JP2871003B2 - 整流子モータのブラシ - Google Patents
整流子モータのブラシInfo
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- JP2871003B2 JP2871003B2 JP16712590A JP16712590A JP2871003B2 JP 2871003 B2 JP2871003 B2 JP 2871003B2 JP 16712590 A JP16712590 A JP 16712590A JP 16712590 A JP16712590 A JP 16712590A JP 2871003 B2 JP2871003 B2 JP 2871003B2
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- Japan
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- commutator
- brush
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、整流子モータのブラシに関する。
従来の整流子モータのブラシ1は、第8図に示すよう
に、カーボン又はこれに銅等の金属を含有させたものか
らなり、焼結成形により角棒状に形成されている。この
一方の端部は、ブラシ1を整流子2に圧接させるばね3
に固着され、他方の端部は、整流子2に圧接される。整
流子2は、外周面に縦溝21を等間隔に配し、この縦溝21
を挟むようにして配設した整流子片22,22…を有してい
る。
に、カーボン又はこれに銅等の金属を含有させたものか
らなり、焼結成形により角棒状に形成されている。この
一方の端部は、ブラシ1を整流子2に圧接させるばね3
に固着され、他方の端部は、整流子2に圧接される。整
流子2は、外周面に縦溝21を等間隔に配し、この縦溝21
を挟むようにして配設した整流子片22,22…を有してい
る。
前述したような整流子モータのブラシ1は、整流子2
の回転摺動による機械的摩耗や、モータの負荷回転にお
ける整流子片22の切り換わり時のアークによる電気的摩
耗により損耗される。このブラシ1の整流子2の回転方
向に位置する側面の端部は、特に電気的摩耗が激しく、
アーク熱による摩耗粉の固着物12が形成される。この固
着物12が成長して側面からせり出すると隣接された整流
子2片間をショートさせる。
の回転摺動による機械的摩耗や、モータの負荷回転にお
ける整流子片22の切り換わり時のアークによる電気的摩
耗により損耗される。このブラシ1の整流子2の回転方
向に位置する側面の端部は、特に電気的摩耗が激しく、
アーク熱による摩耗粉の固着物12が形成される。この固
着物12が成長して側面からせり出すると隣接された整流
子2片間をショートさせる。
本発明は、このような事由に鑑みてなしたもので、そ
の目的とするところは、ブラシの整流子の回転方向に位
置する側面の端部に形成される摩耗粉の固着物を飛ばし
て、整流子片間のショートを起こり難くする整流子モー
タのブラシを提供するにある。
の目的とするところは、ブラシの整流子の回転方向に位
置する側面の端部に形成される摩耗粉の固着物を飛ばし
て、整流子片間のショートを起こり難くする整流子モー
タのブラシを提供するにある。
上記した目的を達成するために、本発明の整流子モー
タのブラシは、外周面に所定巾の縦溝を等間隔に配し、
この縦溝を挟むようにして配設した複数の整流子片を有
する整流子に、圧接されて給電する角棒状の整流子モー
タのブラシにおいて、 前記ブラシの少なくとも整流子の回転方向に位置する
側面を、ブラシの軸心方向に対して凹凸状に形成した構
成としている。
タのブラシは、外周面に所定巾の縦溝を等間隔に配し、
この縦溝を挟むようにして配設した複数の整流子片を有
する整流子に、圧接されて給電する角棒状の整流子モー
タのブラシにおいて、 前記ブラシの少なくとも整流子の回転方向に位置する
側面を、ブラシの軸心方向に対して凹凸状に形成した構
成としている。
本発明によれば、ブラシの側面の端部に形成されて成
長する摩耗粉の固着物を、ブラシの損耗が凹部にかかっ
るたびに、その根元部分から整流子でもって摩り切る。
長する摩耗粉の固着物を、ブラシの損耗が凹部にかかっ
るたびに、その根元部分から整流子でもって摩り切る。
以下、本発明の一実施例を第1図乃至第7図に基づい
て説明する。先に説明した従来例と実質的に同一に部材
には同一の符号を付して説明する。
て説明する。先に説明した従来例と実質的に同一に部材
には同一の符号を付して説明する。
1はブラシで、カーボン又はこれに銅等の金属を含有
させたものからなり、焼結成形により角棒状に形成され
ている。そして、一方の端部は、ばね3に固着され、他
方の端部がそのばね力によって後述する整流子2に圧接
するようになっている。このブラシ1は、整流子2の回
転方向に位置する側面11,11に、所定間隔をおいて複数
の凹部11a,11a,…が形成されており、この結果、側面1
1,11は、ブラシ1の軸心方向に対して凹凸状となってい
る。この側面11の凹部11a,11a,…は、第2図乃至第4図
に示すように、整流子2の軸心に平行なVやU字状の溝
からなる。なお、この溝を、第5図及び第6図に示すよ
うに、整流子2の軸心に対して傾斜させ、かつ、ブラシ
1の軸心方向に対して重なるようにしてもよい。また、
円又は楕円形状の凹部を千鳥状に配列するようにしても
よい。さらに、側面11を凹凸状にするに際して、凹部11
a,11a…に替えて、凸部としてもよい。さらにまた、ブ
ラシ1を正四角棒状に形成して、4側面のすべてに凹凸
状を形成して、ブラシ1をばね3に固着するときの方向
性をなくするようにしてもよい。
させたものからなり、焼結成形により角棒状に形成され
ている。そして、一方の端部は、ばね3に固着され、他
方の端部がそのばね力によって後述する整流子2に圧接
するようになっている。このブラシ1は、整流子2の回
転方向に位置する側面11,11に、所定間隔をおいて複数
の凹部11a,11a,…が形成されており、この結果、側面1
1,11は、ブラシ1の軸心方向に対して凹凸状となってい
る。この側面11の凹部11a,11a,…は、第2図乃至第4図
に示すように、整流子2の軸心に平行なVやU字状の溝
からなる。なお、この溝を、第5図及び第6図に示すよ
うに、整流子2の軸心に対して傾斜させ、かつ、ブラシ
1の軸心方向に対して重なるようにしてもよい。また、
円又は楕円形状の凹部を千鳥状に配列するようにしても
よい。さらに、側面11を凹凸状にするに際して、凹部11
a,11a…に替えて、凸部としてもよい。さらにまた、ブ
ラシ1を正四角棒状に形成して、4側面のすべてに凹凸
状を形成して、ブラシ1をばね3に固着するときの方向
性をなくするようにしてもよい。
2は整流子で、外周面に所定巾の縦溝21を等間隔に配
し、この縦溝21を挟むようにして配設した複数の整流子
片22,22,…を有している。
し、この縦溝21を挟むようにして配設した複数の整流子
片22,22,…を有している。
このものは、第7図(a)及び(b)に示すように、
ブラシ1の損耗が進むと摩耗粉の固着物12が成長してせ
り出すが、整流子2の縦溝21の巾より十分小さいところ
で、側面11の凹部11aに達するように設計されており、
ここで固着物12の根元部分を摩り切る。この凹部11aの
大きさやピッチ等は、ブラシ1の素材の配合、大きさや
これにかかる負荷電流等を考慮して適宜設計する。
ブラシ1の損耗が進むと摩耗粉の固着物12が成長してせ
り出すが、整流子2の縦溝21の巾より十分小さいところ
で、側面11の凹部11aに達するように設計されており、
ここで固着物12の根元部分を摩り切る。この凹部11aの
大きさやピッチ等は、ブラシ1の素材の配合、大きさや
これにかかる負荷電流等を考慮して適宜設計する。
本発明の整流子モータのブラシは、この側面の端部に
形成されて成長する摩耗粉の固着物を、ブラシの損耗が
凹部にかかっるたびに、その根元部分から整流子でもっ
て摩り切るので、整流子片間のショートが起こり難くな
り、従って、ブラシの摩耗やモータ起動不良等の低減が
図れる。
形成されて成長する摩耗粉の固着物を、ブラシの損耗が
凹部にかかっるたびに、その根元部分から整流子でもっ
て摩り切るので、整流子片間のショートが起こり難くな
り、従って、ブラシの摩耗やモータ起動不良等の低減が
図れる。
第1図は、本発明の第1実施例を示す斜視図、 第2図は、同じく、要部断面図、 第3図は、同じく、第2図を変形した要部断面図、 第4図は、同じく、第2図を変形した要部断面図、 第5図は、本発明の第2実施例を示すもので、 (a)は要部断面図、 (b)は要部側面図、 第6図は、同じく、第5図を変形したもので、 (a)は要部断面図、 (b)は要部側面図、 第7図は、本発明の動作を示すもので、 (a)は摩耗粉の固着物の成長状態を示す要部断面図、 (b)は摩耗粉の固着物が摩り切られる状態を示す要部
断面図、 第8図は、従来例の要部断面図(摩耗粉の固着物の成長
状態を示す)。 1……ブラシ、11……側面、11a……凹部、 2……整流子、21……縦溝、22……整流子片、3……ば
ね。
断面図、 第8図は、従来例の要部断面図(摩耗粉の固着物の成長
状態を示す)。 1……ブラシ、11……側面、11a……凹部、 2……整流子、21……縦溝、22……整流子片、3……ば
ね。
Claims (1)
- 【請求項1】外周面に所定巾の縦溝を等間隔に配し、こ
の縦溝を挟むようにして配設した複数の整流子片を有す
る整流子に、圧接されて給電する角棒状の整流子モータ
のブラシにおいて、 前記ブラシの少なくとも整流子の回転方向に位置する側
面を、ブラシの軸心方向に対して凹凸状に形成してなる
ことを特徴とする整流子モータのブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16712590A JP2871003B2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 整流子モータのブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16712590A JP2871003B2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 整流子モータのブラシ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0458744A JPH0458744A (ja) | 1992-02-25 |
JP2871003B2 true JP2871003B2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=15843902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16712590A Expired - Fee Related JP2871003B2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 整流子モータのブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2871003B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023144893A1 (ja) | 2022-01-25 | 2023-08-03 | 日産自動車株式会社 | 回転電機 |
-
1990
- 1990-06-26 JP JP16712590A patent/JP2871003B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023144893A1 (ja) | 2022-01-25 | 2023-08-03 | 日産自動車株式会社 | 回転電機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0458744A (ja) | 1992-02-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |