JP2860307B2 - インライン形フィルタ装置 - Google Patents

インライン形フィルタ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動臨床器械に使うイ
ンライン形流体用フイルタ(in−linefluid
type filter)、ことに全血(whole
blood)[以下全血液と呼ぶ]をろ過するのに有
利に使えるインライン形流体用フイルタに関する。
【0002】
【従来技術】流体分折用の臨床装置はよく知られてい
る。これ等はたとえば米国特許第2,797,149
号、同第2,879,141号及び同第3,241,4
32号の各明細書に記載してある。自動式の分折装置
は、試料容器から液体試料を吸引する取出し装置すなわ
ちプローブにより流動流れで試料を送るようにしてあ
る。吸引された液体試料部分は次いで分折のために適当
な導管を経て運ぶ。
【0003】現用の分折装置では分折のために少量の試
料だけしか使わない。典型的には取出し装置内の試料流
れは比較的遅い流量たとえば1.5ml/minであ
る。試料導管とこのような分析装置に使われ取出し装置
から分折点に延びる各導管とは比較的細くなければなら
ない。例示すると、試料搬送導管は約0.02ないし
0.033インチの内径を持つ。このような導管は、1
連の試験の実施中に詰まるようになり導管を清掃するた
めにシステムの停止を必要とする。このような詰まり又
は屑類によるその他の障害は、試料内の異物に基づく
か、又はたとえば凝固血液内に繊維網を形成する作用を
する全血液中の物質であるフイブリンのような天然の物
質が試料中に存在することに基づく。
【0004】従来種種のろ過法を提案することにより詰
まりの問題を解決することが提案されているが、これは
初めに述べたような簡単な解決法ではない。このような
潜在的な詰まりを生ずるものを除くために、試料をろ過
するように設計された、予期される装置では、ろ過装置
を通る試料の流れをあまり制限しないように注意を払わ
なければならない。比較的小さい試料寸法を考慮すれ
ば、ろ過装置内に保持される試料の量は最少に保たなけ
ればならない。又全血液試料のろ過処理を行うときは、
導管内の層流ができるだけ乱されないようにすること
と、フイルタの下流側で平滑な移行が生じて試料内の血
球の一体性を崩壊しないように、たとえば破壊しないよ
うにすることとが大切である。
【0005】フイルタは、詰まり又は障害を生ずる砕片
を捕捉するのに導管システム内の種種の場所に設ける。
たとえば米国特許第3,795,149号明細書には、
液体試料容器からの液体をプローブの流入端を備えたフ
イルタを経てこのブローブを液体中に浸しながら吸引す
るようにした自動分析用の試料を供給する方法及び装置
について記載してある。プローブは引続いて容器から取
出して洗浄液溜めの液体中に浸す。別の液体試料中に浸
すのに先だって、試料以外の流体を前記フイルタを経て
逆方向に流しこのフイルタを粒状物について洗浄する。
この洗浄はプローブの移動に時間的に整合させる。とく
にプローブは、取出し管の流入端にわたって延びる杯状
のフイルタを備えている。フイルタは、たとえばステン
レス鋼から成る円板から形成してある。この円板は、こ
れを貫くフイルタ穴を形成するようにエッチング処理さ
れ杯状の形状を形成するように折曲げてある。フイルタ
はろ過作用を生ずるように入口を囲む。
【0006】しかし前記したような杯状のフイルタは、
このフイルタに捕捉した物質を除去するように逆向きに
洗浄する際に、かなり高い圧力を必要とすることが分っ
ている。ステンレス鋼のような材料から形成したフイル
タは肉眼では平滑に見えるが、繊維質物質を捕捉するこ
とのできる表面に鋭い突起やぎざぎざがあり、このよう
な物質は、正常な流れ圧力のもとの逆向き洗浄によって
はフイルタから除去することが容易でなくて逆向き洗浄
サイクルに対し流れ圧力を増す必要がある。又後述する
ようにこのような繊維質物質は、逆向き洗浄の際にフイ
ルタにからみつくことが多く、比較的少数のサイクル後
にフイルタが恒久的に詰まるようになる。この場合フイ
ルタの洗浄又は交換或はこの両方に必要な器械休止時間
の頻度が高くなる。さらに米国特許第3,795,14
9号明細書に記載してあるようなフイルタは、取出し管
の入口に固定するのがよいが、このフイルタの交換を必
要とするごとに取出し管アセンブリの交換を必要とす
る。
【0007】インライン形流体フイルタ装置内の円板形
又はウエーフア形のフイルタを使うことは極めて一般的
である。米国特許第4,263,140号明細書には、
相互に同軸に固定した1対の本体部分を備えたこのよう
な構造について記載してある。フイルタ・エレメント
は、流体フイルタ入口及び出口の中間の本体部分により
形成したフイルタ室を横切り、横方向に固定してある。
このフイルタ・エレメントは、互いに組合う環状本体部
分端面の間に挿入した環状の取付けフランジを備えてい
る。一般に杯状のフイルタ・エレメント支持体は、フイ
ルタ・エレメントの少なくとも出口側に固定して位置さ
せ、このフイルタ・エレメントをこのフイルタ・エレメ
ント支持体の杯状区域内に少なくとも部分的に受入れる
ように寸法を定めてある。この支持体は、各本体部分端
面間に挿入した環状の取付けリムを備えている。この支
持体によりフイルタは、フイルタ要素を横切り著しく増
大した差動流体圧力を受けることができる。
【0008】フイルタ・エレメント取付けフランジ及び
支持体取付けリムは、互いに組合う本体部分環状端面の
外径まで少なくとも延びるように寸法を定めてある。各
本体部分は融着形の溶接により各端面で相互に固定され
フイルタ・エレメント取付けフランジ及び支持体取付け
リムの少なくとも一部分が溶接により高い一体性を持つ
継手を生ずるのに役立つように充てん材を設けてある。
フイルタ・エレメントを間に位置させた相互に対向する
関係にした1対のフイルタ・エレメント支持体を使うの
が有利である。
【0009】インライン形円板形フイルタは、これ等の
フイルタを位置させた導管を通る粒状の異物の通過を制
限するのに有効であることを示しているが、このような
フイルタはとくに全血液の分折用の臨床装置に使うとき
に、試料内のフイブリンが容易に詰まることが分ってい
る。全血液の吸引試料がフイルタを通過する際に、繊維
質物質が所期のようにフイルタにより捕捉されるが、こ
のフイルタから捕捉された異物を清掃する際に問題を生
ずることが多い。繊維質物質は一般にフイルタ・エレメ
ントの幅よりはるかに大きい長さを持つ。逆向き洗浄に
よりフイルタを清掃しようとする提案では、繊維ストラ
ンドがさらにフイルタにからまり、フイルタに恒久的に
付着し、フイルタの1つ又は複数の通路が詰まるように
なる。しかしフイルタは最終的に流通する流体の流れを
強く制限するほど繊維質物質により詰まるようになり、
簡単な逆向きの洗浄では清掃することができないのは明
らかである。従ってフイルタを交換しなければならな
い。このようなインライン形フイルタの交換には装置の
停止を必要とし試料分折の妨げになる。
【0010】血液及びその他の体液をろ過するようにし
た従来の他のろ過装置の代表的な例には、それぞれ円板
形フイルタを述べた米国特許第3,493,503号、
同第3,882,026号、同第4,170,056
号、同第4,157,967号、同第4,476,02
3号及び同第4,370,381号の各明細書がある。
【0011】従来自動臨床分析装置用のフイルタ構造の
開発が示されているが、試料流体流れから潜在的詰まり
を生ずる材料を有効に除去しこれと同時にフイルタの逆
向き洗浄及び交換の間の間隔を長くするフイルタ構造に
ついては従来記載されていない。
【0012】本発明の主な目的はこのようなフイルタを
提供することにある。
【0013】
【発明の要約】本発明は、前記した又その他の問題を除
き、簡単で信頼性がありフイルタ交換の間の時間を著し
く増す新規な管路内フイルタ構造を意図するものであ
る。
【0014】本発明の独特の特長は、全血液のような液
体試料中に存在する繊維質及び粒状の物質の通過を阻止
するが血球は通すように構成し配置したフイルタ・エレ
メントにある。このフイルタ要素の別の特長は、このよ
うな繊維質及び粒状の物質による恒久的詰まりを防ぐ構
造にある。とくにこのフイルタ部材は、互いに等しい寸
法の多数の貫通路を持つ大体において円筒形の本体部分
を備えている。各通路の直径は、ろ過試料が流通する自
動臨床分折装置の最小の通路又は導管の直径より細いの
がよい。これ等の通路は、本体部分の縦方向軸線に平行
な向きにしてある。本体部分と従って通路とは、全血液
試料中に存在すると考えられる繊維質物質の平均長さと
少なくとも同じ長さを持つのがよい。このような構造に
おいては通路内に捕捉された繊維質物質は、フイルタ・
エレメントの逆向き洗浄により通路から容易に移動す
る。
【0015】1実施例では、フイルタ・エレメントは、
互いに補形的な組合う2個の部品を備えたインライン形
フイルタ・アセンブリの一部である。一方の部品は、補
形的な組合う部品のめねじ部分に受入れられ、これにね
じ込むようにしたおねじ部分を設けた継手に形成してあ
る。この補形的な組合う部品は、別の継手又は弁のよう
な分析システム部品でよい。補形的な組合い部品は、こ
れを貫いて液体試料搬送導管を受入れるようにしてあ
る。継手は又、前記したように構成し配置したフイルタ
・エレメントを保持するフイルタ取付体を受入れるよう
にしてある。互いに補形的な組合い部品を組立てるとき
は、これ等の部品の各導管及びフイルタ・エレメントは
互いに整合し流体密に密封される。1変型ではフイルタ
・エレメントは、適当な連結手段を設けた導管部分内に
恒久的に保持され、この導管部分ををフイルタ・エレメ
ントの清掃又は交換が望ましいときに装置から容易に取
りはずせるようにしてある。
【0016】本発明フイルタ装置の利点の1つとして、
ろ過された試料が、ろ過されてない試料中に認められる
繊維質材料及び粒状物質を実際上実質的に含まないよう
にして本装置を使うことができる。
【0017】本ろ過装置は、これを逆向き洗浄すること
により多数回再使用することができると共に、装置内に
適当な液体たとえば等浸透圧性食塩水を使い、フイルタ
・エレメントの上流側でその縦方向通路内に蓄積した物
質を除くことができる。
【0018】フイルタ・エレメントは、超音波式又は普
通の洗浄法により屑片を洗浄することができる。フイル
タ構造に使う材料は一般に使われる清浄剤に相いれるこ
とができる。
【0019】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1には本発明によるインライン形フイルタ装置10の
好適な実施例の展開斜視図を例示してある。図示のよう
に本発明のインライン形フイルタ装置10は、主として
血液試料たとえば全血液を分折する臨床装置に使うよう
にしてある。このインライン形フイルタ装置の部品に
は、このような用途に一般に使われるような若干の材料
を使うのが有利であるが、若干の部品についてはとくに
後述の好適な材料を使う。
【0020】インライン形フイルタ装置10は、後述の
ように導管16の広がり端部14に、導管16に対して
自由に回転運動するように位置させるのに適するフイル
タ・アダプタ12を備えている。フイルタ・アセンブリ
18を設けてあるが、フイルタ・アセンブリ18は、フ
イルタ・エレメント22を内部に位置させたフイルタ取
付体20を備えている。図2に明らかなようにフイルタ
・アダプタ12は、後述のように補形的組合い部品に組
合うようにねじ24を形成した普通の継手の型式にする
のがよい。フイルタ・アダプタ12はその中心に延びる
段付き穴26を持つ。段付き穴26は第1及び第2の部
分28,30を持ち、第1の部分28は、第2の部分3
0より直径が小さい。フイルタ・アダプタ12たとえば
継手の端部32は、図2に示すように比較的細いねじな
し部分34を備えている。段付き穴26は直径の徐徐に
増す部分36を備え、導管に対する継手の角変位又は角
運動の若干の自由度を許容するようにしてある。
【0021】軸線方向の穴26を貫いて延びる導管16
は穴部分30の広がり端部14に終わっている。本発明
のこの実施例ではフイルタ装置は、弁アセンブリ又は組
合う継手部品のような補形的システム部品に釈放自在に
締付けるようにしてある。図2にはなおフイルタ・アダ
プタ12を組合う継手部材38と協働して示してある。
組合う継手部材38は、軸線方向に互いに整合した穴部
分44,46,48,50から成り継手部材38を貫い
て延びる段付きの大体において軸線方向の穴42を持つ
本体部材40を備えている。穴部分50は、ほぼその内
端部にねじ52を形成され、穴内端部に比較的短い軸線
方向長さを持つねじなし穴部分54を残している。
【0022】導管56は、軸線方向穴42を貫いて延び
穴部分46で広がり端部58に終る。
【0023】図3、図4及び図5は、フイルタ取付体2
0と本発明に利用されるフイルタ・エレメント22を備
えた好適とするフイルタアセンブリを詳細に示す。とく
に図3に示すようにフイルタ取付体20は、軸線方向に
延びる貫通穴62を持つ大体円筒形の本体部分60を備
えている。穴62は円筒形フイルタ・エレメント22の
外部寸法に対して、フイルタ・エレメント22を締まり
ばめにし次いでリングで固着して穴62内に確実に保持
するように寸法を定めてある。
【0024】フイルタ・エレメント22は、フイルタ・
エレメント22の縦方向軸線にほぼ直交する互いに対向
する大体において平行な面66,68を持つ大体におい
て円筒形の本体部分64を備えている。フイルタ・エレ
メント22は米国ニューヨーク州コーニングのコーニン
グ・グラス・ワークス(Curning GlassW
orks)により設定された手順により作られたフオト
フオーム▲R▼(Fotoform▲R▼)ガラス材料
として処理されたガラス材料で形成するのがよい。この
ような材料の製法及びその組成についてそれぞれ記載し
てある米国特許第2,628,160号及び同第4,5
72,611号の各明細書を参照しなければならない。
各米国特許第2,628,160号及び同第4,57
2,611号の各明細書の主題はこの説明に参照してあ
る。或はフイルタ・エレメントは、セラミック材又はポ
リテトラフルオルエチレンのような押出し材料から、又
は他の材料からそして当業者にはよく知られているその
他の方法により形成してもよい。本体部分64は、約
0.060インチ(約0.1524センチメートル)の
直径と、約0.080インチ(約0.2032センチメ
ートル)の長さとを持つのがよい。フイルタ・エレメン
ト22の本体部分64を貫いて図示のように多数の流通
路70が軸線方向に延びている。各流通路70は、本体
部分64の軸線に平行に延び、直径が約0.008イン
チ(約0.2032センチメートル)である。
【0025】本発明の好適な実施例では19の流通路が
ある。フイルタ・エレメントの正確な流通路の数は、フ
イルタ・エレメントの直径と所要の流体流量とによるの
は明らかである。理想的にはフイルタは、このフイルタ
の構造的一体性に影響を及ぼさないで、できるだけ最大
の100分率の開口面積を生ずるようにしてある。各流
通路は、導管を通る試料の層流に対するフイルタの影響
と、試料血球の一体性に対する破壊作用を最少にする数
及び寸法にしなければならない。約0.008インチ
(約0.2032センチメートル)の直径を持つ前記し
た数たとえば19の流通路は、それぞれこのフイルタに
より圧力損失への影響が最少であり、全血液試料中のフ
イブリン及びその他の詰まり生成物は捕捉するが、試料
中の血球は妨げられないで通過させるように作用する。
各流通路70の周縁部70Aは丸みをつけ、繊維質物質
を捕捉し、これ等が後述のようにフイルタから逆向き洗
浄を妨げる鋭い突起又はぎざぎざをなくすようにするの
がよい。
【0026】又図2に明らかなように導管16はフイル
タ・アダプタ12を貫いて延びている。その広がり端部
14は、フイルタ取付体20の面72に接触する堅い面
である。フイルタ取付体20は、フイルタを後述のよう
に組立てたときに導管16の広がり端部14に係合して
流体密の密封部を形成するようにした変形可能な環状部
74を設けてある。同様に導管56は本体部材40を貫
いて延び、その広がり端部58はフイルタ取付体20の
面76に確実に接触する。
【0027】この実施例のインライン形フイルタ装置の
組立ては、導管16,56を通路26,42内に単に挿
入して、それぞれ広がり端部14,58を穴30,46
内に位置させるようにすることによって容易に行われ
る。次いでフイルタ取付体20を継手12の軸線方向穴
30内に締まりばめする。次いでフイルタ・アダプタ
を、そのねじ24が補形的部材38の組合いねじ52に
はまるように位置させ、次いでこのフイルタ・アダプタ
を補形的部材38に締付け、各導管の広がり端部14,
58を第2図に示すようにフイルタ取付体20の対向面
に確実に押付け、これ等の間に強い流体密の接合部又は
圧力ばめ部を形成して流体の流れが制限を受けないで連
通するようにする。
【0028】前記したように補形的組合い部品38を、
組合い継手又は取付具として述べたが、或は弁本体又は
その他のシステム部品でもよいのは明らかである。この
例では導管56及び広がり端部58の代りに、インライ
ン形フイルタ・アセンブリを完成したときにフイルタ取
付体及び継手部材38の間の流体密状態が確実に得られ
るようにした適当な受け座又は座板を使ってもよい。ど
ちらの場合でもフイルタ・アセンブリが軸線方向貫通路
を持つ第1及び第2の本体部品を備えるものと考えられ
るのは明らかであり、各部品を組立てるときは各軸線方
向通路は流体が流通するようになり流体流れ径路内にフ
イルタ・エレメントを位置させる。
【0029】図6及び図7には本発明のたの好適な実施
例を示してある。この場合フイルタ・エレメントは、た
わみ性の又は熱収縮性の管状部分内に固定して保持して
ある。この実施例によるインライン形フイルタ装置10
0では、或る長さの管102は、種種のシステム部品間
に管部分を連結するように各端部に普通の連結部材10
4,106を設けてある。連結部材104,106はそ
れぞれおねじ部分108及びめねじ部分110を持つも
のとして示してあるが、たとえば迅速連結はずし継手の
ような他の継手手段を利用してもよい。フイルタ・エレ
メント112は、前記したフイルタ・エレメント22と
同様であるが、フイルタ・エレメント22の場合のよう
なそれぞれ平行な面66,68の代りに凸面114,1
16を設けてもよい。当業者には明らかなようにこの構
造では、フイルタ・エレメントの前後の圧力降下が管の
軸線方向中心線に近接した通過に対するよりも管内壁1
18に一層近い通過に対して一層少ないから、フイルタ
の縦方向軸線に集中するのでなくてフイルタの上流面を
横切る流動流れ内に屑片を広げる作用を持つ。流体試料
は前者の通過路に付勢される。フイルタ・エレメント1
12はこの場合、先ずフイルタ・エレメントを管内に位
置させ、次いでこの管をフイルタ・エレメントのまわり
に熱収縮させることにより図示のように導管102内に
固定して位置させてフイルタ・エレメントを管内に確実
に定位置に保持する。
【0030】或はフイルタ・エレメント112は、シリ
コーンゴムのようなたわみ性管内に単に押し込むだけで
よい。フイルタ・エレメント本体120の軸線方向長さ
は、フイルタ・エレメントを導管内に適正に整合した状
態に保つのに役立つ。フイルタ・エレメント22の場合
と同様にフイルタ・エレメント112の軸線方向長さ
は、試料中に存在すると考えられる繊維質物質の平均長
さより単に大きければよい。
【0031】本発明フイルタの有効性ととくにこのよう
なフイルタが全血液試料の血球一体性に対して持つ影響
とを評価するように試験を行った。図1ないし図5に記
載してあるようなフイルタ装置は、米国ニューヨーク州
タリータウン市のテクニコン・インストルメンツ・コー
ポレイション(Technicon Instrume
nts Corporation)製のテクニコンH
1血液分折装置に取付けた。試料の成績の比較はこのよ
うに修正した分折装置で実施し、又同じ試料は図示のフ
イルタを備えない分祈装置で処理したが、計測パラメー
タには検出できる変化はなかつた。すなわちフイルタ構
造が試料中の血球の一体性を乱さないことを示した。
【0032】本発明フイルタのすぐれた性能は、フイル
タの通路にたまるフイブリン及びその他の繊維質物質の
平均長さがフイルタ・エレメント本体の縦方向寸法より
短いことに基づき、従ってフイルタの逆向き洗浄時に隣
接通路の下流側端部がフイルタ・エレメントの面を越え
ては延びていないのでこの隣接通路内でからみつかなく
てフイルタから容易に洗浄される。本発明フイルタは、
長期の使用と著しい詰まりの前の逆向き洗浄とに適合し
ているが、このフイルタの作動の或る時点でシステムか
らフイルタ・エレメントをはずし、各フイルタ通路に詰
まる屑片を洗浄する必要がある。
【0033】詰まったフイルタは、詰まり物質を通路か
ら追放し又は溶解することにより超音波清掃する。図1
ないし図5に示した好適とする実施例の構造を使うと、
補形的部品38から継手すなわちフイルタ・アダプタ1
2をはずすことにより、フイルタ取付体をフイルタ・ア
ダプタからはずす。このフイルタ取付体は次いで適正な
洗浄液を入れた小さなガラス製又はポリエチレン製の容
器内に入れる。洗浄液は水酸化ナトリウム又は過塩素化
ナトリウム或はこれ等両者又はその他酸のような強い清
浄剤を活性成分として含む。次いで超音波清浄器を約5
minにわたり作動させる。次いでフイルタ取付体は、
容器から取出し蒸留水中に入れ、この超音波サイクルを
さらに5minにわたり反復する。このような処理によ
りフイルタ通路から屑片を容器に除去できる。
【0034】図6及び図7に示した変型によるフイルタ
構造を使うと、導管部分を装置から取出し超音波清浄装
置に入れる。フイルタ・アセンブリは超音波を使わない
で清掃する。フイルタ取付体は、前記したような洗浄液
中に入れ少なくとも1時間にわたり入れたままにする。
次いでこのフイルタ取付体は、洗浄液から取出しさらに
約1時間にわたり蒸留水中に入れる。
【0035】当業者には明らかなようにフイルタ・エレ
メントは強い清浄剤に耐えることのできる材料で形成し
なければならない。
【0036】本発明によるインライン形フイルタ装置
を、全血液から繊維質物質をろ過するように自動臨床分
析装置に使う場合について述べたが、当業者には明らか
なように本発明は繊維質物質を他の流体からろ過する際
にも応用される。
【0037】前記した所から明らかな本発明の若干の利
点は、高度に有効で詰まったときにシステム内で容易に
交換できる自動臨床分折装置に使用するのに適するイン
ライン形フイルタ装置を含む。
【0038】前記した所から明らかなように本発明の複
数の目的が達成されその他の有利な結果が得られる。
【0039】以上本発明をその実施例について添付図面
により詳細に説明したが本発明はなおその精神を逸脱し
ないで種種の変化変型を行うことができるのはもちろん
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明インライン形フイルタ装置の1実施例の
一部の展開斜視図である。
【図2】分折装置内の作動位置における図1のインライ
ン形フイルタ装置を示す拡大縦断面図である。
【図3】図1及び図2のフイルタ装置のフイルタ取付体
の拡大縦断面図である。
【図4】図3のフイルタ取付体の端面図である。
【図5】図3のフイルタ要素の拡大端面図である。
【図6】図6は本発明インライン形フイルタ装置の変型
の斜視図である。
【図7】図6に示した変型の一部の拡大軸断面図であ
る。
【符号の説明】
10 インライン形フイルタ装置 12 継手 16 導管 18 フイルタ・アセンブリ 20 取付体 22 フイルタ要素 24 おねじ部分 30 空洞 52 めねじ部分 56 導管 64 本体部分 70 通路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01D 39/20 B01D 29/38 520A 35/02 A A61M 5/16 334T (56)参考文献 特開 昭54−89981(JP,A) 特開 昭52−116969(JP,A) 特公 昭55−9227(JP,B2) 特公 昭63−4146(JP,B2) 特公 昭52−37395(JP,B2) 特公 昭57−30950(JP,B1) 国際公開89/6719(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 1/10 B29D 29/03 B29D 35/02 A61M 5/165

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体試料から所定寸法を持つ細長い繊維
    質物質をろ過するインライン形フィルタ装置において、 縦方向軸線を持つ大体において円筒形の本体部分を備
    え、この本体部分に互いに、対向する1対の面と、前記
    縦方向軸線に実質的に平行に前記本体部分を貫いて延び
    ると共に前記互いに対向する1対の面において互いに対
    向する開放した端部を持つ多数の流体通路とを設け、 前記繊維質物質を持つ前記流体試料が、前記互いに対向
    する1対の面のうちの一方の面から他方の面へ前記流通
    路を通って流れるときに、前記1対の面のうちの1つに
    おいて前記繊維質物質の一端部分だけを捕捉できる所定
    の軸線方向長さを前記流通路に設け、 鋭い突起又はぎざぎざを除去すると共に前記互いに対向
    する1対の面のうちの1つにおける前記流通路の開放し
    た端部において捕捉された前記繊維質物質が、逆向き洗
    浄によつて前記フィルタ装置から除去することができる
    ように、丸みをつけた縁部を、前記互いに対向する面に
    おける前記流通路の前記開放した端部に設けて成るイン
    ライン形フィルタ装置。
  2. 【請求項2】 前記互いに対向する1対の面を凸状にし
    た請求項1のインライン形フィルタ装置。
  3. 【請求項3】 前記本体部分をガラスで形成した請求項
    1のインライン形フィルタ装置。
  4. 【請求項4】 前記本体部分が、約0.060インチ
    (約0.1524センチメートル)の直径と、約0.0
    80インチ(約0.2032センチメートル)の軸線方
    向長さとを備えた請求項1のインライン形フィルタ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記流通路が、約0.008インチ(約
    0.02032センチメートル)の直径を備えた請求項
    4のインライン形フィルタ装置。
  6. 【請求項6】 前記本体部分が、19の流通路を備えた
    請求項5のインライン形フィルタ装置。
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