JP2860475B2 - Atmセルのモニタ記録装置 - Google Patents

Atmセルのモニタ記録装置

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JP2860475B2
JP2860475B2 JP9048381A JP4838197A JP2860475B2 JP 2860475 B2 JP2860475 B2 JP 2860475B2 JP 9048381 A JP9048381 A JP 9048381A JP 4838197 A JP4838197 A JP 4838197A JP 2860475 B2 JP2860475 B2 JP 2860475B2
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秀之 戸田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナル・コ
ンピュータ(以下、パソコンという)、ワークステーシ
ョンなどのユーザ側端末装置とDSU(Digital Servic
e Unit: 回線終端装置)、ATM(非同期転送モード)
スイッチなどの網側装置との間のATM回線を通してユ
ーザ側端末装置から伝送されるATMセルの異常を測定
するために、この伝送中のATMセルを一旦大容量のD
RAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)
に高速ページ・モードで記憶するようにしたATMセル
のモニタ記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通信技術の発達に伴い、コンピュータ・
ネットワークなどのデータ通信やファクシミリなどの画
像通信を扱う情報ネットワークが求められ、ユーザは種
々の通信サービスを選択して利用可能になってきてい
る。このような時代の要請に対応できるように、音声、
データ、静止画像などを扱うN−ISDN(狭帯域IS
DN)に加えて、最近ではテレビ会議などのマルチメデ
ィア通信端末などの取り扱いも可能となるB−ISDN
(広帯域ISDN)の標準化が進められている。このB
−ISDNの構築により、低速から高速までの種々の情
報メディアを自在に組み合わせて、交換可能となり、高
度な情報化社会が実現が可能となる。
【0003】このB−ISDNで扱うATMでは、AT
Mのデータ単位を53バイトのATMセルとし、ヘッダ
5バイト、情報フィールド48バイトとしてユーザ側端
末装置からATM回線を通してATM交換機などの網側
装置に伝送している。このATMセルの伝送に際して、
ATM回線が光ファイバや金属電線(同軸ケーブルな
ど)が用いられ、これらの情報伝達媒体の違いによる接
続部位での不整合などによる信号の乱れ、その他の事情
によりATMセルのデータに障害が生じたりするため
に、高品位の情報伝送を行う必要上、ATM回線にAT
Mセルの伝送中にエラーが発生しているか、否かをモニ
タする必要がある。
【0004】このモニタを行うために、従来は、ユーザ
側端末装置と網側装置との間に接続され、ATMセルを
伝送するATM回線に回線モニタ装置を接続し、ATM
回線に伝送されるATMセルをモニタし、そのモニタの
結果をメモリに保持し、ATMセルにエラーが発生して
いると、メモリに保持されているデータを計測装置で計
測してエラーの解析を行い、エラーの発生原因に対して
対処するようにしている。従来、この回線モニタ装置に
使用されるメモリは、ATM回線に伝送されるデータが
150Mビット/秒(bps)以上の高速であり、その
高速性に対処できるべく、高速SRAM(スタティック
・ランダム・アクセス・メモリ)が使用されている。こ
の高速SRAMは、周知のように、4個のMOSFET
により2組のフリップ・フロップで構成し、さらに行ア
ドレスまたは列アドレス選択用の2個のMOSFETが
付加されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このSRAMは
「1」、「0」という情報の高速動作が可能であり、メ
モリをアクセスするMPU(マイクロ・プロセッシング
・ユニット)の高速化にも対応できる反面、1ビット当
たりのコストが高価であることに加えて、記憶容量がD
RAMの1/4しか得られず、大容量のメモリ構成とす
るには、非常に高価になり、したがって、記憶容量の大
容量化が困難である上に、大容量化のためには素子数が
増して、実装面積が大きく、装置の小型化が困難である
などの課題があった。
【0006】この発明は、上記従来の課題を解決するた
めになされたものであり、SRAMに対して4倍の記憶
容量が可能であり、コストが低く、実装面積を小さくで
きるDRAMを使用でき、DRAMのリフレッシュ制御
も比較的単純な回路構成とすることができるATMセル
のモニタ記録装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のATMセルのモニタ記録装置は、ユーザ
側端末装置1からATM回線3を通して網側装置2に伝
送するATMセルを入力してシリアル・データとして出
力するとともに、このATMセルの物理レイヤのエラー
などの検出時にエラー情報を出力するインタフェース回
路4aと、前記インタフェース回路4aのシリアル・デ
ータの出力を入力して前記ATMセルの境界を判別して
1セル単位でデータを区切ってパラレル・データに変換
し、かつ前記ATMセルにエラーが発生するとエラー情
報を出力するセル同期回路4bと、前記セル同期回路4
bから出力される前記パラレル・データを蓄積してタイ
ミング発生回路4fから出力されるタイミング信号で前
記パラレル・データのデータ・レートよりも高いデータ
・レートのパラレル・データに変換し、このパラレル・
データ間に空き時間を生成させて出力するFIFOメモ
リ4cと、前記タイミング発生回路4fから出力される
タイミング信号により前記ATMセルの受信時刻情報お
よびタイムスタンプを発生する時刻情報発生回路4e
と、前記タイミング発生回路4fから出力されるタイミ
ング信号によりDRAM4gへ高速ページ・モードで書
き込むためのアドレス信号を発生するアドレス発生回路
4dと、前記タイミング発生回路4fから出力されるタ
イミング信号により時分割的に作動して,前記FIFO
メモリ4cから出力されるパラレル・データに前記受信
時刻情報と、前記インタフェース回路4aおよび前記セ
ル同期回路4bから出力される各エラー情報とを付加し
て前記アドレス発生回路4dから出力されるアドレス信
号で指定された前記DRAM4gのアドレスに書き込む
スイッチ手段4hと、前記FIFOメモリ4cから出力
されるパラレル・データの所定数サイクルごとに前記パ
ラレル・データ間の空き時間に前記DRAM4gをリフ
レッシュするリフレッシュ手段6と、を備えることを特
徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、この発明のATMセルのモ
ニタ記録装置の実施の形態について図面に基づき説明す
る。図1はこの発明の一実施の形態が適用されるATM
ネットワークの原理的構成を示すブロック図であり、図
2はこの一実施の形態の詳細な構成を示すブロック図で
ある。まず、この一実施の形態が適用されるATMネッ
トワークにおける位置づけの理解を容易にするために、
図1によりATMネットワークの概略から説明する。
【0009】図1において、ATM端末装置であるユー
ザ側端末装置1としては、たとえば、ルータ、ワークス
テーション、パソコンなどが適用され、これらのユーザ
側端末装置1とATM交換機などの網側装置2との間に
はATM回線3が接続されている。ユーザ側端末装置1
からの伝送情報を固定長のATMセル5に分解してAT
M回線3を通して網側装置3にたとえば、155.52
Mビット/秒の高速で伝送される。このATMセル5は
HEC(ヘッダ・エラー・コントロール)1バイトを含
む5バイトの宛て先など制御情報を示すヘッダと、48
ビットのペイロード(情報フィールド)とから構成され
ている。
【0010】このようなデータ記録フォーマットを有す
るATMセル5を150Mビット/秒以上の高速で各ユ
ーザ側端末装置1から前記ATM回線3を通して網側装
置2に伝送し、網側装置2において、各ユーザ側端末装
置1から伝送されてくるATMセル5のヘッダをもとに
SDH(同期ディジタル・ハイ・アラーキ)にしたがっ
て多重化して図示されていないが、次の網側装置に伝送
する。このように、ユーザ側端末装置1と網側装置2と
の間で高品位のデータ伝送を行うために、ATM回線3
におけるATMセル5に障害の発生の有無を検出するた
めに、モニタ記録装置4がATM回線5に接続されてい
る。
【0011】このモニタ記録装置4の内部構成は図2に
示されている。この図2において、前記ユーザ側端末装
置1と網側装置2との間に接続されたATM回線3にモ
ニタ記録装置4内のインタフェース回路4aの入力端が
接続され、このインタフェース回路4aにATM回線3
に伝送されるATMセル5のデータが入力される。AT
M回線3は金属電線(同軸ケーブルなど)あるいは光フ
ァイバなどの所定の伝送媒体が使用され、インタフェー
ス回路4aはモニタ記録装置4の内部の処理に対応する
信号に変換し、かつ伝送媒体に対応するインタフェース
機能を有し、ATM回線3に伝送されるATMセル5の
データをシリアル・データでセル同期回路4bに出力す
るとともに、ATM回線3の伝送媒体による不整合など
に起因するエラー情報を発生した場合には、このエラー
情報を後述するスイッチ手段4hの固定端子4h3に出
力する。
【0012】セル同期回路4bはインタフェース回路4
aからのシリアル・データを入力することにより、AT
Mセル5の境界を検出して1セル単位でデータを区切
り、たとえば、クロック周波数19.44MHzで8ビ
ットのパラレル・データに変換して、FIFOメモリ4
cに出力する。さらに、このセル同期回路4bはインタ
フェース回路4aからのシリアル・データを入力するこ
とにより、ATMセル5のヘッダにエラーが発生してい
ると、エラー情報を前記スイッチ手段4hの固定端子4
h3に出力する。
【0013】FIFOメモリ4cでは、この8ビットの
パラレル・データを同じくクロック周波数19.44M
Hzで、タイミング発生回路4fからのタイミング信号
で16ビットのパラレル・データに変換して圧縮するこ
とにより、各データ間に時間的な隙間(空き時間)を生
成する。アドレス発生回路4dはタイミング発生回路4
fからのタイミング信号を入力して、高速ページ・モー
ドを利用して、FIFOメモリ4cから出力されるデー
タをDRAM4gに書き込むためにDRAM4gのアド
レスを指定するアドレス信号を発生してこのDRAM4
gに転送する。また、時刻情報発生回路4eは前記タイ
ミング発生回路4fからのタイミング信号によりタイム
スタンプを発生し、かつATMセル5のデータの受信時
刻情報を発生して、スイッチ手段4hの固定端子4h2
に時刻情報を出力して、この時刻情報をFIFOメモリ
4cから出力される各データの後部に付加できるように
している。スイッチ手段4hは図2では説明の都合上、
機能的に機械的スイッチの構成で示されているが、実際
には無接点式の電子スイッチであり、前記タイミング発
生回路4fから出力されるタイミング信号が可動端子4
h0に印加されると、時分割的にこの可動端子4h0が
固定端子4h1〜4h3の方向に順次切り換わり、再び
固定端子4h3から固定端子4h1の方向に切り換わる
動作が循環する機能を有している。
【0014】スイッチ手段4hの可動端子4h0はDR
AM4gに接続されている。このDRAM4gは周知の
ように、その1メモリ素子がMOS−FET1個とコン
デンサとによる簡単な構成で、しかも前記SRAMより
記憶容量が大きく、かつ安価であり、実装面積を小さく
することができる利点を有している。しかし、その反
面、SRAMよりもアクセス時間が遅い点と、リフレッ
シュが必要であるという欠点を有するが、この発明で
は、このアクセス時間の遅い点を克服するために、後述
するように、高速ページ・モードを利用してデータの書
き込みを行うようにしている。また、DRAM4gのリ
フレッシュに関しては、受信したATMセル5のデータ
をFIFOメモリ4cに一旦記憶させて8ビットのパラ
レル・データから16ビットのパラレル・データに変換
して圧縮し、このパラレル・データの各データ間に時間
的な隙間を生成させ、この隙間のうちの所定のサイクル
ごと、たとえば4サイクルごとにリフレッシュ手段6に
よりリフレッシュを行うようにして、リフレッシュ制御
の簡略化を期するように構成している。なお、DRAM
4gには、図示されていないが、計測装置が接続可能に
なっており、この計測装置によりFIFOメモリ4gに
記憶されたATMセルのデータに障害がある場合にその
障害の解析を行い、障害に対する処置を講じることがで
きるように構成されている。
【0015】次に、以上のように構成されたこの一実施
の形態の動作について図3のタイミング・チャートを参
照して説明する。まず、ユーザ側端末装置1からATM
回線3を通して網側装置2にATMセル5がたとえば、
155.52Mビット/秒の速度でシリアルに伝送され
ると、図3(a)に示すようにこのATMセル5のデー
タが図2のモニタ記録装置4のインタフェース回路4a
に入力され、このインタフェース回路4aでモニタ記録
装置4内の信号の処理に適する信号に変換するととも
に、ATMセル5の物理レイヤのエラーの有無を検出
し、エラーが発生していると、エラー情報をスイッチ手
段4hの固定端子4h3に転送する。また、図3(b)
に示すように、インタフェース回路4aはATMセル5
のデータをクロック周波数19.44MHzで、シリア
ル・データとしてセル同期回路4bに出力する。
【0016】セル同期回路4bは、インタフェース回路
4aからのシリアル・データを入力すると、ATMセル
中のHECを見つけて1セル単位でデータを区切り、1
セル単位ごとにトリガ判定を行って各セルごとにヘッダ
・エラーなどのエラーの発生の有無を検出し、エラーが
発生していると、エラー情報をスイッチ手段4hの固定
端子4h3に転送する。また、セル同期回路4bでは、
クロック周波数19.44MHzで、シリアル・データ
を8ビットのパラレル・データに変換して、この8ビッ
トのパラレル・データをFIFOメモリ4cに出力す
る。
【0017】一方、タイミング発生回路4fからタイミ
ング信号がFIFOメモリ4c、アドレス発生回路4
d、時刻情報発生回路4e、スイッチ手段4hの可動端
子4h0に出力されており、このタイミング信号によ
り、FIFOメモリ4cはセル同期回路4bから入力さ
れる8ビットのパラレル・データを保持し、図3(c)
に示すように、クロック周波数19.44MHzで16
ビットのパラレル・データに変換する。つまり、ATM
セル5の受信時のデータ・レートよりも高いデータ・レ
ートに変換して、各データ間に時間的な隙間(時間T)
を生じさせる。このように、16ビットのパラレル・デ
ータはスイッチ手段4hの固定端子4h1に出力され
る。
【0018】スイッチ手段4hはその可動端子4h0に
タイミング発生回路4fからのタイミング信号が印加さ
れるごとに可動端子4h0を固定端子4h1〜4h3の
方向に順次時分割的に切り換える作動を行う。したがっ
て、タイミング信号によりスイッチ手段4hの可動端子
4h0が固定端子4h1に切り換わった瞬間に、スイッ
チ手段4hの固定端子4h1と可動端子4h0とを通し
てFIFOメモリ4cから16ビットのパラレル・デー
タがDRAM4gに入力される。このとき、アドレス発
生回路4dからFIFOメモリ4cの出力データをDR
AM4gに書き込むためのアドレス信号が出力されてい
ると、このアドレス信号によりアドレス指定されたアド
レスにFIFOメモリ4cの出力データをDRAM4g
に書き込まれる。
【0019】DRAM4gにFIFOメモリ4cの出力
データを書き込むに際して、この発明では、DRAM4
gのアクセス時間の遅い点を考慮に入れて、一般的なD
RAMが標準的にもっている高速ページ・モードを利用
して書き込みを行うようにしている。図3(d)はDR
AM4gに書き込まれるFIFOメモリ4cの出力デー
タおよびそれに付加される付加情報(後述する)とを書
き込むパターンを示している。このうちの出力データの
部分を拡大して示したのが図3(e)であり、この出力
データをDRAM4gに書き込むに際して、高速ページ
・モードを利用するわけであるが、図3(f)〜図3
(h)がその説明のために示されたタイミムチャートで
ある。
【0020】図3(g)に示すように、RAS(Row Ad
dress Strobe: 行アドレスストローブ)が「H」レベル
から「L」レベルへの変化時に、アドレス発生回路4d
から行アドレス信号が出力され、図3(d)に示すよう
に、行アドレス信号LがDRAM4gに入力され、DR
AM4gの行アドレスを指定する。また、図3(h)に
示すように、CAS(Column Address Strobe : 列アド
レスストローブ)が「H」レベルから「L」レベルへの
変化時ごとに、アドレス発生回路4dから図3(d)に
示すように、列アドレス信号c1,c2,c3,・・・
が出力されてDRAM4gに入力され、DRAM4gの
列アドレスを指定する。
【0021】つまり、RASをアクティブにしたままC
ASをクロック入力することにより、同一行アドレス上
のデータをランダムに高速にアクセスすることができ
る。したがって、DRAMの利点である記憶容量の大き
い点をそのまま有効にし、DRAMの欠点であるアクセ
スタイムが遅い点を克服するとができる。このようにし
て、アドレス発生回路4dからのアドレス信号によりD
RAM4gへのFIFOメモリ4cから出力される16
ビットのパラレル・データの記録が高速で可能となる。
【0022】次に、図3(d)を参照して、前記DRA
M4gに記憶されるFIFOメモリ4cの出力データに
付加情報F1,F2,F3,・・・を付加する動作につ
いて説明する。この付加情報F1,F2,F3,・・・
を付加するために、図3(d)に示すように、FIFO
メモリ4cから出力される16ビットのパラレル・デー
タのそれぞれが出力されるごとに、時刻情報発生回路4
eからタイムスタンプST1,ST2,ST3・・・が
出力されてスイッチ手段4hの固定端子4h2に加えら
れる。スイッチ手段4hの固定端子4h2は前述のよう
にタイミング信号により可動端子4h0が接続されるご
とにDRAM4gに接続される。
【0023】これにより、スイッチ手段4hの固定端子
4h2からこのタイムスタンプがDRAM4gの前記ア
ドレス発生回路4dからのアドレス信号でアドレス指定
されたアドレスのFIFOメモリ4cの出力データの後
部に付加される。この付加されたタイムスタンプST
1,ST2,ST3・・・にそれぞれ時刻情報発生回路
4eから出力されるATMセル5の受信時刻情報がスイ
ッチ手段4hの固定端子4h2を経てDRAM4gの指
定されたアドレスの記憶データに付加される。
【0024】タイムスタンプST1,ST2,ST3・
・・には、さらに、インタフェース回路4aで検出され
たエラー情報がある場合およびセル同期回路4bでそれ
ぞれ検出されたエラー情報が出力されている場合には、
これらのエラー情報がスイッチ手段4hの固定端子4h
3に印加され、タイミング信号によりスイッチ手段4h
の可動端子4h0が固定端子4h3に切り換わると、可
動端子4h0を経て、これらのエラー情報がDRAM4
gの前記FIFOメモリ4cが書き込まれているアドレ
スに付加されて書き込まれる。このように、タイムスタ
ンプST1,ST2,ST3・・・にエラー情報や受信
時刻情報が書き込まれることにより、DRAM4gに記
憶されたパラレル・データに変換されたATMセルのそ
れぞれのデータ記憶フォーマットは図4に示すようにな
る。
【0025】この図4に示すように、FIFOメモリ4
gに記憶されるデータ記憶フォーマットでは、通常のA
TMセルの53バイトの構成にさらに11バイトが付加
されている。図4において、ヘッダに4バイトが振り分
けられている。ATMセル5のATM回線3の伝送中は
HECの1バイトを含めて5バイトとして伝送され、図
3(b)、図3(c)に示すようにHECの1バイトは
ペイロード部に先立って伝送されるが、FIFOメモリ
4g内での記憶フォーマットでは、48バイトのペイロ
ードの後部に位置されている。
【0026】残りの11バイトには、タイムスタンプが
充当され、この11バイトの中には、エラー情報とトリ
ガ情報が3バイト、受信時刻情報などの時刻情報が7バ
イト、残りの1バイトはあまりとなっている。これは、
前記高速ページモードでDRAM4gへのデータの書き
込みを行う際のメモリアドレス発生回路4dを単純化す
るために、53バイト長のATMセル5のデータに受信
時刻、エラー情報などの付加情報を付加することによ
り、記録データの単位を2のべき乗の長さに統一してい
る。このようなフォーマットを有するように記憶された
データは図3(d)に示すようになるが、DRAM4g
の記憶はコンデンサの電荷を利用しているものであり、
コンデンサは一定時間以上経過すると、リークされて記
憶内容が消失されてしまう。
【0027】そこで、一定時間ごとに、リフレッシュす
る必要がある。このリフレッシュはDRAM4gにデー
タの書き込を行うと、リフレッシュと書き込みとの競合
が生じるので、この競合を避ける制御回路が必要となる
のを防止するために、この一実施の形態では、前述のよ
うにFIFOメモリ4cにおいて、受信したATMセル
のデータを一旦蓄積して、16ビットのパラレル・デー
タに変換することにより、データ・レートを高くし、図
3(c)、図3(d)に示すように、各データ間に形成
された時間的隙間(時間T)のうちの、たとえば、デー
タの4サイクルごとに1回の割合でリフレッシュ手段6
により、リフレッシュを行う。これにより、DRAM4
gにおいて、データの書き込みとリフレッシュとの競合
を避けることができる。しかも、競合を避ける制御回路
が不要となり、回路構成が簡略になる。
【0028】なお、DRAM4gに記憶されたデータに
エラー情報が書き込まれている場合には、このDRAM
4gを計測機器に接続して、エラー情報の解析を行い、
エラー情報の発生原因を究明して、エラーに対処するこ
とができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明のATMセルの
モニタ記録装置によれば、ユーザ側端末装置から網側装
置にATM回線を通して伝送するATMセルをセル同期
回路で1セル単位ごとに区切り同期エラーなどの検出を
行うとともに、シリアル・データをパラレル・データに
変換してFIFOメモリに一旦蓄積してこのパラレル・
データのデータレートを高くして、各データ間に時間的
な隙間を生成させ、このデータをDRAMに高速ページ
・モードで書き込むとともに、そのデータに付加情報を
追加し、データの所定サイクルごとに時間的な隙間にお
いて、リフレッシュを行うようにしたので、大きな記憶
容量が得られ、コストの低いDRAMを使用することが
できる。
【0030】したがって、ATM回線モニタ装置の主要
部分を占めるメモリのコストを大幅に削減するこができ
るとともに、DRAMに記憶するデータのサイズと処理
時間を適切に選定することにより、DRAMに特有なア
ドレス制御とリフレッシュ制御を比較的簡単な回路構成
で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のATMセルのモニタ記録装置の一実
施の形態を適用するATMネットワークの原理的構成を
示すブロック図である。
【図2】この発明のATMセルのモニタ記録装置の一実
施の形態の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】図2のATMセルのモニタ記録装置の動作を説
明するためのタイミング・チャートである。
【図4】図2のATMセルのモニタ記録装置におけるD
RAMに記憶されるATMセルのデータのデータ記憶フ
ォーマットである。
【符号の説明】
1 ユーザ側端末装置 2 網側装置 3 ATM回線 4 モニタ記録装置 4a インタフェース回路 4b セル同期回路 4c FIFOメモリ 4d アドレス発生回路 4e 時刻情報発生回路 4f タイミング発生回路 4g DRAM 4h スイッチ手段 5 ATMセル 6 リフレッシュ手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザ側端末装置(1) からATM回線
    (3) を通して網側装置(2) に伝送するATMセルを入力
    してシリアル・データとして出力するとともに、このA
    TM回線の物理レイヤのエラーなどの検出時にエラー情
    報を出力するインタフェース回路(4a)と、 前記インタフェース回路(4a)のシリアル・データの出力
    を入力して前記ATMセルの境界を判別し、1セル単位
    でデータを区切ってパラレル・データに変換し、かつ前
    記ATMセルにエラーが発生すると、そのエラー情報を
    出力するセル同期回路(4b)と、 前記セル同期回路(4b)から出力される前記パラレル・デ
    ータを蓄積してタイミング発生回路(4f)から出力される
    タイミング信号で前記パラレル・データのデータ・レー
    トよりも高いパラレル・データに変換し、このパラレル
    ・データ間に空き時間を生成させて出力するFIFOメ
    モリ(4c)と、 前記タイミング発生回路(4f)から出力されるタイミング
    信号により前記ATMセルの受信時刻情報およびタイム
    スタンプを発生する時刻情報発生回路(4e)と、前記タイ
    ミング発生回路(4f)から出力されるタイミング信号によ
    りDRAM(4g)へ高速ページ・モードで書き込むための
    アドレス信号を発生するアドレス発生回路(4d)と、 前記タイミング発生回路(4f)から出力されるタイミング
    信号により時分割的に作動して,前記FIFOメモリ(4
    c)から出力されるパラレル・データに前記受信時刻情報
    と、前記インタフェース回路(4a)および前記セル同期回
    路(4b)から出力される各エラー情報とを付加して前記ア
    ドレス発生回路(4d)から出力されるアドレス信号で指定
    された前記DRAM(4g)のアドレスに書き込むスイッチ
    手段(4h)と、 前記FIFOメモリ(4c)から出力されるパラレル・デー
    タの所定数のサイクルごとに前記パラレル・データ間の
    空き時間に前記DRAMメモリ(4g)をリフレッシュする
    リフレッシュ手段(6) と、 を備えることを特徴とするATMセルのモニタ記録装
    置。
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JP9048381A Expired - Lifetime JP2860475B2 (ja) 1997-02-17 1997-02-17 Atmセルのモニタ記録装置

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JPH10233785A (ja) 1998-09-02

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