JP2872349B2 - 窃盗抑止装置 - Google Patents

窃盗抑止装置

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JP2872349B2
JP2872349B2 JP2140111A JP14011190A JP2872349B2 JP 2872349 B2 JP2872349 B2 JP 2872349B2 JP 2140111 A JP2140111 A JP 2140111A JP 14011190 A JP14011190 A JP 14011190A JP 2872349 B2 JP2872349 B2 JP 2872349B2
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Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、商品に取り付けられて商品の窃盗を抑止
する窃盗抑止装置、特に、商品に取り付けられている装
置を商品から無理に取り外そうとして装置をいじり回す
と、商品を損傷する損傷剤が装置から放出される種類の
窃盗抑止装置の改良に関する。
［従来の技術］ 窃盗抑止装置は、商品のある部分を間に挟んで相互に
連結されて無理な取り外しを防止する２個のコンポーネ
ントからなる取り付け手段を一般に有している。取り付
け手段は一方のコンポーネントに埋め込まれたピンと、
他方のコンポーネントに埋め込まれてピンを収容する手
段とを有している。窃盗抑止装置は、ピンを商品のある
部分に刺し通すことにより商品に取り付けられる。両コ
ンポーネントのうち少なくともいずれか一方には、長手
方向に曲がると壊れる細長くて壊れ易いバイアルが設け
られている。バイアルには窃盗抑止装置が商品に取り付
けられているときにバイアルが壊れると飛散して商品を
損傷する損傷剤が入っている。
このような窃盗抑止装置は、グスタブソン達（Gustav
sson et al）の米国特許第4,483,049号、ウィズカップ
達（Wisecup et al）の米国特許第4,670,950号、ヒート
ン達（Heaton et al）の米国特許第4,649,397号に記載
されている。これらの装置は衣服などの商品の窃盗を思
い止まらせるために用いられるもので、損傷剤としては
取り除けない染みや悪臭として衣服に残り、衣服の美観
を損ない衣服を着用できなくするインクや染料や悪臭を
放つ物質などが用いられる。
米国特許第4,483,049号及び米国特許第4,670,950号に
記載されている窃盗抑止装置では、損傷剤は商品のある
部分の両側に対向して取り付けられる両コンポーネント
のそれぞれに配置されている２個の壊れ易いバイアルに
入れられている。
米国特許第4,483,049号に記載されている窃盗抑制装
置では、バイアルは、窃盗抑止装置の対向するコンポー
ネントを抉じ開けて商品から窃盗抑止装置を取り除く際
に用いられるねじ回しのような道具に強く当たると壊れ
るようにできている。このバイアルはコンポーネントの
抉じ開けに用いられる道具に直ぐにぶつかるように窃盗
抑止装置に配置されている。バイアルは壊れると内部の
損傷剤を放出して商品を損傷する。
米国特許第4,670,950号に記載されている窃盗抑制装
置では、壊れ易いバイアルが２本の細長い対向コンポー
ネント内に長手方向に配置されているので、両コンポー
ネントを取り外そうとしているときにいずれかのコンポ
ーネントが長手方向に曲がると、曲がったコンポーネン
ト内に配置されているバイアルが壊れて損傷剤が放出さ
れ、商品が損傷する。
米国特許第4,649,397号に記載されている窃盗抑止装
置では、２本の壊れ易いバイアルが２本の細長い対向し
たコンポーネントのいずれか一方に長手方向に配置され
ているので、両コンポーネントを取り外そうとしている
ときに、バイアルを有するコンポーネントが長手方向に
曲がると、バイアルが壊れて内部の損傷剤が放出され、
商品が損傷する。このような窃盗抑止装置には、リンコ
ルン・H.（Lincoln H.）、キャルロット・ジュニア（Ch
arlot,Jr）の米国特許第4,481,428号に記載されている
種類の電子商品監視タッグを取り付けることができる。
［発明が解決しようとする課題］ この発明の課題は、以上のような窃盗抑止装置を改良
することである。
［課題を解決するための手段、作用、及び発明の効果］ この発明の窃盗抑止装置は、商品のある部分を間に挟
んで相互に連結されて無理な取り外しを防止する２個の
コンポーネントからなる取り付け手段を有しており、 第１のコンポーネントには、長手方向に曲げられると
容易に壊れる細長くて壊れ易いバイアルが複数個配置さ
れており、各バイアルには窃盗抑止装置が商品に取り付
けられているときにバイアルが壊れると飛散して商品を
損傷する損傷剤が入っており、 第１のコンポーネントは、個々に決められた所定の方
向に特に曲がり易く形成された所定の領域を複数個有し
ており、 バイアルは第１のコンポーネントの所定の領域の各々
に一個ずつ配置されていて、第１のコンポーネントの所
定の領域のいずれかが当該領域にとって曲がり易い所定
の方向に曲がると、当該領域に配置されているバイアル
が長手方向に曲げられて壊れ、内部の損傷材が放出され
ることを特徴としている。
この発明のある観点では、第２のコンポーネントは堅
固に形成されており、第１のコンポーネントと第２のコ
ンポーネントとが連結されている際に、第１のコンポー
ネントを第２のコンポーネントから無理に外そうとする
試みがなされると、第１のコンポーネントに曲げ力が集
中的に生じることを特徴としている。
この発明の更に別の観点では、第１のコンポーネント
は軟性部材を有しており、軟性部材の簡単に曲がる領域
の各々にはバイアルを収容する細長い室が形成されてい
て、室の両側には横方向に対向して延びる一対の方向性
間隙が形成されていて、室に隣接した堅い領域には第１
のコンポーネントと第２のコンポーネントとが相互に連
結しているときに、第１のコンポーネントを第２のコン
ポーネントから外そうとする試みに用いられる道具によ
り軟性部材に加えられる力を誘導する補助間隙が形成さ
れていて、誘導された力は少なくとも１つの簡単に曲が
る領域の方向性間隙に集中して、当該領域の室の側で当
該領域が曲がり、当該領域の室に収容されているバイア
ルが長手方向に曲がって破損することを特徴としてい
る。
この発明の更に別の観点では、窃盗抑止装置を通常の
通りに取り扱っている際にバイアルが壊れないように、
バイアルを有するコンポーネントが柔軟な部材の露出面
からバイアルを隠す手段を有していることを特徴として
いる。
この発明の更に別の観点では、窃盗抑止装置を通常の
通りに取り扱っている際にバイアルが壊れないように、
窃盗抑止装置の室内にはバイアルに隣接して緩衝手段が
配置されていることを特徴としている。
更に別の観点では、この発明の窃盗抑止装置は、商品
のある部分を間に挟んで相互に連結されて無理な取り外
しを防止する２個のコンポーネントからなる取り付け手
段を有しており、 第１のコンポーネントは壊れやすいバイアルを備えて
おり、バイアルには窃盗抑止装置が商品に取り付けられ
ているときにバイアルが壊れると飛散して商品を損傷す
る損傷剤が入っており、 取り付け手段は第１のコンポーネントに位置するピン
と、第２のコンポーネントに位置するハウジングの中に
収容されてピンを保持するクラッチとを有しており、 第２のコンポーネントはクラッチのハウジングを遮蔽
して穴開け具により貫通から保護する手段を備えている
ことを特徴としている。
この発明の上記以外の特徴は好ましい実施例の説明の
際に述べる。
［実施例］ 第１図に示すこの発明に基づく窃盗抑止装置の好まし
い実施例は、第１のコンポーネント10と第２のコンポー
ネント12とからなる。第１のコンポーネント10はピン14
を有しており、第２のコンポーネントは12ピン14を保持
するクラッチ16を有している。ピン14は第１のコンポー
ネント10の中央部に配置され、クラッチ16は第２のコン
ポーネント12の中央部に配置される。この窃盗抑止装置
は次のようにして商品18に取り付けられる。まずピン14
を商品18のどこかに刺し通し、突き出た反対側でクラッ
チ16に係合させ、ピン14をクラッチ16で保持する（第２
図参照）。ピン14がクラッチ16に保持されている限り、
第１のコンポーネント10と第２のコンポーネント12とは
商品18を間に挟んで相互にしっかりと連結されているの
で、窃盗抑止装置を商品18から無理に取り外すことはで
きない。
ピン14、クラッチ16、及びピン14をクラッチ16から外
して第１のコンポーネントと第２のコンポーネントとの
連結を解除し、商品18から窃盗抑止装置を取り外す技術
は、リンコルン・Ｈ、キャルロット・ジュニアに付与さ
れた米国特許第4,523,356号に記載されている。
次に第３図に及び第４図に関して述べる。第１のコン
ポーネント10は、長手方向に曲げられると壊れる細長く
て壊れ易いバイアル20を３個有している。各バイアル20
には損傷剤22が入っており、窃盗抑止装置が商品18に取
り付けられているときにバイアルが壊れると、商品18が
損傷する。損傷剤22は流体染料かパーマネントインクで
あることが好ましい。
第１のコンポーネント10はバイアル20を保持する軟性
部材24を有している。３本のバイアル20はピン14を囲む
ように軟性部材24に均一に配置されている。軟性部材24
は、バイアル20の配置されている領域が他の領域よりも
各バイアル20に対して長手方向に容易に曲がるように構
成されている。軟性部材24はプラスチック性であり、バ
イアル20はそれぞれ異なる方向を向くように軟性部材20
に配置され、軟性部材24の容易に曲げる方向はバイアル
20の設けられている領域毎に異なる。従って、バイアル
20はそれぞれが軟性部材24の容易に曲がる領域に配置さ
れているので、容易に曲がる領域がそこに配置されてい
るバイアル20に対して長手方向に曲げられると、当該バ
イアル20は長手方向に曲げられて破損し、バイアル20の
中の損傷剤が放出される。
軟性部材24の容易に曲がる領域には、バイアル20を収
容する細長い室26が設けられている。軟性部材24には室
26の両側から横方向に延びる一対の方向性間隙28、及び
室26に隣接した堅い領域に形成された補助間隙30、32も
設けられている。第１のコンポーネント及び第２のコン
ポーネントが相互に連結されているときに、両コンポー
ネントを外そうとして道具を用いて軟性部材24に力が加
えられると、この力は少なくとも１つの容易に曲がる領
域の方向性間隙28に集中し、軟性部材24の諸領域の中で
も力の集中した室26に隣接した領域が曲がり、当該領域
の室26に収容されているバイアル20が長手方向に折り曲
げられて破壊される。
第１のコンポーネント10は、窃盗抑止装置を適切に扱
っているときにバイアル20が壊れないようにするため
に、バイアル20用のゴム性緩衝受け台34をも有してい
る。
軟性部材24の露出面36側の室26の開口部は、バイアル
20が露出面36から突出することがないように、バイアル
207よりも小さいので、普通に取り扱っている限りバイ
アル20が壊れることはない。
第１のコンポーネント10は、ピン14及びバイアル20を
収容している軟性部材24が嵌め込まれるカバー38を有し
ている。ピン14は、ヘッド40がカバー38と軟性部材24と
の間で保持され、軟性部材24の穴41を貫通して延びる。
軟性部材24は周辺端部がカバー38に超音波溶接される。
第５図に示す別の実施例では、第１のコンポーネント
10は、３個のバイアル及び軟性部材24ではなくて、軟性
部材44に収容された環状のバイアル42を１個有してい
る。環状のバイアル42は中心がピン14を貫通させるため
の中央の穴46に一致するように配置されている。バイア
ル42には損傷剤が入れてある、バイアル42は壊れ易く、
環状の長手方向軸に対して長手方向に曲げられると、壊
れる。軟性部材44はプラスチック性であり、バイアル42
を収容する円形状の細長い室48を有している。軟性部材
44は、バイアル48を収容する室48の周囲に均一に配置さ
れて室48の両側から横に延びる一対の方向性間隙50を３
個有している。この他に軟性部材44は、室48に隣接した
堅い領域に形成された補助間隙52、54を有している。補
助間隙52、54は、第１のコンポーネント10と第２のコン
ポーネントとが連結されているときに、第１のコンポー
ネント10を第２のコンポーネントから外そうとして用い
られる道具により軟性部材44に加えられる力を３か所の
軟性領域の少なくとも１つの方向性間隙50に集中させ、
力の集中した容易に曲がる領域にある室48に隣接した軟
性部材44の領域を曲げ、バイアル42が長手方向に折り曲
げられて破壊される。環状のバイアル42は、窃盗抑止装
置を普通に取り扱っている最中にバイアル42が壊れない
ように、軟性部材44の室48にゴム性の緩衝材により装着
されている。
軟性部材44の露出面56側の室48の開口部は、露出面56
から突出することがないように、バイアル42よりも小さ
いので、普通に取り扱っている最中に壊れることはな
い。
第２のコンポーネント12は曲がらないように構成され
ている。従って、第１のコンポーネント10と第２のコン
ポーネント12とが連結されている際に、第１のコンポー
ネント10を第２のコンポーネント12から無理に取り外そ
うとすると、加えられた力により第１のコンポーネント
10の軟性部材24が折り曲がる。
第６図及び第７図に示すように、第２のコンポーネン
ト12はカバー58及び胴体60を有している。胴体60はクラ
ッチ16のハウジングを保持する中央の室62を有してい
る。第２のコンポーネント12を堅くして曲り難くするた
めに、カバー58の隠れる面には円形の補強リブ66が設け
られている。胴体60には中央の室62と胴体60の外側の壁
70との間を半径方向に延びる支柱68が複数本設けられて
いる。
第２のコンポーネント12は、２％の炭素により硬化さ
れたばねスチールで形成された逸らせ板72を有してい
る。逸らせ板72はクラッチ16の周囲の中央の室62に沿っ
て並んでおり、クラッチ16のハウジングに穴を開けよう
とするドリルのビットを逸らせて、クラッチ16のハウジ
ングをドリルから遮蔽する。
胴体60はカバー58の周辺端部と中央の室62の上端部と
の部分でカバー58に超音波溶接される。
第８図の実施例では、電子製品監視（EAS）タッグが
第２のコンポーネント12の中に入っている。従って、EA
Sタッグは損傷剤の入ったバイアル20から分離してい
る。EASタッグはリンコルン・Ｈ、キャルロット・ジュ
ニアに付与された米国特許第4,481,428号に記載されて
いる。EASタッグは、胴体60の壁70の内側に配置された
比較的大きなコイル74と、支柱68の間の空間に配置され
た小さな回路素子76とを有している。
第9A図及び第9B図に示す更に別の実施例では、第２の
コンポーネント12はクラッチ16のハウジングの周囲に配
置されたバイアル78を有している。バイアル78には損傷
剤が入っている。カバー58及び胴体60は、バイアル78が
第２のコンポーネント12の外部から挿入される道具に接
触しないようにバイアル78を収容している。道具は、第
２のコンポーネント12のカバー58か胴体60のいずれかを
貫通したとき、初めてバイアル78に接触する。道具がこ
のようにしてバイアル78に接触すると、バイアル78が壊
れて、流体染料やパーマネントインクなどである損傷剤
が放出される。カー58′は、バイアル78が壊れてバイア
ル78から放出された損傷剤を商品に取り付けられている
第２のコンポーネント12の外面82に導く道路になる穴80
を有している。バイアル78は、窃盗抑止装置が普通に取
り扱われている際に壊れたりしないように、緩衝材（図
示せず）により装着されている。
【図面の簡単な説明】
第１図はこの発明の窃盗抑止装置の好ましい実施例の分
解斜視図、 第２図は商品である衣服に取り付けられた第１図の窃盗
抑止装置を示す図、 第３図は第１図の窃盗抑止装置の第１のコンポーネント
に含まれている軟性部材の平面図、 第４図は第１図の窃盗抑止装置の第１のコンポーネント
に含まれていてバイアルを有する軟性部材の底面図、 第５図は窃盗抑止装置の別の好ましい実施例の第１のコ
ンポーネントに含まれていて環状のバイアルを有する軟
性部材の底面図、 第６図は第１図の窃盗抑止装置の第２のコンポーネント
の胴体の平面図、 第７図は第１図の窃盗抑止装置の第２のコンポーネント
のカバーの底面図、 第８図は窃盗抑止装置の別の実施例の第２のコンポーネ
ントに含まれていて、電子商品監視タッグを有する胴体
の平面図、 第9A図は窃盗抑止装置の別の実施例の第２のコンポーネ
ントの胴体の平面図、 第9B図は第9A図の別の実施例の第２のコンポーネントの
カバーの底面図である。 10……第１のコンポーネント、12……第２のコンポーネ
ント、14……ピン、16……クラッチ、18……商品、20…
…バイアル、22……損傷剤、78……第２のバイアル、80
……通路手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カーター・ダブリュ・クラーク・ジュニ ア アメリカ合衆国、フロリダ州 34622、 クリアウオーター、ヘロン・プレイス 2771 (56)参考文献 特開 昭56−159789（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G08B 15/02

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】商品（18）のある部分を間に挟んで相互に
    連結されて無理な取り外しを防止する２個のコンポーネ
    ント（10、12）からなる取り付け手段（14、16）を有す
    る窃盗抑止装置において、 第１のコンポーネント（10）は、長手方向に曲げられる
    と容易に壊れる細長くて壊れ易い複数のバイアル（20）
    を有し、各バイアル（20）は、窃盗抑止装置が商品（1
    8）に取り付けられているときにバイアル（20）が壊れ
    ると飛散して商品（18）を損傷する損傷剤（22）を有
    し、 第１のコンポーネント（10）は、個々に決められた所定
    の方向に特に曲がり易く形成された所定の領域を複数固
    有し、 バイアル（20）は、第１のコンポーネント（10）の所定
    の領域の各々に一個ずつ配置されていて、第１のコンポ
    ーネント（10）の所定の領域のいずれかが当該領域にと
    って曲がり易い所定の方向に曲がると、当該領域に配置
    されているバイアル（20）が長手方向に曲げられて壊
    れ、内部の損傷材（22）が放出されることを特徴とする
    窃盗抑止装置。
  2. 【請求項２】第２のコンポーネント（12）は、堅固に形
    成され、第１のコンポーネント（10）と第２のコンポー
    ネント（12）とが連結されている際に、第１のコンポー
    ネント（10）を第２のコンポーネント（12）から無理に
    外そうとする試みがなされると、第１のコンポーネント
    （10）に曲げ力が集中的に生じることを特徴とする請求
    項１に記載の窃盗抑止装置。
  3. 【請求項３】商品（18）のある部分を曲に挟んで相互に
    連結されて無理な取り外しを防止する２個のコンポーネ
    ント（10、12）からなる取り付け手段（14、16）を有す
    る窃盗抑止装置において、 第１のコンポーネント（10）は柔軟であり、この第１の
    コンポーネント（10）は、第１のコンポーネント（10）
    が曲がると容易に壊れる壊れ易いバイアル（20、42）を
    有し、このバイアル（20、42）は、窃盗抑止装置が商品
    （18）に取り付けられている際にバイアル（20、42）が
    壊れると飛散して商品（18）を損傷する損傷剤（22）を
    有し、 第２のコンポーネント（12）は堅固であり、第１のコン
    ポーネント（10）と第２のコンポーネント（12）とが連
    結されている際に、第１のコンポーネント（10）を第２
    のコンポーネント（12）から無理に外そうとする試みが
    なされると、第１のコンポーネント（10）に曲げ力が集
    中的に生じることを特徴とする窃盗抑止装置。
  4. 【請求項４】取り付け手段は、第１のコンポーネント
    （10）の中央に配置されたピン（14）、及び第２のコン
    ポーネント（12）に配置されてピン（14）を保持するク
    ラッチ（16）を有し、 第２のコンポーネント（12）は損傷剤の入った第２のバ
    イアル（78）をクラッチ（16）の周囲に有していること
    を特徴とする請求項１又は２に記載の窃盗抑止装置。
  5. 【請求項５】商品（18）のある部分を間に挟んで相互に
    連結されて無理な取り外しを防止する２個のコンポーネ
    ント（10、12）からなる取り付け手段（14、16）を有す
    る窃盗抑止装置において、 取り付け手段は、第１のコンポーネント（10）に配置さ
    れたピン（14）、及び第２のコンポーネント（12）に配
    置されてピン（14）を保持するクラッチ（16）を有し、 第２のコンポーネント（12）は、窃盗抑止装置が商品
    （18）に取り付けられているときに、第２のコンポーネ
    ントになんらかの道具が押し当てられた場合に、この道
    具に接触すると容易に破損する第２のバイアル（78）を
    クラッチ（16）の周囲に有し、 この第２のバイアル（78）は、第２のバイアルが破損す
    ると飛散して商品（18）を損傷する損傷剤を有している
    特徴とする窃盗抑止装置。
  6. 【請求項６】第２のコンポーネント（12）は、 クラッチ（16）の周囲に配置されているバイアル（78）
    を収容して、外部から挿入される道具が第２のコンポー
    ネント（12）を貫通したときに初めてバイアル（78）が
    道具に接触して破損するように、バイアル（78）が道具
    に直に接触することを防止する手段（58、60）と、 クラッチ（16）の周囲に配置されているバイアル（78）
    が損傷したときに、バイアル（78）から飛散した損傷剤
    を第２のコンポーネント（12）の外部に導く道路手段
    （80）とを有していることを特徴とする請求項４又は５
    に記載の窃盗抑止装置。
  7. 【請求項７】取り付け手段は、第１のコンポーネント
    （10）に位置するピン（14）と、第２のコンポーネント
    （12）に位置してピン（14）を保持するクラッチ（16）
    とを有し、 第２のコンポーネント（12）は穴開け具による貫通から
    クラッチ（16）を保護する手段（72）を有していること
    を特徴とする請求項１、３、５、又は６に記載の窃盗抑
    制装置。
  8. 【請求項８】商品（18）のある部分を間に挟んで相互に
    連結されて無理な取り外しを防止する２個のコンポーネ
    ント（10、12）からなる取り付け手段（14、16）を有す
    る窃盗抑止装置において、 第１のコンポーネント（10）は、壊れ易いバイアル（2
    0、42）を備え、バイアル（20、42）は、窃盗抑止装置
    が商品（18）に取り付けられているときにバイアル（2
    0、42）が壊れると飛散して商品（18）を損傷する損傷
    剤（22）を有し、 取り付け手段は、第１のコンポーネント（10）に位置す
    るピン（14）と、第２のコンポーネント（12）に位置す
    るハウジング（16）の中に収容されてピン（14）を保持
    するクラッチ（16）とを有し、 第２のコンポーネント（12）はクラッチのハウジング
    （16）を遮蔽して穴開け具による貫通から保護する手段
    （72）を備えていることを特徴とする窃盗抑止装置。
  9. 【請求項９】第１のコンポーネント（10）はバイアル
    （20）を収容する室（26）を複数個有し、 室（26）内にはバイアル（20）に隣接して緩衝手段（3
    4）が配置されていることを特徴とする請求項１又は８
    に記載の窃盗抑止装置。
  10. 【請求項１０】商品（18）のある部分を間に挟んで相互
    に連結されて無理な取り外しを防止する２個のコンポー
    ネント（10、12）からなる取り付け手段（14、16）を有
    する窃盗抑止装置において、 第１のコンポーネント（10）は長手方向に曲がると壊れ
    る細長くて壊れ易いバイアル（20、42）を備え、バイア
    ル（20、42）は、窃盗抑止装置が商品（18）に取り付け
    られているときにバイアル（20、42）が壊れると飛散し
    て商品（18）を損傷する損傷剤（22）を有し、 第１のコンポーネント（10）は、所定の方向に特に曲が
    り易く形成された所定の領域を有し、 バイアル（20、42）は、第１のコンポーネント（10）の
    所定の領域に配置されていて、第１のコンポーネント
    （10）の所定の領域が所定の方向に曲がると、当該領域
    に配置されているバイアル（20）が長手方向に曲げられ
    て壊れ、内部の損傷材（22）が放出され、 第１のコンポーネント（10）は、バイアル（20、42）を
    収容する室（26、28）を有し、室（26、48）は、バイア
    ル（20、42）に隣接する緩衝手段（34）を備えているこ
    とを特徴とする窃盗抑止装置。
  11. 【請求項１１】第１のコンポーネント（10）は、軟性部
    材（24）を有し、軟性部材（24）の簡単に曲がる領域の
    各々にはバイアル（20）を収容する細長い室（26）が形
    成され、室（26）の両側には横方向に対向して延びる一
    対の方向性間隙（28）が形成され、室（26）に隣接した
    堅い領域には第１のコンポーネント（10）と第２のコン
    ポーネント（12）とが相互に連結しているときに、第１
    のコンポーネント（10）を第２のコンポーネント（12）
    から外そうとする試みに用いられる道具により軟性部材
    （24）に加えられる力を誘導する補助間隙（30、32）が
    形成され、誘導された力は少なくとも１つの簡単に曲が
    る領域の方向性間隙（28）に集中して、当該領域の室
    （26）の側で当該領域が曲がり、当該領域の室（26）に
    収容されているバイアル（20）が長手方向に曲がって破
    損することを特徴とする請求項１に記載の窃盗抑止装
    置。
  12. 【請求項１２】取り付け手段は、第１のコンポーネント
    （10）の中央に位置するピン（14）と、第２のコンポー
    ネント（12）に位置してピン（14）を保持するクラッチ
    （16）とを有し、 ピン（14）の周囲に簡単に曲がる領域が複数個配置され
    ていることを特徴とする請求項１又は２に記載の窃盗抑
    止装置。
  13. 【請求項１３】第２のコンポーネント（12）は、電子商
    品監視タッグ（74、76）を備えていることを特徴とする
    請求項１、３、５、８、又は10に記載の窃盗抑止装置。
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