JP2868105B2 - スペクトラム拡散通信用同期装置 - Google Patents

スペクトラム拡散通信用同期装置

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JP2868105B2 JP22539892A JP22539892A JP2868105B2 JP 2868105 B2 JP2868105 B2 JP 2868105B2 JP 22539892 A JP22539892 A JP 22539892A JP 22539892 A JP22539892 A JP 22539892A JP 2868105 B2 JP2868105 B2 JP 2868105B2
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康夫 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は逆拡散された信号に対し
て、時間窓を設け、該時間窓を通過した信号に対しての
み遅延検波を行ない、遅延検波後、復調を行うスペクト
ラム拡散通信用受信機に関し、特に、上記時間窓の中心
位置の初期値を決定する同期装置に係る。
【0002】
【従来の技術】図2はスペクトラム拡散通信について説
明する図である。同図(a)において、21は送信信号
の周波数スペクトラム、22は拡散後の周波数スペクト
ラム、23は拡散器、24は送信機、25は送信アンテ
ナ、26は受信アンテナ、27は受信機、28は逆拡散
器、29は受信信号の周波数スペクトラム、30は逆拡
散後の受信信号の周波数スペクトラムを表わしている。
【0003】スペクトラム拡散通信は、同図に示すよう
に、送信すべき信号を、送信側で拡散符号により周波数
帯域を拡散させて送信し、受信側では、送信側と同じ拡
散符号を用いて逆拡散を行ないデータを復調する通信方
式である。
【0004】スペクトラム拡散通信方式は、このような
構成を採っているため、雑音に強く、秘話性がある等の
特徴を有しているが、その反面受信側で同期を確立する
ことが難しい等の短所もある。
【0005】一方、移動通信方式では、一般に伝搬路が
マルチパス伝搬路になっているので、信号がそれぞれ異
なる遅延時間で受信機に到達する。このような遅延波の
存在する伝搬路において、マッチドフィルタを逆拡散に
用いると、該マッチドフィルタの出力は図2(b)に示
すようになる。
【0006】図3は従来のスペクトラム拡散通信用受信
機の構成の例を示す図であって、1は受動相関器、2は
時間窓制御器、3は遅延検波器、4はダイバーシチ合成
器、5は復号器、6は包絡線検波器、7はピーク位置カ
ウンタ、8は切り替えスイッチ、9はピーク位置比較
器、10はアップ/ダウンカウンタ、11は時間窓中心
位置メモリ、12はn分周器、13は発振器、14は平
均器を表わしている。
【0007】以下同図を参照して、その動作について説
明する。直交するI信号およびQ信号が受動相関器1に
入力され、拡散符号との相関値が受動相関器1から出力
される。該受動相関器1の出力信号は時間窓制御器2に
おいて時間窓が開いている間のみ信号が出力される。
【0008】そして、時間窓制御器2の出力信号は遅延
検波器3において拡散周期ごとに遅延検波が行なわれ、
遅延検波器3の出力信号はダイバーシチ合成器4におい
てダイバーシチ合成が行なわれる。ダイバーシチ合成器
4の出力信号は復号器5に入力され復号される。
【0009】前記受動相関器1の出力は、一方で、包絡
線検波器6にも入力され、包絡線検波が行なわれた後、
その包絡線検波器6の出力信号はピーク位置カウンタ7
に入力されて、拡散符号の周期の中で最大となるピーク
の位置が検出される。該ピーク位置カウンタ7の出力信
号は初期モードまたは定常モードに切り替えるスイッチ
8に接続される。そして、まず、通信が開始されたとき
には、切り替えスイッチ8は、初期モードに設定され
る。
【0010】初期モードにおいては、平均器14におい
て、前記ピーク位置カウンタ7の出力信号に対して平均
化が行なわれる。該平均器14の出力信号は、時間窓中
心位置の最初の位置として時間窓中心位置メモリ11に
格納される。該時間窓中心位置メモリ11の出力信号は
前記時間窓制御器2へ入力され、時間窓の中心位置の初
期値が設定される。次に、前記切り替えスイッチ8は定
常モードに切り替えられる。
【0011】定常モードでは、ピーク位置比較器9にお
いて前記ピーク位置カウンタ7の出力信号と時間窓の中
心位置が比較され、前記ピーク位置カウンタ7の出力信
号の方が時間窓の中心位置よりも大きい場合は+1が、
小さい場合は−1が出力される。前記ピーク位置比較器
9の出力信号はアップ/ダウンカウンタ10に入力され
加算される。
【0012】該アップ/ダウンカウンタ10のカウント
値がしきい値を越えた場合にはサンプリングクロックの
位相の偏移を命じるシフト信号がn分周器12に送出さ
れるとともに、アップ/ダウンカウンタ10のカウンタ
値はリセットされる。
【0013】拡散符号の周波数のn倍の周波数をもつ発
振器13の出力信号は前記n分周器12に供給され、該
n分周器12の出力は前記受動相関器1、時間窓制御器
2、前記遅延検波波3、前記ダイバーシチ合成器4、前
記包絡線検波器6、前記ピーク位置カウンタ7のタイミ
ングをそれぞれ制御する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
スペクトラム拡散通信用受信機では平均器14において
拡散符号の周期の中で包絡線検波器の出力が最大となる
位置を平均するため、雑音下において時間窓中心位置メ
モリ11の初期値と実際の相関ピーク位置との間の誤差
が生じやすくなる。このため、同期確立に時間がかかる
という欠点があった。
【0015】本発明は、このような、従来の問題点を解
決するため成されたものであって、初期モードにおける
同期を迅速に確立することのできる装置を提供すること
を目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記特許請求
の範囲に記載のとおり、逆拡散された信号に対して時間
窓を設け、時間窓を通過した信号に対してのみ検波後復
調を行うスペクトラム拡散通信用受信機において、逆拡
散後の信号を包絡線検波した信号を入力し該入力とメモ
リの内容とを加算する加算器と、該加算器に接続され前
記加算結果を記憶するメモリと、該メモリの出力信号か
ら最大値を有するサンプリング点を検出するピーク位置
検出器と、該ピーク位置検出器の出力を格納する時間窓
中心位置メモリと、該時間窓中心位置メモリの内容を時
間窓の中心位置の初期値として時間窓を制御する手段へ
伝達する経路とを具備するスペクトラム拡散通信用同期
装置である。
【0017】
【作用】本発明では初期モードにおいて、拡散符号周期
の間、包絡線検波器の出力をサンプリング位置ごとに加
算し、そのサンプリング位置ごとの包絡線検波器の出力
の和から相関ピーク位置を検出して時間窓中心位置の初
期値としているため、正確な時間窓中心位置の初期値が
得られる。以下、本発明の作用等に関し、実施例に基づ
いて、詳細に説明する。
【0018】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す図である。同
図において、先に説明した図3と同一のものには同じ符
号を記してある。そのほかのものとして、15は加算
器、16はメモリ、17はピーク位置検出器を表わして
いる。
【0019】同図において、直交するI信号およびQ信
号が受動相関器1に入力され、拡散符号との相関値が受
動相関器1から出力される。受動相関器1の出力信号は
時間窓制御器2に入力され、時間窓が開いている間のみ
時間窓制御器2から信号が出力される。該時間窓制御器
2の出力信号は遅延検波器3において拡散周期ごとに遅
延検波が行なわれ、その遅延検波器3の出力信号はダイ
バーシチ合成器4においてダイバーシチ合成が行なわれ
る。該ダイバーシチ合成器4の出力信号は復号器5に入
力され復号される。
【0020】前記受動相関器1の出力は、一方で包絡線
検波器6にも入力され、該包絡線検波器6の出力信号
は、初期モード、または、定常モードに切り替えるスイ
ッチ8に接続される。まず、通信が開始されたときに
は、切り替えスイッチ8は、初期モードに設定され、メ
モリ16の初期値は全て0となり、番地を示すポインタ
は0となる。初期モードにおいては、1拡散符号周期の
間、前記包絡線検波器6の出力をサンプリング点ごとに
加算器15に入力する。
【0021】加算器15において、包絡線検波器6の出
力と前記メモリ16の内容との和をとり同一メモリに格
納して、そのメモリ16のポインタを1増やす。そし
て、1拡散符号周期が過ぎた時点でそのメモリ16のポ
インタを0に戻す。この動作を複数周期の間行うことに
より包絡線検波器6のサンプリング点ごとの和がメモリ
16の出力より得られる。
【0022】このメモリ16の出力はピーク位置検出器
17に入力され、サンプリング点の最大値を検出する。
該ピーク位置検出器17の出力は時間窓中心位置の最初
の位置として時間窓中心位置メモリ11に格納される。
該時間窓中心位置メモリ11の出力信号は前記時間窓制
御器2へ入力され、時間窓の中心位置の初期値が設定さ
れる。
【0023】次に、前記切り替えスイッチ8は定常モー
ドに切り替えられる。定常モードでは、前記包絡線検波
器6の出力信号はピーク位置カウンタ7に入力され、符
号周期の中で最大となるピークの位置が検出される。ピ
ーク位置比較器9においてピーク位置カウンタ7の出力
信号と時間窓の中心位置が比較され、ピーク位置カウン
タ7の出力信号の方が時間窓中心位置よりも大きい場合
は+1が、小さい場合は−1が出力される。
【0024】前記ピーク位置比較器9の出力信号はアッ
プ/ダウンカウンタ10に入力され加算される。該アッ
プ/ダウンカウンタ10のカウント値がしきい値を越え
た場合にはサンプリングクロックの位相の偏移を命じる
シフト信号がn分周器12に送出されるとともに、アッ
プ/ダウンカウンタ10のカウント値はリセットされ
る。
【0025】拡散符号の周波数のn倍の周波数をもつ発
振器13の出力は前記n分周器12に入力され、そのn
分周器12の出力は、前記受動相関器1、前記時間窓制
御器2、前記遅延検波器3、前記ダイバーシチ合成器
4、前記包絡線検波器6、前記ピーク位置カウンタ7、
加算器15、メモリ16のサンプリングクロックとして
接続される。なお、前記受動相関器1はマッチドフィル
タでもコンボルバでもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
初期モードにおいて、加算器15と、メモリ16とを用
いて、包絡線検波器のサンプリング点ごとの出力につい
て複数回の拡散符号の周期にわたって和を求め、これか
ら相関ピーク位置を検出して時間窓の中心位置の初期値
を設定するようにしているので、時間窓中心位置の初期
値と、実際の相関ピーク位置との間の誤差が狭まり、同
期確立が高速となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】スペクトラム拡散通信について説明する図であ
る。
【図3】従来のスペクトラム拡散通信用受信機の構成の
例を示す図である。
【符号の説明】
1 受動相関器 2 時間窓制御器 3 遅延検波器 4 ダイバーシチ合成器 5 復号器 6 包絡線検波器 7 ピーク位置カウンタ 8 切り替えスイッチ 9 ピーク位置比較器 10 アップ/ダウンカウンタ 11 時間窓中心位置メモリ 12 n分周器 13 発振器 14 平均器 15 加算器 16 メモリ 17 ピーク位置検出器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−69907(JP,A) 特開 平2−228142(JP,A) 特開 平3−229535(JP,A) 特開 平3−238941(JP,A) 特開 平4−47727(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 7/00 H04J 13/00 H04L 7/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆拡散された信号に対して時間窓を設
    け、時間窓を通過した信号に対してのみ検波後復調を行
    うスペクトラム拡散通信用受信機において、 逆拡散後の信号を包絡線検波した信号を入力し該入力と
    メモリの内容とを加算する加算器と、 該加算器に接続され前記加算結果を記憶するメモリと、 該メモリの出力信号から最大値を有するサンプリング点
    を検出するピーク位置検出器と、 該ピーク位置検出器の出力を格納する時間窓中心位置メ
    モリと、 該時間窓中心位置メモリの内容を時間窓の中心位置の初
    期値として時間窓を制御する手段へ伝達する経路とを具
    備することを特徴とするスペクトラム拡散通信用同期装
    置。
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