JP2859863B2 - ショックアブソーバのピストンバルブ - Google Patents
ショックアブソーバのピストンバルブInfo
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- JP2859863B2 JP2859863B2 JP8336155A JP33615596A JP2859863B2 JP 2859863 B2 JP2859863 B2 JP 2859863B2 JP 8336155 A JP8336155 A JP 8336155A JP 33615596 A JP33615596 A JP 33615596A JP 2859863 B2 JP2859863 B2 JP 2859863B2
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- Japan
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- shock absorber
- piston
- piston rod
- flow path
- oil
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/32—Details
- F16F9/34—Special valve constructions; Shape or construction of throttling passages
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドリング特性
を低下させることなく乗車感を向上させたショックアブ
ソーバのピストンバルブに関するもので、特にチョッピ
ーライド（Ｃｈｏｐｐｙ Ｒｉｄｅ）での乗車感を大幅
に向上させたショックアブソーバのピストンバルブに関
するものである。
を低下させることなく乗車感を向上させたショックアブ
ソーバのピストンバルブに関するもので、特にチョッピ
ーライド（Ｃｈｏｐｐｙ Ｒｉｄｅ）での乗車感を大幅
に向上させたショックアブソーバのピストンバルブに関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】ショックアブソーバは、懸架装置のコイ
ルスプリングと共に車体のボディ部とタイヤとの間に設
けた連結材であって、タイヤから伝達される振動を一時
的に吸収して車輌の搭乗者に柔らかい乗車感を感じさせ
るものである。また、カーブや、凹凸の激しい険路のよ
うな条件の路面走行の時には、タイヤが大きく振動され
て路面に対する接地性が低下されるが、ショックアブソ
ーバはタイヤの振動を迅速に減衰させ、路面に対する接
地性と走行安定性を高める役割をする。
ルスプリングと共に車体のボディ部とタイヤとの間に設
けた連結材であって、タイヤから伝達される振動を一時
的に吸収して車輌の搭乗者に柔らかい乗車感を感じさせ
るものである。また、カーブや、凹凸の激しい険路のよ
うな条件の路面走行の時には、タイヤが大きく振動され
て路面に対する接地性が低下されるが、ショックアブソ
ーバはタイヤの振動を迅速に減衰させ、路面に対する接
地性と走行安定性を高める役割をする。
【０００３】ところで、乗車感と走行安定性はほぼ相反
する特性を有する。即ち、乗車感を高める為にはショッ
クアブソーバの減衰力を低めるべきであり、走行安定性
を高める為にはショックアブソーバの減衰力を高めるべ
きである。一般的な車輌用のショックアブソーバでは車
輌の走行中の安全を優先させる必要があり、走行安定性
をまず第１に考慮した上で、乗車感も良くなるように設
計しなければならない。このため、一般的には乗車感が
多少不足する場合が多い。
する特性を有する。即ち、乗車感を高める為にはショッ
クアブソーバの減衰力を低めるべきであり、走行安定性
を高める為にはショックアブソーバの減衰力を高めるべ
きである。一般的な車輌用のショックアブソーバでは車
輌の走行中の安全を優先させる必要があり、走行安定性
をまず第１に考慮した上で、乗車感も良くなるように設
計しなければならない。このため、一般的には乗車感が
多少不足する場合が多い。
【０００４】ショックアブソーバでは、オイルが充填さ
れている貯蔵チューブ内においてピストンバルブを具備
したピストンが往復しながら上記ピストンバルブを介し
て流通するオイルの粘性により減衰力が発生される。す
なわち、減衰力はピストンバルブにより発生される。従
来のショックアブソーバのピストンバルブでは、図４に
示す如く、ピストンロッド２の先端に、内部に通孔４が
形成されたピストン３と、ディスクシート５と、多数の
枚数よりなる皿ばね状のディスク６が嵌め込まれ、ナッ
ト７により固定されている。
れている貯蔵チューブ内においてピストンバルブを具備
したピストンが往復しながら上記ピストンバルブを介し
て流通するオイルの粘性により減衰力が発生される。す
なわち、減衰力はピストンバルブにより発生される。従
来のショックアブソーバのピストンバルブでは、図４に
示す如く、ピストンロッド２の先端に、内部に通孔４が
形成されたピストン３と、ディスクシート５と、多数の
枚数よりなる皿ばね状のディスク６が嵌め込まれ、ナッ
ト７により固定されている。
【０００５】このように構成された従来のピストンバル
ブでは、ピストンロッド２が貯蔵チューブ１内において
上昇する時にオイルが図中の矢印方向に流れる。ピスト
ンロッド２が中高速（０．１ｍ／秒以上）で移動する時
には、上部室１５のオイルがピストン３の通孔４に流入
され、ディスクシート５とディスク６が下方に湾曲され
ることによって形成された流路を通じて下部室１８に流
出される。また、ピストンロッド２が低速（０．１ｍ／
秒以下）で移動する時には、上部室１５よりピストン３
の通孔４を通じて流入されたオイルはディスクシート５
およびディスク６を湾曲させるに至らず、これらが湾曲
していない状態でディスクシート５の両側に形成された
オリフィス１６を通じてのみ流出される。このようにし
て、ピストンロッド２の移動速度に対応して減衰力が変
化するような特性が与えられる。
ブでは、ピストンロッド２が貯蔵チューブ１内において
上昇する時にオイルが図中の矢印方向に流れる。ピスト
ンロッド２が中高速（０．１ｍ／秒以上）で移動する時
には、上部室１５のオイルがピストン３の通孔４に流入
され、ディスクシート５とディスク６が下方に湾曲され
ることによって形成された流路を通じて下部室１８に流
出される。また、ピストンロッド２が低速（０．１ｍ／
秒以下）で移動する時には、上部室１５よりピストン３
の通孔４を通じて流入されたオイルはディスクシート５
およびディスク６を湾曲させるに至らず、これらが湾曲
していない状態でディスクシート５の両側に形成された
オリフィス１６を通じてのみ流出される。このようにし
て、ピストンロッド２の移動速度に対応して減衰力が変
化するような特性が与えられる。
【０００６】しかしながら、上述した低速領域において
は、ピストンロッド２の移動速度とは関わりなくディス
クシート５のオリフィス１６を通過するオイルの流動抵
抗によってのみ減衰力が発生されるので、ピストンロッ
ド２の移動速度が中高速領域に接近するに従って適切な
減衰力が得られなくなる。
は、ピストンロッド２の移動速度とは関わりなくディス
クシート５のオリフィス１６を通過するオイルの流動抵
抗によってのみ減衰力が発生されるので、ピストンロッ
ド２の移動速度が中高速領域に接近するに従って適切な
減衰力が得られなくなる。
【０００７】例えば、車輌が連続的な凹凸を有する路面
を通過するいわゆるチョッピーライドの場合、ショック
アブソーバのピストンロッド２は上記の低速領域と中高
速領域との境界で移動することになる。この状態では減
衰力はほぼディスクシート５のオリフィス１６によって
のみ発生されるので、例えば０．０５ｍ／秒以下の低々
速領域ではやさしい乗車感を得ることができるが、０．
０５ｍ／秒〜０．２ｍ／秒の中低速領域ではディスクシ
ート５のオリフィス１６によってのみ発生される減衰力
だけでは乗車感が低下する問題点があった。
を通過するいわゆるチョッピーライドの場合、ショック
アブソーバのピストンロッド２は上記の低速領域と中高
速領域との境界で移動することになる。この状態では減
衰力はほぼディスクシート５のオリフィス１６によって
のみ発生されるので、例えば０．０５ｍ／秒以下の低々
速領域ではやさしい乗車感を得ることができるが、０．
０５ｍ／秒〜０．２ｍ／秒の中低速領域ではディスクシ
ート５のオリフィス１６によってのみ発生される減衰力
だけでは乗車感が低下する問題点があった。
【０００８】たとえば、従来のショックアブソーバで
は、コンクリート舗装路面の如き連続的に凹凸がある路
面の走行の時には、比較的固い乗車感を感じさせ、車輌
搭乗者に与える疲労感が大きくなる問題点があった。
は、コンクリート舗装路面の如き連続的に凹凸がある路
面の走行の時には、比較的固い乗車感を感じさせ、車輌
搭乗者に与える疲労感が大きくなる問題点があった。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を解決する為のもので、低々速領域（０．０５ｍ／
秒以下）においては、従来の通りディスクシートのオリ
フィスを通じてのみオイルが流れるが、中低速領域
（０．０５ｍ／秒〜０．２ｍ／秒）においては、ディス
クシートのオリフィス以外の、ピストンロッドに形成さ
れている別の内部流路を通じてもオイルが流れるように
して、チョッピーライドの場合等、ピストンロットが中
低速（０．０５ｍ／秒〜０．２ｍ／秒）で移動する領域
においても乗車感が柔らかくなるようにし、搭乗者の疲
労感を減少させることを目的とする。
題点を解決する為のもので、低々速領域（０．０５ｍ／
秒以下）においては、従来の通りディスクシートのオリ
フィスを通じてのみオイルが流れるが、中低速領域
（０．０５ｍ／秒〜０．２ｍ／秒）においては、ディス
クシートのオリフィス以外の、ピストンロッドに形成さ
れている別の内部流路を通じてもオイルが流れるように
して、チョッピーライドの場合等、ピストンロットが中
低速（０．０５ｍ／秒〜０．２ｍ／秒）で移動する領域
においても乗車感が柔らかくなるようにし、搭乗者の疲
労感を減少させることを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成する手段として低々速領域においては、コイルスプ
リングの弾撥力を受けるボールにより流路が閉鎖されて
おり、中低速区間においては、オイルがコイルスプリン
グの弾撥力に抗して上部室より下部室に流れる別の内部
流路をピストンロッド内に形成し、中低速区間での減衰
力を減少させて乗車感を柔らかくしている。
達成する手段として低々速領域においては、コイルスプ
リングの弾撥力を受けるボールにより流路が閉鎖されて
おり、中低速区間においては、オイルがコイルスプリン
グの弾撥力に抗して上部室より下部室に流れる別の内部
流路をピストンロッド内に形成し、中低速区間での減衰
力を減少させて乗車感を柔らかくしている。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、図１ないし図３を参照して
本発明の実施の形態のショックアブソーバのピストンバ
ルブを説明する。
本発明の実施の形態のショックアブソーバのピストンバ
ルブを説明する。
【００１２】ピストンロッド２の先端部には、内部に通
孔４が形成されたピストン３と、ディスクシート５と、
多数の枚数よりなる皿ばね状のディスク６が嵌め込ま
れ、ナット７により固定されている。このようなショッ
クアブソーバのピストンバルブにおいて、ピストン３と
ディスクシート５の間の空間と接するピストンロッド２
の外周面の部分にはオイル流入孔８が形成され、オイル
流入孔８より下側の外周面の部分にはオイル吐出孔１７
が形成されている。そしてこれら孔８，１７の間は上方
は狭く下方は広い傾斜流路９を上部に有する内部流路１
０により連結されており、内部流路１０内にはピストン
ロッド２の下端に一端部が固定されているコイルスプリ
ング１３が設けられ、コイルスプリング１３の他端部と
傾斜流路９の間にはボール１４が設けられている。
孔４が形成されたピストン３と、ディスクシート５と、
多数の枚数よりなる皿ばね状のディスク６が嵌め込ま
れ、ナット７により固定されている。このようなショッ
クアブソーバのピストンバルブにおいて、ピストン３と
ディスクシート５の間の空間と接するピストンロッド２
の外周面の部分にはオイル流入孔８が形成され、オイル
流入孔８より下側の外周面の部分にはオイル吐出孔１７
が形成されている。そしてこれら孔８，１７の間は上方
は狭く下方は広い傾斜流路９を上部に有する内部流路１
０により連結されており、内部流路１０内にはピストン
ロッド２の下端に一端部が固定されているコイルスプリ
ング１３が設けられ、コイルスプリング１３の他端部と
傾斜流路９の間にはボール１４が設けられている。
【００１３】又、コイルスプリング１３の一端部は、ピ
ストンロッド２の下端に螺合されるスプリング固定キャ
ップ１１の内側の中央に突設されているスプリングシー
ト１２に嵌め込まれて固定されている。
ストンロッド２の下端に螺合されるスプリング固定キャ
ップ１１の内側の中央に突設されているスプリングシー
ト１２に嵌め込まれて固定されている。
【００１４】又、オイル流入孔８及びオイル吐出孔１７
はピストンロッド２の外周面に沿って多数個が形成され
ている。
はピストンロッド２の外周面に沿って多数個が形成され
ている。
【００１５】このように構成されている本発明の実施の
形態のショックアブソーバのピストンバルブは次の通り
作動する。ピストンロッド２が低々速（０．０５ｍ／秒
以下）で移動する領域においては、図１に示した通り、
上部室１５よりピストン３の通孔４を通じてピストンロ
ッド２のオイル流入孔８に流入されたオイルによる力が
コイルスプリング１３の弾撥力より小さいので、内部流
路１０が開かれず、オイルはディスクシート５のオリフ
ィス１６を通じてのみ流通し、所定の減衰力が発生され
る。
形態のショックアブソーバのピストンバルブは次の通り
作動する。ピストンロッド２が低々速（０．０５ｍ／秒
以下）で移動する領域においては、図１に示した通り、
上部室１５よりピストン３の通孔４を通じてピストンロ
ッド２のオイル流入孔８に流入されたオイルによる力が
コイルスプリング１３の弾撥力より小さいので、内部流
路１０が開かれず、オイルはディスクシート５のオリフ
ィス１６を通じてのみ流通し、所定の減衰力が発生され
る。
【００１６】従って、低々速領域（０．０５ｍ／秒以
下）においては、減衰力が図３に示した通り、従来のシ
ョックアブソーバとほぼ等しい特性となる。これに比べ
て、中低速領域（０．０５ｍ／秒〜０．２ｍ／秒）にお
いては、ピストン３の通孔４を通じてオイル流入孔８に
流入されるオイルによる力がコイルスプリング１３の弾
撥力を超えることになるので、傾斜流路９面に密着され
ていたボール１４が下降しながら内部流路１０が開か
れ、内部流路１０に流入されたオイルはオイル吐出孔１
７を介して流出される。
下）においては、減衰力が図３に示した通り、従来のシ
ョックアブソーバとほぼ等しい特性となる。これに比べ
て、中低速領域（０．０５ｍ／秒〜０．２ｍ／秒）にお
いては、ピストン３の通孔４を通じてオイル流入孔８に
流入されるオイルによる力がコイルスプリング１３の弾
撥力を超えることになるので、傾斜流路９面に密着され
ていたボール１４が下降しながら内部流路１０が開か
れ、内部流路１０に流入されたオイルはオイル吐出孔１
７を介して流出される。
【００１７】よって、この中低速区間においては、オイ
ルがディスクシート５のオリフィス１６だけでなく、ピ
ストンロッド２に形成された内部流路１０を通じても流
出されるので、減衰力が図３に示した通り、従来のショ
ックアブソーバより小さくなるような特性となる。した
がって、従来のピストンバルブを備えたショックアブソ
ーバに比べて、柔らかい乗車感が与えられる。
ルがディスクシート５のオリフィス１６だけでなく、ピ
ストンロッド２に形成された内部流路１０を通じても流
出されるので、減衰力が図３に示した通り、従来のショ
ックアブソーバより小さくなるような特性となる。した
がって、従来のピストンバルブを備えたショックアブソ
ーバに比べて、柔らかい乗車感が与えられる。
【００１８】
【発明の効果】このように、本発明は、コンクリート舗
装道路等のように小さい凹凸が路面上に連続的に形成さ
れた道路を走行する際等、いわゆるチョッピーライドの
如き中低速（０．０５ｍ／秒〜０．２ｍ／秒）の領域で
は、ショックアブソーバのピストンバルブのディスクシ
ート５のオリフィス１６とは別に、ピストンロッド２の
内部に形成された内部流路１０を通じてもオイルが流れ
る。これによって、この中低速領域においてショックア
ブソーバの減衰力が低くなり柔らかい乗車感を車輌搭乗
者に与える。また、この中低速以上の領域では、従来と
同様にディスクシート５のオリフィス１６及びディスク
６の湾曲により形成された流路をオイルが流通し、従来
と同様の特性の減衰力が発生され、全体的な減衰力特性
は従来の場合とほぼ等しくなる。そして上述のようにチ
ョッピーライド時の乗車感が改善されるとともに、走行
安定性が低下することはなく、乗車感と走行安定性とを
併せて改善することができる。
装道路等のように小さい凹凸が路面上に連続的に形成さ
れた道路を走行する際等、いわゆるチョッピーライドの
如き中低速（０．０５ｍ／秒〜０．２ｍ／秒）の領域で
は、ショックアブソーバのピストンバルブのディスクシ
ート５のオリフィス１６とは別に、ピストンロッド２の
内部に形成された内部流路１０を通じてもオイルが流れ
る。これによって、この中低速領域においてショックア
ブソーバの減衰力が低くなり柔らかい乗車感を車輌搭乗
者に与える。また、この中低速以上の領域では、従来と
同様にディスクシート５のオリフィス１６及びディスク
６の湾曲により形成された流路をオイルが流通し、従来
と同様の特性の減衰力が発生され、全体的な減衰力特性
は従来の場合とほぼ等しくなる。そして上述のようにチ
ョッピーライド時の乗車感が改善されるとともに、走行
安定性が低下することはなく、乗車感と走行安定性とを
併せて改善することができる。
【００１９】また、本発明のショックアブソーバのピス
トンバルブは、コイルスプリング１３のスプリングの特
性を任意に設定することができ、このスプリング特性を
適宜設定することにより、任意の減衰力特性を得ること
ができる。よって、必要に応じて減衰力を高める方向に
設計できる等、設計の際の減衰力特性の設定の範囲が拡
大され、設計の際の柔軟性が向上するという効果もあ
る。
トンバルブは、コイルスプリング１３のスプリングの特
性を任意に設定することができ、このスプリング特性を
適宜設定することにより、任意の減衰力特性を得ること
ができる。よって、必要に応じて減衰力を高める方向に
設計できる等、設計の際の減衰力特性の設定の範囲が拡
大され、設計の際の柔軟性が向上するという効果もあ
る。
【図１】本発明の実施の形態によるショックアブソーバ
のピストンバルブにおいてピストンロッドが低々速領域
で移動する時の作動状態を示す縦断面図である。
のピストンバルブにおいてピストンロッドが低々速領域
で移動する時の作動状態を示す縦断面図である。
【図２】図１のショックアブソーバのピストンバルブに
おいてピストンロッドが中低速領域で移動する時の作動
状態を示す縦断面図である。
おいてピストンロッドが中低速領域で移動する時の作動
状態を示す縦断面図である。
【図３】本発明によるショックアブソーバのピストンバ
ルブの減衰力特性を従来のショックアブソーバのピスト
ンバルブの減衰力特性とともに示す減衰力線図である。
ルブの減衰力特性を従来のショックアブソーバのピスト
ンバルブの減衰力特性とともに示す減衰力線図である。
【図４】従来のショックアブソーバのピストンバルブの
縦断面図である。
縦断面図である。
１ 貯蔵チューブ ２ ピストンロッド ３ ピストン ４ 通孔 ５ ディスクシート ６ ディスク ７ ナット ８ オイル流入孔 ９ 傾斜流路 １０ 内部流路 １１ スプリング固定キャップ １２ スプリングシート １３ コイルスプリング １４ ボール １７ オイル吐出孔
Claims (3)
- 【請求項１】 ピストンロッド（２）の先端に、内部に
通孔（４）が形成されているピストン（３）と、ディス
クシート（５）と、多数枚よりなるディスク（６）が嵌
め込まれ、ナット（７）によって固定されたショックア
ブソーバのピストンバルブにおいて、 ピストン（３）とディスクシート（５）との間の空間と
接する部分のピストンロッド（２）の外周面にオイル流
入孔（８）が形成され、オイル流入孔（８）より下側の
ピストンロッド外周面にはオイル吐出孔（１７）が形成
され、これらの孔（８，１７）の間は上方は狭く下方は
広い傾斜流路（９）が上部に形成された内部流路（１
０）で連結されており、内部流路（１０）内にはピスト
ンロッド（２）の下端に一端部が固定されたコイルスプ
リング（１３）が設けられ、コイルスプリング（１３）
の他端部と傾斜流路（９）の間にはボール（１４）が設
けられていることを特徴とするショックアブソーバのピ
ストンバルブ。 - 【請求項２】 コイルスプリング（１３）の一端部が、
ピストンロッド（２）の下端に螺合されるスプリング固
定キャップ（１１）の内側中央に突設されたスプリング
シート（１２）に嵌め込まれて固定されていることを特
徴とする請求項１に記載のショックアブソーバのピスト
ンバルブ。 - 【請求項３】 オイル流入孔（８）及びオイル吐出孔
（１７）は、ピストンロッド（２）の外周面に沿って、
多数個が形成されていることを特徴とする請求項１また
は請求項２に記載のショックアブソーバのピストンバル
ブ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR1995-50377 | 1995-12-15 | ||
| KR1019950050377A KR0150383B1 (ko) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 승차감을 향상시킨 쇽 업소바의 피스톤밸브 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09287628A JPH09287628A (ja) | 1997-11-04 |
| JP2859863B2 true JP2859863B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=19440410
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8336155A Expired - Fee Related JP2859863B2 (ja) | 1995-12-15 | 1996-12-16 | ショックアブソーバのピストンバルブ |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2859863B2 (ja) |
| KR (1) | KR0150383B1 (ja) |
| TR (1) | TR199601009A2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100390750B1 (ko) * | 1998-09-07 | 2003-10-22 | 주식회사 만도 | 고속감응형쇽업소버 |
| KR20000055506A (ko) * | 1999-02-06 | 2000-09-05 | 밍 루 | 차량용 쇽업소버 |
| FR2810951B1 (fr) * | 2000-06-29 | 2002-10-31 | S A Beringer | Dispositif de freinage d'un vehicule |
| KR100773363B1 (ko) | 2006-01-23 | 2007-11-05 | 주식회사 만도 | 선형의 감쇠력 특성 구현을 위한 쇽업소버 |
| KR101655499B1 (ko) * | 2012-12-21 | 2016-09-07 | 주식회사 만도 | 충격 감응식 댐퍼 |
-
1995
- 1995-12-15 KR KR1019950050377A patent/KR0150383B1/ko not_active IP Right Cessation
-
1996
- 1996-12-13 TR TR96/01009A patent/TR199601009A2/xx unknown
- 1996-12-16 JP JP8336155A patent/JP2859863B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09287628A (ja) | 1997-11-04 |
| KR0150383B1 (ko) | 1998-09-15 |
| KR970034151A (ko) | 1997-07-22 |
| TR199601009A2 (tr) | 1997-07-21 |
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