JP2862493B2 - 介護用身体吊上装置用身体保持枠 - Google Patents
介護用身体吊上装置用身体保持枠Info
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- JP2862493B2 JP2862493B2 JP11353795A JP11353795A JP2862493B2 JP 2862493 B2 JP2862493 B2 JP 2862493B2 JP 11353795 A JP11353795 A JP 11353795A JP 11353795 A JP11353795 A JP 11353795A JP 2862493 B2 JP2862493 B2 JP 2862493B2
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- holding frame
- care
- lifting device
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は寝たきり老人や病人或い
は身障者等の介護が必要な人を入浴,排便,その他の身
の回りの世話をする為に身体を吊り上げて移送する介護
用身体吊上装置に使用する身体保持枠の改良に関する。
は身障者等の介護が必要な人を入浴,排便,その他の身
の回りの世話をする為に身体を吊り上げて移送する介護
用身体吊上装置に使用する身体保持枠の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】生活水準の向上、医療技術の進歩などに
より我国は世界一の長寿国となった。昭和初期の頃には
人生50年と言われていたが、最近の統計によると我国
の平均寿命は男性で約76歳、女性で約82歳に達した
と言われている。しかし、人口構造が高齢化すること
は、これに伴う深刻な諸問題が浮上して社会全体に大き
な影響を及ぼす要因となりつつある。これは、社会全体
の人口構造で高齢者人口が大きな比率を占めるようにな
ると、高齢者特有の疾病患者や寝たきり老人、更には痴
呆性老人の増加を招くことになり、これに伴う医療・年
金・老人福祉など、社会保険の給付費の増加、ひいては
税金などを通じた国民負担の増加につながることになる
からである。そこで、こうした国民の医療費負担を軽減
する目的で提唱されているのが、在宅医療・介護であ
る。在宅医療・介護は、これまで、病院等の医療施設で
治療や介護を行っていたものを、高度な医療・介護機器
の使用により、患者が自宅で療養できるようにすること
目的とした療養方法である。
より我国は世界一の長寿国となった。昭和初期の頃には
人生50年と言われていたが、最近の統計によると我国
の平均寿命は男性で約76歳、女性で約82歳に達した
と言われている。しかし、人口構造が高齢化すること
は、これに伴う深刻な諸問題が浮上して社会全体に大き
な影響を及ぼす要因となりつつある。これは、社会全体
の人口構造で高齢者人口が大きな比率を占めるようにな
ると、高齢者特有の疾病患者や寝たきり老人、更には痴
呆性老人の増加を招くことになり、これに伴う医療・年
金・老人福祉など、社会保険の給付費の増加、ひいては
税金などを通じた国民負担の増加につながることになる
からである。そこで、こうした国民の医療費負担を軽減
する目的で提唱されているのが、在宅医療・介護であ
る。在宅医療・介護は、これまで、病院等の医療施設で
治療や介護を行っていたものを、高度な医療・介護機器
の使用により、患者が自宅で療養できるようにすること
目的とした療養方法である。
【0003】この在宅医療・介護は、1990年の健康
保険法の点数表改正で、医師の判断があれば在宅で行わ
れる医療処置や看護処置に健康保険が適用されるように
なり、従来健康保険の対象外であった自己注射(糖尿
病に対するインシュリン投与,下垂体性小人症に対する
成長ホルモンの投与,血友病患者に対する血液凝固因子
の投与等長期間の注射による投与を必要とする患者が、
自己或いは家族による注射を行う場合。)、自己腹膜
灌流法(腎不全患者が病院で行っていた人口透析などに
代わり1.5〜2リットルの灌流液を腹腔内に注入し、
約4〜8時間滞留させることによりほぼ通常の日常生活
を送れるようにする療法。)、在宅酸素療法(低肺機
能者の内、安定した病態に退院患者について、医師の指
導を受けながら在宅で患者自らが酸素ボンベや酸素濃縮
装置を用いて酸素吸入を実施する療法。)、在宅中心
静脈栄養療法(炎症性腸疾患や手術による腸管の大量切
除,腸閉塞,悪性腫瘍などが原因となり、経口による栄
養摂取が困難な状態の患者に対し、中心静脈にカテーテ
ルを留置して、直接血管内に高カロリー輸液を行う療
法。)、在宅経管栄養法(諸種の原因によって経口摂
取ができない患者または経口摂取が著しく困難な患者に
ついて在宅で患者自らが実施する栄養法。)、在宅自
己導尿(諸種の原因によって自然排尿が困難な患者につ
いて、在宅において患者自ら実施する排尿法。)が保険
の対象となり、更に新しく在宅人工呼吸法(筋ジスト
ロフィー,先天性ミオパチーまたは多発性筋炎等の筋萎
縮性疾患の患者であって、長期にわたり持続的に人口呼
吸に依存せざるを得ず、かつ、安定した病状にあるもの
について、在宅において自ら実施する人工呼吸法。)、
悪性腫瘍の在宅鎮痛療法または化学療法(末期の悪性
腫瘍の患者であって、持続性の激痛があり鎮静剤の経口
投与では激痛が改善しないため注射による鎮痛剤注入が
必要なもの、または注射による抗悪性腫瘍剤の注入が必
要な患者が、在宅において自ら実施する療法。)、在
宅における寝たきり老人の患者の創傷処置等(家庭にお
いて療養を行っている患者で、寝たきりの状態またはこ
れに準ずる状態にあり、在宅において自ら実施する創傷
処置,皮膚科軟膏処置,留置カテーテル処置,尿道また
は鼻腔栄養処置等の療法。)が健康保険の対象とされる
ようになった。
保険法の点数表改正で、医師の判断があれば在宅で行わ
れる医療処置や看護処置に健康保険が適用されるように
なり、従来健康保険の対象外であった自己注射(糖尿
病に対するインシュリン投与,下垂体性小人症に対する
成長ホルモンの投与,血友病患者に対する血液凝固因子
の投与等長期間の注射による投与を必要とする患者が、
自己或いは家族による注射を行う場合。)、自己腹膜
灌流法(腎不全患者が病院で行っていた人口透析などに
代わり1.5〜2リットルの灌流液を腹腔内に注入し、
約4〜8時間滞留させることによりほぼ通常の日常生活
を送れるようにする療法。)、在宅酸素療法(低肺機
能者の内、安定した病態に退院患者について、医師の指
導を受けながら在宅で患者自らが酸素ボンベや酸素濃縮
装置を用いて酸素吸入を実施する療法。)、在宅中心
静脈栄養療法(炎症性腸疾患や手術による腸管の大量切
除,腸閉塞,悪性腫瘍などが原因となり、経口による栄
養摂取が困難な状態の患者に対し、中心静脈にカテーテ
ルを留置して、直接血管内に高カロリー輸液を行う療
法。)、在宅経管栄養法(諸種の原因によって経口摂
取ができない患者または経口摂取が著しく困難な患者に
ついて在宅で患者自らが実施する栄養法。)、在宅自
己導尿(諸種の原因によって自然排尿が困難な患者につ
いて、在宅において患者自ら実施する排尿法。)が保険
の対象となり、更に新しく在宅人工呼吸法(筋ジスト
ロフィー,先天性ミオパチーまたは多発性筋炎等の筋萎
縮性疾患の患者であって、長期にわたり持続的に人口呼
吸に依存せざるを得ず、かつ、安定した病状にあるもの
について、在宅において自ら実施する人工呼吸法。)、
悪性腫瘍の在宅鎮痛療法または化学療法(末期の悪性
腫瘍の患者であって、持続性の激痛があり鎮静剤の経口
投与では激痛が改善しないため注射による鎮痛剤注入が
必要なもの、または注射による抗悪性腫瘍剤の注入が必
要な患者が、在宅において自ら実施する療法。)、在
宅における寝たきり老人の患者の創傷処置等(家庭にお
いて療養を行っている患者で、寝たきりの状態またはこ
れに準ずる状態にあり、在宅において自ら実施する創傷
処置,皮膚科軟膏処置,留置カテーテル処置,尿道また
は鼻腔栄養処置等の療法。)が健康保険の対象とされる
ようになった。
【0004】一方、介護面から現在の現状を見ると、寝
たきり老人や重度身体障害者のいる家庭においては、日
常生活を営む際に支障があり、家族だけでは十分な介護
ができないときに、介護サービスを行う人を派遣しても
らえる制度があり、これらの介護を行う人員をホームヘ
ルパー(老人家庭奉仕員)と呼ぶ。このホームヘルパー
は市町村や社会福祉協議会等が直接人員管理や派遣を行
ったり或いは指定業者に委託して人員の派遣を斡旋して
いるのが一般的で、各家庭から要請があると、ホームヘ
ルパーが要請のあった家庭まで出張して家事援助サービ
スを行うが、これの代表的な支援業務に寝たきり老人や
重度身体障害者の入浴サービスがある。
たきり老人や重度身体障害者のいる家庭においては、日
常生活を営む際に支障があり、家族だけでは十分な介護
ができないときに、介護サービスを行う人を派遣しても
らえる制度があり、これらの介護を行う人員をホームヘ
ルパー(老人家庭奉仕員)と呼ぶ。このホームヘルパー
は市町村や社会福祉協議会等が直接人員管理や派遣を行
ったり或いは指定業者に委託して人員の派遣を斡旋して
いるのが一般的で、各家庭から要請があると、ホームヘ
ルパーが要請のあった家庭まで出張して家事援助サービ
スを行うが、これの代表的な支援業務に寝たきり老人や
重度身体障害者の入浴サービスがある。
【0005】この入浴サービスは、移動入浴車等の専用
車両に携帯用の浴槽を搭載して各家庭や老人ホーム等の
施設まで出張するサービスであるが、その手順について
以下に説明する。移動入浴車が各家庭や施設に到着す
ると、携帯用の浴槽を車両から降ろして入浴サービスを
実施する場所まで作業員が搬入する。家庭や施設の部
屋等の入浴サービスを行う場所に浴槽を設置したら、家
庭或いは施設に備え付けの給湯器や移動入浴車に備え付
けの給湯器を利用して湯を沸かし、このお湯を、ホース
を介して家庭や施設の部屋等の入浴サービスを行う場所
に設置した浴槽に給湯する。浴槽内にお湯を満たした
ところで、寝たきり老人や病人或いは重度心身障害者を
浴槽内に移動させて入浴させると言った一連の作業を行
うことになる。従って、この入浴サービスを行う為に
は、寝たきり老人や病人或いは重度心身障害者をベッド
から浴槽内に移動させたり、或いは入浴サービスが完了
した後で、寝たきり老人や病人或いは重度心身障害者を
今度は浴槽からベットまで戻す作業が不可欠となるが、
この作業を介護者の人的作業に頼るとなると、介護者に
過酷な労働を要求することになるばかりか、被介護者に
とっても不快感を当てることになる。そこで、こうした
人的重労働を介護者に要求することなく被介護者にとっ
ても快適に、被介護者の体をベットから浴槽或いは浴槽
からベットに移送するための介護用身体吊上装置が既に
開発されている。この介護用身体吊上装置は、図1に示
した如く、四隅に車輪Sを軸着した小型の台車1の上面
中央部に長尺の円形支柱パイプ2aが立設され、その上
端に円形傾斜パイプ2bを後方に傾かさて接続されてい
る。更にこの円形傾斜パイプ2bの上端には、橋渡し状
に円形長尺梁パイプ2cの両端が接続されて一体のフレ
ーム形状を成している。この内、円形支柱パイプ2aは
内側には、長手方向に開口溝Mが形成され、この開口溝
Mの内部にスクリュージャッキJが設けられている。そ
して、このスクリュージャッキJは円形支柱パイプ2a
の内径部下部に備えられている同期モータDMで上・下
方向に昇降するようになっている。一方、左・右のスク
リュージャッキJには、円形支柱パイプ2aの開口溝M
を介して上・下方向に昇降する昇降バー3が接続されて
いる。この昇降バー3には複数の吊り下げアーム3aが
着脱自在に外嵌され、この吊り下げアーム3aの先端
に、図2に示した如く、着脱式のベルト4を介して身体
を直接吊り上げる身体吊上枠5が着脱自在に取り付けら
れるようになっている。この内、身体吊上枠5は、図3
に示した如く、ヒンジHを介して前後に折れ曲がる角パ
イプ製の枠体で、ヒンジH部の外側近傍に設けたかんぬ
き状の一対の摺動パイプPを嵌脱することで、身体吊上
枠5を固定したり折れ曲がり可能にしたりするようにな
っている。また、この身体吊上枠5の外周部には、吊り
下げアーム3aに掛けられたベルト4の下端が接続され
るフックF1が備えられていると共に身体を吊り上げる
際に人間の頭部側となる身体吊上枠5の内径部の前部に
は、身体を直接保持する身体保持シート7の前端紐7a
を接続するフックF2が設けられている。更に、身体吊
上枠5の内径部のフックF2に接続される身体保持シー
ト7の後端紐7bは、身体吊上枠5の後端辺に開口形成
されている貫通穴5aを介して枠体の内部に引き込ま
れ、身体吊上枠5の枠体の内部に備えられた複数のプー
リー(図示せず)を通ってその最終端が巻込ハンドル5
bの巻取軸に接続されている。
車両に携帯用の浴槽を搭載して各家庭や老人ホーム等の
施設まで出張するサービスであるが、その手順について
以下に説明する。移動入浴車が各家庭や施設に到着す
ると、携帯用の浴槽を車両から降ろして入浴サービスを
実施する場所まで作業員が搬入する。家庭や施設の部
屋等の入浴サービスを行う場所に浴槽を設置したら、家
庭或いは施設に備え付けの給湯器や移動入浴車に備え付
けの給湯器を利用して湯を沸かし、このお湯を、ホース
を介して家庭や施設の部屋等の入浴サービスを行う場所
に設置した浴槽に給湯する。浴槽内にお湯を満たした
ところで、寝たきり老人や病人或いは重度心身障害者を
浴槽内に移動させて入浴させると言った一連の作業を行
うことになる。従って、この入浴サービスを行う為に
は、寝たきり老人や病人或いは重度心身障害者をベッド
から浴槽内に移動させたり、或いは入浴サービスが完了
した後で、寝たきり老人や病人或いは重度心身障害者を
今度は浴槽からベットまで戻す作業が不可欠となるが、
この作業を介護者の人的作業に頼るとなると、介護者に
過酷な労働を要求することになるばかりか、被介護者に
とっても不快感を当てることになる。そこで、こうした
人的重労働を介護者に要求することなく被介護者にとっ
ても快適に、被介護者の体をベットから浴槽或いは浴槽
からベットに移送するための介護用身体吊上装置が既に
開発されている。この介護用身体吊上装置は、図1に示
した如く、四隅に車輪Sを軸着した小型の台車1の上面
中央部に長尺の円形支柱パイプ2aが立設され、その上
端に円形傾斜パイプ2bを後方に傾かさて接続されてい
る。更にこの円形傾斜パイプ2bの上端には、橋渡し状
に円形長尺梁パイプ2cの両端が接続されて一体のフレ
ーム形状を成している。この内、円形支柱パイプ2aは
内側には、長手方向に開口溝Mが形成され、この開口溝
Mの内部にスクリュージャッキJが設けられている。そ
して、このスクリュージャッキJは円形支柱パイプ2a
の内径部下部に備えられている同期モータDMで上・下
方向に昇降するようになっている。一方、左・右のスク
リュージャッキJには、円形支柱パイプ2aの開口溝M
を介して上・下方向に昇降する昇降バー3が接続されて
いる。この昇降バー3には複数の吊り下げアーム3aが
着脱自在に外嵌され、この吊り下げアーム3aの先端
に、図2に示した如く、着脱式のベルト4を介して身体
を直接吊り上げる身体吊上枠5が着脱自在に取り付けら
れるようになっている。この内、身体吊上枠5は、図3
に示した如く、ヒンジHを介して前後に折れ曲がる角パ
イプ製の枠体で、ヒンジH部の外側近傍に設けたかんぬ
き状の一対の摺動パイプPを嵌脱することで、身体吊上
枠5を固定したり折れ曲がり可能にしたりするようにな
っている。また、この身体吊上枠5の外周部には、吊り
下げアーム3aに掛けられたベルト4の下端が接続され
るフックF1が備えられていると共に身体を吊り上げる
際に人間の頭部側となる身体吊上枠5の内径部の前部に
は、身体を直接保持する身体保持シート7の前端紐7a
を接続するフックF2が設けられている。更に、身体吊
上枠5の内径部のフックF2に接続される身体保持シー
ト7の後端紐7bは、身体吊上枠5の後端辺に開口形成
されている貫通穴5aを介して枠体の内部に引き込ま
れ、身体吊上枠5の枠体の内部に備えられた複数のプー
リー(図示せず)を通ってその最終端が巻込ハンドル5
bの巻取軸に接続されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この介護用
身体吊上装置に使用されている身体吊上枠5は、身体保
持シート7に寝たきり老人,病人或いは重度身障者等の
被介護者を載せた状態で巻込ハンドル5bを操作して持
ち上げた場合、被介護者の体重が後端紐7bに大きな引
張加重となって作用するため、巻込ハンドル5bを巻取
方向に操作すると後端紐7bと身体吊上枠5の枠体の内
部に備えられた複数のプーリーとの接点で最大加重が発
生し、大きな摩擦力が働くことになる。これにより、巻
込ハンドル5bの操作に過大な力が必要になって操作性
が極めて悪いばかりか、巻込ハンドル5bを操作する際
に後端紐7bに加わる損傷もかなり大きなものとなり、
比較的早い時期に後端紐7bが摩耗してしまい福祉器具
としてはあまりにも脆弱である。しかも、巻込ハンドル
5bの操作中に後端紐7bがいつ使用限界を越えて切れ
てしまうのかを操作者が把握することが事実上不可能と
なる場合があり得る。そこで、本発明はこれらの問題点
を解決するために成されたもので、介護用身体吊上装置
を用いて寝たきり老人,病人或いは重度身障者等の被介
護者の身体をベッド或いは簡易浴槽に移送する際に、極
めて容易かつ安全に操作できて、移送される被介護者も
快適に介護サービスを受けることのできる介護用身体吊
上装置用身体保持枠の提供を目的としている。
身体吊上装置に使用されている身体吊上枠5は、身体保
持シート7に寝たきり老人,病人或いは重度身障者等の
被介護者を載せた状態で巻込ハンドル5bを操作して持
ち上げた場合、被介護者の体重が後端紐7bに大きな引
張加重となって作用するため、巻込ハンドル5bを巻取
方向に操作すると後端紐7bと身体吊上枠5の枠体の内
部に備えられた複数のプーリーとの接点で最大加重が発
生し、大きな摩擦力が働くことになる。これにより、巻
込ハンドル5bの操作に過大な力が必要になって操作性
が極めて悪いばかりか、巻込ハンドル5bを操作する際
に後端紐7bに加わる損傷もかなり大きなものとなり、
比較的早い時期に後端紐7bが摩耗してしまい福祉器具
としてはあまりにも脆弱である。しかも、巻込ハンドル
5bの操作中に後端紐7bがいつ使用限界を越えて切れ
てしまうのかを操作者が把握することが事実上不可能と
なる場合があり得る。そこで、本発明はこれらの問題点
を解決するために成されたもので、介護用身体吊上装置
を用いて寝たきり老人,病人或いは重度身障者等の被介
護者の身体をベッド或いは簡易浴槽に移送する際に、極
めて容易かつ安全に操作できて、移送される被介護者も
快適に介護サービスを受けることのできる介護用身体吊
上装置用身体保持枠の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に成された本発明は、一対の台車部材と、当該台車部材
に、略コの字状に形成したパイプ部材の下端部をそれぞ
れ橋渡し状に立設して一対の台車部材を一体形成する吊
り下げパイプ部材と、当該パイプ部材の上下方向の対抗
面の所定の位置に形成した長尺状の溝部と、当該溝部に
両端を嵌入し、上下方向に移動可能に取り付けた梁部材
と、当該梁部材の複数の所定の位置に着脱自在に取り付
けるアーム部材と、当該アーム部材に着脱自在に取り付
けるベルト部材と、当該ベルト部材の下側に着脱自在に
吊り下げて、被介護者の身体を吊り下げて移送する身体
保持枠部材と、当該身体保持枠部材の内部に着脱自在に
張着し、張着状態を調整することができる身体保持シー
ト部材と、当該身体保持シート部材の前記張着状態を調
節するための手動の減速機構と、を備えたことを特徴と
する介護用身体吊上装置用身体保持枠を要旨としてい
る。
に成された本発明は、一対の台車部材と、当該台車部材
に、略コの字状に形成したパイプ部材の下端部をそれぞ
れ橋渡し状に立設して一対の台車部材を一体形成する吊
り下げパイプ部材と、当該パイプ部材の上下方向の対抗
面の所定の位置に形成した長尺状の溝部と、当該溝部に
両端を嵌入し、上下方向に移動可能に取り付けた梁部材
と、当該梁部材の複数の所定の位置に着脱自在に取り付
けるアーム部材と、当該アーム部材に着脱自在に取り付
けるベルト部材と、当該ベルト部材の下側に着脱自在に
吊り下げて、被介護者の身体を吊り下げて移送する身体
保持枠部材と、当該身体保持枠部材の内部に着脱自在に
張着し、張着状態を調整することができる身体保持シー
ト部材と、当該身体保持シート部材の前記張着状態を調
節するための手動の減速機構と、を備えたことを特徴と
する介護用身体吊上装置用身体保持枠を要旨としてい
る。
【0008】
【作用】本発明の介護用身体吊上装置用身体保持枠によ
れば、介護用身体吊上装置から取り外した枠体をベット
に横たわっている寝たきり老人,病人或いは重度身障者
等の被介護者の周辺に載置する。次に、作業者は被介護
者の身体を身体保持シート部材の上面に載せる。被介護
者の身体が身体保持シート部材の上面に載ったならば、
身体保持枠部材の減速機構を手動で操作して、身体保持
シート部材を一杯張った状態にする。このように、身体
保持シートに被介護者を載せたら、次に、枠部材を被介
護者の身体ごとベットから必要な高さまで釣り上げる。
このようにして、被介護者をベットから持ち上げたら、
吊り下げパイプ部材を台車部材ごと動かして身体保持枠
部材を浴槽等の設置されている上面近傍まで動かす。そ
して、身体保持枠部材の位置が浴槽の上まで来たら、今
度は、梁部材を下方に摺動させ、身体保持枠部材を浴槽
の上面に載置する。更に、身体保持枠部材の減速機構を
手動で操作して、身体保持シート部材を一杯張った状態
から次第に緩める。すると、身体保持枠部材に一杯張っ
た状態の身体保持シート部材は被介護者を載せたまま次
第に浴槽の中に下がることになる。
れば、介護用身体吊上装置から取り外した枠体をベット
に横たわっている寝たきり老人,病人或いは重度身障者
等の被介護者の周辺に載置する。次に、作業者は被介護
者の身体を身体保持シート部材の上面に載せる。被介護
者の身体が身体保持シート部材の上面に載ったならば、
身体保持枠部材の減速機構を手動で操作して、身体保持
シート部材を一杯張った状態にする。このように、身体
保持シートに被介護者を載せたら、次に、枠部材を被介
護者の身体ごとベットから必要な高さまで釣り上げる。
このようにして、被介護者をベットから持ち上げたら、
吊り下げパイプ部材を台車部材ごと動かして身体保持枠
部材を浴槽等の設置されている上面近傍まで動かす。そ
して、身体保持枠部材の位置が浴槽の上まで来たら、今
度は、梁部材を下方に摺動させ、身体保持枠部材を浴槽
の上面に載置する。更に、身体保持枠部材の減速機構を
手動で操作して、身体保持シート部材を一杯張った状態
から次第に緩める。すると、身体保持枠部材に一杯張っ
た状態の身体保持シート部材は被介護者を載せたまま次
第に浴槽の中に下がることになる。
【0009】
【実施例】本発明の介護用身体吊上装置用身体保持枠の
実施例について図面に基づき説明する。図4は本発明を
適用した実施例の身体保持枠の斜視図である。本実施例
の身体保持枠は、図4に示した如く、ヒンジHを介して
前後に折れ曲がるようになっていて、このヒンジH部の
外側近傍に設けたかんぬき状の一対の摺動パイプPを嵌
脱することで、身体保持枠10を固定したり折れ曲がり
可能にしたりするようになっている。また、この身体保
持枠10の外周部には、吊り下げアーム3aに掛けられ
たベルト4の下端が接続されるフックF1が備えられて
いると共に身体を吊り上げる際に人間の頭部側となる身
体保持枠10の内径部の前部には、身体を直接保持する
身体保持シート11の前端紐11aを接続するフックF
2が設けられている。更に、身体保持枠10の内径部の
フックF2に接続される身体保持シート11は、後端リ
ング11bを介して一対の調節ベルト11cが接続され
ている。調節ベルト11cは末端が巻取プーリ11dに
接続されている。身体保持枠10の後部の両端部には一
対の巻取プーリ11dが設けられており、中央部には減
速歯車機構とトルク変換機構を内蔵したコントロールボ
ックス11eが設けられ、その上部には操作ハンドル1
1fが設けられている。1本の巻取軸11gの両端部が
各々、巻取プーリ11dと接続し、またコントロールボ
ックス11eを貫通しており、減速歯車機構やトルク変
換機構と連結している。コントロールボックス11eの
操作ハンドル11fを時計方向または反時計方向に回す
ことで、巻取軸11gが回転して調節ベルト11cを巻
き取ったり緩めたりできるように構成されている。な
お、実施例では減速歯車機構とトルク変換機構は別部品
としているが、一部品として一体に構成しても良い。
実施例について図面に基づき説明する。図4は本発明を
適用した実施例の身体保持枠の斜視図である。本実施例
の身体保持枠は、図4に示した如く、ヒンジHを介して
前後に折れ曲がるようになっていて、このヒンジH部の
外側近傍に設けたかんぬき状の一対の摺動パイプPを嵌
脱することで、身体保持枠10を固定したり折れ曲がり
可能にしたりするようになっている。また、この身体保
持枠10の外周部には、吊り下げアーム3aに掛けられ
たベルト4の下端が接続されるフックF1が備えられて
いると共に身体を吊り上げる際に人間の頭部側となる身
体保持枠10の内径部の前部には、身体を直接保持する
身体保持シート11の前端紐11aを接続するフックF
2が設けられている。更に、身体保持枠10の内径部の
フックF2に接続される身体保持シート11は、後端リ
ング11bを介して一対の調節ベルト11cが接続され
ている。調節ベルト11cは末端が巻取プーリ11dに
接続されている。身体保持枠10の後部の両端部には一
対の巻取プーリ11dが設けられており、中央部には減
速歯車機構とトルク変換機構を内蔵したコントロールボ
ックス11eが設けられ、その上部には操作ハンドル1
1fが設けられている。1本の巻取軸11gの両端部が
各々、巻取プーリ11dと接続し、またコントロールボ
ックス11eを貫通しており、減速歯車機構やトルク変
換機構と連結している。コントロールボックス11eの
操作ハンドル11fを時計方向または反時計方向に回す
ことで、巻取軸11gが回転して調節ベルト11cを巻
き取ったり緩めたりできるように構成されている。な
お、実施例では減速歯車機構とトルク変換機構は別部品
としているが、一部品として一体に構成しても良い。
【0010】次に、上記構成からなる本実施例の介護用
身体吊上装置用身体保持枠の動作・作用・効果について
説明する。まず、図1に示した介護用身体吊上装置を被
介護者等のベッドの近傍に設置し、台車1が移動する間
の空間となる床面にベットと浴槽を所定の間隔をおいて
並列に設置する。この状態から台車1を手動で押して、
昇降バー3が被介護者の横たわるベットの上面の位置に
来るまで移動させる。次に、図4に示した身体保持枠1
0が被介護者に圧迫感を与えないようにするために、身
体保持枠10をヒンジHで二つ折にし、被介護者の足側
に置く。被介護者の足側に身体保持枠10を置いたら、
今度は、折曲げて重ねた前部側の身体保持枠10を元の
一体形の枠体に戻し、一対の摺動パイプPを嵌合させて
固定する。このように、身体保持枠10を元の一体状態
に戻したならば、身体保持枠10の後端に備えられてい
るコントロールボックス11eの操作ハンドル11fを
回して、被介護者を直接支えるための身体保持シート1
1の張力を緩め、身体保持シート11の上面に被介護者
の身体を静かに載せる。更に、被介護者の身体が身体保
持シート11に完全かつ安全に載ったことを確認した
ら、今度は身体保持シート11を張る方向に操作ハンド
ル11fを回転させて、被介護者の身体の重量が身体保
持枠10に均等に加わるようにする。次に、作業者は昇
降バー3を上昇させて、身体保持枠10に載せられた被
介護者をベットから持ち上げ、この状態で台車1を横方
向に移動させて簡易浴槽の位置まで移送して、被介護者
を簡易浴槽の上まで運んだら、今度は作業者は昇降バー
3を降下させて身体保持枠10を簡易浴槽に載せる。こ
の状態からコントロールボックス11eの操作ハンドル
11fを回して、被介護者を支える身体保持シート11
を被介護者を保持した状態で浴槽の内部に沈めれば、被
介護者は身体保持シート11に保持された状態で直接入
浴させることになる。この一連の行程を交互に行って被
介護者の身体をベットや簡易浴槽に移送させることにな
るが、本実施例の身体保持枠は、身体保持枠10に張着
した身体保持シート11を張ったり緩めたりする際に、
身体保持シート11に着脱自在に接続される後端リング
11b,調節ベルト11c,巻取プーリ11d,減速歯
車機構やトルク変換機構を内蔵したコントロールボック
ス11e,操作ハンドル11f及び巻取軸11gから構
成された減速機構を備えたことで、寝たきり老人や病人
或いは重度身障者等の被介護者をベットから簡易浴槽に
運んで入浴させる入浴サービスを行う際に必要不可欠と
なる身体保持枠の取扱性・安全性・快適性・耐久性のす
べてにおいて飛躍的に向上させることに成功した。
身体吊上装置用身体保持枠の動作・作用・効果について
説明する。まず、図1に示した介護用身体吊上装置を被
介護者等のベッドの近傍に設置し、台車1が移動する間
の空間となる床面にベットと浴槽を所定の間隔をおいて
並列に設置する。この状態から台車1を手動で押して、
昇降バー3が被介護者の横たわるベットの上面の位置に
来るまで移動させる。次に、図4に示した身体保持枠1
0が被介護者に圧迫感を与えないようにするために、身
体保持枠10をヒンジHで二つ折にし、被介護者の足側
に置く。被介護者の足側に身体保持枠10を置いたら、
今度は、折曲げて重ねた前部側の身体保持枠10を元の
一体形の枠体に戻し、一対の摺動パイプPを嵌合させて
固定する。このように、身体保持枠10を元の一体状態
に戻したならば、身体保持枠10の後端に備えられてい
るコントロールボックス11eの操作ハンドル11fを
回して、被介護者を直接支えるための身体保持シート1
1の張力を緩め、身体保持シート11の上面に被介護者
の身体を静かに載せる。更に、被介護者の身体が身体保
持シート11に完全かつ安全に載ったことを確認した
ら、今度は身体保持シート11を張る方向に操作ハンド
ル11fを回転させて、被介護者の身体の重量が身体保
持枠10に均等に加わるようにする。次に、作業者は昇
降バー3を上昇させて、身体保持枠10に載せられた被
介護者をベットから持ち上げ、この状態で台車1を横方
向に移動させて簡易浴槽の位置まで移送して、被介護者
を簡易浴槽の上まで運んだら、今度は作業者は昇降バー
3を降下させて身体保持枠10を簡易浴槽に載せる。こ
の状態からコントロールボックス11eの操作ハンドル
11fを回して、被介護者を支える身体保持シート11
を被介護者を保持した状態で浴槽の内部に沈めれば、被
介護者は身体保持シート11に保持された状態で直接入
浴させることになる。この一連の行程を交互に行って被
介護者の身体をベットや簡易浴槽に移送させることにな
るが、本実施例の身体保持枠は、身体保持枠10に張着
した身体保持シート11を張ったり緩めたりする際に、
身体保持シート11に着脱自在に接続される後端リング
11b,調節ベルト11c,巻取プーリ11d,減速歯
車機構やトルク変換機構を内蔵したコントロールボック
ス11e,操作ハンドル11f及び巻取軸11gから構
成された減速機構を備えたことで、寝たきり老人や病人
或いは重度身障者等の被介護者をベットから簡易浴槽に
運んで入浴させる入浴サービスを行う際に必要不可欠と
なる身体保持枠の取扱性・安全性・快適性・耐久性のす
べてにおいて飛躍的に向上させることに成功した。
【0011】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明の介護用身
体吊上装置用身体保持枠は、寝たきり老人,病人或いは
重度身障者等の被介護者の身体をベットから簡易浴槽或
いは簡易浴槽からベットへ吊り下げて移送する身体保持
枠部材に、身体保持シート部材を張着した際に、その張
着状態を調節するために手動の減速機構を取り付けたこ
とで、寝たきり老人や病人或いは重度身障者等の被介護
者をベットから簡易浴槽に運んで入浴させる入浴サービ
スを行う際に必要不可欠となる身体保持枠の取扱性・安
全性・快適性・耐久性のすべてにおいて飛躍的に向上さ
せることに成功した画期的な発明であり、その福祉社会
に与える恩恵は計り知れないものがある。
体吊上装置用身体保持枠は、寝たきり老人,病人或いは
重度身障者等の被介護者の身体をベットから簡易浴槽或
いは簡易浴槽からベットへ吊り下げて移送する身体保持
枠部材に、身体保持シート部材を張着した際に、その張
着状態を調節するために手動の減速機構を取り付けたこ
とで、寝たきり老人や病人或いは重度身障者等の被介護
者をベットから簡易浴槽に運んで入浴させる入浴サービ
スを行う際に必要不可欠となる身体保持枠の取扱性・安
全性・快適性・耐久性のすべてにおいて飛躍的に向上さ
せることに成功した画期的な発明であり、その福祉社会
に与える恩恵は計り知れないものがある。
【図1】従来技術の介護用身体吊上装置の正面図であ
る。
る。
【図2】従来技術の介護用身体吊上装置の側面図であ
る。
る。
【図3】従来技術の介護用身体吊上装置用身体保持枠の
斜視図である。
斜視図である。
【図4】本発明を適用した実施例の介護用身体吊上装置
用身体保持枠の斜視図である。
用身体保持枠の斜視図である。
1 台車 2a 円形支柱パイプ 2b 円形傾斜パイプ 2c 円形長尺梁パイプ 3 昇降バー 3a 吊り下げアーム 4 ベルト 5 身体保持枠 5a 貫通穴 5b 巻き込みハンドル 6 身体保持シート 6a 前端紐 6b 後端紐 10 身体保持枠 11 身体保持シート 11a 前端紐 11b 後端リング 11c 調節ベルト 11d 巻取プーリ 11e コントロールボックス 11f 操作ハンドル 11g 巻取軸 F1,F2 フック H ヒンジ J スクリュージャッキ M 開口溝 P 摺動パイプ S 車輪 DM 同期モータ
Claims (1)
- 【請求項1】 一対の台車部材と、当該台車部材に、略
コの字状に形成したパイプ部材の下端部をそれぞれ橋渡
し状に立設して一対の台車部材を一体形成する吊り下げ
パイプ部材と、当該パイプ部材の上下方向の対抗面の所
定の位置に形成した長尺状の溝部と、当該溝部に両端を
嵌入し、上下方向に移動可能に取り付けた梁部材と、当
該梁部材の複数の所定の位置に着脱自在に取り付けるア
ーム部材と、当該アーム部材に着脱自在に取り付けるベ
ルト部材と、当該ベルト部材の下側に着脱自在に吊り下
げて、被介護者の身体を吊り下げて移送する身体保持枠
部材と、当該身体保持枠部材の内部に着脱自在に張着
し、張着状態を調整することができる身体保持シート部
材と、当該身体保持シート部材の前記張着状態を調節す
るための手動の減速機構と、を備えたことを特徴とする
介護用身体吊上装置用身体保持枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11353795A JP2862493B2 (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 介護用身体吊上装置用身体保持枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11353795A JP2862493B2 (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 介護用身体吊上装置用身体保持枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08280752A JPH08280752A (ja) | 1996-10-29 |
JP2862493B2 true JP2862493B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=14614840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11353795A Expired - Lifetime JP2862493B2 (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 介護用身体吊上装置用身体保持枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2862493B2 (ja) |
-
1995
- 1995-04-14 JP JP11353795A patent/JP2862493B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08280752A (ja) | 1996-10-29 |
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