JP2876268B2 - 液体用流量計 - Google Patents
液体用流量計Info
- Publication number
- JP2876268B2 JP2876268B2 JP14835192A JP14835192A JP2876268B2 JP 2876268 B2 JP2876268 B2 JP 2876268B2 JP 14835192 A JP14835192 A JP 14835192A JP 14835192 A JP14835192 A JP 14835192A JP 2876268 B2 JP2876268 B2 JP 2876268B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- siphon
- container
- siphon tube
- flow meter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measuring Volume Flow (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水、油、薬液等の液体の
流量を測定する流量計に関し、特に容器内に流入する液
体をサイフォン管で排出するようにしたサイフォン管式
液体用流量計に関する。
流量を測定する流量計に関し、特に容器内に流入する液
体をサイフォン管で排出するようにしたサイフォン管式
液体用流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサイフォン管式液体用流量計は、
サイフォン管を取付けた容器内に液体を流入せしめて蓄
積し、液位がサイフォン管の上端に達したときにサイフ
ォン作用によって液体を吐出せしめ、サイフォン管の吐
出回数や吐出間隔を検出することにより流量を測定する
ようにしたものである。
サイフォン管を取付けた容器内に液体を流入せしめて蓄
積し、液位がサイフォン管の上端に達したときにサイフ
ォン作用によって液体を吐出せしめ、サイフォン管の吐
出回数や吐出間隔を検出することにより流量を測定する
ようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この流量計において
は、サイフォン管から液体を吐出しているサイフォン作
用の最中にも容器内には液体が流入してくるので、この
サイフォン作用中の流入液体量の大小により高精度に流
量を測定できない問題がある。従って、本発明の技術的
課題は、サイフォン作用中に流入してくる液体の影響を
受けないようにして、流量の測定精度を向上せしめるこ
とである。
は、サイフォン管から液体を吐出しているサイフォン作
用の最中にも容器内には液体が流入してくるので、この
サイフォン作用中の流入液体量の大小により高精度に流
量を測定できない問題がある。従って、本発明の技術的
課題は、サイフォン作用中に流入してくる液体の影響を
受けないようにして、流量の測定精度を向上せしめるこ
とである。
【0004】
【課題を解決する為の手段】上記の技術的課題を解決す
るために講じた本発明の技術的手段は、容器内に流入す
る液体をサイフォン管で吐出し、サイフォン管の吐出回
数や吐出間隔を検出することにより液体の流量を測定す
るものにおいて、サイフォン管を設けた容器を2個形成
し、サイフォン管から吐出される液体で駆動され流入流
体を前記2個の容器へ交互に流入せしめる切替手段を設
けたものである。
るために講じた本発明の技術的手段は、容器内に流入す
る液体をサイフォン管で吐出し、サイフォン管の吐出回
数や吐出間隔を検出することにより液体の流量を測定す
るものにおいて、サイフォン管を設けた容器を2個形成
し、サイフォン管から吐出される液体で駆動され流入流
体を前記2個の容器へ交互に流入せしめる切替手段を設
けたものである。
【0005】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
被測定系の液体はサイフォン管を設けた2個の容器のう
ちの一方の容器内に流入し、その容器内の液位がサイフ
ォン管の上端に達するとサイフォン作用によってサイフ
ォン管から吐出される。サイフォン管から吐出された液
体により切替手段が駆動され、被測定系の液体を他方の
容器に流入せしめる。同様に他方の容器内の液体は液位
がサイフォン管の上端に達すると吐出され、切替手段に
よって容器への流入が切り替えられ、これが繰り返され
る。サイフォン管の吐出回数や吐出間隔は、例えば容器
に設けた液面計等を利用することにより検出でき、この
吐出回数あるいは吐出間隔とサイフォン管により1回に
吐出される液体量とから流量を測定できる。このよう
に、サイフォン作用中の容器には被測定系の液体が流入
しないので、流量の測定精度が向上する。
被測定系の液体はサイフォン管を設けた2個の容器のう
ちの一方の容器内に流入し、その容器内の液位がサイフ
ォン管の上端に達するとサイフォン作用によってサイフ
ォン管から吐出される。サイフォン管から吐出された液
体により切替手段が駆動され、被測定系の液体を他方の
容器に流入せしめる。同様に他方の容器内の液体は液位
がサイフォン管の上端に達すると吐出され、切替手段に
よって容器への流入が切り替えられ、これが繰り返され
る。サイフォン管の吐出回数や吐出間隔は、例えば容器
に設けた液面計等を利用することにより検出でき、この
吐出回数あるいは吐出間隔とサイフォン管により1回に
吐出される液体量とから流量を測定できる。このよう
に、サイフォン作用中の容器には被測定系の液体が流入
しないので、流量の測定精度が向上する。
【0006】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1参照)。液体を導入して蓄積する容器1,
2は、それぞれ水平方向の断面積が一定の、円柱状空間
の液溜め室3,4を有し、それぞれサイフォン管5,6
を取付ける。容器1,2の上方には被測定系の液体の流
入口7が位置する。流入口7からの液体は下記の切替手
段によって容器1と容器2に交互に流入する。
明する(図1参照)。液体を導入して蓄積する容器1,
2は、それぞれ水平方向の断面積が一定の、円柱状空間
の液溜め室3,4を有し、それぞれサイフォン管5,6
を取付ける。容器1,2の上方には被測定系の液体の流
入口7が位置する。流入口7からの液体は下記の切替手
段によって容器1と容器2に交互に流入する。
【0007】容器1,2と流入口7の間に流入切替板8
を回転軸9を中心に回転可能に配置する。また回転軸9
に連結棒10を回転可能に取り付け、連結棒10の両端
にそれぞれ連結棒11,12の一端をピン13,14で
連結する。連結棒11,12の他端にシ―ソ―15をピ
ン16,17で取付ける。シ―ソ―15は回転軸18を
中心に回転可能に配置する。シ―ソ―15の両端はサイ
フォン管5,6から吐出される液体が衝突するように延
ばし、液体の受皿19,20を設ける。流入切替板8、
連結棒10,11,12、シ―ソ―15により切替手段
を構成する。
を回転軸9を中心に回転可能に配置する。また回転軸9
に連結棒10を回転可能に取り付け、連結棒10の両端
にそれぞれ連結棒11,12の一端をピン13,14で
連結する。連結棒11,12の他端にシ―ソ―15をピ
ン16,17で取付ける。シ―ソ―15は回転軸18を
中心に回転可能に配置する。シ―ソ―15の両端はサイ
フォン管5,6から吐出される液体が衝突するように延
ばし、液体の受皿19,20を設ける。流入切替板8、
連結棒10,11,12、シ―ソ―15により切替手段
を構成する。
【0008】図示のものは、被測定系の液体が流入口7
から流入切替板8に沿って容器1に流入している状態を
示している。容器1内の液位がサイフォン管5の上端に
達するとサイフォン作用によって容器1の液体がサイフ
ォン管5から吐出される。サイフォン管5から吐出され
た液体はシ―ソ―15の右端部分に衝突し、シ―ソ―1
5を時計回り方向に回転せしめて右下りの状態にする。
このとき、連結棒11,12,10を介して流入切替板
8も時計回り方向に回転し、左下がりの状態になり、流
入口7からの液体を容器2に流入せしめる。容器2にお
いても液体は液位がサイフォン管6の上端に達すると吐
出され、シ―ソ―15及び流入切替板8を反時計回り方
向に回転せしめて図示の状態に戻す。以降これを繰り返
す。サイフォン管5,6の吐出回数や吐出間隔を容器
1,2に取付けた液面計(図示せず)で検出し、この吐
出回数あるいは吐出間隔とサイフォン管により1回に吐
出される液体量との関係を記憶素子ROMに書込んだマ
イクロ・コンピュ―タ・システム(図示せず)で流量を
演算して表示する。
から流入切替板8に沿って容器1に流入している状態を
示している。容器1内の液位がサイフォン管5の上端に
達するとサイフォン作用によって容器1の液体がサイフ
ォン管5から吐出される。サイフォン管5から吐出され
た液体はシ―ソ―15の右端部分に衝突し、シ―ソ―1
5を時計回り方向に回転せしめて右下りの状態にする。
このとき、連結棒11,12,10を介して流入切替板
8も時計回り方向に回転し、左下がりの状態になり、流
入口7からの液体を容器2に流入せしめる。容器2にお
いても液体は液位がサイフォン管6の上端に達すると吐
出され、シ―ソ―15及び流入切替板8を反時計回り方
向に回転せしめて図示の状態に戻す。以降これを繰り返
す。サイフォン管5,6の吐出回数や吐出間隔を容器
1,2に取付けた液面計(図示せず)で検出し、この吐
出回数あるいは吐出間隔とサイフォン管により1回に吐
出される液体量との関係を記憶素子ROMに書込んだマ
イクロ・コンピュ―タ・システム(図示せず)で流量を
演算して表示する。
【0009】サイフォン管5,6の吐出回数や吐出間隔
は、容器1,2に接した圧力センサ―を用いたり、回転
軸9,18の回転力によりカウンタ―を作動させたり、
その他の手段により検出することができる。
は、容器1,2に接した圧力センサ―を用いたり、回転
軸9,18の回転力によりカウンタ―を作動させたり、
その他の手段により検出することができる。
【0010】
【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本発明では、サイフォン作用中の容器には被
測定系の液体が流入しないので、流入液体量の大小にか
かわらず流量を正確に測定できる液体用流量計を得るこ
とができる。
記のように本発明では、サイフォン作用中の容器には被
測定系の液体が流入しないので、流入液体量の大小にか
かわらず流量を正確に測定できる液体用流量計を得るこ
とができる。
【図1】本発明の実施例の液体用流量計の断面図であ
る。
る。
1,2 容器 5,6 サイフォン管 7 流入口 8 流入切替板 10,11,12 連結棒 15 シ―ソ―
Claims (1)
- 【請求項1】 容器内に流入する液体をサイフォン管で
吐出し、サイフォン管の吐出回数や吐出間隔を検出する
ことにより液体の流量を測定するものにおいて、サイフ
ォン管を設けた容器を2個形成し、サイフォン管から吐
出される液体で駆動され流入流体を前記2個の容器へ交
互に流入せしめる切替手段を設けた液体用流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14835192A JP2876268B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 液体用流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14835192A JP2876268B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 液体用流量計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05322625A JPH05322625A (ja) | 1993-12-07 |
JP2876268B2 true JP2876268B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=15450824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14835192A Expired - Lifetime JP2876268B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 液体用流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2876268B2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP14835192A patent/JP2876268B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05322625A (ja) | 1993-12-07 |
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