JP2859539B2 - 携帯電話システム - Google Patents

携帯電話システム

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JP2859539B2
JP2859539B2 JP6159013A JP15901394A JP2859539B2 JP 2859539 B2 JP2859539 B2 JP 2859539B2 JP 6159013 A JP6159013 A JP 6159013A JP 15901394 A JP15901394 A JP 15901394A JP 2859539 B2 JP2859539 B2 JP 2859539B2
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慎一 岩城
光好 橋田
正雄 和波
勲 新保
光博 和田
浩史 卯瀧
由宏 近藤
善信 山本
新 中越
由美子 渡部
紘一 太田
弘 桑原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加入者線部分を無線化
した携帯電話を用いた公衆網の利用を実現する携帯電話
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の通信社会の進展に伴い、より自
由、簡便な公衆網の利用環境の実現が望まれている。そ
して、このような、公衆網の利用環境の実現のために、
加入者線部分を無線化した携帯電話を用いて公衆網を利
用する携帯電話システムの実用化が望まれている。
【0003】このような携帯電話システムについては、
「−特集−進化するパ−ソナル通信」(NIKKEI
COMMUNICATIONS 1991.2.18、
p52〜72)に、1つの基本構想が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、現在、一方で
は、公衆網の利用環境の向上のために、より多様なサ−
ビスを提供することのできる統合化されたデジタル公衆
網であるISDNの普及が進んでいる。一方、今後の加
入者系伝送路として光ファイバの導入が急速に進められ
ていると考えられている。したがい、携帯電話システム
の実用化にあたっては、普及の進む既存のISDNや、
今後普及の進む光ファイバ網との整合性等を考慮しなけ
ればならない。
【0005】また、TDMAの方式の携帯電話システム
においては、基地局BSから携帯電話機への電波を発信
するタイミングが隣接セルとの間で異なると、携帯電話
機が一つのセルから他のセルに移動する場合、携帯電話
機と基地局の双方における受信タイミングの調整が困難
なものとなり、また境界付近では干渉により正常な受信
が困難と成る問題が有る。
【0006】そこで、本発明は、信頼性や経済性やIS
DNとの整合性が高く、干渉の起こりにくい携帯電話シ
ステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、システムの信
頼性向上のために、交換機と、前記交換機と2重化され
た光ファイバ伝送路を介して接続する、地域毎に設置さ
れた複数の無線基地局と、無線伝送路を介して前記無線
基地局と接続する携帯電話とを有することを特徴とする
携帯電話システムを提供する。
【0008】また、本発明はシステムの信頼性向上のた
めに、交換機と、複数の系統のうちのいずれかに属する
複数の無線基地局と、前記系統毎に設けられ、前記交換
機と自身に対応する系統に属する前記無線基地局とを接
続する2重化された光ファイバ伝送路と、無線伝送路を
介して前記無線基地局と接続する携帯電話とを有し、前
記各無線基地局は、それぞれ自身が属する系統と異なる
系統に属する無線基地局と隣合う地域に配置されている
ことを特徴とする携帯電話システムを提供する。
【0009】また、さらに本発明は、ISDNとの整合
性と設備の経済性を向上するために、ISDN交換機
と、前記ISDN交換機とIインタフェ−スを介して接
続する、地域毎に設置された複数の無線基地局と、無線
伝送路を介してピンポン伝送により前記無線基地局と接
続する携帯電話とを有し、前記各無線基地局は、Iイン
タフェ−ス上のCCITT勧告I.430に規定するマ
ルチフレ−ムの受信に同期して、前記携帯電話との間の
ピンポン伝送を行うピンポン伝送手段を有することを特
徴とする携帯電話システムを提供する。
【0010】
【作用】本発明に係る携帯電話システムによれば、長距
離となる交換機と無線基地局間の伝送を2重化した光フ
ァイバ伝送路を用いて行うので、伝送の信頼性を向上す
ることができる。また、各無線基地局は、それぞれ自身
が属する系統と異なる系統に属する無線基地局と隣合う
地域に配置されているので、1系統内に障害が発生して
も隣あう地域より他系統の携帯電話システムを利用する
ことができる。また、Iインタフェ−スを介して無線基
地局間の同期を実現するために、無線基地局間の同期の
ための特別な物理的伝送路が不要となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る携帯電話システムの実施
例について説明する。
【0012】1.携帯電話システムの全体構成 まず、本実施例に係る携帯電話システム全体の構成を説
明する。
【0013】まず、図1に、本実施例に係る携帯電話シ
ステム全体の物理構成を示す。
【0014】図中、1は携帯電話(以下「PS」とい
う)、2は無線基地局(以下、「BS」という、3は基
地局制御装置(以下、「BSC」という)、4は加入者
交換機(以下、「LS」という)、5は中継交換機、
6、9は共通線、7はサ−ビスポイント(以下、「NS
P」という)、8はネットワ−クセンタである。
【0015】このようなシステムにおいて、各BS2は
それぞれ一定のエリアを担当する。PS1とBS2は無
線によって結ばれる。各PS1はBS2を介して自身の
位置をNSP7に登録する。NSP7は各PSの位置を
管理する。PS1は無線で、近くにあるBS2を用いて
発呼する。BS2は、PS1よりの発呼を受信すると、
これをBSC3を介してLS4に伝える。LS4はNS
P7に被呼側PSの位置を知らせ、NSP7より被呼側
PSまでのル−ティング情報を得て、呼を被呼側PSへ
ル−ティングする。
【0016】次に、本実施例に係る携帯電話システムに
おける通信の概念を図2に示す。
【0017】図示するように、本実施例に係る携帯電話
システムは、従来の固定有線端末を収容したネットワー
クに比べ次の特徴的機能を備えている。
【0018】位置登録 移動するPS端末の位置情報(端末に対して着呼があっ
た場合の呼出し点すなわち、ネットワーク内での無線ア
クセス機能へのアクセス点を端末の移動に伴い登録・管
理する機能である。
【0019】以下、このアクセス点を、「NRA:Netw
orkRoutingAddress」という。なお、この位置情報とし
て登録管理するNRAの単位としては、BS2単位とす
る方式とBS2群単位とする方式が考えられるが、本実
施例では、位置登録トラヒックを考慮しBS群単位とす
る。そして、複数のBSを一斉に呼出す機能を備える。
【0020】端末の認証 携帯電話システムでは、PS1が移動するするため、セ
キュリティの観点から、無線端末の加入者番号(PS
N)の他に端末を一意に特定できる機体番号(MSI)
による認証が必要となる。そこで、本実施例では、ネッ
トワーク内に端末認証を行う機能を備える。
【0021】個人と端末の対応関係の管理 着信者の所在地によらずに着信者との通信を行うために
は、個人毎に個人番号(PTN:PersonalTele-communi
cationNumber)を付与し、この個人番号により、着信者
との通信を行うことが望ましい。そこで、本実施例で
は、このために、個人と端末の加入者番号(PSN)を
対応付け管理する。なお、複数のPTNを1人の個人で
使用する形態も考慮する。
【0022】個人の認証 個人と端末の対応関係の管理を実現するためには、発
信者/着信者がその端末に対応付けられた個人本人であ
るか否かを検証することがセキュリティの観点から必要
となる。
【0023】ここで、以上の機能に必要な各エンティテ
ィ(実体)と各エンティティ間の関係をERモデルとし
て図3に示しておく。
【0024】次に、本携帯電話システムのネットワーク
部分の構成について説明する。
【0025】まず、ネットワ−クの論理構成を図4に示
す。
【0026】この構成は、従来の固定有線端末を収容し
たネットワークの各機能部(有線アクセス機能部43、
伝達機能部44、サ−ビス制御機能部45、サ−ビス管
理機能部46、ネットワ−クオペレ−ション機能部4
7、サ−ビスオペレ−ション機能部48)に無線アクセ
ス機能1部42と無線アクセス機能2部41を追加した
構成となっている。本実施例では、これらの機能を従来
から存在する有線アクセス機能43の下部に設ける構成
としている。既存のネットワ−クとの親和性を考慮した
ものである。また、無線アクセス機能1部と無線アクセ
ス機能2部の他の機能部についても、機能の追加もしく
は変更を行っている。
【0027】以下、各機能部について従来のネットワ−
クと異なる機能を説明する。
【0028】まず、無線アクセス機能2部41について
説明する。
【0029】無線アクセス機能2部41は、次の機能を
備えている。
【0030】一斉呼出し 無線区間のPCH(一斉呼出しチャネル)を用いたPS
の着呼時呼出 次に、無線アクセス機能1部42部について説明する。
【0031】無線アクセス機能1部42は、次の機能を
備えている。
【0032】無線回線制御 無線チャネルの空塞管理 無線端末データ管理 発信停止などの無線端末のデータ管理 端末認証 PSNとMSIの対応管理及び端末への認証手順の実施 一斉呼出 位置登録エリア内の無線終端機能の着呼時の一斉呼出し つぎに伝達機能部44に追加もしくは変更した機能を示
す。
【0033】番号翻訳ルーチング PSN番号の識別およびサービス制御へのアクセスと着
無線アクセスへのルーチング 次に、サ−ビス制御機能部45に追加もしくは変更した
機能を示す。
【0034】論理番号変換 PSNからルーチングアドレスへの変換 位置情報管理 位置登録信号によるル−チングアドレスの変更 料金明細 料金明細作成上の生情報(発着アドレス・課金指数・接
続時間など作成 次に、サービス管理機能部46に追加もしくは変更した
機能を示す。
【0035】加入者データ処理 カスタマ制御等加入者に関するデータ(スクリニングな
ど)管理 料金明細 サービス制御からの情報に基づき料金明細の作成および
サービスオペレションへの転送 次に、サービスオペレーション機能部48に追加もしく
は変更した機能を示す。
【0036】料金管理 サービスオーダ 次に、ネットワークオペレーション機能部48に追加も
しくは変更した機能を説明する。
【0037】試験 無線アクセス、無線終端機能の試験および有線系との切
り分け試験 トラヒック 発着信・位置登録などのトラヒック測定 以上、ネットワ−クの論理構成を示した。
【0038】このような論理ネットワークを物理ネット
ワークにマッピングするにあたり、無線アクセス機能1
部42、無線アクセス機能2部41の配備方法として図
5に示す3形態が考えられる。
【0039】なお、図5は、各形態におけるBS2とL
S4とNSP等の接続関係を抜き出して示したものであ
る。
【0040】図5中aは、BS群の中から1つのBSを
親BS(BSM)とし、BSを制御する機能を親BSに
配備した形態である。なお、この形態において、既存の
LSを用いる場合、各BS3とLS4は直接接続される
ため、BS3のインタフェ−スとLS4のインタフェ−
スが異なる場合、LS4に速度変換・通信中チャネル切
替等の機能を設けることが必要になる場合がある。
【0041】図5中bは、LS4にBSを制御するため
のBS制御装置(BSC)を外付けする形態である。こ
の形態によれば、BS3とLS4とのインタフェ−スを
BSC3で整合できるので、既存のLSをそのまま用い
ることができる。
【0042】図5中cは、無線アクセス機能をLS交換
機内に併合する形態である。この形態によれば、既存の
LSをそのまま用いることはできないが、設備重複が少
ないという利点がある。
【0043】以下、既存のLSをそのまま用いることの
できる形態bを例にとり本発明に係る携帯電話システム
について説明する。また、形態bに用いる既存のLS4
にはISDN交換機を想定して説明する。
【0044】なお、先に示した携帯電話システムの全体
構成(図1)もこの形態bによったものを示している。
また、ここで、表1に、前記図4に示した各機能の形態
bにおける物理的なマッピング位置を表1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】2.BS−LS間のネットワーク構成 次に、BS−BSC間のネットワーク構成について説明
する。
【0047】BS2−BSC3間のネットワーク構成と
しては、既存のメタリック構成網を基本とすることが考
えられるが、この場合、以下の各点に対応するのは困難
である。
【0048】携帯電話需要の飛躍的な伸び 駅、バスターミナル周辺や繁華街などの局在的高トラ
ヒック地域の存在 イベントなどによる一時的なトラヒック集中への対
応、(例えば大型展示会、スポーツ大会、コンサートな
ど) これらの点に対応するためには、BSの増設、移設が容
易なネットワーク、または、大容量BSを配置し、BS
毎の必要に応じ必要なCH数を遠隔制御で割当てられる
ネットワークを構築するのが望ましい。そこで、本実施
例では、このようなネットワ−クの構築が容易な光ファ
イバを用いたネットワーク(以下、「FTTZ」:Fi
berToTheZoneという)でBS2−BSC3
間のネットワークを構築する。
【0049】なお、このような、光ファイバを用いた加
入者ネットワークは、現状のメタリック方式の電話2回
線分もしくはISDN1回線分(2B+D)でコスト的
に見合うという報告もあり(NIKKEI COMMU
NUCATIONS 1990.8.27)、経済的に
も有利であると予想される。
【0050】図6に、FTTZの構成を示す。
【0051】図示するように、本実施例の提供するFT
TZは、BSC3と光ファイバ62間に、O/E変換、
E/O変換の機能を有するSLT(Sabscribe
rLineTerminal)61を設け、2本の光フ
ァイバ(システムの高信頼化を図り2重化構成としてい
る)にてBSC3の伝送路をBSエリアまで導く。そし
て、BSエリア内またはその近くに光分岐器(スターカ
プラ)65を配置して光ファイバ62の信号を分岐し、
各BSとそれぞれ1本の光ファイバ64にて接続する構
成となっている。また、各BSには光ファイバ伝送を終
端しBSとのインタフェースをとるための光伝送回線終
端装置(OpticalNetworkUnit:ON
U)を設けている。
【0052】このように、長距離を敷設しなければなら
ない光ファイバ62部分を2重化構成とすることによ
り、光ファイバの一方に障害が生じた場合でももう1本
の光ファイバを用いて通信を継続することができる。
【0053】また、メタリックケ−ブルに比べ大容量の
光ファイバを用いることにより、柔軟なシステム構成が
可能となる。すなわち、BSの増設、移設や、大容量B
Sを配置や、BS毎のCH数割当てに応じて、光ファイ
バ62上のタイムスロット割り当てや周波数多重度を変
えることにより柔軟なシステム構成を可能とすることが
できる。
【0054】なお、本実施例においては、FTTZは、
CCITT勧告のI.430,I.431のサービス2
B+D、23B+D(これらを狭帯域サービスという:
NarrowBandServis)をサポートする。
【0055】ところで、図6に示したFTTZの構成で
は、スタ−カプラ65が2重化されていない点で充分で
はない。
【0056】そこで、図7に示すように、隣あったBS
セル(各BSが担当するエリア)を別ルートの光カプ
ラ、ルートや機器に所属させる事により、一部障害によ
る地域全域ダウンを防止するようにするのが望ましい。
【0057】このようにすれば、スタ−カプラ65の障
害時でも、隣接BSを通じて、ほぼ全域で通話を確保す
ることができる。
【0058】ここで、各BSに設けた光ファイバ伝送を
終端しBSとのインタフェースをとるためのONUにつ
いて説明する。
【0059】ONUは、BS2と光ファイバ464間に
設けられ、CCITTで規定されているI.430等の
T点インタフェースによりISDN(2B+D,23+
D)サービスを提供する光網終端ユニットである。
【0060】図6に示したように、SLT61からON
Uへの光信号には複数のONUへの信号が時分割多重さ
れており、スタ−カプラ65で分岐される。ONU1は
受信した光信号の内、指定されたタイムスロットの信号
を選択し、電気信号としてBS2に出力する。一方、B
S2からの信号を指定されたタイムスロットに格納し、
光信号としてSLT61に送出する。
【0061】ここで、ONUの構成例を図8に、ONU
の主要機能を表2に示しておく。
【0062】
【表2】
【0063】表2中、ONU1−1は、CCITTI.
430を1組提供するもの、ONU1−2はCCITT
I.430を2組同時に提供するもの、ONU1−3
はCCITT I.430を1組提供するものである。
【0064】次に、SLT61の構成例を図9に、主要
機能を表3、表4に示しておく。
【0065】
【表3】
【0066】
【表4】
【0067】3.BS2−BSC3間、BS2−PS1
間インタフェ−ス 次に、BS2とBSC3間とBS2−PS1間のインタ
フェ−スについて説明する。
【0068】前述したように、本実施例ではLS4とし
て、ISDN交換機を想定している。
【0069】したがい、LS4とBSC3間のインタフ
ェ−スはISDNに準拠したIインタフェ−スである。
【0070】そこで、本実施例では、BS2とBSC3
間もIインタフェ−スとする。そして、BS2とBSC
3間のIインタフェースで提供される2B+Dのチャネ
ルのうち、Bチャネルを使用して通話チャネルを確保す
る。
【0071】次に、BS2とPS1間の無線通信は、送
信と受信を交互に繰り返すピンポン伝送(5ms周期)
により行う。
【0072】しかし、このピンポン伝送を実現するため
には、相互の干渉を避けるために、BS−BS間に同期
信号を設け、各BSの送信と受信のタイミングを同期さ
せる必要がある。
【0073】以下、このBS−BS間の同期について説
明する。
【0074】さて、このBS−BS間の同期をとるため
の信号の伝送方式には表5に示す2の方式が考えられ
る。
【0075】
【表5】
【0076】表5中のBSC分配方式は、BSCよりI
インタフェースを経由して各BSに同期信号を分配する
方式であり、BS間分配方式は同期に関するマスターの
BSを決め、そのBSより他のBSに同期信号を有線で
分配する方式である。
【0077】ところで、BS−BS間の同期は、同BS
C3下のBS間のみならず、異なるBSC3下のBS間
でも、とることが望ましい。この場合、BSC分配方式
によれば、LS5等ネットワ−クを介して異なるBSC
3下のBS間で同期を取ることになる。また、BS間分
配方式でも、全てのBS間に同期信号線を敷設すること
は困難であるので、BSC3等ネットワ−クを介して異
なるBSC3下のBS間で同期を取ることになる。
【0078】さて、BS間分配方式では、各BSへの同
期信号の分配用に有線を敷設する必要があるが、BSC
分配方式では、BSC3、BS2を結ぶIインタフェ−
スを用いて、同期信号を分配する。すなわち、BSC3
は、Iインタフェ−ス上に、CCITT勧告I.430
に規定するマルチフレ−ムを構成する。そして、BSC
2は、このマルチフレ−ムの周期から同期信号を得る。
【0079】この、BSC分配方式によって、BSC3
よりのマルチフレ−ムに同期するBS2の構成を図11
に示す。
【0080】図中、1603はBS2のIインタフェ−
スを担うISDN I−I/F,165、166はBチ
ャネル上のサブチャネルの多重/分離、配置を行うMU
X/DEMUXと4×4切り替えゲ−ト、164は無線
部を制御する無線制御、161はIインタフェ−スから
クロックを抽出するCLK抽出、162はIインタフェ
−ス上のマルチフレ−ムからマルチフレ−ム周期を抽出
するフレ−ム抽出、164はCLK抽出161が抽出し
たクロックとフレ−ム抽出162が抽出した周期より無
線部で用いる各種同期信号を生成する同期タイミング生
成である。 無線部では、同期タイミング生成164を
介して得たマルチフレ−ムの周期に同期してPS1とピ
ンポン伝送を行う。
【0081】ところで、BS3等ネットワ−クを介して
異なるBSC3下のBS間で同期を取る場合は、BS間
分配方式によって、BS間の同期をとる場合であって
も、BS2とBSC3との間で同期信号を送受しなけれ
ばならない。
【0082】そこで、この場合は、前記マスタ−となっ
たBSが、図10と同様にしてBSC3よりのマルチフ
レ−ムより同期信号を得て、これを他のBS2に分配す
るようにする。
【0083】なお、ここで、携帯電話システムの物理構
成を図5bに示した形態とした場合であって、BS3等
ネットワ−クを介して異なるBSC3下のBS間で同期
を取る場合のBSMの構成を図11に示しておく。
【0084】図示するように、BSMは、図10に示し
たBSに、各BS2を制御する機能を有するBS制御部
170を付加した構成となっている。BS制御部170
は、BSMI/F171、172を介して、各BS2を
制御する。また、BS制御部170はフレ−ム抽出17
3を備え、マルチフレ−ム周期を抽出し、抽出した周期
をBSM内の無線部に送る他、他の各BSにBSMI/
F171を介して送る。
【0085】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、異なる
基地局か発信される電波のタイミングを一致させること
ができるので、携帯電話機が一つのセルから、他のセル
に移動する場合においても受信タイミングの調整が容易
となり、信頼性や経済性、およびISDNや光ファイバ
網との整合性が高い携帯電話システムを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯電話システム全体の物理構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】携帯電話システムにおける通信の概念を示す説
明図である。
【図3】携帯電話システムのERモデルを示したモデル
図である。
【図4】携帯電話システムのネットワ−クの論理構成を
示す説明図である。
【図5】無線アクセス機能1部、無線アクセス機能2部
の物理配置を示すブロック図である。
【図6】光ファイバを用いたBS−BSC間のネットワ
−クを示したブロック図である。
【図7】光ファイバを用いたBS−BSC間のネットワ
−クを示したブロック図である。
【図8】ONUの構成を示すブロック図である。
【図9】SLTの構成を示すブロック図である。
【図10】BSの構成を示すブロック図である。
【図11】BSMの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 携帯電話(PS) 2 無線基地局(BS) 3 基地局制御装置(BSC) 4 加入者交換機(LS) 6、9 共通線 7 サ−ビスポイント(NSP) 8 ネットワ−クセンタ 61 SLT
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹村 哲夫 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (72)発明者 岩城 慎一 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (72)発明者 橋田 光好 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (72)発明者 和波 正雄 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (72)発明者 新保 勲 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (72)発明者 和田 光博 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (72)発明者 卯瀧 浩史 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (72)発明者 近藤 由宏 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (72)発明者 山本 善信 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社 日立製作所内 (72)発明者 中越 新 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社 日立製作所 中央研究所内 (72)発明者 渡部 由美子 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社 日立製作所内 (72)発明者 太田 紘一 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (72)発明者 桑原 弘 東京都港区虎ノ門2丁目3番13号 国際 電気株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/26 H04B 10/00 - 10/28 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交換機と、複数の系統のうちのいずれかに
    属する複数の無線基地局と、前記系統毎に設けられ、前
    記交換機と自身に対応する系統に属する前記無線基地局
    とを接続する伝送路と、無線伝送路を介して前記無線基
    地局と接続する携帯電話とを有し、 前記各無線基地局は、それぞれ自身が属する系統と異な
    る系続に属する無線基地局と隣合う地域に配置されてい
    ることを特徴とする携帯電話システム。
  2. 【請求項2】ISDN交換機と、前記ISDN交換機と
    Iインターフェースを介して接続する、地域毎に設置さ
    れた複数の無線基地局と、無線伝送路を介してピンポン
    伝送により前記無線基地局と接続する携帯電話とを有
    し、 前記Iインターフェース上に、無線伝送路のTDMA方
    式の送受信周期と一致するマルチフレーム信号を設け、
    このマルチフレーム信号を交換局から分配する同期信号
    と同期させ、前記各無線基地局はこのマルチフレーム信
    号に同期して、前記携帯電話との間のTDMA方式によ
    る送受信動作を行う手段を有することを特徴とする携帯
    電話システム。
  3. 【請求項3】交換機と、前記交換機と2重化された伝送
    路を介して接続する、地域毎に設置された複数の無線基
    地局と、無線伝送路を介して前記無線基地局と接続する
    携帯電話とを有し、 前記交換機は、Iインターフェースを提供するISDN
    交換機であって、 前記各無線基地局は、前記伝送路が仲介するIインター
    フェースを介してISDN交換機に接続する手段と、I
    インターフェース上に設けられた、無線伝送路のTDM
    A方式の送受信周期と一致し、交換局から分配する同期
    信号と同期するマルチフレーム信号に同期して、前記携
    帯電話との間のTDMA方式による送受信動作を行う手
    段を有することを特徴とする携帯電話システム。
  4. 【請求項4】請求項記載の携帯電話システムであっ
    て、 前記交換機は、Iインターフェースを提供するISDN
    交換機であって、 前記各無線基地局は、前記伝送路が仲介するIインター
    フェースを介してISDN交換機に接続する手段と、I
    インターフェース上に設けられた、無線伝送路のTDM
    A方式の送受信周期と一致し、交換局から分配する同期
    信号と同期するマルチフレーム信号に同期して、前記携
    帯電話との間のTDMA方式による送受信動作を行う手
    段を有することを特徴とする携帯電話システム。
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