JP2866865B2 - 酵素センサの製造方法 - Google Patents
酵素センサの製造方法Info
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- JP2866865B2 JP2866865B2 JP1076218A JP7621889A JP2866865B2 JP 2866865 B2 JP2866865 B2 JP 2866865B2 JP 1076218 A JP1076218 A JP 1076218A JP 7621889 A JP7621889 A JP 7621889A JP 2866865 B2 JP2866865 B2 JP 2866865B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、酸素電極を用いた酵素センサの製造方法に
係り、特に酵素反応により消費される酸素(O2)量に比
例した酸化還元応答電流値の変化を検出して被検物質の
濃度を測定する酵素センサの製造方法に関する。
係り、特に酵素反応により消費される酸素(O2)量に比
例した酸化還元応答電流値の変化を検出して被検物質の
濃度を測定する酵素センサの製造方法に関する。
[従来の技術] 従来、バイオセンサとしてよく知られているものに、
酵素反応で生成する酸素の消費量を測定して血液中のグ
ルコース濃度を測定する酵素センサが知られている。
酵素反応で生成する酸素の消費量を測定して血液中のグ
ルコース濃度を測定する酵素センサが知られている。
従来、この酵素センサの検知部分には、カソードに白
金、アノードに銀または銀/塩化銀を用い、内部液に塩
化物を添加した標準緩衝溶液を封入し、その外側を酸素
ガス選択透過膜を被覆した所謂クラーク型酸素電極がも
っぱら使用されてきた。
金、アノードに銀または銀/塩化銀を用い、内部液に塩
化物を添加した標準緩衝溶液を封入し、その外側を酸素
ガス選択透過膜を被覆した所謂クラーク型酸素電極がも
っぱら使用されてきた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述のクラーク型酸素電極では、その
微小化が困難であり、また内部液室を保有しているため
に漏れや汚染問題が生じ易く、応答速度が遅かった。さ
らに、分離型酸素電極では応答が迅速となるが、カソー
ドの白金電極はH+イオン濃度の影響を受け易く、このた
めpH濃度が大きく変化する流動系では、真の酸素分圧
(PO2)濃度との区別が困難であった。
微小化が困難であり、また内部液室を保有しているため
に漏れや汚染問題が生じ易く、応答速度が遅かった。さ
らに、分離型酸素電極では応答が迅速となるが、カソー
ドの白金電極はH+イオン濃度の影響を受け易く、このた
めpH濃度が大きく変化する流動系では、真の酸素分圧
(PO2)濃度との区別が困難であった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであっ
て、微小化が容易であるとともに、汚染問題が生ずるこ
とがなく、しかもH+イオン濃度や酸素分圧の影響を受け
ることがなく、応答速度が向上し、流動系における連続
モニタリング測定に好適な酵素センサの製造方法を提供
することを目的とする。
て、微小化が容易であるとともに、汚染問題が生ずるこ
とがなく、しかもH+イオン濃度や酸素分圧の影響を受け
ることがなく、応答速度が向上し、流動系における連続
モニタリング測定に好適な酵素センサの製造方法を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明による酵素センサ
の製造方法は、導電性基体の表面に、酵素還元触媒機能
を有する配位子化合物を酵素とともに固定化試薬として
グルタルアルデヒドを用いて不溶化して固定化する工程
と、未反応の該固定化試薬をグリシンを用いて除去して
酵素固定化膜を形成する工程と、からなることを特徴と
する。
の製造方法は、導電性基体の表面に、酵素還元触媒機能
を有する配位子化合物を酵素とともに固定化試薬として
グルタルアルデヒドを用いて不溶化して固定化する工程
と、未反応の該固定化試薬をグリシンを用いて除去して
酵素固定化膜を形成する工程と、からなることを特徴と
する。
このような構成によれば、固体型であるため、従来セ
ンサのような液漏れや汚染等の問題は生じない。また、
微小化(たとえば0.01cm2以下)が容易であり、H+イオ
ン濃度の影響を受けにくく、したがってpH濃度が大きく
変化する流動系において使用しても精度よく測定を行う
ことができる。
ンサのような液漏れや汚染等の問題は生じない。また、
微小化(たとえば0.01cm2以下)が容易であり、H+イオ
ン濃度の影響を受けにくく、したがってpH濃度が大きく
変化する流動系において使用しても精度よく測定を行う
ことができる。
前記酸素還元触媒機能を有する配位子化合物として
は、環状の窒素含有化合物からなるものが好ましく、特
に、ポルフィリン誘導体、フタロシアニン誘導体、シク
ラム誘導体またはフェナントロリン誘導体であることが
好ましい。
は、環状の窒素含有化合物からなるものが好ましく、特
に、ポルフィリン誘導体、フタロシアニン誘導体、シク
ラム誘導体またはフェナントロリン誘導体であることが
好ましい。
ポルフィリン誘導体としては、たとえばメソテトラ
(O−アミノフェニル)コバルトポルフィンがある。ま
た、フタロシアニン誘導体としては、たとえばテトラア
ミノフタロシアニン、またフェナントロリン誘導体とし
てはジアミノフェナントレンがある。
(O−アミノフェニル)コバルトポルフィンがある。ま
た、フタロシアニン誘導体としては、たとえばテトラア
ミノフタロシアニン、またフェナントロリン誘導体とし
てはジアミノフェナントレンがある。
なお、上記配位子化合物に取り込まれる遷移金属は、
酸素還元触媒機能を有するものであれば、よく、たとえ
ばコバルト、鉄、ニッケル、クロム、モリブデン、ルテ
ニウム等が用いられる。
酸素還元触媒機能を有するものであれば、よく、たとえ
ばコバルト、鉄、ニッケル、クロム、モリブデン、ルテ
ニウム等が用いられる。
また、導電性基体は、酸素濃度やH+イオン濃度の影響
を受けない材料、たとえば導電性炭素材料により形成す
ることが好ましい。
を受けない材料、たとえば導電性炭素材料により形成す
ることが好ましい。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して具体的に説明
する。
する。
(実施例1) 導電性炭素材料(BPG;Basal plane pyrolytic carbo
n,UCC社製)からなる円柱状(または円板状)の基体
(直径0.525mm)を用意し、その一端に導電性接着剤を
用いてリード線を接続し、その回りを絶縁テフロンチュ
ーブで覆い、その隙間に絶縁性接着剤(スリーボンド社
製,TB2067)を充填して電気的に絶縁させて、キャピラ
リ電極を作製した。次に、このキャピラリー電極の先端
の一部を切断して研磨し、第1図(a)に示すような微
小炭素ディスク型の電極基体1を作製した。この電極1
を2個用意し、それぞれその上に、次の(A),(B)
の溶液をマイクロシリンジ2で滴下し、針先で混ぜた。
n,UCC社製)からなる円柱状(または円板状)の基体
(直径0.525mm)を用意し、その一端に導電性接着剤を
用いてリード線を接続し、その回りを絶縁テフロンチュ
ーブで覆い、その隙間に絶縁性接着剤(スリーボンド社
製,TB2067)を充填して電気的に絶縁させて、キャピラ
リ電極を作製した。次に、このキャピラリー電極の先端
の一部を切断して研磨し、第1図(a)に示すような微
小炭素ディスク型の電極基体1を作製した。この電極1
を2個用意し、それぞれその上に、次の(A),(B)
の溶液をマイクロシリンジ2で滴下し、針先で混ぜた。
(A)5mMメソテトラ(O−アミノフェニル)コバルト
ポルフィリン (C0−TAPP) 2.4μ (CH3CN(溶媒)中) + 15%牛血清アルブミン(BSA)を含む50mMリン酸
緩衝液 2.0μ (B)5mMメソテトラ(O−アミノフェニル)コバルト
ポルフィリン (C0−TAPP) 2.4μ (CH3CN(溶媒)中) + 0.2mg/mlグルコースオキシダーゼ(GOx) および15%牛血清アルブミン(BSA)を含む50mM
リン酸緩衝液 2.0μ 次に、同図(b)に示すようにマイクロシリンジ3に
て25重量%グルタルアルデヒド1.2μをその上に滴下
し、これらの溶液を再度同図(c)に示すように針先4
により均一に混ぜ合せて、大気中で15分間反応させた。
次いで、10mMリン酸緩衝液(pH=7.0)中で12時間反応
させ、さらに10重量%グリシン水溶液中に15分間浸漬
し、未反応グルタルアルデヒドを除去した。
ポルフィリン (C0−TAPP) 2.4μ (CH3CN(溶媒)中) + 15%牛血清アルブミン(BSA)を含む50mMリン酸
緩衝液 2.0μ (B)5mMメソテトラ(O−アミノフェニル)コバルト
ポルフィリン (C0−TAPP) 2.4μ (CH3CN(溶媒)中) + 0.2mg/mlグルコースオキシダーゼ(GOx) および15%牛血清アルブミン(BSA)を含む50mM
リン酸緩衝液 2.0μ 次に、同図(b)に示すようにマイクロシリンジ3に
て25重量%グルタルアルデヒド1.2μをその上に滴下
し、これらの溶液を再度同図(c)に示すように針先4
により均一に混ぜ合せて、大気中で15分間反応させた。
次いで、10mMリン酸緩衝液(pH=7.0)中で12時間反応
させ、さらに10重量%グリシン水溶液中に15分間浸漬
し、未反応グルタルアルデヒドを除去した。
実験例1 実施例1で製作した酵素電極を用いて、10mMリン酸緩
衝液(pH=7.0)中の酸素濃度に対するサイクリックボ
ルタモグラムを求めた。第2図(a)がグルコースオキ
シダーゼ(GOx)を含まない電極A、同図(b)がグル
コースオキシダーゼを含む電極Bの結果をそれぞれ示す
ものである。その結果、一定電位(−0.8V対飽和塩化ナ
トリウムカロメロ電極(SSCE))において、グルコース
オキシダーゼを含む電極Bの方が、電極Aの場合に比べ
て電流変化が大きいことが明らかとなった。
衝液(pH=7.0)中の酸素濃度に対するサイクリックボ
ルタモグラムを求めた。第2図(a)がグルコースオキ
シダーゼ(GOx)を含まない電極A、同図(b)がグル
コースオキシダーゼを含む電極Bの結果をそれぞれ示す
ものである。その結果、一定電位(−0.8V対飽和塩化ナ
トリウムカロメロ電極(SSCE))において、グルコース
オキシダーゼを含む電極Bの方が、電極Aの場合に比べ
て電流変化が大きいことが明らかとなった。
また、電流密度(A/cm2)は、電極Bが2.12×10-3A/c
m2、電極Aが1.34×10-3A/cm2であり、電極Bの方が1.5
8倍大きかった。
m2、電極Aが1.34×10-3A/cm2であり、電極Bの方が1.5
8倍大きかった。
実験例2 実験例1のグルコースオキシダーゼを含む電極Bとグ
ルコースオキシダーゼを含まない電極Aを用いてグルコ
ース濃度に対する電流値変化を検討した。
ルコースオキシダーゼを含まない電極Aを用いてグルコ
ース濃度に対する電流値変化を検討した。
実験は、10mMリン酸緩衝液(pH=7.00)に1g/dlのグ
ルコース溶液を加え、空気バブリング(速度0.2/
分)を行い、スターラ(撹拌器)で撹拌し、一定電位
(−0.6V対SSCE)の時の電流値変化を調べた。その結果
を第3図(a),(b)に示す。同図(a)は作製後4
日目、また同図(b)は作製後20日目の結果をそれぞれ
示すものである。
ルコース溶液を加え、空気バブリング(速度0.2/
分)を行い、スターラ(撹拌器)で撹拌し、一定電位
(−0.6V対SSCE)の時の電流値変化を調べた。その結果
を第3図(a),(b)に示す。同図(a)は作製後4
日目、また同図(b)は作製後20日目の結果をそれぞれ
示すものである。
この結果、作製後4日目の電極では、グルコース濃度
5〜100mg/dl迄の電流値は約100〜39.29nA、さらに作製
後20日では、約110〜33.3nAに直線的に変化する良好な
酵素センサが得られることがわかった。
5〜100mg/dl迄の電流値は約100〜39.29nA、さらに作製
後20日では、約110〜33.3nAに直線的に変化する良好な
酵素センサが得られることがわかった。
(実施例2) 実施例1の電極Bのメソテトラ(O−アミノフェニ
ル)コバルトポルフィリンの濃度を10mMに変えた以外は
実施例1と同様にグルコースオキシダーゼを含む酵素電
極を作製した。
ル)コバルトポルフィリンの濃度を10mMに変えた以外は
実施例1と同様にグルコースオキシダーゼを含む酵素電
極を作製した。
実験例3 実施例2で作製した電極を、実験例2と同様に20日後
にグルコース濃度(5〜100mg/dl)に対する電流値変化
を調べた。その結果、電流値は110〜10nAの範囲で直線
的に変化し、良好な酵素センサを作製できることが明ら
かとなった。なお、電流密度は一定電位(−0.8V対SSC
E)において1.62×10-3A/cm2であった。
にグルコース濃度(5〜100mg/dl)に対する電流値変化
を調べた。その結果、電流値は110〜10nAの範囲で直線
的に変化し、良好な酵素センサを作製できることが明ら
かとなった。なお、電流密度は一定電位(−0.8V対SSC
E)において1.62×10-3A/cm2であった。
尚、上記実施例においては、導電性基体部を円板(デ
ィスク)電極としたが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、微小なバンド型電極やアレー型電極、あるい
は柱状または溝型電極を用いてもよいことは勿論であ
る。
ィスク)電極としたが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、微小なバンド型電極やアレー型電極、あるい
は柱状または溝型電極を用いてもよいことは勿論であ
る。
なお、本実施例では、酵素としてグルコースオキシダ
ーゼについて説明したが、酸素を受容体とし、過酸化水
素を反応生成物として生ずる酵素、グルコレートオキシ
ダーゼ、マレートオキシダーゼ、ヘキソースオキシダー
ゼ、コレステロールオキシダーゼ、アリル−アルコール
オキシダーゼ、L−グルコノラクトンオキシダーゼ、ガ
ラクトースオキシダーゼ、ピラノースオキシダーゼ、L
−ソルボースオキシダーゼ、ピリドキシン4−オキシダ
ーゼ、アルコールオキシダーゼ、ピルベートオキシダー
ゼ、オキサレートオキシダーゼ、グリオキシレートオキ
シダーゼ、ジヒドロオロテートオキシダーゼ、ラトステ
ロールオキシダーゼ、D−アスパテートオキシダーゼ、
D−アミノ酸オキシダーゼ、L−アミノ酸オキシダー
ゼ、アミンオキシダーゼ、D−グルタミン酸オキシダー
ゼ、L−グルタミン酸オキシダーゼ、エタノールアミン
オキシダーゼ、チラミンオキシダーゼ、プトレッシンオ
キシダーゼ、シクロヘキシルアミンオキシダーゼ、L−
リシンα−オキシダーゼ、N−メチルアミノ酸オキシダ
ーゼ、N6−メチルリシンオキシダーゼ、6−ヒドロキシ
−D−ニコチンオキシダーゼ、ジメチルグリシンオキシ
ダーゼ、ニトロエタンオキシダーゼ、サルファイトオキ
シダーゼについても摘要できることは明らかである。
ーゼについて説明したが、酸素を受容体とし、過酸化水
素を反応生成物として生ずる酵素、グルコレートオキシ
ダーゼ、マレートオキシダーゼ、ヘキソースオキシダー
ゼ、コレステロールオキシダーゼ、アリル−アルコール
オキシダーゼ、L−グルコノラクトンオキシダーゼ、ガ
ラクトースオキシダーゼ、ピラノースオキシダーゼ、L
−ソルボースオキシダーゼ、ピリドキシン4−オキシダ
ーゼ、アルコールオキシダーゼ、ピルベートオキシダー
ゼ、オキサレートオキシダーゼ、グリオキシレートオキ
シダーゼ、ジヒドロオロテートオキシダーゼ、ラトステ
ロールオキシダーゼ、D−アスパテートオキシダーゼ、
D−アミノ酸オキシダーゼ、L−アミノ酸オキシダー
ゼ、アミンオキシダーゼ、D−グルタミン酸オキシダー
ゼ、L−グルタミン酸オキシダーゼ、エタノールアミン
オキシダーゼ、チラミンオキシダーゼ、プトレッシンオ
キシダーゼ、シクロヘキシルアミンオキシダーゼ、L−
リシンα−オキシダーゼ、N−メチルアミノ酸オキシダ
ーゼ、N6−メチルリシンオキシダーゼ、6−ヒドロキシ
−D−ニコチンオキシダーゼ、ジメチルグリシンオキシ
ダーゼ、ニトロエタンオキシダーゼ、サルファイトオキ
シダーゼについても摘要できることは明らかである。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係る酵素センサの製造
方法によれば、従来のセンサに比べて、汚染等の問題が
生ずることがなく、しかも作製が容易であるとともに微
小化が容易である。従って、応答速度が非常に速くなる
とともにH+イオン濃度等の影響を受けることがなく、流
動系においても精度良く測定することができ、更に触媒
物質と酵素との混合割合を変化させることにより、基質
の透過制御や応答速度等の制御が容易になる等の種々の
効果が得られるものである。
方法によれば、従来のセンサに比べて、汚染等の問題が
生ずることがなく、しかも作製が容易であるとともに微
小化が容易である。従って、応答速度が非常に速くなる
とともにH+イオン濃度等の影響を受けることがなく、流
動系においても精度良く測定することができ、更に触媒
物質と酵素との混合割合を変化させることにより、基質
の透過制御や応答速度等の制御が容易になる等の種々の
効果が得られるものである。
第1図(a)〜(c)はそれぞれ本発明の実施例1に係
る酵素センサの製造方法を示す斜視図、第2図(a),
(b)は第1図の方法で製造したセンサのサイクリック
ボルタモグラムを示す図で、同図(a)はグルコースオ
キシダーゼを含まない電極Aの特性図、同図(b)はグ
ルコースオキシダーゼを含む電極Bの特性図、第3図
(a),(b)はそれぞれ電極Bのグルコース濃度に対
する電流値の変化を示すもので、同図(a)は作製後4
日目の特性図、同図(b)は作製後20日目の特性図であ
る。 1……電極基体、2,3……マイクロシリンジ
る酵素センサの製造方法を示す斜視図、第2図(a),
(b)は第1図の方法で製造したセンサのサイクリック
ボルタモグラムを示す図で、同図(a)はグルコースオ
キシダーゼを含まない電極Aの特性図、同図(b)はグ
ルコースオキシダーゼを含む電極Bの特性図、第3図
(a),(b)はそれぞれ電極Bのグルコース濃度に対
する電流値の変化を示すもので、同図(a)は作製後4
日目の特性図、同図(b)は作製後20日目の特性図であ
る。 1……電極基体、2,3……マイクロシリンジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−3552(JP,A) 特開 昭64−54344(JP,A) 特開 昭62−88952(JP,A) 特開 昭55−149050(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 27/327
Claims (1)
- 【請求項1】導電性基体の表面に、酵素還元触媒機能を
有する配位子化合物を酵素とともに固定化試薬としてグ
ルタルアルデヒドを用いて不溶化して固定化する工程
と、未反応の該固定化試薬をグリシンを用いて除去して
酵素固定化膜を形成する工程と、 からなることを特徴とする酵素センサの製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1076218A JP2866865B2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | 酵素センサの製造方法 |
US07/487,372 US5205920A (en) | 1989-03-03 | 1990-03-02 | Enzyme sensor and method of manufacturing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1076218A JP2866865B2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | 酵素センサの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02253149A JPH02253149A (ja) | 1990-10-11 |
JP2866865B2 true JP2866865B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=13599041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1076218A Expired - Lifetime JP2866865B2 (ja) | 1989-03-03 | 1989-03-28 | 酵素センサの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2866865B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT407199B (de) * | 1992-09-16 | 2001-01-25 | Gerald Dipl Ing Dr Urban | Ph-sensor |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS643552A (en) * | 1987-06-26 | 1989-01-09 | Terumo Corp | Enzyme sensor |
-
1989
- 1989-03-28 JP JP1076218A patent/JP2866865B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02253149A (ja) | 1990-10-11 |
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