JP2871202B2 - 非線形光学素子 - Google Patents

非線形光学素子

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JP2871202B2 JP20416491A JP20416491A JP2871202B2 JP 2871202 B2 JP2871202 B2 JP 2871202B2 JP 20416491 A JP20416491 A JP 20416491A JP 20416491 A JP20416491 A JP 20416491A JP 2871202 B2 JP2871202 B2 JP 2871202B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非線形光学効果を利用し
た、光波長変換に使用する非線形光学素子及びその材料
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、有機非線形光学材料の大きな非線
形光学効果や高速応答性を用いた素子が種々提案されて
いる。特に2次の非線形光学特性性を利用した光波長変
換素子は、半導体レーザ光の短波長化に利用出来るた
め、光ディスク用や、レーザプリンタ用の光源等として
盛んに研究されている。
【0003】光波長変換用の導波路型非線形光学素子で
は、導波路内の電界強度が大きくなり、光を長い距離を
伝ぱんさせることが可能であり、基本波から高調波への
大きな変換効率が期待できる。
【0004】光波長変換を導波路型素子で行なうとき、
位相整合のとりかたとしてモード間での位相整合(例え
ば、応用物理第49巻第12月号第1234頁(1980)、もしくは
オフ゜ティックス コミュニケーション第59巻第229〜303頁(Optics Commun
ications 59 pp299-303 (1986))等)をとる方法と、チ
ェレンコフ放射を利用する方法(例えば応用物理第56巻
12月号第1637頁(1987)、もしくはフ゜ロシィーテ゛ィンク゛ス゛ オフ゛ S
PIE第682巻第187〜190頁(Proceedings of SPIE 682 pp1
87-190 (1986)))等が提案されている。
【0005】モード間位相整合を利用する場合、導波路
厚みや温度の設定値からのずれに対して変換効率が大き
く変化するため、実用的な素子を安定的に作ることが困
難である。他方チェレンコフ放射を用いた素子は、温度
や導波路厚の変化に対して変換効率が大きく変化しない
ことから、変換効率の大きな素子を作ることができれば
実用的素子を実現できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4はこれまでよく知
られている有機非線形光学材料の分子の2次の超分極率
βと吸収端波長の関係を示した図である。ここでPOM
は3-メチル-4-ニトロヒ゜リシ゛ン-1-オキシト゛、m−NAはm-ニトロアニリン、
MNAは2-メチル-4-ニトロアニリン、DANSは4-シ゛メチルアミン-4'ニト
ロスチルヘ゛ンである(但しDANSの結晶は中心対称構造と
なるため結晶として用いた場合波長変換特性は示さな
い)。
【0007】図4より分子の共役長が長くなり吸収端波
長が大きくなるにしたがって、βの値が飛躍的に大きく
なることが判る。また、一般に光波長変換の効率はβ値
の2乗に比例するため、吸収端波長の長い材料を用いる
方が波長変換の効率を上げるには有利であることが判
る。
【0008】実際に非線形光学素子の基本波として用い
る波長は、YAGレーザ光又は半導体レーザ光の0.7μm
から1μm帯の光である。基本波の2倍高調波を考える
と、波長変換された光が非線形光学材料に吸収されてし
まわないようにするため、その材料は2倍波の波長に対
しても透明性でなければならない。従って、従来はYA
Gレーザの波長変換では、吸収端波長が0.5μm程度以
下、また半導体レーザの波長変換では0.45〜0.35μm程
度以下の材料が必要であると考えられていた。
【0009】そこでこれまで吸収端波長が0.45〜0.35μ
mでβ値の大きな材料が種々検討されているが(例えばノ
ンリニアー オフ゜ティカル フ゜ロハ゜ティー オフ゛ オーカ゛ニック モレキュルス゛ アント゛ クリ
スタルス゛(D.S.CHEMLA et al.:Nonlinear Optical Propert
ies of Organic Moleculesand Crystals Vol 1 (1987)A
cademic Press))、実用上十分おおきなβ値をもった材
料は得られていない。従って従来のこのような非線形光
学材料を用いた素子では変換効率が十分とはいえず、例
えば光ディスクやレーザプリンタの光源としての使用を
考えたとき、光強度が小さいという課題があった。
【0010】本発明は、変換効率が大きい非線形光学素
子を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、基本波及び発生する高調波に対して透明性で
あり、かつ基本波及び高調波の間に電子的エネルギー遷
移による光吸収極大を有する非線形光学材料を用いるこ
とを提案するものである。
【0012】
【作用】本発明により、従来は波長変換材料には不適当
であると考えられていた吸収端波長が高調波波長より長
い材料を用いて、高効率波長変換素子が実現可能となる
理由を説明する。
【0013】有機分子の光吸収は、その分子の分子軌道
に関係して説明することができる。分子軌道の基底準位
から励起準位に遷移するのに必要なエネルギーが、光の
吸収として観測される。
【0014】一方、分子の基底準位や励起準位は、分子
の振動、回転等の効果により一般にはある幅を持ったバ
ンド構造となる。第1励起バンドと第2励起バンドとに
重なりが全く無いかまたは非常に小さい場合には、光吸
収スペクトルは波長の長い方から2つの光吸収極大とし
て観察され、第1光吸収極大と第2光吸収極大の間の波
長域に光透過性の領域ができる。一般には第3光吸収極
大やそれ以上の光吸収極大も観察される。波長変換され
た光波長がこの光透過性域の波長であれば、波長変換さ
れた光が非線形光学材料で吸収されることなく取り出す
ことができる。
【0015】従来は基本波及び波長変換された光の両方
を、材料の第1光吸収極大の長波長側のほぼ吸収が無く
なる波長(吸収端波長)より長波長帯で使用していたた
め、β値の小さな材料しか利用できなかったのに比べ、
本発明を用いた場合、基本波のみを非線形光学材料の吸
収端より長い波長とすればよく、従来より吸収端波長の
長い、従ってβ値の大きな、非線形光学材料を波長変換
素子に用いることが可能となり、従来より大きな変換効
率を有する素子を実現することが可能となる。
【0016】
【実施例】本発明の非線形光学素子は、入力光の基本波
と出力光の高調波とに透明性であり、基本波及び高調波
との間に電子的エネルギー遷移による光吸収極大を有す
る非線形光学材料を用いる。また素子の方式としては波
長変換された光が非線形光学材料内を短い距離しか伝ぱ
んしないチェレンコフ型の素子が好ましい。これは2つ
の光吸収極大の間の光透過性領域では、吸収のバンドの
広がりにより多少光吸収があるため、材料中を伝ぱんす
る距離が長くなると高調波の光吸収が大きくなり、効率
よく高調波を取り出せなくなるためである。
【0017】本発明の非線形光学材料は、無定型低分子
材料、単結晶低分子材料、非線形光学低分子化合物を主
鎖もしくは側鎖に有する高分子材料、あるいは例えばポ
リメチルメタアクリレート、ポリカーボネイト、ポリエ
ステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル等の透明性高分子
に低分子非線形光学材料を分散させた複合材料の何れで
もその形態は特に限定するものではないが、単結晶低分
子材料、高分子材料又は複合材料を用いると、変換効率
が高いため好ましい。
【0018】更に波長変換用非線形光学材料として、光
の吸収端が800nm程度でありかつ350〜500nmの間に光の
透過領域が有りかつ大きなβ値を持つ分子として青色色
素であるインドフェノール系、並びに吸収端波長が580n
m〜700nmでありかつ300nm〜400nmで光の透過領域が有り
ありかつ大きなβ値を持つ分子として赤色色素であるア
ゾベンゼン系に注目し検討した結果、(化5)、(化
6)、(化7)および(化8)の構造式で示される化合
物が波長変換効率が高く、望ましい性質を示した
【0019】。
【化5】
【0020】
【化6】
【0021】
【化7】
【0022】
【化8】
【0023】(実施例1)以下に化合物1の合成方法、
粉末法による評価結果、波長変換素子の特性例を示す。
【0024】○合成例 下記構造式で表される化合物(化9)3.02gと、
【0025】
【化9】
【0026】下記構造式で表される化合物(化10)5.
52gとを
【0027】
【化10】
【0028】エタノール50mlに加え、室温で撹拌した
後、硝酸銀3.4gを水15mlに溶解させた水溶液を滴下し
た。
【0029】次いで28%アンモニア水15mlを加えた後、
さらに硝酸銀10.5gを水10mlに溶解させた水溶液を滴下
し、50℃で2時間反応させた。
【0030】反応終了後、クロロホルムでカラム精製を
行い下記構造式で表される(化11)の精製品を4.07g
得た。
【0031】
【化11】
【0032】上記化合物(化11)の融点は106〜109℃
であり、エタノール中での光吸収極大波長は648nm,373n
m,299nm等であった。
【0033】○粉末法による評価 次に、この(化11)について(シ゛ャーナル オフ゛ アフ゜ライト゛ フ
ィシ゛ックス第39巻第3798〜3813頁(J.Appl.Pysics.39,PP379
8-3813(1968)))記載のキュルツらの粉末法を用いて第
2高調波の強度を測定した。
【0034】基本波としては波長1064nmのパルスYAG
レーザ光を用い、尿素比で約5倍の波長変換特性を観測
した。
【0035】図1に化合物1をガラス基板に挟んで作製
した薄膜試料の透過スペクトルを示す。図1よりこの材
料の吸収端波長は、約860nm(透過率が95%になる波長
と定義)である。さらに波長420〜540nmの間に光の透過
域があることが判る。この領域は第1光吸収極大(648n
m)と第2光吸収極大(373nm)との間の波長域であるため
光透過性となる。この光透過性領域の透過率の大きさ
は、分子の電子準位の構造に依存しおり、分子構造の最
適化を図ることにより、更に透過率を向上させることが
可能であると考えられる。
【0036】○波長変換素子 次にこの化合物1をコア径約1.5μm、クラッド径500μm
の中空ガラスファイバの中で結晶化させ、その波長変換
特性を測定した。
【0037】その測定系を図2に示す。半導体レーザ1
0から出た光は、レンズ11で集光されファイバ12に
結合される。ファイバ12に結合された基本波は、波長
変換され第2次高調波が発生する。第2高調波は、いわ
ゆるチェレンコフ放射により取り出されリング状に放射
される。第2高調波は、チェレンコフ放射により非線形
材料で出来たコアから第2次高調波に対してほぼ完全に
透明なクラッドに取り出されるため、基本波と第2高調
波とが同じコア内を伝わるモ−ド間位相整合を用いる素
子に比べて、非線形光学材料中で損失する光量を少なく
出来る利点がある。こうして波長変換された光は、レン
ズ13により集光されて検出器15で光強度が測定され
る。また波長変換されなかった光は、フィルタ14でカ
ットされる。この図2に示したような測定系を用いて、
波長880nmの基本波100mWに対して、440nmの第2次高調
波0.2mWを観測し、変換効率は0.2%であった。
【0038】素子の変換効率はそれほど高くないが、こ
れはファイバ12中の結晶方位や、コア径の最適設計に
より更に変換効率の向上をはかることが可能である。
【0039】(実施例2)以下の構造式で示される市販
のアゾベンゼン系化合物の(化12)を用いて、その光
透過スペクトルを測定した。
【0040】
【化12】
【0041】この(化12)の薄膜試料の吸収端波長は
約580nmであり、波長320nm〜380nmの間に光の透過域が
観測された。さらにこの(化12)を実施例1と同様に
粉末法を用いてYAGレ−ザを基本波として評価した結
果、尿素比で約6倍の波長変換特性を観測した。
【0042】次にこの(化12)をコア径約1.5μm、ク
ラッド径700μmの中空ガラスファイバの中で結晶化さ
せ、波長変換素子を作製した。光源として波長700nm、
のチタンサファイアレーザを用い、他は実施例1と同様
の光学系を用いて測定を行なった。
【0043】その結果、基本波パワー100mWに対し出力
光0.25mWの第2高調波を得、変換効率は0.25%であっ
た。
【0044】(実施例3)高分子ポリマー中に、非線形
モノマ−分子を20wt%分散させた場合の実施例を図3に
示す。ポリマーとしてポリメチルメタアクリレート(P
MMA)を、非線形光学材料としては実施例1と同じ
(化11)を用いた。ガラス基板31の上に、ITO電
極32を真空蒸着で形成する。このITO電極32上に
中間層としてSiO2バッファ層33をスパッタ−で成
膜し、バッファ層33上に(化11)とPMMAとの溶
液をスピンコ−トによりフィルム34を形成し、約50〜
70℃でベーキングし2次元光導波路を形成する。次にI
TO電極のついた別のガラス基板のITO電極をフィル
ム34を上から押さえて、50〜400Vの電界を印加し、
温度を90〜105℃に上げてポーリングを行なった。ポ−
リングが終了したサンプルをフィルム34面に圧着した
上部電極を取り外し、プリズム35を図3のように配置
して波長変換特性の測定を行なった。
【0045】本実施例では波長985nmの色素レーザによ
るパルス光源を使用した。基本波40kWの基本波に対し
て、第2次高調波20mWを測定した。プリズムの結合効率
や導波損失を考慮すると素子の変換効率は0.05%であっ
た。
【0046】(実施例4)以下の構造式(化13)で示
されるインドフェノール系化合物を、実施例1の合成例
と同様の方法で合成した。
【0047】
【化13】
【0048】この(化13)の吸収端波長は約860nmで
あり、波長415〜535nmの間に光の透過域があった。
【0049】この材料は粉末法を用いて評価した結果2
次の波長変換特性は全く観測されず、中心対称構造を持
った結晶構造をしていることがわかったので、実施例3
と同様の条件でPMMA中に分散させて素子を作成し
た。
【0050】波長985nmの色素レーザによるパルス光源
を使用した。基本波40kWの基本波に対して、第2次高調
波25mWを測定した。プリズムの結合効率や導波損失を考
慮すると、素子の変換効率は0.06%であった。
【0051】(実施例5)以下の構造式(化14)で示
される市販のアゾベンゼン系化合物を用いて、その光透
過スペクトルを測定した。
【0052】
【化14】
【0053】この(化14)の薄膜試料の吸収端波長は
約660nmであり、波長360nm〜420nmの間に光の透過域が
観測された。
【0054】この材料は粉末法を用いて評価した結果2
次の波長変換特性は全く観測されず、中心対称構造を持
った結晶構造をしていることがわかったので、実施例3
と同様の条件でPMMA中に分散させて素子を作成し
た。
【0055】本実施例では波長780nmの色素レーザによ
るパルス光源を使用した。基本波40kWの基本波に対し
て、波長390nmの第2次高調波10mWを測定した。プリズ
ムの結合効率や導波損失を考慮すると素子の変換効率は
0.03%であった。
【0056】比較例 MNAをPMMA中に20wt%分散させて同じ様な素子を
作製した。
【0057】この素子にYAGレーザを用い基本波ピー
ク強度40kWを入射し、第2高調波強度を測定したところ
2mWの出力しか得られず、プリズムの結合効率や導波損
失を考慮すると素子の変換効率は0.005%と1桁程度小
さい値を示した。
【0058】以上の結果より、二つの光吸収極大の間の
光透過域の波長を第2高調波の波長と一致させることに
より、吸収端波長の長い、非線形分極β値の大きな材料
を用いて波長変換素子が実現でき、従来より大きな変換
効率の素子を実現できる。
【0059】なお、本実施例ではポリマー中に低分子非
線形分子を分散させる方法を用いたが、高分子の側鎖に
非線形分子をつけたポリマーを用いてもよい。
【0060】また、ここでは低分子有機非線形光学材料
として(化1)(または(化5)または(化11))、
(化2)(または(化6)または(化13))、(化
3)(または(化7)または(化14))及び(化4)
(または(化8)または(化12))を用いたが、本発
明の低分子有機非線形光学材料はこれら化合物に限定さ
れるものではなく、2次の超分極率β値が大きな分子
で、第2次高調波に対して光吸収極大と光吸収極大との
間の光透過域を持つ材料であり、又結晶として用いる場
合は非中心対称構造となり大きな非線形定数を持つ構造
を持っていれば、他の分子でもよい。
【0061】さらに、上記本実施例では第2次高調波発
用の素子について示したが、例えば2種類の波長の和周
波発生用の素子等にも用いることが出来る。
【0062】
【発明の効果】本発明は基本波及び発生する高調波に対
して透明性であり、かつ前記基本波及び前記高調波の間
に電子的エネルギー遷移による光吸収極大を有する非線
形光学材料を用いた非線形光学素子であるため、光高調
波を二つの光吸収極大の間の光透過域の波長で取り出す
ことにより、従来使用できないと考えられていた吸収端
の長い材料でβ値の大きな材料を素子に用いることが可
能となり、その結果大きな変換効率を持った素子を作製
することが可能となる。よって本発明の工業的価値は高
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非線形光学素子の一実施例に用いた薄
膜材料の光透過スペクトルを示す図
【図2】本発明の非線形光学素子の一実施例のファイバ
型波長変換素子及びその特性測定系の概略図
【図3】本発明の非線形光学素子の別の実施例の素子構
造を示す断面概略図
【図4】従来知られている代表的な波長変換材料の2次
の超分極率βと吸収端波長の関係を示す図
【符号の説明】
10 半導体レーザ 11 レンズ 12 ファイバー 13 レンズ 14 フィルタ 15 検出器 31 ガラス基板 32 ITO電極 33 バッファ層 34 フィルム 35 プリズム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 園田 信雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 1/35 504 JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基本波及び前記基本波の入力で発生する高
    調波に対して透明性であり、かつ前記基本波及び前記高
    調波の間に電子的エネルギー遷移による光吸収極大を有
    する非線形光学材料を用いたことを特徴とする非線形光
    学素子。
  2. 【請求項2】非線形光学材料が、単結晶、高分子又は透
    明性高分子と低分子非線形光学材料とを分散した複合材
    料の何れかを含むことを特徴とする、請求項1記載の非
    線形光学素子。
  3. 【請求項3】非線形光学材料が(化1)、(化2)、
    (化3)もしくは(化4)のいずれかの構造式で表され
    る材料を含むことを特徴とする、請求項1記載の非線形
    光学素子。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】
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