JP2869803B2 - 浮力材 - Google Patents

浮力材

Info

Publication number
JP2869803B2
JP2869803B2 JP30470689A JP30470689A JP2869803B2 JP 2869803 B2 JP2869803 B2 JP 2869803B2 JP 30470689 A JP30470689 A JP 30470689A JP 30470689 A JP30470689 A JP 30470689A JP 2869803 B2 JP2869803 B2 JP 2869803B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coated
buoyancy material
buoyancy
synthetic resin
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP30470689A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03166929A (ja
Inventor
君夫 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP30470689A priority Critical patent/JP2869803B2/ja
Publication of JPH03166929A publication Critical patent/JPH03166929A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2869803B2 publication Critical patent/JP2869803B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、水中で使用する浮力材に係わり、更に詳
しくは低密度,高強度で、かつ耐衝撃性を向上させた浮
力材の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、水中で使用する粒径10〜300ミクロンの微小中
空球と、エポキシ樹脂とで構成されるシンタクチックフ
ォーム等の浮力材本体の構造としては、種々のものが提
案されている。
例えば第2図及び第3図に示すように、粒径10〜300
ミクロンの微小中空球1にエポキシ樹脂2を含浸させて
構成したシンタクチックフォーム3の表面に、ウレタン
ゴム4を被覆した物や、第4図〜第6図に示すように、
粒径10〜300ミクロンの微小中空球1にエポキシ樹脂2
を含浸させて構成したシンタクチックフォーム3で、ウ
レタンゴム等を全く被覆していない物、更に第7図に示
すように、粒径10〜300ミクロンの微小中空球1にエポ
キシ樹脂2を含浸させて構成したシンタクチックフォー
ム3の表面に、エポキシ樹脂5を被覆して構成したもの
が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
然しながら、第2図及び第3図に示す微小中空球1に
エポキシ樹脂2を含浸させ、更にその表面にウレタンゴ
ム4を被覆した浮力材本体の場合には、ウレタンゴム4
により被覆されていることから耐衝撃性は良好である
が、水中で水圧PWが作用した場合、微小中空球1の一部
1aが破断し、この破片1bが他の微小中空球1に当接して
更に微小中空球1を破損させると言う現象が次々と発生
し、ウレタンゴム4を全く被覆していない浮力材本体よ
りも耐圧強度が低下すると言う問題があった。
また、第4図〜第6図に示すように、ウレタンゴム等
を全く被覆していない浮力材本体の場合には、脆い上
に、硬い物等が当たると、第5図に示すように微小中空
球1の一部が破損すると言う問題があり、このような浮
力材本体に、第4図に示すように鉄製のブロック8を当
接させたり、第5図に示すように圧縮荷重Fを作用させ
る圧縮実験を行うと、上記の従来例と同様に微小中空球
1の一部1aが破断し、この破片1bが他の微小中空球1に
当接して更に微小中空球1を破損させると言う問題があ
った。
また、第7図に示すシンタクチックフォーム3の表面
に、エポキシ樹脂5を被覆して構成した浮力材本体は、
耐圧強度は良いが、耐衝撃性が劣ると言う問題があっ
た。
〔発明の目的〕
この発明は、かかる従来の課題に着目して案出された
もので、水中で使用する浮力材本体を低密度,高強度
で、かつ耐衝撃性を向上させるように構成した浮力材を
提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は上記目的を達成するため、粒径10〜300ミ
クロンの微小中空球と、エポキシ樹脂とで構成される浮
力材本体の表面に、合成樹脂材を含浸被覆し、更にこの
含浸被覆した合成樹脂材の表面に、ゴム状弾性材を被覆
して構成したことを要旨とするものである。
〔発明の作用〕
この発明は上記のように構成され、浮力材本体の表面
を、合成樹脂材で被覆すると共に、更にゴム状弾性材を
被覆して構成することで、低密度,高強度の浮力材本体
を構成することが出来ると共に、耐衝撃性をも向上させ
ることが出来る特徴を有するものである。
〔発明の実施例〕
以下、添付図面に基づき、この発明の実施例を説明す
る。
第1図は、この発明の実施例を示す浮力材10の一部断
面図であって、この浮力材10は、粒径10〜300ミクロン
の微小中空球11と、エポキシ樹脂12とで構成される浮力
材本体13(シンタクチックフォーム)の表面に、エポキ
シ樹脂,不飽和ポリエステル,アクリル等の合成樹脂材
14を含浸被覆し、更にこの含浸被覆した合成樹脂材14の
表面に、軟質ウレタン等のゴム状弾性材15を被覆して構
成してある。
前記、合成樹脂材14は、浮力材本体13の表面に対して
100〜300ミクロンの厚さで含浸被覆し、またその表面に
被覆するゴム状弾性材15の厚さは、0.5〜1.0mmの厚さで
被覆する。
この発明は、上記のように浮力材本体13の表面を、合
成樹脂材14とゴム状弾性材15とで順次被覆することで、
低密度,高強度の浮力材本体を構成することが出来ると
共に、耐衝撃性をも向上させることが出来るのである。
次に、この発明の実施例と、従来の浮力材との圧縮,
衝撃試験の結果を、以下の表−1に示す。
上記の実験結果から明らかなように、浮力材本体13の
表面を、合成樹脂材14とゴム状弾性材15とで二重被覆す
ることで、成形品の圧壊強度を高め、また耐衝撃性も良
好となるものである。
〔発明の効果〕
この発明は、上記のように粒径10〜300ミクロンの微
小中空球と、エポキシ樹脂とで構成される浮力材本体の
表面に、合成樹脂材を含浸被覆し、更にこの含浸被覆し
た合成樹脂材の表面に、ゴム状弾性材を被覆して構成し
たので、水中で使用する浮力材本体を低密度,高強度
で、かつ耐衝撃性を向上させることが出来る効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例を示す浮力材の一部断面
図、第2図及び第3図は、従来のシンタクチックフォー
ムの表面に、ウレタンゴムを被覆した浮力材の断面説明
図、第4図〜第6図は従来のシンタクチックフォームの
断面説明図、第7図は従来のシンタクチックフォームの
表面に、エポキシ樹脂を被覆した浮力材の断面説明図で
ある。 10……浮力材、11……微小中空球、12……エポキシ樹
脂、13……浮力材本体(シンタクチックフォーム)、14
……合成樹脂材、15……ゴム状弾性材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粒径10〜300ミクロンの微小中空球と、エ
    ポキシ樹脂とで構成される浮力材本体の表面に、合成樹
    脂材を含浸被覆し、更にこの含浸被覆した合成樹脂材の
    表面に、ゴム状弾性材を被覆して構成したことを特徴と
    する浮力材。
JP30470689A 1989-11-27 1989-11-27 浮力材 Expired - Lifetime JP2869803B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30470689A JP2869803B2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 浮力材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30470689A JP2869803B2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 浮力材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03166929A JPH03166929A (ja) 1991-07-18
JP2869803B2 true JP2869803B2 (ja) 1999-03-10

Family

ID=17936232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30470689A Expired - Lifetime JP2869803B2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 浮力材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2869803B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2989130A1 (en) * 2015-06-12 2016-12-15 3M Innovative Properties Company Buoyancy module
CN108329656B (zh) * 2018-01-09 2020-04-17 中国船舶重工集团公司第七二五研究所 一种含有弹性微球的高韧性固体浮力材料及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03166929A (ja) 1991-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6419573B1 (en) Sanding sponge with high tear strength backing layer
CA2033602A1 (en) Elastic fixing roll with excellent release property
JPH0625304B2 (ja) 緩衝材
CA2407467A1 (en) Thermosetting composition
EP0351498A3 (en) Rubber-coated gasket material
JP2869803B2 (ja) 浮力材
US3800449A (en) A mark carrying member affixed on a rough surface article
KR970702091A (ko) 태크로 볼
US2496060A (en) Submarine signaling device covered with waterproof vibration damping shield
CN214209373U (zh) 一种新型柔软质感抓握面的岩点
Kufuor et al. Hard impact of shallow reinforced concrete domes
JPS6220426Y2 (ja)
JPH0453263Y2 (ja)
JPS61291289A (ja) アンカ−ブイ
JPH0557433U (ja) ソリッドローラー
JPS593885Y2 (ja) フクゴウコウゾウタイ
JPS5935427U (ja) 中空円筒型防舷材
JPH0740483A (ja) 積層物およびカ−ペット
JPH0658019B2 (ja) 免震構造体
JPH0649826A (ja) 防舷材
Azikov et al. Buckling and strength of composite plates under in-plane loading
JPS588047Y2 (ja) フロ−ト
EP0887809A3 (en) Polymer insulator
JPS58176117U (ja) 防舷装置の受衝板
JPS557461A (en) Connection method for molded synthetic resin body and another member

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090108

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090108

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100108

EXPY Cancellation because of completion of term