JP2860888B2 - 麺干掛け機及び麺の干掛け方法 - Google Patents

麺干掛け機及び麺の干掛け方法

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JP2860888B2 JP9790595A JP9790595A JP2860888B2 JP 2860888 B2 JP2860888 B2 JP 2860888B2 JP 9790595 A JP9790595 A JP 9790595A JP 9790595 A JP9790595 A JP 9790595A JP 2860888 B2 JP2860888 B2 JP 2860888B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、そうめんなどの麺の製
造において、二本の麺掛棒の間に巻き掛けた麺帯をその
状態のまま移送し、各麺掛棒を麺乾燥用台車に装着する
麺干掛け機及び麺の干掛け方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】そうめんなどを製造するにあたって、麺を
乾燥させる工程は麺のこしや歯ざわりの善し悪しに大き
く影響を及ぼす重要な工程である。この乾燥工程の前に
は麺の伸ばし工程がある。すなわち、麺は生地を打ちあ
げた後、引き伸ばして中央部から折る作業を繰り返し、
麺が適当な太さになったところで二本の麺掛棒に巻き掛
けられる。そして、麺乾燥用台車の上下に各麺掛棒を装
着し、麺を適度に張った状態で乾燥させている。従来
は、上記した二本の麺掛棒の間に巻き掛けた麺帯をその
状態のままで移送し、各麺掛棒を麺乾燥用台車に装着す
る作業(ハタ掛け作業ともいう)は、すべて手作業によ
り行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来の方法には、次のような課題があった。すなわ
ち、作業が手作業で行なわれるために作業の効率が悪か
った。従って、特に規模の大きい製麺工場などにおいて
は多数の人手を必要とするため、人件費も多大であっ
た。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記課題を解消するもので、
そうめんなどの麺の製造において、二本の麺掛棒の間に
巻き掛けた麺帯をその状態のまま移送し、各麺掛棒を麺
乾燥用台車に装着する作業を機械化して作業効率を向上
させ、省力化することを目的とする。
【0005】
【目的を達成するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の手段
にあっては、麺の製造において、二本の麺掛棒の間に巻
き掛けた麺帯を移送し、麺帯を張った状態で各麺掛棒を
麺乾燥用台車に装着する麺干掛け機であって、この装置
は、麺帯が巻き掛けてある二本の麺掛棒を受け取り、受
け渡し位置まで搬送する搬送装置と、受け渡し位置にあ
る所要組数の麺掛棒を受け取り、干掛け装置側へ移送す
る移送装置と、この移送装置で移送された所要組数の麺
掛棒を麺を張った状態で保持しながら麺乾燥用台車側へ
移送し、麺掛棒を麺乾燥用台車の保持部に装着する干掛
け装置と、所要組数の麺掛棒を装着できる保持部を有
し、入替え可能な麺乾燥用台車と、を備えている、麺干
掛け機である。
【0006】第2の手段にあっては、干掛け装置は、軌
道上を移行する移行体と、この移行体に設けてある麺掛
棒保持装置と、麺掛棒を麺乾燥用台車の保持部側に押込
む押込み装置と、を備えている、第1の手段に係る麺干
掛け機である。
【0007】第3の手段にあっては、ターンテーブルを
備えており、麺乾燥用台車は表裏両側から所要組数の麺
掛棒を装着できる保持部を有し、このターンテーブルに
搭載されて反転させることができるようにしてある、第
1または第2の手段に係る麺干掛け機である。
【0008】第4の手段にあっては、所要組数の麺掛棒
を保持部に装着するときに、保持部の変形を軽減または
防止できる固定手段を備えている、第1ないし第3の手
段に係る麺干掛け機である。
【0009】第5の手段にあっては、麺の製造におい
て、二本の麺掛棒の間に巻き掛けた麺帯を移送し、麺帯
を張った状態で各麺掛棒を麺乾燥用台車に装着する麺の
干掛け方法であって、この方法は、麺帯が巻き掛けてあ
る二本の麺掛棒を受け渡し位置まで搬送するステップ
と、受け渡し位置にある所要組数の麺掛棒を同時に受け
取り、各麺掛棒を麺帯を張った状態で保持しながら麺乾
燥用台車側へ移送するステップと、所要組数の麺掛棒を
麺乾燥用台車の保持部に同時に差し込んで装着するステ
ップと、を含む、麺の干掛け方法である。
【0010】
【作用】搬送装置は、自動または手動によって供給され
麺帯が巻き掛けてある二本の麺掛棒を一定の間隔で順次
受け取る。受け取られた各麺掛棒は、搬送装置により受
け渡し位置まで搬送される。受け渡し位置にある所要組
数の麺掛棒は、移送装置によりまとめて受け取られ、干
掛け装置側へ移送される。
【0011】干掛け装置は、移送装置によって移送され
てきた所要組数の麺掛棒を麺掛棒保持装置によって、麺
帯を張った状態で保持する。移行体は、麺掛棒を保持し
たまま麺乾燥用台車側に移行して、押込み装置によって
麺掛棒を麺乾燥用台車の保持部に装着する。保持部全体
への麺掛棒の装着が完了したら、麺乾燥用台車を他の台
車と入替えて上記と同様にして保持部に麺掛棒を装着す
る。
【0012】ターンテーブルを備えており、麺乾燥用台
車は表裏両側から所要組数の麺掛棒を装着できる保持部
を有し、このターンテーブルに搭載されて反転させるこ
とができるようにしてあるものにあっては、麺乾燥用台
車の表側の保持部全体への麺掛棒の装着が完了した後、
麺乾燥用台車を反転させて裏側の保持部に麺掛棒を装着
することができるので、麺乾燥用台車の表裏側をバラン
スよく無駄なく利用でき、入替えのための手間も軽減さ
れるので、作業効率が向上する。
【0013】所要組数の麺掛棒を保持部に装着するとき
に、保持部の変形を軽減または防止できる固定手段を備
えているものにあっては、麺掛棒の装着側の端部が保持
部に接触するときの圧力が受け止められて、保持部が変
形による位置のずれなどを起こしにくいので、麺掛棒の
装着をスムーズかつ正確に行なうことができる。このよ
うに、麺の製造において、二本の麺掛棒の間に巻き掛け
た麺帯を移送して、麺帯を張った状態で各麺掛棒を麺乾
燥用台車に装着する作業を機械化することにより、省力
化が可能になる。
【0014】
【実施例】本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳
細に説明する。図1は本発明に係る麺干掛け機の概略正
面図、図2は本発明に係る麺干掛け機の概略平面図、図
3は本発明に係る麺干掛け機の概略側面図である。な
お、以下の各部の説明では、位置関係を表現するとき
に、図1ないし図3に表した矢印方向を基準に説明す
る。すなわち、図1では縦方向が上下方向、横方向が左
右方向であり、図2では縦方向が前後方向、横方向が左
右方向であり、図3では縦方向が上下方向、横方向が前
後方向である。
【0015】符号Aは麺干掛け機で、据付台1を備えて
いる。据付台1の上には、左側端部にフレームFが設け
てある。また、据付台1のほぼ中央部の前側にはターン
テーブルTが設けてあり、その後側にはレールRが設け
てある。図4は搬送装置の下部コンベアの構造を示す搬
入側からみた要部斜視図、図5は移送装置の構造を示
し、麺掛棒が受け渡し位置にある状態を示す説明図、図
6は移送装置の構造を示し、麺掛棒が受け取られた位置
にある状態を示す説明図である。
【0016】(搬送装置)上記フレームFには、搬送装
置を構成する下部コンベア2と上部コンベア2aが設け
てある。また、下部コンベア2と上部コンベア2aの近
傍には、移送装置を構成する下部移送装置3と上部移送
装置3aが設けてある。なお、上記上部コンベア2aと
上部移送装置3aは、上記下部コンベア2と下部移送装
置3と上下対称(後述するスプロケット25の位置など
一部を除く)であるだけでほぼ同様の構造であるので、
詳細な構造は下部コンベア2と下部移送装置3について
のみ説明する。
【0017】図4を参照する。フレームF下部の前後両
側の内部側には、軸受部材21、21を介してスプロケ
ット22、22が設けてある。スプロケット22、22
の外側には同軸上にスプロケット23、23が設けてあ
る。スプロケット22、22の右方には、所要の間隔を
おいて、軸受部材21a(後述の図9に図示)を介して
スプロケット24、24(一方は見えない)が設けてあ
る。そして、スプロケット22と24の間には搬送チェ
ーンC2が掛けてある。搬送チェーンC2の構造は後述
する。
【0018】また、上記軸受部材21、21には、スプ
ロケット23、23の左側にスプロケット25、25が
設けてあり、更にその左斜め下方には、軸受部材21b
を介してスプロケット26、26が設けてある。スプロ
ケット26、26は図に示すように、内側には小径の円
盤261を有し外側には大径の円盤262を有してい
る。そして、上記スプロケット23と25及び26の間
には搬送チェーンC1が掛けてある。符号28は遮蔽板
である。なお、上記した上部コンベア2aのスプロケッ
ト25も、このスプロケット25と同様にスプロケット
23の左斜め下方に設けてある(図1参照)。
【0019】ここで、上記搬送チェーンC1、C2の構
造を説明する。搬送チェーンC1は、チェーンCの内側
面に、全長にわたり多数の三角形(山形)の保持片2
7、27・・・を連設した構造である。また、搬送チェ
ーンC2は、チェーンCの外側面に、全長にわたり多数
の三角形の保持片27、27・・・を連設した構造であ
る。そして、後述する麺掛棒Bは、各保持片27の間に
形成される凹部270に嵌め込まれて保持される。な
お、搬送チェーンC1とC2の保持片27、27・・・
は、搬送チェーンC1からC2への麺掛棒Bの受け渡し
点において、上記凹部の位置が対応し重なるように設定
されている。
【0020】また、上記スプロケット22、23はフレ
ームF上部に設けてある間欠駆動装置4(図1に図示)
により、チェーンC3を介して駆動される。間欠駆動装
置4は、片方向にのみ掛かる爪を有する駆動体41をエ
アシリンダーS1で進退させてギヤ42を回転させ、こ
れによりチェーンC3は間欠的に駆動される。なお、チ
ェーンC3により、下部コンベア2の搬送チェーンC
1、C2と共に上部コンベア2aの搬送チェーンC1、
C2も駆動されるが、回転方向は逆になっている(図1
において、下部コンベア2では左回り、上部コンベア2
aでは右回りである)。
【0021】(移送装置)図5、図6を併せて参照す
る。フレームFの搬送チェーンC2に対応する位置に
は、上記した下部移送装置3が設けてある。下部移送装
置3は昇降基台30と移動台35を備えている。昇降基
台30には前後両側の外壁部の左右側上下の合計8箇所
にスライダー31、31・・・が設けてある。フレーム
Fの前後の内側には、これらスライダー31、31・・
・に対応して4本のガイドロッド32、32・・が固定
具33、33・・・を介して縦方向に設けてある。昇降
基台30は各スライダー31に各ガイドロッド32を挿
通させて昇降可能に取り付けてある(図4参照)。
【0022】また、昇降基体30の前後両側の上面に
は、フレームFの前後の内側に固定してあるエアシリン
ダーS2、S3のロッドヘッドが固着してある。これに
より、エアシリンダーS2、S3を作動させることによ
り昇降基台30は一定の範囲で昇降する。昇降基体30
の下部中央部には左右方向に長方形の台板34が取付け
てある。台板34にはエアシリンダーS4がロッドヘッ
ドを右方に向けて固定してある。エアシリンダーS4の
ロッドヘッドは、上記移動台35の下部に設けてある取
着具351に固着してある。
【0023】移動台35は昇降基台30にスライド装置
36、36(図5、図6参照)を介して左右方向にスラ
イド可能に取付けてある。移動台35の前後両側には、
右方へ突出して鋸刃状の麺掛棒ホルダー37、37(図
1、図4、後述の図9参照)が設けてある。各麺掛棒ホ
ルダー37は、内側に下を向いた三角状の凹部370を
8箇所に設けた構造である。なお、凹部370の間隔
は、上記した搬送チェーンC1、C2の各保持片27間
の凹部270の間隔と同一に設定してある。
【0024】また、麺掛棒ホルダー37の初期状態(エ
アシリンダーS2、S3、S4のロッドが引き込まれた
状態、図4参照)における停止位置は、上下方向では搬
送チェーンC2の下側よりやや高く、左右方向では搬送
チェーンC2の右側端部寄りであり、前後方向では上記
遮蔽板28の外側である。
【0025】(干掛け装置)図7は移行タワーの構造を
示す斜視図、図8は移行タワーの基部の麺掛棒保持部の
構造を示す要部斜視図、図9は移行タワーの先部の麺掛
棒保持部の構造を示す要部斜視図、図10は麺掛棒保持
部の保持アームの構造を示す要部斜視図である。また、
図11は固定シリンダー装置の構造を示す説明図、図1
2は固定フック装置の構造を示す説明図、図13は麺乾
燥用台車の保持部材の構造を示す要部断面図である。
【0026】干掛け装置5は移行タワー51を備えてい
る。移行タワー51は四角柱状に枠組みされており、移
行台車59に前後方向に移動可能に取り付けてある。こ
の移行タワー51の移動は移行台車59に設けてあるエ
アシリンダーS10により行なわれる。そして、移行台
車59は左右方向に設けられた上記レールRに移行可能
に載置されている。
【0027】また、レールRの間にはボールねじ52
(図2、図7参照)が平行に設けてある。移行タワー5
1の下部には、このボールねじ52を螺合して挿通させ
てある駆動プーリー521(図2参照)が軸支してあ
る。駆動プーリー521はモーターMの回転軸に取付け
てあるプーリー522によりベルト駆動される。これに
よれば、モーターMを作動させれば駆動プーリー521
が回転しながらボールねじ52に沿って移行し、移行タ
ワー51もそれに伴いレールR上を移行する。なお、移
行タワー51を移行させる手段は、上記構成に限定され
るものではなく、例えば複数のエアシリンダーを機能的
に直列に連ねて移行ストロークを得る構造とすることも
できる。
【0028】移行タワー51の前面側の上下部には、上
記下部移送装置3と上部移送装置3aに対応する高さに
下部麺掛棒保持装置50と上部麺掛棒保持装置50aが
設けてある。これら下部麺掛棒保持装置50と上部麺掛
棒保持装置50aとは、上下対称であるだけでほぼ同様
の構造であるので、詳細な構造については下部麺掛棒保
持装置50についてのみ説明する。
【0029】移行タワー51の下部前面側には取着板5
10が張設してある。取着板510には保持基板53が
昇降可能に設けてある。保持基板53の基部には垂直な
基板530が取付けてある。基板530の外壁部には左
右側上下の合計4箇所にスライダー531、531・・
が設けてある。取着板510には、これらスライダー5
31、531・・に対応して2本のガイドロッド53
2、532が固定具533、533・・を介して縦方向
に設けてある。保持基板53は各スライダー531に各
ガイドロッド532を挿通させて昇降可能に取り付けて
ある(図8参照)。
【0030】また、保持基板53の下面には、取着板5
10に固定してあるエアシリンダーS5のロッドヘッド
が固着してある。これによれば、エアシリンダーS5を
作動させることにより保持基板53は一定の範囲で昇降
する。保持基板53上面の基部寄りには、鋸刃状の受け
ホルダー54が設けてある。受けホルダー54は、保持
基板53の左右方向の幅と同一長さで立設してある台部
540を有している。台部540の上部の前後面には鋸
刃受板541、542が取付けてある。鋸刃受板54
1、542には上記麺掛棒ホルダー34の凹部370と
対応する山形の凹部543、543・・・が8箇所に形
成してある。
【0031】また、保持基板53の先部には受けホルダ
ー54に対応する受けホルダー55が設けてある。受け
ホルダー55には、受けホルダー54の凹部543、5
43・・・と対応する凹部551、551・・・が8箇
所に形成してある。保持基板53の先部側の左端辺部に
は軸受部材56を介して回動軸561が軸支してある。
回動軸561の後部側の端部にはギヤ562が設けてあ
る。保持基板53の下面には、ギヤ562と噛み合って
回転させるラックギヤ(図示省略)を進退させるエアシ
リンダーS6(図9参照)が設けてある。回動軸561
の先端部にはL状の保持アーム563(図10参照)が
取付けてある。
【0032】保持アーム563は、上方へ回動したとき
に上記受けホルダー55のやや後部側に位置し、受けホ
ルダー55の上部とほぼ平行になるようにしてある。こ
れによれば、受けホルダー55と保持アーム563で麺
掛棒Bの一端側を上下から挟み保持することができる。
なお、受けホルダー55の凹部551の高さは受けホル
ダー54の凹部543の高さよりやや高く設定してあ
る。
【0033】保持基板53の基部側の上方には、押圧部
材57が昇降可能に設けてある。押圧部材57は垂直な
基板570を有している。基板570の外壁部には左右
側上下の合計4箇所にスライダー571、571・・が
設けてある。取着板570には、これらスライダー57
1、571・・に対応して2本のガイドロッド572、
572が固定具573、573・・を介して縦方向に設
けてある。押圧部材57は各スライダー571に各ガイ
ドロッド572を挿通させて昇降可能に取り付けてある
(図8参照)。
【0034】基板570の前面には、基板570の左右
方向の幅と同じ幅を有するL板状のアングル574が設
けてある。アングル574の下部先端部には合成樹脂製
でやや柔軟性を有する押圧板575が取付けてある。押
圧板575は上記鋸刃受板541、542の間に入り込
むことができるようにしてある。また、基板570の上
部には、取着板510に固定してあるエアシリンダーS
6のロッドヘッドが固着してある。これによれば、エア
シリンダーS6を作動させることにより押圧部材57は
一定の範囲で昇降する。
【0035】保持基板53とアングル574の間、かつ
受けホルダー54と押圧板575の後部には押込み装置
を構成する押込み板58が設けてある。押込み板58は
エアシリンダーS13(図2に図示)のロッドヘッドに
取り付けてあり、一定の範囲で進退が可能である。
【0036】(支柱フレーム)据付台1の前側には、後
に詳述するターンテーブルTを左右方向にまたぐように
して支柱フレーム6が設けてある。支柱フレーム6は、
フレームF寄りに立設してある支柱部61と据付台1の
右端寄りに立設してある支柱部62を備え、その上部は
梁部材63で連結してある。
【0037】支柱部61は、移行タワー51の待機位置
(図1、図2参照)の前方に位置している。支柱部6
1、62の内側の上下部には固定手段を構成する固定シ
リンダー装置60、60・・が4箇所に設けてある(図
1では便宜上、支柱部61の中間部を省略しており固定
シリンダー装置60は支柱部62付属のものだけが図示
してある)。
【0038】図11を参照する。図に示すものは、支柱
部61の上側の固定シリンダー装置60を示したもので
ある。なお、各固定シリンダー装置60はほぼ同様の構
造(ただし上部と下部のものでは上下対称、支柱部61
と62のものでは向きが逆)であるので、他のものにつ
いては説明を省略する。固定シリンダー装置60はエア
シリンダーS12を備えている。エアシリンダーS12
はロッドヘッドをターンテーブル側へ向け、取着板61
0を介して支柱部61に取付けてある。
【0039】ロッドヘッドには押圧体601が取付けて
ある。押圧体601はほぼ四角柱状で、先端部にはほぼ
円錐状の嵌合凸部602が形成してある。押圧体601
の基部には支持体603が垂直に設けてあり、その下端
部にはローラー604が設けてある。また、エアシリン
ダーS12の下方には受具64が水平に設けてある。ロ
ーラー604は受具64上面に接触するようにしてあ
る。なお、押圧体601の嵌合凸部602は、エアシリ
ンダーS12の作動により後述する麺乾燥用台車7の保
持部材71、72の両端部に設けてある押圧受具73の
嵌合凹部731に嵌合押圧され、保持部材71、72を
固定する。
【0040】支柱部61の上下部に設けてある固定シリ
ンダー装置60の近傍には、仮押え装置65が設けてあ
る(図9参照、図に示すものは支柱部61の下側のもの
である)。仮押え装置65は、支柱部61に固定してあ
るエアシリンダーS8を備えている。エアシリンダーS
8のロッドヘッドには中継板651が取付けてある。中
継板651の先部には三本のロッド652が下方へ垂設
してある。各ロッド652の下端部には押圧板653が
水平に取付けてある。押圧板653は前後方向では上記
受けホルダー55の前部に位置している。これによれ
ば、エアシリンダーS8の作動により押圧板653が下
降し、押圧板653と上記受けホルダー55で麺掛棒B
を上下から挟んで保持できる。
【0041】図1ないし図3を参照する。据付台1の前
側にはターンテーブルTが設けてある。ターンテーブル
Tは長方形状で、据付台1上に設けてある台盤10に中
心部を軸支して回転可能に取付けてある。台盤1の上面
には円形の軌道11が設けてある。また、ターンテーブ
ルTの下面には、この軌道11に対応するローラーを内
蔵した走行部12が等間隔で4箇所に設けてある。
【0042】ターンテーブルTの回転軸13(図3に図
示)にはギヤ14が設けてある。ギヤ14にはラックギ
ヤ15が噛み合っており、このラックギヤ15は左右方
向に設けてあるエアシリンダーS9のロッドヘッドに取
付けてある。これによれば、エアシリンダーS9が作動
することによりターンテーブルTは回動する。なお、本
実施例ではラックギヤ15の進退ストロークは、ターン
テーブルTが図2に示す状態から180度回動するよう
に設定されている。
【0043】(麺乾燥用台車)図1を参照する。ターン
テーブルTの上には麺乾燥用台車7が載置固定されてい
る。麺乾燥用台車7は枠体74を備えている。枠体74
は縦枠741、742と横枠743、744を備えてお
り、縦枠741、742の下部には台枠745、745
が設けてある。台枠745、745の前後端部にはキャ
スター746、746・・が設けてある。そして、枠体
74はキャスター746、746・・をターンテーブル
Tの左右両端部に設けてある装着溝701、701に嵌
め込んで載置固定してある。
【0044】縦枠741、742の上部には保持部材7
2が架設固定してある。また、下部には保持部材71が
架設してある。保持部材71、72はアルミニウム製で
木製に比べて各部の寸法を精密に仕上げることができ
る。縦枠741、742の外側には保持受け装置75、
75が設けてある。各保持受け装置75にはバネで下方
へ付勢されて出入り可能な保持脚751を備えている。
そして、上記保持部材71はこの保持脚751、751
の下端部に固定してある。保持部材71、72は前後に
扁平な四角柱状に形成してあり、前後面には一定の間隔
で装着孔711、712及び721、722が設けてあ
る。なお、各装着孔については後述する。
【0045】保持部材71、72のそれぞれの両端部に
は、上記したように固定シリンダー装置60の押圧体6
01を押圧嵌合するための押圧受具73が設けてある。
押圧受具73には嵌合凹部731が設けてある。なお、
押圧受具73は下部の保持部材71では保持部材71の
下側に設けてあり、上部の保持部材72では保持部材7
2の上側に取り付けてある。
【0046】図13を参照する。図は保持部材71を長
さ方向に断面した図である。図に示すように、装着孔7
11、712は一定の間隔で保持部材71を貫通して交
互に設けてある。装着孔711は保持部材71の前面側
を入口とし、装着孔712は後面側を入口としている。
また、各装着孔711、712の先部は窄まって形成し
てあり、同じく先部が窄まって形成された麺掛棒Bを両
面から貫通させて装着できるようにしている。装着孔7
11と711の間隔及び装着孔712と712の間隔は
麺掛棒Bの移送時の間隔と同一に設定してある。また、
間隔は保持部材72の装着孔721、722についても
同様である。
【0047】なお、図示はしていないが、下部に位置し
ている保持部材71では各装着孔711、712は入口
側がやや低くなるように斜めに形成してある。また、上
部に位置している保持部材72では、装着孔721、7
22は入口側が逆にやや高くなるように斜めに形成して
ある。これによれば、麺掛棒Bを装着孔711、712
及び721、722に装着したときに上下の麺掛棒B、
Bは装着されていない側が上下に広がり、上下の麺掛棒
B、B間に掛けてある麺(図示省略)の張力に反発し
て、上下の麺掛棒B、Bが少なくとも麺帯が外れない平
行状態を保つことができるようにしてある。
【0048】また、保持部材71、72は平面視におい
てターンテーブルTの回転軸13に重なるように配置し
てあり(図2参照)、ターンテーブルTが180度回動
したときには前後面が反転するだけでほぼ同じ位置に停
止するようにしてある。なお、単に保持部材71、72
の長さ方向の中心部と回転軸13を合わせるだけでは、
裏面の装着孔712と反転したときの表面の装着孔71
1の位置がずれてしまい、同じ移行場所では同じ位置に
正確に停止する麺掛棒保持装置5に対応できない。そこ
で、保持部材71、72の長さ方向の中心部に最も近い
装着孔711と712の中間点及び装着孔721と72
2の中間点が回転軸13と重なるように設定してある。
これによれば、裏面の装着孔712と反転したときの表
面の装着孔711の停止位置が同じになる。
【0049】図12を参照する。図に示した固定フック
装置8は麺掛棒Bを保持部材71、72の各装着孔71
1、712、721、722に装着するときに保持部材
71、72が前方へ撓まないように固定するものであ
る。固定フック装置8は上記実施例では設けられていな
いが、装着する場合は、麺掛棒保持装置5の上下の保持
基板53に取り付けるようにする。
【0050】固定フック装置8はエアシリンダーS11
を備えている。エアシリンダーS11は軸82を介し
て、保持基板53に固定してある支持板81に回動可能
に取り付けてある。支持板81の先部にはアングル86
が設けてあり、アングル86には軸87によりフック板
83が回動可能に取り付けてある。フック板83の先端
部には保持部材71、72(図では72を示している)
の後面に係合する爪部84が設けてある。フック板83
の後部には軸85を介してエアシリンダーS11のロッ
ドヘッドが軸支してある。これによれば、エアシリンダ
ー11の作動によりフック板83が回動し、爪部84を
保持部材71、72に係合させ、保持部材71、72が
前方へ撓まないように固定できる。
【0051】(作 用)各図を参照して本実施例の作用
を説明する。なお、本実施例における各部の制御は各種
スイッチ、タイマー、制御装置など公知技術手段により
行なわれる。 (1)麺帯が掛けてある上下二本の麺掛棒B、Bをそれ
ぞれ搬送装置の上部コンベア2aと下部コンベア2に供
給装置(図示省略)により供給しながら掛ける。搬送チ
ェーンC1、C2は凹部270間のストロークで4秒ご
とに間欠送りされている。従って、麺掛棒Bは搬送チェ
ーンC1の凹部270に4秒ごとに装着される。そし
て、上部の麺掛棒Bは搬送チェーンC1の上側に送ら
れ、搬送チェーンC2に受け渡される。また、下部の麺
掛棒Bは搬送チェーンC1の下側に送られ、搬送チェー
ンC2に受け渡される。
【0052】(2)上部コンベア2aと下部コンベア2
の搬送チェーンC2の右側に八組の麺掛棒Bが送られた
ら、エアシリンダーS2、S3が作動し、上下の昇降基
台30が上昇または下降し(麺が伸びる方向)、麺掛棒
ホルダー37により上下の麺掛棒Bをそれぞれ八組まと
めて保持する。
【0053】(3)エアシリンダーS4が作動し、移動
台35が麺掛棒ホルダー37で上下の麺掛棒Bを保持し
たまま移行タワー51側へ移動する。なお、移行タワー
51は図1及び図2に示す初期位置にある。麺掛棒ホル
ダー37が所定位置にくるとエアシリンダーS5だ作動
して昇降基台30と共に受けホルダー54が移動し、エ
アシリンダーS7が作動して押圧部材57と共に押圧板
575が移動して麺掛棒Bの後端部を保持する。また、
同時にエアシリンダーS8が作動し、押圧板653が移
動し、移動してきた受けホルダー55とで麺掛棒Bの前
端部を保持する。
【0054】このとき、上下の麺掛棒B、Bは後部が上
下に広がるように傾斜して保持される。そして、エアシ
リンダーS6が作動し、保持アーム563が回動して麺
掛棒B、Bの前端部を押圧板653と同じ方向から押さ
える。その後、押圧板653による麺掛棒Bの挟持は解
除され、各麺掛棒ホルダー37ももとの位置に復帰す
る。
【0055】(4)モーターMが作動し、移行タワー5
1が麺乾燥用台車7側へ移行し、麺掛棒Bを麺乾燥用台
車7の保持部材71、72の先端側に対応させて停止す
る。
【0056】(5)エアシリンダーS10が作動し、移
行タワー51が麺乾燥用台車7側へやや移動する。これ
によって、麺掛棒Bの前端部が保持部材71、72の装
着孔712、722の入口近傍に対応して位置する。固
定フック装置8を設けたものではここでエアシリンダー
S11が作動し、フック板83により保持部材71、7
2を後面から撓まないように保持固定する。
【0057】(6)押込み板58が前方へ移動して、各
麺掛棒Bを上下共に一度に装着孔712、722に押し
込み装着する。なお、上下の麺掛棒Bは後部側が上下に
開く方向に斜めに傾斜して装着される。上下の麺掛棒B
に掛けてある麺は、保持受け装置75の作用により適度
な張力を以て保持される。そして、押圧板575による
固定が解除され、保持アーム563が回動してもとに戻
る。また、固定フック装置8を設けたものでは、これに
よる固定が解除され、移行タワー51が初期位置へ戻
る。なお、上記作動は、上下の搬送チェーンC2に次の
八組の麺掛棒Bが揃うまでの32秒内に行なわれ、麺掛
棒Bが揃うときには移行タワー51は初期位置に戻って
いる。
【0058】(7)上記(1)〜(6)を繰り返して
(ただし、移行タワー51の停止位置は八組の麺掛棒B
の幅だけフレームF側へ順次移動していく)、保持部材
71、72の装着孔712、722全部に麺掛棒Bが装
着されたら、固定シリンダー装置60による保持部材7
1、72の固定が外れて、ターンテーブルTが180度
反転する。これによって、もとは装着孔712、722
があった位置に裏面側の装着孔711、721が位置す
る。
【0059】(8)上記(1)〜(6)を繰り返して保
持部材71、72の装着孔711、721全部に麺掛棒
Bが装着されたら、麺乾燥用台車7を入替える。 (9)上記(1)〜(8)を繰り返して、順次麺乾燥用
台車7に麺掛棒Bを装着し、麺の乾燥に適した場所に麺
乾燥用台車7を移動させて干す。なお、本発明は図示の
実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記
載内において種々の変形が可能である。
【0060】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)そうめんなどの麺の製造において、二本の麺掛棒
の間に巻き掛けた麺帯をその状態のまま移送し、各麺掛
棒を麺乾燥用台車に装着する作業を機械化することがで
きるので、作業効率が向上し、省力化により人件費を削
減することができる。
【0061】(b)ターンテーブルを備え、麺乾燥用台
車は表裏両側から所要組数の麺掛棒を装着できる保持部
を有し、このターンテーブルに搭載されて反転させるこ
とができるようにしてあるものにあっては、麺乾燥用台
車の表側の保持部全体への麺掛棒の装着が完了した後、
麺乾燥用台車を反転させて裏側の保持部に麺掛棒を装着
することができるので、麺乾燥用台車の表裏側をバラン
スよく無駄なく利用することができ、入替えのための手
間も軽減されるので、作業効率が向上する。
【0062】(c)所要組数の麺掛棒を保持部に装着す
るときに、保持部の変形を軽減または防止できる固定手
段を備えているものにあっては、麺掛棒の装着側の端部
が保持部に接触するときの圧力が受け止められて、保持
部が変形による位置のずれなどを起こしにくいので、麺
掛棒の装着をスムーズかつ正確に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る麺干掛け機の概略正面図。
【図2】本発明に係る麺干掛け機の概略平面図。
【図3】本発明に係る麺干掛け機の概略側面図。
【図4】搬送装置の下部コンベアの構造を示す、搬入側
からみた要部斜視図。
【図5】移送装置の構造を示し、麺掛棒が受け渡し位置
にある状態を示す説明図。
【図6】移送装置の構造を示し、麺掛棒が受け取られた
位置にある状態を示す説明図。
【図7】移行タワーの構造を示す斜視図。
【図8】移行タワーの基部の麺掛棒保持部の構造を示す
要部斜視図。
【図9】移行タワーの先部の麺掛棒保持部の構造を示す
要部斜視図。
【図10】麺掛棒保持部の保持アームの構造を示す要部
斜視図。
【図11】固定シリンダー装置の構造を示す説明図。
【図12】固定フック装置の構造を示す説明図。
【図13】麺乾燥用台車の保持部材の構造を示す要部断
面図。
【符号の説明】
A 麺干掛け機 1 据付台1 10 台盤 11 軌道 12 走行部 13 回転軸 14 ギヤ 15 ラックギヤ S9 エアシリンダー F フレーム T ターンテーブル R レール 2 下部コンベア 2a 上部コンベア 21、21a、21b 軸受部材 22、23、24、25、26 スプロケット C1、C2 搬送チェーン 261、262 円盤 28 遮蔽板 27 保持片 270 凹部 C3 チェーン 3 下部移送装置 3a 上部移送装置 3 下部移送装置 30 昇降基台 35 移動台 31 スライダー 32 ガイドロッド 33 固定具 S2、S3 エアシリンダー 34 台板 351 取着具 36 スライド装置 37 麺掛棒ホルダー 370 凹部 S4 エアシリンダー 4 間欠駆動装置 41 駆動体 42 ギヤ S1 エアシリンダー 5 干掛け装置 51 移行タワー 59 移行台車 S10 エアシリンダー 52 ボールねじ 521 駆動プーリー 522 プーリー M モーター 50 下部麺掛棒保持装置 50a 上部麺掛棒保持装置 510 取着板 53 保持基板 530 基板 531 スライダー 532 ガイドロッド 533 固定具 S5 エアシリンダー 54 受けホルダー 540 台部 541、542 鋸刃受板 543 凹部 55 受けホルダー 551 凹部 56 軸受部材 561 回動軸 562 ギヤ S6 エアシリンダー 563 保持アーム 57 押圧部材 570 基板 571 スライダー 572 ガイドロッド 573 固定具 574 アングル 575 押圧板 58 押込み板 S13 エアシリンダー S7 エアシリンダー 6 支柱フレーム 61、62 支柱部 63 梁部材 60 固定シリンダー装置 S12 エアシリンダー 610 取着板 601 押圧体 602 嵌合凸部 603 支持体 604 ローラー 64 受具 65 仮押え装置 S8 エアシリンダー 651 中継板 652 ロッド 653 押圧板 7 麺乾燥用台車 74 枠体 741、742 縦枠 743、744 横枠 745 台枠 746 キャスター 701 装着溝 72 保持部材 71 保持部材 75 保持受け装置 751 保持脚 711、712、721、722 装着孔 73 押圧受具 731 嵌合凹部 8 固定フック装置 S11 エアシリンダー 82 軸 81 支持板 86 アングル 87 軸 83 フック板 84 爪部 85 軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A21C 9/00 - 9/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 麺の製造において、二本の麺掛棒の間に
    巻き掛けた麺帯を移送し、麺帯を張った状態で各麺掛棒
    を麺乾燥用台車に装着する麺干掛け機であって、この装
    置は、 麺帯が巻き掛けてある二本の麺掛棒を受け取り、受け渡
    し位置まで搬送する搬送装置と、 受け渡し位置にある所要組数の麺掛棒を受け取り、干掛
    け装置側へ移送する移送装置と、 この移送装置で移送された所要組数の麺掛棒を麺を張っ
    た状態で保持しながら麺乾燥用台車側へ移送し、麺掛棒
    を麺乾燥用台車の保持部に装着する干掛け装置と、 所要組数の麺掛棒を装着できる保持部を有し、入替え可
    能な麺乾燥用台車と、を備えていることを特徴とする、 麺干掛け機。
  2. 【請求項2】 干掛け装置は、 軌道上を移行する移行体と、 この移行体に設けてある麺掛棒保持装置と、 麺掛棒を麺乾燥用台車の保持部側に押込む押込み装置
    と、 を備えていることを特徴とする、 請求項1記載の麺干掛け機。
  3. 【請求項3】 ターンテーブルを備えており、麺乾燥用
    台車は表裏両側から所要組数の麺掛棒を装着できる保持
    部を有し、このターンテーブルに搭載されて反転させる
    ことができるようにしてあることを特徴とする、 請求項1または2記載の麺干掛け機。
  4. 【請求項4】 所要組数の麺掛棒を保持部に装着すると
    きに、保持部の変形を軽減または防止できる固定手段を
    備えていることを特徴とする、 請求項1ないし3記載の麺干掛け機。
  5. 【請求項5】 麺の製造において、二本の麺掛棒の間に
    巻き掛けた麺帯を移送し、麺帯を張った状態で各麺掛棒
    を麺乾燥用台車に装着する麺の干掛け方法であって、こ
    の方法は、 麺帯が巻き掛けてある二本の麺掛棒を受け渡し位置まで
    搬送するステップと、 受け渡し位置にある所要組数の麺掛棒を同時に受け取
    り、各麺掛棒を麺帯を張った状態で保持しながら麺乾燥
    用台車側へ移送するステップと、 所要組数の麺掛棒を麺乾燥用台車の保持部に同時に差し
    込んで装着するステップと、を含むことを特徴とする、 麺の干掛け方法。
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