JP2874747B2 - 低強度エラストマーを含有する髪保護用組成物及び髪処理方法 - Google Patents
低強度エラストマーを含有する髪保護用組成物及び髪処理方法Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は新規髪固定剤組成物、及
び低強度エラストマーである特定のオルガノシリコン材
料を膜形成原料として使用することにより髪に巻き毛保
持性を提供する改良した方法に関する。本発明中で使用
される「低強度エラストマー」とは、前記オルガノシリ
コン材料が本質的に未充填の低弾性率シリコーン網目構
造状ポリマーであることを意味するものとして理解され
る。
び低強度エラストマーである特定のオルガノシリコン材
料を膜形成原料として使用することにより髪に巻き毛保
持性を提供する改良した方法に関する。本発明中で使用
される「低強度エラストマー」とは、前記オルガノシリ
コン材料が本質的に未充填の低弾性率シリコーン網目構
造状ポリマーであることを意味するものとして理解され
る。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】固定剤
は一時的な固定効果または巻き毛を髪に与えるために設
計される。最も普通の固定剤は、ブロー乾燥後の髪に適
用するように設計されたヘアスプレーであるが、いくつ
かの特殊型固定剤は、より量感及び容積を髪に与えるた
め、髪をタオル乾燥した後にまたは乾燥髪のどちらかに
適用し、髪を珍しい新規外観へと形づくることができ
る。その後、エアロゾルまたはポンプスプレー状のヘア
スプレーを適用して、髪の形及びスタイルを維持し、そ
してきちんとした身なり及び自然な外観に加えて光沢及
びつやを髪に与える。そのような特殊型固定剤は、以下
のものを含む種々の名称で市販される；スタイリングゲ
ル、スタイリングクリーム、スタイリングムース、スタ
イリングフォーム、スタイリングスプレー、スタイリン
グスプリッツ、スタイリングミスト、スタイリンググレ
ーズ、スタイリングフィックス、スカルプティングロー
ション、スカルプティングゲル、スカルプティンググレ
ース、スカルプティングスプレー、グロッシングゲル、
グロッシングスプリッツ、シェーピングゲル、フォーミ
ングムース、モデリングスプリッツ、フィニッシングス
プリッツ、フィクシングゲル、及びセッティングローシ
ョン。
は一時的な固定効果または巻き毛を髪に与えるために設
計される。最も普通の固定剤は、ブロー乾燥後の髪に適
用するように設計されたヘアスプレーであるが、いくつ
かの特殊型固定剤は、より量感及び容積を髪に与えるた
め、髪をタオル乾燥した後にまたは乾燥髪のどちらかに
適用し、髪を珍しい新規外観へと形づくることができ
る。その後、エアロゾルまたはポンプスプレー状のヘア
スプレーを適用して、髪の形及びスタイルを維持し、そ
してきちんとした身なり及び自然な外観に加えて光沢及
びつやを髪に与える。そのような特殊型固定剤は、以下
のものを含む種々の名称で市販される；スタイリングゲ
ル、スタイリングクリーム、スタイリングムース、スタ
イリングフォーム、スタイリングスプレー、スタイリン
グスプリッツ、スタイリングミスト、スタイリンググレ
ーズ、スタイリングフィックス、スカルプティングロー
ション、スカルプティングゲル、スカルプティンググレ
ース、スカルプティングスプレー、グロッシングゲル、
グロッシングスプリッツ、シェーピングゲル、フォーミ
ングムース、モデリングスプリッツ、フィニッシングス
プリッツ、フィクシングゲル、及びセッティングローシ
ョン。
【０００３】固定剤は、より普通にはヘアスプレーまた
は特殊型固定剤であるが、どちらにせよ典型的には髪保
持剤として膜形成添加剤を含有するであろう。膜形成添
加剤は、髪保持特性及び巻き毛保持性を提供し、櫛です
いたときにはげ落ちたり粉末状になったりせず、髪に付
着して迅速に硬化または乾燥し、べとつかず、そしてシ
ャンプーにより容易に除去できなければならない。膜形
成添加剤は、典型的には通常エタノール、またはアルコ
ール及び水の混合物のようなアルコールである溶剤によ
り送出される。ヘアスプレー及びムースのようなエアロ
ゾル配合物の場合には、イソブタン、ブタン、プロパ
ン、またはジメチルエーテルのような噴射剤が送出系に
添加される一部分である。
は特殊型固定剤であるが、どちらにせよ典型的には髪保
持剤として膜形成添加剤を含有するであろう。膜形成添
加剤は、髪保持特性及び巻き毛保持性を提供し、櫛です
いたときにはげ落ちたり粉末状になったりせず、髪に付
着して迅速に硬化または乾燥し、べとつかず、そしてシ
ャンプーにより容易に除去できなければならない。膜形
成添加剤は、典型的には通常エタノール、またはアルコ
ール及び水の混合物のようなアルコールである溶剤によ
り送出される。ヘアスプレー及びムースのようなエアロ
ゾル配合物の場合には、イソブタン、ブタン、プロパ
ン、またはジメチルエーテルのような噴射剤が送出系に
添加される一部分である。
【０００４】現在使用されている膜形成剤の例には、セ
ラック（ｓｈｅｌｌａｃ）、ポリビニルピロリドン−エ
チルメタクリレート−メタクリル酸ターポリマー、酢酸
ビニル−クロトン酸コポリマー、酢酸ビニル−クロトン
酸−ビニルネオデコネート（ｎｅｏｄｅｃｏｎａｔｅ）
ターポリマー、ポリ（ビニルピロリドン−エチルメタク
リレート）メタクリル酸コポリマー、ビニルメチルエー
テル−無水マレイン酸コポリマー、オクチルアクリルア
ミド−アクリレート−ブチルアミノエチル−メタクリレ
ートコポリマー、及びポリ（ビニルピロリドン−ジメチ
ルアミノエチル−メタクリレート）コポリマー及び誘導
体類が挙げられる。これらの特定のポリマーは、ヘアス
プレーのようなアルコールを基剤とした配合物に最も適
しており、そして時には水を基剤とした固定剤製品に使
用される。
ラック（ｓｈｅｌｌａｃ）、ポリビニルピロリドン−エ
チルメタクリレート−メタクリル酸ターポリマー、酢酸
ビニル−クロトン酸コポリマー、酢酸ビニル−クロトン
酸−ビニルネオデコネート（ｎｅｏｄｅｃｏｎａｔｅ）
ターポリマー、ポリ（ビニルピロリドン−エチルメタク
リレート）メタクリル酸コポリマー、ビニルメチルエー
テル−無水マレイン酸コポリマー、オクチルアクリルア
ミド−アクリレート−ブチルアミノエチル−メタクリレ
ートコポリマー、及びポリ（ビニルピロリドン−ジメチ
ルアミノエチル−メタクリレート）コポリマー及び誘導
体類が挙げられる。これらの特定のポリマーは、ヘアス
プレーのようなアルコールを基剤とした配合物に最も適
しており、そして時には水を基剤とした固定剤製品に使
用される。
【０００５】典型的な固定剤系には、ビニルメチルエス
テル及び無水マレイン酸から作られたポリカルボン酸樹
脂の部分エチルエーテルから成るポリマーである、ＧＡ
ＮＴＲＥＺ（商標）樹脂として知られるものがある。よ
り一般的なＧＡＮＴＲＥＺ樹脂の一つはＧＡＮＴＲＥＺ
ＥＳ ２２５（ＧＡＦ社 Wayne New Jersey の製
品）である。ＧＡＮＴＲＥＺはＧＡＦ社の商標でもあ
る。この樹脂は、ＷＨＩＴＥ ＲＡＩＮ（商標）及びＦ
ＩＮＡＬ ＮＥＴ（商標）のような製品の膜形成原料で
ある。このような樹脂は、典型的にはエタノールを基剤
としたポンプスプレーとして使用される。
テル及び無水マレイン酸から作られたポリカルボン酸樹
脂の部分エチルエーテルから成るポリマーである、ＧＡ
ＮＴＲＥＺ（商標）樹脂として知られるものがある。よ
り一般的なＧＡＮＴＲＥＺ樹脂の一つはＧＡＮＴＲＥＺ
ＥＳ ２２５（ＧＡＦ社 Wayne New Jersey の製
品）である。ＧＡＮＴＲＥＺはＧＡＦ社の商標でもあ
る。この樹脂は、ＷＨＩＴＥ ＲＡＩＮ（商標）及びＦ
ＩＮＡＬ ＮＥＴ（商標）のような製品の膜形成原料で
ある。このような樹脂は、典型的にはエタノールを基剤
としたポンプスプレーとして使用される。
【０００６】有機固定剤系は、時間と共に巻き毛保持性
が損失する、吸湿性がある、粘着性がある、そして曇り
観があるというような望ましくない特性を元来示すよう
になる。さらに、有機固定剤系は典型的には高温特性が
弱いので、カールアイロン（ｃｕｒｌｉｎｇ ｉｒｏ
ｎ）用途においてその使用が限定される。
が損失する、吸湿性がある、粘着性がある、そして曇り
観があるというような望ましくない特性を元来示すよう
になる。さらに、有機固定剤系は典型的には高温特性が
弱いので、カールアイロン（ｃｕｒｌｉｎｇ ｉｒｏ
ｎ）用途においてその使用が限定される。
【０００７】本発明に従い、湿分硬化により形成した未
充填の低強度シリコーンエラストマーを含有する新規固
定剤配合物が提供される。シリコーンエラストマーの使
用が有機樹脂よりも優れる利点は、改良された耐湿性及
びシリコーンの非吸湿性により巻き毛が長時間よく保持
されることである。さらに、シリコーンエラストマー
は、髪に残留物を残さず、シリコーン類及び他の樹脂可
塑剤に可溶であり、髪に光沢効果を与え、そして望まし
い高温特性を示して室温用途以外にカールアイロン及び
ヘアドライヤー用途を可能にする。
充填の低強度シリコーンエラストマーを含有する新規固
定剤配合物が提供される。シリコーンエラストマーの使
用が有機樹脂よりも優れる利点は、改良された耐湿性及
びシリコーンの非吸湿性により巻き毛が長時間よく保持
されることである。さらに、シリコーンエラストマー
は、髪に残留物を残さず、シリコーン類及び他の樹脂可
塑剤に可溶であり、髪に光沢効果を与え、そして望まし
い高温特性を示して室温用途以外にカールアイロン及び
ヘアドライヤー用途を可能にする。
【０００８】１９９０年２月２０日発行の米国特許第
４，９０２，４９９号は髪保護用組成物における硬質シ
リコーンポリマーの使用に関するが、前記第４，９０
２，４９９号特許は本発明の特定のシリコーンエラスト
マーを教示しない。本発明は硬質シリコーンポリマーと
は関係がない。代わりに本発明は、湿分硬化により「現
場」架橋させてエラストマー特性を有する低弾性率可溶
化シリコーン網目構造ポリマーを形成させた、最小限に
架橋した未充填シロキサンに関する。現場架橋という意
味は、組成物を支持体に適用する前にいくらかの架橋は
起こり得るが、大部分の架橋が組成物を大気に暴露しそ
して髪に適用したときに起こるということである。しか
しながら、前記第４，９０２，４９９号特許におけるシ
リコーンポリマーは、湿分硬化以外の方法により予め架
橋された充填剤強化高架橋度シロキサンである。前記第
４，９０２，４９９号特許の充填剤強化系は、多量の固
体充填剤の存在、材料の不透明性、粘着及び付着感、及
びシャンプーによる除去性の悪さのため、髪の美観を損
ねるという欠点を有する。前記第４，９０２，４９９号
特許において要求された高分子量シロキサンとは対照的
に、本発明のシリコーンポリマー前駆体は低分子量シロ
キサンであり、そしてこれらの前駆体は低粘度であるの
で取扱い性が向上する。
４，９０２，４９９号は髪保護用組成物における硬質シ
リコーンポリマーの使用に関するが、前記第４，９０
２，４９９号特許は本発明の特定のシリコーンエラスト
マーを教示しない。本発明は硬質シリコーンポリマーと
は関係がない。代わりに本発明は、湿分硬化により「現
場」架橋させてエラストマー特性を有する低弾性率可溶
化シリコーン網目構造ポリマーを形成させた、最小限に
架橋した未充填シロキサンに関する。現場架橋という意
味は、組成物を支持体に適用する前にいくらかの架橋は
起こり得るが、大部分の架橋が組成物を大気に暴露しそ
して髪に適用したときに起こるということである。しか
しながら、前記第４，９０２，４９９号特許におけるシ
リコーンポリマーは、湿分硬化以外の方法により予め架
橋された充填剤強化高架橋度シロキサンである。前記第
４，９０２，４９９号特許の充填剤強化系は、多量の固
体充填剤の存在、材料の不透明性、粘着及び付着感、及
びシャンプーによる除去性の悪さのため、髪の美観を損
ねるという欠点を有する。前記第４，９０２，４９９号
特許において要求された高分子量シロキサンとは対照的
に、本発明のシリコーンポリマー前駆体は低分子量シロ
キサンであり、そしてこれらの前駆体は低粘度であるの
で取扱い性が向上する。
【０００９】前記第４，９０２，４９９号特許は、直鎖
ジアルキルシロキサンのようなコンディショニングポリ
マーを含有する組成物に関連する。コンディショニング
ポリマーは、固定剤配合物の保持特性に悪影響を与え
る。それゆえ、直鎖ジアルキルシロキサンは本発明では
湿分硬化架橋により排除または低減される。本発明が使
用する硬化及び架橋方法は、髪保持特性の乏しい直鎖ポ
リマーを排除し且つ可溶化低強度エラストマー状の架橋
ポリマー網目構造を形成させる。
ジアルキルシロキサンのようなコンディショニングポリ
マーを含有する組成物に関連する。コンディショニング
ポリマーは、固定剤配合物の保持特性に悪影響を与え
る。それゆえ、直鎖ジアルキルシロキサンは本発明では
湿分硬化架橋により排除または低減される。本発明が使
用する硬化及び架橋方法は、髪保持特性の乏しい直鎖ポ
リマーを排除し且つ可溶化低強度エラストマー状の架橋
ポリマー網目構造を形成させる。
【００１０】記述された量で使用される低強度エラスト
マー及び／または湿分硬化エラストマーが、ここで認め
られる全体のスタイル保持の利点を提供することは先行
技術では知られていない。
マー及び／または湿分硬化エラストマーが、ここで認め
られる全体のスタイル保持の利点を提供することは先行
技術では知られていない。
【００１１】
【課題を解決するための手段、作用、及び効果】本発明
は、髪に巻き毛保持性を付与する髪処理方法に向けら
れ、その中で少なくとも１種の膜形成原料が髪に適用さ
れる。膜形成原料としてオルガノシリコン化合物を利用
することで改良する。オルガノシリコン化合物は未充填
の湿分硬化低強度エラストマーである。
は、髪に巻き毛保持性を付与する髪処理方法に向けら
れ、その中で少なくとも１種の膜形成原料が髪に適用さ
れる。膜形成原料としてオルガノシリコン化合物を利用
することで改良する。オルガノシリコン化合物は未充填
の湿分硬化低強度エラストマーである。
【００１２】本発明はまた、髪に膜を形成させることに
より髪に巻き毛保持性を付与する髪処理組成物にも向け
られる。以下の（Ａ）〜（Ｃ）、すなわち、（Ａ）化学
式、
より髪に巻き毛保持性を付与する髪処理組成物にも向け
られる。以下の（Ａ）〜（Ｃ）、すなわち、（Ａ）化学
式、
【００１３】
【化３】
【００１４】（式中、Ｒ1 及びＲ2 は、水素、１〜２２
個の炭素原子を有するアルキル、アルケニル、アリー
ル、アルキルアリール、アラルキル、及び有機変性アル
キル及びアリール基から成る群より独立に選択され、ｎ
は５〜１５０００までの整数である）により表される、
シラノールで末端ブロックされたポリジオルガノシロキ
サン流体； （Ｂ）オルガノシリコン架橋剤；及び、 （Ｃ）低分子量キャリアー の混合物である組成物を髪に適用することにより膜が形
成される。
個の炭素原子を有するアルキル、アルケニル、アリー
ル、アルキルアリール、アラルキル、及び有機変性アル
キル及びアリール基から成る群より独立に選択され、ｎ
は５〜１５０００までの整数である）により表される、
シラノールで末端ブロックされたポリジオルガノシロキ
サン流体； （Ｂ）オルガノシリコン架橋剤；及び、 （Ｃ）低分子量キャリアー の混合物である組成物を髪に適用することにより膜が形
成される。
【００１５】本発明は、「湿分硬化」または「室温加
硫」（ＲＴＶ）と称される、湿分を伴う縮合硬化に関す
る。充填剤はエラストマーの強度及び弾性率を増加さ
せ、そしてシリコーン系エラストマー用の充填剤の一つ
はシリカである。しかしながら、未充填のエラストマー
は、一般に「低強度エラストマー」または「ゼロ強度エ
ラストマー」と称されるより低い弾性率を有するはるか
に弱い材料である。本発明の組成物は、後者の部類に入
るものであり、そして均一な透明凝集膜及び光沢を髪に
付与する典型的髪保護送出系中に分散される。
硫」（ＲＴＶ）と称される、湿分を伴う縮合硬化に関す
る。充填剤はエラストマーの強度及び弾性率を増加さ
せ、そしてシリコーン系エラストマー用の充填剤の一つ
はシリカである。しかしながら、未充填のエラストマー
は、一般に「低強度エラストマー」または「ゼロ強度エ
ラストマー」と称されるより低い弾性率を有するはるか
に弱い材料である。本発明の組成物は、後者の部類に入
るものであり、そして均一な透明凝集膜及び光沢を髪に
付与する典型的髪保護送出系中に分散される。
【００１６】本発明は髪保護用途において湿分またはＲ
ＴＶ硬化を利用して、薄い柔軟性のある弾性シリコーン
系保護コーティングを髪に付与する。その保護コーティ
ングは、酸素透過性を保持し且つ良好なエラストマー膜
特性、固定保持性、量感、反発力、耐湿性、及び光沢を
髪に付与する一方で、太陽光から髪をそして成分を保護
する。そのコーティングは長時間効果を持続させるため
に髪に残して置くことができる。弾性シリコーンコーテ
ィングの長寿が、その利益を保持させるが、一時的効果
を求める場合には通常のシャンプーで洗浄することによ
り、このコーティング処理を除去することができる。
ＴＶ硬化を利用して、薄い柔軟性のある弾性シリコーン
系保護コーティングを髪に付与する。その保護コーティ
ングは、酸素透過性を保持し且つ良好なエラストマー膜
特性、固定保持性、量感、反発力、耐湿性、及び光沢を
髪に付与する一方で、太陽光から髪をそして成分を保護
する。そのコーティングは長時間効果を持続させるため
に髪に残して置くことができる。弾性シリコーンコーテ
ィングの長寿が、その利益を保持させるが、一時的効果
を求める場合には通常のシャンプーで洗浄することによ
り、このコーティング処理を除去することができる。
【００１７】本発明のこれらの及び他の特徴、目的、及
び利点は、以下の詳細な記述に照らして考慮されるとよ
り明らかになるであろう。
び利点は、以下の詳細な記述に照らして考慮されるとよ
り明らかになるであろう。
【００１８】本発明は、膜形成原料として、未充填の湿
分硬化低強度エラストマーを利用する髪固定剤に関す
る。本髪固定剤組成物の各種成分を以下に記述する。
分硬化低強度エラストマーを利用する髪固定剤に関す
る。本髪固定剤組成物の各種成分を以下に記述する。
【００１９】本発明の組成物は、２５℃で測定された粘
度約１〜約１０，０００，０００センチポイズを有する
シラノールで末端ブロックされたポリジオルガノシロキ
サンを含有する。本発明の髪固定剤組成物に有用なシラ
ノールで末端ブロックされたポリジオルガノシロキサン
は、以下の化学式、すなわち、
度約１〜約１０，０００，０００センチポイズを有する
シラノールで末端ブロックされたポリジオルガノシロキ
サンを含有する。本発明の髪固定剤組成物に有用なシラ
ノールで末端ブロックされたポリジオルガノシロキサン
は、以下の化学式、すなわち、
【００２０】
【化４】
【００２１】（式中、Ｒ1 及びＲ2 は、水素、１〜２２
個の炭素原子を有するアルキル、アルケニル、アリー
ル、及びアルキルアリール基、及びアミノ、エポキシ、
カルボキシ、またはメルカプト基のような有機変性アル
キル及びアリール基から成る群より独立に選択され、ｎ
は５〜１５０００までの整数である）により表される。
個の炭素原子を有するアルキル、アルケニル、アリー
ル、及びアルキルアリール基、及びアミノ、エポキシ、
カルボキシ、またはメルカプト基のような有機変性アル
キル及びアリール基から成る群より独立に選択され、ｎ
は５〜１５０００までの整数である）により表される。
【００２２】これらのシラノールで末端ブロックされた
ポリジオルガノシロキサンは、該技術分野において公知
である。本発明に有用なポリジオルガノシロキサンに
は、シラノールで末端ブロックされたジメチルシロキサ
ン単位のコポリマー、またはジメチルシロキサン単位、
メチルフェニルシロキサン単位、トリフルオロプロピル
メチルシロキサン単位、アミン変性アルキルメチルシロ
キサン単位、及びメチルビニルシロキサン単位のコポリ
マー、のような各種ジオルガノシロキサン単位のコポリ
マーが含まれる。シラノールで末端ブロックされたポリ
ジオルガノシロキサンのＲ1 及びＲ2 基の少なくとも５
０％がメチル基であることが好ましい。
ポリジオルガノシロキサンは、該技術分野において公知
である。本発明に有用なポリジオルガノシロキサンに
は、シラノールで末端ブロックされたジメチルシロキサ
ン単位のコポリマー、またはジメチルシロキサン単位、
メチルフェニルシロキサン単位、トリフルオロプロピル
メチルシロキサン単位、アミン変性アルキルメチルシロ
キサン単位、及びメチルビニルシロキサン単位のコポリ
マー、のような各種ジオルガノシロキサン単位のコポリ
マーが含まれる。シラノールで末端ブロックされたポリ
ジオルガノシロキサンのＲ1 及びＲ2 基の少なくとも５
０％がメチル基であることが好ましい。
【００２３】本発明を実施する際に使用されるシラノー
ルで末端ブロックされたポリジオルガノシロキサンは、
ｎの値並びにＲ1 及びＲ2 で表される特定のアルキル基
の性質によって、低粘度流体から粘性ガムへと変化する
ことができる。
ルで末端ブロックされたポリジオルガノシロキサンは、
ｎの値並びにＲ1 及びＲ2 で表される特定のアルキル基
の性質によって、低粘度流体から粘性ガムへと変化する
ことができる。
【００２４】本発明のヘアコンディショニング組成物に
有用な、シラノールで末端ブロックされたポリジオルガ
ノシロキサンの例には、以下の化学式、すなわち、
有用な、シラノールで末端ブロックされたポリジオルガ
ノシロキサンの例には、以下の化学式、すなわち、
【００２５】
【化５】
【００２６】で表されるものが含まれる。本ポリシロキ
サンは本組成物の約０．０１％〜約９９％、好ましくは
約１％〜約３０％を構成する。
サンは本組成物の約０．０１％〜約９９％、好ましくは
約１％〜約３０％を構成する。
【００２７】本発明の髪固定剤組成物にはオルガノシリ
コン架橋剤が含まれる。適当な架橋剤には以下のような
シラン類が含まれる：
コン架橋剤が含まれる。適当な架橋剤には以下のような
シラン類が含まれる：
【００２８】
【化６】
【００２９】
【化７】
【００３０】以下のような、オリゴマー及び加水分解生
成物を含む短鎖シロキサン類もまた使用することができ
る：
成物を含む短鎖シロキサン類もまた使用することができ
る：
【００３１】
【化８】
【００３２】上述の化学式中、Ｒ3 はアルキル基であ
り、Ｘはアルコキシ、アセトキシ、フェノキシ、シクロ
ヘキシルアミノ、アルキルアミド、アリールアミド、ア
ルキルアミノ、及びアリールアミノのような官能基であ
る。使用可能な代表的オルガノシリコン架橋剤として
は、ビニルメチルジアセトキシシラン、エチルトリアセ
トキシシラン、メチルトリアセトキシシラン、ビニルト
リアセトキシシラン、シリコンテトラアセテート、メチ
ルトリエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジ
メチルテトラメトキシジシロキサン、テトラエトキシシ
ラン、テトラメトキシシラン、テトラプロポキシシラ
ン、ビス（ｎ−メチルベンジルアミド）エトキシメチル
シラン、トリス（シクロヘキシルアミノ）メチルシラ
ン、ビニルトリス（イソプロペノキシ）シラン、ビニル
トリス（メチルエチルケトキシイミン）シラン、及びメ
チルトリス（メチルエチルケトキシム）シランが挙げら
れる。最も好ましい架橋剤はメチルトリメトキシシラ
ン、並びにメチルトリアセトキシシラン及びエチルトリ
アセトキシシランの混合物である。架橋剤は、組成物の
総重量を基準として約０．１％〜約２０％の量で存在す
る。
り、Ｘはアルコキシ、アセトキシ、フェノキシ、シクロ
ヘキシルアミノ、アルキルアミド、アリールアミド、ア
ルキルアミノ、及びアリールアミノのような官能基であ
る。使用可能な代表的オルガノシリコン架橋剤として
は、ビニルメチルジアセトキシシラン、エチルトリアセ
トキシシラン、メチルトリアセトキシシラン、ビニルト
リアセトキシシラン、シリコンテトラアセテート、メチ
ルトリエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジ
メチルテトラメトキシジシロキサン、テトラエトキシシ
ラン、テトラメトキシシラン、テトラプロポキシシラ
ン、ビス（ｎ−メチルベンジルアミド）エトキシメチル
シラン、トリス（シクロヘキシルアミノ）メチルシラ
ン、ビニルトリス（イソプロペノキシ）シラン、ビニル
トリス（メチルエチルケトキシイミン）シラン、及びメ
チルトリス（メチルエチルケトキシム）シランが挙げら
れる。最も好ましい架橋剤はメチルトリメトキシシラ
ン、並びにメチルトリアセトキシシラン及びエチルトリ
アセトキシシランの混合物である。架橋剤は、組成物の
総重量を基準として約０．１％〜約２０％の量で存在す
る。
【００３３】本発明の組成物には、低分子量のキャリヤ
ーまたはその混合物が含まれ、これは好ましくは約０．
１〜約９９重量％で存在する。揮発性の低分子量キャリ
ヤーが好ましい。ここで用いられる「揮発性」という語
句は、物質の蒸気圧が測定可能であることを意味する。
本発明に有用である低分子量キャリヤーには、環状及び
直鎖ポリジメチルシロキサン、揮発性炭化水素、及び短
鎖アルコール類が含まれる。環状シロキサン類は、１分
子当たり平均して約３〜約７個のＯ−Ｓｉ（ＣＨ3 )2
反復単位を有し、そして大気圧下約１００℃〜約２６０
℃で沸騰する。粘度は一般に２５℃で１０センチポイズ
未満である。環状シロキサン類が１分子当たり平均して
約４〜約５個の反復単位を有することが好ましい。環状
シロキサンの典型例として、オクタメチルシクロテトラ
シロキサン及びデカメチルシクロペンタシロキサンが挙
げられる。特に好ましい低分子量シロキサン類は、周囲
圧で約９９℃〜約２２０℃の範囲の沸点、及び２５℃で
約０．６５〜約６センチポイズの粘度を有する。
ーまたはその混合物が含まれ、これは好ましくは約０．
１〜約９９重量％で存在する。揮発性の低分子量キャリ
ヤーが好ましい。ここで用いられる「揮発性」という語
句は、物質の蒸気圧が測定可能であることを意味する。
本発明に有用である低分子量キャリヤーには、環状及び
直鎖ポリジメチルシロキサン、揮発性炭化水素、及び短
鎖アルコール類が含まれる。環状シロキサン類は、１分
子当たり平均して約３〜約７個のＯ−Ｓｉ（ＣＨ3 )2
反復単位を有し、そして大気圧下約１００℃〜約２６０
℃で沸騰する。粘度は一般に２５℃で１０センチポイズ
未満である。環状シロキサン類が１分子当たり平均して
約４〜約５個の反復単位を有することが好ましい。環状
シロキサンの典型例として、オクタメチルシクロテトラ
シロキサン及びデカメチルシクロペンタシロキサンが挙
げられる。特に好ましい低分子量シロキサン類は、周囲
圧で約９９℃〜約２２０℃の範囲の沸点、及び２５℃で
約０．６５〜約６センチポイズの粘度を有する。
【００３４】これらのシロキサン類が多くの化粧品原料
と高い相溶性を示し、そしてほとんどの無水アルコール
及び多くの化粧品溶剤に良好な可溶性を示すことから、
シロキサン類は最も好ましい低分子量キャリヤーであ
る。さらにシロキサン類は、透明であり、本質的に無臭
であり、本質的に無毒であり、べとつかず、刺し毛が無
く、そして残留物なく蒸発する。
と高い相溶性を示し、そしてほとんどの無水アルコール
及び多くの化粧品溶剤に良好な可溶性を示すことから、
シロキサン類は最も好ましい低分子量キャリヤーであ
る。さらにシロキサン類は、透明であり、本質的に無臭
であり、本質的に無毒であり、べとつかず、刺し毛が無
く、そして残留物なく蒸発する。
【００３５】本発明に有用である直鎖ポリジメチルシロ
キサン類は、一般に２５℃で約５００センチポイズ未満
の粘度を有する。揮発性の直鎖シリコーン類は約２〜約
９個の珪素原子を有し、そして化学式（ＣＨ3 ）3 Ｓｉ
−Ｏ− Ｓｉ（ＣＨ3 ）2 Ｏn Ｓｉ（ＣＨ3 ）3 （式
中、ｎ＝０〜７）を有する。ヘキサメチルジシランが最
も好ましい直鎖ポリジメチルシロキサンである。ある揮
発性炭化水素もまた本発明の組成物に有用である。これ
らの炭化水素は直鎖または分岐鎖のどちらでもよく、そ
して約１０〜約１６個、好ましくは約１２〜約１６個の
炭素原子を含有する。エタノールのような短鎖アルコー
ルもまた、本発明の組成物に使用するのに適した溶剤で
ある。
キサン類は、一般に２５℃で約５００センチポイズ未満
の粘度を有する。揮発性の直鎖シリコーン類は約２〜約
９個の珪素原子を有し、そして化学式（ＣＨ3 ）3 Ｓｉ
−Ｏ− Ｓｉ（ＣＨ3 ）2 Ｏn Ｓｉ（ＣＨ3 ）3 （式
中、ｎ＝０〜７）を有する。ヘキサメチルジシランが最
も好ましい直鎖ポリジメチルシロキサンである。ある揮
発性炭化水素もまた本発明の組成物に有用である。これ
らの炭化水素は直鎖または分岐鎖のどちらでもよく、そ
して約１０〜約１６個、好ましくは約１２〜約１６個の
炭素原子を含有する。エタノールのような短鎖アルコー
ルもまた、本発明の組成物に使用するのに適した溶剤で
ある。
【００３６】本発明の組成物は、任意に触媒を含むこと
ができる。本発明に有用である触媒は、金属カルボキシ
レート、金属酸化物、アルキル金属カルボキシレート、
アルキル金属アルコキシド、及び金属キレート類であ
る。より詳細には、ジブチルスズジアセテート、ジブチ
ルスズジラウレート、オクタン酸第一錫、テトラブチル
チタネート、ジオクチルスズジラウレート、及びテトラ
イソプロピルチタネートが使用可能な触媒の例である。
好ましい触媒は、E.I.DuPont de Nemours & Co.,Inc.,
Wilmington, Delaware からＴＹＺＯＲ ＴＢＴの商標
で市販される、テトラブチルチタネートである。触媒は
一般に２０ppm 〜１０重量％の濃度で使用される。
ができる。本発明に有用である触媒は、金属カルボキシ
レート、金属酸化物、アルキル金属カルボキシレート、
アルキル金属アルコキシド、及び金属キレート類であ
る。より詳細には、ジブチルスズジアセテート、ジブチ
ルスズジラウレート、オクタン酸第一錫、テトラブチル
チタネート、ジオクチルスズジラウレート、及びテトラ
イソプロピルチタネートが使用可能な触媒の例である。
好ましい触媒は、E.I.DuPont de Nemours & Co.,Inc.,
Wilmington, Delaware からＴＹＺＯＲ ＴＢＴの商標
で市販される、テトラブチルチタネートである。触媒は
一般に２０ppm 〜１０重量％の濃度で使用される。
【００３７】本発明の髪保護用組成物は、任意の各種原
料を含有することができる。任意原料は、それが髪に付
着し残ったときに髪または頭皮に望ましくない特性を付
与しないような量で存在することができる。
料を含有することができる。任意原料は、それが髪に付
着し残ったときに髪または頭皮に望ましくない特性を付
与しないような量で存在することができる。
【００３８】揮発性有機溶剤類、アルコール類、及び水
を、ヘアコンディショニング組成物用の希釈剤として用
いることができる。希釈剤の使用は、特にスプレーまた
はエアロゾルで髪に適用する場合に役に立つ。本発明の
組成物に添加できる他の補助剤には、可塑剤、増粘剤、
香料、着色剤、電解質、pH調節剤、抗微生物剤、抗酸化
剤、紫外線吸収剤、及び薬剤が含まれる。固定剤がゲル
またはローション状である場合には、組成物を手で髪に
適用することを容易にするために、ときには組成物に増
粘剤を加えることが好ましい。増粘剤は、都合のよい粘
度を付与するのに十分な量で使用されることが好まし
い。例えば、ローション用には４００〜６０００センチ
ポイズの範囲内の粘度が好ましい。ゲル用にはより高い
粘度が好ましく、一方スプレー用にはより低い粘度が好
ましい。
を、ヘアコンディショニング組成物用の希釈剤として用
いることができる。希釈剤の使用は、特にスプレーまた
はエアロゾルで髪に適用する場合に役に立つ。本発明の
組成物に添加できる他の補助剤には、可塑剤、増粘剤、
香料、着色剤、電解質、pH調節剤、抗微生物剤、抗酸化
剤、紫外線吸収剤、及び薬剤が含まれる。固定剤がゲル
またはローション状である場合には、組成物を手で髪に
適用することを容易にするために、ときには組成物に増
粘剤を加えることが好ましい。増粘剤は、都合のよい粘
度を付与するのに十分な量で使用されることが好まし
い。例えば、ローション用には４００〜６０００センチ
ポイズの範囲内の粘度が好ましい。ゲル用にはより高い
粘度が好ましく、一方スプレー用にはより低い粘度が好
ましい。
【００３９】適当な増粘剤には、アルギン酸ナトリウ
ム、アラビアゴム、ポリオキシエチレン、ガーゴム（ｇ
ｕａｒ ｇｕｍ）、ヒドロキシプロピルガーゴム、以下
のようなセルロース誘導体；メチルセルロース、メチル
ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、ポリプロピルヒドロキシエチルセルロース、
スターチ、及びヒドロキシエチルアミロース及びスター
チアミロースのようなスターチ誘導体；ハリエンジュマ
メ（ｌｏｃｕｓｔ ｂｅａｎ）ガム、ＮａＣｌのような
電解質、フルクトース及びグルコースのようなサッカラ
イド、及びＰＥＧ−１２０メチルグルコースジオレート
が含まれる。好ましい増粘剤類には、セルロース誘導体
及びサッカライド誘導体が含まれる。グルコース誘導体
のＰＥＧ−１２０メチルグルコースジオレートが本発明
において特に好ましい。塩化ナトリウム及び塩化アンモ
ニウムを含む電解質類は、特に水性系において増粘性を
提供し、そして本発明に従い使用することもできる。
ム、アラビアゴム、ポリオキシエチレン、ガーゴム（ｇ
ｕａｒ ｇｕｍ）、ヒドロキシプロピルガーゴム、以下
のようなセルロース誘導体；メチルセルロース、メチル
ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、ポリプロピルヒドロキシエチルセルロース、
スターチ、及びヒドロキシエチルアミロース及びスター
チアミロースのようなスターチ誘導体；ハリエンジュマ
メ（ｌｏｃｕｓｔ ｂｅａｎ）ガム、ＮａＣｌのような
電解質、フルクトース及びグルコースのようなサッカラ
イド、及びＰＥＧ−１２０メチルグルコースジオレート
が含まれる。好ましい増粘剤類には、セルロース誘導体
及びサッカライド誘導体が含まれる。グルコース誘導体
のＰＥＧ−１２０メチルグルコースジオレートが本発明
において特に好ましい。塩化ナトリウム及び塩化アンモ
ニウムを含む電解質類は、特に水性系において増粘性を
提供し、そして本発明に従い使用することもできる。
【００４０】使用可能な代表的可塑剤には、ポリプロピ
レングリコール、グリセリン、及びポリシロキサンが含
まれる。ポリジメチルシロキサン、環状ポリジメチルシ
ロキサン、フェニルポリジメチルシロキサン、及びメチ
レン及び／またはプロピレンオキシド側鎖を有するポリ
ジメチルシロキサン、のようなシロキサンポリマー類が
本発明に従い特に好ましい。
レングリコール、グリセリン、及びポリシロキサンが含
まれる。ポリジメチルシロキサン、環状ポリジメチルシ
ロキサン、フェニルポリジメチルシロキサン、及びメチ
レン及び／またはプロピレンオキシド側鎖を有するポリ
ジメチルシロキサン、のようなシロキサンポリマー類が
本発明に従い特に好ましい。
【００４１】本組成物に使用可能な香料は化粧品として
許容できる香料である。着色剤は組成物に色を付与する
ために使用され、そして一般に使用可能である。水性媒
体中に使用する場合、酸または塩基を用いて本発明の組
成物のpH範囲を５〜９、より好ましくは６〜８以内に調
節することが好ましい。カルボン酸または無機酸のよう
なすべての水溶性酸が適する。例えば、適当な酸には、
塩化水素酸、硫酸、及び燐酸のような無機酸、酢酸、乳
酸、またはプロピオン酸のようなモノカルボン酸、及び
コハク酸、アジピン酸、及びクエン酸のようなポリカル
ボン酸が含まれる。塩基が必要な場合、２−アミノ−２
−メチル−１−プロパノールのような有機アミンを添加
することができる。
許容できる香料である。着色剤は組成物に色を付与する
ために使用され、そして一般に使用可能である。水性媒
体中に使用する場合、酸または塩基を用いて本発明の組
成物のpH範囲を５〜９、より好ましくは６〜８以内に調
節することが好ましい。カルボン酸または無機酸のよう
なすべての水溶性酸が適する。例えば、適当な酸には、
塩化水素酸、硫酸、及び燐酸のような無機酸、酢酸、乳
酸、またはプロピオン酸のようなモノカルボン酸、及び
コハク酸、アジピン酸、及びクエン酸のようなポリカル
ボン酸が含まれる。塩基が必要な場合、２−アミノ−２
−メチル−１−プロパノールのような有機アミンを添加
することができる。
【００４２】本組成物が水性媒体中で使用される場合に
は、防腐剤を必要とする可能性がある。使用可能な代表
的防腐剤には、ホルムアルデヒド、ジメチロールメチル
ヒダントイン、５−ブロモ−５−ニトロ−１，３−ジオ
キサン、メチル及びプロピルパラ−ヒドロキシベンゾエ
ート及びこのようなベンゾエート類とデヒドロ酢酸ナト
リウムとの混合物、ソルビン酸、及びイミダゾリジニル
尿素、のような化合物約０．１〜０．２重量％が含まれ
る。
は、防腐剤を必要とする可能性がある。使用可能な代表
的防腐剤には、ホルムアルデヒド、ジメチロールメチル
ヒダントイン、５−ブロモ−５−ニトロ−１，３−ジオ
キサン、メチル及びプロピルパラ−ヒドロキシベンゾエ
ート及びこのようなベンゾエート類とデヒドロ酢酸ナト
リウムとの混合物、ソルビン酸、及びイミダゾリジニル
尿素、のような化合物約０．１〜０．２重量％が含まれ
る。
【００４３】本発明の組成物は、例えばパーマネントウ
ェーブ系または毛染めとしての用途に必要な、染料、着
色剤、還元剤、中和剤、及び防腐剤を含んで配合される
ことができる。活性配合物は、例えばローション、ゲ
ル、ムース、エアロゾル、及びポンプスプレーを含むい
くつかの異なる形態で、そしてコンディショナー及びシ
ャンプーとして適用されることができる。活性原料はキ
ャリヤーを含有し、そして髪保護用配合物に適したキャ
リヤー流体は、例えばアルコール類すなわちエタノール
またはイソプロパノール、ミネラルスピリット及びトリ
クロロエタンのような炭化水素類及びハロゲン化炭化水
素類、超臨界二酸化炭素及び窒素のような超臨界流体
類、水、及びエアロゾル噴射剤、のような流体と同様に
シリコーンである。活性原料を乳濁液または微乳濁液状
で含有させることが望まれる場合には、乳濁液に関する
１９８５年２月２６日発行の米国特許第４５０１６１９
号、または微乳濁液に関する１９８６年１１月４日発行
の米国特許第４６２０８７８号のどちらかに従い、この
ような乳濁液を調製することができる。
ェーブ系または毛染めとしての用途に必要な、染料、着
色剤、還元剤、中和剤、及び防腐剤を含んで配合される
ことができる。活性配合物は、例えばローション、ゲ
ル、ムース、エアロゾル、及びポンプスプレーを含むい
くつかの異なる形態で、そしてコンディショナー及びシ
ャンプーとして適用されることができる。活性原料はキ
ャリヤーを含有し、そして髪保護用配合物に適したキャ
リヤー流体は、例えばアルコール類すなわちエタノール
またはイソプロパノール、ミネラルスピリット及びトリ
クロロエタンのような炭化水素類及びハロゲン化炭化水
素類、超臨界二酸化炭素及び窒素のような超臨界流体
類、水、及びエアロゾル噴射剤、のような流体と同様に
シリコーンである。活性原料を乳濁液または微乳濁液状
で含有させることが望まれる場合には、乳濁液に関する
１９８５年２月２６日発行の米国特許第４５０１６１９
号、または微乳濁液に関する１９８６年１１月４日発行
の米国特許第４６２０８７８号のどちらかに従い、この
ような乳濁液を調製することができる。
【００４４】本組成物をエアロゾル用途に用いようとす
る場合には、二酸化炭素、窒素、亜酸化窒素、ブタン、
イソブタン、またはプロパンのような揮発性炭化水素、
及びジクロロジフルオロメタン及びジクロロテトラフル
オロエタンのような塩素化またはフッ素化炭化水素、ま
たはジメチルエーテル、のような噴射剤ガスを含有させ
ることができる。溶剤系がアルコールを含まない場合、
機械的及び化学的乾燥剤をスプレー及びエアロゾル配合
物に使用することもできる。
る場合には、二酸化炭素、窒素、亜酸化窒素、ブタン、
イソブタン、またはプロパンのような揮発性炭化水素、
及びジクロロジフルオロメタン及びジクロロテトラフル
オロエタンのような塩素化またはフッ素化炭化水素、ま
たはジメチルエーテル、のような噴射剤ガスを含有させ
ることができる。溶剤系がアルコールを含まない場合、
機械的及び化学的乾燥剤をスプレー及びエアロゾル配合
物に使用することもできる。
【００４５】本発明の髪固定剤組成物は、光沢及び量感
処理用の非常に低濃度の３重量％系から固定保持用の高
濃度の３０重量％系までの幅広い濃度範囲にわたり変化
することができる。本組成物は、シラノールで末端ブロ
ックされたポリジオルガノシロキサン流体、架橋剤、及
び低分子量キャリヤーをすべての任意の原料と共に単に
混合することにより調製される。混合する間、成分は室
温で存在することが好ましい。このような混合物は、湿
分が排除されている限り不定の期間保存することができ
る。空気中に存在するような湿分と接触すると、混合物
は硬化して支持体上に未充填の湿分硬化低強度エラスト
マーを形成する。
処理用の非常に低濃度の３重量％系から固定保持用の高
濃度の３０重量％系までの幅広い濃度範囲にわたり変化
することができる。本組成物は、シラノールで末端ブロ
ックされたポリジオルガノシロキサン流体、架橋剤、及
び低分子量キャリヤーをすべての任意の原料と共に単に
混合することにより調製される。混合する間、成分は室
温で存在することが好ましい。このような混合物は、湿
分が排除されている限り不定の期間保存することができ
る。空気中に存在するような湿分と接触すると、混合物
は硬化して支持体上に未充填の湿分硬化低強度エラスト
マーを形成する。
【００４６】シラノールで末端ブロックされたポリジオ
ルガノシロキサンと混合される架橋剤の量は、幅広い限
界値内で変化することができる。しかしながら、最良の
結果を求めるためには、シラノールで末端ブロックされ
たポリジオルガノシロキサン中のシラノール基１モル当
たり１モルを越える量の架橋剤を添加することが好まし
い。架橋剤及びシラノールで末端ブロックされたポリジ
オルガノシロキサンを混合するときの温度は重要ではな
く、そして室温における添加が通常用いられる。シラノ
ールで末端ブロックされたポリジオルガノシロキサン流
体、架橋剤、及びすべての任意原料の混合は、低分子量
キャリヤーの存在において行われる。低分子量キャリヤ
ーは、組成物全体の粘度を低減する。防腐剤、定着剤、
難燃剤、顔料、硬化促進剤、抗酸化剤、軟化剤、増量剤
（ｅｘｔｅｎｄｅｒ）、または可塑剤のような他の加工
助剤もまた使用できる。
ルガノシロキサンと混合される架橋剤の量は、幅広い限
界値内で変化することができる。しかしながら、最良の
結果を求めるためには、シラノールで末端ブロックされ
たポリジオルガノシロキサン中のシラノール基１モル当
たり１モルを越える量の架橋剤を添加することが好まし
い。架橋剤及びシラノールで末端ブロックされたポリジ
オルガノシロキサンを混合するときの温度は重要ではな
く、そして室温における添加が通常用いられる。シラノ
ールで末端ブロックされたポリジオルガノシロキサン流
体、架橋剤、及びすべての任意原料の混合は、低分子量
キャリヤーの存在において行われる。低分子量キャリヤ
ーは、組成物全体の粘度を低減する。防腐剤、定着剤、
難燃剤、顔料、硬化促進剤、抗酸化剤、軟化剤、増量剤
（ｅｘｔｅｎｄｅｒ）、または可塑剤のような他の加工
助剤もまた使用できる。
【００４７】本発明の固定剤組成物を含有する髪保護用
配合物は、シャンプー、コンディショナー、ヘアスプレ
ー、スタイリングゲル、トニック、ローション、及びム
ースを含み、そして非水性、水性または水性−アルコー
ル性分散液、増粘または未増粘クリーム、ゲル、エアロ
ゾルフォーム、またはスプレー状であることができる。
本組成物は増強したスタイル保持性、反発性、量感、光
沢を提供し、そして髪に保護コーティングを提供する。
配合物は、シャンプー、コンディショナー、ヘアスプレ
ー、スタイリングゲル、トニック、ローション、及びム
ースを含み、そして非水性、水性または水性−アルコー
ル性分散液、増粘または未増粘クリーム、ゲル、エアロ
ゾルフォーム、またはスプレー状であることができる。
本組成物は増強したスタイル保持性、反発性、量感、光
沢を提供し、そして髪に保護コーティングを提供する。
【００４８】本発明は、以下の例を考慮することにより
さらに例示される。例中の全ての部及びパーセントは、
特に断わらない限り重量基準である。
さらに例示される。例中の全ての部及びパーセントは、
特に断わらない限り重量基準である。
【００４９】
【実施例】例１ フラスコに次の原料を入れた。 ヒドロキシ基を末端基とするポリジメチルシロキサン ８．９４ｇ ジメチルシクロシロキサン １００．００ｇ エチルトリアセトキシシラン ０．２８ｇ メチルトリアセトキシシラン ０．２８ｇ ジブチルスズジアセテート ０．０１ｇ 内容物を均一になるまで混合した。透明で均一な低粘度
溶液が得られた。
溶液が得られた。
【００５０】例２ フラスコに次の原料を入れた。 ヒドロキシ基を末端基とするポリジメチルシロキサン ４７．４０ｇ ジメチルシクロシロキサン １５０．８０ｇ エチルトリアセトキシシラン １．５０ｇ メチルトリアセトキシシラン １．５０ｇ ジブチルスズジアセテート ０．０１ｇ 内容物を均一になるまで混合した。透明で均一な低粘度
溶液が得られた。
溶液が得られた。
【００５１】例３ フラスコに次の原料を入れた。 ヒドロキシ基を末端基とするポリジメチルシロキサン ２８．５０ｇ ジメチルシクロシロキサン １７１．８０ｇ エチルトリアセトキシシラン ０．５０ｇ メチルトリアセトキシシラン ０．５０ｇ ジブチルスズジアセテート ０．０１ｇ 内容物を均一になるまで混合した。透明で均一な低粘度
溶液が得られた。
溶液が得られた。
【００５２】例４ フラスコに次の原料を入れた。 ヒドロキシ基を末端基とするポリジメチルシロキサン ７．９０ｇ ジメチルシクロシロキサン ９１．６０ｇ メチルトリメトキシシラン ０．５０ｇ テトラブチルチタネート ０．０５ｇ 内容物を均一になるまで混合した。透明で均一な低粘度
溶液が得られた。
溶液が得られた。
【００５３】例５ フラスコに次の原料を入れた。 ヒドロキシ基を末端基とするポリジメチルシロキサン ７．９０ｇ ヘキサメチルジシロキサン ９１．６０ｇ エチルトリアセトキシシラン ０．２５ｇ メチルトリアセトキシシラン ０．２５ｇ ジブチルスズジアセテート ０．０４ｇ 内容物を均一になるまで混合した。透明で均一な低粘度
溶液が得られた。
溶液が得られた。
【００５４】例６ フラスコに次の原料を入れた。 ヒドロキシ基を末端基とするポリジメチルシロキサン ７．９０ｇ ジメチルシクロシロキサン ９１．６０ｇ エチルトリアセトキシシラン ０．１３ｇ メチルトリアセトキシシラン ０．１３ｇ エチレンジアミン−プロピルトリメトキシシラン ０．２５ｇ ジブチルスズジアセテート ０．０１ｇ 内容物を均一になるまで混合した。透明で均一な低粘度
溶液が得られた。
溶液が得られた。
【００５５】例７ 髪固定剤配合物は、およそ２グラムの未処理髪を６イン
チの髪束にして用いることにより評価した。髪の上部を
２″×２″プラスチックタブに付着させて各束を作製し
た。タブ上で乾燥した後、髪を６インチに整えた。次い
で各束を以下の配合のシャンプーで洗浄した。 蒸留水 ６１．４５ｇ メチルクロロイソチアゾリノン及びメチルイソチアゾリノン ０．０５ｇ ラウリル硫酸アンモニウム ３５．００ｇ ラウラミドＤＥＡ ３．００ｇ ０．５％塩化アンモニウム溶液 ０．５０ｇ 硫酸 q.s. まず各束を４０℃の水道水で１５分間すすいで、そして
上述のシャンプーの０．５ccを適用した。３０秒間のシ
ャンプー後３０秒間すすいだ。次いで束を直径およそ１
／２インチのプラスチックローラー上に固定して一晩乾
燥させた。髪固定剤配合物を、０．５ｇの滴下または
０．３ｇのスプレーのどちらかで髪に適用した。滴下に
より適用した場合、髪を３回櫛ですいてローラー上に再
固定した。溶液をポンプで供給した場合には、髪の再固
定は行わなかった。溶液を髪上で硬化させた。乾燥した
束を一定湿度の室内に吊し掛け、そして初期示度及びさ
らに所定の間隔での示度を読み取った。束を再固定した
場合には、暴露する前にローラーを取り除いた。巻き毛
保持度は、（伸長した長さ−所定間隔後の長さ）／（伸
長した長さ−初期長さ）として計算した。表Ｉ，II, 及
びIII に示された結果は、それぞれ２４，４８及び５０
時間の暴露後の巻き毛保持度を表す。
チの髪束にして用いることにより評価した。髪の上部を
２″×２″プラスチックタブに付着させて各束を作製し
た。タブ上で乾燥した後、髪を６インチに整えた。次い
で各束を以下の配合のシャンプーで洗浄した。 蒸留水 ６１．４５ｇ メチルクロロイソチアゾリノン及びメチルイソチアゾリノン ０．０５ｇ ラウリル硫酸アンモニウム ３５．００ｇ ラウラミドＤＥＡ ３．００ｇ ０．５％塩化アンモニウム溶液 ０．５０ｇ 硫酸 q.s. まず各束を４０℃の水道水で１５分間すすいで、そして
上述のシャンプーの０．５ccを適用した。３０秒間のシ
ャンプー後３０秒間すすいだ。次いで束を直径およそ１
／２インチのプラスチックローラー上に固定して一晩乾
燥させた。髪固定剤配合物を、０．５ｇの滴下または
０．３ｇのスプレーのどちらかで髪に適用した。滴下に
より適用した場合、髪を３回櫛ですいてローラー上に再
固定した。溶液をポンプで供給した場合には、髪の再固
定は行わなかった。溶液を髪上で硬化させた。乾燥した
束を一定湿度の室内に吊し掛け、そして初期示度及びさ
らに所定の間隔での示度を読み取った。束を再固定した
場合には、暴露する前にローラーを取り除いた。巻き毛
保持度は、（伸長した長さ−所定間隔後の長さ）／（伸
長した長さ−初期長さ）として計算した。表Ｉ，II, 及
びIII に示された結果は、それぞれ２４，４８及び５０
時間の暴露後の巻き毛保持度を表す。
【００５６】例８ 例７に従い髪束を作製し、シャンプーし、そして乾燥し
た。例１〜６で調製した各材料２ｇを乾燥した髪束上に
滴下した。髪中の湿分との接触により、固定剤混合物が
硬化して髪上にエラストマー膜を形成した。処理した束
を３回櫛ですいて、熱いカールアイロンに巻き付け、そ
こに３分間髪をとどめた。その束を広げて相対湿度５０
％で空気中に吊し掛けた。
た。例１〜６で調製した各材料２ｇを乾燥した髪束上に
滴下した。髪中の湿分との接触により、固定剤混合物が
硬化して髪上にエラストマー膜を形成した。処理した束
を３回櫛ですいて、熱いカールアイロンに巻き付け、そ
こに３分間髪をとどめた。その束を広げて相対湿度５０
％で空気中に吊し掛けた。
【００５７】
【表１】
【００５８】対照試料は、シャンプーは行ったが例１〜
６に述べたいずれの組成物によっても処理されていない
髪束を意味する。表Ｉは、本発明の未充填湿分硬化低強
度エラストマーで処理した髪が、２４時間の暴露後に未
処理の髪よりも高いレベルの巻き毛保持性を示すことを
表す。
６に述べたいずれの組成物によっても処理されていない
髪束を意味する。表Ｉは、本発明の未充填湿分硬化低強
度エラストマーで処理した髪が、２４時間の暴露後に未
処理の髪よりも高いレベルの巻き毛保持性を示すことを
表す。
【００５９】
【表２】
【００６０】表IIは、本発明の未充填湿分硬化低強度エ
ラストマーで処理した髪が、４８時間の暴露後に未処理
の髪よりも向上したレベルの巻き毛保持性を示すことを
表す。さらに、処理した髪はより自然な感じ及び外観を
有した。
ラストマーで処理した髪が、４８時間の暴露後に未処理
の髪よりも向上したレベルの巻き毛保持性を示すことを
表す。さらに、処理した髪はより自然な感じ及び外観を
有した。
【００６１】
【表３】
【００６２】表III は、本発明の未充填湿分低強度エラ
ストマーで処理した髪が、未処理の髪よりもはるかに高
いレベルの巻き毛保持性を示すことを表す。
ストマーで処理した髪が、未処理の髪よりもはるかに高
いレベルの巻き毛保持性を示すことを表す。
【００６３】室温で混合物を硬化させることは好ましい
が、熱をかけて硬化できることに注目すべきである。ど
ちらの場合でも、成分（Ａ），（Ｂ）、及び（Ｃ）の混
合物を容器から処理されるべき髪支持体に適用する。大
気への暴露により、湿分が混合物を硬化させて、髪上に
弾性シリコーン膜を形成させる。膜の硬化は、室温で続
ける、または加熱したカールアイロンまたは加熱したロ
ーラーで髪に熱をかけることにより促進させることがで
きる。水性系では容器中における硬化程度が他の無水送
出系におけるそれを超過するが、容器中ではあるとして
も最小限の硬化のみが起こる。しかしながら、一度び容
器を開けたら、全内容物をその用途に用いるべきであ
る。
が、熱をかけて硬化できることに注目すべきである。ど
ちらの場合でも、成分（Ａ），（Ｂ）、及び（Ｃ）の混
合物を容器から処理されるべき髪支持体に適用する。大
気への暴露により、湿分が混合物を硬化させて、髪上に
弾性シリコーン膜を形成させる。膜の硬化は、室温で続
ける、または加熱したカールアイロンまたは加熱したロ
ーラーで髪に熱をかけることにより促進させることがで
きる。水性系では容器中における硬化程度が他の無水送
出系におけるそれを超過するが、容器中ではあるとして
も最小限の硬化のみが起こる。しかしながら、一度び容
器を開けたら、全内容物をその用途に用いるべきであ
る。
【００６４】本発明の本質的特徴及び概念から実質的に
逸脱することなく、ここで記述した化合物、組成物、及
び方法において、多くの他の改変及び改質を行えること
が前述より自明であろう。従って、ここで記述した本発
明の態様が、例示のみを目的としており、そして本発明
の範囲を限定するものとして意図されないことを理解さ
れるべきである。
逸脱することなく、ここで記述した化合物、組成物、及
び方法において、多くの他の改変及び改質を行えること
が前述より自明であろう。従って、ここで記述した本発
明の態様が、例示のみを目的としており、そして本発明
の範囲を限定するものとして意図されないことを理解さ
れるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A61K 7/11 C08L 83/04
Claims (7)
- 【請求項１】 以下の（Ａ）〜（Ｃ）、すなわち、
（Ａ）化学式、 【化１】 （式中、Ｒ1 及びＲ2 は、水素、１〜２２個の炭素原子
を有するアルキル、アルケニル、アリール、アルキルア
リール、アラルキル、及び有機変性アルキル及びアリー
ル基から成る群より独立に選択され、ｎは５〜１５００
０までの整数である）により表される、シラノールで末
端ブロックされたポリジオルガノシロキサン流体； （Ｂ）オルガノシリコン架橋剤；及び、 （Ｃ）低分子量キャリアー の混合物から成る髪処理用組成物。 - 【請求項２】 前記有機変性基が、アミノ、エポキシ、
カルボキシ、及びメルカプトから成る群より選択される
ことを特徴とする、請求項１に記載の組成物。 - 【請求項３】 前記架橋剤が、シラン類及び短鎖シロキ
サン類から成る群より選択され、そして前記低分子量キ
ャリヤーが、環状シロキサン類、直鎖シロキサン類、揮
発性炭化水素類、及び短鎖アルコール類から成る群より
選択されることを特徴とする、請求項２に記載の組成
物。 - 【請求項４】 触媒を含有することを特徴とする、請求
項１に記載の組成物。 - 【請求項５】 少なくとも１種の膜形成原料を髪に適用
して、髪に巻き毛保持性を付与する髪処理方法であっ
て、以下の（Ａ）〜（Ｃ）、すなわち、（Ａ）化学式、 【化２】 （式中、Ｒ1 及びＲ2 は、水素、１〜２２個の炭素原子
を有するアルキル、アルケニル、アリール、アルキルア
リール、アラルキル、及び有機変性アルキル及びアリー
ル基から成る群より独立に選択され、ｎは５〜１５００
０までの整数である）により表される、シラノールで末
端ブロックされたポリジオルガノシロキサン流体； （Ｂ）オルガノシリコン架橋剤；及び、 （Ｃ）低分子量キャリアー の混合物を髪に適用し、湿分との接触により前記混合物
を硬化して未充填の低強度シリコンエラストマーを形成
させ、そして前記エラストマーを前記膜形成原料として
利用することを特徴とする、髪処理方法。 - 【請求項６】 触媒を含有することを特徴とする、請求
項５に記載の方法。 - 【請求項７】 前記混合物が室温で硬化することを特徴
とする、請求項５に記載の方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US569785 | 1990-08-20 | ||
| US07/569,785 US5089253A (en) | 1990-08-20 | 1990-08-20 | Hair care compositions containing low strength elastomers |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04261113A JPH04261113A (ja) | 1992-09-17 |
| JP2874747B2 true JP2874747B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=24276843
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3199270A Expired - Fee Related JP2874747B2 (ja) | 1990-08-20 | 1991-08-08 | 低強度エラストマーを含有する髪保護用組成物及び髪処理方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5089253A (ja) |
| EP (1) | EP0473039B1 (ja) |
| JP (1) | JP2874747B2 (ja) |
| CA (1) | CA2046137C (ja) |
| DE (1) | DE69105411T2 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| US5240698A (en) * | 1990-10-02 | 1993-08-31 | General Electric Co. | Aminofunctional silicone compositions and methods of use |
| US5362486A (en) * | 1992-04-10 | 1994-11-08 | Helene Curtis, Inc. | In-situ polymerization of oligomers onto hair |
| US5676938A (en) * | 1992-09-29 | 1997-10-14 | Toshiba Silicone Co., Ltd. | Cosmetic composition |
| EP0640643B1 (en) * | 1993-08-10 | 2000-04-26 | Kao Corporation | Organopolysiloxanes and a method of setting hair using the same |
| US5346639A (en) * | 1994-01-11 | 1994-09-13 | Geoff Hatfield | Spray dispensed shampoo |
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| US5922308A (en) * | 1996-06-28 | 1999-07-13 | Chesebrough-Pond's Usa Co., | Underarm compositions |
| NZ333161A (en) * | 1996-06-28 | 2000-06-23 | Unilever Plc | Antiperspirant/deodorant fluid composition containing a crosslinked non-emulsifying siloxane elastomer and a volatile siloxane |
| DE19642227C1 (de) * | 1996-10-12 | 1998-04-02 | Wella Ag | Silikonhaltiges Haarbehandlungsmittel |
| US6432393B1 (en) * | 1998-06-05 | 2002-08-13 | Helene Curtis, Inc. | Hair care compositions which provide hair body and which comprise elastomeric resinous materials |
| CA2332300A1 (en) | 1998-06-05 | 1999-12-16 | Unilever Plc | Hair care compositions and method for depositing swollen polymer particles onto hair |
| EP1304161B1 (en) * | 2001-10-19 | 2007-02-28 | Pacific Corporation | Thermotropic liquid crystal polymer microcapsules, a method for preparing the same, and cosmetic compositions containing the same |
| WO2006106366A1 (en) * | 2005-04-06 | 2006-10-12 | The Boots Company Plc | Improved oxidative hair dyes and related topical compositions |
| US8034323B2 (en) * | 2005-12-21 | 2011-10-11 | Avon Products, Inc. | Cosmetic compositions having in-situ silicone condensation cross-linking |
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| FR2910311B1 (fr) * | 2006-12-20 | 2009-02-13 | Oreal | Composition comprenant un compose silicone et un organosilane particulier |
| FR2910309A1 (fr) * | 2006-12-20 | 2008-06-27 | Oreal | Composition pour la coloration des fibres keratiniques comprenant un compose silicone particulier et une base d'oxydation |
| FR2910303A1 (fr) | 2006-12-20 | 2008-06-27 | Oreal | Composition comprenant un compose x et un compose y dont l'un au moins est silicone et un colorant direct hydrophobe |
| FR2910314B1 (fr) * | 2006-12-20 | 2009-05-08 | Oreal | Traitement de fibres capillaires a partir d'une composition comprenant des composes silicones reactifs avant ou apres un procede de coloration |
| FR2910301B1 (fr) * | 2006-12-20 | 2009-04-03 | Oreal | Procede de traitement des fibres capillaires avec des compositions contenant des silicones reactives |
| FR2910313A1 (fr) * | 2006-12-20 | 2008-06-27 | Oreal | Obtention de coiffures structurees mettant en oeuvre une composition comprenant des composes silicones reactifs |
| FR2917619B1 (fr) * | 2007-06-22 | 2012-08-17 | Oreal | Kit comprenant des composes x et y fonctionnalises par des groupes reactifs aminosilane, amidosilane, aminoxysilane, ketoximosilane, enoxylilane, et/ou silanol |
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| DE102009055333A1 (de) * | 2009-12-28 | 2011-06-30 | Henkel AG & Co. KGaA, 40589 | Haarbehandlungsmittel umfassend spezielles Trialkoxysilan und zusätzlichen Hilfsstoff |
| FR2971709B1 (fr) * | 2011-02-17 | 2016-03-04 | Oreal | Procede de traitement des fibres keratiniques mettant en œuvre une silicone elastomere en association avec de la chaleur |
| WO2012110608A2 (fr) * | 2011-02-17 | 2012-08-23 | L'oreal | Procédé de traitement des fibres kératiniques mettant en oeuvre une silicone élastomère en association avec de la chaleur |
| WO2013148750A1 (en) | 2012-03-29 | 2013-10-03 | The Armor All/Stp Products Company | Product for treating vehicle surfaces |
| WO2014182907A2 (en) * | 2013-05-10 | 2014-11-13 | The Procter & Gamble Company | Consumer products comprising silane-modified oils |
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| GB201613399D0 (en) | 2016-08-03 | 2016-09-14 | Dow Corning | Cosmetic composition comprising silicone materials |
| US20180077899A1 (en) * | 2016-09-22 | 2018-03-22 | Empire Technology Development Llc | Methods and Compositions for Dag Mitigation |
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-
1990
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1991
- 1991-07-03 CA CA002046137A patent/CA2046137C/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-08-08 JP JP3199270A patent/JP2874747B2/ja not_active Expired - Fee Related
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