JP2861619B2 - 情報提示装置及び提示情報作成装置 - Google Patents

情報提示装置及び提示情報作成装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、視聴覚的な教育ソフト
や娯楽ソフト等の時間的に制御されるプレゼンテーショ
ン・ソフトの開発支援や提示を行う情報提示装置および
提示情報作成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の時間制御手段を持った情報提示装
置および提示情報作成装置は、ソース情報の組み合わせ
により、提示情報を作成し、また提示するようになって
いた。
【0003】すなわち、情報を提示する単位として電子
的フィルム及びその集合を用い、電子的フィルム上に複
数のソース情報を張り付けて提示情報を作成し、提示に
おける時間制御は電子的フィルムの進行に合わせて行わ
れる。
【0004】より具体的には、例えば力学、数学等の教
育支援などのシミュレーション性を有するアニメーショ
ンなどを作成する場合、あらかじめ計算などにより提示
対象である物体の位置などを求めて、その結果に応じた
映像等を作成し、これを繋ぎ合わせるようになってい
た。
【0005】この場合、例えば2つの物体の衝突を表わ
すアニメーションを作成する際には、まず両物体の衝突
時刻を求め、それぞれの物体の時々刻々の位置を衝突時
刻の前後で異なる式を用いて算出し、その算出結果に基
づいて映像を作成した後、合成することになる。
【0006】また、例えばソース音声の音量レベルが大
きくなるのに合わせてソース映像をスタートさせるよう
な提示情報を作成する場合、あらかじめそのようなタイ
ミングを計測し、これに合わせた所定の時刻に制御情報
が発せられるようにしていた。
【0007】一方、インタラクティブな提示を行うため
の対話性の記述は、時間軸上の単純ブランチ及び条件ブ
ランチにより行われ、操作に応じて提示情報を切り換え
るようになっていた。
【0008】すなわち、あらかじめ、インタラクティブ
になされる操作を想定して、それぞれの操作に対応する
提示情報を作成しておき、実際になされた操作に応じて
単に提示情報を選択するだけであった。
【0009】また、従来の時間制御手段を持った情報提
示装置では、情報を提示する単位としてただ一つの全情
報に共通な絶対的時間軸でスライスした電子的フィルム
およびフィルムの集合を用い、情報をそのフィルムに張
りつけて提示し、前記時間軸において、表示時間および
遅延時間を制御し、対話性の記述は前記時間軸上の単純
ブランチおよび条件ブランチとなる場合が多い。
【0010】従来の情報提示装置は例えば図23に示す
ような構成をしている。図23において、1は情報提示
装置、17は一定間隔毎にイベントを発生させるタイマ
ー発生手段、22は情報データを管理するデータ管理手
段、5はデータの時間属性を管理する時間制御手段、4
は処理手続きを解釈実行する解釈実行手段、21は情報
提示を行なうためにアプリケーションウィンドウの作成
等を行なう初期設定実行手段、9は情報提示のための画
像出力装置への出力制御を行なう出力制御手段、19は
データの空間属性を管理する空間制御手段、2は情報提
示の対話処理に必要なパラメータを入力する対話処理入
力手段、6は対話処理入力手段、タイマー発生手段より
入力されたイベントを管理するイベント管理手段、7は
情報提示装置全体の実行を制御する情報提示実行手段、
2301から2316は制御信号、コマンド、データ等
を示す信号線であって、以下の動作により、情報提示を
行なっている。
【0011】まず初期設定実行手段21は初期設定を行
ない、アプリケーションウィンドウを作成する。そして
情報提示実行手段7に制御を渡し、情報提示実行手段7
はデータ管理手段22に次に提示すべきデータを示すよ
う制御信号2313を送る。データ管理手段22は時間
制御手段5と空間制御手段19に制御信号2302、2
304を送り次に提示するデータの時間、空間属性を得
る。データ管理手段22は次に提示すべきデータ及びそ
の属性を情報提示実行手段7に送る。情報提示実行手段
7はそれを出力制御手段9に送り、出力制御手段9は情
報を提示する。再び情報提示実行手段7に制御が戻り、
以上の動作を繰り返す。
【0012】その間に対話処理入力手段2よりユーザか
らのイベント入力があると、イベント管理手段6はイベ
ントを受けとり、制御信号2312を情報提示実行手段
7に渡す。情報提示実行手段7は制御信号2312を受
けとると、解釈実行手段4にスクリプトの実行を依頼す
る。解釈実行手段4はスクリプトを解釈し、コマンドに
応じてタイマー発生手段17、情報提示実行手段7、出
力制御手段9に実行を依頼する。
【0013】以上のように情報提示を行なうが、データ
の時間、空間制御に関しては絶対的な時間、空間制御し
か行なっておらず、タイマー発生手段により発生できる
タイマーは唯1個しかないため表現能力に限界がある。
【0014】また、従来の情報提示装置では、実時間処
理を考慮して設計されておらず、例えばアニメーション
の中のオブジェクトの描画速度や描画量に応じて柔軟に
情報提示の順番や優先順位の変更や、各オブジェクトの
処理単位の指定、及び描画のタイミングを制御するタイ
マー割り込み間隔の調整を行なっていない。
【0015】そのため、ユーザが指定した情報提示速度
と装置が実際に実行する情報提示速度のギャップが生じ
ても、それを修正及び補正する機構は用意されていな
い。
【0016】また、エンドユーザが、新しいクラスの定
義、新しいオブジェクト属性の定義、クラス階層関係の
定義を簡単に行えない。
【0017】さらに、従来の情報提示装置では、テキス
ト、図形、画像、映像、及び音のマルチメディア情報を
効率よく格納及び管理する機構は用意されていない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の情報提示装置および提示情報作成装置では、電子的
フィルム上にソース情報を張り付けて提示情報を作成
し、また提示するように構成されているので、ソース情
報や提示対象の相互の関係などを直接指定する必要があ
り、複雑な相互関係を有する複数のソース情報等を組み
合わせて提示することなどが困難であるという問題点を
有していた。
【0019】そのうえ、時間制御がフィルムの進行にそ
ってシーケンシャルに流れ、対話性はブランチによって
提示情報を切り換えることによって実現されるだけなの
で、例えばインタラクティブになされる操作に応じて提
示対象を時空間上で自由に振舞わせ得るような情報の提
示を行うことなどはできない。
【0020】また、従来は、時間軸制御を考慮しないハ
イパーテキスト的な対話型ソフトウェアか、CMフィル
ム的な絶対時間に沿ったビデオ編集型ソフトウェアであ
った。そのため、あらかじめ決定されたいくつかのパタ
ーンを視聴者との対話によって切替えるといった程度の
簡単な情報提示以上のものの開発は困難であった。また
互いに関連し合う情報の表現すなわち相対的な時空間上
で情報を記述するようなものの開発も困難であった。
【0021】前記のような構成では情報が電子的フィル
ム単位で制御されるため、互いに連係をとって行動する
複数の情報の相対的な時間的および空間的変化の記述が
困難であり、各情報単位での制御がなされていないた
め、情報間の相互作用の記述が困難であると共に、時間
制御が電子的フィルムの進行にそってシーケンシャルに
流れるため、対話性を持った情報の時空間上での自由な
振舞いの記述が非常に困難である。
【0022】また、プレゼンテーション・ソフトのシナ
リオが電子的フィルムモデルを元に構成されているので
プレゼンテーションの内容が従来のフィルムを越えられ
ない。
【0023】また、実時間処理が考慮されていないた
め、例えばアニメーションの中のオブジェクトの描画速
度や描画量に応じて柔軟に情報提示の順番や優先順位の
変更や、各オブジェクトの処理単位の指定、及び描画の
タイミングを制御するタイマー割り込み間隔の調整を行
なっていない。
【0024】つまり、ユーザが指定した情報提示速度と
装置が実際に実行する情報提示速度のギャップが生じて
も、それを修正及び補正する機構は用意されておらず、
実時間性が要求されるアニメーション作成及び実行には
限界がある。
【0025】また、エンドユーザが、新しいクラスの定
義、新しいオブジェクト属性の定義、クラス階層関係の
定義を簡単に行えないので、システムの拡張性や、一度
作成したアニメーション部品の再利用という点で限界が
ある。
【0026】本発明は上記の点に鑑み、複雑な相互関係
を有する複数のソース情報等を組み合わせ、しかもイン
タラクティブになされる操作に応じて提示対象を時空間
上で自由に振舞わせ得るような提示情報の作成や提示が
容易にできる情報提示装置および提示情報作成装置の提
供を目的としている。
【0027】また、従来の情報提示装置では非常に困難
であった相対的な時間制御および時空間制御を行なう機
構を有し、また対話性を持った情報の時空間上の振舞い
や情報間の相互作用を簡単に記述できる機構を有するこ
とでシミュレーション性のあるプレゼンテーション・ソ
フトを効率良く開発できる装置を提供することを目的と
する。
【0028】また、従来の情報提示装置では非常に困難
であった実時間処理の制御を行なう機構を有し、より精
度のよいアニメーション実行を行なう情報提示装置及び
提示情報作成装置の提供を目的としている。
【0029】また、従来の提示情報作成装置では非常に
困難であった、エンドユーザが、新しいクラスの定義、
新しいオブジェクト属性の定義、クラス階層関係の定義
を簡単に行える機構を有し、システムの拡張性や、一度
作成したアニメーション部品の再利用と簡単に行える装
置を開発することを目的とする。
【0030】さらに、テキスト、図形、画像、映像、及
び音のマルチメディア情報を効率よく格納及び管理する
機構を有した情報提示装置を提供することを目的とす
る。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明の情報提示装置は、テキスト、図形、画
像、映像、および音のうちの少なくとも1つについての
提示情報を示すデータ部と、このデータ部の時空間上の
振舞いを規定するための処理手続部との組で構成される
複数個のオブジェクト、および提示情報の提示条件を格
納するオブジェクト格納手段と、前記オブジェクトの状
態の管理を行うオブジェクト管理手段と、前記オブジェ
クト管理手段から発行されるオブジェクトの状態の変化
イベントを受けて、その変化イベントに応じた処理を行
なうイベント管理手段とから構成され、前記オブジェク
ト管理手段は、任意の1つのオブジェクトと他の任意の
1つのオブジェクトとが、所定の関係になったことを検
出して前記変化イベントを出力するとともに、前記イベ
ント管理手段は、前記変化イベントを受けて、前記複数
のオブジェクトの少なくとも1つのオブジェクトの状態
を変化させる情報提示装置である。
【0032】第2の発明は、テキスト、図形、画像、映
像、および音のうちの少なくとも1つについての提示情
報を示すデータ部と、このデータ部の時空間上の振舞い
を規定するための処理手続部との組で構成される複数個
のオブジェクト、提示情報の提示条件、および情報提示
装置の外部のシステムとの通信状態についての情報提示
に関する条件を格納するオブジェクト格納手段と、前記
オブジェクトの状態の管理を行うオブジェクト管理手段
と、前記オブジェクト管理手段から発行されるオブジェ
クトの状態の変化イベントを受けて、その変化イベント
に応じた処理を行なうイベント管理手段とから構成さ
れ、前記オブジェクト管理手段は、任意の1つのオブジ
ェクトと他の任意の1つのオブジェクトとが、所定の関
係になったことを検出して前記変化イベントを出力する
とともに、前記イベント管理手段は、前記変化イベント
を受けて、前記複数のオブジェクトの少なくとも1つの
オブジェクトの状態を変化させる情報提示装置である。
【0033】第3の発明は、第1の発明に加え、オブジ
ェクト管理手段から発行された時間制御指示を受けて情
報提示の時間制御を行なう時間制御手段を有し、イベン
ト管理手段は、前記時間制御手段から発行されるタイマ
ー割り込みイベント、及びオブジェクト管理手段から発
行されるオブジェクトの状態の変化イベントを受けて、
その変化イベントに応じた処理を行なう情報提示装置で
ある。
【0034】第4の発明は、第1の発明に加え、オブジ
ェクト内に記述された処理手続き部、及び提示条件を解
釈実行する解釈実行手段をさらに有し、前記解釈実行手
段は、当該オブジェクトの処理手続き部、及び提示条件
を解釈し、前記処理手続き部、及び提示条件の種類によ
りオブジェクト管理手段、イベント管理手段に実行を依
頼する情報提示装置である。
【0035】第5の発明は、第1の発明に加え、情報提
示の対話処理に必要なパラメータを入力する対話処理入
力手段を有し、前記対話処理入力手段は、ユーザからの
対話入力を受けてイベント管理手段に対してイベントを
発行する情報提示装置である。
【0036】第6の発明は、第1の発明に加え、オブジ
ェクト格納手段は、データ部と基本命令群とを格納する
データ部格納手段と、手続き処理部と前記提示条件とを
格納する手続き部格納手段とからなる情報提示装置であ
る。
【0037】第7の発明は、第6の発明に加え、データ
部格納手段にデータ部及び基本命令群を、前記データの
属性に応じてクラス分け及び階層化して格納するととも
に、オブジェクト管理手段に、下位のクラスに所望の基
本命令がなかったときに上位のクラスを参照するクラス
継承手段を備えた情報提示装置である。
【0038】第8の発明は、一定間隔毎に割り込みを掛
けるタイマー発生手段と、情報のデータ部とこれを処理
するための手続き部の組で構成され、階層構造を有する
オブジェクトと呼ばれる情報遮蔽手段と、前記オブジェ
クトのクラス継承管理の機能と前記オブジェクトの親子
継承管理の機能と前記オブジェクトの階層構造管理の機
能とを有するオブジェクト管理手段と、前記オブジェク
トの時間変化を記述する時間制御関数式を有する時間制
御手段とを具備し、前記時間制御関数式に基づき前記時
間制御手段で前記タイマー発生手段を制御し前記オブジ
ェクト管理手段により前記時間制御関数式および前記オ
ブジェクトの階層構造を変化させ、その変化を前記親子
継承管理の機能で継承させることで情報の相対的時間制
御を行なう情報提示装置である。
【0039】第9の発明は、第8の発明に加え、オブジ
ェクトの空間変化を記述する空間配置制御関数式を有す
る空間配置制御手段を設け、オブジェクト管理手段によ
り前記空間制御関数式および前記オブジェクトの階層構
造を変化させ、その変化を親子継承管理の機能で継承さ
せることで情報の相対的空間制御を行なう情報提示装置
である。
【0040】第10の発明は、第8の発明に加え、情報
のデータ部とこれを処理するための手続き部の組で構成
され、階層構造を有するオブジェクトと呼ばれる情報遮
蔽手段と、前記オブジェクトのクラス継承管理の機能
と、前記オブジェクトの親子継承管理の機能と前記オブ
ジェクトの階層構造管理の機能とを有するオブジェクト
管理手段とで前記オブジェクト管理手段を構成し、一定
間隔毎に割り込みを掛けるタイマー発生手段と前記オブ
ジェクトの時間変化を記述する時間制御関数式を有する
時間制御手段とで時間制御手段を構成し、前記時間制御
関数式に基づき前記時間制御手段で前記タイマー発生手
段を制御し前記オブジェクト管理手段により前記時間制
御関数式および前記オブジェクトの階層構造を変化さ
せ、その変化を前記親子継承管理の機能で継承させるこ
とで情報の相対的時間制御を行なう情報提示装置であ
る。
【0041】第11の発明は、第10の発明に加え、オ
ブジェクトの空間変化を記述する空間配置制御関数式を
有する空間配置制御手段を具備し、前記オブジェクト管
理手段により前記空間制御関数式および前記オブジェク
トの階層構造を変化させ、その変化を前記親子継承管理
の機能で継承させることで情報の相対的空間制御を行な
う情報提示装置である。
【0042】第12の発明は、複数のソース情報を組み
合わせた複数のオブジェクトを対話的になされる操作に
応じて、提示する情報提示用ソフトを対話的に作成する
提示情報作成装置であって、テキスト、図形、画像、映
像、および音のうちの少なくとも1つについての提示情
報を示すデータ部と、このデータ部の時空間上の振舞い
を規定するための処理手続部との組で構成される複数個
のオブジェクト、および提示情報の提示条件を格納する
オブジェクト格納手段と、前記オブジェクトの状態の管
理を行うオブジェクト管理手段と、前記オブジェクト管
理手段から発行されるオブジェクトの状態の変化イベン
トを受けて、その変化イベントに応じた処理を行なうイ
ベント管理手段と、前記データ部を入力するデータ部入
力手段と、前記処理手続き部を入力する処理手続き部入
力手段とから構成され、前記オブジェクト管理手段は、
任意の1つのオブジェクトと他の任意の1つのオブジェ
クトとが、所定の関係になったことを検出して前記変化
イベントを出力するとともに、前記イベント管理手段
は、前記変化イベントを受けて、前記複数のオブジェク
トの少なくとも1つのオブジェクトの状態を変化させる
提示情報作成装置である。
【0043】第13の発明は、複数のソース情報を組み
合わせた複数のオブジェクトを対話的になされる操作に
応じて、提示する情報提示用ソフトを対話的に作成する
提示情報作成装置であって、テキスト、図形、画像、映
像、および音のうちの少なくとも1つについての提示情
報を示すデータ部と、このデータ部の時空間上の振舞い
を規定するための処理手続部との組で構成される複数個
のオブジェクト、提示情報の提示条件、及び提示情報作
成装置の外部のシステムとの通信状態についての情報提
示に関する条件を格納するオブジェクト格納手段と、前
記オブジェクトの状態の管理を行うオブジェクト管理手
段と、前記オブジェクト管理手段から発行されるオブジ
ェクトの状態の変化イベントを受けて、その変化イベン
トに応じた処理を行なうイベント管理手段と、前記デー
タ部を入力するデータ部入力手段と、前記処理手続き部
を入力する処理手続き部入力手段とから構成され、前記
オブジェクト管理手段は、任意の1つのオブジェクトと
他の任意の1つのオブジェクトとが、所定の関係になっ
たことを検出して前記変化イベントを出力するととも
に、前記イベント管理手段は、前記変化イベントを受け
て、前記複数のオブジェクトの少なくとも1つのオブジ
ェクトの状態を変化させる提示情報作成装置である。
【0044】第14の発明は、第12の発明に加え、オ
ブジェクト管理手段から発行された時間制御指示を受け
て情報提示の時間制御を行なう時間制御手段をさらに有
し、イベント管理手段は、前記時間制御手段から発行さ
れるタイマー割り込みイベント、及び前記オブジェクト
管理手段から発行されるオブジェクトの状態の変化イベ
ントを受けて、その変化イベントに応じた処理を行なう
提示情報作成装置である。
【0045】第15の発明は、第14の発明に加え、イ
ベント管理手段、およびオブジェクト管理手段から発行
された時間制御指示を受けて情報提示の時間制御情報を
格納する時間情報格納手段と、情報提示の実行状況に合
わせて前記時間格納手段に格納された情報を調節する時
間情報調節手段を設け、前記時間制御手段の管理下で機
能させうる提示情報作成装置である。
【0046】第16の発明は、第12の発明に加え、オ
ブジェクト内に記述された処理手続き部、及び提示条件
を解釈実行する解釈実行手段をさらに有し、前記解釈実
行手段は、当該オブジェクトの処理手続き部、及び提示
条件を解釈し、前記処理手続き部、及び提示条件の種類
によりオブジェクト管理手段、イベント管理手段に実行
を依頼する提示情報作成装置である。
【0047】第17の発明は、第16の発明に加え、簡
易言語で記載された処理手続き部及び提示条件を、中間
言語に変換する中間言語変換手段と、変換した中間言語
情報を格納する格納手段とを備え、格納された中間言語
情報を順次実行する提示情報作成装置である。
【0048】第18の発明は、第12の発明に加え、情
報提示の対話処理に必要なパラメータを入力する対話処
理入力手段をさらに有し、前記対話処理入力手段はユー
ザからの対話入力を受けて前記イベント管理手段に対し
てイベントを発行し、前記イベント管理手段は、前記対
話処理入力手段から発行される入力イベント、及びオブ
ジェクト管理手段から発行されるオブジェクトの状態の
変化イベントを受けて、その変化イベントに応じた処理
を行なう提示情報作成装置である。
【0049】第19の発明は、第12の発明に加え、イ
ベント情報を格納するイベント格納手段と、情報提示の
実行状況に合わせて前記イベント格納手段に格納された
情報を調節するイベント情報調節手段を設け、前記イベ
ント管理手段の管理下で機能させうる提示情報作成装置
である。
【0050】
【作用】第1の発明において、情報提示装置のオブジェ
クト格納手段は、テキスト、図形、画像、映像、および
音のうちの少なくとも1つについての提示情報を示すデ
ータ部と、このデータ部の時空間上の振舞いを規定する
ための処理手続部との組で構成される複数個のオブジェ
クト、および提示情報の提示条件を格納し、オブジェク
ト管理手段は、任意の1つのオブジェクトと他の任意の
1つのオブジェクトとが、所定の関係になったことを検
出して前記変化イベントを出力するとともに、イベント
管理手段は、前記変化イベントを受けて、前記複数のオ
ブジェクトの少なくとも1つのオブジェクトの状態を変
化させる。
【0051】また、第2の発明において、情報提示装置
のオブジェクト格納手段は、テキスト、図形、画像、映
像、および音のうちの少なくとも1つについての提示情
報を示すデータ部と、このデータ部の時空間上の振舞い
を規定するための処理手続部との組で構成される複数個
のオブジェクト、提示情報の提示条件、および情報提示
装置の外部のシステムとの通信状態についての情報提示
に関する条件を格納し、オブジェクト管理手段は、任意
の1つのオブジェクトと他の任意の1つのオブジェクト
とが、所定の関係になったことを検出して前記変化イベ
ントを出力するとともに、イベント管理手段は、前記変
化イベントを受けて、前記複数のオブジェクトの少なく
とも1つのオブジェクトの状態を変化させる。
【0052】すなわち、外部からの指示や、提示対象の
状態変化、提示対象相互の関係の変化、所定の時間の経
過、通信状態の変化などの事象が非同期に生じる場合で
も、各提示対象についての提示制御が、情報提示制御手
段によって並列に、かつ一元的に管理される。
【0053】また、外部システムの起動や外部システム
からのデータの取り込み制御を行なう外部システム通信
手段を設けイベント管理手段の管理下で機能させるの
で、外部システムからの素材データの利用やアプリケー
ション・ソフトの利用がオブジェクトの処理手続きとし
て統一的に記述できる。
【0054】また、第3の発明において、時間制御手段
は、オブジェクト管理手段から発行された時間制御指示
を受けて情報提示の時間制御を行い、イベント管理手段
は、前記変化イベントを受けて、前記複数のオブジェク
トの少なくとも1つのオブジェクトの状態を変化させ
る。
【0055】また、第4の発明において、情報提示装置
のオブジェクト格納手段は、テキスト、図形、画像、映
像、および音のうちの少なくとも1つについての提示情
報を示すデータ部と、このデータ部の時空間上の振舞い
を規定するための処理手続部との組で構成される複数個
のオブジェクト、および提示情報の提示条件を格納し、
オブジェクト管理手段は、任意の1つのオブジェクトと
他の任意の1つのオブジェクトとが、所定の関係になっ
たことを検出して前記変化イベントを出力するととも
に、解釈実行手段は、当該オブジェクトの処理手続き
部、及び提示条件を解釈し、前記処理手続き部、及び提
示条件の種類により前記オブジェクト管理手段、前記イ
ベント管理手段に実行を依頼し、イベント管理手段は、
前記変化イベントを受けて、前記複数のオブジェクトの
少なくとも1つのオブジェクトの状態を変化させる。
【0056】また、第5の発明において、情報提示装置
のオブジェクト格納手段は、オブジェクト格納手段は、
テキスト、図形、画像、映像、および音のうちの少なく
とも1つについての提示情報を示すデータ部と、このデ
ータ部の時空間上の振舞いを規定するための処理手続部
との組で構成される複数個のオブジェクト、および提示
情報の提示条件を格納し、対話処理入力手段は、ユーザ
からの対話入力を受けて前記イベント管理手段に対して
イベントを発行し、オブジェクト管理手段は、任意の1
つのオブジェクトと他の任意の1つのオブジェクトと
が、所定の関係になったことを検出して前記変化イベン
トを出力するとともに、イベント管理手段は、前記変化
イベントを受けて、前記複数のオブジェクトの少なくと
も1つのオブジェクトの状態を変化させる。
【0057】また、第6の発明において、情報提示装置
のデータ部格納手段は、前記データ部と基本命令群とを
格納し、手続き部格納手段は、前記手続き処理部と前記
提示条件とを格納する。
【0058】また、第7の発明において、情報提示装置
のデータ部格納手段は、前記データ部及び基本命令群
を、前記データの属性に応じてクラス分け及び階層化し
て格納し、前記オブジェクト管理手段は、下位のクラス
に所望の基本命令がなかったときに上位のクラスを参照
するクラス継承手段を備えているため、マルチメディア
情報の効率的な格納及び管理が可能であると共に、プレ
ゼンテーションソフトを容易に開発することができる。
【0059】第8の発明において、前記オブジェクト管
理手段より情報提示の時間制御関数式が与えられると、
時間制御手段は、前記時間制御関数式を格納し、前記時
間制御関数式にしたがってタイマーの間隔を設定し、タ
イマー発生手段にタイマーの発生を依頼する。前記タイ
マー発生手段は依頼に従ってタイマーを発生させる。オ
ブジェクトより前記時間制御関数式の係数および関数形
の変更依頼があると前記時間制御手段は変更を実行し、
また前記オブジェクト管理手段よりオブジェクト階層構
造の変更通知があると前記時間制御手段はその変更にし
たがって、前記時間制御関数式で参照している親オブジ
ェクトの時間制御関数式を変更する。その後、前記時間
制御手段は変更された時間制御関数式に従って前記タイ
マー発生手段を制御する。そのため相対的な時間制御が
可能であり、ある情報にしたがって動的に時間制御する
必要のあるプレゼンテーション・ソフトの開発に適して
いる。
【0060】第9の発明は、空間制御に関しても時間制
御と同様に、空間制御関数式を有する空間制御手段を設
けることにより、相対的な空間制御を可能にし、複雑な
シミュレーション性のあるプレゼンテーション・ソフト
を容易に開発することができる。
【0061】第10の発明において、前記オブジェクト
管理手段より情報提示の時間制御関数式が与えられる
と、時間制御手段は前記時間制御関数式を格納し、前記
時間制御関数式にしたがってタイマーの間隔を設定し、
前記タイマー発生手段にタイマーの発生を依頼する。前
記タイマー発生手段は依頼に従ってタイマーを発生させ
る。オブジェクトより前記時間制御関数式の係数および
関数形の変更依頼があると前記時間制御手段は変更を実
行し、また前記オブジェクト管理手段よりオブジェクト
階層構造の変更通知があると前記時間制御手段はその変
更にしたがって、前記時間制御関数式で参照している親
オブジェクトの時間制御関数式を変更する。その後前記
時間制御手段は変更された時間制御関数式に従って前記
タイマー発生手段を制御する。そのため相対的な時間制
御が可能である。また情報提示の対話処理に必要なパラ
メータを入力する対話処理入力手段とイベントを統括的
に管理できるイベント管理手段を設けることにより、イ
ンタラクティブなプレゼンテーション・ソフトの開発を
容易にし、ユーザからのイベントとオブジェクトからの
イベントを統括的に管理することによりオブジェクト同
士の相互作用の記述の可能なよりインタラクティブ性、
シミュレーション性が高く、ある情報にしたがい動的に
時間制御する必要のあるプレゼンテーション・ソフトを
容易に開発することができる。
【0062】第11の発明は、空間制御に関しても時間
制御と同様に、空間制御関数式を有する空間制御手段を
設けることにより、相対的な空間制御を可能にし、また
情報提示の対話処理に必要なパラメータを入力する対話
処理入力手段とイベントを統括的に管理できるイベント
管理手段を設けることにより、インタラクティブなプレ
ゼンテーション・ソフトの開発を容易にし、ユーザから
のイベントとオブジェクトからのイベントを統括的に管
理することによりオブジェクト同士の相互作用の記述の
可能なよりインタラクティブ性、シミュレーション性の
高いプレゼンテーション・ソフトを容易に開発すること
ができる。
【0063】また、第12の発明において、提示情報作
成装置のオブジェクト管理手段は、テキスト、図形、画
像、映像、および音のうちの少なくとも1つについての
提示情報を示すデータ部と、このデータ部の時空間上の
振舞いを規定するための処理手続部との組で構成される
複数個のオブジェクト、および提示情報の提示条件を格
納し、オブジェクト管理手段は、任意の1つのオブジェ
クトと他の任意の1つのオブジェクトとが、所定の関係
になったことを検出して前記変化イベントを出力すると
ともに、イベント管理手段は、前記変化イベントを受け
て、前記複数のオブジェクトの少なくとも1つのオブジ
ェクトの状態を変化させる。
【0064】また、第13の発明において、提示情報作
成装置のオブジェクト格納手段は、テキスト、図形、画
像、映像、および音のうちの少なくとも1つについての
提示情報を示すデータ部と、このデータ部の時空間上の
振舞いを規定するための処理手続部との組で構成される
複数個のオブジェクト、提示情報の提示条件、及び提示
情報作成装置の外部のシステムとの通信状態についての
情報提示に関する条件を格納し、オブジェクト管理手段
は、任意の1つのオブジェクトと他の任意の1つのオブ
ジェクトとが、所定の関係になったことを検出して前記
変化イベントを出力するとともに、イベント管理手段
は、前記変化イベントを受けて、前記複数のオブジェク
トの少なくとも1つのオブジェクトの状態を変化させ
る。
【0065】また、第14の発明において、提示情報作
成装置のオブジェクト格納手段は、テキスト、図形、画
像、映像、および音のうちの少なくとも1つについての
提示情報を示すデータ部と、このデータ部の時空間上の
振舞いを規定するための処理手続部との組で構成される
複数個のオブジェクト、および提示情報の提示条件を格
納し、時間制御手段は、前記オブジェクト管理手段から
発行された時間制御指示を受けて情報提示の時間制御を
行ない、オブジェクト管理手段は、任意の1つのオブジ
ェクトと他の任意の1つのオブジェクトとが、所定の関
係になったことを検出して前記変化イベントを出力する
とともに、イベント管理手段は、前記変化イベントを受
けて、前記複数のオブジェクトの少なくとも1つのオブ
ジェクトの状態を変化させる。
【0066】また、第15の発明において、情報提示装
置の時間情報格納手段は、イベント管理手段、およびオ
ブジェクト管理手段から発行された時間制御指示を受け
て情報提示の時間制御情報を格納し、時間情報調節手段
は、情報提示の実行状況に合わせて前記時間情報格納手
段に格納された情報を参照して実行状態に合わせて前記
時間情報格納手段に格納された情報を調節し、時間制御
手段は時間情報格納手段に格納された情報を参照して情
報提示の全体の時間制御を行なうので、実時間処理を考
慮に入れた精度のよいアニメーション実行が可能にな
る。
【0067】また、第16の発明において、提示情報作
成装置のオブジェクト格納手段は、テキスト、図形、画
像、映像、および音のうちの少なくとも1つについての
提示情報を示すデータ部と、このデータ部の時空間上の
振舞いを規定するための処理手続部との組で構成される
複数個のオブジェクト、および提示情報の提示条件を格
納し、オブジェクト管理手段は、任意の1つのオブジェ
クトと他の任意の1つのオブジェクトとが、所定の関係
になったことを検出して前記変化イベントを出力すると
ともに、解釈実行手段は、当該オブジェクトの処理手続
き部、及び提示条件を解釈し、前記処理手続き部、及び
提示条件の種類により前記オブジェクト管理手段、前記
イベント管理手段に実行を依頼し、イベント管理手段
は、前記変化イベントを受けて、前記複数のオブジェク
トの少なくとも1つのオブジェクトの状態を変化させ
る。
【0068】また、第17の発明において、情報提示装
置の中間言語変換手段は、簡易言語で記載された処理手
続き部及び提示条件を、中間言語に変換し、中間言語格
納手段は、変換した中間言語情報を格納し、格納された
中間言語情報を順次実行するので、手続き部の実行処理
の高速化と、ユーザが作成した簡易言語の単位ではな
く、機械語に対応した中間言語の単位で、並列処理にお
ける時分割処理が可能となり、実時間処理に貢献でき
る。
【0069】また、第18の発明において、提示情報作
成装置のオブジェクト格納手段は、テキスト、図形、画
像、映像、および音のうちの少なくとも1つについての
提示情報を示すデータ部と、このデータ部の時空間上の
振舞いを規定するための処理手続部との組で構成される
複数個のオブジェクト、および提示情報の提示条件を格
納し、対話処理入力手段はユーザからの対話入力を受け
て前記イベント管理手段に対してイベントを発行し、オ
ブジェクト管理手段は、任意の1つのオブジェクトと他
の任意の1つのオブジェクトとが、所定の関係になった
ことを検出して前記変化イベントを出力するとともに、
イベント管理手段は、前記変化イベントを受けて、前記
複数のオブジェクトの少なくとも1つのオブジェクトの
状態を変化させる。
【0070】また、第19の発明において、イベント情
報格納手段は、対話処理入力手段から発行される入力イ
ベント、時間制御手段から発行されるタイマー割り込み
イベント、およびオブジェクト管理手段から発行される
オブジェクト動作状態変化イベントのイベント情報を格
納し、イベント情報調節手段は、情報提示の実行状況に
合わせてイベント格納手段に格納された情報を調節し、
前記イベント管理手段は、イベント情報格納手段に格納
された情報を参照して情報提示の全体のイベント制御を
行なうので、実時間処理を考慮に入れたアニメーション
実行が可能になる。
【0071】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明の第1実施例として、マル
チメディア情報をソースとして情報の提示を行う情報提
示装置を図1に基づいて説明する。図1は情報提示装置
の構成を示すブロック図である。
【0072】図1において、1は情報提示装置である。
2はマルチメディア情報提示の対話処理に必要なパラメ
ータを入力する対話処理入力手段である。この対話処理
入力手段2には、例えばマウスやスイッチ、キーボード
など種々の入出力操作装置が接続される。
【0073】3は、あらかじめテキスト・図形・画像・
映像・音等のマルチメディア情報のデータ部とこれを処
理するための処理手続きとの組で構成されるオブジェク
ト等が格納され、後述する解釈実行手段4や情報提示実
行手段7からの上記処理手続きに従ったコマンドに応じ
て、上記オブジェクトのクラス継承管理、空間的配置管
理、および動作状態管理を行うオブジェクト管理手段で
ある。すなわち、例えば画像表示が行われる場合には、
このオブジェクト管理手段3により、階層構造的に所定
の属性を付与されたオブジェクトが所定の位置に所定の
状態で表示されるべく、オブジェクトの管理が行われ
る。
【0074】ここで、上記オブジェクト管理手段3に格
納されるテキスト、図形、画像、映像及び音等の各オブ
ジェクトは、それぞれの属性と移動や変形等の自分自身
に対する操作の方法が自分自身の中に包含されるオブジ
ェクト指向の手法で形成されたものが用いられるように
なっており、これにより、オブジェクト管理手段3等に
おいて各オブジェクトを容易に独立して扱うことができ
るようになっている。すなわち、各オブジェクトの動作
を独立に定義でき、オブジェクトどうしの衝突等のオブ
ジェクト間の相互作用や、対話処理入力手段2に対して
なされる操作に関する条件などを定義することが容易で
あるため、各オブジェクトが複雑に絡み合ったプレゼン
テーション・ソフトを容易に開発することができる。
【0075】なお、上記オブジェクトは階層的に定義可
能で、したがって、複数のオブジェクトの集合と、これ
らのオブジェクトの相互関係との組み合わせも、またオ
ブジェクトとして記述することができる。
【0076】4は前記オブジェクトの簡易型インタプリ
タ式言語によって記述された処理手続きを解釈し、オブ
ジェクト管理手段3等に処理手続きに応じたコマンドを
出力する解釈実行手段である。なお、必ずしも上記のよ
うにインタプリタ式言語を解釈するように構成する必要
はないが、このように構成すれば、プレゼンテーション
・ソフトの開発過程において再コンパイルなしに提示内
容を変更することができるので、開発工数を大幅に減少
させることができる。
【0077】5は解釈実行手段4やオブジェクト管理手
段3から発行された時間制御指示を受けて、情報提示の
時間制御を行う時間制御手段である。
【0078】6は対話処理入力手段2から発せられる入
力イベント、時間制御手段5から発行されるタイマー割
り込みイベント、および前記オブジェクト管理手段3か
ら発行されるオブジェクト動作状態変化イベントを管理
することで、対話処理とオブジェクトの時空間的な動作
制御の統括管理を行うイベント管理手段である。
【0079】すなわち、入力イベントやタイマー割り込
みイベントが非同期に生じる場合でも、イベント管理手
段6がこれらのイベントを統合的に管理し、イベントに
応じた処理の実行や実行延期を一元的に管理することに
よって、時間制御を考慮したハイパーテキスト的な情報
提示が行えるようになっている。
【0080】7は情報提示の全体制御を行う情報提示実
行手段である。すなわち、この情報提示実行手段7が解
釈実行手段4やイベント管理手段6に制御を渡してこれ
らを起動することにより、オブジェクト内の記述やイベ
ントに応じた処理が行われ、情報提示が行われるように
なっている。
【0081】8は情報提示実行手段7がオブジェクト管
理手段3から読み出して出力したオブジェクトのデータ
部及び処理手続き部を一時的に格納するデータバッファ
である。
【0082】9はマルチメディア情報提示のための音響
装置及び画像出力装置への出力制御を行う出力制御手段
である。この出力制御手段9には、例えば音声出力装置
やディスプレイなど種々の出力装置が接続される。
【0083】101から123は制御データ、コマン
ド、データ等の経路を示す。ただし、上記各名称は、便
宜上、伝達される主な内容を示したもので、実際には、
この名称に係らず、状況に応じて種々の内容が伝達され
る。
【0084】上記の構成において、例えば以下のように
してインタラクティブ・アニメーションの情報提示が行
われる。
【0085】まず、情報提示実行手段7は情報提示を行
いたいオブジェクト名をユーザから得るために解釈実行
手段4に対して制御データ107を送り、これを受けて
解釈実行手段4は対話処理入力手段2にコマンド111
を送る。
【0086】オブジェクト名が入力されると対話処理入
力手段2は入力完了の通知とオブジェクト名をデータ1
01としてイベント管理手段6に送る。イベント管理手
段6は受信したデータ101を登録する。
【0087】情報提示実行手段7はイベント管理手段6
に対してイベント要求のコマンド102を送り、イベン
ト管理手段6からイベント情報としてのオブジェクト名
のデータ103を受け取り、オブジェクト管理手段3に
オブジェクト取り出しのためのコマンド104を送る。
さらに、情報提示実行手段7は、イベント情報に関連す
るオブジェクトをオブジェクト管理手段3からデータ1
05として取り出し、当該オブジェクトのデータ部及び
処理手続きのデータ106をデータバッファ8に転送
し、制御データ107で解釈実行手段4に制御を渡す。
【0088】これを受けて解釈実行手段4はデータバッ
ファ8をデータ108で参照して当該オブジェクトの処
理手続きを解釈し、処理手続きの種類によりコマンド1
09でオブジェクト管理手段3、コマンド110で時間
制御手段5、コマンド111で対話処理入力手段2、コ
マンド112でイベント管理手段6及びコマンド113
で出力制御手段9へ実行を依頼する。
【0089】依頼を受けたオブジェクト管理手段3はコ
マンドの種類に応じてコマンド実行中にオブジェクトの
動作状態変化を知らせるコマンド115をイベント管理
手段6に対して送ったり、時間制御手段5に対して新規
タイマーの発生コマンド114を送り、制御データ11
8で解釈実行手段4に制御を戻す。
【0090】また、依頼を受けた時間制御手段5はコマ
ンドの種類に応じた処理を実行し、制御データ119で
解釈実行手段4に実行終了を知らせるとともにタイマー
割り込みを管理し、タイマー割り込みが生じたらイベン
ト管理手段6にコマンド116を送る。
【0091】また、依頼を受けた対話処理入力手段2は
コマンド実行後にイベント管理手段6にデータ101を
送り制御データ120で解釈実行手段4に制御を渡す。
【0092】また、イベント管理手段6はコマンド実行
後に制御データ121で、また、出力制御手段9はコマ
ンド実行後に制御データ122で解釈実行手段4に制御
を渡す。
【0093】制御を渡された解釈実行手段4は該当処理
手続きがなくなるまで処理手続きの解釈及び実行依頼を
繰り返した後、制御データ123で制御を情報提示実行
手段7に渡し、制御を渡された情報提示実行手段7は再
びイベント管理手段6に対してイベント要求のコマンド
102を送ることにより、この一連の処理を繰り返し情
報提示の進行を行っている。
【0094】なお、このような非同期な割り込みを受け
付けるためにイベント管理手段6と時間制御手段5は別
プロセスで実行されるようになっている。
【0095】次に、情報提示が行われる場合の、より具
体的な動作の例として、図5に示すようなアニメーショ
ンの表示が行われる場合の動作を説明する。
【0096】まず、情報提示実行手段7は情報提示を行
いたいオブジェクト名をユーザから得るために解釈実行
手段4に対してコマンドを示す制御データ107を送
る。
【0097】例えば、そのコマンド内容が"input obje
ct-name”という情報提示を行いたいオブジェクト名の
入力要請コマンドであるとすると、これを受けて解釈実
行手段4は対話処理入力手段2にコマンド111を送
る。
【0098】オブジェクト名が入力されると対話処理入
力手段2は入力完了の通知とオブジェクト名をデータ1
01としてイベント管理手段6に送る。
【0099】イベント管理手段6は受信したデータ10
1を登録し、情報提示実行手段7はイベント管理手段6
に対してイベント要求のコマンド102を送り、イベン
ト管理手段6からイベント情報としてのオブジェクト名
のデータ103を受け取り、オブジェクト管理手段3に
オブジェクト取り出しのためのコマンド104を送り、
イベント情報に関連するオブジェクトをオブジェクト管
理手段3からデータ105として取り出し、当該オブジ
ェクトのデータ部及び処理手続きのデータ106をデー
タバッファ8に転送する。
【0100】例えば、データバッファ8に図20、図2
1、図22のような処理手続きが転送されたとする。
【0101】情報提示実行手段7は、制御データ107
で解釈実行手段4に制御を渡す。まず、解釈実行手段4
は、データバッファ8をデータ108で参照して、当該
オブジェクトの処理手続きを解釈し、(51)〜(59)の"mai
nframe"ブロック、(60)の"On mainframeEnd"ブロッ
ク、(61)の"On MouseDown"ブロック及び(62)〜(67)の"
On Collisionmeteo and earth"ブロックの4つのブ
ロックから構成されることを検知し、さらにコマンド1
12でイベント管理手段6に"mainframe"イベント、”O
n mainframeEnd"イベント、"On MouseDown"イベント
及び"On Collision"イベントの4つのイベントを登録
するコマンドを送る。
【0102】これを受けたイベント管理手段6は、この
4つのイベントをイベント情報としてイベントテーブル
に登録する。そして、この4つのイベントの中で、処理
設定を行うように設定されている"mainframe"イベント
に対応する処理手続き(51)から(59)を実行するため、制
御データ121で解釈実行手段4に制御を渡す。
【0103】制御を渡された解釈実行手段4は、それに
該当する処理手続きを逐次解釈実行してゆく。
【0104】まず、解釈実行手段4は(51)でオブジェ
クト、ボールを作成することを解釈し、"Sun"という名
前のボールを作成するため、オブジェクト管理手段3に
作成コマンド109を送る。
【0105】これを受けてオブジェクト管理手段3はオ
ブジェクトを作成し、制御データ118で解釈実行手段
4に制御を渡す。
【0106】解釈実行手段4は(51)の処理手続きと同
様に(52)、(53)の解釈及び実行依頼を繰り返し、"e
arth","meteo"のオブジェクトを作成する。そして、
(54)〜(56)で解釈実行手段4はそれぞれのオブジェ
クトの位置を設定するためコマンド109をオブジェク
ト管理手段3に送り、(57)〜(59)で解釈実行手段4
はそれぞれのオブジェクトの色を設定するためコマンド
109をオブジェクト管理手段3に送る。また、出力制
御手段9にコマンド113を送って、これらのオブジェ
クトの表示を行わせる。
【0107】ここで、"mainframe"の処理手続きがすべ
て終了したので、解釈実行手段4は、制御のコマンド1
12でイベント管理手段6に"mainframe"イベントの処
理手続きの終了を知らせ、制御をイベント管理手段6に
渡す。
【0108】イベント管理手段6は既に登録済みのイベ
ント情報の中から、"mainframe"イベントを消去し、"ma
infraeEnd"イベントが真(true)であることを登録し、制
御を示すデータ103で情報提示実行手段7に制御を渡
す。
【0109】情報提示実行手段7は、次に有効なイベン
ト得るため、イベント管理手段6にコマンド102を発
行し、制御をイベント管理手段6に渡す。
【0110】現在、有効なイベントは”mainframeEnd”
であるので、イベント管理手段6は、このイベントに対
応した処理手続き(60)を実行するため、制御データ1
21で解釈実行手段4に制御を渡す。
【0111】制御を渡された解釈実行手段4は(60)で
時間制御手段5にコマンド110により一定間隔△tご
とにタイマー割り込みイベントを発行するコマンド11
6を送るように依頼し、コマンド112でイベント管理
手段6に"move"イベントを登録する。
【0112】時間制御手段5からコマンド116によっ
てタイマー割り込みイベントが発行されると、イベント
管理手段6は、そのイベントをイベントテーブルに登録
する。
【0113】そしてイベント管理手段6は登録されたイ
ベントの実行状態、実行順を管理する。
【0114】そして現在有効なイベントは(60)1つし
かないのでイベント管理手段6はこれに実行権を与え、
当該イベントを実行するよう解釈実行手段4に依頼す
る。解釈実行手段4はSunの範囲を半径100で回るよ
うにオブジェクトearthの位置を計算し、出力制御手9
に画面出力を依頼するコマンド113を送る。
【0115】出力制御手段9はコマンド113に従っ
て、画面のオブジェクトearthを出力する。
【0116】その後、イベント管理手段6はタイマー割
り込みごとに(60)のイベントに実行権を与え、以下前
記の処理がなされ、これを繰り返し、Sunの周りをearth
が回るアニメーションの表示がなされる。
【0117】そして今、オブジェクトmeteoの上でマウ
スボタンが押される操作が成されると、対話処理入力手
段2は必要なパラメータ、(この場合オブジェクト名me
teoとイベントタイプMouseDown)と入力完了の通知をデ
ータ101としてイベント管理手段6に送る。
【0118】これを受けたイベント管理手段6はこのイ
ベントを登録し、現在(60)が△tごとに行う処理の途
中であれば単位処理の実行後、制御を示すデータ103
で情報提示実行手段7に制御を渡す。
【0119】制御を渡された情報提示実行手段7は、次
に有効なイベント得るため、イベント管理手段6にコマ
ンド102を発行し、制御をイベント管理手段6に渡
す。
【0120】現在、有効なイベントは”MouseDown”で
あるので、イベント管理手段6は、このイベントに対応
した処理手続き(61)を実行するため、制御データ12
1で解釈実行手段4に制御を渡す。
【0121】制御を渡された解釈実行手段4は(61)を
解釈し、コマンド110で時間制御手段5に一定間隔△
tごとにイベントを発行するよう依頼する。そして前記
(60)の実行の時と同様にしてmeteoがg(t)に従って移
動する。
【0122】そしてmeteoとearthが衝突すると、オブジ
ェクト管理手段3はイベント管理手段6にコマンド11
5でイベントcollisionを知らせる。
【0123】するとそれを受けとったイベント管理手段
6は、このイベントを登録し現在、(60)及び(61)が
△tごとに行う処理の途中であれば単位処理の実行後、
制御を示すデータ103で情報提示実行手段7に制御を
渡す。
【0124】制御を渡された情報提示実行手段7は、次
に有効なイベント得るため、コマンド102を発行し、
制御をイベント管理手段6に渡す。
【0125】現在、有効なイベントは"Collision mete
o and earth"であるので、イベント管理手段6は、こ
のイベントに対応した処理手続き(62)〜(67)を実行
するため、制御データ121で解釈実行手段4に制御を
渡す。制御を渡された解釈実行手段4は(62)でオブジ
ェクトmeteoの位置を変数positionに代入し、イベント
管理手段6に1行実行終了の通知を送る。そしてイベン
ト管理手段6は(60)及び(61)の実行終了後、再びイ
ベントcollisionの実行を解釈実行手段4に依頼する。
【0126】以下(63)〜(67)まで1行毎にこの処理
が入るがこれは同様の処理なので説明を省略する。
【0127】解釈実行手段4は(63)、(64)でオブジ
ェクトmeteoとearthを消去するため、オブジェクト管理
手段3にコマンド109を送り、それを受けたオブジェ
クト管理手段3は当該オブジェクトを消去し、制御デー
タ118で制御を解釈実行手段4に戻し、同様の処理で
(65)で10個のボールオブジェクトを作成する。ま
た、出力制御手段9にコマンド113を送って、これら
のオブジェクトの消去や表示を行わせる。
【0128】この時の手順は(51)〜(53)の時と同様
であるので説明を省略する。ただし、この場合、多数の
オブジェクトを作成するため、1個のオブジェクトを作
成する毎に、前記(51)〜(53)と同様の処理を行う。
次に(66)で、(65)で作成したasteroid??を変数posi
tionの位置におく。そして(67)でpositionの位置を中
心に、放射上に10個のasteroid??を移動させる。この
移動の時の処理も(60)、(61)の場合と同様である。
【0129】以下でイベントcollisionの処理が終了し
たので、解釈実行手段4は、制御のコマンド112でイ
ベント管理手段6に"Collision"イベントの処理手続き
の終了を知らせ、制御をイベント管理手段6に渡す。
【0130】イベント管理手段6は既に登録済みのイベ
ント情報の中から、"Collision"イベントをイベントテ
ーブルから削除する。
【0131】なお、イベントcollision発行の処理につ
いては、各オブジェクト作成時に実行される可能性のあ
るイベントを先読みするようになっている。この場合は
前記(61)〜(67)までのデータを先読みし、実行可能
イベントMouseDown, Created, Collisionを予約イベン
トテーブルに登録し、Collisionについては、情報提示
実行手段7が、Collisionイベント発行準備を行う。こ
れはmeteoとearthに位置変更時に互いに位置をチェック
するよう通知することである。これにより、不要なイベ
ント処理を削減することができる。
【0132】なお、上記の例では説明の簡単のためにア
ニメーションを表示させる例を示したが、提示対象とし
てビデオ映像や録音音声などやこれらとアニメーション
との組み合わせなどを用いる場合でも同様の処理により
提示を行うことができる。
【0133】以上のように本実施例によれば、時間制御
や対話処理をイベントとして統合することにより、ハイ
パーテキスト性とビデオ編集的性格を合わせ持ち、シナ
リオが電子フィルムモデルをもとに構成された従来のプ
レゼンテーション・ソフトに比べて、大幅に質の高いプ
レゼンテーション・ソフトの開発や提示を容易に行うこ
とができる。
【0134】特に、教育ソフトや娯楽ソフトの分野にお
いて、時間と空間を合わせた時空間内で各マルチメディ
アデータの動作を統合的に記述し対話性のある視聴覚効
果の高いシミュレーション型のプレゼンテーション・ソ
フトの提示に効果を発揮する。
【0135】また、オブジェクト指向の手法が用いられ
ていることにより、オブジェクト相互の関係の定義等が
容易なので、特に力学や数学の教育支援等の分野のよう
に、シミュレーション性の高い情報提示が多く求められ
る分野においてその利用価値が高い。
【0136】さらに、オブジェクト指向の手法が用いら
れていることにより、新しいメデイアやクラスを容易に
追加することも容易にでき、技術の進歩やアプリケーシ
ョン開発に素早く対応することができる。
【0137】(第2実施例)以下、本発明の第2実施例
として、上記第1実施例の構成に加えて、他の装置等と
の間で通信を行うことができるように構成された情報提
示装置を図2に基づいて説明する。
【0138】なお、本第2実施例において、前記第1実
施例と同様の機能を有する構成要素については対応する
番号を付して説明を省略する。
【0139】図2において、10は他の情報提示装置
や、アプリケーション・ソフト等の外部システムの起動
や外部システムからのデータの取り込み制御を行う外部
システム通信手段である。この外部システム通信手段1
0は、外部システムからの非同期な割り込みを受け付け
るために、イベント管理手段6、および時間制御手段5
とは別プロセスで実行されるようになっている。
【0140】201から223、232から234は制
御データ、コマンド、データ等の経路を示す。ただし、
上記各名称は、便宜上、伝達される主な内容を示したも
ので、実際には、この名称に係らず、状況に応じて種々
の内容が伝達される。
【0141】上記の構成において、情報提示を行う際、
解釈実行手段4は、データバッファ8をデータ208で
参照して当該オブジェクトの処理手続きを解釈した際
に、処理手続きの種類により、コマンド209〜213
でオブジェクト管理手段3、時間制御手段5、対話処理
入力手段2、イベント管理手段6、または出力制御手段
9に実行を依頼するのに加えて、コマンド232で外部
システム通信手段10へも実行を依頼する。
【0142】外部システム通信手段10は、実行依頼を
受けると、そのコマンド実行後にイベント管理手段6に
データ234を送り、制御データ233で解釈実行手段
4に制御を渡すとともに外部システムからのイベントを
監視する。
【0143】そこで、外部システム通信手段10は、例
えば外部システムからデータが入力されると、イベント
管理手段6にデータ234を送る。
【0144】イベント管理手段6は、オブジェクト管理
手段3や時間制御手段5からコマンド115・116を
受けた場合と同様に、外部システム通信手段10からコ
マンド、およびデータを示すデータ234を受け取るこ
とにより、イベント処理を行う。
【0145】以上のように、外部システム通信手段10
をイベント管理手段6の管理下で機能させることによ
り、外部システムの起動や外部システムからのデータの
取り込み制御を行わせ、外部システムからの素材データ
の利用やアプリケーション・ソフトの利用をオブジェク
トの処理手続きとして統一的に行うことができる。さら
に、外部システムの動作に対応させて、オブジェクト管
理手段3に格納されているオブジェクトの提示を行うこ
ともできる。
【0146】(第3実施例)以下、本発明の第3実施例
として、マルチメディア情報をソースとした提示情報作
成を行う提示情報作成装置を図3に基づいて説明する。
【0147】この提示情報作成装置は、従来の装置のよ
うにマルチメディア情報の相互関係が固定的な提示情報
を作成するだけでなく、相互関係に関する条件等をオブ
ジェクトの処理手続きとして記述することにより、前記
第1、2実施例で示したような情報提示を行う提示情報
を作成することができる。
【0148】なお、第3実施例においても、前記第1実
施例と同様の機能を有する構成要素については対応する
番号を付して説明を省略する。
【0149】図3において、14は提示情報作成装置で
ある。11はオブジェクト情報の処理手続きや編集指示
を入力する処理手続き入力手段である。より具体的に
は、例えばテキストエディタなどが用いられる。なお、
グラフィックエディタなどを用いて、グラフィックデー
タなども入力できるようにしてもよい。
【0150】12は入力手段11からの編集指示に応じ
て、入力手段11や素材入力手段13から入力されるマ
ルチメディア素材を編集し、オブジェクトを作成するマ
ルチメディア統合編集手段である。
【0151】13はテキスト・図形・画像・音などの複
数のマルチメディア素材を入力する素材入力手段であ
る。この素材入力手段13としては、例えばVTRや、
ビデオカメラ、オーディオテープレコーダ等、種々のソ
ース情報出力装置が用いられる。
【0152】301から331は制御データ、コマン
ド、データ等の経路を示す。ただし、上記各名称は、便
宜上、伝達される主な内容を示したもので、実際には、
この名称に係らず、状況に応じて種々の内容が伝達され
る。
【0153】上記の構成において、例えば以下のように
して提示情報の作成が行われるようになっている。
【0154】まず、マルチメディア統合編集手段12
は、コマンド331により、素材入力手段13からの素
材の入力データ330を受け取るとともに、コマンド3
29により、処理手続き入力手段11からの処理手続き
の入力データ328を受けてオブジェクトを作成する。
【0155】作成されたオブジェクトは、コマンド32
6によりオブジェクト管理手段3に格納される。なお、
格納されたオブジェクトは、コマンド326とデータ3
27により参照したり編集し直したりすることができ
る。
【0156】上記のようにしてオブジェクトがオブジェ
クト管理手段3に格納された後、作成されたオブジェク
トの動作確認は、制御データ325で情報提示実行手段
7に制御を渡すことにより行われる。
【0157】すなわち、情報提示実行手段7は、情報提
示を行うオブジェクト名をユーザから得るために解釈実
行手段4に対して制御データ307を送り、これを受け
て解釈実行手段4は対話処理入力手段2にコマンド31
1を送り、以下、前記第1実施例と同様の動作により、
格納されたオブジェクトに基づいた情報提示が行われ
る。
【0158】ただし、全てのイベントが終了すると、情
報提示実行手段7は制御データ324によりマルチメデ
ィア統合編集手段12に制御を渡し、再度編集が可能な
状態になる。
【0159】以上のように、オブジェクト指向の手法や
インタプリタ式言語を用いてオブジェクトの作成や処理
手続きの記述を行うことができるとともに、提示情報の
作成と確認のための提示処理とを簡単に繰り返すことが
できるので、プレゼンテーション・ソフトを開発におけ
る開発効率の向上とソフトの質の向上が容易に図ること
ができる。
【0160】特に、上記のように解釈実行手段4を独立
して設けることにより、簡易型インタプリタを高度にし
てゆくことが容易になり、コンピュータの専門家でない
教育者や営業マンがプレゼンテーション・ソフトを開発
することも容易に可能となり、広く一般人にも紙メディ
アを越えたプレゼンテーションが実現できるようにな
る。
【0161】(第4実施例)以下、本発明の第4実施例
として、上記第3実施例の構成に加えて、他の装置等と
間で通信を行うことができるように構成された提示情報
作成装置を図4に基づいて説明する。
【0162】なお、第4実施例においても、前記第1〜
第3実施例と同様の機能を有する構成要素については対
応する番号を付して説明を省略する。
【0163】図4において、入力手段11、マルチメデ
ィア統合編集手段12、および素材入力手段13は、上
記第3実施例の提示情報作成装置と同じものであり、外
部システム通信手段10は、前記第2実施例の情報提示
装置と同じものである。
【0164】また、401から434は制御データ、コ
マンド、データ等の経路を示す。ただし、上記各名称
は、便宜上、伝達される主な内容を示したもので、実際
には、この名称に係らず、状況に応じて種々の内容が伝
達される。
【0165】上記の構成において、提示情報の作成は、
前記第3実施例と同様に行うことができる。ただし、そ
の際に、外部システム通信手段10を介した外部システ
ムとの通信に関するオブジェクトを作成することによ
り、第2実施例に示したような情報提示を行わせること
ができるようになる。
【0166】(第5実施例)以下本発明の情報提示装置
の第5実施例を図面を参照しながら説明する。なお、第
5実施例においても、前記第1〜第4実施例と同様の機
能を有する構成要素については対応する番号を付して説
明を省略する。
【0167】図5において、20は情報提示装置、15
は情報のデータ部とこれを処理するための手続き部の組
で構成され、階層構造を有するオブジェクトと呼ばれる
情報遮蔽手段、16はオブジェクトのクラス継承管理の
機能と、前記オブジェクトの親子継承管理の機能と前記
オブジェクトの階層構造管理の機能と前記オブジェクト
の動作状態を管理しイベントを発行する機能とを有する
オブジェクト管理手段、17は一定間隔毎に割り込みを
掛けるタイマー発生手段、18は前記オブジェクトの時
間変化を記述する時間制御関数式を有する時間制御手
段、19は前記オブジェクトの空間変化を記述する空間
配置制御関数式を有する空間配置制御手段、21は情報
提示を行なうためにアプリケーションウィンドウの作成
等を行なう初期設定実行手段である。
【0168】2は情報提示の対話処理に必要なパラメー
タを入力する対話処理入力手段、4は前記オブジェクト
内に記述された処理手続きを解釈実行する解釈実行手
段、6はタイマー発生手段17とオブジェクト管理手段
16と対話処理入力手段2とから送信されたイベントの
状態および実行順を管理するイベント管理手段、7は情
報提示の全体制御を行う情報提示実行手段である。すな
わち、この情報提示実行手段7が解釈実行手段4やイベ
ント管理手段6に制御を渡してこれらを起動することに
より、オブジェクト内の記述やイベントに応じた処理が
行われ、情報提示が行われるようになっている。
【0169】8は情報提示実行手段7がオブジェクト管
理手段3から読み出して出力したオブジェクトのデータ
部及び処理手続き部を一時的に格納するデータバッファ
である。9は情報提示のための画像出力装置への出力制
御を行なう出力制御手段、501から530は制御信
号、コマンド、データ等を示す信号線であって、以下の
動作により、アニメーションの情報提示を行なってい
る。図9から図11にそのフローチャートを示す。
【0170】まず、初期設定実行手段21はアプリケー
ションウィンドウを作成した後(901)、初期状態の
オブジェクトを作成するためにイベント530を発行し
(902)、情報提示実行手段7に制御を渡す(90
3)。情報提示実行手段7は、イベント管理手段6にイ
ベントが来ているかどうかのチェック要求502を送り
(1001)、イベント管理手段6はイベントが来てい
ればそのイベントを登録し(1002)、情報提示実行
手段7は解釈実行手段4に制御信号507を送り(10
07)、解釈実行手段4はオブジェクト管理手段16に
対して該当オブジェクトの処理手続きの該当部分の読み
出しコマンド509を送る。これを受けてオブジェクト
管理手段16は該当オブジェクト15に読みだしコマン
ド525を送り、該当オブジェクト15は処理手続きデ
ータ526をオブジェクト管理手段16に送る。
【0171】オブジェクト管理手段16は受けとった処
理手続きデータ526を解釈実行手段4に処理手続きデ
ータ518として送る。解釈実行手段4は処理手続きデ
ータ518を解釈し、処理手続きの種類により実行コマ
ンド509をオブジェクト管理手段16に、コマンド5
11を対話処理入力手段2に、コマンド510を時間制
御手段18に、コマンド513を出力制御手段9に送る
(1107)。オブジェクト管理手段16は該当オブジ
ェクト15に該当コマンド525を送る。該当オブジェ
クト15はデータと実行終了あるいは未終了の通知をオ
ブジェクト管理手段16に送る。オブジェクト管理手段
16は必要に応じて、解釈実行手段4にデータ518を
送り、実行終了あるいは未終了の通知515をイベント
管理手段6に送る。イベント管理手段6はこれを受けて
未終了の通知が送られていれば該当イベントを削除す
る。
【0172】情報提示実行手段7はイベント管理手段6
に次に実行すべきイベントを選ぶよう依頼し(100
5)、解釈実行手段4あるいはオブジェクト管理手段1
6に制御信号507あるいは504を送る。前記の動作
を繰り返し、解釈実行手段4にオブジェクト管理手段1
6から送られたデータ518が処理終了であれば解釈実
行手段4はイベント削除コマンド512をイベント管理
手段6に送る(1106)。イベント管理手段6はイベ
ントを削除し、次のイベントを選ぶ(1005)。もし
選ぶべきイベントがなければ、イベントが送られてくる
まで待つ。ここで、対話処理入力手段2にユーザから入
力があれば、対話処理入力手段2はこれをイベント50
1としてイベント管理手段に送る。
【0173】オブジェクト管理手段16に時間制御、空
間制御を必要とするコマンドの実行依頼がされると、オ
ブジェクト管理手段16は必要ならばオブジェクト15
より時間制御関数式、空間制御関数式を読みだし、それ
ぞれ時間制御手段18、空間制御手段19に送る。時間
制御手段18、空間制御手段19はこれらを格納する。
さらにオブジェクト管理手段16は、時間制御手段18
に、タイマー発生手段17を制御するようコマンド52
4を送る。時間制御手段18は時間制御関数式に従って
タイマー発生手段17を制御する。ここで相対時間から
絶対時間への変換が行なわれることになる。また空間制
御については、オブジェクト管理手段16は空間制御手
段19に位置計算を依頼し、空間制御手段19は空間制
御関数式にしたがって位置計算を行ない、その結果をオ
ブジェクト管理手段16に送る。ここで相対空間から絶
対空間への変換が行なわれることになる。オブジェクト
管理手段16はこれらのデータを受けとり、解釈実行手
段4にデータを送る。
【0174】それでは第5の実施例を具体的なモデルを
設定して説明する。図6において、601はSL本体、
602はクランクバー、603はSLの前車輪、604
はSLの後車輪、605は客車本体、606は客車の前
車輪、607は客車の後車輪、608は人1、609は
ボール1、610は新幹線本体、611は新幹線の前車
輪、612は新幹線の後車輪、613は人2、614は
ボール2、615はSLの降車ボタン、616はSLの
乗車ボタン、617はSLのスタートボタン、618は
SLの速度設定スケール、619は新幹線の降車ボタ
ン、620は新幹線の乗車ボタン、621は新幹線のス
タートボタン、622は新幹線の速度設定スケール、で
ある。図7、図8においては図6と番号の示すものは一
致している。 この例のモデルは、スタートボタンを押
すとSL、新幹線がそれぞれ設定された速度で動きだ
し、SL、新幹線の先頭の横方向の位置が一致するとボ
ールが投げ出され、人がそれぞれ前方に向かって歩きだ
し、人が先頭に着くとそれぞれSL、新幹線が停車する
というアニメーションのモデルである。なおSL、新幹
線が動いている間にも、それぞれの速度を変化させるこ
とができる。以下このモデルの動作を図を参照しながら
説明する。
【0175】まず初期状態のオブジェクト作成処理手続
きとして図12のようなメインスクリプトが、オブジェ
クト15にある。初期設定実行手段21は前記メインス
クリプトを実行するために、オブジェクトmainframeよ
りスクリプト実行のイベントを発生させ、情報提示実行
手段7に制御を渡す。イベント管理手段6は初期設定実
行手段21により発行されたイベントを登録し、現在こ
のイベントしか存在しないので、イベント管理手段6は
解釈実行手段4に制御を渡し、解釈実行手段4はオブジ
ェクト管理手段16に対して、オブジェクトmainframe
から前記メインスクリプトを読み込むよう依頼のコマン
ドを送る。オブジェクト管理手段16はこれを受けてオ
ブジェクトmainframeからメインスクリプトを読みだ
し、解釈実行手段4に送る。
【0176】解釈実行手段4は、(1)を読み込みそれ
を解釈する。(1)はオブジェクト”SLの本体”をオ
ブジェクトmainframeの子どもとして作成せよ、という
コマンドであるので、解釈実行手段4はそれをオブジェ
クト管理手段16に送る。オブジェクト管理手段16は
解釈実行手段4より送られたコマンドを実行し、その結
果オブジェクト”SLの本体”が作成される。そしてオ
ブジェクト管理手段16はオブジェクト”SLの本体”
をオブジェクト管理手段内のオブジェクト管理テーブル
に登録する。そしてオブジェクト管理手段16は出力制
御手段9に画面にオブジェクト”SLの本体”を表示す
るように依頼し、イベント管理手段6に実行終了の通知
を送り、情報提示実行手段7に制御を戻す。
【0177】情報提示実行手段7はイベント管理手段6
にイベントが存在するかどうかのチェックを依頼する。
現在1個しかイベントが存在しないので情報提示実行手
段7はメインスクリプトの続きを実行するよう解釈実行
手段4に依頼する。解釈実行手段4は(2)を解釈し、
その結果のコマンドをオブジェクト管理手段16に送
る。以下前記の処理をして、情報提示実行手段7に制御
を渡す。
【0178】以下同様に、(3)、(4)を実行する。
次に解釈実行手段4は(5)を解釈し、コマンドをオブ
ジェクト管理手段16に送る。これはオブジェクトの階
層構造を変更せよというコマンドであるので、オブジェ
クト管理手段16はオブジェクトmainframeの子どもと
してオブジェクト”SL”を作り、(1)〜(4)のオ
ブジェクトをオブジェクト”SL”の子どもに変更す
る。そしてイベント管理手段11に実行終了の通知を送
り、情報提示実行手段7に制御を渡す。
【0179】以下同様に(6)から(28)まで各オブ
ジェクトを作成する。するとメインスクリプトの処理が
終了したことになるので解釈実行手段4はイベント削除
のコマンドをイベント管理手段6に送る。これを受けて
イベント管理手段6は、このイベントを削除する。これ
で登録されたイベントは一つも存在しなくなるので、情
報提示実行手段7は何かイベントが送られてくるまで待
つ。この時、画面は図6のようになっている。
【0180】ここでユーザが”乗る1”ボタンを押す
と、対話処理入力手段2はオブジェクト”乗る1”が押
されたというイベントをイベント管理手段6に送る。イ
ベント管理手段6はこのイベントを登録し、現在このイ
ベントしか存在しないので、解釈実行手段4に制御を渡
し、解釈実行手段4はオブジェクト”乗る1”に書かれ
たスクリプトを読んでくるようオブジェクト管理手段1
6に依頼する。そのスクリプトを図13に示す。
【0181】解釈実行手段4は、マウスが押されたとい
うイベントが起こった際に実行する部分を探しだす。そ
れは(29)であるので、(29)を解釈し、オブジェ
クト管理手段4に送る。(29)の実行によって、人1
とボール1は蒸気機関車に乗せられる。スクリプトはこ
れで終りであるので解釈実行手段4からのコマンドによ
って、このイベントは削除される。
【0182】次に”乗る2”が押されると、”乗る1”
が押された場合と同様にして人2とボール2は新幹線に
乗せられる。”乗る2”には図14のようなスクリプト
が書かれている。そしてスタートボタン1が押される
と、対話処理入力手段2はイベントをイベント管理手段
6に送り、イベント管理手段6はこのイベントを登録し
現在このイベントしか存在しないので、解釈実行手段4
に制御を渡し、解釈実行手段4はオブジェクト”スター
トボタン”に書かれたスクリプトを読んでくるようオブ
ジェクト管理手段16に依頼する。そのスクリプトを図
15に示す。
【0183】解釈実行手段4は、マウスが押されたとい
うイベントが起こった際に実行する部分を探しだす。そ
れは(31)であるので、(31)を解釈し、オブジェ
クト管理手段16に送る。オブジェクト管理手段16は
時間制御関数式v1(t)を該当オブジェクトから取り
だし、時間制御手段18に送り、空間制御関数式も取り
だし、空間制御手段19に送る。時間制御手段18はv
1(t)を格納し、時間制御関数式v1(t)により、
タイマー間隔を計算しタイマー発生手段17にタイマー
発生コマンドを送る。タイマー発生手段17はこれを受
けて時間が来れば、イベントを発行し、イベント管理手
段6に送る。空間制御手段19は空間制御関数式を格納
する。スクリプトはこれで終りであるので解釈実行手段
4からのコマンドによって、スタートボタンが押された
というイベントは削除される。
【0184】設定された時間がたつと、タイマー発生手
段17によってイベントが発行され、情報提示実行手段
7はオブジェクト管理手段16に実行を依頼する。オブ
ジェクト管理手段16は空間制御手段19に位置計算を
依頼する。空間制御手段19は位置を計算し、データを
オブジェクト管理手段16に送る。オブジェクト管理手
段16は、再び時間管理手段18にタイマー発生手段1
7の制御を依頼し、出力制御手段9に表示を依頼する。
出力制御手段9は画面に該当オブジェクトを表示する。
これを繰り返しオブジェクトを移動させる。
【0185】さらにスタートボタン2が押されると同様
にして新幹線が移動する。イベント管理手段6によっ
て、このように複数のイベントが存在しても、順番に実
行されるので複数のオブジェクトを同時に移動、変化さ
せることができる。
【0186】そして蒸気機関車と新幹線と人1、人2に
は移動したさいにはそれを通知するイベントを発行せ
よ、となっているので、前記で移動した際には、そのイ
ベントが発行される。このイベントによって実行される
処理はそれぞれのオブジェクトに記述されている。それ
らを図16から図18に示す。
【0187】新幹線が移動するとオブジェクト管理手段
16がそのイベントを発行し、イベント管理手段6はそ
れを登録する。このイベントの実行順番が来ると、イベ
ント管理手段6は解釈実行手段4に制御を渡す。解釈実
行手段4は該当スクリプトすなわち(32)〜(37)
を読み込むようオブジェクト管理手段16に依頼し、
(32)を解釈する。解釈実行手段4は蒸気機関車と新
幹線の横位置を調べるようオブジェクト管理手段16に
依頼する。オブジェクト管理手段16はそれらを調べ、
解釈実行手段4に送る。解釈実行手段4はこの2つの値
が一致するかどうか調べる。一致しなければこれでスク
リプトは終りであるので情報提示実行手段7に制御を渡
す。イベント管理手段6は次に実行すべきイベントを探
し、実行をオブジェクト管理手段16または解釈実行手
段4に依頼する。一致していれば、(33)から(3
7)を実行する。これにより、列車の中で人が歩き、列
車の進行方向と垂直にボールが投げられる。
【0188】このように、複数のオブジェクトを時空間
上で一まとめにして扱い、且つそれぞれを独立に扱うよ
うなアニメーションを容易に作成することができる。ま
た前記のように列車の移動するスピードが変化した場合
に人が歩き出すタイミングも変化するというインタラク
ティブ性の高いアニメーションを作成することも容易で
ある。
【0189】またこれら情報の動作及び相互作用を簡易
型インタプリタ式言語によって記述すれば、プレゼンテ
ーションソフトウェアの開発過程において再コンパイル
なしに変更をすることができ、開発工数を大幅に減少さ
せることができる。
【0190】(第6実施例)以下、本発明の第6実施例
として、マルチメディア情報をソースとした情報作成を
行う提示情報作成装置を図24に基づいて説明する。
【0191】この情報作成装置は、従来の装置のように
マルチメディア情報の実時間処理の制御機構を有してい
ないのではなく、情報提示の実行中に柔軟に実時間処理
の制御が可能なように、時間制御、イベント制御及び処
理手続きの実行単位の制御を行なっている。なお、本第
6実施例においても、第1実施例と同様の機能を有する
構成要素については対応する番号を付して説明を省略す
る。
【0192】図24において、22は解釈実行手段4や
オブジェクト管理手段3から発行された時間制御指示を
受けて情報提示の時間制御情報を格納する時間情報格納
手段である。具体的には、例えば時間制御情報として、
タイマーを発行したオブジェクトのポインタ、タイマー
割り込みの間隔、タイマーをスタートさせる開始時間の
指定、繰り返し回数、タイマーの精度及び一回のタイマ
ーが出された時に実行される描画等の単位情報提示処理
時間等の時間制御指示情報が、発行されたタイマーの数
だけ格納されている。
【0193】23は情報提示の実行状況に合わせて時間
情報格納手段22に格納された情報を調節する時間情報
調節手段である。例えば、同時に複数のオブジェクトに
タイマー割り込みをかけて同時に動かしたい場合、シン
グルプロセスではどうしても時間の遅れが生じる。そこ
で、時間情報調節手段23は、例えば遅れを最小限に押
えられるように、同時にタイマー割り込みをかける場
合、例えば、描画等の単位情報提示処理時間の短いもの
から処理できるように順番を変更したり、タイマー割り
込みの間隔を変更するなど、時間情報格納手段22に格
納されている情報を調節する。なお、時間情報調節手段
23は、アルゴリズムで自動的に行なってもよいし、ユ
ーザとの対話により行なってもよい。
【0194】24は対話処理入力手段2から発行される
入力イベント、時間制御手段5から発行されるタイマー
割り込みイベント、オブジェクト管理手段3から発行さ
れるオブジェクト動作状態変化イベントのイベント情報
を格納するイベント情報格納手段である。具体的には、
例えば入力トイベントなのか、それともタイマー割り込
みイベントなのかなどというイベントの種類に関する情
報、イベントを実行する時の優先順位と重み付に関する
情報、イベントを発行したオブジェクトへのポインタ
ー、有効イベントか否かのフラッグ情報及び時間経過と
ともに有効性を失うイベントか否なのフラッグ情報等に
関する情報が、発行されたイベントの数だけ格納されて
いる。
【0195】25は情報提示の実行状況に合わせてイベ
ント情報格納手段24に格納された情報を調節するイベ
ント情報調節手段である。例えば、実行処理の処理量や
処理速度に応じてイベント優先順位や重み付の変更を行
なったり、一旦有効となったイベントの中でも時間とと
もに有効性を失う場合、例えば、オブジェクトに対して
タイマ割り込みイベントが出されても、そのイベントを
実行する前に同じオブジェクトに対して同じタイマー割
り込みが出された時など前のタイマー割り込みを無効と
するようにイベント情報を変更する。
【0196】26は手続き部の解釈実行に必要な情報を
データバッファより受け取り機械語に対応した中間言語
に変換した情報を格納する中間言語格納手段である。具
体的には、並列叉はシリアルモードの指定フラッグ情
報、スクリプト単位か中間言語単位か時間単位か等の一
回の実行単位の指定、及び一回の実行にどれだけの数の
コマンドまたは中間言語を処理するかという情報等のヘ
ッダー情報に関する情報と、簡易型スクリプトを機械語
に対応した中間言語に変換した情報が、並列オブジェク
トの数だけ格納されている。なお、ヘッダー情報に関し
ては、情報提示実行手段7またはイベント管理手段6に
格納する場合もあるが、この実施例においては、中間言
語格納手段26に格納している。
【0197】27はオブジェクトの状態変化を調べる必
要があるオブジェクトに限り登録するオブジェクト状態
変化登録手段である。ここでは、オブジェクト名と状態
変化タイプである"Collision"とか"Move"が登録されて
いる。
【0198】28はオブジェクトの状態変化タイプに対
応した状態種類とアルゴリズムのペアから成る情報を格
納する状態変化種類格納手段である。例えば、状態変化
タイプが"Collision"であれば、状態変化種類はオブジ
ェクトの位置変更でアルゴリズムは2つのオブジェクト
の衝突検出のためのアルゴリズムである。
【0199】2401から2442は制御データ、コマ
ンド、データ等の経路を示す。ただし、上記各名称は、
便宜上、伝達される主な内容を示したもので、実際に
は、この名称に係らず、状況に応じて種々の内容が伝達
される。
【0200】上記の構成において、例えば以下のように
してインタラクティブ・アニメーションの情報提示が行
われる。まず、情報提示実行手段7は情報提示を行いた
いオブジェクト名をユーザから得るために解釈実行手段
4に対して制御データ2407を送り、これを受けて解
釈実行手段4は対話処理入力手段2にコマンド2411
を送る。オブジェクト名が入力されると、対話処理入力
手段2は入力完了の通知とオブジェクト名をデータ24
01としてイベント管理手段6に送る。
【0201】イベント管理手段6は受信したデータ24
01を、イベント情報格納手段24にデータ2428と
して登録する。情報提示実行手段7はイベント管理手段
6に対してイベント要求のコマンド2402を送り、そ
のコマンドを受けてイベント管理手段6は、イベント情
報格納手段24からからイベント情報としてのオブジェ
クト名のデータ2429を受け取り、データ2403と
してオブジェクト管理手段3にオブジェクト取り出しの
ためのコマンド2404を送り、イベント情報に関連す
るオブジェクトをオブジェクト管理手段3からデータ2
405として取り出し、当該オブジェクトのデータ部及
び処理手続きのデータ2406をデータバッファ8に転
送し、制御データ2407で解釈実行手段4に制御を渡
す。
【0202】これを受けて解釈実行手段4はデータバッ
ファ8をデータ2408で参照して当該オブジェクトの
処理手続きを解釈し、機械語に対応した中間言語に翻訳
し、データ2432として中間言語格納手段26に格納
する。解釈実行手段4は、この一連の中間言語に翻訳す
る作業を、データバッファ8に新しく参照する処理手続
きがなくなるまで繰り返し、データバッファ8に新しく
参照するデータがなくなったことをデータ2408で検
知すると、次に実行する処理手続きを取り出すため、中
間言語格納手段26に対してコマンド2432を送り、
これを受けて中間言語格納手段26はデータ2433と
して解釈実行手段4におくる。
【0203】これを受けて解釈実行手段4は、処理手続
きの種類によりコマンド2409でオブジェクト管理手
段3、コマンド2410で時間制御手段5、コマンド2
411で対話処理入力手段2、コマンド2412でイベ
ント管理手段6及びコマンド2413で出力制御手段9
へ実行を依頼する。
【0204】依頼を受けたオブジェクト管理手段3はコ
マンドの種類に応じてコマンド実行中にオブジェクトの
動作状態変化を知らせる必要があるか否かを調べるた
め、オブジェクト状態変化登録手段27にコマンド24
36を送りデータ2437で参照し、状態変化種類格納
手段28にコマンド2434を送りデータ2435で参
照し、必要に応じてコマンド実行中にオブジェクトの状
態変化をしらせるコマンド2415をイベント管理手段
6に対して送ったり時間制御手段5に対して新規タイマ
ーの発生コマンド2414を送り制御データ2418で
解釈実行手段4に制御を戻す。
【0205】また、依頼を受けた時間制御手段5は、そ
の時間制御情報をデータ2424として時間情報格納手
段22に格納し、コマンドの種類に応じた処理を実行し
制御データ2419で解釈実行手段4に実行終了を知ら
せるとともに時間情報格納手段22に格納してある時間
制御情報をデータ2425で参照しながらタイマー割り
込みを管理し、タイマー割り込みが生じたらイベント管
理手段6にコマンド2416を送る。また、同時に複数
のオブジェクトに対してタイマー割り込みを発生させる
必要が生じたとき、時間制御手段は5は、時間情報調節
手段23に制御信号2427で制御を渡し、制御を渡さ
れた時間情報調節手段23は、時間情報格納手段22に
格納してある情報をデータ2439で参照し、必要に応
じて情報を調節し、データ2438として時間情報格納
手段22に格納し、制御信号2426で制御を時間制御
手段5に渡す。その後、時間制御手段5は、制御信号2
419で解釈実行手段4に制御を渡す。
【0206】また、依頼を受けた対話処理入力手段2は
コマンド実行後にイベント管理手段6にデータ2401
を送り制御データ2420で解釈実行手段4に制御を渡
す。また、イベント管理手段6は、解釈実行手段4やオ
ブジェクト管理手段3や時間制御手段5及び対話入力手
段2から送られてくるイベント情報を、データ2428
でイベント情報格納手段24に格納し、データ2429
で参照してコマンドを実行し、後に制御データ2421
で、また、出力制御手段9はコマンド実行後に制御デー
タ2422で解釈実行手段4に制御を渡す。また、イベ
ント管理手段6は、同時に実行可能な複数のイベントが
存在する場合やイベントの実行優先順位の変更等の必要
性が生じた場合、制御信号2431でイベント情報調節
手段25に制御を渡し、制御を渡されたイベント情報調
節手段25はイベント情報格納手段24からイベント情
報をデータ2441で参照し、実行状況に応じてイベン
ト情報を調節し、データ2440としてイベント情報格
納手段24に格納し、制御信号2430で制御をイベン
ト管理手段6に渡す。その後、イベント管理手段6は制
御信号2421で解釈実行手段4に制御を渡す。
【0207】制御を渡された解釈実行手段4は該当処理
手続きがなくなるまで処理手続きの解釈及び実行依頼を
繰り返した後、制御データ2423で制御を情報提示実
行手段7に渡し、制御を渡された情報提示実行手段7は
再びイベント管理手段6に対してイベント要求のコマン
ド2402を送ることにより、この一連の処理を繰り返
し情報提示の進行を行っている。なお、このような非同
期な割り込みを受け付けるためにイベント管理手段6と
時間制御手段5は別プロセスで実行されるようになって
いる。
【0208】次に、情報提示が行われる場合の、より具
体的な動作の例として、図5に示すようなアニメーショ
ンの表示が行われる場合の動作を説明する。まず、情報
提示実行手段7は情報提示を行いたいオブジェクト名を
ユーザから得るために解釈実行手段4に対してコマンド
を示す制御データ2407を送る。例えば、そのコマン
ド内容が"input object-name”という情報提示を行い
たいオブジェクト名の入力要請コマンドであるとする
と、これを受けて解釈実行手段4は対話処理入力手段2
にコマンド2411を送る。
【0209】オブジェクト名が入力されると対話処理入
力手段2は入力完了の通知とオブジェクト名をデータ2
401としてイベント管理手段6に送る。イベント管理
手段6は受信したデータ2401を登録し、情報提示実
行手段7はイベント管理手段6に対してイベント要求の
コマンド2402を送り、イベント管理手段6からイベ
ント情報としてのオブジェクト名のデータ2403を受
け取り、オブジェクト管理手段3にオブジェクト取り出
しのためのコマンド2404を送り、イベント情報に関
連するオブジェクトをオブジェクト管理手段3からデー
タ2405として取り出し、当該オブジェクトのデータ
部及び処理手続きのデータ2406をデータバッファ8
に転送する。例えば、データバッファ8に図20、図2
6、図22のような処理手続きが転送されたとする。情
報提示実行手段7は、制御データ2407で解釈実行手
段4に制御を渡す。
【0210】まず、解釈実行手段4はデータバッファ8
をデータ2408で参照して当該オブジェクトの処理手
続きを解釈し、(51)から(59)の"mainframe"ブロック、
(70)の"On MouseDown"ブロック、(71)の"On MouseDow
n"ブロック及び(62)から(67)の"On Collision meteo
and earth"ブロックの4つのブロッから構成されるこ
とを検知し、各ブロックごとに機械語に対応した中間言
語に翻訳し、データ2432として中間言語格納手段2
6に格納する。解釈実行手段4は、この一連の中間言語
に翻訳する作業を、データバッファ8に新しく参照する
処理手続きがなくなるまで繰り返す。
【0211】なお、中間言語格納手段26に格納されて
いるデータの具体例を図27に示す。(80)のヘッダー情
報には、並列オブジェクトの個数、各プロセスのプロセ
ス番号、現在CPUが割り当てられているプロセス番
号、プロセス優先順位決定方式等が格納されている。こ
の例の場合、並列オブジェクトの個数は3個で、3つの
プロセス番号は、id1はSunオブジェクト、id2はearthオ
ブジェクト、id3はmeteoオブジェクト用のプロセス番号
である。
【0212】なお、プロセス番号のid0は強制的にmainf
rame用のプロセス番号に割り付けられるが、並列オブジ
ェクトの個数には加えられない。プロセス優先順位決定
方法にはプロセスの実行順番を決定する方法が格納され
ており、例えば、最初に作られた順番にプロセスを実行
してゆくFirstタイプやオブジェクトの1単位あたりの
処理量や処理速度によって優先順位を決定してゆくWeig
htタイプ等がある。また、各プロセス番号に対応した(8
1)、(82)、(83)、(84)のプロセス情報には、そのプロセス
の主体となるオブジェクト名、プロセスの重み、実行単
位の指定、現在の実行中のブロック番号、1つのオブジ
ェクトにはりついているスクリプトブロックの数、各ブ
ロックの中間言語スタックへのポインタ等が格納されて
いる。プロセスの重みは、ヘッダー情報に格納してある
プロセス優先順位決定方式がWeightタイプの時に参照さ
れる。実行単位の指定とは、1つのオブジェクトに与え
られた実行単位の指定でプロセスをどのタイミングで切
り換えるかということで、例えば、マシンコードの個数
幅や時間幅などによって制御される。
【0213】また、(85)、(86)、(87)、(88)の中間言語ス
タックは、スクリプトブロックの数だけ作成され、各中
間言語スタックには、mainframeやMouseDown等のブロッ
ク名、現在実行中の中間言語スタックポインタ、変数や
定数などのシンボルを管理するシンボルテーブル、及び
スクリプトがPopやPush等の機械語に対応した中間コー
ドに変換された中間コードの集合からなる中間コードリ
スト等の情報が格納されている。
【0214】データバッファ8に新しく参照するデータ
がなくなったことをデータ2408で検知すると、コマ
ンド2412でイベント管理手段6に"mainframe"イベ
ント、”On MouseDown"イベント、"On MouseDown"イ
ベント及び"On Collision"イベントの4つのイベント
を登録するコマンドを送る。この時、中間言語格納手段
26に格納されているヘッダー情報も、必要に応じてイ
ベント管理手段6に送られる。これを受けたイベント管
理手段6は、この4つのイベントをイベント情報として
データ2428でイベント情報格納手段24に登録す
る。そして、この4つのイベントの中で、最初に実行す
るように設定されている"mainframe"イベントに対応す
る処理手続き(51)から(59)を実行するため、制御データ
2421で解釈実行手段4に制御を渡す。
【0215】制御を渡された解釈実行手段4は、"mainf
rame"イベントに対応したプロセスに制御信号2432
で切り替え、それに該当する処理手続きをデータ243
3で参照して逐次解釈実行してゆく。まず、解釈実行手
段4は(51)に対応した中間言語でオブジェクト、ボー
ルを作成することを解釈し、"Sun"という名前のボール
を作成するため、オブジェクト管理手段3に作成コマン
ド2409を送る。これを受けてオブジェクト管理手段
3はオブジェクトを作成し、制御データ2418で解釈
実行手段4に制御を渡す。
【0216】解釈実行手段4は(51)の処理手続きと同
様に(52)、(53)の解釈及び実行依頼を繰り返し、"e
arth","meteo"のオブジェクトを作成する。そして、
(54)〜(56)で解釈実行手段4はそれぞれのオブジェ
クトの位置を設定するためコマンド2409をオブジェ
クト管理手段3に送り、(57)〜(59)で解釈実行手段
4はそれぞれのオブジェクトの色を設定するためコマン
ド2409をオブジェクト管理手段3に送る。また、出
力制御手段9にコマンド2413を送って、これらのオ
ブジェクトの表示を行わせる。
【0217】ここで、"mainframe"の処理手続きがすべ
て終了したので、解釈実行手段4は、制御のコマンド2
412でイベント管理手段6に"mainframe"イベントの
処理手続きの終了を知らせ、制御をイベント管理手段6
に渡す。イベント管理手段6は既に登録済みのイベント
情報の中から、"mainframe"イベントを消去し、制御を
示すデータ2403で情報提示実行手段7に制御を渡
す。
【0218】情報提示実行手段7は、次に有効なイベン
ト得るため、イベント管理手段6にコマンド102を発
行し、制御をイベント管理手段6に渡す。現在、有効な
イベントは存在しないので待ち状態にはいる。ここで、
ユーザが出力手段9にearthが表示されている箇所をマ
ウスボタンで押さえたとする。ここで、対話入力手段2
は入力情報をデータ2401でイベント管理手段6に送
り、データ2429でイベント情報格納手段に格納され
ているイベント情報を参照し、earthオブジェクトの2
つの"MouseDown"イベントが真(true)であることをデー
タ2428でイベント情報格納手段24に登録する。こ
こで、イベント管理手段6は現在有効なイベントに対応
した処理手続きを実行するため、解釈実行手段4に制御
を渡そうとするが、複数の有効なイベントが存在するの
で、制御信号2431でイベント情報調節手段25に制
御を渡す。
【0219】制御を渡されたイベント情報調節手段25
はデータ2441でイベント情報格納手段24に格納さ
れている情報とプロセス優先順位決定方法などの情報を
参照して、イベント実行の優先順位の調整を行い、イベ
ント情報格納手段24にデータ2440で登録し、制御
信号2430で制御をイベント管理手段6に渡す。例え
ば、第1番目の"MouseDown"イベントの実行優先順位が
高いとすると、イベント管理手段6は、このイベントに
対応した処理手続き(70)を実行するため、制御データ
2421で解釈実行手段4に制御を渡す。
【0220】制御を渡された解釈実行手段4は(70)に
対応した処理を中間言語格納手段26からデータ243
3で取り出し、時間制御手段5にコマンド2410によ
り一定間隔△tごとにタイマー割り込みイベントを発行
するコマンド2416を送るように依頼し、コマンド2
412でイベント管理手段6に"move"イベントを登録す
る。時間制御手段5からコマンド2416によってタイ
マー割り込みイベントが発行されると、イベント管理手
段6は、そのイベントをデータ2424として時間情報
格納手段22に登録する。そしてイベント管理手段6は
登録されたイベントの実行状態、実行順を管理する。そ
して現在有効なイベントは(70)以外に(71)の"MouseDo
wn"が存在するので、(70)の場合と同様の処理を行な
う。
【0221】ここで、時間情報格納手段22には、2つ
のタイマーに関する時間情報が格納されている。時間情
報が2つあるので、どちらのタイマーから先にタイマー
イベントを発行するかを決定するため、制御信号242
7で制御を時間情報調節手段23に渡す。制御を渡され
た時間情報調節手段23は、時間情報格納手段22に格
納してある情報をデータ2439で参照し、調整した結
果をデータ2438で時間情報格納手段22に格納し制
御を制御信号2426で時間管理手段5に渡す。
【0222】例えば、earthとmeteoの1つの描画処理に
かかる処理量を考慮して、meteoの処理量のほうが少な
いので、meteoのタイマー割り込みイベントを先に発行
し、次にearthのタイマー割り込みイベントを発行し、
制御信号2416で制御をイベント管理手段6に渡す。
制御を渡されたイベント管理手段6は、当該イベントを
実行するよう解釈実行手段4に依頼する。解釈実行手段
4はオブジェクトmeteoの位置を計算し、出力制御手9
に画面出力を依頼するコマンド2413を送り、制御を
制御信号2423で情報提示実行手段7に渡す。制御を
渡された情報提示実行手段7は制御信号2402で制御
をイベント管理手段6に渡し、イベント管理手段6は、
データ2429でイベント情報格納手段24に格納して
ある情報を参照して、次に実行するイベントを選択す
る。
【0223】ここでは、earthを動かすために作成され
た2つめのタイマーから発行されたタイマー割り込みイ
ベントが有効なので、それを実行するため、制御信号2
421で解釈実行手段4に制御を渡し、一連の処理を行
なう。また、時間管理手段5は、時間情報格納手段22
に登録してあるタイマー割り込みの間隔ごとに、イベン
ト管理手段6に対して、タイマー割り込みイベントをデ
ータ2416で送る。しかし、例えば、タイマー間隔が
狭すぎたり、並列に実行するオブジェクトの数が多すぎ
たりすると、未実行の有効イベントがイベント情報格納
手段24にたくさん貯ってきて、処理の限界をこえてく
る。
【0224】ここで、未実行なタイマーイベントがイベ
ント情報格納手段24に限界値を越えて貯ってくると、
イベント管理手段6は、イベント情報調整手段25に制
御信号2431で制御を渡し、例えば、同じタイマーか
ら発行されたイベントが実行されないままで、複数残っ
ているとき、いちばん最初に発行されたタイマー割り込
みイベントを無効にするように、データ2440でイベ
ント情報格納手段24の内容を調節し、制御をイベント
管理手段6に、制御信号2430で渡す。
【0225】また、それでも、全く追いつかない場合、
イベント管理手段6は、その情報をデータ2430とし
て、イベント情報調節手段25から受けて、それをもと
に、データ2442として、時間制御手段5にタイマー
間隔の幅を調整するように、制御を渡す。制御を渡され
た時間管理手段5は、制御信号2427で時間情報調節
手段23に制御を渡し、制御を渡された時間情報調節手
段23は、時間情報格納手段22に格納されているタイ
マーの間隔をデータ2439で参照し、許容範囲内で間
隔を大きくするよう調節し、データ2438で時間情報
格納手段22に格納し、制御を制御信号2416でイベ
ント管理手段に渡す。その後、イベント管理手段6はタ
イマー割り込みごとに(70)、(71)のイベントに実行権
を与え、以下前記の処理がなされ、これを繰り返し、me
teoとearthが動くアニメーションの表示がなされる。そ
してmeteoとearthが衝突すると、オブジェクト管理手段
3はイベント管理手段6にコマンド2415でイベント
collisionを知らせる。
【0226】するとそれを受けとったイベント管理手段
6は、このイベントを登録し現在、(70)及び(71)が
△tごとに行う処理の途中であれば単位処理の実行後、
制御を示すデータ2403で情報提示実行手段7に制御
を渡す。制御を渡された情報提示実行手段7は、次に有
効なイベント得るため、コマンド2402を発行し、制
御をイベント管理手段6に渡す。
【0227】現在、有効なイベントは"Collision mete
o and earth"であるので、イベント管理手段6は、こ
のイベントに対応した処理手続き(62)から(67)を実
行するため、制御データ2421で解釈実行手段4に制
御を渡す。制御を渡された解釈実行手段4は(62)でオ
ブジェクトmeteoの位置を変数positionに代入し、イベ
ント管理手段6に1行実行終了の通知を送る。そしてイ
ベント管理手段6は(70)及び(71)の実行終了後、再
びイベントcollisionの実行を解釈実行手段4に依頼す
る。以下(63)〜(67)まで1行毎にこの処理が入る
が、これは同様の処理なので説明を省略する。
【0228】解釈実行手段4は(63)、(64)でオブジ
ェクトmeteoとearthを消去するため、オブジェクト管理
手段3にコマンド2409を送り、それを受けたオブジ
ェクト管理手段3は当該オブジェクトを消去し、制御デ
ータ2418で制御を解釈実行手段4に戻し、同様の処
理で(65)で10個のボールオブジェクトを作成する。
また、出力制御手段9にコマンド2413を送って、こ
れらのオブジェクトの消去や表示を行わせる。
【0229】この時の手順は(51)〜(53)の時と同様
であるので説明を省略する。ただし、この場合、多数の
オブジェクトを作成するため、1個のオブジェクトを作
成する毎に、前記(51)〜(53)と同様の処理を行う。
次に(66)で、(65)で作成したasteroid??を変数posi
tionの位置におく。そして(67)でpositionの位置を中
心に、放射上に10個のasteroid??を移動させる。この
移動の時の処理も(70)、(71)の場合と同様である。
【0230】以下でイベントcollisionの処理が終了し
たので、解釈実行手段4は、制御のコマンド2412で
イベント管理手段6に"Collision"イベントの処理手続
きの終了を知らせ、制御をイベント管理手段6に渡す。
イベント管理手段6は、イベント情報格納手段24に格
納してある情報をデータ2429で参照し、既に登録済
みのイベント情報の中から、"Collision"イベントをイ
ベントテーブルから削除し、データ2428としてイベ
ント情報格納手段24に格納する。
【0231】尚、イベントcollision発行の処理につい
ては、各オブジェクト作成時に実行される可能性のある
イベントを先読みするようになっている。この場合は前
記(61)〜(67)までのデータを先読みし、実行可能イ
ベントMouseDown, Collisionを予約イベントテーブルに
登録し、Collisionについては、情報提示実行手段7
が、Collisionイベント発行準備を行う。これはmeteoと
earthに位置変更時に互いに位置をチェックするよう通
知することである。
【0232】つまり、情報提示実行手段7はコマンド2
404でオブジェクト管理手段3にmeteoとearthのオブ
ジェクトのCollisionを検知するよう依頼し、依頼を受
けたオブジェクト管理手段3は、該当するオブジェクト
の該当する状態変化にしぼって検知するように、オブジ
ェクト状態変化登録手段27にデータ2436を登録す
る。また、例えばCollisionであれば、状態変化の種類
(位置変更)と、そのときに実行されるアルゴリズムの
ペアになった情報が、状態変化種類格納手段28に格納
されているので、オブジェクト管理手段は状態変化種類
格納手段28に制御信号2434で制御を渡し、制御を
わたされた状態変化種類格納手段28は、そこに格納さ
れている情報をデータ2435で送信する。このよう
に、オブジェクト状態変化登録手段27に登録されてい
る情報に制限してオブジェクトの状態変化を検知するの
で、不要な処理を削減することができる。また、状態変
化種類格納手段28を別に設けているので、新しいオブ
ジェクトの状態変化種類に対しても柔軟に対処できるよ
うになっている。
【0233】なお、上記の例では説明の簡単のためにア
ニメーションを表示させる例を示したが、提示対象とし
てビデオ映像や録音音声などやこれらとアニメーション
との組み合わせなどを用いる場合でも同様の処理により
提示を行うことができる。
【0234】以上のように本実施例によれば、時間制御
やイベント制御及び解釈実行手段に、実時間処理に対す
る処理機構を追加しているので、従来よりも精度のよい
アニメーション実行が可能である。
【0235】(第7実施例)以下、本発明の第7実施例
として、マルチメディア情報をソースとした情報提示を
行う情報提示装置を図25に基づいて説明する。
【0236】この情報提示装置は、マルチメディア情報
の格納及び管理を効率的かつ構造的に格納及び管理する
機構を有するので、テキスト、文字、画像、映像及び音
の情報などの異なるメディアを統一的に扱える他、それ
ぞれのメディアの情報提示に必要な、例えば、描画、移
動、拡大縮小及びカラーマップ処理等の基本的な処理手
続きをシステムが提供しているので、情報提示のアプリ
ケーションを簡単に作成することが可能である。
【0237】なお、本第7実施例においても、第1実施
例と同様の機能を有する構成要素については対応する番
号を付して説明を省略する。
【0238】図25において、29は情報提示の内容を
示すデータ部へのポインタと、情報提示中における外部
からの指示、提示対象相互の関係、及び時間経過につい
ての情報提示に関する条件を格納する処理手続き部への
ポインタの2つのポインタから構成されている統合化さ
れたオブジェクトを管理するオブジェクト統合管理手段
である。なお、この統合化されたオブジェクトは情報提
示の内容に関する情報と自分自身の情報提示における振
舞い方を内包している自律的なオブジェクトを構成して
いる。また、データ部へのポインタと時空間上での振舞
い方を示す手続き部へのポインタで管理されているの
で、自由にそのポインタをつけかえるだけで新しい情報
提示が可能となる。
【0239】例えば、統合化されたオブジェクトが、魚
の絵のデータ部へのポインタと魚の泳ぎ方の手続き部へ
のポインタから構成されていたとする。ここで、魚の絵
のデータ部へのポインタをテキスト「A」に交換したと
すると、テキスト「A」は魚と同じような泳ぎ方で情報
提示を行なう。
【0240】30は、テキスト、文字、画像、映像及び
音の情報とそれぞれのメディアの情報提示に必要な、例
えば、描画、移動、拡大縮小及びカラーマップ処理等の
基本的な処理手続きのメディアに依存したデータ部を管
理するデータ部管理手段である。31は、情報提示中に
おける外部からの指示、提示対象相互の関係、及び時間
経過についての情報提示に関する条件を格納する手続き
部管理手段である。この実施例においては、簡易言語で
かかれたスクリプトを管理している。32は、テキス
ト、文字、画像、映像及び音の情報とそれぞれのメディ
アの情報提示に必要な、例えば、描画、移動、拡大縮小
及びカラーマップ処理等の基本的な処理手続きのメディ
アに依存したデータ部の具体的なアプリケーションに依
存しないテンプレートライブラリを格納するシステム提
供データ部格納手段である。
【0241】33は、システム提供データ部格納手段で
提供されるテンプレートライブラリをひな型にして、ユ
ーザが定義するクラスインスタンスを格納するユーザ定
義データ部格納手段である。34は、情報提示中におけ
る外部からの指示、提示対象相互の関係、及び時間経過
についての情報提示に関する条件の中で、システムが予
めライブラリとして用意したものを格納するシステム提
供手続き部格納手段である。35は、情報提示中におけ
る外部からの指示、提示対象相互の関係、及び時間経過
についての情報提示に関する条件の中で、ユーザが独自
に定義したり、またユーザがシステムが提供したライブ
ラリをもとにカスタマイズして定義したものが格納され
るユーザ定義手続き部格納手段である。
【0242】2501から2535は制御データ、コマ
ンド、データ等の経路を示す。ただし、上記各名称は、
便宜上、伝達される主な内容を示したもので、実際に
は、この名称に係らず、状況に応じて種々の内容が伝達
される。
【0243】上記の構成において、例えば以下のように
して提示情報が行われるようになっている。例えば、デ
ータバッファ8に(91)から(106)の処理手続きが転送さ
れたとする。 mainframe; Create a image Named Angelfish ItsBehavior AngelScript ...(91) Create a rectangle Named aRect ItsBehavior Fish ...(92) Swim AngelFish ...(93) FeedFood to AngelFish ...(94) Swim aRect ...(95) ReplaceScript AngelFish and aRect ...(96) Resize AngelFish ...(97) Swim AngelFish ...(98) mainframeEnd AngelScript; Inherit Fish ...(99) method Swim: ...(100) Move Self x=f(t) y=g(t) velocity=200 ...(101) AngelScriptEnd Fish; method Swim: ...(102) Move Self x=sin(t) y=cos(t) velocity=100 ...(103) method FeedFood: ...(104) position = getposition of Food ...(105) Move Self until position ...(106) FishEnd 最初のmainframeブロック(91)から(98)は、情報提示に
使用されるオブジェクトを定義するブロック(99)から(1
01)は、2番目のAngelFishの行動を定義したスクリプト
である。3番目のFishブロック(102)から(106)は一般的
な魚の行動を定義したスクリプトである。なお、mainfr
ameブロックとAngelScriptはユーザが定義したスクリプ
トであるから、ユーザ定義手続き部格納手段35に格納
されているし、また、Fishスクリプトは、システムが提
供するシステム提供手続き部格納手段34に格納されて
いる。第1実施例と同様の処理は省略し、オブジェクト
の格納及び管理に関係がある部分についてのみ説明す
る。
【0244】(91)のコマンドを解釈実行手段4が解釈す
ると、オブジェクト統合管理手段29にコマンド250
9として送り、そのコマンドを受けてオブジェクト統合
管理手段29は、AngelFishという名前で新しい統合化
オブジェクトを作成する。その作成した後、データ部の
ポインタを得るために、コマンド2525をデータ管理
手段30に送る。送られたコマンドを受けてデータ部管
理手段30は、システム提供データ部格納手段32に格
納してあるimageクラスオブジェクトをデータ2528
で参照する。さらにimageクラスのインスタンスとしてA
ngelFishという名前で、データ2533でユーザ定義デ
ータ部格納手段33に格納し、データ2524でオブジ
ェクト統合管理手段29にAngelFishのポインタを送
る。
【0245】送られたその情報を受けてオブジェクト統
合管理手段29はAngelFishのデータ部のポインタに格
納した後、コマンド2527を手続き部管理手段31送
る。それを受けて手続き部管理手段31は、AngelScrip
tというスクリプトを検索するため、コマンド2535
をユーザ定義手続き部格納手段35に送る。次にコマン
ドを受けたユーザ定義手続き部格納手段35はAngelScr
iptが格納されているので、そのポインタをデータ25
34として手続き部管理手段31に知らせる。これを受
けて手続き部管理手段31はAngelScriptのポインタを
データ2526として、オブジェクト統合管理手段29
に送り、オブジェクト統合管理手段29は、そのポイン
タをAngelFishという名前の統合化されたオブジェクト
の手続き部のポインタに格納し、制御信号2518で解
釈実行手段4に制御を渡す。
【0246】次に、解釈実行手段4は(92)のコマンドを
解釈し、(91)と同様の処理を行ない、オブジェクト統合
管理手段29にコマンド2509として送る。そのコマ
ンドを受けてオブジェクト統合管理手段29は、aRect
という名前で新しい統合化オブジェクトを作成した後、
データ部のポインタを得るために、コマンド2525を
データ管理手段30に送る。そのコマンドを受けてデー
タ部管理手段30は、システム提供データ部格納手段3
2に格納してあるrectangleクラスオブジェクトをデー
タ2528で参照し、rectangleクラスのインスタンス
としてaRectという名前で、データ2533でユーザ定
義データ部格納手段33に格納する。さらに、データ2
524でオブジェクト統合管理手段29にaRectのポイ
ンタを送る。
【0247】その情報を受けてオブジェクト統合管理手
段29はaRectのデータ部のポインタに格納し、コマン
ド2527を手続き部管理手段31送る。それを受けて
手続き部管理手段31は、Fishというスクリプトをコマ
ンド2535をユーザ定義手続き部格納手段35に送
る。コマンドを受けたユーザ定義手続き部格納手段35
はFishが格納されていないことをデータ2534として
手続き部管理手段31に知らせる。知らせを受けた手続
き部管理手段31は、制御信号2531で制御をシステ
ム提供手続き部格納手段34に制御を渡す。システム提
供手続き格納手段34はFishスクリプトを検索し、その
ポインタをデータ2530として、手続き部管理手段3
1に渡し、これを受けて手続き部管理手段31はFishの
ポインタをデータ2526として、オブジェクト統合管
理手段29に送る。
【0248】オブジェクト統合管理手段29は、そのポ
インタをaRectという名前の統合化されたオブジェクト
の手続き部のポインタに格納し、制御信号2518で解
釈実行手段4に制御を渡す。制御を渡された解釈実行手
段4は、(93)のコマンドを実行するため、コマンド25
09をオブジェクト統合管理手段29に送る。
【0249】それを受けてオブジェクト統合管理手段2
9はAngelFishのAngelScriptのswimという手続きを実行
させるため、コマンド2527を手続き部管理手段31
に送る。手続き部管理手段31は、ユーザ定義手続き格
納手段35からデータ2534として(100)、(101)を取
り出し、オブジェクト統合管理手段29にデータ252
6として送る。これを受けてオブジェクト統合管理手段
29は解釈実行手段4にデータ2518を送り、制御を
解釈実行手段4に渡す。解釈実行手段4は、この(100)、
(101)を解釈し、具体的には(101)コマンドを実行する。
【0250】以下同様に(94)から(98)のスクリプトを実
行してゆく。(94)では、AngelFisfに餌を与えるコマン
ドであるが、AngelFishのAngelScriptの中にはないが、
(99)のスクリプトで、AngelFishはFishの行動を継承し
ているので、システム提供手続き部格納手段34に格納
されているFeedFoodの手続き(105)、(106)が実行され
る。また(95)ではaRectの行動は(92)でFishの行動を継
承しているので、AngelScriptの中の(100)のSwim手続き
が参照されるので(101)のコマンドが実行される。(96)
のコマンドは、AngelFishとaRectにくっついているスク
リプトのポインタを入れ換える。(97)では、AngelFish
をリサイズするコマンドであるが、AngelScriptにもFis
hにも特に定義されていない。しかし、AngelFishはimag
eクラスのインスタンスであるから、システム提供デー
タ部格納手段32に格納してある画像のリサイズに関す
る処理手続きを実行っする。(98)のコマンドでは、(96)
でAngelFishとFishのスクリプトを交換しているので、A
ngelFishは標準的な魚の動き方をする。
【0251】以上、実施例1におけるオブジェクト格納
手段を前記した構成にすることにより、ユーザが非常に
簡単にスクリプトを作成するだけで、複雑なマルチメデ
ィア情報による情報提示を行なうことが可能である。ま
た、図28図は本実施例におけるマルチメディア情報の
管理及び格納について説明する補助図である。
【0252】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
提示対象の内容を示すデータ、および情報提示に関する
条件を格納手段に格納すれば、情報提示制御手段によっ
て、外部からの指示、提示情報の状態、提示対象相互の
関係、および時間経過、またはこれらと外部システムと
の通信状態に応じて、各提示対象についての提示制御が
並列に行われる。
【0253】それゆえ、情報提示に関する条件は各提示
対象について独立に記述すればよいので、複雑な相互関
係を有する複数のソース情報等を組み合わせて提示する
ことなどが容易にでき、しかも、インタラクティブにな
される操作に応じて提示対象を時空間上で自由に振舞わ
せ得るような情報の提示も容易に行うことができるとい
う効果を奏する。
【0254】また、上記提示対象の内容を示すデータ、
および情報提示に関する条件は、データ入力手段、条件
入力手段、および編集手段によって容易に格納手段に格
納することができるので、そのようなそのような提示情
報の作成を容易に行うことができるという効果を奏す
る。
【0255】また、本発明によれば、各情報の相対的な
時間制御、各情報の独立な記述及び各情報間の相互作用
を容易な記述ができる。教育ソフト及び娯楽ソフトの分
野において、対話性のある視聴覚効果の高いプレゼンテ
ーションソフトウェアを開発などに利用すると効果が高
い。
【0256】また、ハイパーテキスト性とビデオ編集的
性格を合わせ持つ、プレゼンテーションソフトウェアの
開発の可能性が増大する。そして相対的な時空間の概念
を採り入れることにより、互いに関連した情報を一体と
して取り扱いながら、個々の情報をそれぞれ独立にも制
御できるという柔軟なプレゼンテーション・ソフトの開
発が可能になる。
【0257】このように、特に力学、数学の教育支援等
のシミュレーション性を必要とする分野においてその利
用価値が高い。
【0258】本発明においては各情報が、それぞれの属
性と移動、変形等の自分自身に対する操作の方法とを自
分自身の中に合わせ持つ、オブジェクト指向の手法を用
いている。この性質を有効に利用することにより、次の
2つの効果が生じる。
【0259】まず第1は各情報が1つの単位として独立
に扱えるため新しいメディアを容易に追加することがで
き、技術の進歩に素早く対応できる。
【0260】そして第2には各情報の動作を独立に定義
できる。このため衝突等の各情報間の相互作用を定義す
ることが容易であり、従来困難であった各データが複雑
に絡み合ったプレゼンテーションソフトウェアを容易に
開発することができる。このことにより前記力学、数学
の教育支援等の分野において、本発明の実用性が大き
い。
【0261】また、本発明によれば、情報提示の実行状
況に応じて、イベント情報の調整や時間制御情報の調整
及び機械語に対応した中間言語形式の実行単位を柔軟に
変更できるため、実時間処理の制御を行なう機構を有
し、より精度のよいアニメーション実行を行なう場合に
効果を発揮する。
【0262】また、従来の提示情報作成装置では非常に
困難であった、エンドユーザが、新しいクラスの定義、
新しいオブジェクト属性の定義、クラス階層関係の定義
を簡単に行える機構を有し、システムの拡張性や、一度
作成したアニメーション部品の再利用を簡単に行えるの
で、従来非常に時間がかかっていたアニメーション作成
の効率化がはかれる。
【0263】さらに、テキスト、図形、画像、映像、及
び音のマルチメディア情報を効率よく格納及び管理する
機構を有しているので、異種のデータをユーザが統一的
に扱える他、これらの異種のデータを使用したアプリケ
ーションが非常に簡単に作成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における情報提示装置の構
成を示すブロック図
【図2】第2実施例の情報提示装置の構成を示すブロッ
ク図
【図3】第3実施例の提示情報作成装置の構成を示すブ
ロック図
【図4】第4実施例の提示情報作成装置の構成を示すブ
ロック図
【図5】第5実施例の情報提示装置の構成を示すブロッ
ク図
【図6】第5実施例で使用するモデル例を示す説明図
【図7】第5実施例で使用するモデル例を示す説明図
【図8】第5実施例で使用するモデル例を示す説明図
【図9】第5実施例における全体の動作を説明するフロ
ーチャート
【図10】第5実施例における情報提示実行手段の動作
を説明するフローチャート
【図11】第5実施例における解釈実行手段の動作を説
明するフローチャート
【図12】第5実施例の動作を定義するスクリプトを示
す図
【図13】第5実施例の動作を定義するスクリプトを示
す図
【図14】第5実施例の動作を定義するスクリプトを示
す図
【図15】第5実施例の動作を定義するスクリプトを示
す図
【図16】第5実施例の動作を定義するスクリプトを示
す図
【図17】第5実施例の動作を定義するスクリプトを示
す図
【図18】第5実施例の動作を定義するスクリプトを示
す図
【図19】提示されるアニメーションの例を示す説明図
【図20】第1実施例の動作を定義するスクリプトを示
す図
【図21】第1実施例の動作を定義するスクリプトを示
す図
【図22】第1実施例の動作を定義するスクリプトを示
す図
【図23】従来の情報提示装置のブロック図
【図24】第6実施例の提示情報作成装置の構成を示す
ブロック図
【図25】第7実施例の情報提示装置の構成を示すブロ
ック図
【図26】第6実施例の動作を定義するスクリプトを示
す図
【図27】第6実施例の中間言語格納手段に格納されて
いる例を示す説明図
【図28】第7実施例のオブジェクト統合管理手段の例
を説明する説明図
【符号の説明】
1 情報提示装置 2 対話処理入力手段 3 オブジェクト管理手段 4 解釈実行手段 5 時間制御手段 6 イベント管理手段 7 情報提示実行手段 8 データバッファ 9 出力制御手段 10 外部システム通信手段 11 処理手続き入力手段 12 マルチメディア統合編集手段 13 素材入力手段 14 提示情報作成装置 15 情報遮蔽手段 16 オブジェクト管理手段 17 タイマー発生手段 18 時間制御手段 19 空間制御手段 20 情報提示装置 21 初期設定実行手段 22 時間情報格納手段 23 時間情報調節手段 24 イベント情報格納手段 25 イベント情報調節手段 26 中間言語格納手段 27 オブジェクト状態変化登録手段 28 状態変化種類格納手段 29 オブジェクト統合管理手段 30 データ部管理手段 31 手続き部管理手段 32 システム提供データ部格納手段 33 ユーザ定義データ部格納手段 34 システム提供手続き部格納手段 35 ユーザ定義手続き部格納手段 601 SL本体 602 クランクバー 603 SLの前車輪 604 SLの後車輪 605 客車本体 606 客車の前車輪 607 客車の後車輪 608 人1 609 ボール1 610 新幹線本体 611 新幹線の前車輪 612 新幹線の後車輪 613 人2 614 ボール2 615 SLの降車ボタン 616 SLの乗車ボタン 617 SLのスタートボタン 618 SLの速度設定スケール 219 新幹線の降車ボタン 620 新幹線の乗車ボタン 621 新幹線のスタートボタン 622 新幹線の速度設定スケール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−178881(JP,A) 情報処理学会研究報告 VOL.90, NO.62(SE−73)p51−58「動画作 成のための並行動作モデル」(平成2 年) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 13/00 - 17/40 G06F 9/44 530

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のソース情報を組み合わせた複数のオ
    ブジェクトを対話的になされる操作に応じて、提示する
    情報提置であって、 テキスト、図形、画像、映像、および音のうちの少なく
    とも1つについての提示情報を示すデータ部と、このデ
    ータ部の時空間上の振舞いを規定するための処理手続部
    との組で構成される複数個のオブジェクト、および提示
    情報の提示条件を格納するオブジェクト格納手段と、 前記オブジェクトの状態の管理を行うオブジェクト管理
    手段と、オブジェクトの相対時間を絶対時間に対応付ける時間制
    御関数式に応じてタイマー割込みイベントを発生 する時
    間制御手段と、 前記御手段から発行されるタイマー割り込みイベント、
    及び前記オブジェクト管理手段から発行されるオブジェ
    クトの状態の変化イベントを受けて、その変化イベント
    に応じた処理を行なうイベント管理手段とから構成さ
    れ、 前記イベント管理手段は、前記タイマー割込みイベント
    前記変化イベントの少なくとも一つを受けて、前記複
    数のオブジェクトの少なくとも1つのオブジェクトの状
    態を変化させる情報提示装置。
  2. 【請求項2】オブジェクト内に記述された処理手続き
    部、及び提示条件を解釈実行する解釈実行手段をさらに
    有し、前記解釈実行手段は、当該オブジェクトの処理手
    続き部、及び提示条件を解釈し、前記処理手続き部、及
    び提示条件の種類によりオブジェクト管理手段、イベン
    ト管理手段に実行を依頼する請求項1記載の情報提示装
    置。
  3. 【請求項3】情報提示の対話処理に必要なパラメータを
    入力する対話処理入力手段を有し、前記対話処理入力手
    段は、ユーザからの対話入力を受けてイベント管理手段
    に対してイベントを発行する請求項1記載の情報提示装
    置。
  4. 【請求項4】オブジェクト格納手段は、データ部と基本
    命令群とを格納するデータ部格納手段と、手続き処理部
    と前記提示条件とを格納する手続き部格納手段とからな
    る請求項1記載の情報提示装置。
  5. 【請求項5】データ部格納手段にデータ部及び基本命令
    群を、前記データの属性に応じてクラス分け及び階層化
    して格納するとともに、オブジェクト管理手段に、下位
    のクラスに所望の基本命令がなかったときに上位のクラ
    スを参照するクラス継承手段を備えた請求項記載の情
    報提示装置。
  6. 【請求項6】さらに、階層構造を有するオブジェクト
    管理し、かつ、前記オブジェクトのクラス継承管理の機
    能と前記オブジェクトの親子継承管理の機能と前記オブ
    ジェクトの階層構造管理の機能とを有する前記オブジェ
    クト管理手段とを具備し、前記オブジェクト管理手段に
    より前記時間制御関数式および前記オブジェクトの階層
    構造を変化させ、その変化を前記親子継承管理の機能で
    継承させることで情報の相対的時間制御を行なう請求項
    1記載の情報提示装置。
  7. 【請求項7】オブジェクトの空間変化を記述する空間配
    置制御関数式を有する空間配置制御手段を設け、オブジ
    ェクト管理手段により前記空間制御関数式および前記オ
    ブジェクトの階層構造を変化させ、その変化を親子継承
    管理の機能で継承させることで情報の相対的空間制御を
    行なう請求項1記載の情報提示装置。
  8. 【請求項8】オブジェクトの空間変化を記述する空間配
    置制御関数式を有する空間配置制御手段を設け、オブジ
    ェクト管理手段により前記空間制御関数式および前記オ
    ブジェクトの階層構造を変化させ、その変化を親子継承
    管理の機能で継承させることで情報の相対的空間制御を
    行なう請求項記載の情報提示装置。
  9. 【請求項9】さらに、前記データ部を入力するデータ部
    入力手段と、前記処理手続き部を入力する処理手続き部
    入力手段とを有する、請求項記載の提示情報作成装
    置。
  10. 【請求項10】オブジェクト管理手段から発行された時
    間制御指示を受けて情報提示の時間制御を行なう時間制
    御手段をさらに有し、イベント管理手段は、前記時間制
    御手段から発行されるタイマー割り込みイベント、及び
    前記オブジェクト管理手段から発行されるオブジェクト
    の状態の変化イベントを受けて、その変化イベントに応
    じた処理を行なう請求項記載の提示情報作成装置。
  11. 【請求項11】イベント管理手段、およびオブジェクト
    管理手段から発行された時間制御指示を受けて情報提示
    の時間制御情報を格納する時間情報格納手段と、情報提
    示の実行状況に合わせて前記時間格納手段に格納された
    情報を調節する時間情報調節手段を設け、前記時間制御
    手段の管理下で機能させうる請求項10記載の提示情報
    作成装置。
  12. 【請求項12】オブジェクト内に記述された処理手続き
    部、及び提示条件を解釈実行する解釈実行手段をさらに
    有し、前記解釈実行手段は、当該オブジェクトの処理手
    続き部、及び提示条件を解釈し、前記処理手続き部、及
    び提示条件の種類によりオブジェクト管理手段、イベン
    ト管理手段に実行を依頼する請求項記載の提示情報作
    成装置。
  13. 【請求項13】簡易言語で記載された処理手続き部及び
    提示条件を、中間言語に変換する中間言語変換手段と、
    変換した中間言語情報を格納する格納手段とを備え、格
    納された中間言語情報を順次実行する請求項12記載の
    提示情報作成装置。
  14. 【請求項14】情報提示の対話処理に必要なパラメータ
    を入力する対話処理入力手段をさらに有し、前記対話処
    理入力手段はユーザからの対話入力を受けて前記イベン
    ト管理手段に対してイベントを発行し、前記イベント管
    理手段は、前記対話処理入力手段から発行される入力イ
    ベント、及びオブジェクト管理手段から発行されるオブ
    ジェクトの状態の変化イベントを受けて、その変化イベ
    ントに応じた処理を行なう請求項記載の提示情報作成
    装置。
  15. 【請求項15】イベント情報を格納するイベント格納手
    段と、情報提示の実行状況に合わせて前記イベント格納
    手段に格納された情報を調節するイベント情報調節手段
    を設け、前記イベント管理手段の管理下で機能させうる
    請求項記載の提示情報作成装置。
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