JP2866616B2 - 健康ベッド - Google Patents

健康ベッド

Info

Publication number
JP2866616B2
JP2866616B2 JP8163206A JP16320696A JP2866616B2 JP 2866616 B2 JP2866616 B2 JP 2866616B2 JP 8163206 A JP8163206 A JP 8163206A JP 16320696 A JP16320696 A JP 16320696A JP 2866616 B2 JP2866616 B2 JP 2866616B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lower leg
bed
knee
joint
toe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8163206A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH105287A (ja
Inventor
昇 大串
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP8163206A priority Critical patent/JP2866616B2/ja
Publication of JPH105287A publication Critical patent/JPH105287A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2866616B2 publication Critical patent/JP2866616B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寝ながら脚や腰の
関節のずれを矯正することができる健康ベッドに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】脚や腰の関節のずれは放っておくと、脚
や腰の痛みの原因となる。脚や腰の痛みは薬で治る場合
もあるが、薬では脚や腰の痛みの原因である脚や腰の関
節のずれを矯正することができない。そこで、脚や腰の
痛みを根本的に治すには、脚や腰の関節のずれを矯正す
る必要がある。
【0003】脚や腰の関節のずれを矯正するに当たり、
従来にあっては、矯正器具を使用した長い矯正時間が必
要である。一般的には、首や腰を引っ張る方法として牽
引療法(間歇牽引、持続牽引)が行われているが、多忙
な現代においては、脚や腰の関節のずれを矯正するため
に長い時間を費やすことは困難であり、また、狭い部屋
に大きな矯正器具を置くことは、部屋の使い勝手を悪く
し、日常生活が不便になる。
【0004】そこで、本発明者は睡眠中に腰の関節のず
れを矯正することができる健康ベッドを考えて実願昭5
3ー143907(実開昭55ー59955号公報)と
して出願した。この従来例は、ベッドに仰向けに寝た場
合に膝から下の下腿部を挿入するための下腿部挿入用開
口部を設けたものであり、ベッドに仰向けに寝て下腿部
挿入用開口部に膝から下の下腿部を挿入して垂らすこと
で、膝から下の下腿部を垂らすことによる重力エネルギ
ーにより腰の関節を引っ張って腰の関節を矯正するよう
にしたものである。つまり、ベッドで寝ながら自然に腰
の関節のずれを矯正するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の実開
昭55ー59955号公報に示された従来例にあって
は、腰の関節の矯正はできるが、脚の関節、特に脚の膝
の関節の矯正はできないという問題があった。本発明は
上記の従来例の問題点に鑑みて発明したものであって、
ベッドで寝ながら自然に腰の関節の矯正や、脚の関節の
矯正ができる健康ベッドを提供することを課題とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の健康ベッドは、ベッド1に仰向け又はうつ
伏せに寝た場合に膝2から下の下腿部3を挿入するため
の下腿部挿入用開口部4を設け、該下腿部挿入用開口部
4の下方にベッド1にうつ伏せに寝た場合に下腿部挿入
用開口部4に斜め下方に傾斜して挿入された下腿部3の
先端の足先5を支持するための足先支持部6を設けて成
ることを特徴とするものである。このような構成とする
ことで、腰7の関節の矯正をする時には、ベッド1に仰
向けに寝て、膝2から下の下腿部3を下腿部挿入用開口
部4に挿入して垂らすことで、膝2から下の下腿部3を
垂らすことによる重力エネルギーにより腰7の関節を引
っ張って腰7の関節を矯正することができ、また、脚の
関節の矯正をする時には、ベッド1にうつ伏せに寝て、
膝2から下の下腿部3を下腿部挿入用開口部4に挿入し
て足先5部分を足先支持部6に支持させることで、膝2
の関節部分において、大腿部9側はベッド1に支持され
て動かないが、膝2の関節部分の下腿部3側はベッド1
により支持してないので、膝2の関節部分の下腿部3側
に下腿部3の荷重が作用して膝2の関節部分の下腿部3
側を下方に移動させようとする力が作用して膝2の関節
を矯正することができるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に示す実施
形態に基づいて詳述する。ベッド1の床板部10には該
床板部10に人が仰向け又はうつ伏せに寝た場合に膝2
から下の下腿部3を挿入するための下腿部挿入用開口部
4が設けてある。この下腿部挿入用開口部4は図に示す
実施形態のようにベッド1の幅方向の略全長にわたって
設けてもよいが、ベッド1の幅方向の一部に設けるよう
にしてもよい。図1においては、床板部10が身体の大
部分を支持するための床板本体部10aと、足先側の端
部床板部10bとに分割してあり、床板本体部10aと
足先側の端部床板部10bとの間に上記下腿部挿入用開
口部4が形成してある。
【0008】床板本体部10aの上面部の下腿部挿入用
開口部4側の端部は下腿部挿入用開口部4側に行くほど
低くなるように傾斜した傾斜面11となっている。下腿
部挿入用開口部4よりも下方で且つ端部床板部10b側
にずれた位置に足先支持部6が設けてある。この足先支
持部6は、ベッド1にうつ伏せに寝た場合に下腿部挿入
用開口部4に斜め下方に傾斜して挿入された下腿部3の
先端の足先5を支持するためのものである。足先支持部
6はベッド1と一体に形成してあってもよく、あるいは
ベッド1と別体であってもよい。
【0009】図3には足先支持部6をベッド1と一体に
形成した例を示している。図3において、両側板12間
に上板13と下板14とを架設してあり、上板13の端
部が足先5の踵や土踏まず等の足裏部15を支持するた
めの足裏支持部材16となっており、下板14に足先5
の足指17を支持するための足指支持部18が設けてあ
る。ここで、足指支持部18は下板14に孔部19を形
成し、該孔部19に2本の棒材20を架設して形成して
ある。
【0010】そして、上記実施形態においては、人がベ
ッド1の床板部10の床板本体部10aにうつ伏せに寝
て下腿部3を下腿部挿入用開口部4から斜め下方に挿入
した場合、下腿部3の足先5を支持するに当たり、図
7、図8のように足指17により棒材20を挟むと共
に、足先5の踵や土踏まず等の足裏部15を足裏支持部
材16に押し当てることで、下腿部3の足先5を支持す
るようになっている。
【0011】図4には足指支持部18を炬燵21のやぐ
ら22に設けた例を示している。すなわち、この実施形
態においては、炬燵21の熱源であるヒータ23を覆う
やぐら22の上部に棒材20を設けて足指支持部18と
してある。ここで、炬燵21はベッド1に一体に形成し
てもよく、あるいはベッド1と別体であってもよいもの
である。
【0012】しかして、腰7の関節の矯正をするには、
図5に示すようにベッド1に仰向けに寝て、膝2から下
の下腿部3を下腿部挿入用開口部4に挿入して垂らすも
のである。このようにすると、膝2から下の下腿部3を
垂らすことによる重力エネルギーによって下腿部3によ
り大腿部9を介して腰7の関節が引っ張っぱられて腰7
の関節を矯正することができるものである。そして、こ
の腰7の関節の矯正は、本発明のベッド1に仰向けて寝
て、膝2から下の下腿部3を下腿部挿入用開口部4に挿
入して垂らすだけで、自然に腰の関節の矯正をすること
ができるのである。
【0013】また、脚の関節、特に、膝2の関節の矯正
をするには、図6(a)に示すように、ベッド1にうつ
伏せに寝て、膝2から下の下腿部3を下腿部挿入用開口
部4に挿入して足先5部分を足先支持部6に支持させる
ものである。ここで、足先5は前述のように足指17に
より棒材20を挟むと共に足裏部15を足裏支持部材1
6に押し当てて足先支持部6に支持させるものである。
【0014】この場合、図6(b)に示すように、大腿
部9の荷重は床板本体10a側に支持されているため、
膝2の関節部分において大腿部9側は下方への動きが規
制されている。一方、下腿部3は上端部が膝2の関節部
分で大腿部9により支持され且つ下腿部3の足先5部分
を足先支持部6により支持してあるだけなので、下腿部
3の荷重は膝2の関節部分と足先5とに集中してかかる
ことになり、したがって、膝2の関節部分の下腿部3側
においては図6(b)の矢印イ方向の力が作用すること
になる。このように、膝2の関節部分において、大腿部
9側は下方への動きが規制されているが、膝2の関節部
分の下腿部3側においては図6(b)の矢印イ方向の力
が作用して、膝2の関節部分のずれを矯正するものであ
る。
【0015】つまり、人間が歩くと、脚の膝2の関節部
分には図11(a)の矢印ロ方向の力が作用し、これに
より膝2の関節に図11(b)の実線から破線のように
ずれが生じる(ここで実線の状態が正常な状態である)
が、上記のようにベッド1にうつ伏せに寝て膝2の関節
部分の下腿部3側において矢印イ方向の力を作用させる
ことで、膝2の関節部分のずれを矯正できるのである。
【0016】なお、上記実施形態において、足先5部分
を足先支持部6に支持させるに当たって、足指17によ
り棒材20を挟むと共に足裏部15を足裏支持部材16
に押し当てた例を示したが、足裏部15のみを足先支持
部6に支持させるようにしてもよい。また、足裏部15
を支持するものとしては、棒材のようなものを下腿部挿
入用開口部4よりも下方で且つ端部床板部10b側にず
れた位置においてベッド1に掛け渡して構成してもよ
い。
【0017】また、図4、図9のような炬燵21を足先
5を支持させるものにおいては、特に冬季において、足
元を暖房しながら膝2の関節の矯正ができるものであ
る。ところで、本発明において、下腿部挿入用開口部4
を着脱床板20により閉塞自在としてもよい。つまり、
上記腰7や膝2の関節の矯正をする必要がない場合に
は、着脱床板20により下腿部挿入用開口部4を閉じて
通常のベッドとして使用することができる。この場合、
例えば下腿部挿入用開口部4に着脱床板20をはめ込ん
だ状態で着脱床板20を支持する床板支持部21を設け
るものである。この床板支持部21は種々の形態のもの
が採用できるが、例えば、図10のように床板本体部1
0aと足先側の端部床板部10bとの下面に設けたホル
ダ22に対して床板支持部21を出没自在に取付け、着
脱床板20で下腿部挿入用開口部4を蓋する際には床板
支持部21を図10のように突出させて着脱床板20を
支持し、着脱床板20を取り外した場合には床板支持部
21をホルダ22内に没入させるようにしておくと、下
腿部挿入用開口部4を開口させて、ここに下腿部3を挿
入する際に床板支持部21が邪魔にならないものであ
る。
【0018】なお、床板本体部10aの上面部の下腿部
挿入用開口部4側の端部を傾斜面11とすることで、大
腿部9をこの傾斜面11に沿わせて無理なく下腿部3を
下腿部挿入用開口部4に挿入できて、上記腰7や膝2の
関節を矯正する際に大腿部9に痛みが生じないものであ
る。また、上記腰7や膝2の関節を矯正する際にマット
や布団等の敷物25を敷いてもよい。この場合、上記傾
斜面11部分に該当する部分では敷物25に傾斜部26
を設けてもよい。このように敷物25に傾斜部26を設
けることで、いっそう無理なく下腿部3を下腿部挿入用
開口部4に挿入できて、上記腰7や膝2の関節を矯正す
る際に大腿部9に痛みが生じないものである。図中27
はまくらである。
【0019】
【発明の効果】本発明にあっては、上述のように、ベッ
ドに仰向け又はうつ伏せに寝た場合に膝から下の下腿部
を挿入するための下腿部挿入用開口部を設け、該下腿部
挿入用開口部の下方にベッドにうつ伏せに寝た場合に下
腿部挿入用開口部に斜め下方に傾斜して挿入された下腿
部の先端の足先を支持するための足先支持部を設けてあ
るので、ベッドに仰向けに寝て下腿部挿入用開口部から
下腿部を挿入して垂らすことで、腰の関節の矯正が自然
にできるものであり、また、ベッドにうつ伏せに寝て下
腿部挿入用開口部から下腿部を挿入して足先を足先支持
部に支持させることで、膝の関節の矯正が自然にできる
ものであり、このように、寝る向きを変えるだけで、腰
の関節の矯正と、膝の関節の矯正ができる多機能のベッ
ドを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略斜視図である。
【図2】同上の概略断面図である。
【図3】同上の足先支持部の一実施形態の概略斜視図で
ある。
【図4】同上の足先支持部の他の実施形態の概略斜視図
である。
【図5】同上のベッドに仰向けに寝て腰の関節の矯正を
している状態の概略説明図である。
【図6】(a)は同上のベッドにうつ伏せに寝て膝の関
節の矯正をしている状態の概略説明図であり、(b)は
拡大説明図である。
【図7】同上の足先を足先支持部に支持している部分の
説明図である。
【図8】同上の足指を支持している部分の説明図であ
る。
【図9】同上の別の実施形態において足先を足先支持部
に支持している部分の説明図である。
【図10】同上の下腿部挿入用開口部に着脱床板をはめ
込んだ例を示す概略断面図である。
【図11】(a)は人間が歩いている場合に膝関節にか
かるずれ力が作用することを説明する説明図であり、
(b)は膝関節のずれの説明図である。
【符号の説明】
1 ベッド 2 膝 3 下腿部 4 下腿部挿入用開口部 5 足先 6 足先支持部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッドに仰向け又はうつ伏せに寝た場合
    に膝から下の下腿部を挿入するための下腿部挿入用開口
    部を設け、該下腿部挿入用開口部の下方にベッドにうつ
    伏せに寝た場合に下腿部挿入用開口部に斜め下方に傾斜
    して挿入された下腿部の先端の足先を支持するための足
    先支持部を設けて成ることを特徴とする健康ベッド。
JP8163206A 1996-06-24 1996-06-24 健康ベッド Expired - Fee Related JP2866616B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8163206A JP2866616B2 (ja) 1996-06-24 1996-06-24 健康ベッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8163206A JP2866616B2 (ja) 1996-06-24 1996-06-24 健康ベッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH105287A JPH105287A (ja) 1998-01-13
JP2866616B2 true JP2866616B2 (ja) 1999-03-08

Family

ID=15769311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8163206A Expired - Fee Related JP2866616B2 (ja) 1996-06-24 1996-06-24 健康ベッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2866616B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RS64604B1 (sr) 2011-06-16 2023-10-31 Ge Video Compression Llc Entropijsko kodiranje razlika vektora kretanja
UA114674C2 (uk) 2011-07-15 2017-07-10 ДЖ.І. ВІДІЕУ КЕМПРЕШН, ЛЛСі Ініціалізація контексту в ентропійному кодуванні

Also Published As

Publication number Publication date
JPH105287A (ja) 1998-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5798929B2 (ja) 気道拡張用具及びこれを備えた気道拡張ユニット
US5012539A (en) Inflatable multi-purpose medical support pillow
US8479326B1 (en) Rehabilitation and physical therapy device
US7150057B1 (en) Lower leg and foot pillow
JP2005169052A (ja) 腰部股関節膝靭帯等下肢疾患者が支持する体重を、補助して疾患部の疼痛を緩和し、人体本来の姿勢制御機能を疎外しないで下肢の動きに追従して機能する腰部股関節膝靭帯等下肢疾患者用体重支持補助具。
JP2866616B2 (ja) 健康ベッド
CN106621208B (zh) 一种多训练方式足下垂患者康复训练器
CN213283987U (zh) 一种髋关节防脱位侧躺垫
KR200399189Y1 (ko) 척추이완 기구
JP3692286B2 (ja) ベッド付設用の運動具
JP4881121B2 (ja) 足底板の装着方法
CN213283986U (zh) 一种两用型髋关节防脱位辅助垫
KR100591744B1 (ko) 자세교정용 매트
US8357076B2 (en) Therapeutic device and method of using
CN211244241U (zh) 一种适用于下肢的多舒适度良肢位医护用具
JP2614786B2 (ja) 足指運動機能回復具
JP2007244426A (ja) 介護補助具
CN214964027U (zh) 一种较为舒适的椅套
CN213666352U (zh) 一种改良下肢屈髋屈膝抬高枕
CN219743184U (zh) 一种骨科用辅助支具
CN211326595U (zh) 一种普外科临床用手术牵拉装置
JP6946590B1 (ja) 下肢牽引器
CN211067767U (zh) 一种中医正骨复位椅
CN219681063U (zh) 痛风性关节炎用腿部护理装置
CN216754109U (zh) 一种辅助侧卧位防压疮专用一体枕

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19981124

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees