JP2873295B2 - 医療用ホースレス型スプレー装置 - Google Patents

医療用ホースレス型スプレー装置

Info

Publication number
JP2873295B2
JP2873295B2 JP7112441A JP11244195A JP2873295B2 JP 2873295 B2 JP2873295 B2 JP 2873295B2 JP 7112441 A JP7112441 A JP 7112441A JP 11244195 A JP11244195 A JP 11244195A JP 2873295 B2 JP2873295 B2 JP 2873295B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
spray device
spray
suction
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7112441A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08280806A (ja
Inventor
邦男 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAGASHIMA IKA KIKAI KK
Original Assignee
NAGASHIMA IKA KIKAI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NAGASHIMA IKA KIKAI KK filed Critical NAGASHIMA IKA KIKAI KK
Priority to JP7112441A priority Critical patent/JP2873295B2/ja
Publication of JPH08280806A publication Critical patent/JPH08280806A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2873295B2 publication Critical patent/JP2873295B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • External Artificial Organs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に耳鼻咽喉科用とし
て用いられ、噴射と吸引スプレー装置を、連結チ
ューブ40の接続以外は全く同一の構成で製造できるよ
うにした医療用ホースレス型スプレー装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より薬液や洗浄水を噴霧したり、噴
射したりするものとしてスプレー装置が用いられてき
た。このスプレー装置には、図9に示すようなホース型
スプレー装置12と、ホースレス型スプレー装置13と
が知られている。このうち、ホース型スプレー装置12
は、診療台10のコンプレッサ11に連結されたホース
14をスプレー装置12に直接連結し、このホース型ス
プレー装置12を手に持ってノズル16を患部に臨ま
せ、弁操作釦17を操作することによって内部の弁を開
閉し、薬液容器15の薬液や洗浄水をノズル16から噴
射するものである。
【0003】また、ホースレス型スプレー装置13は、
診療台10の畜圧器20に差し込むと、弁部19が開い
て小型ボンベ18に圧搾空気が充填されるので、圧搾空
気を充填した後に、このスプレー装置12を手に持って
ノズル16を患部に臨ませ、弁操作釦17を操作するこ
とによって内部の弁を開閉し、薬液容器15の薬液や洗
浄水をノズル16から噴射するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記ホース型スプレー
装置12は、ホース14によって大型のコンプレッサ1
1に連結されているので、治療が長時間に亘っても途中
で圧搾空気が不足するようなことがない。しかし、ホー
ス14を引き回す必要があるので、ホース14が邪魔に
なって作業性がよくないこと、ホース14を含めたホー
ス型スプレー装置12の滅菌消毒が面倒であることなど
の問題があった。前記ホースレス型スプレー装置13
は、ホース14がないので引き回す必要がなく作業性は
よいが、治療が長時間に亘ると、途中で圧搾空気が不足
し、その都度充填作業を必要とするという問題があっ
た。
【0005】また、ホース型スプレー装置12とホース
レス型スプレー装置13は、ともに圧搾空気を送るもの
であるから、ノズル16から薬液や洗浄水を噴射するこ
とができても、患部における膿などの液状物を吸引する
ことができないこと、圧搾空気の圧力の調整範囲が限ら
れるので、作業内容に応じてホース型スプレー装置12
またはホースレス型スプレー装置13を交換しなければ
ならず、使用範囲が限られてしまうこと、圧搾空気を発
生するためのコンプレッサ11が大型であり、装置全体
としても大型化すること、コンプレッサ11のないとこ
ろでは使用できないことなどの問題があった。
【0006】本発明は、噴射用としてのスプレー装置の
部品構成をまったく変えることなく、小型ポンプに設け
た吸入部および吐出部と、前記スプレー本体の一端部と
の間を連結チューブにて、ハウジング内部で選択的に連
結することによって、容易には噴射用と吸引用とを切り
換えることができないようにした上で、吸引用として製
造することができ、長時間の連続使用ができ、作業性に
すぐれ、装置全体としても小型化したものを得ることを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、片手で持てる
程度の大きさのハウジング21にスプレー本体41を取
付け、このスプレー本体41の先端部にノズル16を設
けてなる医療用スプレー装置において、前記ハウジング
21に、小型ポンプ26と小型モータ27と電源35と
を内蔵するとともに、この小型モータ27のオン、オフ
のための電源スイッチ28と、小型モータ27の回転を
制御して小型ポンプ26の圧力を調整する圧力調整用の
可変抵抗器30とを設け、前記小型ポンプ26に設けた
吸入部33と吐出部34と前記スプレー本体41の一端
のそれぞれの間を連結チューブ40にて、ハウジング
内部で選択的に連結することによって、前記ノズル16
からの噴射用として製造するか、吸引用として製造する
かを選択できるようにしたことを特徴とする医療用ホー
スレス型スプレー装置である。
【0008】
【作用】患部洗浄または薬液噴射の場合、握りカバー2
5を片手で持ち、ノズル16を患部に臨ませて押釦29
を押す。すると、小型モータ27により小型ポンプ26
が駆動して圧縮された空気がスプレー本体41から薬液
容器15の内部に噴射される。薬液容器15の液体51
が加圧され、ノズル16の先端から洗浄液または薬液が
患部に噴射される。つまみ31により圧力が調整され
る。患部に空気その他の気体を噴射したり、食道発生法
による空気の供給をしようとするような場合、スプレー
本体41に空の、または気体を充填した薬液容器15を
螺合して、前記洗浄水と同様にノズル16の先端から空
気その他の気体を患部や食道内に噴射、供給する。ノズ
ル16の先端に噴霧用ノズル54を取付け、洗浄水、薬
液などを充填した薬液容器15を取付けて患部に微粒子
を噴霧する。ノズル16の先端に嗅覚検査用ノズル55
を取付け、臭いを発散させる。
【0009】連結チューブ40の接続を逆にして製造
たタイプの医療用ホースレス型スプレー装置を用いるこ
とにより、ノズル16から膿などの液状物52を吸引
し、吸引した液状物52は、容器15内に落下して空気
けが小型ポンプ26の吐出部34から外部に排出され
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1において、21は、片手で持てる程度の大きさ
のハウジングで、このハウジング21は、角筒状の本体
部22と、円筒形状の握り部23とからなる。前記本体
部22の内部には、小型ポンプ26と小型モータ27収
納され、また、本体カバー24には、電源スイッチ28
と可変抵抗器30が取付けられ、この電源スイッチ28
の押釦29と可変抵抗器30のつまみ31が外側に臨ま
せて設けられている。このつまみ31の回りには、図1
(b)のように、小、中、大などのように、使用部位
(目、耳、鼻など)や使用目的に応じた圧力表示の目盛
が施こすようにしてもよい。さらに、前記本体部22の
上板にはエア入出口部32が設けられている。
【0011】前記握り部23の内部には電源35とフィ
ルタ37が収納されている。この電源35は、充電式で
ある場合には、コネクタプラグ36に接続され、このコ
ネクタプラグ36は、握り部23の下方部に臨ませられ
ている。このコネクタプラグ36に供給される後述の電
源が交流電圧である場合には、整流用のダイオード82
が電源35とコネクタプラグ36との間に介在される。
なお、前記電源35は、乾電池からなり、交換自在に取
り付けるようにしてもよい。本発明の医療用ホースレス
型スプレー装置を噴射、噴霧用として使用する場合に
は、図1に示すように、前記エア入出口部32の下端部
と前記小型ポンプ26の吐出部34とを連結チューブ4
0で連結し、この小型ポンプ26の吸入部33と前記フ
ィルタ37の吐出部39とを連結チューブ40で連結
し、フィルタ37の吸入部38を下方の開放端部に臨ま
せる。このような噴射、噴霧用として使用する場合、フ
ィルタ37を省略してもよい。
【0012】また、本発明の医療用ホースレス型スプレ
ー装置を吸引用として製造する場合には、図2に示すよ
うに、前記エア入出口部32の下端部と前記フィルタ3
7の吸入部38とを連結チューブ40で連結し、前記フ
ィルタ37の吐出部39と小型ポンプ26の吸入部33
とを連結チューブ40で連結し、小型ポンプ26の吐出
部34を開放する。
【0013】前記握り部23には、電源35とフィルタ
37の収納後に握りカバー25が螺合されている。さら
に、前記電源35、電源スイッチ28、可変抵抗器30
が順次接続されている。前記本体部22の一側面の上部
には、支持枠44が設けられ、この支持枠44によりス
プレー本体41の支持アーム42が差し込まれて固定ね
じ43で着脱自在に固定されている。前記スプレー本体
41には、一方の端部から下端部の容器嵌合部45まで
連通する第1通孔47が穿設されるとともに、他方の端
部から下端部の容器嵌合部45まで連通する第2通孔4
8が穿設されている。これらの第1通孔47と第2通孔
48との間は、第1通孔47側から第2通孔48へのみ
噴射、噴霧用として空気の一部が送られるように連通し
ている。前記スプレー本体41の一方の端部と前記エア
入出口部32の上端部とは連結チューブ40で接続さ
れ、他方の端部にはノズル16が着脱自在に取付けられ
ている。
【0014】このノズル16は、種々の使用目的にあっ
たものが用意される。例えば、洗浄水、薬液、空気など
を局部的に噴射する場合には、図3(a)のような、直
径1mm程度の円筒管が用いられる。薬液、水などを噴
霧する場合には、図3(b)のような、ノズル16の先
端に広い範囲に噴霧できる噴霧用ノズル54が嵌合され
る。膿などの液状物52、細胞、気体などを吸引する場
合には、図3(c)のような、直径1mm程度の円筒管
が用いられる。嗅覚検査などのため微量の気体を発散す
る場合には、図3(d)のような、スプレー本体41の
先端に鼻孔にフィットするような嗅覚検査用ノズル55
が嵌合される。
【0015】前記スプレー本体41の下端部の容器嵌合
部45には、パッキン46を介して薬液容器15が着脱
自在に螺着されている。前記第2通孔48には垂下管4
9が設けられ、この垂下管49には吸い上げ管50が連
結され、薬液容器15内の液体51に差し込まれてい
る。
【0016】つぎに本発明の作用を作業内容別に分けて
説明する。 (1)局部的に噴射する場合には、ハウジング21の内
部の連結チューブ40は、図1に示すように、フィルタ
37の吐出部39と小型ポンプ26の吸入部33を連結
し、小型ポンプ26の吐出部34とエア入出口部32と
を連結したタイプの装置が用いられる。・鼻腔内洗浄、
手術後の患部の洗浄、洗眼、耳垢の湿潤などをする場
合、目的に合った圧力の調整をしてスプレー本体41に
液体51として体温と略同じ温度に温めた生理食塩水の
ような洗浄液を充填した薬液容器15を螺合する。この
状態で、握りカバー25を片手で握り、ノズル16を患
部に臨ませて押釦29を押す。すると、小型モータ27
が回転し、小型ポンプ26が駆動してフィルタ37の吸
入部38から空気を吸入し、吐出部39から小型ポンプ
26の吸入部33に入り、小型ポンプ26で圧縮された
空気が吐出部34からエア入出口部32、連結チューブ
40を経てスプレー本体41の第1通孔47から薬液容
器15の内部に噴射される。薬液容器15の内部圧力に
よって液体51が加圧され、吸い上げ管50、垂下管4
9、第2通孔48を経てノズル16の先端から洗浄液が
噴射されて患部を洗浄する。また、多量の洗浄水を必要
とする場合には、大容量の薬液容器15をスプレー本体
41に取付けるか、恒温槽70から体温と略同じ温度に
温めた生理食塩水のような洗浄液をパイプによって直接
供給するようにしてもよい。前記圧力の設定は、つまみ
31により小型モータ27の回転数を変えて、小型ポン
プ26の圧力を調整する。
【0017】・患部に薬液を噴射しようとする場合、ス
プレー本体41に液体51として薬液を充填した薬液容
器15を螺合して、前記洗浄水と同様にノズル16の先
端から薬液を患部に噴射する。・耳管などの患部に空気
その他の気体を噴射したり、食道発生法による空気の供
給をしようとするような場合、スプレー本体41に空
の、または気体を充填した薬液容器15を螺合して、前
記洗浄水と同様にノズル16の先端から空気その他の気
体を患部や食道内に噴射、供給する。薬液容器15を介
在することなく直接空気を供給するようにしてもよい。
【0018】以上のような噴射に使用する場合におい
て、ハウジング21のエア入出口部32は、小型ポンプ
26からの空気が噴射するだけであるから、ハウジング
21側は、洗浄、薬液、空気の区別なく同一器具を用
い、スプレー本体41と液体51とノズル16を交換し
て取付けるようにする。もちろん、兼用することが禁じ
られている場合には、使用目的に応じて装置全体を交換
するようにしてもよい。
【0019】(2)患部の比較的広い部位に微粒子を噴
霧する場合には、ノズル16の先端に微粒子を噴霧する
ための噴霧用ノズル54を取付ける。そして、洗浄水、
薬液などを充填した薬液容器15を取付けて前記局部的
な噴射と同様にして患部に噴霧する。
【0020】(3)香料などの嗅覚検査をする場合に
は、薬液容器15の内部に香料などの臭いの元になる液
体51をいれる。このとき、吸い上げ管50が直接液体
51に接することがないようにする。この状態で小型モ
ータ27により小型ポンプ26を駆動すると、容器15
内部の雰囲気が第2通孔48を経てスプレー本体41の
先端の嗅覚検査用ノズル55から臭いが発散する。
【0021】(4)患部の膿などの液状物52、細胞、
気体などを吸引する場合、薬液容器15内部にフィルタ
53を詰めたものを用い、かつ連結チューブ40を図2
のように接続して製造されたものを使用する。すなわ
ち、エア入出口部32の下端部とフィルタ37の吸入部
38とを連結チューブ40で連結し、小型ポンプ26の
吸入部33とフィルタ37の吐出部39とを連結し、小
型ポンプ26の吐出部34を外部に開放する。この状態
でノズル16の先端を患部に臨ませ、押釦29を押す
と、ノズル16から膿などの液状物52、細胞、気体な
どを吸引し、吸引した液状物52などは、容器15内に
落下して空気だけがフィルタ53を通って第1通孔4
7、連結チューブ40に吸引され、さらにハウジング2
1の内部でフィルタ37により濾過され、小型ポンプ2
6の吐出部34から外部に排出される。なお、吸引用の
スプレー装置は、医療の衛生上の問題があるので噴射、
噴霧用のスプレー装置と兼用することはない。
【0022】つぎに、本発明の装置を使用しないときの
電源35の充電装置について説明する。図4は、簡易型
充電装置56の場合を示している。この簡易型充電装置
56は、器台の上に、電源装置59、充電用保持器5
7、加温器60を設けたもので、前記充電用保持器57
の内部には、前記コネクタプラグ36に接続するための
例えば交流9Vのコネクタソケット58が設けられ、ま
た前記加温器60の底部には、交流20Vのヒータ61
が設けられ、前記電源装置59の2次側の電源端子に接
続されている。そして、充電用保持器57のコネクタソ
ケット58には、コネクタプラグ36が接続されて不使
用時に電源35を充電している。また、加温器60に
は、生理食塩水を収納した恒温槽70や喉頭鏡62など
が収納され、人間の体温と略同じ温度に加温されてい
る。
【0023】充電装置を診療台10に据付ける場合に
は、図6に示すように、診療台10の上面に、コネクタ
ソケット58を有する充電用保持器57を複数個設置す
る。そして、使用目的毎に小型ポンプ26と小型モータ
27との容量の異なるもの、ノズル16の形状の異なる
ものなど、複数個の本発明による医療用ホースレス型ス
プレー装置が収納されて常時充電している。さらに、診
療台10には、ヒータ61を有する加温器60、ヒータ
61を有する恒温槽70、薬びん入れ68、バット6
9、額帯灯用コネクタ67などが設けられている。
【0024】つぎに、前記ノズル16の先端部には、図
5に示すように、光照射用の光ファイバ63と受光用の
光ファイバ64をノズル16に沿うように設け、光ファ
イバ63は光源65と連結され、光ファイバ64は受光
素子66と連結されている。このような構成とすること
によって、ノズル16の先端の患部が医師などによって
直接、または映像として確認しつつ作業が可能となる。
この場合、図5(b)(c)(d)に示すように、光フ
ァイバ63と64をノズル16に添って設けたり、光フ
ァイバ63と64を共有化したり、ノズル16の外周の
被覆を光ファイバ63と64に兼用するためのガラス繊
維で構成したりすることができる。
【0025】前記電源35は、ハウジング21内に内蔵
するようにしたが、長時間の駆動の電源として容量が不
十分で、ハウジング21に内蔵することが不可能である
ときには、電源35だけ外部に取り出して、リード線に
より接続するようにしてもよい。
【0026】図7は、本発明による医療用ホースレス型
スプレー装置を噴射用として使用した場合の他の実施例
を示すもので、この例では、図1の実施例よりも容量の
大きな小型ポンプ26と小型モータ27を用い、かつ押
釦29の位置とつまみ31の位置とを変えたものであ
る。すなわち、小型ポンプ26と小型モータ27が本体
部22内に収納しきれないので、本体カバー24側に小
型モータ27を収納するモータカバー79を設け、ま
た、小型ポンプ26の吸入部33は、本体カバー24を
被せたとき、Oリング80を介して直接エア入出口部3
2に気密に連結し、小型ポンプ26の吐出部34は本体
カバー24の孔81に直接嵌合したものである。前記電
源スイッチ28の押釦29は、操作性を良くするために
握り部23を片手で握ったときに人さし指で押釦29を
オン、オフできる位置に設け、可変抵抗器30は、つま
み31の一部だけ外部に突出させて必要なとき以外に触
れないようにしたものである。噴射、噴霧の作用につい
ては、図1の場合と同様である。
【0027】図8は、本発明による医療用ホースレス型
スプレー装置を吸引用として使用した場合のさらに他の
実施例を示すもので、この例では、本体カバー24と一
体にフィルタ収納部71を設け、このフィルタ収納部7
1内に濾過材72を充填したガラスびんなどからなるフ
ィルタ37を収納し、フィルタ収納部71の上からOリ
ング75を介在して貫通孔83を有する蓋73が気密に
螺合されている。蓋73の上部の吸引口74は、連結チ
ューブ40によりスプレー本体41に連結され、下部の
細管84は、濾過材72に差し込まれている。また、蓋
73の下端面の通気溝76から本体カバー24の吐出口
77に連通し、連結チューブ40を介して小型ポンプ2
6の吸入部33に連結される。前記握り部23の上面に
は、排気口78が設けられている。このような構成とす
ることによって、図2に示したフィルタ53とフィルタ
37とを省略することができる。吸引作用については、
図2の場合と同様である。
【0028】
【発明の効果】(1)小型ポンプ26は、電源35がな
くなるまで連続的に駆動でき、治療や洗浄が長時間に亘
っても途中で圧搾空気が不足するようなことがない。 (2)ホース14を引き回す必要がないので、作業性が
よく、また、装置まるごとの滅菌消毒が簡単にできる。 (3)圧搾空気でノズル16から薬液や洗浄水を噴射す
るだけでなく、小型ポンプ26の吸入部33と吐出部3
4を逆接続して製造させれば、基本的には同一構成のス
プレー装置により、患部における膿などの液状物を吸引
する装置として用いることができる。
【0029】(4)可変抵抗器30によって小型モータ
27の回転を制御することにより、小型ポンプ26から
の空気圧力を大幅に調整でき、作業内容に応じて装置を
交換する必要がない。したがって、一台の装置で圧力の
相違に対応できる。 (5)ハウジング21には、小型ポンプ26、小型モー
タ27、電源35などが収納されるだけであり、装置全
体として小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による医療用ホースレス型スプレー装置
の一実施例を示す一部切り欠いた正面図で、噴射用とし
て使用した場合を示すものである。
【図2】図1と同一の医療用ホースレス型スプレー装置
を吸引用として使用した場合を示す一部切り欠いた正面
図である。
【図3】ノズル16の異なる使用例を示すもので、
(a)は、局部的に噴射する場合の説明図、(b)は、
広い範囲に噴霧する場合の説明図、(c)は、吸引する
場合の説明図、(d)は、嗅覚検査する場合の説明図で
ある。
【図4】医療用ホースレス型スプレー装置を簡易型充電
装置56にて充電している状態を示す一部切り欠いた正
面図である。
【図5】ノズル16に光源を取り付けた場合の説明図
で、(a)は、正面図、(b)、(c)、(d)は、そ
れぞれノズル16の異なる例を示す端面図である。
【図6】医療用ホースレス型スプレー装置を診療台10
に設けた充電用保持器57で充電している状態を示す斜
視図である。
【図7】本発明による医療用ホースレス型スプレー装置
を噴射用として使用した場合の他の実施例を示すもの
で、(a)は、一部切り欠いた正面図、(b)は、吐出
部34の断面図である。
【図8】本発明による医療用ホースレス型スプレー装置
を吸引用として使用した場合のさらに他の実施例を示す
一部切り欠いた正面図である。
【図9】従来のホース型スプレー装置12とホースレス
型スプレー装置13を示す正面図である。
【符号の説明】
10…診療台、11…コンプレッサ、12…ホース型ス
プレー装置、13…ホースレス型スプレー装置、14…
ホース、15…薬液容器、16…ノズル、17…弁操作
釦、18…小型ポンベ、19…弁部、20…畜圧器、2
1…ハウジング、22…本体部、23…握り部、24…
本体カバー、25…握りカバー、26…小型ポンプ、2
7…小型モータ、28…電源スイッチ、29…押釦、3
0…可変抵抗器、31…つまみ、32…エア入出口部、
33…吸入部、34…吐出部、35…電源、36…コネ
クタプラグ、37…フィルタ、38…吸入部、39…吐
出部、40…連結チューブ、41…スプレー本体、42
…支持アーム、43…固定ねじ、44…支持枠、45…
容器嵌合部、46…パッキン、47…第1通孔、48…
第2通孔、49…垂下管、50…吸い上げ管、51…液
体、52…液状物、53…フィルタ、54…噴霧用ノズ
ル、55…嗅覚検査用ノズル、56…簡易型充電装置、
57…充電用保持器、58…コネクタソケット、59…
電源装置、60…加温器、61…ヒータ、62…喉頭
鏡、63…光ファイバ、64…光ファイバ、65…光
源、66…受光素子、67…額帯灯用コネクタ、68…
薬びん入れ、69…バット、70…恒温槽、71…フィ
ルタ収納部、72…濾過材、73…蓋、74…吸引口、
75…Oリング、76…通気溝、77…吐出口、78…
排気口、79…モータカバー、80…Oリング、81…
孔、82…整流ダイオード、83…貫通孔、84…細
管。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片手で持てる程度の大きさのハウジング
    21にスプレー本体41を取付け、このスプレー本体4
    1の先端部にノズル16を設けてなる医療用スプレー装
    置において、前記ハウジング21に、小型ポンプ26と
    小型モータ27と電源35とを内蔵するとともに、この
    小型モータ27のオン、オフのための電源スイッチ28
    と、小型モータ27の回転を制御して小型ポンプ26の
    圧力を調整する圧力調整用の可変抵抗器30とを設け、
    前記小型ポンプ26に設けた吸入部33と吐出部34
    前記スプレー本体41の一端部のそれぞれの間を連結チ
    ューブ40にて、ハウジング内部で選択的に連結するこ
    とによって、前記ノズル16からの噴射用として製造す
    るか、吸引用として製造するかを選択できるようにした
    ことを特徴とする医療用ホースレス型スプレー装置。
  2. 【請求項2】 電源35は、充電式からなる請求項
    載の医療用ホースレス型スプレー装置。
JP7112441A 1995-04-13 1995-04-13 医療用ホースレス型スプレー装置 Expired - Fee Related JP2873295B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7112441A JP2873295B2 (ja) 1995-04-13 1995-04-13 医療用ホースレス型スプレー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7112441A JP2873295B2 (ja) 1995-04-13 1995-04-13 医療用ホースレス型スプレー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08280806A JPH08280806A (ja) 1996-10-29
JP2873295B2 true JP2873295B2 (ja) 1999-03-24

Family

ID=14586715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7112441A Expired - Fee Related JP2873295B2 (ja) 1995-04-13 1995-04-13 医療用ホースレス型スプレー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2873295B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4442969B2 (ja) * 1999-11-15 2010-03-31 一郎 渋谷 使い捨ての体液フィルターユニット及び体液吸引器
TW200848010A (en) * 2007-06-15 2008-12-16 Avita Corp Nose vacuum device
KR100861582B1 (ko) * 2008-02-13 2008-10-14 가자마 이엔티 (주) 의료용 무선 스프레이 장치
CN105597202A (zh) * 2016-02-04 2016-05-25 深圳金亿帝医疗设备股份有限公司 雾化器及雾化器主体
CN114146267B (zh) * 2021-12-07 2023-03-31 三峡大学 一种呼吸科用雾化给药装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08280806A (ja) 1996-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2809976B2 (ja) 散粉器及び散粉器に接続する散粉用ノズル
US4803974A (en) Oral lavage apparatus
JPH09503405A (ja) 手術用洗浄装置
KR100982769B1 (ko) 의료용 세정 석션장치
WO2013075614A1 (zh) 一种鼻腔冲洗装置
JPH04322633A (ja) 内視鏡
US6503220B1 (en) Vaginal douching and/or enteroclysm device
US6152873A (en) Otoscope for examination and treatment of the ear
JP2873295B2 (ja) 医療用ホースレス型スプレー装置
KR20090011745A (ko) 콧물 흡인 장치
CN104587592A (zh) 耳鼻喉给药装置
KR101460227B1 (ko) 단일 콤프레셔 기반의 휴대용 구강 청결 장치
JPH04314418A (ja) 内視鏡洗浄消毒装置
CN112704805A (zh) 智能阴道给药器
CN215936571U (zh) 一种可更换刷头的多功能牙刷
KR101838254B1 (ko) 카메라와 광원이 구비된 구강세정기
KR102472692B1 (ko) 복합형 아쿠아 피부 필링기
CN211587720U (zh) 一种用于超声医学的探头清洁消毒装置
KR100861582B1 (ko) 의료용 무선 스프레이 장치
JPH02268762A (ja) エステテイツク装置
JP3038040B2 (ja) 内視鏡収納ケースと内視鏡消毒装置
CN216703166U (zh) 护肤系统以及护肤仪器和导液件
JP2003070731A (ja) 内視鏡用送気・送液装置およびそれを含む携帯用内視鏡
ES2275536T3 (es) Sistema de raspador dental.
CN219558452U (zh) 一种喷液角度可调的自动感应喷液手消毒装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100114

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100114

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110114

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120114

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120114

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130114

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130114

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees