JP2869997B2 - 信号処理方法 - Google Patents

信号処理方法

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JP2869997B2
JP2869997B2 JP1030532A JP3053289A JP2869997B2 JP 2869997 B2 JP2869997 B2 JP 2869997B2 JP 1030532 A JP1030532 A JP 1030532A JP 3053289 A JP3053289 A JP 3053289A JP 2869997 B2 JP2869997 B2 JP 2869997B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、画像通信,衛星通信,ケーブルテレビジョ
ン(CATV)等による画像の個別配信に用いることのでき
るテレビジョン信号の信号処理方式に関するものであ
る。
従来の技術 従来のテレビジョン信号の伝送方式においては、全期
間の圧縮処理を施さないテレビジョン信号を伝送する
か、水平走査線単位或いはフィールド単位で、ライン相
関或いはフィールド相関等高度な時間軸圧縮処理を施
し、伝送を行うようにしていた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、前者の全信号を伝送する方式では伝送
時間が長く、不経済である。また、後者の高度な時間軸
圧縮伝送方式では、全ての信号の圧縮伝送を行うために
信号処理装置、特に受信装置が大規模になり、大規模伝
送業者等以外では使いにくいという問題があった。
そこで、本願発明者は、先に特願昭63-257560号明細
書の請求の範囲及び実施例の欄に記載の如く、連続する
水平ライン間の相違する画像信号成分のみを画像信号分
として伝送する圧縮伝送方式を提言した。しかしなが
ら、この新たに提言した圧縮伝送方式においても、絵柄
の細かい画像では、隣接する水平ラインの映像信号成分
の相違部分が多く、省略できる情報量が少ない。その結
果、圧縮率を上げられず実用性の低いものとなってしま
う欠点があった。
そこで、本発明はかかる従来例の課題を解決して、伝
送すべき画像情報が絵柄の細かい画像であっても実質的
に短い時間でテレビジョン信号を伝送することができ、
しかもそのための信号処理装置も簡略化することのでき
る信号処理方式を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明においては、テレビジョン信号の第n番目のフ
レーム又はフィールドの映像信号Vnと第(n−1)番目
のフレーム又はフィールドの映像信号Vn-1とを比較し、
両映像信号の一部または全部が異なっている時に映像信
号Vnのかわりにその映像信号Vn-1と異なっている映像信
号Vnの部分の映像信号Vxと、あるいはその映像信号Vxを
走査線に分割し、その第p番目の水平走査線の映像信号
Vpと第(p−1)番目の水平走査線の映像信号Vp−1と
を比較し、両方の映像信号の一部または全部が異なる時
に、映像信号Vpの代わりにその映像信号Vp−1と異なっ
ている映像信号Vqの両方あるいはいずれかを伝送するよ
うにしたことを特徴とする。
作用 本発明の信号処理方式によれば、フレームあるいはフ
ィールド単位で画像を比較し、画像の相違する部分を伝
送することにより、絵柄の細かい画像であってもフレー
ム単位,フィールド単位若しくは水平走査線単位で比較
し、同様の画像・映像成分が省かれるために、情報伝送
量が小さくなり伝送時間を短縮することが可能となる。
また画像情報全ての圧縮・伸長の処理を施すものではな
いことから、送受信装置も従来のものに比べて小型化が
可能となる。
実施例 以下、本発明の信号処理方式について図面を参照しな
がら説明する。
まず本発明の信号処理方式について第1図及び第2図
を参照しながら説明する。第1図aは本発明の一実施例
における信号処理方式を実現するための信号処理装置の
ブロック図、第1図b,cは信号処理装置に入力される第
1フレームと第2フレームの画像の一例を示す平面図で
ある。
第1図aにおいて、1は信号源であり、カメラ装置,
ビデオテープレコーダ等である。2は信号源1からのア
ナログ画像信号をデジタル変換するアナログ−デジタル
変換器(以下AD変換器と略す)で、ここでは8ビットの
デジタル値に変換する変換器とする。4は比較及び制御
回路であり、マイクロコンピュータで構成される(以下
CPUと略す)。このCPU3は、AD変換器2でデジタル変換
された第1図cに示すような第nフレーム(ここでは第
2フレーム)の画像と、フレームメモリ3内に既に記憶
されている第(n−1)フレーム(ここでは第1フレー
ム)の画像とを8ビットの単位で比較出力するととも
に、比較処理した画像データをフレームメモリ3に書き
込み、ならびにフレームメモリ3内に記憶されている画
像データを読み出すようにリード・ライト制御を行う。
なお画像データの比較処理においては、AD変換にともな
う量子化ノイズの影響を避けるためにAD変換器2の出力
及びフレームメモリ3の出力のLSB1ビットのデータを無
視して処理する。
さて、第1図b,cに示すように、第1フレームの画像
と第2フレームの画像とは、“今日の天気”の文字部分
と“明日の天気”の文字部分とが異なり、そして第2図
に示すように第3フレーム及び第4フレームには第2フ
レームとこれも文字部分のみが異なり、そして第5フレ
ームで全体画像が変化するものとして以下にその作用を
説明する。
信号源1から第1フレームの原信号(a0+b0)がAD変
換されてCPU4に入力されると、前フレームには画像がな
くフレームメモリ3内は画像データがないために、デジ
タル原信号(a0+b0)がフレームメモリ3に書き込まれ
るとともに、出力される。CPU4から出力されたデジタル
信号(a0+b0)は、フレームメモリ5に入力され、ここ
で垂直帰線期間(t201〜t210)に、CPU4から出力された
新規な画像信号である、いいかえれば前のフレームの画
像とは全てことなる画像信号であることを示すコード信
号が挿入される。このコード信号としては、コード方式
文字放送の規格フォーマットを準用するものとする。こ
の規格フォーマットによれば、誤り訂正ビットを含めて
190ビットのデータを1Hで伝送できる。本発明の信号処
理方式においては、この規格フォーマットを利用するこ
とで十分データコードを伝送できる。このコード信号の
挿入された画像信号は原信号に対して1フレーム遅れ
て、第2フレームで出力される。
次に、第2フレームの原信号(a0+b1)がCPU4に入力
されると、他方では画像データ(a0+b0)の書き込まれ
ているフレームメモリ3にリード命令がCPU4から出力さ
れ、CPU4に読み出される。画像データ(a0+b0)と原信
号(a0+b1)とは文字部分“b0”と“b1”とが相違する
ことから、CPU4の比較出力としては画像データ(b1)が
出力される。このCPU4の比較出力画像データ(b1)は、
第1フレームの場合と同様に、フレームメモリ3に書き
込まれる。このフレームメモリ3へのデータ(b1)の書
き込み処理は、書き込まれていた画像データ(a0+b0
の一部のデータ(b0)部分を実質的にデータ(b1)に変
更するものであればよい。画像データ(b1)は、CPU4か
らフレームメモリ5に送出され、フレームメモリ5にお
いて垂直帰線期間(t301〜t310)に前のフレームとは一
部の画像が異なる画像データであることを示すコード信
号を挿入する。なお、このコード信号を挿入した画像信
号(b1)を第3フレームのタイミングでフレームメモリ
5から送出する場合、その送出のタイミングとしては、
第2フレーム内における画像成分(b1)の在るタイミン
グそのままで送出する方法以外に、画像信号(b1)を相
対的に早いタイミングで送出する方法がある。すなわ
ち、第2フレームの画像信号(b1)を第3フレームで送
出するとき第3フレームの期間(t3y〜t3z)で早いタイ
ミングで送出する。
以下、第3,第4フレームで入力された原信号(a0
b2),(a0+b2)はその1フレーム前の画像信号(a0
b1),(a0+b2)と比較され、第3フレームの原信号
(a0+b2)に対しては第4フレームのタイミングで画像
信号(b2)が、第4フレームの原信号(a0+b2)に対し
ては零信号が第5フレームのタイミングで第2図に示す
ように送出される。さらに、第5フレームの入力原信号
(a1)に対しては、前フレームの入力原信号(a0+b2
と全体が相違することから、画像データ(a1)がフレー
ムメモリ3に書き込まれるとともに、第6フレームのタ
イミングでフレームメモリ5からコード信号とともに送
出される。
以上のように本実施例の信号処理方式によれば、特に
高品位高細度の絵柄のこまかい画像をフレーム単位で比
較し、相違する画像のみを送出することで、隣接水平ラ
イン間で比較した場合には同一部分の少ない画像であっ
ても連続するフレーム間で比較することで伝送を省略す
ることのできる情報量が増え、伝送時間の短縮を図るこ
とが可能となる。
また、比較圧縮処理を施した画像信号を送出するタイ
ミングt3y,t4y,…tny等の情報を、受信契約者にのみ知
らせるようにコード信号に暗号化を施し、タイミングt
nyを不規則に変化させると、第三者にはその内容を知ら
れることがないことから、特定契約者にのみ情報を伝送
・配信でき、秘話通信に利用することができる。
さらに、第2図からも明らかなように、画像の伝送を
行わない期間が増大することから、空期間に他の情報を
挿入することができ、伝送効率を高めることができる。
ただしこの場合には、NTSC方式のテレビジョン信号の
場合、4.5MHzの音声搬送波は利用できないため、音声信
号もデジタル化して垂直帰線期間及び水平帰線期間に重
畳、挿入して伝送するようにすればよい。
さて、フレームメモリ5の出力は、上述した通りにフ
レーム単位で画像を比較し、その相違分の画像信号がデ
ータ信号とともに出力されるが、あるフレームの画像と
その1フレーム前の画像とが全く相違するような場合に
は、完全な1フレーム分の画像信号を伝送する必要があ
り、伝送情報量を削減できない。この不都合を解消する
方法として、本願発明と特願昭63-237560号において提
言した両信号処理方式を同時に利用する方法がある。こ
の両信号処理方式を同時に利用する信号処理方式の一実
施例を第3図及び第4図を用いて説明する。
本実施例においては、フレームメモリ5(第1図)か
らの出力信号を、1ラインメモリ7及び比較器6に入力
する。フレームメモリ5からは1フレーム分の新規な削
除部分のない画像信号が出力され、第4図aに示す画像
信号が1ラインメモリ7及び比較器6に順次1水平ライ
ン分ずつ入力されるものとして以下に説明する。なお、
第4図aの原信号において第20Hまでは無(画像)信号
状態であり、垂直帰線期間として説明する。
第4図の第21Hに入力された画像信号は、前述のよう
に比較器6並びに1ラインメモリ7に入力される。この
第21Hの画像信号の入力タイミングに同期して、1水平
走査期間(1H)前に1ラインメモリ7内に書き込まれて
いた第20Hの画像信号が比較器6に読み出され、第20Hの
画像信号(無信号)と第21Hの画像信号とが比較器6で
比較され、その相違する部分の画像信号、第21Hの画像
信号については全画像信号が1ラインディレイ回路10に
出力される。比較器6、1ラインメモリ7及び1ライン
ディレイ回路10の駆動は制御ロジック8によって制御さ
れ、またこの制御ロジック8の駆動用のクロックは、前
述の信号源1からの信号を同離分離回路9に供給して得
た同期信号が用いられる。
次に第22Hでは、第21Hの画像信号(l1)とその一部
(l2)が異なる画像信号が比較器6と1ラインメモリ7
に供給される。比較器6において、第21Hの画像信号(l
1)と第22Hの画像信号(l1+l2)とが比較され、比較器
6からは画像成分の相違する信号成分(l2)のみが出力
される。この比較器6から信号成分(l2)を1ラインデ
ィレイ回路10に出力する際、制御ロジック8では、第22
Hにおける信号成分(l2)の存在するタイミング
(t210j)を示すコード信号が作成され、さらに1ライ
ンディレイ回路10から出力するときの信号成分(l2)の
先頭(t220k)及び終了(t220l)部分のタイミングを示
すコード信号が作成されて、水平帰線期間(t2202〜t
2203)に挿入する。1ラインディレイ回路10からの出力
のタイミングは、制御ロジック8の作成したコード信号
に対応するタイミングであることはいうまでもない。1
ラインディレイ回路10としては、2つの1ライン分のメ
モリ容量をもつメモリを2つ用い、書き込みと読み出し
のモードを交互に切替えて実行する構成とする。以上の
ようにして第22Hの画像信号はライン比較の見地から1
水平期間前の画像信号と相違する部分のみが出力される
圧縮処理が施され、なおかつコード信号が水平帰線期間
に挿入されて第23Hで1ラインディレイ回路10から出力
され、DA変換器11でアナログ信号に変換されて出力され
る。
次に、第23Hでは、1フレームメモリ5からの出力画
像信号(l1+l2+l3)と、1ラインメモリ7に書き込ま
れていた画像信号(l1+l2)とが比較され、相違する部
分の画像信号(l3)が第24Hにおいて1ラインディレイ
回路10から出力される。第24Hでは、画像信号(l1+l2
+l3)と、1ラインメモリ7内の画像信号(l1+l2
l3)とが比較され、比較器6からはコード信号を除いて
無信号となる。次に、第25Hでは新規な画像信号(l4
が、比較器6,1ラインメモリ7に供給され、26Hにおいて
1ラインディレイ回路10から出力される。
以上のように本実施例によれば、フレーム単位で画像
を比較して同一部分の信号送出を省略し、なおかつフレ
ーム内においてライン単位で画像を比較して同一部分の
信号送出を省略することにより、他の情報を挿入して伝
送可能な部分が大きくなり、伝送効率を一層向上させる
ことが可能となる。
次に、出力用のメモリとして1つのフレームメモリ5
を用いた第1の実施例に対して複数のフレームメモリを
利用する方式について第5図を参照しながら以下に説明
する。本実施例では第1図における比較・制御回路4に
代えて、比較器4a,同期分離回路4b,制御ロジック4cを設
けるとともに、フレームメモリ5に代えて、フレームメ
モリ5a,5bとその出力を選択するセレクタ5cを設けてい
る。以下にその動作を説明する。
信号源1からの原画像信号は、AD変換器2でデジタル
信号に変換され、フレームメモリ3及び比較器4aにフレ
ーム単位で順に供給される。フレームメモリ3は、CCD
を利用することも可能である。信号の送出開始時点は、
第1フレームであり、このときフレームメモリ3の記憶
内容は零データである。このフレームメモリ3の零デー
タと第1フレームの画像信号は、比較器4aでフレーム単
位で比較される。比較器4aの出力は、フレームメモリ5
a,フレームメモリ5bにフレーム単位で交互に書き込ま
れ、そして書き込み動作と逆になるように読み出し動作
が実行される。第2フレームでは、フレームメモリ3の
出力すなわち第1フレームの画像信号と第2フレームの
画像信号とを比較し、異なる画像部分のタイミングを示
す情報を制御ロジック4cに出力する。両信号の比較は、
AB変換器2のサンプル数を基準単位とし、4SCでサン
プリングした場合には、1Hで同期を含めて910ポイント
となる。両信号の相違する点を示すタイミング情報は、
制御ロジック4cで判別される。制御ロジック4cはマイク
ロコンピュータを用い、フレームメモリ3,5a,5b、比較
器4a及びセレクタ5cの駆動制御を行う。
第5図において4bは同期分離回路であり、信号源から
の複合映像信号から、垂直及び水平同期信号を検出して
いる。さらにこの同期分離回路4bは、水平同期信号を91
0倍して4SCのクロック信号を作成する機能を備え
る。この4SCのクロック信号,水平同期信号及び垂直
同期信号は制御ロジック4cに入力され、この各信号をク
ロックあるいはゲート用パルスとして上述のフレームメ
モリ3,5a,5b及び比較器4a、さらにはセレクタ5cの駆動
制御が実行される。制御ロジック4cで前述の実施例で説
明したコード信号を作成する場合には、水平帰線期間な
らびに垂直帰線期間にコード信号が挿入されるようにセ
レクタ5cが制御ロジック4cに結合される。
例えば第2図に示したようなフレーム単位で若干画像
の異なる原信号を第5図に示した信号処理装置で信号処
理する場合についてその動作を説明する。
第1フレームの画像信号(a0+b0)は、前フレームの
画像信号がないことから、フレームメモリ3並びに比較
器4aに入力され、比較器4aからは全ての画像が前フレー
ムの画像と相違することを示すデータが制御ロジック4c
に出力される。比較器4aでの画像比較の終了した画像信
号(a0+b0)はフレームメモリ5bに書き込まれる。
第2フレームでは、信号源1から供給された画像信号
(a0+b1)は、比較器4aにおいてフレームメモリ3内の
画像信号(a0+b0)と比較され、t2y〜t301の画像が異
なることを示すデータが制御ロジック4cに出力される。
比較の終了した画像信号(a0+b1)は、フレームメモリ
5aに書き込まれる。
一方この第2フレームにおいては、フレームメモリ5b
からの画像信号(a0+b0)の読み出しが行なわれる。読
み出し制御は制御ロジック4cにより実行され、第2フレ
ームのt201(第1ラインの始め)〜t209(第9ラインの
終わり)の期間は制御ロジック4cで作成されたコード信
号がセレクタ5cから出力され、これに続くt210(第10ラ
インの始め)〜t300(第3フレームの始め)の期間はフ
レームメモリ5bから読み出された画像信号(a0+b0)が
セレクタ5cから出力される。
次に、第3フレームでは画像信号(a0+b2)が比較器
4aにおいてフレームメモリ3内の画像信号(a0+b1)と
比較され、画像信号成分(b2)が相違していることを示
すデータが制御ロジック4cに出力される。比較の終了し
た画像信号(a0+b2)は、フレームメモリ5bに書き込ま
れる。
一方、この第3フレームにおいては、フレームメモリ
5aから画像信号(a0+b1)の、前フレームすなわち第1
フレームの画像信号(a0+b0)と相違する画像信号成分
(b1)の読み出しが行われる。第3フレームのt301〜t
309の期間は制御ロジック4cで作成された第2フレーム
における画像信号成分(b1)のタイミングを示すコード
信号と、これから画像信号成分(b1)を送出するタイミ
ングを示すコード信号がセレクタ5cから送出され、送出
タイミングを示すコード信号に対応するタイミングでフ
レームメモリ5aからセレクタ5cを通じて送出する。この
ときこの送出タイミングを示すコード信号に対応するタ
イミングでフレームメモリ5aの出力がセレクタ5cに結合
されるように制御ロジック4cによりセレクタ5cが制御さ
れる。
以上のようにして第1図に示した信号処理装置におけ
る信号処理を第5図に示した構成でも実現することがで
きる。
次に第3図に示したライン比較にもとづいて画像圧縮
処理を行う信号処理回路の他の構成を第6図を用いて第
4図とともに説明する。第6図に示した構成において、
第3図に示した構成と異る点は、1ラインディレイ回路
10に代えて、1ラインメモリ10a,10b及びセレクタ10cを
設けた点である。
フレーム相関にもとづく画像圧縮処理の施された画像
信号がフレームメモリ5から第4図に示すような信号で
第6図に示す装置に入力された場合について以下に説明
する。
第21Hにおいて、1ラインメモリ7内には第20Hの零デ
ータが書き込まれている。ここに第4図に示す第21Hの
画像信号(l1)が入力されると、この画像信号(l1)は
比較器6と1ラインメモリ7に入力される。比較器6で
は第20Hの零データと第21Hの画像信号(l1)とが比較さ
れ、全ての画像信号成分が相違することを示すデータが
制御ロジック8に出力される。比較処理の終了した画像
信号(l1)はラインメモリ10aに書き込まれる。ところ
で第20Hまでは無信号状態であることから、第20Hと第21
Hの信号を比較した場合には全ての信号成分が相違する
ことになり、第21Hの画像信号(l1)は比較器6の比較
処理の有無に関らず1H分の信号が送出される。そこで1
フレームの第21Hまでは、1ラインメモリ7,10aに比較処
理を行うことなく直接,順次書き込むように制御ロジッ
ク8を動作させてもよい。
次に、第22Hにおいては、画像信号(l1+l2)が入力
され、1ラインメモリ7内の画像信号(l1)と比較器6
で比較され、相違する画像信号部分(l2)の第22H中に
おけるタイミングを示すデータが比較器6から制御ロジ
ック8に出力される。比較処理された画像信号(l1
l2)は1ラインメモリ10bに書き込まれる。
一方、第22Hにおいては、1ラインメモリ10aからの画
像信号の読み出しが実行される。1ラインメモリ10a内
の第21Hの画像信号(l1)は、第20Hが無信号状態である
ために全信号が読み出されるが、そのとき、t2102〜t
2103には1Hの全信号が読み出されるべきことを示すコー
ド信号が制御ロジック8からセレクタ10cを経て送出さ
れ、続いて画像信号(l1)が1ラインメモリ10aからセ
レクタ10cを経て送出される。
次に、第23Hにおいては、画像信号(l1+l2+l3)が
入力され、1ラインメモリ7内の画像信号(l1+l2)と
比較器6で比較され、相違する画像信号部分(l3)の第
23Hにおけるタイミングを示すデータが比較器6から制
御ロジック8に出力される。比較処理された画像信号
(l1+l2+l3)は、1ラインメモリ10aに書き込まれ
る。
一方、1ラインメモリ10aに書き込まれていた第22Hの
画像信号(l1+l2)は、制御ロジック8により設定され
たタイミングで読み出される。すなわち、第23Hのt2202
〜t2203では第22Hにおける相違する画像信号部分(l2
のタイミングを示すコード信号とこれから画像信号部分
(l2)を送出するタイミングを示すコード信号が制御ロ
ジック8から出力され、セレクタ10cを経て送出され
る。つづいてt220k〜t220lのタイミングで画像信号部分
(l2)のみが第22H分の画像信号としてセレクタ10cを経
て出力される。
以上のようにして、第3図に示した信号処理装置と同
様のフレーム比較及びライン比較の両比較処理にもとづ
く信号圧縮処理が実現できる。なお本実施例では、フレ
ーム単位で信号処理する方式について説明を行ったが、
フィールド単位で信号処理する場合も本実施例中で説明
した方式にもとづいて画像信号を圧縮することが可能で
あり、フィールド単位での信号処理についても有効であ
ることはいうまでもない。
発明の効果 本発明によれば、フレームあるいはフィールド単位で
画像を比較し、画像の相違する部分と、水平走査線単位
で比較しその画像情報の相違する部分の両方若しくは一
方をそのフレームあるいはフィールドの画像信号として
伝送するように信号処理することにより以下の効果が得
られた。
(1)同じ信号成分を伝送する代りに他の情報を伝送す
ることができ、伝送効率を高めることができる。
(2)伝送中の画像信号を受信しても全体の画像を把握
できず秘話通信に適する。
(3)伝送信号の送出タイミングを不規則に変化させ、
そのタイミング情報はコード化して伝送することが秘匿
性の高い通信方式を実現できる。
(4)ライン相関,フレーム相関を検出して信号圧縮す
る高度な方式でなく、単なるライン,フレーム中の画像
データの比較により伝送・非伝送を決定する方式である
ことからシステムとして簡易に構成できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例における信号処理方式を実現
するための信号処理装置のブロック図ならびにその動作
説明のための平面図、第2図は第1図に示した信号処理
装置の動作説明のための波形図、第3図はフレーム比較
に加えてライン比較も併せて実現する実施例の信号処理
装置のブロック図、第4図は第3図に示した信号処理装
置の波形図、第5図及び第6図はそれぞれ他の実施例の
信号処理装置のブロック図である。 3,5……フレームメモリ、4……比較器。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビジョン信号をフレームあるいはフィ
    ールド単位に分割し、第n番目のフレームあるいはフィ
    ールドの映像信号Vnと第(n−1)番目のフレームある
    いはフィールドの映像信号Vn-1とを比較し、両者の映像
    信号の一部または全部が異なっているときに、映像信号
    Vnの中のVn-1と異なる部分のみの映像信号又はことなる
    部分の前後を含む映像信号Vxを形成し、かつ映像信号Vx
    を水平走査線単位に分割し、第p番目の水平走査線の映
    像信号Vpと第(p−1)番目の水平走査線の映像信号Vp
    -1とを比較し、両方の映像信号の一部又は全部が異なる
    時に、映像信号Vpの中の映像信号Vp-1と異なる部分の映
    像信号のみ或いは異なる部分の前後を含む映像信号Vqを
    形成し、映像信号の変化がある部分又はその前後を含む
    部分についてはVxとVqを送信することを特徴とする信号
    処理方法。
  2. 【請求項2】テレビジョン信号をフレームあるいはフィ
    ールド単位に分割し、1フレーム或いはフィールド遅延
    させた第n番目のフレーム或いはフィールドの映像信号
    Vnと、第(n+1)番目のフレームあるいはフィールド
    の映像信号Vn+1とを比較して、映像信号Vn+1の中の
    Vnと異なる部分の映像信号Vxの第(n+1)番目のフレ
    ーム或いはフィールドにおけるVxの始まりのタイミング
    を検出し、前記映像信号Vn+1の送出時には、前記映像
    信号Vxのみを前記タイミングとは異なる予め定められた
    タイミングで読み出し、送信するように構成したことを
    特徴とする信号処理方法。
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