JP2862884B2 - 軸ユニットおよびその製造法 - Google Patents
軸ユニットおよびその製造法Info
- Publication number
- JP2862884B2 JP2862884B2 JP1005052A JP505289A JP2862884B2 JP 2862884 B2 JP2862884 B2 JP 2862884B2 JP 1005052 A JP1005052 A JP 1005052A JP 505289 A JP505289 A JP 505289A JP 2862884 B2 JP2862884 B2 JP 2862884B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow shaft
- shaft
- support sleeve
- transmission member
- shaft unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23P—METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
- B23P11/00—Connecting or disconnecting metal parts or objects by metal-working techniques not otherwise provided for
- B23P11/02—Connecting or disconnecting metal parts or objects by metal-working techniques not otherwise provided for by first expanding and then shrinking or vice versa, e.g. by using pressure fluids; by making force fits
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D39/00—Application of procedures in order to connect objects or parts, e.g. coating with sheet metal otherwise than by plating; Tube expanders
- B21D39/08—Tube expanders
- B21D39/20—Tube expanders with mandrels, e.g. expandable
- B21D39/203—Tube expanders with mandrels, e.g. expandable expandable by fluid or elastic material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D53/00—Making other particular articles
- B21D53/84—Making other particular articles other parts for engines, e.g. connecting-rods
- B21D53/845—Making camshafts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/02—Valve drive
- F01L1/04—Valve drive by means of cams, camshafts, cam discs, eccentrics or the like
- F01L1/047—Camshafts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D1/00—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
- F16D1/06—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end
- F16D1/064—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end non-disconnectable
- F16D1/072—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end non-disconnectable involving plastic deformation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H53/00—Cams ; Non-rotary cams; or cam-followers, e.g. rollers for gearing mechanisms
- F16H53/02—Single-track cams for single-revolution cycles; Camshafts with such cams
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
- Automatic Assembly (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、軸ユニットであって、1つの中空軸と、こ
の中空軸上に該中空軸の拡張によって個々の長さ区分に
わたって圧接固定された軸受ブッシュ、カム又は歯車等
の貫通孔付きの多くの伝動部材とから成る形式のものに
関すると共に、軸ユニットの製造法であって、1つの中
空軸と、この中空軸上に該中空軸の拡張によって個々の
長さ区分にわたって圧接固定された軸受ブッシュ、カム
又は歯車等の貫通孔付きの多くの伝動部材とからなる形
式のものに関する。
の中空軸上に該中空軸の拡張によって個々の長さ区分に
わたって圧接固定された軸受ブッシュ、カム又は歯車等
の貫通孔付きの多くの伝動部材とから成る形式のものに
関すると共に、軸ユニットの製造法であって、1つの中
空軸と、この中空軸上に該中空軸の拡張によって個々の
長さ区分にわたって圧接固定された軸受ブッシュ、カム
又は歯車等の貫通孔付きの多くの伝動部材とからなる形
式のものに関する。
ヨーロッパ特許公開第213529号によれば、中空軸上に
カム、歯車又は軸受シェル等の伝動部材を固定する方法
が提案されている。この方法の場合、中空軸は通常の管
から成っていて、この管へ伝動部材を差嵌め、伝動部材
をその内側に位置する管区分を拡張させることによって
固定する。この場合管の材料は塑性的に変形っされ、伝
動部材の材料は弾性的に変形され、伝動部材のいわゆる
スプリングバックによって管上での相対回転不能な嵌め
合い、即ち「力結合」、が得られる。また、西独特許出
願第P3633435.9号並びに第3717516.5号によれば設計基
準が挙げられており、この基準に従えば管および伝動部
材の材質性質、特にその弾性係数および降伏点に関連し
て、両部材が一体的に回転するように、強い力結合を目
的とした管の内径および外径の幾何学的条件を決めるこ
とができる。しかしながら、特に自動車用機関のカム軸
に適用した場合、この設計基準通りの両部材の所要寸法
が構造上の理由又は重量の点から必ずしも常に得られな
いと言う事が判明した。
カム、歯車又は軸受シェル等の伝動部材を固定する方法
が提案されている。この方法の場合、中空軸は通常の管
から成っていて、この管へ伝動部材を差嵌め、伝動部材
をその内側に位置する管区分を拡張させることによって
固定する。この場合管の材料は塑性的に変形っされ、伝
動部材の材料は弾性的に変形され、伝動部材のいわゆる
スプリングバックによって管上での相対回転不能な嵌め
合い、即ち「力結合」、が得られる。また、西独特許出
願第P3633435.9号並びに第3717516.5号によれば設計基
準が挙げられており、この基準に従えば管および伝動部
材の材質性質、特にその弾性係数および降伏点に関連し
て、両部材が一体的に回転するように、強い力結合を目
的とした管の内径および外径の幾何学的条件を決めるこ
とができる。しかしながら、特に自動車用機関のカム軸
に適用した場合、この設計基準通りの両部材の所要寸法
が構造上の理由又は重量の点から必ずしも常に得られな
いと言う事が判明した。
本発明の課題は、冒頭に述べた形式の軸ユニットにお
いて、中空軸および伝動部材の寸法が前述の設計基準を
厳守することが出来ない場合でも、中空軸上での伝動部
材の十分確実な固定を確保できるようにする事である。
いて、中空軸および伝動部材の寸法が前述の設計基準を
厳守することが出来ない場合でも、中空軸上での伝動部
材の十分確実な固定を確保できるようにする事である。
このような課題を解決するために、本発明によれば、
中空軸内に嵌入されかつ内側から受ける圧力拡張により
塑性変形される支持スリーブが、中空軸内において少な
くとも個々の伝動部材の内側に軸方向に沿って配置され
ており、個々の伝動部材が、前記中空軸を介してその内
部にある前記支持スリーブ上で弾性拡張され、かつ、そ
の後に生じるスプリングバック作用によって該支持スリ
ーブに力結合しており、更に、支持スリーブの材料が、
中空軸の材料に比して高い弾性係数又は高い降伏点を有
していることを特徴とする軸ユニットが提供される。
中空軸内に嵌入されかつ内側から受ける圧力拡張により
塑性変形される支持スリーブが、中空軸内において少な
くとも個々の伝動部材の内側に軸方向に沿って配置され
ており、個々の伝動部材が、前記中空軸を介してその内
部にある前記支持スリーブ上で弾性拡張され、かつ、そ
の後に生じるスプリングバック作用によって該支持スリ
ーブに力結合しており、更に、支持スリーブの材料が、
中空軸の材料に比して高い弾性係数又は高い降伏点を有
していることを特徴とする軸ユニットが提供される。
また、同様に上記課題を解決するために、本発明によ
れば、1つの中空軸と、この中空軸上に該中空軸の半径
方向拡張によって個々の長さ区分にわたって圧接固定さ
れた軸受ブッシュ、カム又は歯車等の貫通孔付きの多く
の伝動部材とからなる形式の軸ユニットの製造法におい
て、中空軸の少なくとも伝動部材を力結合させている個
々の長さ区分にわたって、中空軸内に、該中空軸の材料
に比して高い弾性係数又は高い降伏点を有している支持
スリーブをほぼ遊びなしに軸方向に沿って押し込み、次
いで、中空軸内にある前記支持スリーブをその材料の弾
性限度を超えて拡張させて塑性変形させ、かつ、前記伝
動部材は弾性の限度内で拡張させることを特徴とする軸
ユニットの製造法が提供される。
れば、1つの中空軸と、この中空軸上に該中空軸の半径
方向拡張によって個々の長さ区分にわたって圧接固定さ
れた軸受ブッシュ、カム又は歯車等の貫通孔付きの多く
の伝動部材とからなる形式の軸ユニットの製造法におい
て、中空軸の少なくとも伝動部材を力結合させている個
々の長さ区分にわたって、中空軸内に、該中空軸の材料
に比して高い弾性係数又は高い降伏点を有している支持
スリーブをほぼ遊びなしに軸方向に沿って押し込み、次
いで、中空軸内にある前記支持スリーブをその材料の弾
性限度を超えて拡張させて塑性変形させ、かつ、前記伝
動部材は弾性の限度内で拡張させることを特徴とする軸
ユニットの製造法が提供される。
かかる構成および工程によれば、前述の公知の方法と
異なり、もはや中空軸自体の材料を塑性変形させる必要
はなくなり、個々の支持スリーブの材料が塑性変形され
るに留まる。これによって、伝動部材に所要の初張力、
即ち「プリテンション」を与えるのに中空軸の材料が十
分な剛性を有していない場合、塑性変形によって拡張さ
せる材料の所要の厚みに選定することができる。
異なり、もはや中空軸自体の材料を塑性変形させる必要
はなくなり、個々の支持スリーブの材料が塑性変形され
るに留まる。これによって、伝動部材に所要の初張力、
即ち「プリテンション」を与えるのに中空軸の材料が十
分な剛性を有していない場合、塑性変形によって拡張さ
せる材料の所要の厚みに選定することができる。
また、中空軸の材料として、塑性的な拡張のために必
要な性質を必ずしも有していなくても良く、例えば、ア
ルミニウムの如き軽重量と言った別の利点を有する材料
を使用することができる。更に、支持スリーブの材料と
して、中空軸の材料よりも大きな弾性係数又は高い降伏
点を有する材料を選ぶことが肝要である。この場合、中
空軸の材料は、支持スリーブの材料に比して低い降伏点
を有することとなるので、僅かな伸びでも容易に可塑化
されてしまい、拡張工程終了後における弾性戻りの大き
さ、即ちスプリングバック量もまたその分僅かとなり、
拡張工程中における外側部材である伝動部材の弾性変形
量から差し引きかれるべき値は、かかる値(スプリング
バック量)を考慮して中空軸との力結合に影響を及ぼし
ている力を結果的に減少させることになる。
要な性質を必ずしも有していなくても良く、例えば、ア
ルミニウムの如き軽重量と言った別の利点を有する材料
を使用することができる。更に、支持スリーブの材料と
して、中空軸の材料よりも大きな弾性係数又は高い降伏
点を有する材料を選ぶことが肝要である。この場合、中
空軸の材料は、支持スリーブの材料に比して低い降伏点
を有することとなるので、僅かな伸びでも容易に可塑化
されてしまい、拡張工程終了後における弾性戻りの大き
さ、即ちスプリングバック量もまたその分僅かとなり、
拡張工程中における外側部材である伝動部材の弾性変形
量から差し引きかれるべき値は、かかる値(スプリング
バック量)を考慮して中空軸との力結合に影響を及ぼし
ている力を結果的に減少させることになる。
一実施態様によれば、支持スリーブが軸線方向で伝動
部材よりも大きな長さを有しており、換言すれば、中空
軸の内側において、支持スリーブによって占められる区
分が、軸線方向の寸法で見て、中空軸の外側において伝
動部材によって占められる区分よりも大きくされてい
る。
部材よりも大きな長さを有しており、換言すれば、中空
軸の内側において、支持スリーブによって占められる区
分が、軸線方向の寸法で見て、中空軸の外側において伝
動部材によって占められる区分よりも大きくされてい
る。
これによって、伝動部材の内周面に沿った切欠き効果
によって中空軸の伝動部材支持端部膨出作用(バルジ作
用)は避けられる。個々の伝動部材が互いに極めて小さ
な間隔で配置されている場合には、共通に1つの支持ス
リーブを使うこともできる。と言うのは、いずれにせ
よ、伝動部材を上回る長さの支持スリーブを使うことに
なるからである。
によって中空軸の伝動部材支持端部膨出作用(バルジ作
用)は避けられる。個々の伝動部材が互いに極めて小さ
な間隔で配置されている場合には、共通に1つの支持ス
リーブを使うこともできる。と言うのは、いずれにせ
よ、伝動部材を上回る長さの支持スリーブを使うことに
なるからである。
もう1つの有利な実施形態において、支持スリーブの
両端部が内面を円錐形に成形されており、これによっ
て、中空軸の拡張された区分から拡張されない区分への
漸進的な移行が生じ、これら両区分間の移行箇所におけ
る切欠き効果が避けられる。
両端部が内面を円錐形に成形されており、これによっ
て、中空軸の拡張された区分から拡張されない区分への
漸進的な移行が生じ、これら両区分間の移行箇所におけ
る切欠き効果が避けられる。
次に、図面に示した実施例に従って本発明を説明す
る。
る。
図はカム軸の一部を縦断面図で示している。中空軸1
上には多くのカム2および1つの端部フランジ3が固定
されており、この場合支持スリーブ4が後に詳述する流
体圧を半径方向外方に向けて作用させた結果として、塑
性変形によって拡張されている。支持スリーブ4は、中
空軸1の外側において伝動部材(図示の場合カム2およ
び端部フランジ3)によって占められる区分を一定程度
上回る区分にわたって中空軸1内の軸方向に沿って位置
決めされている。
上には多くのカム2および1つの端部フランジ3が固定
されており、この場合支持スリーブ4が後に詳述する流
体圧を半径方向外方に向けて作用させた結果として、塑
性変形によって拡張されている。支持スリーブ4は、中
空軸1の外側において伝動部材(図示の場合カム2およ
び端部フランジ3)によって占められる区分を一定程度
上回る区分にわたって中空軸1内の軸方向に沿って位置
決めされている。
支持スリーブ4の塑性的な拡張によってカム2および
端部フランジ3等の伝動部材は一時的に弾性範囲内で変
形され、これによって拡張工程の終了後、カム2および
端部フランジ3はスプリングバック作用を現し、支持ス
リーブ4および中空軸1との相対回転不能の摩擦結合
(力結合)を生ずる。
端部フランジ3等の伝動部材は一時的に弾性範囲内で変
形され、これによって拡張工程の終了後、カム2および
端部フランジ3はスプリングバック作用を現し、支持ス
リーブ4および中空軸1との相対回転不能の摩擦結合
(力結合)を生ずる。
中空軸1の材料は、直接的に組成拡張に供する場合と
は異なる適性の材質のものを選ぶことが可能であり、例
えば重量軽減のために、中空軸1の高剛性の金属から成
る外側層5と、アルミニウム合金から成る内側層6とか
ら複合的に構成することができる。この場合、外側層5
は、その強度並びに表面に関して、別途の加工を施さな
くても滑り軸受又はころ軸受(図示せず)のシャフトと
してそのまま適用可能なように前もって製作されること
が好ましい。
は異なる適性の材質のものを選ぶことが可能であり、例
えば重量軽減のために、中空軸1の高剛性の金属から成
る外側層5と、アルミニウム合金から成る内側層6とか
ら複合的に構成することができる。この場合、外側層5
は、その強度並びに表面に関して、別途の加工を施さな
くても滑り軸受又はころ軸受(図示せず)のシャフトと
してそのまま適用可能なように前もって製作されること
が好ましい。
カム2および端部フランジ3の固定は、中空軸1内へ
挿入した液圧式の加圧管7に液圧を作用して一気に半径
方向外側に中空軸諸共拡張すると言った、僅か1工程で
完了する。この場合、加圧管7内の多くの分岐路を有す
る通路8を通じてリングシール10によって軸方向で限定
されている拡張範囲9へ圧力液を供給する。支持スリー
ブ4はその両端部の内部がテーパを成しており、従っ
て、拡張に伴って中空軸1の弾性的に拡張作用を受ける
区分と拡張作用を受けない区分との漸進的な移行部が生
ずることになる。
挿入した液圧式の加圧管7に液圧を作用して一気に半径
方向外側に中空軸諸共拡張すると言った、僅か1工程で
完了する。この場合、加圧管7内の多くの分岐路を有す
る通路8を通じてリングシール10によって軸方向で限定
されている拡張範囲9へ圧力液を供給する。支持スリー
ブ4はその両端部の内部がテーパを成しており、従っ
て、拡張に伴って中空軸1の弾性的に拡張作用を受ける
区分と拡張作用を受けない区分との漸進的な移行部が生
ずることになる。
このような本発明の方法は、例えば自動車機関のカム
軸として使う上で重要となる構造上の理由から、端部フ
ランジ3がその外径寸法を制限されて、周壁の厚さが中
空軸1への所定の圧接力を得るために必要な程度のスプ
リングバック作用を生ぜしめるには不十分である場合、
かかる作用を補償する意味で支持スリーブ4が中空軸1
の内部に配設されているので外径寸法を何ら増大するこ
となく同等若しくはそれ以上の特別な効果を生ずる。更
に、端部フランジ3を介してなされる中空軸1のトルク
伝達特性が改善され、端部フランジ3と中空軸1の内側
管6との相対的なスリップの危険も少なくなる。
軸として使う上で重要となる構造上の理由から、端部フ
ランジ3がその外径寸法を制限されて、周壁の厚さが中
空軸1への所定の圧接力を得るために必要な程度のスプ
リングバック作用を生ぜしめるには不十分である場合、
かかる作用を補償する意味で支持スリーブ4が中空軸1
の内部に配設されているので外径寸法を何ら増大するこ
となく同等若しくはそれ以上の特別な効果を生ずる。更
に、端部フランジ3を介してなされる中空軸1のトルク
伝達特性が改善され、端部フランジ3と中空軸1の内側
管6との相対的なスリップの危険も少なくなる。
第2図は、内側からの圧力によって拡張された状態を
判り易くするために相当誇張して示したものであって、
カム等の伝動部材2,3、支持スリーブ4、中空軸の内、
外層5,6が外側へ拡張されているところを表している。
判り易くするために相当誇張して示したものであって、
カム等の伝動部材2,3、支持スリーブ4、中空軸の内、
外層5,6が外側へ拡張されているところを表している。
第3図は、第2図の状態から加圧管7を引き抜いてカ
ム軸7が完成したところを示している。
ム軸7が完成したところを示している。
第1図は、本発明の実施例であるカム軸の一部を示した
縦断面図、 第2図は、内側から圧力をかけられて拡張された状態を
誇張して示した断面図、 第3図は、加圧管を引き抜いてカム軸が完成したところ
を示す断面図である。 〔符号の説明〕 1……中空軸、 2……カム、 3……端部フランジ、 4……支持スリーブ、 5……外側層、 6……内側層、 7……加圧管、 8……通路、 9……拡張範囲、 10……リングシール。
縦断面図、 第2図は、内側から圧力をかけられて拡張された状態を
誇張して示した断面図、 第3図は、加圧管を引き抜いてカム軸が完成したところ
を示す断面図である。 〔符号の説明〕 1……中空軸、 2……カム、 3……端部フランジ、 4……支持スリーブ、 5……外側層、 6……内側層、 7……加圧管、 8……通路、 9……拡張範囲、 10……リングシール。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−132325(JP,A) 特開 昭61−189830(JP,A) 特公 昭55−21612(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16C 3/02 B23P 21/00
Claims (6)
- 【請求項1】1つの中空軸(1)と、この中空軸上に該
中空軸の半径方向拡張によって個々の長さ区分にわたっ
て圧接固定された軸受ブッシュ、カム又は歯車等の貫通
孔付きの多くの伝動部材(2)とから成る形式の軸ユニ
ットにおいて、 中空軸内に嵌入されかつ内側から受ける圧力拡張により
塑性変形される支持スリーブ(4)が、中空軸内におい
て少なくとも個々の伝動部材の内側に軸方向に沿って配
置されており、 個々の伝動部材(2)が、前記中空軸を介してその内部
にある前記支持スリーブ上で弾性拡張され、かつ、その
後に生じるスプリングバック作用によって該支持スリー
ブに力結合しており、 更に、支持スリーブ(4)の材料が、中空軸(1)の材
料に比して高い弾性係数又は高い降伏点を有しているこ
とを特徴とする軸ユニット。 - 【請求項2】支持スリーブ(4)が、所属の部材(2)
よりも軸線方向で長い寸法を有している請求項1記載の
軸ユニット。 - 【請求項3】支持スリーブ(4)の両端部が、内側にテ
ーパを有している請求項1または請求項2に記載の軸ユ
ニット。 - 【請求項4】中空軸(1)が、アルミニウム又は同等の
材料から成っている請求項1〜3のうちのいづれが1項
に記載の軸ユニット。 - 【請求項5】中空軸(1)が、2つの層(5,6)を成し
ていて、外側の層が高剛性の軸受材料から成っている請
求項1〜4の中のいづれか1項に記載の軸ユニット。 - 【請求項6】1つの中空軸(1)と、この中空軸上に該
中空軸の半径方向拡張によって個々の長さ区分にわたっ
て圧接固定された軸受ブッシュ、カム又は歯車等の貫通
孔付きの多くの伝動部材(2)とからなる形式の軸ユニ
ットの製造法において、 中空軸の少なくとも伝動部材を力結合させている個々の
長さ区分にわたって、中空軸内に、該中空軸の材料に比
して高い弾性係数又は高い降伏点を有している支持スリ
ーブ(4)をほぼ遊びなしに軸方向に沿って押し込み、 次いで、中空軸内にある前記支持スリーブをその材料の
弾性限度を超えて拡張させて塑性変形させ、 かつ、前記伝動部材は弾性の限度内で拡張させることを
特徴とする軸ユニットの製造法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3800912A DE3800912A1 (de) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | Verfahren zum befestigen von antriebselementen auf einer hohlwelle mit hilfe von stuetzringen |
DE3800912.9 | 1988-01-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01216113A JPH01216113A (ja) | 1989-08-30 |
JP2862884B2 true JP2862884B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=6345283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1005052A Expired - Fee Related JP2862884B2 (ja) | 1988-01-14 | 1989-01-13 | 軸ユニットおよびその製造法 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0324499B1 (ja) |
JP (1) | JP2862884B2 (ja) |
KR (1) | KR920001674B1 (ja) |
BR (1) | BR8900137A (ja) |
CA (1) | CA1326768C (ja) |
DE (2) | DE3800912A1 (ja) |
ES (1) | ES2022724B3 (ja) |
IN (1) | IN170886B (ja) |
MX (1) | MX174534B (ja) |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3837293A1 (de) * | 1988-11-03 | 1990-05-17 | Emitec Emissionstechnologie | Verbundhohlkoerper |
DE3837291A1 (de) * | 1988-11-03 | 1990-05-10 | Emitec Emissionstechnologie | Aufgebaute welle |
US5280675A (en) * | 1992-07-13 | 1994-01-25 | The Torrington Company | Camshaft and method of making a camshaft |
US5428894A (en) * | 1992-07-13 | 1995-07-04 | The Torrington Company | Method of making a camshaft |
US5337476A (en) * | 1992-07-13 | 1994-08-16 | The Torrington Company | Method of making a camshaft |
DE4427201C2 (de) * | 1993-11-26 | 1996-09-12 | Ges Innenhochdruckverfahren | Verfahren zur Herstellung von hohlen Nockenwellen |
DE19606732C2 (de) * | 1995-02-27 | 2001-11-08 | Emitec Emissionstechnologie | Gefügte Mehrlagenwellen |
DE19703260A1 (de) * | 1997-01-30 | 1998-08-06 | Ind Fahrzeugtechnik Gmbh & Co | Gebaute Nockenwelle |
FR2777213B1 (fr) * | 1998-04-14 | 2000-05-26 | Vallourec Vitry | Procede de fabrication de piece tubulaire metallique et d'arbre tubulaire composite |
DE10049048C1 (de) * | 2000-09-29 | 2002-01-03 | Etc Bleistahl Gmbh & Co Kg | Verfahren zum Herstellen von Enden für Hohlwellen |
DE10049047C2 (de) * | 2000-09-29 | 2003-05-08 | Salzgitter Antriebstechnik Gmb | Verfahren zum Herstellen einer Nockenwelle und danach hergestellte Nockenwelle |
AU2002223431A1 (en) | 2000-09-29 | 2002-04-15 | Salzgitter Antriebstechnik Gmbh And Co. Kg | Method for producing a hollow shaft, in particular a camshaft and a camshaft produced according to said method |
DE10160246C1 (de) * | 2001-12-07 | 2003-04-17 | Thyssen Krupp Automotive Ag | Hohlwelle |
CN103182456B (zh) * | 2011-12-28 | 2016-02-17 | 北京隆盛泰科石油管科技有限公司 | 一种用于管材整圆扩径或用于内衬复合管加工的扩径头 |
US20170241299A1 (en) | 2016-02-19 | 2017-08-24 | GM Global Technology Operations LLC | Powertrain shaft assembly with core plug and method of manufacturing a shaft assembly |
US11879510B2 (en) | 2020-02-24 | 2024-01-23 | Bendix Commercial Vehicle Systems Llc | Drum brake camshaft formed with engineered core |
DE102022207978A1 (de) | 2022-08-02 | 2024-02-08 | Mahle International Gmbh | Verfahren zum Herstellen einer Nockenwelle |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE649439A (ja) * | 1963-06-19 | |||
JPS58132325A (ja) * | 1982-02-01 | 1983-08-06 | Mazda Motor Corp | 中空カムシヤフトの製造方法 |
DE3530600A1 (de) * | 1985-08-27 | 1987-03-05 | Interatom | Verfahren zum befestigen von antriebselementen auf einer hohlwelle |
DE3545554A1 (de) * | 1985-12-21 | 1987-07-02 | Sueddeutsche Kuehler Behr | Rohr-boden-verbindung, insbesondere fuer waermetauscher |
DE3633435A1 (de) * | 1986-10-01 | 1988-04-14 | Uni Cardan Ag | Verfahren zur herstellung einer gebauten nockenwelle sowie gebaute nockenwelle aus einem wellenrohr und aufgeschobenen elementen |
DE3716986A1 (de) * | 1987-05-21 | 1988-12-15 | Emitec Emissionstechnologie | Vorrichtung zum hydraulischen aufweiten |
DE3717516A1 (de) * | 1987-05-25 | 1988-12-15 | Emitec Emissionstechnologie | Hohlwelle aus einem werkstoff mit geringem elastizitaetsmodul mit durch aufweiten derselben darauf befestigten antriebselementen |
-
1988
- 1988-01-14 DE DE3800912A patent/DE3800912A1/de active Granted
- 1988-12-22 IN IN1057/CAL/88A patent/IN170886B/en unknown
-
1989
- 1989-01-10 MX MX014481A patent/MX174534B/es unknown
- 1989-01-12 BR BR898900137A patent/BR8900137A/pt not_active IP Right Cessation
- 1989-01-13 DE DE8989100548T patent/DE58900118D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1989-01-13 ES ES89100548T patent/ES2022724B3/es not_active Expired - Lifetime
- 1989-01-13 EP EP89100548A patent/EP0324499B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1989-01-13 CA CA000588273A patent/CA1326768C/en not_active Expired - Fee Related
- 1989-01-13 KR KR1019890000326A patent/KR920001674B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1989-01-13 JP JP1005052A patent/JP2862884B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA1326768C (en) | 1994-02-08 |
IN170886B (ja) | 1992-06-06 |
ES2022724B3 (es) | 1991-12-01 |
BR8900137A (pt) | 1989-09-12 |
KR920001674B1 (ko) | 1992-02-22 |
EP0324499B1 (de) | 1991-05-22 |
DE3800912C2 (ja) | 1991-11-28 |
DE58900118D1 (de) | 1991-06-27 |
KR890011672A (ko) | 1989-08-21 |
EP0324499A1 (de) | 1989-07-19 |
DE3800912A1 (de) | 1989-07-27 |
MX174534B (es) | 1994-05-24 |
JPH01216113A (ja) | 1989-08-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2862884B2 (ja) | 軸ユニットおよびその製造法 | |
US3986754A (en) | Bearing with axial fit-up ring | |
JP2896678B2 (ja) | 多層中空駆動軸 | |
JP2860107B2 (ja) | 複合駆動軸 | |
KR920008570B1 (ko) | 축관 및 활주 부재들로 구성된 조립 캠축 및 그 제조공정 | |
US6572199B1 (en) | Flanged tubular axle shaft assembly | |
US20100218583A1 (en) | Transmission suitable for a motor vehicle, shafts therefor and method of producing such shafts | |
JPH0465729B2 (ja) | ||
US4612695A (en) | Method of manufacturing a hollow cam shaft | |
US6260401B1 (en) | Method of molding high expansion pipe and the high expansion pipe | |
JP2003172372A (ja) | 長手方向の突入ユニット | |
KR960010436A (ko) | 충격 흡수식 스티어링 샤프트의 제조방법 | |
KR19980702705A (ko) | 스티어링 컬럼 로킹 조립체 및 그 제조방법 | |
US5201247A (en) | Assembled shaft and process for production thereof | |
US4967617A (en) | Composite shaft with integral drive elements | |
US20060185148A1 (en) | Method of forming axles with internally thickened wall sections | |
CA1286119C (en) | Propeller shaft for motor vehicle | |
US5218883A (en) | Assembled shaft and process for production thereof | |
JP2003532850A (ja) | シャフト/ハブ継手の生成方法 | |
US5165304A (en) | Assembled shaft | |
JP4026292B2 (ja) | 円すいころ軸受 | |
JP2007075824A (ja) | 中空シャフト | |
JP2844540B2 (ja) | 組立てカムシャフト部品の前処理法 | |
JPS63238933A (ja) | ギヤシヤフトの製造方法 | |
US6896290B2 (en) | Steering gear shaft for a steering column of a motor vehicle |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071211 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081211 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |