JP2869755B2 - 電源と水平偏向システム - Google Patents

電源と水平偏向システム

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JP2869755B2 JP2413159A JP41315990A JP2869755B2 JP 2869755 B2 JP2869755 B2 JP 2869755B2 JP 2413159 A JP2413159 A JP 2413159A JP 41315990 A JP41315990 A JP 41315990A JP 2869755 B2 JP2869755 B2 JP 2869755B2
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    • H04N3/16Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
    • HELECTRICITY
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    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
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    • H02M1/0032Control circuits allowing low power mode operation, e.g. in standby mode
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビジョン装置の
切換モード電源に、更に具体的には、テレビジョン装置
をオンまたはオフしたときに水平偏向システム中の水平
出力段が過電流動作することを阻止する制御回路に関す
るものである。
【0002】
【発明の背景】マイクロプロセッサ制御器を持っている
テレビジョンは、そのスイッチを切った(オフ)ときで
も待機(スタンドバイ)動作モードで連続的に可動状態
を保っている幾つかの回路を持っているのが普通であ
る。常時可動状態にあるシステムと正常動作(ラン)モ
ード期間中のみ可動状態にあるシステムとの相互作用を
調整する際に問題が生じることがある。
【0003】水平偏向システム中の水平出力段はたとえ
ば鋸歯状波発振器で駆動される水平出力トランジスタを
持っている。ウエッセル(Wessel)回路として周知のその
様な一出力回路の構成が添付図面に示されている。鋸歯
状波発振器は基本的な駆動波形を発生するもので、通常
は水平走査周波数より低い或る周波数で自走動作をして
いる。NTSC方式の飛越し信号では、水平走査周波数
は約15750Hzである。上記の自走動作の周波数は
13000Hzと14000Hzの間の周波数になる。
【0004】ビデオ入力信号に同期した、正確に水平走
査周波数を有する同期用タイミング信号を発生するため
に水平発振器が設けられている。その様な水平発振器
は、ワンチップとして周知の単一集積回路中にその一つ
の回路として組込むことができる。上記の様なワンチッ
プは、たとえば三菱が市販している部品番号M5140
8でよい。この水平発振器回路は、何もしなければ自走
動作をする鋸歯状波発振器にトリガパルスを供給して、
その鋸歯状波が、確実に、自走周波数でなく水平走査周
波数に正確に等しい周波数を呈するようにする。
【0005】この鋸歯状波信号は、バッファ段および駆
動段を介して、たとえば水平出力トランジスタであるよ
うな水平出力段に結合される。この水平出力トランジス
タはフライバック変圧器に結合されており、このフライ
バック変圧器は、フライバック・パルスのエネルギから
取出される幾つかの2次電圧源を形成する。フライバッ
ク変圧器の2次巻線には整流回路が結合されていて、種
々の異なる電圧レベルを持つ電圧を生成する。これらの
電圧はテレビジョン内の種々の負荷が必要とするもので
ある。
【0006】通常は、上記の鋸歯状波発振器もワンチッ
プも待機動作中は付勢されない。事実、このワンチップ
は電源の切換モード動作によって発生する1つまたはそ
れ以上の2次電圧によって付勢される。更に、この切換
モード電源は、水平出力トランジスタの切換動作に依存
して上記2次電圧を発生するものであるが、鋸歯状波発
振器により鋸歯状波が発生されるまでは動作することが
できない。
【0007】その様な切換モード電源は、自走周波数で
可成り長い時間動作すると、水平出力トランジスタを各
ターンオン毎に過大な時間に亘って導通させるような特
性を呈することがある。その様な状況になると、過電流
状態が発生し、その水平出力トランジスタと切換モード
電源中の他の回路素子とに損傷を与える可能性がある。
従って、この過電流を感知してその電源を不動作とする
ための安全回路がよく設けられる。この安全回路は、上
記以外の原因による過電流状態または過電圧状態にも応
動することができる。
【0008】マイクロプロセッサ制御器を持ったテレビ
ジョン装置は、そのスイッチを切ったときに、不要な或
いは有害な過渡状態の発生を防止するために、或る動作
シーケンスを行うようにプログラムされている。上記し
たような水平偏向システム用の切換モード電源の場合に
は、テレビジョン装置のスイッチを切ったときに上記の
様な不都合な過渡状態が発生する可能性がある。鋸歯状
波発振器に対して水平周波数のトリガパルスを供給する
ワンチップ中の水平発振器は、鋸歯状波発振器が動作を
止める前に動作を停止することがある。鋸歯状波発振器
が自走発振を始めた際の水平周波数の突然の変化は、水
平出力トランジスタに大きな電流スパイクを流通させ、
それにより安全回路が動作して、テレビジョン装置の順
序正しいおだやかな(ソフト)スイッチオフを妨げるこ
とになる。
【0009】ワンチップ内にある水平発振器は、個別の
CC電源入力端子を有し、この端子はフライバック変圧
器の誘起2次電圧源に結合されている。チップのこのV
CC入力ピンは、周波数制御用の直列抵抗とリップルを濾
波除去するためのキャパシタとを必要とする。おだやか
なスイッチオフ動作は、この濾波用キャパシタの容量値
を、たとえば1000マイクロファラッドに、大幅に増
大させることにより確実に行われる。そうすることによ
り、水平同期トリガパルスは、おだやかなスイッチオフ
が完了するまで、鋸歯状波発振器の水平周波数発振を維
持するに充分な時間発生し続ける。
【0010】容量値の大きなフィルタ・キャパシタを用
いることによって、おだやかなスイッチオフ動作に関連
する問題点は解消するが、更に別の問題が残ることがあ
る。フィルタ・キャパシタの上記の値はワンチップのV
CC入力ピンにおけるRC時定数を増大させる。テレビジ
ョン装置をスイッチオンすると、このこのフィルタ・キ
ャパシタは充電に相当長い時間を要するため、その間鋸
歯状波発振器が低い周波数の自走動作を行って過電流状
態を起こし、それにより安全回路の感知部が可動状態と
され、切換モード電源の動作を中断させることになる。
実際に、この安定回路はテレビジョンが常にうまくター
ンオンされることを妨げる。従って、RC回路の濾波作
用を犠牲にすることなくまた信頼できるおだやかなスイ
ッチオフ動作を損なわずに、ワンチップ内の水平発振器
の始動時間を大幅に短縮することが必要である。
【0011】
【解決すべき課題】この発明、すなわち特許請求の範囲
の請求項1および2に記載された発明は、水平出力段に
対する電源をオンおよびオフした直後の或る期間に亘っ
て、鋸歯状波発振器が所定の水平周波数とは異なった自
走周波数で動作して水平出力段を駆動し、そのため水平
駆動段が過電流状態になるという不都合な事態の発生を
阻止することを解決課題とするものである。
【発明の概要】この発明の構成によれば、直列抵抗と並
列にツェナーダイオードを結合して、テレビジョン装置
の始動期間中その抵抗をバイパスし、キャパシタの急速
充電路を形成させる。動作電圧に達するとこのツェナー
ダイオードは直ちに導通を停止してRC回路に従来の回
路で行っていたのと同じ様にリップル濾波作用を行わせ
る。この急速充電路は、鋸歯状波発振器が自走周波数で
動作する期間を短縮し、かつ水平出力トランジスタが過
電流状態になることを阻止する。
【0012】次に、この発明の要旨とする構成を、理解
の便に後述する実施例中の各要素につけた参照符号を付
記して、説明する。
【0013】この発明による電源と水平偏向システムの
第1態様である構成は、水平出力段(TP10)と、ト
リガパルスを発生させる第1の発振手段(ワンチップO
CM51408、ピン20)と、第2の発振手段(TP
01、TP02)を具えている。この第2の発振手段
は、水平出力段(TP10)を駆動するためのもので、
第1の発振手段(ワンチップOC−M51408、ピン
20)から供給されるトリガパルスに応動して制御可能
な周波数で動作することができると共に、トリガパルス
が存在しないときは自走動作をする。自走動作時の周波
数は、トリガパルス存在時の制御された周波数とは異な
ったものとなる。また、上記の第1の発振手段に対する
付勢手段として、水平出力段に結合されている手段(L
P04)たとえばフライバック変圧器があり、更に上記
の水平出力段(TP10)が不動化(deactiva
te)された後ある時間に亘って上記の第1の発振手段
を付勢するエネルギ蓄積手段(C121)があり、これ
は第1の発振手段の付勢電圧入力端子に結合されてい
る。このエネルギ蓄積手段(C121)には、水平出力
段(TP10)が可動化(activate)された後
ある時間に亘ってこのエネルギ蓄積手段(C121)の
急速充電路を形成する手段(DP47)が結合されてい
る。
【0014】この発明の電源および水平偏向システムの
第2の態様をなす構成は、2次側誘導電圧を発生させる
手段(LP04)を有する水平出力段(TP10)と、
その2次側誘導電圧(LP04のピン10)によって付
勢され、水平周波数のトリガパルスを発生させる第1の
発振手段(ワンチップOC M51408、ピン20)
と、このトリガパルスに応答して水平出力段(TP1
0)を水平周波数で駆動する第2の発振手段(TP0
1、TP02)とを具えている。この第2の発振手段
(TP01、TP02)は、上記の水平出力段(TP1
0)とは独立に付勢されるように構成されていて、若し
上記のトリガパルスの供給が無い場合には自走動作をす
るものである。更にこの第2の態様の構成は、上記トリ
ガパルスが存在せず従って第2の発振手段(TP01、
TP02)が自走動作をしている期間に上記の水平出力
段に過電流状態が発生したとすると、その検出に応じて
水平出力段(TP10)を不動化する手段(TP08)
と、水平出力段(TP10)が不動化された後ある時間
に亘って第1の発振手段(ワンチップOC M5140
8)を付勢し続けるエネルギ蓄積手段(C121)と、
また、水平駆動段(TP10)が不動化された後ある時
間に亘ってこのエネルギ蓄積手段(C121)の急速充
電路を形成する手段(DP47)とを具備している。
【0015】
【詳細な説明と実施例】以下、図示の実施例を参照して
この発明を詳細に説明するが、各図を通じ容量(キャパ
シタンス)はファラッド(f)で表し、また断りのない
限りEC(容量の定格電圧)は16ボルトに等しいもの
とする。抵抗は、断りのない限り4分の1ワット型で、
オームで表す。図1において、AC主電源は、ダイオー
ドDP26、DP27、DP28、DP29より成るダ
イオードブリッジに結合されている。半波整流電圧がV
STANDBYとして取出され、これは待機動作モード
期間中の電源となる。この待機電圧は、たとえば直列調
整器のような、電圧調整器の入力であり、この調整器は
図示を省略したマイクロプロセッサに対して待機電圧を
供給する。マイクロプロセッサはオン/オフおよびその
他の制御命令に応答する。
【0016】トランジスタTP11は、上記ダイオード
ブリッジから得られる残りの半波整流パルスに対するゲ
ートとして働く。トランジスタTP11はスイッチ・ト
ランジスタTP12の動作に応動する。スイッチ・トラ
ンジスタTP12のベースはマイクロプロセッサから延
びる待機線(図2)に結合されている。この待機線は、
マイクロプロセッサが正常動作(ラン)モードの動作を
開始すると、常に高になってトランジスタTP12をオ
ンにする。TP11によってゲートされた半波整流パル
スは、ツェナーダイオードDP02によって決まる18
ボルトまでキャパシタC01を充電するためのエネルギ
を供給する。
【0017】この18ボルトの電圧レベルは、鋸歯状波
発振器中にある、抵抗RP26とRP05で構成された
分圧器の接続部にバイアス電圧を生成する。半波整流さ
れたこのパルスは、また、主としてトランジスタTP0
1、TP02およびキャパシタCP03から成る鋸歯状
波発振器に対する入力にもなっている。トランジスタT
P01とTP02は通常はオフ状態にバイアスされてい
る。キャパシタCP03が充分に充電されるとトランジ
スタTP02はターンオンする。これでキャパシタCP
03の急速放電路が形成される。
【0018】キャパシタCP03が充分に放電すると、
トランジスタTP02とTP01はターンオフし、キャ
パシタTP03の再充電が可能となる。このシーケンス
は周期的に繰返す。その結果トランジスタTP04のベ
ースに鋸歯状波形が得られる。自走動作モードでは、ト
ランジスタTP01のベースへダイオードDP05を介
して伝えられるトリガパルスまたは同期パルスは存在せ
ず、この鋸歯状波発振器は標準水平走査周波数よりも低
い或る周波数で自走動作をする。回路素子が図示の値を
有する場合この自走周波数は13000Hzと1400
0Hzの間の周波数である。
【0019】この鋸歯状波はバッファ・トランジスタT
P04を通して送られ、キャパシタCP48を介してパ
ルス幅変調(PWM)トランジスタTP05(図2)に
AC結合される。この信号は、ダイオードDP37によ
りクランプされると共に、抵抗RP14とRP15より
成る分圧器によってその振幅が調整される。図2を更に
詳しく参照するが、PWMトランジスタTP05の導通
時間は鋸歯状波の前縁の勾配に関係している。トランジ
スタTP05のコレクタにおけるオン/オフパルス幅変
調信号は、水平駆動回路を介して、図4の左上部に示さ
れた水平出力段に供給される。
【0020】ウエッセル回路の構成では、この水平出力
段は基本的に水平出力トランジスタTP10である。水
平出力トランジスタTP10は電源変圧器とフライバッ
ク変圧器の双方を駆動する。簡単に言えば、ウエッセル
回路中の出力段トランジスタは未安定化供給電圧によっ
て動作し、一定の偏向電流を維持するに必要なだけの電
力をこの動作電圧の電源から引出す。この水平出力トラ
ンジスタの導通時間は、動作電圧や実際の負荷の変動と
は無関係に一定の偏向電流を維持するように、調整され
る。
【0021】トランジスタTP10は、図4に示される
ように、水平偏向巻線BP04、フライバック変圧器L
P04および電源変圧器LP03に結合されている。図
1のダイオード・ブリッジ整流回路で発生する未調整の
B+電圧は変圧器LP03のタップ12に結合される。
偏向巻線BP04、帰線キャパシタCP18およびダン
パダイオードDP13が、切換トランジスタTP10の
コレクタ−エミッタ接合の両端間に、このコレクタ−エ
ミッタ接合と同方向に導通する極性に接続された第1の
ダイオードDP10によって結合されている。変圧器L
P03の2次巻線が、帰線期間中に導通して1次巻線か
らフライバック変圧器にエネルギを転送するような極性
に接続された第2のダイオードDP11によって、偏向
回路に結合されている。
【0022】帰線期間の最初の半部は、水平ヨークから
流入する帰線パルスのエネルギによって帰線キャパシタ
CP18が充電される期間である。この帰線キャパシタ
は、偏向電流が零になる帰線期間の中央で完全に充電さ
れる。帰線期間の第2の半部期間にはこの帰線キャパシ
タから水平偏向巻線を通して逆向きに電流が流れて、直
線性キャパシタCP40を充電する。帰線キャパシタC
P18の端子間電圧が零になったときに帰線動作が終了
してダンパダイオードが導通する。ダンパダイオードは
偏向電流が零になるまで導通し、その後でターンオフす
る。
【0023】トランジスタTP10は、偏向電流が零に
なってからではなく零になる少し前に導通しはじめる
が、その時点は負荷による損失の程度によって決まる。
偏向電流が零を超えるにつれて、ダイオードDP10
は、S字修正キャパシタCP40の充電々荷のために順
方向バイアスされる。この様になるのは、トランジスタ
TP10が既に電源機能を果たすように導通しておりダ
イオードDP10の陰極が接地点より僅かに高い電位に
なっているからである。トランジスタTP10による導
通開始は偏向電流に影響を与えず、従って電源機能の調
整は偏向作用と無関係である。ダイオードDP10とト
ランジスタTP10を通して流れる偏向電流は、トラン
ジスタTP10のターンオフ時、すなわち帰線開始時、
まで流れ続ける。
【0024】トランジスタTP10の動作に関連して2
つの安全感知回路がある。トランジスタTP10のエミ
ッタ電流はサンプリング抵抗RP30とRP31によっ
て直接感知される。両サンプリング抵抗両端間の電圧
は、トランジスタTP08(図1)のベース入力であっ
て、このトランジスタは以下説明する安全感知回路の一
部をなしている。
【0025】変圧器LP03の2次巻線中の電流は抵抗
RP50によってサンプリングされる。抵抗RP50の
両端間の電圧は、ダイオードDP31、DP32および
DP33、抵抗RP48とRP49、およびキャパシタ
CP45を含む回路の入力である。上記サンプリングさ
れた電圧が充分な負の大きさを持っていれば、PWMト
ランジスタTP05のベースにおける鋸歯状波信号のD
Cレベルは、引下げられる。これによってPWMトラン
ジスタの導通時間は減少し、トランジスタTP10の導
通時間が減少することになる。これによって、変圧器L
P03を通して反射帰戻する可能性のある、そして何の
対策もしなければ抵抗RP30とRP31によりトラン
ジスタTP10のエミッタ電流として感知される前に垂
直偏向回路に損傷を与えることになる、過電流状態を防
止することができる。
【0026】水平出力トランジスタの切換モード動作に
よって、フライバック変圧器の2次巻線に多数の2次電
圧が発生する。その様な電圧のうちの1つは、104ボ
ルトのB+電圧であって、切換モード電源の調整用主帰
還信号として、図1の抵抗RP08とRP61に帰還さ
れる。図3に示されている別の2次電圧は、変圧器LP
04のピン10に結合されたキャパシタCP20とダイ
オードDP18によって生成される13ボルトの電圧で
ある。
【0027】この13ボルトの2次電圧は、図5に示す
ワンチップOCの水平発振器回路に対する電圧源とな
る。この13ボルトの電圧源が動作状態のときには、水
平発振器回路は、ビデオ信号入力に同期して正確に標準
水平走査周波数で、ワンチップOCのピン20に出力パ
ルスを供給する。これらのパルスは、鋸歯状波発振器回
路をトランジスタTP01のベースでトリガし、この鋸
歯状波発振器が確実に標準水平走査周波数で同期動作を
するようにする。また別の2次電圧は、キャパシタCP
23とダイオードDP70によって発生される22ボル
トの供給電圧であり、この電圧は図6に示す垂直偏向駆
動器集積回路を付勢する。
【0028】鋸歯状波発振器の自走モード動作は、13
ボルトの電圧で付勢されるワンチップ内の水平発振器の
動作には関係がない。実際に、テレビジョン装置のスイ
ッチを入れると、13ボルトの2次電圧が電源として利
用可能となる前に、この鋸歯状波発振器は自走モードで
動作する。更に、この自走状態の発振器は、テレビジョ
ン装置のスイッチを切って切換モード電源が動作を停止
したときでも、自走動作を続ける傾向がある。
【0029】鋸歯状波発振器の自走動作期間の間、水平
出力トランジスタのオン時間は増加する。同期動作から
自走動作への転移は、同期トリガパルスが停止すると直
ちに起こる急激な転移である。鋸歯状波発振器は、ワン
チップOC内の水平発振器が同期パルスの発生を停止し
た後も、水平出力トランジスタが過電流状態で動作する
よう充分な時間に亘って自走モードで動作し続けること
ができる。
【0030】水平出力トランジスタTP10の過電流状
態は、トランジスタTP10のエミッタに接続された感
知抵抗RP30とRP31で感知される。感知電圧が充
分大きければ図1のトランジスタTP08はターンオン
する。トランジスタTP08の導通によりトランジスタ
TP07がターンオンする。トランジスタTP07とT
P08は、共働してシリコン制御整流器のように動作す
る。トランジスタTP08が導通し始めると、そのコレ
クタはダイオードDP45を通して待機制御線の電位を
引下げ、それによりトランジスタTP12をターンオフ
させる。
【0031】これに続いてゲート・トランジスタTP1
1がターンオフしてキャパシタCP13に対する充電パ
ルスの供給を止める。同時に、ダイオードDP01を通
して、キャパシタCP01の急速放電路が形成される。
この動作は、鋸歯状波発振器をターンオフしてPWMト
ランジスタTP05の入力を事実上接地することによ
り、水平出力トランジスタTP10がそれ以上動作する
ことを急速に阻止する。関係のあるすべてのキャパシタ
が放電してしまうと、トランジスタTP07のベースと
エミッタは共に接地電位から約2倍のダイオード電圧降
下分だけ低い電圧レベルになる。
【0032】これでトランジスタTP07はターンオフ
し、その後にトランジスタTP08がターンオフする。
それにより、待機制御線は再び高状態に戻ることがで
き、鋸歯状波発振器の動作を、続いて水平出力トランジ
スタの動作が開始される。この過電流保護回路の動作
は、勿論、真の過電流状態に応動することが望ましい。
しかし、過電流状態はテレビジョン装置をターンオンま
たはオフすることのみによって発生するとは限らない。
【0033】安全感知回路は、また別の故障状態に応じ
ても可動状態にされる。図2に示されるX線保護(XR
P)回路は、陰極線管用の高電圧電源の過電圧状態にダ
イオードDX03を介して応動する。X線保護回路の出
力は、ダイオードDX01を介してトランジスタTP0
8のベースとトランジスタTP07のコレクタに対する
別の入力となっている。ワンチップOCと一体に形成さ
れたこのX線保護回路はピン15を接地することによっ
て永久的に不動化される。
【0034】たとえばS字成形キャパシタCF01の短
絡によって起こるような、垂直ヨーク(図6)における
過電流状態は抵抗RF11の両端間に或る閾値電圧を発
生させる。この信号もダイオードDF01を介してトラ
ンジスタTP08のベースに供給される。この垂直ヨー
クの過電流信号は、ポテンシオメータPF01の垂直帰
還(VFB)信号のAC成分からタップ導出される。垂
直帰還信号のDC成分は抵抗RF03、RF04および
RF05より成る抵抗分圧器によって生成される。ここ
に開示するこの発明の構成はこの安全回路の正常な動作
を妨げることはない。
【0035】従って、この発明の構成によって、鋸歯状
波発振器の水平走査周波数における動作を、テレビジョ
ン装置のおだやかな遮断が行われるまで、維持するに充
分な時間、ワンチップOC中の水平発振器は確実に動作
を継続する。これは、図5に示されるように、キャパシ
タCI21の値を1000マイクロファラッドに、大幅
に増大させることによって得られる。これによって水平
発振器に対する持続性のエネルギ源ができる。
【0036】しかし、キャパシタCI21は時定数を長
くする。テレビジョン装置をターンオンすると、その充
電時間は充分に長くて、鋸歯状波発振器は、水平出力ト
ランジスタに過電流状態を起こさせるに充分なほど自走
周波数で動作し、そのため安全感知回路をトリップさせ
る。安全感知回路が電源をターンオフ状態に保っている
とテレビジョン装置をターンオフさせることはできな
い。この問題は、この発明の構成に従ってキャパシタC
I21の急速充電路を設けることによって解決する。
【0037】この急速充電路は、抵抗RP06に並列接
続されたツェナーダイオードDP47によって具合よく
形成できる。抵抗RP06とキャパシタCI21は、ワ
ンチップOC内の水平発振器回路のリップルに対するフ
ィルタ作用を行う。ツェナーダイオードは、テレビジョ
ン装置がターンオンされたとき抵抗RP06を迂回する
短絡回路を作る。これによって、ワンチップOC上の水
平発振器回路は、水平出力トランジスタが過電流状態に
達する前に、充分鋸歯状波発振器を同期化させる動作を
開始することができる。上記以外の発明的構成は、回路
図中の詳細には説明しなかった残余の部分を検討すれば
容易に理解できよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるテレビジョン装置用の、ウエッ
セル回路を使用した切換モード電源の構成を示す合成図
の一部をなす図である。
【図2】この発明によるテレビジョン装置用の、ウエッ
セル回路を使用した切換モード電源の構成を示す合成図
の他の一部をなす図である。
【図3】この発明によるテレビジョン装置用の、ウエッ
セル回路を使用した切換モード電源の構成を示す合成図
のまた別の一部をなす図である。
【図4】この発明によるテレビジョン装置用の、ウエッ
セル回路を使用した切換モード電源の構成を示す合成図
の更に別の一部をなす図である。
【図5】図1−図4に示されたテレビジョン装置用のワ
ンチップの水平発振器と垂直発振器の構成を示す図であ
る。
【図6】図1−図5に示されたテレビジョン装置用の垂
直駆動回路の構成を示す図である。
【符号の説明】
TP10 水平出力段(水平出力トランジスタ) TP01、TP02 第1の発振手段(それぞれトラン
ジスタ) OC、20 第2の発振手段(ワンチップとピン) LP04、10 水平出力段と共働する手段(フライバ
ック変圧器とピン) CI21 エネルギ蓄積手段(キャパシタ) TP08 電源を不動化する手段(トランジスタ)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−17570(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 3/16 H04N 3/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平出力段と;トリガパルスを発生させ
    る第1の発振手段と;上記トリガパルスに応答して可制
    御周波数で動作することができまた上記トリガパルスが
    存在しない場合には上記とは異なった周波数で自走動作
    をする、上記出力段駆動用の第2の発振手段と;上記水
    平出力段に結合されていて上記第1の発振手段を付勢す
    る手段と;上記第1の発振手段の付勢電圧入力端子に結
    合されていて上記水平出力段が不動化された後ある時間
    上記第1の発振手段を付勢するエネルギ蓄積手段と;上
    記水平出力段が可動化された後ある時間上記エネルギ蓄
    積手段に対する急速充電路を形成する手段と;を具備し
    て成る電源と水平偏向システム。
  2. 【請求項2】 2次側誘導電圧を発生させる手段を有す
    る水平出力段と;上記2次側電圧によって付勢され、水
    平周波数のトリガパルスを発生させる第1の発振手段
    と;上記トリガパルスに応答して上記水平周波数で上記
    出力段を駆動し、上記トリガパルスが存在しない場合に
    は自走動作をし、上記水平出力段とは独立に付勢される
    第2の発振手段と;上記第2の発振手段が自走動作をし
    ている期間に発生する可能性のある上記水平出力段にお
    ける過電流状態の検出に応じて上記水平出力段を不動化
    する手段と;上記水平出力段が不動化された後ある時間
    上記第1の発振手段を付勢するエネルギ蓄積手段と;上
    記水平出力段が可動化された後ある時間上記エネルギ蓄
    積手段に対する急速充電路を形成する手段と;を具備し
    て成る電源と水平偏向システム。
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