JP2870983B2 - 吹込金型のキャビティ面へのラベル供給方法 - Google Patents
吹込金型のキャビティ面へのラベル供給方法Info
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、型開量が異なる一対の分割金型により構
成された吹込金型などのキャビティの両面にラベルを供
給する方法に関するものである。
成された吹込金型などのキャビティの両面にラベルを供
給する方法に関するものである。
［従来の技術］ 射出成形したプリフォームを回転移送盤等により円形
移動して吹込金型に移送し、その吹込金型によりプリフ
ォームを瓶などの容器に成形する回転式の射出延伸吹込
成形機が知られている。
移動して吹込金型に移送し、その吹込金型によりプリフ
ォームを瓶などの容器に成形する回転式の射出延伸吹込
成形機が知られている。
第４図は上記成形機による工程の概略を示すもので、
吹込金型１と射出金型２は、金型中心を円形移送ライン
ａに設定して、回転移送盤３の下の機台上に設けられて
いる。
吹込金型１と射出金型２は、金型中心を円形移送ライン
ａに設定して、回転移送盤３の下の機台上に設けられて
いる。
また多数個取りの吹込金型１及び射出金型２は、その
取り数に比例して接線方向に長く形成されており、それ
ら金型により成形されたプリフォーム４及び成形品５
も、当然に接線方向に整列した状態にて、回転盤３と共
に円形移送ラインａを弧を描きながら移動して行く。
取り数に比例して接線方向に長く形成されており、それ
ら金型により成形されたプリフォーム４及び成形品５
も、当然に接線方向に整列した状態にて、回転盤３と共
に円形移送ラインａを弧を描きながら移動して行く。
この場合、一対の分割金型1a,1bからなる上記吹込金
型１では、接線方向に位置するパーティングラインｂを
境に、内外の分割金型1a,1bをそれぞれ半径方向に移動
して型開閉を行っている。また第５図に示すように、型
開閉に際する分割金型1a,1bの型開量c,dは、直線上に整
列した多数のプリフォーム４及び成形品５が、側方から
弧を描いて出入するため、内側の分割金型1bの方を大き
く開いて当たらないようにしている。
型１では、接線方向に位置するパーティングラインｂを
境に、内外の分割金型1a,1bをそれぞれ半径方向に移動
して型開閉を行っている。また第５図に示すように、型
開閉に際する分割金型1a,1bの型開量c,dは、直線上に整
列した多数のプリフォーム４及び成形品５が、側方から
弧を描いて出入するため、内側の分割金型1bの方を大き
く開いて当たらないようにしている。
このような吹込金型１へのラベルをインサートは、金
型上方に回転移送盤３があるため、金型側方に制限され
ている。例えば特開昭63−297023号公報に記載された従
来技術は、進退移動自在なラベル供給装置を備えたラベ
ルインサート装置を吹込金型の側部に配設し、型開後に
左右一対のラベルホルダーを金型間に挿入し、更に側方
に移動して、ホルダー両側のラベルをキャビティ両面に
同時に供給している。
型上方に回転移送盤３があるため、金型側方に制限され
ている。例えば特開昭63−297023号公報に記載された従
来技術は、進退移動自在なラベル供給装置を備えたラベ
ルインサート装置を吹込金型の側部に配設し、型開後に
左右一対のラベルホルダーを金型間に挿入し、更に側方
に移動して、ホルダー両側のラベルをキャビティ両面に
同時に供給している。
［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、一対のラベルホルダーによるキャビテ
ィ両面へのラベル供給は、吹込金型を構成している分割
金型の型開量が等しく、金型中心となるパーティングラ
インから、両方のキャビティ面の位置が同じ場合には特
に問題はないが、取り数の増加にともない金型が大型化
して、必然的に内側の分割金型の型開量が大きく要求さ
れ、両分割金型の型開位置に著しい距離差が生じてくる
と、一回の操作でラベル供給を行うことができず、限ら
れた型開時間内でのラベル供給が困難となる。また片面
ごとにラベルを供給するには、装置の改良が必要とな
り、コスト高ともなるなどの解決すべき課題があった。
ィ両面へのラベル供給は、吹込金型を構成している分割
金型の型開量が等しく、金型中心となるパーティングラ
インから、両方のキャビティ面の位置が同じ場合には特
に問題はないが、取り数の増加にともない金型が大型化
して、必然的に内側の分割金型の型開量が大きく要求さ
れ、両分割金型の型開位置に著しい距離差が生じてくる
と、一回の操作でラベル供給を行うことができず、限ら
れた型開時間内でのラベル供給が困難となる。また片面
ごとにラベルを供給するには、装置の改良が必要とな
り、コスト高ともなるなどの解決すべき課題があった。
この発明は上記課題を解決するために考えられたもの
であって、その目的は、内側の分割金型の型開量が大き
く、両分割金型の型開位置に著しい距離差があっても、
従来装置を用いてキャビティ両面へのラベルの供給を一
回の操作で行うことができる新たな方法を提供すること
にある。
であって、その目的は、内側の分割金型の型開量が大き
く、両分割金型の型開位置に著しい距離差があっても、
従来装置を用いてキャビティ両面へのラベルの供給を一
回の操作で行うことができる新たな方法を提供すること
にある。
［課題を解決するための手段］ 上記目的によるこの発明の特徴は、プリフォームの円
形移送ライン上にパーティングラインが位置し、円形移
動ライン上より内側の分割金型の型開量が、外側の分割
金型より大きく設定された吹込金型のキャビティの両面
に、金型側方からホルダーを挿入してラベルを供給する
に当たり、該ホルダーの挿入前に、内側の分割金型を型
閉方向に移動して、両分割金型の型開位置をパーティン
グラインを中心に等しく調整し、しかるのち上記ホルダ
ーによりラベルをキャビティ面に供給することにある。
形移送ライン上にパーティングラインが位置し、円形移
動ライン上より内側の分割金型の型開量が、外側の分割
金型より大きく設定された吹込金型のキャビティの両面
に、金型側方からホルダーを挿入してラベルを供給する
に当たり、該ホルダーの挿入前に、内側の分割金型を型
閉方向に移動して、両分割金型の型開位置をパーティン
グラインを中心に等しく調整し、しかるのち上記ホルダ
ーによりラベルをキャビティ面に供給することにある。
［作用］ 内側の分割金型が外側の分割金型よりも大きく後退移
動して型開が完了し、成形品が吹込金型から側方へ送出
されると、内側の分割金型が型閉方向に前進移動する。
この分割金型のパーティングラインに対する距離が、パ
ーティングラインと外側の分割金型との距離と同じにな
つたところで、内側の分割金型は一旦停止する。
動して型開が完了し、成形品が吹込金型から側方へ送出
されると、内側の分割金型が型閉方向に前進移動する。
この分割金型のパーティングラインに対する距離が、パ
ーティングラインと外側の分割金型との距離と同じにな
つたところで、内側の分割金型は一旦停止する。
次にラベルを両側面に有するホルダーが金型間に側方
から挿入され、停止後にキャビティ両面へのラベル供給
が行われる。
から挿入され、停止後にキャビティ両面へのラベル供給
が行われる。
供給を完了すると、ラベルホルダーは後退して金型の
間から引き出され、その金型の間にはプリフォームが反
対側の側方から送り込まれる。プリフォームが停止する
と、両方の分割金型が前進移動して型閉じする。
間から引き出され、その金型の間にはプリフォームが反
対側の側方から送り込まれる。プリフォームが停止する
と、両方の分割金型が前進移動して型閉じする。
［実施例］ 第１図から第３図は、この発明の実施例を示すもの
で、図中11は内外一対の分割金型11a,11bからなる吹込
金型、12は金型側方に位置するラベル供給装置で、図面
では省略したが、ラベルマガジンを備えたラベルインサ
ート装置に、昇降かつ水平移動自在に組付けられた可動
部材13と、中心を境にねじ方向が異なる可動部材内の水
平な回転ねじ軸14と、その回転ねじ軸14の両ねじ部に、
それぞれ部材15を介し後端部を螺合して、可動部材13の
前方へ長く並行に突出した左右一対の杆状のラベルホル
ダー16とからなる。
で、図中11は内外一対の分割金型11a,11bからなる吹込
金型、12は金型側方に位置するラベル供給装置で、図面
では省略したが、ラベルマガジンを備えたラベルインサ
ート装置に、昇降かつ水平移動自在に組付けられた可動
部材13と、中心を境にねじ方向が異なる可動部材内の水
平な回転ねじ軸14と、その回転ねじ軸14の両ねじ部に、
それぞれ部材15を介し後端部を螺合して、可動部材13の
前方へ長く並行に突出した左右一対の杆状のラベルホル
ダー16とからなる。
このラベルホルダー16の外側面には、４個のラベル吸
着部材17が、分割金型11a,11bのパーティング面に凹設
した４個のキャビティ半部18の中央に臨む位置ごとに取
付けてあり、吸着されたラベル19は、上記回転ねじ軸14
の回転により、左右側方へ同量だけ同時に移動する両方
のラベルホルダー16によって、同時に両側のキャビティ
半部にそれぞれ挿入される。
着部材17が、分割金型11a,11bのパーティング面に凹設
した４個のキャビティ半部18の中央に臨む位置ごとに取
付けてあり、吸着されたラベル19は、上記回転ねじ軸14
の回転により、左右側方へ同量だけ同時に移動する両方
のラベルホルダー16によって、同時に両側のキャビティ
半部にそれぞれ挿入される。
20は回転ねじ軸14とともに可動部材内に並設したホル
ダー支軸、21は金型上部に位置する基盤22の下側の回転
移送盤である。
ダー支軸、21は金型上部に位置する基盤22の下側の回転
移送盤である。
上記分割金型11a,11bは、図面では省略したが、個々
に油圧装置により移動して型開閉をを行うが、前述のよ
うに、プリフォームが側方から金型間に弧を描くような
状態にて送り込まれ、またプリフォームより大径に延伸
吹込成形された成形品が同様な状態にて反対側方に送り
出されることから、その送出入に支障を来さぬように、
内側の分割金型11bの移動量を大きくしている。
に油圧装置により移動して型開閉をを行うが、前述のよ
うに、プリフォームが側方から金型間に弧を描くような
状態にて送り込まれ、またプリフォームより大径に延伸
吹込成形された成形品が同様な状態にて反対側方に送り
出されることから、その送出入に支障を来さぬように、
内側の分割金型11bの移動量を大きくしている。
このため第２図に示すように、パーティングラインｂ
を中心とする両分割金型の型開位置c,dに距離差が生じ
てくる。この型開位置の距離差は型開閉に何の障害も与
えないが、側方への移動量が限定された上記一対のラベ
ルホルダー16により、各キャビティ半部にラベルの供給
を行う場合には、その距離差が障害となって移動量が大
きい内側の分割金型11bへのラベル供給が困難となる。
を中心とする両分割金型の型開位置c,dに距離差が生じ
てくる。この型開位置の距離差は型開閉に何の障害も与
えないが、側方への移動量が限定された上記一対のラベ
ルホルダー16により、各キャビティ半部にラベルの供給
を行う場合には、その距離差が障害となって移動量が大
きい内側の分割金型11bへのラベル供給が困難となる。
そこでその距離差を除いて、ラベルホルダー16の挿入
によるラベル供給を可能となすために、成形品を送出し
た後に内側の分割金型11bを型閉方向に移動して位置調
整を行う。これによりパーティングラインｂからの距離
ｅは、外側の分割金型11aの距離ｃと等しくなり、ラベ
ルホルダー16による両方のキャビティ面へのラベル19の
同時供給が、ラベル供給装置側を変更することなく行う
ことができる。
によるラベル供給を可能となすために、成形品を送出し
た後に内側の分割金型11bを型閉方向に移動して位置調
整を行う。これによりパーティングラインｂからの距離
ｅは、外側の分割金型11aの距離ｃと等しくなり、ラベ
ルホルダー16による両方のキャビティ面へのラベル19の
同時供給が、ラベル供給装置側を変更することなく行う
ことができる。
なお、キャビティ面へのラベル19の取付けは、金型内
に設けた通常の吸着手段により行われる。また図面では
ラベルホルダー16を金型に近接させて示しているが、実
際には成形品の送出に邪魔にならない離れた位置に待機
している。
に設けた通常の吸着手段により行われる。また図面では
ラベルホルダー16を金型に近接させて示しているが、実
際には成形品の送出に邪魔にならない離れた位置に待機
している。
［発明の効果］ この発明は上述のように、内外の分割金型の型開位置
に距離差があっても、ラベルホルダーの挿入前に、内側
の分割金型を型閉方向に移動して、両分割金型の型開位
置をパーティングラインを中心に等しく調整したことか
ら、その距離差に左右されず、一対のラベルホルダーに
よるキャビティ両面へのラベル供給をスムーズに行うこ
とができる。また成形機ごとに内側の分割金型の型開量
が異なっても、ラベル供給装置側の仕様変更をせずに対
応させることができるので、ラベル供給装置の汎用化を
図ってコストを低減することができるなどの利点をも有
する。
に距離差があっても、ラベルホルダーの挿入前に、内側
の分割金型を型閉方向に移動して、両分割金型の型開位
置をパーティングラインを中心に等しく調整したことか
ら、その距離差に左右されず、一対のラベルホルダーに
よるキャビティ両面へのラベル供給をスムーズに行うこ
とができる。また成形機ごとに内側の分割金型の型開量
が異なっても、ラベル供給装置側の仕様変更をせずに対
応させることができるので、ラベル供給装置の汎用化を
図ってコストを低減することができるなどの利点をも有
する。
第１図から第３図はこの発明に係わる吹込金型のキャビ
ティ面へのラベル供給方法の１実施例を示すもので、第
１図は内側の分割金型とラベル供給装置とを示す一部縦
断立面図、第２図は型開時の吹込金型とラベル供給装置
とを示す平断面図、第３図は同じく型開位置修正時の一
部平断面図、第４図及び第５図は回転式射出延伸吹込成
形機の工程概要の説明図である。 11……吹込金型 11a……外側の分割金型 11b……内側の分割金型 12……ラベル供給装置 16……ラベルホルダー 18……キャビティ半部 19……ラベル
ティ面へのラベル供給方法の１実施例を示すもので、第
１図は内側の分割金型とラベル供給装置とを示す一部縦
断立面図、第２図は型開時の吹込金型とラベル供給装置
とを示す平断面図、第３図は同じく型開位置修正時の一
部平断面図、第４図及び第５図は回転式射出延伸吹込成
形機の工程概要の説明図である。 11……吹込金型 11a……外側の分割金型 11b……内側の分割金型 12……ラベル供給装置 16……ラベルホルダー 18……キャビティ半部 19……ラベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 克之 東京都台東区台東１丁目５番１号 凸版 印刷株式会社内 (72)発明者 木村 克彦 東京都台東区台東１丁目５番１号 凸版 印刷株式会社内 (72)発明者 風戸 恵二 東京都台東区台東１丁目５番１号 凸版 印刷株式会社内 (72)発明者 中村 喜則 長野県小諸市甲4586番地３ 日精エー・ エス・ビー機械株式会社内 (72)発明者 野田 勝美 京都府京都市伏見区久我本町11―260 株式会社ユーシン精機内 (56)参考文献 特開 昭61−237620（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−256427（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−114033（ＪＰ，Ａ) 特表 平１−501609（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B29C 49/00 - 49/80
Claims (1)
- 【請求項１】プリフォーム及び成形品の円形移送ライン
上にパーティングラインを設定し、円形移動ラインより
内側の分割金型の型開量を、外側の分割金型より大きく
設定した吹込金型のキャビティの両面に、金型側方から
ホルダーを挿入してラベルを供給するに当たり、該ホル
ダーの挿入前に、内側の分割金型を型閉方向に移動し
て、両分割金型の型開位置をパーティングラインを中心
に等しく調整し、しかるのち上記ホルダーを金型間に挿
入してラベルをキャビティ面に供給することを特徴とす
る吹込金型のキャビティ面へのラベル供給方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2130616A JP2870983B2 (ja) | 1990-05-21 | 1990-05-21 | 吹込金型のキャビティ面へのラベル供給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2130616A JP2870983B2 (ja) | 1990-05-21 | 1990-05-21 | 吹込金型のキャビティ面へのラベル供給方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0425432A JPH0425432A (ja) | 1992-01-29 |
| JP2870983B2 true JP2870983B2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=15038484
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2130616A Expired - Fee Related JP2870983B2 (ja) | 1990-05-21 | 1990-05-21 | 吹込金型のキャビティ面へのラベル供給方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2870983B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11000984B2 (en) | 2015-06-26 | 2021-05-11 | Shinwoo Costec Co., Ltd. | Container manufacturing apparatus |
-
1990
- 1990-05-21 JP JP2130616A patent/JP2870983B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0425432A (ja) | 1992-01-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |