスを選択して出力
するアドレスセレクタ、204は画像データのワード数
をカウントするワードカウンタ、205は変化点検出回
路200の全体を制御する変化点検出制御回路である。
【0018】図1の符号化ライン変化点検出回路500
は、符号化ラインの画像データを画像データFIFO4
00より入力し、変化点アドレスまたは変化点の検出開
始アドレスを変化点FIFO600に出力することを除
けば、参照ライン変化点検出回路200と同一の構成で
ある。
【0019】図8は、図1に示した符号化回路700の
概略ブロック図である。図8において、710は符号化
回路700の全体を制御するメインシーケンサ、720
は変化点アドレスと起点画素アドレスを制御するアドレ
ス制御回路、730はMR符号化のモード判定及びラン
レングス計算を行なうモード判定回路、735はモード
判定回路730で判定されたMR符号のモードと計算さ
れたランレングスを一時的に可能するモードレジスタ、
740はアドレス制御回路720とモード判定回路73
0を制御するモード判定サブシーケンサ、750はMH
符号及びMR符号を生成する符号生成回路、756は符
号生成回路で生成された符号を一時的に蓄積する符号レ
ジスタ、760は符号生成回路750を制御する符号生
成サブシーケンサ、770はMH符号及びMR符号デー
タを複数ビット単位に揃えて出力する符号出力回路、7
80は符号出力回路770を制御する符号出力サブシー
ケンサである。
【0020】図9は、符号化回路700内のメインシー
ケンサ710の動作を示す状態遷移図である。図9にお
いて、状態711はMPU1(図2)からの起動を待つ
状態、712はライン同期信号を生成する状態、713
は1ラインの符号化を行なう状態、714は符号データ
を8ビット単位に揃えるオクテット化を行なう状態、7
15は8ビットのフィルビット(”0”)を生成する状
態である。
【0021】図10は符号化回路700内のアドレス制
御回路720の概略ブロック図である。図10におい
て、721は変化点FIFO300(図1)からの参照
ラインの変化点アドレスを一時的に蓄積する変化点レジ
スタ、722は変化点FIFO300からの参照ライン
変化点アドレスまたは変化点レジスタ721からの参照
ライン変化点アドレスを選択して出力する変化点セレク
タ、723は変化点FIFO600(図1)からの符号
化ライン変化点アドレスまたは変化点セレクタ722か
らの参照ライン変化点アドレスを選して出力する起点画
素セレクタ、724は起点画素セレクタ723で選択さ
れた変化点アドレスを起点画素アドレスとして一時的に
記憶する起点画素レジスタ、725は変化点セレクタ7
22からの参照ライン変化点アドレスと起点画素レジス
タ724からの起点画素アドレスとを比較する変化点比
較器である。
【0022】図11は符号化回路700内のモード判定
回路730(図8)の概略ブロック図である。図11に
おいて、731はアドレス制御回路720(図10)か
らの起点画素アドレスまたは参照ライン変化点アドレス
を選択する減算セレクタ、732はアドレス制御回路7
20からの符号化ライン変化点アドレスより、減算セレ
クタ731からのアドレスを減算するモード減算器、7
33はモード減算器732によって符号化ラインと参照
ラインの変化点アドレスを減算した結果を一時的に記憶
する垂直モードレジスタ、734はモード減算器732
によって符号化ライン変化点アドレスから起点画素アド
レスを減算した結果のランレングスのメイクアップ(7
ビット目以上)、または符号生成回路750(図8)か
らのメイクアップ減算値を選択するメイクアップセレク
タである。735はモードレジスタであり、これは垂直
モードレジスタ733の値(符号化ライン変化点アドレ
スから参照ライン変化点アドレスを減算した値)と、モ
ード減算器732によって符号化ライン変化点アドレス
から起点画素アドレスを減算した結果のランレングスの
ターミネーティング(下位6ビット)、及びメイクアッ
プセレクタ734からのメイクアップを一時的に格納す
る。
【0023】図12は符号化回路700内のモード判定
サブシーケンサ740(図8)の動作を示す状態遷移図
である。図12において、状態741はメインシーケン
サ710(図8)からの起動を待つ状態、状態742は
符号化ライン変化点(a1)または参照ライン変化点
(b1)の検出を待つ状態、状態743は垂直モードが
決定した状態、状態744は参照ライン変化点(b2)
の検出を待って垂直モードまたはパスモードを判定する
状態、状態745は符号化ライン変化点(a2)または
参照ライン変化点(b2)の検出を待って水平モードま
たはパスモードを判定する状態、状態746はランレン
グスを計算する状態、状態747は符号化ライン変化点
(a2)の検出を待つ状態、状態748はランレングス
を計算する状態である。
【0024】図13はアドレス制御回路720とモード
判定回路730の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【0025】図14は符号化回路700内の符号生成部
750(図8)の概略ブロック図である。図14におい
て、751はMR符号等を生成するMR符号生成回路、
752はモードレジスタ735からのターミネーティン
グとメイクアップを選択するアドレスセレクタ、753
はモードレジスタ735からの色情報とアドレスセレク
タ752の出力情報をアドレス情報としてMH符号を出
力するMH符号ROM、754はモードレジスタ735
からのメイクアップより2560ビット分のメイクアッ
プを減算するメイクアップ減算器である。このメイクア
ップ減算器730で得られたメイクアップ減算値はモー
ド判定回路730のメイクアップセレクタ734(図1
1)の入力となる。755はMR符号生成回路からのM
R符号等またはMH符号ROM753からのMH符号を
選択する符号セレクタであり、これによって選択された
符号は符号レジスタ756に一時的に格納される。
【0026】図15は符号生成サブシーケンサ760
(図8)の動作を示す状態遷移図である。図15におい
て、状態761はメインシーケンサ710またはモード
判定サブシーケンサ740(図8)からの起動を待つ状
態、状態762はライン同期信号を生成する状態、状態
763はMR符号を生成する状態、状態764は水平モ
ードを生成してモード判定サブシーケンサ740からの
起動を待つ状態、状態765はMH符号を生成する状
態、状態766はランレングスが2560以上のメイク
アップ符号を出力後の処理を行なう状態、状態767は
ランレングスが2560未満のメイクアップ符号を出力
後の処理を行なう状態である。
【0027】図16は符号生成回路750(図14)の
動作を示すタイミングチャートである。
【0028】図17は符号出力回路770(図8)の概
略構成を示すブロック図である。図17において、77
1は符号レジスタ756からの符号の上位バイトまたは
下位バイトを選択する符号セレクタ、772は符号を8
ビット(バイト)に揃えるためのシフトを行なうバレル
シフタ、773は符号レジスタ756からの符号長を加
算する符号長加算器、774はバレルシフタ772のシ
フトする長さ(シフト長)を一時的に蓄積するシフト長
レジスタ、775はバレルシフタ772によってシフト
された符号を一時的に蓄積する保存レジスタ、776は
バレルシフタ772によりシフトされた符号、保存レジ
スタ775に保存された符号、または符号出力セレクタ
778からの符号をビットごとに選択するバイト化セレ
クタ、777はバイト化セレクタ777によって選択さ
れた符号を一時的に蓄積する符号出力レジスタである。
符号出力セレクタ778は、符号出力レジスタ777か
らの符号データの上位バイトまたは下位バイトを選択す
るものである。
【0029】図18は符号出力サブシーケンサ780
(図8)の動作を示す状態遷移図である。図18におい
て、状態781は符号生成サブシーケンサ760(図
8)からの起動を待つ状態、状態782は符号レジスタ
756からの符号の下位バイトを符号出力レジスタ77
7の下位バイトに蓄積する状態、状態783は符号レジ
スタ756からの符号の上位バイトを符号レジスタ77
7の下位バイトに蓄積する状態、状態784は符号出力
レジスタ777の下位バイトのオクテット化を行なう状
態、状態785は符号生成C検査760からの起動を待
つ状態、状態786は符号レジスタ756からの符号の
下位バイトを符号出力レジスタ777の上位バイトに蓄
積する状態、状態787は符号レジスタ756からの符
号の上位バイトを符号出力レジスタ777の上位バイト
に蓄積する状態、状態788は符号出力レジスタ777
の上位バイトのオクテット化を行なう状態である。
【0030】図19は符号出力回路770(図17)の
動作を示すタイミングチャートである。
【0031】以上のように構成された符号化装置1につ
いて、以下その動作を説明する。まず、MR符号化のモ
ードの決定方法について説明する。MR符号化は符号化
ライン上の変化点の位置を、符号化ライン上または符号
化ライン直前の参照ライン上の参照する変化点の相対位
置によって符号化する。符号化する変化画素と参照する
変化点は以下のとおり規定される(CCITT勧告T.
4)。
【0032】a0:符号化ライン上の起点画素 a1:符号化ライン上でa0より右の最初の変化点 a2:符号化ライン上でa1より右の最初の変化点 b1:参照ライン上の変化画素のうちa0より右でa0
と反対の色を持つ最初の画素 b2:符号化ライン上でb1より右の最初の変化点 MR符号化では、前記変化点の相対的位置関係により3
種類のモードに判別し、モードに応じて起点画素a0を
更新する(CCITT勧告T.4)。各モードの条件と
起点画素a0の更新位置は次のとおりである。
【0033】(1)パスモード 条件:a1>b2(a1の左側にb2がある) 更新位置:a1 (2)垂直モード 条件:a1≦b2(a1と同じ位置または右側にb2が
ある)かつ|a1−b1|≦3(a1とb1の相対距離
は3画素以下) 更新位置:a1 (3)水平モード 条件:a1≦b2かつ|a1−b1|>3 更新位置:a2 次に図3と図4を参照して、符号化装置1におけるMR
符号化のモード判定の動作を説明する。a1′は符号化
ラインの変化点検出開始位置を示し、b1′とb2′は
参照ラインの変化点検出開始位置を示す。ステップ1 (図3の状態10) 次の場合には当該ステップを繰り返す。
【0034】1)参照ラインの変化点も符号化ラインの
変化点も検出しない(図4の11)。
【0035】2)符号化ラインの変化点のみを検出し、
a1−b1′≧−3である(図4の12)。
【0036】3)参照ラインの変化点のみを検出し、a
1′−b1≦3である(図4の14)。
【0037】次の場合にはステップ2(図3の状態2
0)へ移行する。 4)参照ラインの変化点のみを検出し、a1′−b1>
3である(図4の15)。
【0038】5)参照ライン及び符号化ラインの変化点
を検出し、a1−b1>3である図4の16)。
【0039】次の場合にはステップ3(図3の状態3
0)へ移行する。 6)参照ライン及び符号化ラインの変化点を検出し、0
≦a1−b1≦3である(図417)。
【0040】次の場合には水平モード(図3の状態4
0)を決定する。 7)符号化ラインの変化点のみを検出し、a1−b1′
<−3である(第2図の13)。
【0041】8)参照ライン及び符号化ラインの変化点
を検出し、a1−b1′<−3である(図4の19)。
【0042】次の場合には垂直モード(図3の状態6
0)を決定する。 9)参照ライン及び符号化ラインの変化点を検出し、−
3≦a1−b1≦−1である(図4の18)。ステップ2 (図3の状態20) 次の場合には当該ステップを繰り返す。
【0043】10)参照ラインの変化点も符号化ラインの
変化点も検出しない(図4の21)。
【0044】11)参照ラインの変化点のみを検出し、a
1′≦b2である(図4の22)。
【0045】12)符号化ラインの変化点のみを検出し、
a1>b2′である(図4の24)。
【0046】次の場合には水平モード(図3の状態4
0)を決定する。 13)符号化ラインの変化点のみを検出し、a1≦b2′
である(図4の25)。
【0047】14)参照ラインの変化点と符号化ラインの
変化点を検出し、a1≦b2である(図4の27)。
【0048】次の場合にはパスモード(図3の状態5
0)を決定する。 15)参照ラインの変化点のみを検出し、a1′>b2で
ある(図4の23)。
【0049】16)参照ライン及び符号化ラインの変化点
を検出し、a1>b2である(図4の26)。ステップ3 (図3の状態30) 次の場合には当該ステップを繰り返す。
【0050】17)参照ラインの変化点を検出せず、a1
>b2′である(図4の31)。次の場合にパスモード
(図3の状態50)を決定する。
【0051】18)参照ラインの変化点を検出し、a1>
b2である(図4の33)。次の場合には垂直モード
(図3の状態60)を決定する。
【0052】19)参照ラインの変化点を検出せず、a1
≦b2′である(図4の32)。 20)参照ラインの変化点を検出し、a1≦b2である
(図4の34)。
【0053】以上の説明から理解されるように、本発明
によれば、必ずしも参照ライン及び符号化ラインの両方
の変化点を検出していなくとも、変化点の検出開始位置
が分かればMR符号のモードを決定できる。
【0054】以下、符号化装置1の動作を詳細に説明す
る。 画像データFIFO100,400に関する動作 符号化装置1は、MPU2からの指示により動作を開始
する。スキャナ5で読み取られた画像データは画像メモ
リ6に蓄積されているが、符号化装置1は画像メモリ6
より参照ライン及び符号化ラインの画像データを読み出
して画像データFIFO100及び同400にそれぞれ
蓄積する。画像データFIFO100及び同400に蓄
積された画像データは、変化点検出回路200及び同5
00からの要求によりそれぞれ出力される。
【0055】画像データFIFO100,400の画像
データの入力と出力を独立に行なうことにより、符号化
装置1への画像データの入力動作と変化点検出回路20
0,500の動作とが並行して行なわれる。
【0056】参照ライン変化点検出回路200の動作 参照ライン変化点検出回路200(図6)は、MPU1
からの指示により動作を開始し、検出開始レジスタ20
1を初期化する(図7のクロック1)。
【0057】画像データFIFO100に画像データが
あれば、ワード内変化点検出回路202は検出開始レジ
スタ201の開始アドレスよりも右の変化点を検出する
(図7のクロック5〜10,13,16,17)。
【0058】変化点を検出すれば、その変化点アドレス
をワードカウンタ204のワードアドレスと合わせて変
化点FIFO300に入力し、検出開始アドレスを更新
する(図7のクロック2〜8,14,15)。
【0059】変化点を検出しなければ、検出開始レジス
タ201からの検出開始アドレスをワードカウンタ20
4のワードレジスタと合せて符号化回路700に出力す
る。
【0060】画像データFIFO100の画像データを
更新し、ワードカウンタ204を加算し、検出開始レジ
スタ201を初期化する(図7のクロック9〜13,16〜2
0)。 画像データが常に入力され、変化点アドレスを
常に出力できれば、変化点を常に1クロックで検出でき
る。
【0061】符号化ライン変化点検出回路500の動作 符号化ラインの変化点を検出対象とする以外は、参照ラ
イン変化点検出回路200の動作と同様である。
【0062】変化点FIFO300、600の動作 変化点FIFO300及び同600に蓄積された変化点
アドレスは、符号化回路700からの要求により出力さ
れる。変化点が検出されていない場合は、変化点検出回
路200、500内のワードカウンタ204のワードレ
ジスタを出力するよう要求する。
【0063】変化点FIFO300,600の変化点ア
ドレスの入力と出力とを独立に行なうことにより、変化
点検出回路200,500と符号化回路700とが並列
に動作する。
【0064】符号化回路700の動作 符号化回路700(図8)は、MPU1からの指示によ
り動作を開始し、メインシーケンサ710は状態711
から状態712に遷移する(図9)。メインシーケンサ
710は、ライン動作信号を出力した後に状態713に
遷移し、モード判定サブシーケンサ740に符号化の開
始を伝える。
【0065】(アドレス制御回路720とモード判定回
路730の動作) 符号化の開始を伝えられたモード判定サブシーケンサ7
40は、状態741から状態742に遷移する(図1
2)。モード判定サブシーケンサ740は、アドレス制
御回路720(図10)の変化点セレクタ722で変化
点FIFO300からの参照ライン変化点アドレスを選
択させ、また起点画素レジスタ724を初期化する。ま
た、モード判定回路730(図11)の減算セレクタ7
31で参照ライン変化点アドレスを選択させ、そして、
符号化ラインと参照ラインの変化点アドレスの差をモー
ド減算器732で計算させ、その結果を垂直モードレジ
スタ733に蓄積する(図13のクロック0)。モード
減算器732の減算結果によって以後の動作内容は異な
る。図4に関連させて動作内容を(ア)、(イ)及び
(ロ)に述べる。
【0066】 (ア)減算結果が9’の場合(図4の16) モード判定サブシーケンサ740は状態745(図1
2)に遷移し、参照ライン変化点を更新して、次の参照
ラインと符号化ラインの変化点のアドレスの大小をモー
ド減算器732で計算させる(図13のクロック0、
1)。モード減算器732の減算の結果、図13のクロ
ック1では符号化ライン変化点FIFO600からの変
化点検出信号が‘1’で変化点が検出されていることを
知らされ、符号化ライン変化点アドレスが‘0B’であ
り、参照ライン変化点FIFO300からの変化点検出
信号が‘1’で変化点が検出されていることを知らさ
れ、参照ライン変化点アドレスが‘05’であるので、
符号化ライン変化点アドレスが参照ライン変化点アドレ
スより大きく(図4の26)、符号化ラインの‘0B’
の位置に変化点がない場合は符号化ライン変化点FIF
O600からの変化点検出信号が‘0’で変化点が検出
されていないことを知らされ、符号化ライン変化点アド
レスが‘10’以上で出力されて符号化ライン変化点ア
ドレスが参照ライン変化点アドレスより大きくなると確
定できるので(図4の23)、モード判定部サブシーケ
ンサ740はパスモードを決定し、起点画素レジスタ7
24に参照ライン変化点アドレスを書き込み、参照ライ
の変化点を更新し、モードレジスタ735にパスモー
ド(モード‘3’)を書き込み、このことを符号化生成
サブシーケンサ760に知らせ状態742へ遷移する
(図13のクロック1、2)。モード判定サブシーケン
サ740は、符号化ラインと参照ラインの変化点のアド
レスの差をモード減算器732で計算させ、その結果を
垂直モードレジスタ733に蓄積する(図13のクロッ
ク3)。
【0067】 (イ)減算結果が4’の場合(図4の16) モード判定サブシーケンサ740は状態745に遷移す
る。参照ライン変化点を更新して次の参照ラインと符号
化ラインの変化点のアドレスの大小をモード減算器73
2で計算させる(図13のクロック2、3)。図13の
クロック3では符号化ライン変化点FIFO600から
の変化点検出信号が‘1’で変化点が検出されているこ
とを知らされ、符号化ライン変化点アドレスが‘0B’
であり、参照ライン変化点FIFO300からの変化点
検出信号が‘1’で変化点が検出されていることを知ら
され、参照ライン変化点アドレスが‘0E’であるの
で、符号化ライン変化点アドレスが参照ライン変化点ア
ドレスよりも小さく、参照ラインの‘0E’の位置に変
化点がない場合は参照ライン変化点FIFO300から
の変化点検出信号が‘0’で変化点が検出されていない
ことを知らされ、参照ライン変化点アドレスが‘10’
以上で出力されて符号化ライン変化点アドレスが参照ラ
イン変化点アドレスよりも小さいと確定できるので、モ
ードサブシーケンサ740は水平モードを決定する(図
4の27)。そして、モードレジスタ735に水平モー
ド(モード=‘1’)を書き込み、このことを符号化生
成サブシーケンサ760に知らせ状態746に遷移する
(図13のクロック3)。減算セレクタ731で起点画
素アドレスを選択させ、モード減算器732で符号化ラ
イン変化点アドレスから起点画素アドレスを減算させて
ランレングスを算出する。また、起点画素セレクタ72
3で符号化ライン変化点アドレスを選択させて起点画素
レジスタ724に書き込み、符号化ラインの変化点を更
新する。次に、メイクアップセレクタ734でランレン
グスを選択し、それをモードレジスタ735に書き込
み、このことを符号生成サブシーケンサ760に知ら
せ、状態747に遷移する(図13のクロック4)。
【0068】モード判定サブシーケンサ740は、符号
化ラインの変化点を検出したら状態748に遷移する
(図13のクロック5)。減算セレクタ731で起点画
素アドレスを選択させ、モード減算器732で符号化ラ
イン変化点アドレスから起点画素アドレスを減算させて
ランレングスを求める。このランレングスを起点画素セ
レクタ723で選択して起点画素レジスタ724に書き
込み、符号化ラインの変化点を更新する。そして、メイ
クアップセレクタ734でランレングスを選択してモー
ドレジスタ735に書き込み、このことを符号生成サブ
シーケンサ760に知らせ、状態742に遷移する(図
13のクロック6)。
【0069】ここで、モード判定サブシーケンサ740
は、変化点比較器725より参照ライン変化点が不要な
ものであることを知らされ、減算セレクタ731で参照
ライン変化点アドレスを選択し、参照ラインの変化点を
更新する(図13のクロック7)。そして、符号化ライ
ンと参照ラインの変化点のアドレスの差をモード減算器
732で計算した結果を垂直モードレジスタ733に蓄
積する(図13のクロック8)。
【0070】(ウ)減算結果が’−2’の場合(図4の
18) この場合、モード判定サブシーケンサ740は垂直モー
ドを決定し、モードレジスタ735に対し、垂直モード
(モード=’2’)及び、垂直モードレジスタ733に
蓄積されている符号化ラインと参照ラインの変化点アド
レスの差を書き込む。次に、起点画素セレクタ723に
より変化点セレクタからの参照ライン変化点アドレスを
選択して起点画素レジスタ724に記憶させる。そし
て、モードレジスタ735にMR符号のモードを書き込
んだことを符号生成サブシーケンサ760に知らせ、状
態743に遷移する(図13のクロック8,10)。
【0071】ここで、a1<b1の垂直モード(VL)
の場合に一つの参照ライン変化点画素を2回用いる必要
があるので、モード判定サブシーケンサ740は、変化
点セレクタ722で変化点レジスタ721に記憶させて
いる一つ前の参照ライン変化点アドレスを選択させ、こ
れと起点画素レジスタ724に記憶されている起点画素
アドレスとを変化点比較器725で比較させる(図13
のクロック9,11)。
【0072】そして、変化点比較器725より参照ライ
ン変化点が不要であることを知らされたときは、モード
判定サブシーケンサ740は状態742に遷移し、参照
ラインの変化点を更新し、また変化点FIFO300か
らの参照ライン変化点アドレスを変化点セレクタ722
で選択させる(図13のクロック(9))。
【0073】他方、変化点比較器725より参照ライン
変化点が必要であることを知らされた場合、モード判定
サブシーケンサ740は、状態742に遷移する(図1
3のクロック11)。
【0074】以上の説明から理解されるように、符号化
ライン及び参照ラインの変化点を常に検出できるなら
ば、2クロック以下でMR符号のモード判定及びランレ
ングス計算が可能である。
【0075】(符号生成回路750の動作) モード判定サブシーケンサ740から、モードレジスタ
735にMR符号のモード(水平モード以外)が書き込
まれたことを知らされた符号生成サブシーケンサ760
は、状態761から状態763に遷移し(図15)、モ
ードレジスタ735のモードによりMR符号生成回路7
51で符号とその長さ(符号長)を生成させる。この符
号と符号長を符号セレクタ755で選択させて符号レジ
スタ756に書き込み、この書き込みを符号出力サブシ
ーケンサ780に知らせる(図16のクロック1,2)。
【0076】続けてモードレジスタ736にランレング
スが書き込まれれば、符号生成サブシーケンサ760は
状態7648(図15)に遷移する。メイクアップ減算
器754の演算の結果、ランレングスがターミネーティ
ング(ランレングス<64)のときは、アドレスセレク
タ752でモードレジスタ735のターミネーティング
が選択されてMH符号ROM753に入力する。符号生
成サブシーケンサ760は、MH符号ROM753で生
成された符号と符号長を符号セレクタ755で選択して
符号レジスタ756に書き込み、このことを符号出力サ
ブシーケンサ780に知らせる(図16のクロック4,
5)。
【0077】他方、ランレングスがメイクアップ(ラン
レングス≧64)のときは、アドレスセレクタ752で
モードレジスタ735のメイクアップが選択されてMH
符号ROM753に入力する。符号生成サブシーケンサ
760は、MH符号ROM753で生成された符号と符
号長を符号セレクタ755で選択して符号レジスタ75
6に書き込み、このことを符号出力サブシーケンサ78
0に知らせる。符号生成サブシーケンサ760は状態7
66または状態767に遷移し、メイクアップ減算器7
54でメイクアップの減算処理を行なって状態765に
遷移する。
【0078】続けてモードレジスタ735にランレング
スが書き込まれれば、符号生成サブシーケンサ760は
状態765を保持して同様の動作を繰り返す。
【0079】以上の説明から理解されるように、MR符
号を1クロックで生成でき、MH符号を2クロックで生
成できる。
【0080】(符号出力回路770の動作) 符号出力サブシーケンサ780は、MPU2からの動作
開始により、符号出力回路770(図17)のシフト長
レジスタ774を’0’に初期化し、状態781(図1
8)となる。
【0081】符号出力サブシーケンサ780は、符号レ
ジスタ756に符号が書き込まれたことを符号生成サブ
シーケンサ760から知らされると、状態781から状
態782に遷移する(図19のクロック0)。
【0082】符号長が例えば’13’の符号の場合、符
号長加算器773より、符号長が8以上であることが符
号出力サブシーケンサ780へ知らされる。この場合、
符号出力サブシーケンサ780は、符号レジスタ756
の符号の下位8ビット(バイト)を、符号セレクタ77
1で選択し、バレルシフタ772とバイト化セレクタ7
76を介して符号出力レジスタ777の下位バイトに書
き込み、状態787に遷移する(図19のクロック1
)。
【0083】状態787において、符号出力サブシーケ
ンサ780は、符号レジスタ756の符号の上位バイト
を符号セレクタ771で選択し、これをバレルシフタ7
72とバイト化セレクタ776を介して符号出力レジス
タ777の上位バイトに、符号の上位ビット(ここでは
符号長が’13’であるので5ビット)を書き込む。そ
して、符号長加算器773でシフト長レジスタ774の
符号長(’0’)と符号レジスタ756の符号長(ここ
では’13’)とを加算し、加算結果値(ここでは’1
3’)をシフト長レジスタ774に書き込む(図19の
クロック2)。
【0084】続けて符号レジスタ756に符号が書き込
まれると、符号出力サブシーケンサ780は状態786
に遷移する。その符号の符号長が例えば’4’の場合、
符号長加算器773によって符号長が8未満であること
が符号出力サブシーケンサ780へ知らされる。
【0085】この場合、符号出力サブシーケンサ780
は、符号レジスタ756の符号の下位のバイトを符号セ
レクタ771で選択し、これをバレルシフタ772で5
ビット左にシフトし、バイト化セレクタ776によっ
て、符号出力レジスタ777の上位バイトに蓄積されて
いる5ビットの符号と、バレルシフタ772からの符号
の下位3ビットとを合わせて8ビットとし、これを符号
出力レジスタ777の下位バイトに書き込む。バレルシ
フタ772からの符号の残りの上位1ビットは、保存レ
ジスタ775に蓄積する。そして符号長加算器773
で、シフト長レジスタ774の符号長(’13’)に符
号レジスタ756の符号長(’4’)を加算し、加算結
果値(’1’)をシフト長レジスタ774に書き込む
(図19のクロック3)。
【0086】続けて符号レジスタ756に符号が書き込
まれなければ、符号出力サブシーケンサ780は符号出
力レジスタ777の符号データを符号データFIFO8
00(図1)に書き込み状態781に遷移するが、続け
て符号レジスタ756に符号が書き込まれれば、符号出
力サブシーケンサ780は状態781から状態782に
遷移する(図19のクロック4)。
【0087】ここでは、符号長が’3’の符号が続けて
書き込まれたとする。この場合、符号出力サブシーケン
サ780は、符号長加算器773より符号長が8未満で
あることを知らされる。符号出力サブシーケンサ780
は、符号セレクタ756の符号の下位バイトを符号セレ
クタ771で選択して、これをバレルシフタ772で1
ビット左にシフトする。次に、バイト化セレクタ776
によって、保存レジスタ775に保存されていた1ビッ
トと、バレルシフタ772からの符号とを合わせ、それ
を符号出力レジスタ777の下位バイトに書き込む。そ
して、シフト長レジスタ774の符号長(’1’)と符
号レジスタ756の符号長(’3’)を符号長加算器7
73で加算し、加算結果値(’4’)をシフト長レジス
タ774に書き込む(図19のクロック5)。
【0088】以上の説明から理解されるように、符号デ
ータFIFO800に間断無く符号を出力できれば、8
ビット未満の符号を1クロックで、8ビット以上の符号
を2クロックで、それぞれ処理できる。
【0089】符号データFIFO800に関する動作 MPU2は、符号データFIFO800から符号データ
を読み出して符号メモリ3に一時的に格納し、モデム4
を介して回線に出力する。
【0090】符号データFIFO800の入力と出力を
独立に行なうことによって、符号化回路700の動作と
符号化装置1からの符号データ出力動作を並行して行な
うことができる。
【0091】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、画像データ入力、変化点検出、符号化、符号データ
出力を並列に動作させることが出来、符号化ライン及び
参照ラインの変化点が検出されないことによる動作中断
もなくなる。さらに、符号化手段内の内部動作も並列動
作となる。したがって、本発明による符号化装置は、従
来の符号化装置に比べ符号化処理の飛躍的な高速化を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の符号化装置の概略ブロック図
【図2】本発明の符号化装置が用いられたファクシミリ
装置のブロック図
【図3】本発明の符号化装置におけるMR符号化モード
の決定動作を示す状態遷移図
【図4】本発明の符号化装置におけるMR符号化モード
決定の説明図
【図5】本発明の符号化装置により処理される画像デー
タの例を示す図
【図6】本発明の符号化装置の参照ライン変化点検出回
路の一例を示すブロック図
【図7】図6に示された参照ライン変化点検出回路の動
作を示すタイミングチャート
【図8】本発明の符号化装置の符号化回路のブロック図
【図9】図8に示されたメインシーケンサの状態遷移図
【図10】図8に示されたアドレス制御回路のブロック
【図11】図8に示されたモード判定回路のブロック図
【図12】図8に示されたモード判定サブシーケンサの
状態遷移図
【図13】図10に示されたアドレス制御回路及び図1
1に示されたモード判定回路の動作を示すタイミングチ
ャート
【図14】図8に示された符号生成回路のブロック図
【図15】図8に示された符号生成サブシーケンサの状
態遷移図
【図16】図14に示された符号生成回路の動作を示す
タイミングチャート
【図17】図8に示された符号出力回路のブロック図
【図18】図8に示された符号出力サブシーケンサの状
態遷移図
【図19】図17に示された符号出力回路の動作を示す
タイミングチャート
【符号の説明】
1 符号化装置 2 MPU 3 符号メモリ 4 モデム 5 スキャナ 6 画像メモリ 7 プリンタ 8 システムバス 9 イメージバス 100 参照ライン画像データFIFO 200 参照ライン変化点検出回路 201 検出開始レジスタ 202 ワード内変化点検出回路 203 アドレスセレクタ 204 ワードカウンタ 205 変化点検出制御回路 300 参照ライン変化点FIFO 400 符号化ライン画像データFIFO 500 符号化ライン変化点検出回路 600 符号化ライン変化点FIFO 700 符号化回路 710 メインシーケンサ 720 アドレス制御回路 721 変化点レジスタ 722 変化点セレクタ 723 起点画素セレクタ 724 起点画素レジスタ 725 変化点比較器 730 モード判定回路 731 減算セレクタ 732 モード減算器 733 垂直モードレジスタ 734 メイクアップセレクタ 735 モードレジスタ 740 モード判定サブシーケンサ 750 符号生成回路 751 MR符号生成回路 752 アドレスセレクタ 753 MH符号ROM 754 メイクアップ減算器 755 符号セレクタ 756 符号レジスタ 760 符号生成サブシーケンサ 770 符号出力回路 771 符号セレクタ 772 バレルレジスタ 773 符号長減算器 774 シフト長レジスタ 775 保存レジスタ 776 バイト化セレクタ 777 符号出力レジスタ 778 符号出力セレクタ 780 符号出力サブシーケンサ 800 符号データFIFO

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 参照ライン上の画素データの変化点アド
    レスをワード単位で求め、この変化点アドレスと参照ラ
    イン先頭からの累積ワード数に相当するアドレスとを加
    算して参照ライン変化点アドレスとして出力する参照ラ
    イン変化画素検出手段と、前記参照ライン変化点アドレ
    スを格納する参照ライン用FIFO手段と、符号化ライ
    ン上の画素データの変化点アドレスをワード単位で求
    め、この変化点アドレスと符号化ライン先頭からの累積
    ワード数に相当するアドレスとを加算して符号化ライン
    変化点アドレスとして出力する符号化ライン変化画素検
    出手段と、前記符号化ライン変化点アドレスを格納する
    符号化ライン用FIFO手段と、前記参照ラインFIF
    O手段、前記符号化ラインFIFO手段から入力された
    変化点アドレスに基づいて画素データの符号化モードを
    決定して符号化を行う符号化手段とを備え、各変化点ア
    ドレスを各FIFO手段に記憶させるとともに、前記符
    号化手段は各FIFO手段から読み出した変化点アドレ
    スに基づいて符号化動作を行い、前記符号化ライン変化
    画素検出手段が最初の符号化ライン変化点アドレスを検
    出する場合であって、かつ、前記参照ライン変化画素検
    出手段が参照ライン上で前記最初の符号化ライン変化点
    アドレスの右側に符号化モードを決定できる参照ライン
    変化点アドレスを検出できない時には、符号化手段は前
    記参照ライン変化画素検出手段内で計数した累積ワード
    数に相当する累積アドレスを用いて符号化モードを決定
    することを特徴とする符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記参照ライン変化画素検出手段が最初
    の参照ライン変化点アドレスを検出する場合であって、
    かつ、前記符号化ライン変化画素検出手段が符号化ライ
    ン上で参照ライン変化点アドレスの右側に符号化ライン
    変化点アドレスを検出できない時には、符号化手段は、
    参照ライン上の次の変化点アドレス、および累積ワード
    数に相当する累積アドレスを用いて符号化モードを決定
    することを特徴とする請求項1記載の符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記符号化手段は、MR符号化のモード
    判定及びランレングス計算を行うモード判定回路と符号
    を生成する符号生成回路との間にレジスタを有するとと
    もに、前記符号生成回路と符号を外部に出力するための
    符号出力回路との間にレジスタを有することにより、前
    記モード判定回路、前記符号生成回路及 び前記符号出力
    回路を並列に動作可能としたことを特徴とする請求項1
    記載の符号化装置。
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