JP2872291B2 - 電話機ハンドセット用送受話ユニット - Google Patents

電話機ハンドセット用送受話ユニット

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voice coil
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光高 榎本
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  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電話機ハンドセット用送受話ユニットに関
し、特に、受話機のハンドセットの内部に、電話音声の
送話用マイクロホンおよび受話用スピーカとして用いら
れるダイナミック型送受話ユニットに関するものであ
る。
従来の技術 以下、従来の電話機のハンドセットに用いられる送受
話ユニットについて説明する。
第4図は従来の電話機ハンドセット用送受器ユニット
の平面図、第5図は第4図のA−A′断面図である。第
4図および第5図において、音響振動的に音を発生させ
るための振動板1の下方中央に固着されたボイスコイル
2からリード線3が引出され、ターミナル4a,4bで半田
付されている。このボイスコイル2は、フレーム5に保
持されてボイスコイル2を駆動する界磁部を形成するヨ
ーク6,7とマグネット8により構成される磁気ギャップ
部9に挿入されており、振動板1の前面キャビティおよ
びヨーク6のバックキャビティの各部には、放音孔10を
有する前面バッフル11とバックカバー12が固着されてい
る。
音声信号がターミナル4a,4bを介してボイスコイル2
に印加されると、磁気ギャップ部9内にあるボイスコイ
ル2は音声信号に応じて振動し、それに対応して振動板
1が振動し放音される。また、ボイスコイル2のインピ
ーダンスとして一般的に100Ω以上が要求されるため、
ボイスコイル2の線径は、40μm以下の極細線が用いら
れることが多い。
発明が解決しようとする課題 近年、業務用ボタン電話機のハンドセットに用いられ
る送受話ユニットとしては音質の面からダイナミック型
がよく使われるようになってきているが、高インピーダ
ンスにするためにボイスコイルの非常に細い線径はその
信頼性が問題となってきている。
一方、電話機のハンドセットは、床に落とされたり、
机の上に叩付けられたりしてその使用条件が厳しい。ま
た、耳に付けられる場合もハンドセットとの間には少し
の隙間がある場合がほとんどであるが、隙間なく急に耳
口部に密着されたり、また、ハンドセットの送受話部を
手で叩いたりする場合があり、その場合、大きな風圧が
送受話ユニットの振動板1にかかり、第6図に示すよう
に、振動板1は風圧に負けて大きく下方向に押付けら
れ、この振動板1の中央部に接着されているボイスコイ
ル2は第7図に示すように大きく沈み込んでボイスコイ
ル2の上端部のリード線引出し部3aが、磁気回路を構成
する上部ヨーク7の角部7aに当り損傷を受けたり、場合
によっては断線して致命的欠陥に至るという問題がおこ
る。
本発明は上記従来の問題を解決するもので、振動板の
移動によって、リード線引出し部が不当に損傷すること
がなく、信頼性の高い電話機ハンドセット用送受話ユニ
ットを提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の電話機ハンドセッ
ト用送受話ユニットは、音響振動的に音を発生させるた
めに中央にボイスコイルが固着された振動板と、前記ボ
イスコイルを駆動する界磁部を形成するマグネットとヨ
ークが設けられたフレームと、前記フレーム上端面に、
前記振動板の放音孔側とは反対側の面に対向して設けら
れた部分的な突起部と、前記フレーム上に形成されたタ
ーミナルと前記ボイスコイルの上端部のリード線引出し
部とを接続したリード線とを設け、前記突起部の先端と
前記振動板の放音孔側とは反対側の面との間隔を、前記
ターミナルから信号が印加される前記ボイスコイルのリ
ード線引出し部と前記ヨーク上端面との間隔よりも小さ
く構成したものである。
作用 上記構成による作用は次のようになる。
つまり、一般に、電話機のハンドセットに用いられる
送受話ユニットにおいては、耳口部にあてたり口元に近
付けた状態で使用されるので、振動板の振幅は非常に小
さく100μm以下が通常であり、一方、ボイスコイルの
上端部のリード線引出し部と磁気回路を構成する上部ヨ
ークの角部との間隔は通常500μm以上とられており、
振動板の放音孔側とは反対側の面に対向するフレームの
上端面に設けられた部分的な突起部の先端と振動板との
間隔が150μm程度であれば、通常の音声信号による振
動に対しては全く支障はない。したがって先に述べた異
常な原因での大きな振動に対しては前記部分的な突起部
が振動板に対してストッパーの役目を果たすため、従来
のように、ボイスコイルが大きく沈み込んでも、このボ
イスコイルの上端部からのリード線引出し部が、磁気回
路を構成する上部ヨークの角部に当り損傷を受けるとい
うことが皆無となり、信頼性の高い電話機のハンドセッ
ト用送受話ユニットが得られることになる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
なお、従来例と同一の作用効果を奏するものには同一の
符号を付してその説明を省略する。
第1図は本発明の一実施例の電話機ハンドセット用送
受話ユニットの平面図であり、第2図は第1図B−B′
断面図である。第1図および第2図において、振動板1
の放音孔10側とは反対側の面に対向するフレーム5の上
端面に、3箇所の突起部21a,21b,21cよりなる突起状リ
ング21が設けられ、しかも、振動板1の振幅は非常に小
さく100μm以下が通常であり、突起状リング21の先端
と振動板1との間隔は約150μmとし、この間隔は、ボ
イスコイル2の上端部からリード線引出し部3aと磁気回
路を構成する上部ヨーク7の角部7aとの間隔(通常500
μm)よりも短く構成している。また、リード線引出し
部3aのリード線3は突起部21a,21bの間を通してターミ
ナル4a,4bにそれぞれ接続されている。
上記構成により、第3図に示すように、大きな風圧が
送受話ユニットの振動板1にかかって、ボイスコイル2
が大きく沈み込んでも、ボイスコイル2のリード線引出
し部3aが磁気回路を構成する上部ヨーク7の角部7aに当
るまえに、フレーム5の上端面に設けられた突起部21a,
21b,21cが振動板1に当ってストッパーの役目を果た
し、それ以上振動板1を下げることができないので、リ
ード線引出し部3aの上部ヨーク7の角部7aによる損傷は
防止され、信頼性の高い電話機のハンドセット用送受話
ユニットを得ることができる。
また、上記のように、フレーム5の上端面の一部を部
分的な突起状リング21にするには、フレーム5はプラス
チックの射出成形でつくられているので、その金型を一
部変更するだけで実現できる。
なお、突起状リング21は何か所でも効果は同じであ
り、また、別部品として構成しても効果は同じである。
発明の効果 以上のように本発明によれば、突起部の先端と振動板
の放音孔側とは反対側の面との間隔を、ターミナルから
信号が印加されるボイスコイルのリード線引出し部とヨ
ーク上端面との間隔よりも小さく構成したことにより、
従来のように電話機ハンドセット用送受話ユニットを落
下させたり叩き付けたりすること等に伴う衝撃によって
振動板がヨークの方に移動しリード線引出し部が上部ヨ
ークの角部に当たって損傷を受けることを皆無にするこ
とができ、信頼性の高い電話機ハンドセット用送受話ユ
ニットを提供することができる。
また、この電話機ハンドセット用送受話ユニットを構
成するフレームの金型を一部変更するだけで、部品点数
や作業の増加は全くなく、前述のようにリード線引出し
部が損傷を受けることを皆無にすることができ、信頼性
の高い電話機ハンドセット用送受話ユニットが製造コス
トを増加させることなく提供でき、その効果は著しいも
のがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の電話機ハンドセット用送受
話ユニットの平面図、第2図は第1図のB−B′断面
図、第3図は本発明の一実施例においてボイスコイルが
沈み込んだ際、フレーム上の3箇所の突起状リングが振
動板に対してストッパーの役目を果たす状態を示した
図、第4図は従来例の電話機ハンドセット用送受話ユニ
ットの平面図、第5図は第4図のA−A′断面図、第6
図は第5図に示した従来例の電話機ハンドセット用送受
話ユニットのボイスコイルが大きく沈み込んでこのボイ
スコイルのリード線引出し部が、磁気回路を構成する上
部ヨークの角部に当る状態を示した図、第7図は第6図
のボイスコイル付近の拡大図である。 1……振動板、2……ボイスコイル、3……リード線、
3a……リード線引出し部、4a,4b……ターミナル、5…
…フレーム、6,7……ヨーク、8……マグネット、10…
…放音孔、21……突起状リング、21a,21b,21c……突起
部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音響振動的に音を発生させるために中央に
    ボイスコイルが固着された振動板と、前記ボイスコイル
    を駆動する界磁部を形成するマグネットとヨークが設け
    られたフレームと、前記フレーム上端面に、前記振動板
    の放音孔側とは反対側の面に対向して設けられた部分的
    な突起部と、前記フレーム上に形成されたターミナルと
    前記ボイスコイルの上端部のリード線引出し部とを接続
    したリード線とを設け、前記突起部の先端と前記振動板
    の放音孔側とは反対側の面との間隔を、前記ターミナル
    から信号が印可される前記ボイスコイルのリード線引出
    し部と前記ヨーク上端面との間隔よりも小さく構成した
    電話機ハンドセット用送受話ユニット。
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