JP2876500B2 - エアーマウントシステム - Google Patents

エアーマウントシステム

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JP2876500B2 JP31748591A JP31748591A JP2876500B2 JP 2876500 B2 JP2876500 B2 JP 2876500B2 JP 31748591 A JP31748591 A JP 31748591A JP 31748591 A JP31748591 A JP 31748591A JP 2876500 B2 JP2876500 B2 JP 2876500B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエアーマウントシステム
に関する。更に詳細には、本発明は横揺れが大幅に軽減
されたベースを有するエアーマウントシステムおよび該
システムからなる表面検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷回路のパターン、半導体用ウエハ、
ホトマスク、磁気ディスクなど、精密加工表面の微細欠
陥(例えば、異物、パターンの断線、ショート、突起、
欠け、その他の傷及びピンホール等)の外観検査はこれ
まで目視検査に頼ってきたが、検査員の確保及び訓練を
要する上、検査結果も安定した基準が得られにくいとい
う問題がある。また、最近のパターンの高密度化および
/または電子技術の高細密化(高集積化)に伴い、品質
に対する要求は益々厳しくなってきている。特に、半導
体製造プロセスにおける異物管理は重要で、非常に厳し
い管理が要求されている。
【0003】この問題点を解決するため、従来の目視検
査に代わって、レーザ光により表面検査を自動的に行う
装置が使用されている。このような光学式表面検査装置
は精密な構成体であり、振動が厳禁されている。このた
め、装置全体を防振架台例えば、エアーマウントシステ
ム上に載置して使用される。
【0004】図6はこのようなエアーマウントシステム
の一例を示す部分切り欠き概要斜視図である。図7は空
気バネの取付状況を示す部分拡大断面図である。エアー
マウントシステム10は方形のフレーム3に4個の空気
バネ5を介してベース盤4を取着して構成され、ベース
盤の上に載置された光学式表面検査装置を防振して支持
するものである。エアーマウントシステムの構造を詳細
に説明すれば、各空気バネはフレームを構成する角パイ
プ32の上面に設けられた固定板31に、固定ボルト3
3を用いて固定され、フレームの4隅の取付孔41の4
箇所に配置されて固定ボルト43により頭部がベース盤
に固定される。ベース盤4は鋳物または大理石製で、下
面に補強用のリブが平行に設けられ、各空気バネはこの
リブの間に介在している。図8は空気バネの斜視図であ
り、その底板51には対称的な4方向に取付部52が、
また、頭部にはボルト孔53がそれぞれ設けてある。こ
こで、ベース盤の防振作用について説明すると、ベース
盤は鋳物または大理石製として重量を重くし、空気バネ
を併用して防振効果を挙げている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】被検査物(例えば、ウ
エハ)表面上の異物または欠陥を検査する場合、ウエハ
をステージ上に吸着し、X−Y方向に移動しながらレー
ザの乱反射光により異物または欠陥を検出する。この場
合、ベース盤上にステージおよび光学系を配置し、ベー
ス盤を空気バネで支承させる。このため、X−Yステー
ジを移動させた時に、加速度の変化に伴い、3〜5Hz
の低周波振動が発生し、検出に悪影響を与えていた。
【0006】従って、本発明の目的は、空気バネで支承
されたベース盤上に移動ステージを有するエアーマウン
トシステムにおいて、移動ステージの運動により発生す
る横方向の振動を吸収する機構を有するエアーマウント
システムおよびこのような新規なエアーマウントシステ
ムからなる光学式表面検査装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では、上面に移動テーブルが配設されたベー
ス盤が空気バネにより支承されているエアーマウントシ
ステムにおいて、前記ベース盤の少なくとも2個の対向
する側壁面にダンパ機構がそれぞれ当接されていること
を特徴とするエアーマウントシステムを提供する。ま
た、本発明は、架台フレームに固定された空気バネによ
り支承されたベース盤を有し、該ベース盤上にX−Yス
テージが載置されている光学式表面検査装置において、
前記ベース盤はその側壁面に前後左右の4方向からダン
パが当接されていることを特徴とする表面検査装置を提
供する。
【0008】
【作用】前記のように、本発明の表面検査装置では、ベ
ース盤の左右方向にダンパが当接されているので、X−
Yステージの移動に伴って発生する3〜5Hzの低周波
振動(横揺れ)はこのダンパにより吸収され、軽減また
は消去される。その結果、検査結果の信頼性を向上させ
ることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明のエアーマ
ウントシステムの一例について説明する。図1は本発明
のエアーマウントシステムの一例の模式的断面図であ
る。本発明のエアーマウントシステムにおいて従来のエ
アーマウントシステムと同様な部材は同じ参照符号を使
用する。本発明のエアーマウントシステム1は架台フレ
ーム3を有する。このフレームの周縁部の上端面34に
ダンパ6が配設されている。フレーム周縁部上端面34
から所定の深さで凹陥した面35に空気バネ5が固定さ
れている。空気バネ5はベース盤4を支承している。ベ
ース盤4の上面にはXステージ7およびYステージ8が
配設されている。Xステージ7は駆動モータ71により
X方向に進退することができる。一方、Yステージ8は
駆動モータ81によりY方向に進退することができる。
Xステージ7の上面にウエハ2が載置される。Xステー
ジは吸着機構を有することもできる。これによりウエハ
が移動しないように吸着保持することができる。ベース
盤の側壁面にはダンパ6のロッド61が当接している。
【0010】図2は図1のエアーマウントシステムの平
面図である。ダンパ6は架台フレーム周縁部上端面34
の前後左右に4個大体等しい間隔で配設されている。こ
れによりXステージおよびYステージの何れのステージ
の進退により発生した横揺れも消去することができる。
【0011】図1および図2には光学系が図示されてい
ないが、このシステムにレーザ光照射系および被検査物
(例えば、ウエハ2)からの散乱光受光系を加えれば、
光学式表面検査装置が構成される。
【0012】ダンパ自体は当業者に公知の部材である。
しかし、このようなベース盤の横揺れ防止手段としてダ
ンパを有するエアーマウントシステムおよび光学式表面
検査装置は未だ当業者に知られていない。ピエゾ素子な
どで逆方向に反作用を発生させて横揺れを吸収する装置
が提案されているが、装置が大型化するばかりか、電気
的制御が伴い、横揺れの吸収は容易ではない。ダンパは
装置自体小型であり、しかも、確実に横揺れを吸収する
ことができる。
【0013】本発明のエアーマウントシステムで使用す
るのに好適なダンパ機構の一例を図3に示す。このダン
パ機構6は、第1の部材62と、この第1の部材にネジ
63,63で螺着される第2の部材64を有する。第1
の部材62と第2の部材64との間には、所定の容積の
作動油(例えば、シリコン油)充填シリンダ65が形成
されている。第1の部材62および第2の部材64の軸
穴にロッド61が摺動可能に挿入されている。このロッ
ド61は略中央部に円盤状ピストン66を有する。ロッ
ドのベース盤側先端部には板バネ67がネジ68で螺着
されている。この板バネの各終端部はネジ63,63で
第2の部材に固定されている。板バネ67はロッドが6
1が架台フレーム側に移動した時に、ベース盤側に復元
させるために設けられている。シリンダ内の充填作動油
の漏洩を防ぐために、各部材の境界面にはO−リング6
9が配設されている。このダンパ機構は例えば、ネジ9
により第1の部材62を介して架台フレームの上端面3
4に固定することができる。第1の部材と架台フレーム
3との間には適当な緩衝材91を配置することができ
る。図4の図3のダンパ機構の正面図である。このダン
パ機構の特徴はロッドが両軸形式であり、円盤状ピスト
ン66の周縁部とシリンダ65の円周との間に隙間が存
在することである。従来の一軸ロッドの場合、シリンダ
内にロッドが進入すると、進入したロッドの分だけシリ
ンダ内の体積が増大し、充填作動油の逃げ場がなくな
り、シリンダの破壊につながる危険性があった。本発明
のダンパ機構では両軸なので、シリンダ内におけるロッ
ドとピストンが占める体積は、ロッドおよびピストンが
何方の方向に移動しようとも常に一定である。このた
め、充填作動油によるシリンダ破壊の危険性は皆無とな
る。また、本発明のダンパ機構では、図5に示されるよ
うに、円盤状ピストン66が左右に移動するのにつれ
て、点線で示されるように、隙間を通して充填作動油が
流動することができる。その結果、ベース盤の横揺れは
速やかに減衰される。
【0014】本発明のダンパ機構を有するエアーマウン
トシステムは光学式表面検査装置に限らず、上面に水平
方向移動テーブルを有し横揺れの発生する可能性のある
全ての測定器類(例えば、平面度測定装置、エリプソメ
ータ)あるいは半導体製造装置(例えば、イオン注入装
置、パターンジェネレータ、ホトリピータ、ウエハ露光
装置、電子線描画装置など)、試験装置について使用す
ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエアーマ
ウントシステムはベース盤の側壁に対称的に少なくとも
2個のダンパ機構を当接させている。このため、ベース
盤上に移動ステージを配設し、この移動ステージを運動
させたときに発生する横揺れはダンパ機構により速やか
に吸収される。従って、このようなエアーマウントシス
テムを光学式表面検査装置に使用すれば、検査精度を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアーマウントシステムの一例の模式
的断面図である。
【図2】図1のエアーマウントシステムの平面図であ
る。
【図3】本発明のエアーマウントシステムで使用するの
に適したダンパ機構の一例の部分切り欠き断面図であ
る。
【図4】図3のダンパ機構の正面図である。
【図5】図3のダンパ機構におけるシリンダとピストン
の部分拡大断面図である。
【図6】従来のエアーマウントシステムの一例の部分切
り欠き概要斜視図である。
【図7】図6におけるエアーマウントシステムの空気バ
ネの取付状況を示す部分拡大断面図である。
【図8】空気バネの概要斜視図である。
【符号の説明】
1 本発明のエアーマウントシステム 2 ウエハ 3 架台フレーム 4 ベース盤 5 空気バネ 6 ダンパ機構 7 Xステージ 8 Yステージ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に移動テーブルが配設されたベース
    盤が空気バネにより支承されているエアーマウントシス
    テムにおいて、前記ベース盤の少なくとも2個の対向す
    る側壁面にダンパ機構がそれぞれ当接されており、前記
    ダンパ機構は、第1の部材と第2の部材によりシリンダ
    が形成され、該シリンダ内に両軸ピストンが装着され、
    かつ、作動油が充填されていることからなることを特徴
    とするエアーマウントシステム。
  2. 【請求項2】 架台フレームに固定された空気バネによ
    り支承されたベース盤を有し、該ベース盤上にX−Yス
    テージが配設されている光学式表面検査装置において、
    前記ベース盤はその側壁面に前後左右の4方向からダン
    パ機構が当接されており、前記ダンパ機構は、第1の部
    材と第2の部材によりシリンダが形成され、該シリンダ
    内に両軸ピストンが装着され、かつ、作動油が充填され
    ていることからなることを特徴とする表面検査装置。
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