JP2876463B2 - 昇降家具 - Google Patents

昇降家具

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JP2876463B2
JP2876463B2 JP7118933A JP11893395A JP2876463B2 JP 2876463 B2 JP2876463 B2 JP 2876463B2 JP 7118933 A JP7118933 A JP 7118933A JP 11893395 A JP11893395 A JP 11893395A JP 2876463 B2 JP2876463 B2 JP 2876463B2
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furniture
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勝彦 大西
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SANUEEBU KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、流し台や洗面化
粧台等の家具における天板の高さを、作業者の身長に合
わせて最も使い易い高さに調整することが容易な昇降家
具に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】従来の流し台や洗面化粧台等の
家具の場合、天板までの高さは、平均身長等を基に予め
設定され固定化されたものが多く、設置後は、天板まで
の高さを調整できないものが殆どであったが、近年で
は、電動モータ等を使用して天板までの高さを所望の高
さに調整することが可能な昇降家具も種々提案されてい
る。
【0003】ところで、流し台や洗面化粧台等の家具の
場合、家具本体の側部に形成される収納部は、小物入れ
として活用されるため、できる限り収納スペースを広く
確保することが望ましい。
【0004】しかしながら、上記電動モータ等で家具本
体を昇降させて、天板までの高さを調整する従来の昇降
家具にあっては、機構が非常に複雑化し、かつ、大型化
するため、上記収納スペースが大幅に狭められて小物ス
ペースを確保することが難しく、このため、天板回りが
乱雑となって使い勝手が非常に悪くなる、という問題を
有していたと共に、天板までの高さを調整するのは、設
置されるときが殆どであり、その後でも、数回程度の調
整が行なわれる性質であるにも拘らず、電動モータのよ
うな複雑な機構を配設するのは、コスト的にも不合理で
ある、という問題を有していた。
【0005】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、家具の収納ス
ペースをそれ程狭めることなく、床面から家具本体の天
板部までの高さを所望の位置に調整することが容易にで
きると共に、昇降調整機構が非常に簡易であるため、価
格的にも非常に低廉な昇降家具を提供しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にあっては、昇降家具を、両側に収納部が
夫々形成されてなる家具本体と、これら各収納部の下部
に形成された逆凹状の空間部に嵌装される台輪と、から
構成し、上記各空間部を形成する天井部材の下面には、
各収納部の前端から奥行方向に延びると共に下端部が家
具本体の底面から下方に若干突出する長さを有して構成
されてなる支持板を固着し、該支持板は、家具本体を所
望高さまでジャッキアップした後に台輪内に挿入される
高さ調整板の上面に載置されて家具本体を所望高さに保
持するように構成すると共に、上記空間部の前方開口
を、隠蔽部材で目隠しするように構成したことを特徴と
するものである。
【0007】
【発明の形態の形態例】以下、添付図面に示す一形態例
に基づき、この発明を詳細に説明する。
【0008】図1に示すように、この形態例に係る流し
台Kは、両サイドに収納部1,2が形成された家具本体
3と、この家具本体3の両サイドであって上記収納部
1,2の下部に嵌装された台輪4,5と、から構成され
ている。
【0009】家具本体3は、その上部に天板部6を有し
ており、この天板部6の右側には、水栓7が配設された
シンク8が配設されており、また、左側には、加熱器具
9が配設されている。勿論、この発明にあっては、家具
本体3の構成は、図示の形態例に限定されるものではな
く、要は、両サイドに収納部1,2が形成されたもので
あればよい。
【0010】また、上記収納部1は、3段の抽斗収納部
で構成されており、最下段の抽斗収納部13Aには、抽
斗の鏡板を模した飾り板10が、面ファスナーやビス等
で着脱自在に取り付けられていて、該最下段の抽斗収納
部13Aに台輪4の上部が嵌装されるように構成されて
いる。
【0011】一方、上記収納部2は、その前面開口部1
1が、図2に示すように、ヒンジを介して開閉自在な扉
12で閉じられるように構成されていると共に、上記収
納部1に形成された2段目の抽斗収納部13Bの底面部
と同じ高さ位置には、棚板14が底上げした状態で固着
されている。
【0012】そして、上記棚板14から家具本体3の底
部までの開口部15は、図3に示すように、上記台輪
4,5の上部が嵌装されるように逆凹状の空間部で形成
されており、該開口部15は、面ファスナーやビス等に
より着脱自在な目隠し板16で隠蔽されるように構成さ
れている。
【0013】また、上記棚板14の下面には、該棚板1
4の前端から奥行方向に延びる支持板17が固着されて
おり、該支持板17は、その下端部が、家具本体3の底
面から下方に若干突出する長さを有して構成されてい
る。勿論、収納部1の2段目の上記抽斗収納部13Bの
底面部にも、上記支持板17と同様の支持板が固着され
ている。
【0014】台輪4,5は、正面形状が略凹状に形成さ
れており、この形態例では、その奥行部が背板18で連
結されて構成されていると共に、その各前面開口部19
は、図1および図3に示すように、面ファスナーやビス
等により着脱自在なけこみ前板20,20で閉塞できる
ように構成されている。
【0015】このように構成された台輪4,5内には、
図4と図5に示すように、ジャッキ体21が収納固定さ
れている。
【0016】このジャッキ体21は、く字状に屈曲可能
な一対のアーム22,22と、このアーム22,22の
上下端部が回動可能に軸支された軸部材23,24と、
上記一対のアーム22,22の屈曲部に螺装された螺子
杆25と、から構成されており、上記上側の軸部材23
は上記棚板14の底面に固着され、また、下側の軸部材
24は、台輪4,5の内底面26に固着されている。
【0017】従って、上記螺子杆25の先端部に、図5
に示すように、回転操作用ロッド27を連結し、該回転
操作用ロッド27を、例えば、時計方向へ回転させるこ
とで上記一対のアーム22,22の屈曲部が接近して伸
長し、家具本体3を上方へ持ち上げると共に、上記回転
操作用ロッド27を、例えば、反時計方向へ回転させる
ことで上記一対のアーム22,22の屈曲部が離間して
収縮し、家具本体3を下降させることができる。
【0018】尚、図4と図5中、符号28は、高さ調整
用の差し込み板である。この高さ調整用の差し込み板2
8は、家具本体3の高さに対応させて複数枚が積層され
て用いられるため、水平方向のずれを防止する目的か
ら、各差し込み板28の上面と下面に、例えば、ホゾと
ホゾ溝を予め形成し、これらを相互に嵌合係止するよう
に構成し、或は、雇い実等で嵌合係止するのが望まし
い。
【0019】次に、上記のように構成されてなる流し台
Kの高さを調整する手順について説明する。
【0020】先ず、図2に示すように、上記扉12を開
いて収納部2の前面開口部11を開放し、次に、図3に
示すように、扉12を取り外し、かつ、上記目隠し板1
6とけこみ前板20とを取り外す。このとき、上記目隠
し板16とけこみ前板20が面ファスナーで着脱できる
ように構成されていれば、着脱作業をより簡便に行なう
ことができる。勿論、このときには、収納部1の飾り板
10とけこみ前板20も同様に取り外しておく。
【0021】次に、各台輪4,5に配設されたジャッキ
体21の螺子杆25の各先端部に、図4に示すように、
回転操作用ロッド27を連結し、該回転操作用ロッド2
7を、例えば、時計方向へ左右均等に徐々に回転させ
て、上記一対のアーム22,22を伸長させて、上記家
具本体3を所望高さ位置まで水平に持ち上げる。このと
き、上記各ジャッキ体21による家具本体3の持ち上げ
高さは、所望の設定高さ位置よりも若干高い位置まで持
ち上げる。
【0022】このようにして各ジャッキ体21により家
具本体3を設定高さ位置より若干上方に持ち上げた状態
で、複数枚の上記差し込み板28を台輪4,5内に順次
挿入して積層し、最上段に積層された差し込み板28の
上面が前記支持板17の下端部に近接する状態となるま
で積層する。このとき、各台輪4,5の内底面26から
上記支持板17の下端部までの高さに相当する枚数の差
し込み板28を、例えば、ホゾとホゾ溝で相互に連結し
て、これを上記各前面開口部19に挿入し、上記支持板
17の下方に位置決める。
【0023】次に、上記回転操作用ロッド27を反時計
方向に回転させて家具本体3を下降させ、支持板17の
下端部を最上段の差し込み板28の上面に圧接させる。
これにより、床面から家具本体3の天板部6までの高さ
を、所望の設定高さ位置にセットすることができる。
【0024】このようにして高さ調整が終了した後は、
回転操作用ロッド27を螺子杆25から取り外し、けこ
み前板20,20で台輪4,5の各前面開口部19を閉
塞すると共に、飾り板10で最下段の抽斗収納部13A
を閉塞し、また、目隠し板16で棚板14から家具本体
3の底部までの開口部15を閉塞して扉12を閉じる、
という極めて簡単な作業で、高さ調整作業を終了するこ
とができる。
【0025】尚、上記形態例では、この発明を流し台K
に適用した場合を例にとり説明したが、この発明にあっ
てはこれに限定されるものではなく、例えば、洗面化粧
台等にも適用することができ、また、ジャッキ体の構成
も上記形態例に限定されるものではなく、公知の各種ジ
ャッキを用いることができる。
【0026】
【発明の効果】この発明に係る昇降家具は、以上説明し
たように、家具本体の両側下部に台輪を嵌装し、該台輪
には、上記家具本体を昇降させて床面から家具本体の天
板部までの高さを調整するジャッキ体を配設して構成し
たので、家具の収納スペースをそれ程狭めることなく、
床面から家具本体の天板部までの高さを所望の位置に容
易に調整することができ、天板回りを機能的に整理する
ことができると共に、上記昇降調整機構を非常に簡易に
構成することができると共に、ジャッキアップされた家
具本体は、その後、昇降調整機構で保持するのではな
く、両サイドの収納部に装着される高さ調整板と家具本
体に配設された支持板とで保持するしないので、昇降調
整機構であるジャッキを複数用意する必要がなく、ま
た、家具本体をジャッキアップした後は、このジャッキ
を他にも利用することができる等、幾多の優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1形態例に係る流し台の斜視図で
ある。
【図2】同流し台の右収納部の扉を開けた状態を示す部
分斜視図である。
【図3】同流し台の右収納部の目隠し板とけこみ前板と
を取り外した状態を示す分解斜視図である。
【図4】同流し台の右収納部に配設されたジャッキ体に
回転操作用ロッドを連結した状態を示す部分斜視図であ
る。
【図5】同流し台の右収納部に配設されたジャッキ体で
家具本体をジャッキアップした状態を示す一部断面斜視
図である。
【符号の説明】
K 流し台 1,2 収納部 3 家具本体 4,5 台輪 10 飾り板 14 棚板 16 目隠し板 17 支持板 20 けこみ前板 21 ジャッキ体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側に収納部が夫々形成されてなる家具
    本体と、これら各収納部の下部に形成された逆凹状の空
    間部に嵌装される台輪と、から構成され、上記各空間部
    を形成する天井部材の下面には、各収納部の前端から奥
    行方向に延びると共に下端部が家具本体の底面から下方
    に若干突出する長さを有して構成されてなる支持板を固
    着し、該支持板は、家具本体を所望高さまでジャッキア
    ップした後に台輪内に挿入される高さ調整板の上面に載
    置されて家具本体を所望高さに保持するように構成され
    ていると共に、上記空間部の前方開口は、隠蔽部材で目
    隠しされることを特徴とする昇降家具。
JP7118933A 1995-04-21 1995-04-21 昇降家具 Expired - Fee Related JP2876463B2 (ja)

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AU730410B2 (en) * 1996-12-20 2001-03-08 George Andrew Palos Height adjustable sink

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