JP2863892B2 - 焼成器の串受け装置 - Google Patents

焼成器の串受け装置

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JP2863892B2
JP2863892B2 JP32082294A JP32082294A JP2863892B2 JP 2863892 B2 JP2863892 B2 JP 2863892B2 JP 32082294 A JP32082294 A JP 32082294A JP 32082294 A JP32082294 A JP 32082294A JP 2863892 B2 JP2863892 B2 JP 2863892B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼成器、特に、火床が
横長に構成された形式の串焼き器の串受け装置に関する
ものである。
【0002】
【従来技術及び課題】焼き鳥や、バーベキュー等のよう
に、肉や野菜を串にさして焼成するための、所謂、串焼
き器には、従来、図1に示すように、器具本体(1) の天
板(10)に形成された火床用の開口(11)に沿って、断面L
字状の一対の串受け台(2a)(2b)が載置される。そして、
前記串受け台(2a)(2b)の直立片の上端の串受け部間に被
焼成物(M) を刺した串(L) を架橋状に載置する態様で使
用される。この串受け台(2a)(2b)からなる串受け装置
は、前記天板(10)に載置されているだけであるから、前
記串(L) の長さに合わせて串受け台(2a)(2b)相互の間隔
を自在に且速やかに調節出来る利点がある。
【0003】ところが、この従来のものでは、前記串受
け台(2a)(2b)が断面L字状の細長い金属製型材に過ぎな
いから、L字状断面の底辺部に対して反対側には倒れ易
い。また、焼成作業中に、被焼成物(M) が当たったりす
ると、この串受け台(2a)(2b)の間隔がズレ易い。この種
串焼き器は、営業用として利用されるものが殆どであ
り、このように、串受け台(2a)(2b)が倒れたり、これら
の間隔がズレたりすると、被焼成物(M) が串(L) と共に
火床に落ちてしまい、商品価値がなくなる。
【0004】また、前記串受け台(2a)(2b)の安定性を向
上させる為に、これを大型化したり重いものにすること
も考えられるが、この場合には、取り扱いにくく、天板
(10)から落下した場合の危険が大きくなる。本発明はか
かる点に鑑みてなされたものであり、『器具本体(1) の
天板(10)に形成された矩形の火床用の開口(11)の周辺又
は上方に配置され且被焼成物を刺した串を架橋状態に支
持するようにした串受け部を具備する焼成器の串受け装
置』において、前記串受け装置が倒れにくく且串受け部
相互の間隔がズレにくく、しかも、串受け台全体を軽量
化出来るようにすることをその課題とする。
【0005】
【技術的手段】上記課題を解決するための本発明の技術
的手段は、『開口(11)の各短辺に沿って水平方向に延び
る支持棒(21)(21)を平行に設けると共に、前記支持棒(2
1)(21)が天板(10)と一定の間隔を有するようにその両端
部を前記天板(10)によって支持し、一対の串受け棒(22)
(22)をこれら支持棒(21)(21)間に架設すると共に、前記
串受け棒(22)の両端部を支持棒(21)に対してこれの軸線
方向に移動自在に連結し、串受け棒(22)の断面を跨ぐと
共に支持棒(21)に対して取り外し可能に且摩擦係合状態
に嵌着される止め金具(3) を各串受け棒(22)の両端部に
装着した』ことである。
【0006】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。被焼成
物(M) に刺した串(L) は、串受け棒(22)(22)間に架橋状
に支持されて、前記被焼成物(M) が焼成される。支持棒
(21)(21)は、開口(11)の各短辺に沿って水平方向に延
び、天板(10)との間に一定の間隔がある。そして、これ
ら支持棒(21)(21)によって串受け棒(22)(22)の両端部が
支持され、前記両端部は、支持棒(21)(21)に沿って移動
自在である。
【0007】従って、串受け棒(22)(22)の両端を支持棒
(21)(21)に沿って移動させることにより串受け棒(22)(2
2)相互の間隔が調節できる。また、この調節状態で、串
受け棒(22)の両端部に止め金具(3)(3)を装着すると、こ
の止め金具(3) は支持棒(21)に摩擦係合状態に嵌着さ
れ、この止め金具(3)は、前記串受け棒(22)の断面を跨
ぐ態様で装着されるから、串受け棒(22)の両端部は支持
棒(21)と止め金具(3) によって簡単には移動しない。
【0008】
【効果】串受け棒(22)(22)の間隔を調節した状態では、
その両端が止め金具止め金具(3) 3)を介して支持棒(21)
に摩擦係合状態にあるから、これらの間隔がずれにく
い。従って、焼成作業がし易い。支持棒(21)(21)の両端
が天板(10)によって支持され、串受け棒(22)の両端が前
記支持棒(21)に連結されているから、この串受け棒(22)
が外れる心配がない。
【0009】支持棒(21)及び串受け棒(22)が共に金属製
の棒からなるものであるから、従来の断面L字状の金属
製型材に比べて大幅に軽量化出来る。
【0010】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図面に従っ
て詳述する。この実施例の焼成器は2本の棒状のバーナ
(4)(4)によって火床が構成される。器具本体(1) は、図
2、4のように、上方に開放する側部ボックス(1b)(1c)
の前面上半部を前板(1a)によって連結すると共に、後面
上半部を後板(1d)によって連結一体化した構成であり、
前記側部ボックス(1b)(1c)間が前後に開放する構成とな
っている。前記開放部には、扁平な矩形皿状の汁受け皿
(5) が引き出し自在に挿入され、側部ボックス(1b)(1c)
の上部相互間には一対のバーナ(4)(4)が架設されてい
る。
【0011】前記側部ボックス(1b)(1c)の下端部相互は
横桟(12)によって連結されて全体の剛性が確保され、側
部ボックス(1b)(1c)の対向面下端には、前記汁受け皿
(5) を支持する為のガイドレール(51)(51)が取付けら
れ、その後方端部からストッパー(52)が上方に突出す
る。これにより前記汁受け皿(5) が引き出し自在に支持
され、前記ストッパー(52)(52)に当接するまで押し込む
と、汁受け皿(5) の前面と器具本体(1) の前面とが一致
することとなる。
【0012】[天板(10)について]上記器具本体(1) の
上端部には、図3に示すような横長の矩形の開口(11)を
形成した天板(10)が取り外し可能に外嵌装着される。前
記開口(11)の長辺の長さは側部ボックス(1b)(1c)の対向
内側面相互の間隔よりも短く設定され、各短辺は前記側
部ボックス(1b)(1c)の対向内側面よりも内側に位置する
ようなっている。
【0013】前記開口(11)には、図4のように、スカー
ト体(8) が連設される。このため、図6のように、前記
開口(11)の各辺からその略全域にわたって舌片(13)(13)
が下方に突出する。そして、各舌片には外側に突出する
突起(14)が設けられている。一方、前記スカート体(8)
は、図5のように、前記舌片(13)(13)に外接する矩形状
の枠体で、一対の長辺部(81)(81)の上下の幅は、上記前
板(1a)、後板(1d)の上下幅に略一致する。一対の短辺部
(82)(83)の幅も全体としては同様に構成されるが、短辺
部(82)(83)の何れにも下方に開放する一対の切欠部(84)
(84)が前後に形成されている。
【0014】前記切欠部(84)(84)の間隔は、上記バーナ
(4)(4)の間隔に一致させると共に、各切欠部(84)の幅
は、後述する支持片(45)、支持台(46)の基端部の前後の
幅よりも大きく設定されている。また、一方の短辺部(8
2)の上端と切欠部(84)(84)の上端との間隔は、支持片(4
5)の基端部の高さと、器具本体(1) に装着した天板(10)
の裏面との間隔に一致させてあり、他方の短辺部(83)の
上端とこれの切欠部(84)(84)の上端との間隔は、前記天
板(10)の裏面と支持台(46)の基端部の上端との間隔に
一致させてある。尚、前記長辺部(81)(81)の上端中央及
び短辺部(82)(83)の上端中央には、前記突起(14)に合わ
せてこれに外嵌係合する大きさの透孔(85)が形成されて
いる。
【0015】従って、天板(10)の裏面側から舌片(13)(1
3)にスカート体(8) を外嵌すると、図4のように、突起
(14)と透孔(85)とが係合して、天板(10)とスカート体
(8) とが取り外し可能に一体化され、前記スカート体
(8) が下方に垂下したものとなる。そして、これを器具
本体(1) に外嵌すると、前記短辺部(82)の切欠部(84)(8
4)の上端が支持片(45)の基端部の上端に、短辺部(83)の
切欠部(84)(84)の上端が支持台(46)の基端部の上端に
夫々対接したものとなる。
【0016】[バーナ(4) について]上記バーナ(4)(4)
は、パイプ式の全一次空気式のバーナとし、図3のよう
に、左側の端部は閉塞されて側部ボックス(1b)内の上部
に固定され、右側の端部は側部ボックス(1c)内にて支持
されている。尚、この右側の端部は開放状態にあり、こ
の開放端部には、同図、又は、図9のように、ガスコッ
ク(6) から延びるガス供給管(61)の先端に設けたノズル
(62)が嵌入し、バーナ(4) の前記開放端部近傍には一次
空気口(42)を開口させている。又前記開放端部及び一次
空気口(42)は、側部ボックス(1c)に内蔵され且吸気ファ
ン(F) によって供給される一次空気用の給気ボックス(4
0)内に位置する。なお、前記一次空気の量は、バーナ
(4) の燃焼に必要な量の全ての空気を賄うように設定さ
れている。
【0017】前記各バーナ(4) の断面中央頂部には、炎
孔が形成されて、この炎孔群が長手方向に一定のピッチ
で配列されている。そして、前記バーナ(4) の上方に
は、断面円弧状で且バーナ(4) の直径よりも大きな幅の
細長い熱板(44)が、このバーナ(4) と平行に架設されて
いる。バーナ(4) は全一次空気式であることから、前記
炎孔に形成された炎により前記熱板(44)が赤熱される。
【0018】熱板(44)の両端を支持するため、側部ボッ
クス(1b)の内側面上部には、前記熱板(44)の円弧状断面
部に対して下方から対接する同様な断面円弧状の支持片
(45)が取付けられ、側部ボックス(1c)の内側面上部に
は、前記熱板(44)の断面の両端部を支持するように構成
したU字状断面の支持台(46)が取付けられている。従
って、熱板(44)は両端が下方から支持されるだけであ
り、しかも、側部ボックス(1b)(1c)の内側面相互の間隔
よりも熱板(44)の長さが短く設定されているから、赤熱
時の熱膨張を吸収できる。
【0019】[ガスコックについて]ガスコックは、所
謂押し回し式の点火安全コック(6) であり、この点火安
全コック(6) は、種火バーナ(7) への種火ガス回路(63)
と、この種火バーナ(7) に点火する為の火花放電用のス
パーカー(73)と、これの放電電極となる点火プラグ(71)
と、熱電対式安全装置(74)とを具備する。そして、前記
熱電対式安全装置(74)の熱電対(72)は、各バーナ(4) に
対応させて、側部ボックス(1b)の上部に設けられ、その
感熱部はバーナ(4) と熱板(44)との間の空間部に突出し
ている。
【0020】種火バーナ(7) は、細い金属パイプからな
り、種火ガス回路(63)の下流端部に連設される。そし
て、この種火バーナ(7) に点火プラグ(71)が対向する。
この実施例では、2本のバーナ(4)(4)を設けたことか
ら、種火バーナ(7) の先端部は二股に分岐して2つの炎
が形成されるようになっており、各炎はバーナ(4)(4)の
側部ボックス(1c)の近傍部分に向くように設定されてい
る。
【0021】[制御回路について]このものではガスコ
ック(6) と連動する制御回路が設けられている。ガスコ
ック(6) の操作つまみ(60)と連動する始動スイッチ(S1)
が設けられ、これが吸気ファン(F) のモータ(F0)への電
源投入回路に挿入されている。このものでは、前記モー
タ(F0)として直流モータを採用しているから、電源投入
後速やかに定常回転状態となる。つまり、立ち上がり時
間がごく短いものとなる。
【0022】又、上記スパーカー(73)への回路には、点
火スイッチ(S2)が挿入され、この点火スイッチ(S2)は操
作つまみ(60)の押し回し操作の際の押し操作によって閉
成され、この押し操作力が解放されると開成される。従
って、前記押し操作の間だけ、スパーカー(73)が作動す
ることとなる。 [串受け装置について]上記、天板(10)の上面には、図
2、図3及び図8のように、串受け装置が装着される。
この串受け装置は、開口(11)の長辺の外側に配置され且
両端から垂下する一対の直立片を具備する横桟(201)(20
1)及びこれらの一方の直立片相互をつなぐ縦桟(202)(20
2)とからなる枠体(20)と、前記縦桟(202)(202)の内側
で、前記横桟(201)(201)の両端近傍相互をつなぐ支持棒
(21)(21)と、中央部相互をつなぐ補強桟(23)と、両端に
形成した屈曲環(221) を前記支持棒(21)(21)に外嵌させ
てこれら支持棒(21)(21)間に架設された串受け棒(22)
と、からなる。
【0023】そして、前記横桟(201)(201)の直立片の下
端は、図8のように、天板(10)に於ける開口(11)の長辺
外側近傍に設けた透孔(100) に嵌入している。前記横桟
(201)(201)の直立片の中程には、縦桟(202)(202)を固着
しているから、前記嵌入状態では縦桟(202)(202)が天板
(10)に対接した状態で枠体(20)が支持され、横桟(201)
(201)と天板(10)の表面との間には一定の間隔があくこ
ととなる。
【0024】この状態では、一対の串受け棒(22)(22)が
前記枠体(20)に前後に架設した一対の支持棒(21)(21)に
沿って前後に移動可能である。これにより、串受け棒(2
2)(22)の間隔が調節出来る。この調節位置に、これら串
受け棒(22)(22)を固定するために、この実施例では、図
7に示す止め金具(3) を用意する。前記止め金具(3)
は、一定幅の帯状弾性金属板を2つ折りにした構成であ
り、中程には一対の円弧状断面部(31)(31)が対向し、そ
の下端にはガイド片(32)(32)が連設されている。そして
上端には折畳部(33)が連設され、前記円弧状断面部(31)
(31)の断面内周の大きさは、支持棒(21)の断面よりも小
さく設定されている。
【0025】なお、前記折畳部(33)の下部からガイド片
(32)(32)の下端までの範囲には、幅方向中間に切欠部(3
4)が形成され、この切欠部(34)の幅、及び、折畳部(33)
に於ける切欠深さは串受け棒(22)の直径よりも大きく設
定されている。この止め金具(3) を、串受け棒(22)の両
端が前記切欠部(34)内に位置するようにして、支持棒(2
1)に装着すると、図8のように、折畳部(33)の弾性復帰
力及び円弧状断面部(31)(31)の弾性復帰力により、この
円弧状断面部(31)(31)の内周面が支持棒(21)の表面に圧
接され、止め金具(3) と支持棒(21)とが摩擦係合され
る。従って、串受け棒(22)の両端はこの止め金具(3) を
介して支持棒(21)に摩擦係合したこととなる。前後の串
受け棒(22)(22)相互の間隔を調節した後、上記したよう
に串受け棒(22)の両端夫々に止め金具(3) を装着するこ
とによって前記調節位置が不用意に変わる心配がないも
のとなる。
【0026】串受け棒(22)(22)の間隔を再調節するに
は、各止め金具(3) を取り外す。これには、折畳部(33)
を上方に引き上げれば良い。これにより円弧状断面部(3
1)(31)相互の間隔が強制的に広げられて、取り外される
こととなる。上記構成の串焼き器では、串(L) の長さに
合わせて事前に串受け棒(22)(22)相互の間隔を調節し
て、各串受け棒(22)の両端に止め金具(3) を装着し、こ
れにより、前記間隔を固定する。
【0027】この後、ガスコック(6) の操作つまみ(60)
を押し回し操作してガスコック(6)を開にすると、種火
バーナ(7) 及びバーナ(4)(4)にガスが供給される。同時
に始動スイッチ(S1)が閉成されて吸気ファン(F) が直ち
に定常運転状態になって、吸気ボックス(40)、一次空気
口(42)からバーナ(4) 内に燃焼用空気が供給されると共
に、点火スイッチ(S2)が閉成されることからスパーカー
(73)が作動して、点火プラグ(71)から種火バーナ(7) に
放電され、点火動作が実行される。
【0028】点火状態になった時点で、操作つまみ(60)
の押し込み力を開放すると、点火スイッチ(S2)の開成に
よりスパーカー(73)の動作が停止するが、熱電対(72)の
感熱部は所定の加熱状態にあるから、熱電対式安全装置
(74)の作用により、ガスコック(6) 内のガス回路が開放
状態に維持されて、燃焼を継続する。点火されていない
場合には、熱電対式安全装置(74)の作用によりガスコッ
ク(6) 内の回路は自動的に遮断される。尚、このように
作用する熱電対式安全装置(74)は周知のものである。
【0029】バーナ(4)(4)が燃焼状態になると、これの
上方に配置した熱板(44)が赤熱状態となり、串受け棒(2
2)(22)により串(L) を介して支持した被焼成物(M)(M)が
前記熱板(44)からの輻射熱と、バーナ(4) からの燃焼排
気によって焼成される。煮汁等は、熱板(44)(44)の間か
ら下方に落下するが、開口(11)の下方には、これのより
も大きな汁受け皿(5) があるから、これによって前記煮
汁等が受け止められる。
【0030】なお、長期間使用していると、串受け装置
が煮汁や油成分によって後れるが、この場合には、枠体
(20)を引き抜いて、この枠体(20)と、支持棒(21)及び串
受け棒(22)等のみを洗浄出来る。天板(10)及びスカート
体(8) も同様に汚れ易いものとなるが、上記構成の串焼
き器では、器具本体(1) から天板(10)がスカート体(8)
と共に取り外せるから、これらを取り外して洗浄でき
る。また、天板(10)とスカート体(8) とが分離出来るか
ら、これらの洗浄の際にも個別に洗浄出来るので、洗浄
し易い。
【0031】また、一次空気口(42)には、吸気ボックス
(40)内から燃焼用空気が供給されるが、前記の吸気ファ
ンの駆動源は、直流モータとしてあるから、操作つまみ
(60)の操作後直ちに定常運転状態となる。従って、全一
次空気式の強制燃焼式のバーナ(4)(4)と、所謂、手動式
の点火コックとしてのガスコック(6) との組み合わせで
あっても、点火性能や、燃焼開始時の空気不足が防止で
きる利点がある。
【0032】なお、天板(10)及びスカート体(8) の各辺
の係合用の突起(14)と透孔(85)は複数個あってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の説明図
【図2】本発明の実施例の正面図
【図3】その平面図
【図4】X−X断面図
【図5】スカート体(8) の斜視図
【図6】天板(10)とスカート体(8) の組付け状態の断面
【図7】止め金具(3) の斜視図
【図8】止め金具(3) の使用状態の詳細図
【図9】ガスバーナ(4) へのガス回路と制御回路の説明
【符号の説明】
(1) ・・・器具本体 (10)・・・天板 (11)・・・開口 (21)・・・支持棒 (22)・・・串受け棒 (3) ・・・止め金具

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器具本体(1) の天板(10)に形成された矩
    形の火床用の開口(11)の周辺又は上方に配置され且被焼
    成物を刺した串を架橋状態に支持するようにした串受け
    部を具備する焼成器の串受け装置において、開口(11)の
    各短辺に沿って水平方向に延びる支持棒(21)(21)を平行
    に設けると共に、前記支持棒(21)(21)が天板(10)と一定
    の間隔を有するようにその両端部を前記天板(10)によっ
    て支持し、一対の串受け棒(22)(22)をこれら支持棒(21)
    (21)間に架設すると共に、前記串受け棒(22)の両端部を
    支持棒(21)に対してこれの軸線方向に移動自在に連結
    し、串受け棒(22)の断面を跨ぐと共に支持棒(21)に対し
    て取り外し可能に且摩擦係合状態に嵌着される止め金具
    (3) を各串受け棒(22)の両端部に装着した焼成器の串受
    け装置。
  2. 【請求項2】 止め金具(3) は、帯状弾性金属板を2つ
    折りにした構成であって、中程には一対の円弧状断面部
    (31)(31)が対向し、その下端にはガイド片(32)(32)が連
    設されると共にその上端には折畳部(33)が連設され、前
    記円弧状断面部(31)(31)の断面内周の大きさは、支持棒
    (21)の断面よりも小さく設定され、前記折畳部(33)の下
    部からガイド片(32)(32)の下端までの範囲には切欠部(3
    4)が形成され、前記切欠部(34)の幅及び折畳部(33)に於
    ける切欠深さが、串受け棒(22)の直径よりも大きく設定
    されてなる構成とした請求項1に記載の焼成器の串受け
    装置。
  3. 【請求項3】 支持棒(21)(21)は、丸棒製の矩形の枠体
    (20)の短辺近傍に設けられ、前記枠体(20)のコーナ部
    から下方に垂下する直立片が天板(10)に於ける開口(11)
    の長辺外側近傍に設けた透孔に引き出し可能に嵌入し
    て、前記枠体(20)が天板(10)に支持されてなる請求項1
    又は2に記載の焼成器の串受け装置。
  4. 【請求項4】 枠体(20)は、そのコーナ部から下方に垂
    下し且対向配置される直立片の中程相互が桟によって連
    結されてなる請求項3に記載の焼成器の串受け装置。
JP32082294A 1994-12-22 1994-12-22 焼成器の串受け装置 Expired - Lifetime JP2863892B2 (ja)

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