JP2860625B2 - エレクトロクロミックディスプレイ装置 - Google Patents
エレクトロクロミックディスプレイ装置Info
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- JP2860625B2 JP2860625B2 JP14293593A JP14293593A JP2860625B2 JP 2860625 B2 JP2860625 B2 JP 2860625B2 JP 14293593 A JP14293593 A JP 14293593A JP 14293593 A JP14293593 A JP 14293593A JP 2860625 B2 JP2860625 B2 JP 2860625B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealing material
- display device
- transparent
- electrochromic display
- ecd
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスプレイ等に用い
られるエレクトロクロミックディスプレイ装置の改良に
関する。
られるエレクトロクロミックディスプレイ装置の改良に
関する。
【０００２】
【従来の技術】図２に、従来のエレクトロクロミックデ
ィスプレイ装置（以下、ＥＣＤと略称する）の構成を模
式的断面図で示す。同図において、１，２はガラス等の
透明基板、３，４は基板対向面に成膜された透明電極、
５，６は透明電極上に成膜されたＥＣ膜、７は透明電極
間の距離を保つための発泡ポリエチレン樹脂製のスペー
サ、８は電解液９の流出を防ぐためのシール材である。
このＥＣＤは前記透明電極３，４と有機接着剤が用いら
れている。このＥＣＤは前記透明電極３，４間に電位差
をもつことにより、表示状態にメモリーされる。
ィスプレイ装置（以下、ＥＣＤと略称する）の構成を模
式的断面図で示す。同図において、１，２はガラス等の
透明基板、３，４は基板対向面に成膜された透明電極、
５，６は透明電極上に成膜されたＥＣ膜、７は透明電極
間の距離を保つための発泡ポリエチレン樹脂製のスペー
サ、８は電解液９の流出を防ぐためのシール材である。
このＥＣＤは前記透明電極３，４と有機接着剤が用いら
れている。このＥＣＤは前記透明電極３，４間に電位差
をもつことにより、表示状態にメモリーされる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記ＥＣＤのセル構造
においては、ＥＣ材が熱に弱いため、構造上、両電極と
接触するシール材は熱硬化型でなく、ＵＶ接着剤、２液
型のエポキシ接着剤等が使用されている。しかし、これ
らの接着剤は電気絶縁抵抗が低いため、シール材を介し
て電圧の高い電極から低い電極へリーク電流が発生し、
メモリー特性が著しく劣化するという不具合がある。
においては、ＥＣ材が熱に弱いため、構造上、両電極と
接触するシール材は熱硬化型でなく、ＵＶ接着剤、２液
型のエポキシ接着剤等が使用されている。しかし、これ
らの接着剤は電気絶縁抵抗が低いため、シール材を介し
て電圧の高い電極から低い電極へリーク電流が発生し、
メモリー特性が著しく劣化するという不具合がある。
【０００４】
【発明の目的】本発明は、上述した従来のＥＣＤの欠点
を解消するためになされたものであって、シール材に起
因するリーク電流を可及的に小さく保持し、メモリー時
間を長く維持できるようにしたＥＣＤを提供することを
主たる目的としている。
を解消するためになされたものであって、シール材に起
因するリーク電流を可及的に小さく保持し、メモリー時
間を長く維持できるようにしたＥＣＤを提供することを
主たる目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によるエレクトロ
クロミック装置は、透明電極とエレクトロクロミック材
とを成膜した２枚の透明基板を向い合わせ、それらの間
に絶縁層を挾んだ環状のシール材を充填して形成された
空間に電解液を封入して構成したことを要旨としてい
る。
クロミック装置は、透明電極とエレクトロクロミック材
とを成膜した２枚の透明基板を向い合わせ、それらの間
に絶縁層を挾んだ環状のシール材を充填して形成された
空間に電解液を封入して構成したことを要旨としてい
る。
【０００６】
【作用】上記構成によれば、両電極間は絶縁層を置いて
シール材でシールされるので、リーク電流の発生は最小
限に抑えられる。
シール材でシールされるので、リーク電流の発生は最小
限に抑えられる。
【０００７】
【実施例】図１に、本発明の一実施例を示す。なお、図
２と同一または類似する部材には同じ符号が付されてい
る。
２と同一または類似する部材には同じ符号が付されてい
る。
【０００８】図１において、１，２は透明基板、３，４
は透明電極、５，６はＥＣ膜であり、透明電極３，４間
には、絶縁性に優れたガラス板１０を挾んだ環状のシー
ル材１１を充填され、それによって形成された空間に電
解液９が封入されている。ここで、環状とは、結果的に
環状になっていれば足りるもので、一体的でも、または
接合したものでもよい。
は透明電極、５，６はＥＣ膜であり、透明電極３，４間
には、絶縁性に優れたガラス板１０を挾んだ環状のシー
ル材１１を充填され、それによって形成された空間に電
解液９が封入されている。ここで、環状とは、結果的に
環状になっていれば足りるもので、一体的でも、または
接合したものでもよい。
【０００９】上記構成によれば、両電極３，４間は、絶
縁性に優れたガラス板１０を置いてシール材１１でシー
ルされるので、電圧の高い電極から低い電極へリーク電
流が発生するのを最小限に抑えることができる。したが
って、シール材１１は電気絶縁性の低いＵＶ接着剤、２
液型のエポキシ接着剤を使用できる。
縁性に優れたガラス板１０を置いてシール材１１でシー
ルされるので、電圧の高い電極から低い電極へリーク電
流が発生するのを最小限に抑えることができる。したが
って、シール材１１は電気絶縁性の低いＵＶ接着剤、２
液型のエポキシ接着剤を使用できる。
【００１０】また、前記構成によれば、シール材の層を
非常に薄くできるので、硬化収縮（シール材の部分に応
力がかかるため、透明基板に亀裂が生じる）による割れ
や剥離を防ぐことができる。なお、上記構成のＥＣＤ
は、透過型でも反射型でも適用可能である。
非常に薄くできるので、硬化収縮（シール材の部分に応
力がかかるため、透明基板に亀裂が生じる）による割れ
や剥離を防ぐことができる。なお、上記構成のＥＣＤ
は、透過型でも反射型でも適用可能である。
【００１１】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ＥＣＤを構成する透明電極と透明電極間と絶
縁材を置いてシール材でシールするので、リーク電流が
発生するのを最小限に抑えることができる。またシール
材を薄く形成できるため、シール用接着剤の硬化収縮に
よる割れや剥離を防ぐことができる。
によれば、ＥＣＤを構成する透明電極と透明電極間と絶
縁材を置いてシール材でシールするので、リーク電流が
発生するのを最小限に抑えることができる。またシール
材を薄く形成できるため、シール用接着剤の硬化収縮に
よる割れや剥離を防ぐことができる。
【図１】本発明の一実施例を示すエレクトロクロミック
ディスプレイ装置の模式的構成断面図である。
ディスプレイ装置の模式的構成断面図である。
【図２】従来のエレクトロクロミックディスプレイ装置
の模式的構成断面図である。
の模式的構成断面図である。
１，２ 透明基板 ３，４ 透明電極 ５，６ ＥＣ膜 ７ スペーサ ８ シール材 ９ 電解液 １０ 絶縁材 １１ シール材
Claims (1)
- 【請求項１】 透明電極とエレクトロクロミック材とを
成膜した２枚の透明基板を向い合わせ、それらの間に絶
縁層を挾んだ環状のシール材を充填して形成された空間
に電解液を封入して構成したことを特徴とするエレクト
ロクロミックディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14293593A JP2860625B2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | エレクトロクロミックディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14293593A JP2860625B2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | エレクトロクロミックディスプレイ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06332015A JPH06332015A (ja) | 1994-12-02 |
| JP2860625B2 true JP2860625B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=15327071
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14293593A Expired - Lifetime JP2860625B2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | エレクトロクロミックディスプレイ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2860625B2 (ja) |
-
1993
- 1993-05-21 JP JP14293593A patent/JP2860625B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06332015A (ja) | 1994-12-02 |
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