JP2859507B2 - 画像データの圧縮・伸長方法および装置 - Google Patents

画像データの圧縮・伸長方法および装置

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JP2859507B2
JP2859507B2 JP5048703A JP4870393A JP2859507B2 JP 2859507 B2 JP2859507 B2 JP 2859507B2 JP 5048703 A JP5048703 A JP 5048703A JP 4870393 A JP4870393 A JP 4870393A JP 2859507 B2 JP2859507 B2 JP 2859507B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像データを伝送す
る際伝送時間の短縮化或いは画像データを格納する際記
憶領域の効率化をはかるための画像データの圧縮・伸長
方法、およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図20は例えば特開昭63−14657
2号公報に示された、従来の画像データの圧縮方法の手
順を示す概念図である。図において、1は画像データを
格納する画像データ格納手段であり、2は前ラスタデー
タと比較し、変化点を抽出する変化点抽出手段である。
3はその変化点抽出手段2によって抽出された変化点に
“1”を与える符号化手段であり、4は符号化手段3に
よって符号化されたデータをマップ化して2次マップデ
ータを作成する2次マップ作成手段、10は2次マップ
作成手段4によって作成された2次マップデータを更に
マップ化して1次マップデータを作成する1次マップ作
成手段である。11は圧縮する際の圧縮情報を1次マッ
プデータに付加する圧縮情報付加手段であり、12は生
成された圧縮データを格納する圧縮データ格納手段であ
る。
【0003】また、62は画像データ格納手段1に格納
されていた画像データであり、63は変化点抽出手段2
によって抽出された変化点データ、64は符号化手段3
によって作成されたグレイデータである。65は2次マ
ップ作成手段4によって作成された2次マップデータで
あり、66は1次マップ作成手段10によって作成され
た1次マップデータである。67は圧縮情報付加手段1
1によって1次マップデータ66に圧縮情報を付加した
圧縮情報付1次マップデータであり、68はそれら各デ
ータに基づいて生成され、圧縮データ格納手段12に格
納される圧縮データである。
【0004】次に動作について説明する。画像データ格
納手段1から取出された画像データ62は変化点抽出手
段2に送られ、前記ラスタデータとの比較によってドッ
トパターンの白黒データから変化点データ63に変換さ
れる。更に変化点データ63は、符号化手段3によって
その変化点に“1”が付与され、それ以外の点には
“0”が付与されて符号化され、グレイデータ64に変
換される。
【0005】2次マップ作成手段4はこのグレイデータ
64を入力として2次マップデータ65を作成するが、
この場合2次マップ作成手段4はグレイデータ64を4
ビット/1ワードとして2次マップデータ65を作成し
ている。即ち、グレイデータ64がワード内で4ビット
全てが“0”ならば2次マップデータ65中の1ビット
の“0”に対応させ、反対にグレイデータ64がワード
内で1ビットでも“1”があれば、2次マップデータ6
5中の1ビットの“1”に対応させられる。図20の場
合、グレイデータ64は1ラスタにつき32ビットある
ので4ビットの2次マップデータ65が2ワード作成さ
れることになる。
【0006】1次マップ作成手段10でも、2次マップ
作成手段4と同様の処理を行なっている。即ち、2次マ
ップデータ65を4ビット/1ワードで入力とし、2次
マップデータ65がワード内で4ビット全てが“0”な
らば、1次マップデータ66中の1ビットの“0”に対
応させ、2次マップデータ65がワード内で1ビットで
も“1”があれば、1次マップデータ66中の1ビット
の“1”に対応させ2ビットの1次マップデータ66を
作成している。
【0007】圧縮情報付加手段11では画像データ62
の始まりと最終のラスタをそれぞれ検出し、その情報を
1次マップデータ作成手段10の出力である1次マップ
データ66に付加している。即ち、図20の場合、デー
タを4ビット単位で扱っているが、1次マップデータ6
6のままでは2ビットしか利用していない為、2ビット
の空きがある。画像データ62が始まり(一番最初の)
ラスタデータの時に例えば“1”となるビットと、画像
データ62が最終のラスタデータの時に例えば“1”と
なるビットを、この2ビットの空きを利用して1次マッ
プデータ66に付加して圧縮情報付1次マップデータ6
7を得る。図20では一番左のビットに始まりのラスタ
データ情報を、左から二番目のビットに最終のラスタデ
ータ情報を付加してある。
【0008】圧縮データ68として圧縮データ格納手段
12に1次マップデータ66と2次マップデータ65と
グレイデータ64を格納する手順は次の通りである。そ
のラスタの先頭のデータは圧縮情報付1次マップデータ
67が格納される。次に2次マップデータ65が格納さ
れるが、この時、2次マップデータ65内で4ビット全
てが“0”のワードは格納されない。2次マップデータ
65内の4ビット全てが“0”のワードは、1次マップ
データ67内の1ビットの“0”で代表される為、省略
(圧縮)される。また、2次マップデータ65の次には
グレイデータ64が格納されるが、この時もグレイデー
タ64内で4ビット全てが“0”のワードは2次マップ
データ65内の1ビットの“0”で代表される為、省略
(圧縮)されて格納されない。
【0009】つまり、圧縮情報付1次マップデータ67
は必須であり、無条件に圧縮データ格納手段12に格納
される。2次マップデータ65及びグレイデータ64
は、4ビット内に1ビットでも“1”があるワードは圧
縮データ格納手段12に格納されるが、4ビット全てが
“0”のワードは省略(圧縮)されて格納されない。従
って、2次マップデータ65は、1次マップデータ66
内の“1”の数と同じワード数だけ圧縮データ格納手段
12に格納され、グレイデータ64は、2次マップデー
タ14内の“1”の数と同じワード数だけ圧縮データ格
納手段12に格納される。図21にその様子を図20に
おける8ラスタ目を例にとって示す。この場合、グレイ
データ64中の第3,第5および第7番目のワードが、
4ビットとも“0”であるために圧縮され、圧縮データ
68上からは除かれている。
【0010】一方、図20で示した圧縮方法によって圧
縮された画像データの圧縮データを伸長する伸長方法
は、図22に示す様な伸長方式であり、図において40
は伸長しようとする圧縮データ(画像データを図20に
示した圧縮方式で圧縮した圧縮データ)を格納する圧縮
データ格納手段であり、41はその圧縮データをグレイ
データ、2次マップデータ、1次マップデータ、圧縮情
報に区別する圧縮データ識別手段である。69は伸長に
備え2次マップデータ及び1次マップデータによって圧
縮されたデータを復元するマップデータ処理手段であ
り、42は圧縮情報を格納する圧縮情報処理手段であ
る。46は伸長された前ラスタ画像データを参照する為
に一時的に格納する前ラスタ画像データ格納手段であ
る。45はグレイデータ、マップデータ処理手段69の
出力、および圧縮情報を入力とし、伸長された前ラスタ
データを参照して伸長を行う伸長手段であり、47は伸
長手段45によって伸長されたデータを格納する伸長デ
ータ格納手段である。
【0011】また、図22において70は伸長しようと
する圧縮データ(画像データを図20に示した圧縮方式
で圧縮した圧縮データ)である。71は圧縮データ識別
手段41によって圧縮データ70の中から区別されたグ
レイデータ、72は圧縮データ識別手段41によって圧
縮データ70の中から区別された2次マップデータ、7
3は圧縮データ識別手段41によって圧縮データ70の
中から区別された1次マップデータであり、74は圧縮
データ識別手段41によって圧縮データ70の中から区
別された圧縮情報である。75は前ラスタ画像データ格
納手段46に参照の為一時的に格納されている伸長され
た前ラスタ画像データであり、76は伸長手段45によ
って伸長された伸長データである。
【0012】次に動作について説明する。圧縮データ格
納手段40から取出された圧縮データ70は、圧縮デー
タ識別手段41によってグレイデータ71、2次マップ
データ72、1次マップデータ73、および圧縮情報7
4にわけられる。つまり、最初の1ワードのデータは上
2ビットが圧縮情報74、下2ビットが1次マップデー
タ73にまず分けられる。以下、1次マップデータ73
中の“1”の数だけ2次マップデータ72が存在すると
いう前提の下に、次に続くデータを2次マップデータ7
2として識別するが、もし1次マップデータ73が“0
0”ならば次に続くデータを圧縮情報74の付加された
1次マップデータ73として識別する。更に、2次マッ
プデータ72中の“1”の数だけグレイデータ71が存
在するという前提の下に、次に続くデータを2次マップ
データ72中の“1”の数だけグレイデータ71として
識別する。
【0013】圧縮データ識別手段41によって識別され
た2次マップデータ72及び1次マップデータ73はマ
ップデータ処理手段69によって圧縮されたデータを復
元される。例えば図22の場合、2次マップデータ72
中の1ビットの“0”よりグレイデータ“0000”1
ワードが復元され、1次マップデータ73中の1ビット
の“0”からグレイデータ“0000”4ワードが復元
される。一方、圧縮データ識別手段41によって区別さ
れたグレイデータ71、及びマップデータ処理手段69
によって復元されたグレイデータは順次伸長手段45に
入力され、前ラスタ画像データ75を参照データとして
伸長される。伸長された1ラスタ分の伸長データ76が
伸長データ格納手段47に格納されるのと同時に、前ラ
スタデータ格納手段46の内容がその1ラスタ分の伸長
データ76に更新され、次のラスタの伸長処理に備えら
れる。
【0014】伸長処理を開始した時、最初の圧縮データ
を圧縮データ識別手段41によって識別された結果、圧
縮情報74の中で最初のラスタデータを“1”で示すビ
ットが“0”であれば圧縮データ識別手段41はその圧
縮データを不正なものと認識し、伸長処理を行わない。
また、圧縮データ識別手段41が圧縮情報74の中で最
終のラスタデータを“1”で示すビットが“1”の時
は、そのラスタデータの伸長処理が終われば、伸長処理
を終了する。
【0015】ここで、図20に示した従来の圧縮方式の
場合、グレイデータ64に2次マップデータ65及び圧
縮情報付1次マップデータ67が付加される為、画像デ
ータ62の内容によっては圧縮データ68のデータ量の
方が画像データ62のデータ量より増加する場合があ
る。例えば図20において、前ラスタに対して全ビット
が変化した場合、圧縮データの構成は圧縮情報付1次マ
ップデータ67が1ワード、2次マップデータ65が2
ワード、グレイデータ64が8ワードであるから全部で
11ワードとなる。一方、画像データ62は8ワードで
あるから、11/8=1.375となり、画像データ6
2に対して圧縮データ68のデータ量が37.5%増加
することになる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像データの圧
縮・伸長方法は以上のように構成されているので、前ラ
スタに対して変化のないデータを圧縮するためにマップ
データを作成し、圧縮データを圧縮するためにマップデ
ータを付加しなければならず、画像データの内容によっ
て(前ラスタに対し変化点が多い場合)は圧縮効果が低
減され、さらには圧縮データの方がデータ量が多くなる
こともあるなどの問題点があった。
【0017】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、前ラスタに対し変化の少ないデ
ータばかりでなく、前ラスタに対し変化の多いデータに
ついても効率よく圧縮、伸長できる画像データの圧縮・
伸長方法、およびその装置を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る画
像データの圧縮方法は、2次マップデータおよびグレイ
データとして、それぞれ“0”をたててマップ化あるい
は符号化したものと、“1”をたててマップ化あるいは
符号化したものの2種類を作成し、“0”をたてた場合
の圧縮率と“1”をたてた場合の圧縮率をラスタ毎に比
較して、それらの中の圧縮率の高い方を選択して圧縮デ
ータを生成し、“0”と“1”のいずれをたててマップ
化と符号化を行ったかを示す情報を圧縮情報に付加した
ものである。
【0019】また、請求項2の発明に係る画像データの
圧縮装置は、グレイデータを“0”と“1”をたててそ
れぞれマップ化し、2種類の2次マップデータを作成す
るゲート回路、各2次マップデータの“0”の数をそれ
ぞれ計数するカウンタ、その計数値を比較する比較器、
その比較結果に基づいて2つの2次マップデータの一方
を選択する第1の選択回路、選択された2次マップデー
タをマップ化するゲート回路、前記比較結果に基づいて
グレイデータをそのまま出力するか反転して出力するか
を選択する第2の選択回路、および前記比較結果より圧
縮情報を作成する圧縮情報作成回路を設けたものであ
る。
【0020】また、請求項3の発明に係る画像データの
圧縮方法は、“0”をたてた場合と“1”をたてた場合
の圧縮率に基づいて圧縮データを生成する圧縮処理を、
ラスタを分割した複数の処理単位毎に行うものである。
【0021】また、請求項4の発明に係る画像データの
圧縮装置は、さらに、1ラスタを複数分割した各処理単
位毎の比較器の出力を1ラスタ分保存し、その出力で2
種類の2次マップデータの一方を選択させるとともに、
その出力を圧縮情報作成回路に送って圧縮情報に付加す
る比較結果保存回路を設けたものである。
【0022】また、請求項5の発明に係る画像データの
圧縮方法は、“0”と“1”をたてた圧縮の圧縮率の比
較結果に基づいて生成された圧縮データと、元の画像デ
ータとのデータ量の比較を行い、データ量の小さな方を
圧縮データとして選択するとともに、そのいずれが選択
されたかを示す情報を圧縮情報に付加するものである。
【0023】また、請求項6の発明に係る画像データの
圧縮装置は、さらに、圧縮データと元の画像データのデ
ータ量を比較するデータ量比較器、および、圧縮データ
の方が元の画像データよりデータ量が多い場合、圧縮デ
ータメモリの圧縮データ上にその元の画像データを上書
きするためのバッファを設けたものである。
【0024】また、請求項7の発明に係る画像データの
圧縮方法は、圧縮情報をコード化したものである。
【0025】また、請求項8の発明に係る画像データの
圧縮装置は、さらに、圧縮情報作成回路の作成した圧縮
情報をコード化する圧縮情報コード化回路を設けたもの
である。
【0026】また、請求項9の発明に係る画像データの
伸長方法は、圧縮データの伸長を、グレイデータと前ラ
スタの画像データの反転データまたはグレイデータの反
転データと前ラスタの画像データを用いて行うか、グレ
イデータと前ラスタの画像データあるいはグレイデータ
の反転データと前ラスタの画像データの反転データを用
いて行うかを、圧縮情報中の変化点情報によって決定す
るものである。
【0027】また、請求項10の発明に係る画像データ
の伸長装置は、圧縮データより分離された圧縮情報を保
持する圧縮情報レジスタ、圧縮データより分離された1
次マップデータを保持してビットシフトを行う1次マッ
プデータレジスタ、そのビットシフト回数を計数する1
次マップデータカウンタ、圧縮データより分離された2
次マップデータを保持してビットシフトを行う2次マッ
プデータレジスタ、そのビットシフト回数を計数する2
次マップデータカウンタ、圧縮情報中の変化点情報を参
照して圧縮データより分離されたグレイデータと前ラス
タの画像データとから伸長データを得る伸長ゲート、前
ラスタ画像データメモリから伸長データメモリに直接書
き込んだワード数を計数する直接書込カウンタ、およ
び、圧縮情報レジスタ、1次マップデータレジスタ、2
次マップデータレジスタ、1次マップデータカウンタ、
2次マップデータカウンタ、直接書込カウンタの各出力
に応じて圧縮データを識別し、1次マップデータレジス
タ、2次マップデータレジスタ、1次マップデータカウ
ンタ、2次マップデータカウンタ、直接書込カウンタ、
伸長ゲートの制御を行う圧縮データ識別回路を設けたも
のである。
【0028】また、請求項11の発明に係る画像データ
の伸長方法は、ラスタを複数に分割して各処理単位毎に
圧縮された圧縮データの伸長を、圧縮データより分離し
た圧縮情報中の各処理単位対応の変化点情報を用いて行
うものである。
【0029】また、請求項12の発明に係る画像データ
の伸長装置は、さらに、前ラスタ画像データメモリの所
定のアドレスを検出する前ラスタ画像データメモリアド
レス検出回路、および、前ラスタ画像データメモリアド
レス検出回路の出力する検出信号に従って入力される複
数の変化点情報の切り換えを行い、伸長ゲートに入力す
る変化点情報切換回路を設けたものである。
【0030】また、請求項13の発明に係る画像データ
の伸長方法は、圧縮処理されていない元の画像データが
混在する圧縮データを、当該圧縮データより分離した圧
縮情報中の画像/圧縮情報に基づいて元の画像データを
識別して伸長するものである。
【0031】また、請求項14の発明に係る画像データ
の伸長装置は、変化点情報を用いてグレイデータおよび
前ラスタの画像データより伸長した伸長データを出力す
るか、グレイデータをそのまま出力するかを、画像/圧
縮情報に基づいて決定する機能を伸長ゲートに持たせた
ものである。
【0032】また、請求項15の発明に係る画像データ
の伸長方法は、コード化されて送られてくる圧縮情報を
フラグ形式の圧縮情報にデコードし、デコードされた圧
縮情報を用いて圧縮データを伸長するものである。
【0033】また、請求項16の発明に係る画像データ
の伸長装置は、さらに、コード形式の圧縮情報をフラグ
形式の圧縮情報にデコードして、それを圧縮情報レジス
タに格納する圧縮情報デコーダ回路を設けたものであ
る。
【0034】
【作用】請求項1の発明における画像データの圧縮方法
は、“0”をたてて圧縮した場合の圧縮率と、“1”を
たてて圧縮した場合の圧縮率をラスタ毎に比較し、それ
らの中から圧縮率の高い方を選択して圧縮データを生成
するとともに、“0”と“1”のいずれをたてて圧縮を
行ったかを示す情報を圧縮情報に付加することにより、
前ラスタに対して変化の多いデータについても効率よく
圧縮できる画像データの圧縮方法を実現する。
【0035】また、請求項2の発明における画像データ
の圧縮装置は、“0”と“1”をたててグレイデータを
マップ化し、作成された2種類の2次マップデータの
“0”の数を比較し、その比較結果に基づいて2つの2
次マップデータの一方を選択して、その2次マップデー
タをさらに1次マップデータにマップ化するとともに、
前記比較結果に基づいてグレイデータをそのまま出力す
るか反転して出力するかを選択し、さらに、前記比較結
果より圧縮情報の作成を行うことにより、請求項1に記
載の圧縮方法に基づく画像データの圧縮装置を実現す
る。
【0036】また、請求項3の発明における画像データ
の圧縮方法は、ラスタを複数の処理単位に分割し、
“0”をたてた場合と“1”をたてた場合の各処理単位
毎の圧縮率の比較結果に基づいて圧縮データを生成する
ことにより、圧縮率の向上と圧縮データを格納領域の効
率的な使用を可能とする。
【0037】また、請求項4の発明における比較結果保
存回路は、各処理単位毎の比較器の比較結果を1ラスタ
分保存し、その出力を圧縮情報作成回路に送るととも
に、その出力で2種類の2次マップデータの一方を選択
させることにより、請求項3に記載の圧縮方法に基づく
画像データの圧縮装置を実現する。
【0038】また、請求項5の発明に係る画像データの
圧縮方法は、圧縮データと元の画像データとのデータ量
の小さな方を圧縮データとして選択し、そのいずれが選
択されたかを示す情報を圧縮情報に付加することによ
り、圧縮率のさらなる向上を可能とする。
【0039】また、請求項6の発明におけるバッファ
は、データ量比較器によって圧縮データの方が元の画像
データよりデータ量が多いと判定された場合、圧縮デー
タメモリの圧縮データ上にその元の画像データを上書き
することにより、請求項5に記載の圧縮方法に基づく圧
縮装置を実現する。
【0040】また、請求項7の発明における画像データ
の圧縮方法は、圧縮情報をコード化することにより、圧
縮情報の伝送を効率化する。
【0041】また、請求項8の発明における圧縮情報コ
ード化回路は、圧縮情報作成回路の作成した圧縮情報を
コード化して圧縮データに付加することにより、請求項
7に記載の圧縮方法に基づく画像データの圧縮装置を実
現する。
【0042】また、請求項9の発明における画像データ
の伸長方法は、変化点情報を用いて、グレイデータと前
ラスタの画像データの反転データまたはグレイデータの
反転データと前ラスタの画像データを用いて圧縮データ
を伸長するか、グレイデータと前ラスタの画像データあ
るいはグレイデータの反転データと前ラスタの画像デー
タの反転データを用いて伸長するを決定することによ
り、請求項1に記載の圧縮方法で圧縮された圧縮データ
の伸長を可能とする。
【0043】また、請求項10の発明における圧縮デー
タ識別回路は、圧縮情報レジスタ、1次マップデータレ
ジスタ、2次マップデータレジスタ、1次マップデータ
カウンタ、2次マップデータカウンタ、および直接書込
カウンタの出力を受けて圧縮データの識別を行い、1次
マップデータレジスタ、2次マップデータレジスタ、1
次マップデータカウンタ、2次マップデータカウンタ、
直接書込カウンタ、および伸長ゲートの制御を行って、
伸長ゲートに圧縮データより分離されたグレイデータと
前ラスタの画像データとから変化点情報に基づいた伸長
データの生成を行わせることにより、請求項9に記載の
伸長方法に基づく画像データの伸長装置を実現する。
【0044】また、請求項11の発明における画像デー
タの伸長方法は、処理単位で圧縮された圧縮データを、
圧縮データより分離した圧縮情報中の各処理単位対応の
変化点情報を用いて伸長することにより、請求項3に記
載の圧縮方法で圧縮された圧縮データの伸長を可能とす
る。
【0045】また、請求項12の発明における変化点情
報切換回路は、前ラスタ画像データメモリアドレス検出
回路が前ラスタ画像データメモリの所定のアドレスを検
出して出力する検出信号に従って、入力される複数の変
化点情報の切り換えを行うことにより、請求項11に記
載の伸長方法に基づく画像データの伸長装置を実現す
る。
【0046】また、請求項13の発明における画像デー
タの伸長方法は、圧縮されていない元の画像データを含
む圧縮データの伸長を、圧縮情報中の画像/圧縮情報に
基づいて元の画像データを識別して行うことにより、請
求項5に記載の圧縮方法で圧縮された圧縮データの伸長
を可能とする。
【0047】また、請求項14の発明における伸長ゲー
トは、画像/圧縮情報に基づいて、グレイデータと前ラ
スタの画像データから伸長した伸長データを出力する
か、グレイデータをそのまま出力するかを決定すること
により、請求項13に記載の伸長方法に基づく画像デー
タの伸長装置を実現する。
【0048】また、請求項15の発明における画像デー
タの伸長方法は、送られてくるコード化された圧縮情報
をフラグ形式にデコードし、その圧縮情報を用いて圧縮
データを伸長することにより、請求項7に記載の圧縮方
法で圧縮された圧縮データの伸長を可能とする。
【0049】また、請求項16の発明における圧縮情報
デコーダ回路は、コード形式で送られてきた圧縮情報を
フラグ形式にデコードし、それを圧縮情報レジスタに格
納することにより、請求項15に記載の伸長方法に基づ
く画像データの伸長装置を実現する。
【0050】
【実施例】実施例1.以下、この発明の実施例1を図に
ついて説明する。図1はこの発明による画像データの圧
縮方法の一実施例を示す概念図である。図において、1
は圧縮しようとする画像データを格納する画像データ格
納手段であり、2は画像データ格納手段1より読出した
画像データを白黒即ち、ドットのオン,オフ情報から、
前ラスタの画像データに対して変化のあるドットを抽出
する変化点抽出手段、3はこの変化点抽出手段2によっ
て抽出された変化点に“1”を付与し、その他の点に対
しては“0”を付与して符号化しグレイデータを作成す
る符号化手段である。4は符号化手段3によって作成さ
れたグレイデータをnビット毎に1ワードとし、1ワー
ド内で全ビットが“0”である場合、そのワードに1ビ
ットの“0”を付与し、その他の場合そのワードに1ビ
ットの“1”を付与して2次マップデータを作成する2
次マップ作成手段であり、5は符号化手段3によって作
成されたグレイデータをnビット毎に1ワードとし、1
ワード内で全ビットが“1”である場合、そのワードに
1ビットの“0”を付与し、その他の場合そのワードに
1ビットの“1”を付与して2次マップデータを作成す
る2次マップ作成手段である。
【0051】6は、2次マップ作成手段4で作成された
2次マップデータの内の“0”のビットをカウントする
計数手段、7は2次マップ作成手段5で作成した2次マ
ップデータの内の“0”のビットをカウントする計数手
段であり、8は計数手段6及び計数手段7のカウントし
た計数値を比較する比較手段である。9は、変化点抽出
手段2によって抽出された変化点に“0”を付与し、そ
の他の点に対しては“1”を付与して符号化し、グレイ
データを作成する符号化手段であり、10は2次マップ
作成手段4又は5によって作成された2次マップデータ
をnビット毎に1ワードとし、1ワード内で全ビットが
“0”である場合、そのワードに1ビットの“0”を付
与し、その他の場合にはそのワードに1ビットの“1”
を付与して1次マップデータを作成する1次マップ作成
手段である。
【0052】11は、画像データ格納手段1より読出し
た画像データを圧縮する際の各情報、例えば画像データ
の先頭ラスタの圧縮データであることを伸長側が検知で
きる情報等を圧縮データに付加する圧縮情報付加手段で
ある。12は、符号化手段3又は9、2次マップ作成手
段4又は5、1次マップ作成手段10、圧縮情報付加手
段11のそれぞれの出力を選択的に格納し順序よく圧縮
データを格納する圧縮データ格納手段である。
【0053】次に動作について説明する。画像データ格
納手段1より読出した画像データを変化点抽出手段2
は、その前のラスタの画像データを参照データとして比
較し、変化点の抽出を行う。画像データ格納手段1より
読出した画像データが、その画像データの先頭のラスタ
である場合は、全ビット“0”を参照データとして変化
点の抽出を行う。また、変化点抽出手段2は次のラスタ
の画像データの変化点を抽出する為、読出した画像デー
タの1ラスタ分は次のラスタの画像データを圧縮するま
で保存しておく。変化点抽出手段2が抽出した変化点
に、符号化手段3は1ビットの“1”を付与し、その他
の点に対しては1ビットの“0”を付与してグレイデー
タを作成する。この時点では画像データの圧縮はまださ
れていない。
【0054】2次マップ作成手段4及び5は、符号化手
段3の出力であるグレイデータを入力として2次マップ
データを作成する。即ち、2次マップ作成手段4は符号
化手段3の作成したグレイデータをnビット毎に1ワー
ドとして扱い、1ワード内における全ビットが“0”で
ある場合にそのワードに1ビットの“0”を付与し、そ
の他の場合そのワードに1ビットの“1”を付与して2
次マップデータを作成する。この2次マップ作成手段4
によって作成される2次マップデータを以下2次マップ
Aと呼ぶこととする。また、2次マップ作成手段5は前
記1ワード内における全ビットが“1”である場合にそ
のワードに1ビットの“0”を付与し、その他の場合そ
のワードに1ビットの“1”を付与して2次マップデー
タを作成する。以下、この2次マップ作成手段5によっ
て作成される2次マップデータを2次マップBと呼ぶこ
ととする。
【0055】このように、図1における2次マップ作成
手段4は従来の画像データ圧縮方式で用意されていたも
のと同一のものであり、前ラスタの画像データに対して
変化のない点を圧縮する。一方、2次マップ作成手段5
は、前ラスタの画像データに対して変化のある点に
“0”を付与してその他の点には“1”を付与して作成
したグレイデータから、従来の2次マップ作成手段、即
ち2次マップ作成手段4を用いて作成される2次マップ
データと同一の2次マップデータを作成するものであ
り、前ラスタの画像データに対して変化のある点を圧縮
する。
【0056】この2つの2次マップ作成手段4及び5か
ら得られる2次マップAと2次マップBを比較すること
によって、前ラスタの画像データに対して変化のない点
と変化のある点のどちらを圧縮する方が有利かを判断す
る事ができる。そのため、これら2次マップAと2次マ
ップBを計数手段6又は7に入力し、それぞれの2次マ
ップデータ中の“0”の数を計数する。ここで、この2
次マップデータ中の“0”の数は、圧縮できるグレイデ
ータのワード数に等しい為、この“0”の数の多い方が
圧縮できるデータ量が多くなる事を意味する。よって2
つの計数手段6,7の出力を比較手段8に入力して比較
し、圧縮に有利な方を選択する。尚、この比較は1ラス
タ毎に行うものとする。
【0057】比較手段8による比較の結果、計数手段6
の計数値の方が大きかった場合には、従来の画像データ
の圧縮方式と同様に、2次マップAから1次マップデー
タが作成される。一方、比較手段8による比較の結果、
計数手段7の計数値の方が大きかった場合には、符号化
手段9によって変化点抽出手段2で抽出された変化点に
“0”を、それ以外の点に“1”を付与してグレイデー
タを作成し、従来の画像データの圧縮方式と同様に、2
次マップBから1次マップデータが作成される。
【0058】1次マップ作成手段10は、比較手段8に
よって選択された2次マップAもしくは2次マップBを
入力とし、nビット毎に1ワードとして扱い、ワード内
で全ビットが“0”の場合1ビットの“0”をそれ以外
の場合には“1”を付与して1次マップデータを作成す
る。
【0059】以上説明した各手段によって圧縮データを
作成することは可能であるが、圧縮する際の各種情報を
伸長側に渡す必要がある。例えば、画像データの先頭ラ
スタの圧縮データである事、又は画像データの最終ラス
タの圧縮データである事を伸長側に渡す事は極めて重要
である。また、図1に示した実施例の場合、前ラスタの
画像データに対して変化のない点を圧縮したか、或いは
変化のある点を圧縮したかは非常に重要な情報となる。
これら各種情報を1ワードとして圧縮データに付加する
か、又は従来の場合と同様に、1次マップデータの空ビ
ットを利用して付加するのが圧縮情報付加手段11であ
る。
【0060】圧縮データ格納手段12には、比較手段8
で比較した結果、2次マップAが選択された場合、グレ
イデータとして符号化手段3の出力、2次マップデータ
として2次マップ作成手段4の出力が、1次マップデー
タ及び圧縮情報と共に格納される。他方、2次マップB
が選択された場合、グレイデータとして符号化手段9の
出力、2次マップデータとして2次マップ作成手段5の
出力が1次マップデータ及び圧縮情報と共に圧縮データ
格納手段12に格納される。いずれの場合でも、グレイ
データ及び2次マップデータにおいてワード内の全ビッ
トが“0”のデータは圧縮データ格納手段12に格納さ
れない。この圧縮データ格納手段12に格納されないデ
ータの量が圧縮されるデータ量であり、そのデータ量が
大きい程圧縮効率が大きくなる。
【0061】実施例2.次に、この発明の実施例2につ
いて説明する。この実施例2は、上記実施例1に示した
画像データの圧縮方法を電子回路で実現した画像データ
の圧縮装置に関するもので、その構成を図2に示す。図
において、13は画像データを格納する画像データメモ
リであり、14は前ラスタの画像データを一時格納する
前ラスタ画像データメモリである。15は画像データと
前ラスタの画像データを比較し、変化点に“1”、その
他の点に“0”を付与してグレイデータを作成するゲー
ト回路であり、16はこのゲート回路15が作成したグ
レイデータを格納するグレイデータメモリである。17
は2次マップA及び2次マップBを作成するゲート回路
であり、18は2次マップAを格納する2次マップメモ
リ(2次マップAメモリ)、19は2次マップBを格納
する2次マップメモリ(2次マップBメモリ)である。
20は2次マップA中の“0”の数を計数するカウンタ
(カウンタA)、21は2次マップB中の“0”の数を
計数するカウンタ(カウンタB)であり、22はカウン
タA20の計数値とカウンタB21の計数値を比較する
比較器である。
【0062】23は比較器22の出力によって2次マッ
プAか2次マップBを選択する第1の選択回路であり、
24は1次マップデータを作成するゲート回路、25は
作成された1次マップデータを格納する一次マップデー
タメモリである。26は比較器22の出力によって、グ
レイデータを反転するか反転しないかを選択する第2の
選択回路であり、27は圧縮する際の圧縮情報を作成す
る圧縮情報作成回路である。28はグレイデータ、第2
マップデータ、第1マップデータ、および圧縮情報を所
定の順番に格納して、圧縮データを保持する圧縮データ
メモリである。
【0063】次に動作について説明する。画像データは
画像データメモリ13よりnビットのワード単位で読出
され、前ラスタ画像データメモリ14の出力と共にゲー
ト回路15に入力される。ゲート回路15では画像デー
タと前ラスタの画像データの相対するビット毎に排他的
論理和を演算することにより、変化点に“1”を与え、
その他の点に“0”を与える。演算が終了すれば、前ラ
スタ画像データメモリ14の内容は画像データメモリ1
3の出力である画像データに更新され、次のラスタの画
像データを圧縮するのに備える。また演算した結果であ
るグレイデータはグレイデータメモリ16及びゲート回
路17に入力される。なお、画像データの先頭ラスタを
圧縮する場合は、予め前ラスタ画像データメモリ14を
クリア(全ビット“0”)する。
【0064】ゲート回路17は、ワード単位でグレイデ
ータを入力とし、そのワード内が全て“0”であれば
“0”を出力するnビット入力のネガティブナンド回路
と、そのワード内が全て“1”であれば“0”を出力す
るnビット入力のポジティブナンド回路で構成されてい
る。ネガティブナンド回路の出力は、2次マップAとな
り2次マップAメモリ18に格納され、ポジティブナン
ド回路の出力は、2次マップBとなり2次マップBメモ
リ19に格納される。
【0065】ゲート回路17から2次マップAが2次マ
ップAメモリ18に格納される際、そのデータが“0”
であるとき、カウンタA20がインクリメントされる。
同様にゲート回路17から2次マップBが2次マップB
メモリ19に入力される際、そのデータが“0”である
とき、カウンタB21がインクリメントされる。1ラス
タ分の上記の一連の動作が終了した時点で、カウンタA
20とカウンタB21の計数値は比較器22によって比
較される。比較した結果、カウンタA20の計数値の方
が大きい場合には、例えば図2において比較器22は
“0”を出力し、それが第1の選択回路23、第2の選
択回路26および圧縮情報作成手段27に入力される。
【0066】比較器22が“0”を出力することによっ
て、第1の選択回路23は2次マップAメモリ18側の
バッファをアサートする為、ゲート回路24には2次マ
ップAメモリ18に格納されていた2次マップAが入力
される。ゲート回路24は、nビットのワード単位で2
次マップデータを入力とし、そのワード内が全て“0”
であれば“0”を出力するnビット入力のネガティブナ
ンド回路で構成されている。従ってゲート回路24の出
力は1次マップデータとなり1次マップデータメモリ2
5に格納される。
【0067】また、比較器22が“0”を出力すること
によって、第2の選択回路26はグレイデータメモリ1
6の出力を反転しない側のバッファを選択する為、前ラ
スタの画像データに対して変化のある点に“1”を付与
した方が選択される。また、圧縮情報作成手段27は、
予め定められている所定のビットを“0”にセットする
事により、そのラスタの圧縮データは前ラスタの画像デ
ータに対して変化のある点に“1”を付与してグレイデ
ータを作成する事によって圧縮されたものであるという
情報を圧縮データに付加する。
【0068】一方、比較器22がカウンタA20とカウ
ンタB21の計数値を比較した結果、カウンタB21の
計数値の方が大きい場合、例えば図2において比較器2
2は“1”を出力する。これによって、第1の選択回路
23は2次マップBメモリ19側のバッファをアサート
する為、ゲート回路24には2次マップBメモリ19に
格納されていた2次マップBが入力され、ゲート回路2
4でその2次マップBを入力として1次マップデータが
作成され、1次マップデータメモリ25に格納される。
【0069】比較器22が“1”を出力することによっ
て、第2の選択回路26はグレイデータメモリ16の出
力を反転する側のバッファを選択する為、前ラスタの画
像データに対して変化のある点に“0”を付与した方が
選択される。また、圧縮情報作成手段27は、予め定め
られている所定のビットを“1”にセットする事によ
り、そのラスタの圧縮データは前ラスタの画像データに
対して変化のある点に“0”を付与してグレイデータを
作成する事によって圧縮されたものであるという情報を
圧縮データに付加する。
【0070】以上の様にして、グレイデータ、2次マッ
プデータ、1次マップデータ及び圧縮情報は作成される
が、圧縮データメモリ28には圧縮情報と1次マップデ
ータ及び、2次マップデータ、グレイデータの内のワー
ド内の全ビットが“0”以外のデータが順序よく格納さ
れる。格納の仕方は例えば、先ず圧縮情報が格納され、
次に1次マップデータの最初の1ワードが格納される。
1次マップデータ中に1つも“1”のビットが無けれ
ば、圧縮データメモリ28には1次マップデータが1ワ
ード格納される。
【0071】1次マップデータ中に1つでも“1”のビ
ットがあれば、圧縮データメモリ28に次に2次マップ
データが1ワード格納される。2次マップデータ中の
“1”のビットの数だけグレイデータが圧縮データメモ
リ28のその次に格納される。圧縮データメモリ28内
でのデータの並びを図3に示す。この図3においては、
圧縮情報、1次マップデータ、2次マップデータ、グレ
イデータ共、4ビット/1ワードとしている。
【0072】実施例3.なお、上記実施例1では、前ラ
スタの画像データに対し変化のある点に“1”を与えた
場合と“0”を与えた場合の比較をラスタ毎に行うもの
を示したが、ラスタ内を複数の処理単位に分割し、分割
した処理単位毎に比較を行なってもよい。ここで、画像
データの圧縮方法の概念図は図1と変わりはないが、例
えばラスタ内を左半分と右半分の2つの処理単位に分割
した場合、ラスタ毎に先ず左半分の処理単位について圧
縮を実行し、終了すれば右半分の処理単位の圧縮を行な
う。ラスタ内を分割して前ラスタの画像データに対し変
化のある点に“1”を与えた場合と“0”を与えた場合
の比較をその分割毎に行うと次の様な利点がある。例え
ば、図4に示す画像データを圧縮する場合、前ラスタの
画像データに対し変化のある点に“1”を与えた場合と
“0”を与えた場合の比較をラスタ毎に行なうと、どち
らを選択しても、図中に示すラスタCの圧縮データは7
ワードとなる。但し、図4においてグレイデータ及び2
次マップデータ、1次マップデータ、圧縮情報は各々4
ビットで1ワードであり、圧縮情報は1ワードとする。
【0073】一方、前ラスタの画像データに対変化のあ
る点に“1”を与えた場合と“0”を与えた場合の比較
をラスタ内で左半分と右半分の処理単位に分割して個々
に行なうと、図4中に示すラスタCの圧縮データは2ワ
ードとなる。その様子を図5に示す。図5(A)は前ラ
スタの画像データに対して変化のある点に“1”を与え
た場合と“0”を与えた場合の比較をラスタ毎に行なっ
た時の図4中に示すラスタCの圧縮データを示してい
る。また、図5(B)は前ラスタの画像データに対して
変化のある点に“1”を与えた場合と“0”を与えた場
合の比較をラスタ内で左半分と右半分の処理単位に分割
して個々に行なった時の図4中に示すラスタCの圧縮デ
ータを示している。
【0074】図5(A)において、圧縮情報の内容は最
上位ビットに画像データの先頭ラスタを圧縮する時
“1”をたて、上位2ビット目に画像データの最終ラス
タを圧縮する時“1”をたて、上位3ビット目に前ラス
タの画像データに対して変化のある点に“1”を与えた
時“0”をたてる様になっている。最下位ビットは空き
である。図5(B)において、圧縮情報の内容は図5
(A)の場合と同様であるが、上位3ビット目にラスタ
内の左半分について前ラスタの画像データに対して変化
のある点に“1”を与えた時“0”をたて、最下位ビッ
トにラスタ内の右半分について前ラスタの画像データに
対して変化のある点に“1”を与えた時“0”をたてる
様になっている。
【0075】この様に、ラスタ内を分割して個々に前ラ
スタの画像データに対して変化のある点に“1”を与え
た場合と“0”を与えた場合の比較を行なうと、より圧
縮率が高まる場合があり、圧縮データを格納する手段を
効率的に使用する事が可能となる。
【0076】実施例4.次に、上記実施例3にて説明し
た画像データのラスタ内を複数の処理単位に分割してそ
の処理単位毎に、前ラスタの画像データに対して変化の
ある点に“1”を与えた場合と“0”を与えた場合を比
較して、圧縮効果の良い方を用いて圧縮データを作成す
る圧縮方法を、電子回路で実現した画像データの圧縮装
置の一実施例を図6に示す。図において13〜28は図
2にて同一符号を付して示した実施例2のそれらと同様
の構成物であるため、その説明は省略する。また、29
は比較器22の比較結果を1ラスタ分格納し、その出力
を圧縮情報作成回路27に入力するとともに、その出力
によって第1の選択回路による選択を制御する比較結果
保持回路としての比較結果保存回路(レジスタ回路)で
ある。
【0077】次に動作について説明する。ここで、ラス
タの分割は2次マップAメモリ18と2次マップBメモ
リ19のアドレスカウンタ(図示省略)をデコードする
ことによって行う。即ち、2次マップAメモリ18およ
び2次マップBメモリ19に格納される2次マップデー
タの総数はラスタに関係なく一定であり、それを#1〜
#nのnグループに分割した場合、各グループ毎にその
最終アドレスは一定である。この各グループの最終アド
レスを2次マップAメモリ18あるいは2次マップBメ
モリ19のアドレスカウンタより検出した場合、その時
点で比較器22の出力をレジスタ回路29に保存する。
従って、ラスタを2分割する場合には、このレジスタ回
路29は1ビット×2=2ビットが保存できるものであ
ればよい。なお、4分割する場合であれば、2ビット×
4=8ビットが保存できるレジスタ回路29が必要とな
る。
【0078】ここで、圧縮データメモリ28に圧縮デー
タを保存する際には、2次マップAメモリ18と2次マ
ップBメモリ19のいずれのデータを格納するかはこの
レジスタ回路29の出力によって決定される。このレジ
スタ回路29の出力は前記2次マップAメモリ18およ
び2次マップBメモリ19のアドレスカウンタの値によ
って切換えられて第1の選択回路23に入力される。圧
縮データメモリ28への格納時には、2次マップAメモ
リ18と2次マップBメモリ19とは無条件で読出し動
作が行われるが、このレジスタ回路29の内容で制御さ
れる第1の選択回路23によってその一方だけが圧縮デ
ータメモリ28に格納される。また、このレジスタ回路
29の出力は圧縮情報作成回路27にも送られ、圧縮情
報の作成に用いられる。
【0079】なお、上記実施例では比較結果保持回路と
してレジスタ回路を用いたものを示したが、ファースト
イン・ファーストアウト型のメモリを用いてもよい。
【0080】実施例5.なお、上記実施例では2種の圧
縮方法による圧縮したデータを比較して圧縮データの選
択を行うものを示したが、このようにして選択された圧
縮データと元の画像データとの比較を行い、データ量の
少ない方を圧縮データとして選択するようにしても良
い。図7にそのような画像データの圧縮方法を示す。図
7において1〜12は図1に同一符号を付したものと同
様の構成物であるため、その説明は省略する。また、3
0は画像データ格納手段1から読出された画像データの
ワード数を計数する計数手段であり、31は圧縮データ
格納手段12に格納された圧縮データのワード数を計数
する手段である。32はこれら2つの計数手段30,3
1の計数値を比較する比較手段、33は画像データ格納
手段1からの画像データをそのまま圧縮データ格納手段
12に格納する画像データ直接格納手段である。
【0081】次に動作について説明する。画像データを
圧縮する際、画像データ格納手段1から読出される画像
データのワード数と、圧縮データ格納手段12に書込ま
れた圧縮データのワード数をそれぞれ計数手段30およ
び31で計数し、比較手段32でラスタ毎に画像データ
と圧縮データのデータ量の大小を比較する。この時、圧
縮データは圧縮データ格納手段12に一旦、格納され
る。
【0082】比較手段32による比較の結果、圧縮デー
タのワード数の方が画像データのワード数より小さけれ
ば、そのまま次のラスタの画像データの圧縮が開始され
る。一方、比較手段32による比較の結果、画像データ
のワード数の方が圧縮データのワード数より小さけれ
ば、圧縮データ格納手段12のそのラスタの圧縮データ
が格納されたところに、そのラスタの画像データが画像
データ直接格納手段33を通して圧縮情報と共に格納さ
れる。なお、比較手段32による画像データと圧縮デー
タとの比較は、ラスタを複数分割した処理単位毎に行う
ようにしてもよい。
【0083】例えば、図4に示す様な画像データを上記
実施例の通りに圧縮すると、図4中に示すラスタDの画
像データは8ワード、圧縮データは12ワードとなる。
この場合、画像データ、圧縮データ及び圧縮情報はそれ
ぞれ4ビット毎に1ワードとする。また、圧縮情報は1
ワードとする。このように、図4中に示すラスタDの様
な画像データは圧縮できない為、画像データをそのまま
圧縮データとして圧縮データ格納手段12に格納した方
が有利となる。
【0084】実施例6.次に、上記実施例5で説明し
た、圧縮データと画像データを比較し、ワード数の小さ
い方を圧縮データとして格納する画像データの圧縮方法
を電子回路で実現した画像データの圧縮装置の一実施例
を図8に示す。図8において、13〜28は図2に同一
符号を付したものと同様のものであるため、その説明は
省略する。34は画像データメモリ13に格納されてい
る画像データのワード数を計数するカウンタであり、3
5は圧縮データメモリ28に格納されている圧縮データ
のワード数を計数するカウンタである。36はカウンタ
34および35の計数値を比較するデータ量比較器であ
り、37はこのデータ量比較器の出力によってアサート
され、画像データメモリ13の画像データを圧縮データ
メモリ28の圧縮データ上に上書きするためのバッファ
である。
【0085】次に動作について説明する。圧縮データが
圧縮データメモリ28に格納されるまでは、図2に示し
た実施例2の場合と同様である。画像データを画像デー
タメモリ13から読出す時、例えば画像データメモリ1
3へのリード信号や図示を省略したアドレスカウンタの
クロック入力をカウンタ34でカウントすることによっ
て、画像データのワード数を計数する。また、圧縮デー
タを圧縮データメモリ28へ格納する時、例えば圧縮デ
ータメモリ28へのライト信号やアドレスカウンタ(図
示省略)のクロック入力をカウンタ35がカウントする
ことによって、圧縮データのワード数を計数する。
【0086】これらカウンタ34および35の計数値を
データ量比較器36で比較し、カウンタ35の計数値、
即ち圧縮データのワード数の方が小さければ、圧縮デー
タメモリ28に格納された圧縮データはそのまま圧縮デ
ータとして残され、次のラスタの圧縮が開始される。逆
にカウンタ34の計数値、即ち画像データのワード数の
方が小さければ、データ量比較器36の出力信号によっ
てバッファ37がアサートされ、圧縮データメモリ28
に格納された圧縮データの位置に画像データメモリ13
上のそのラスタの画像データが上書きされる。なお、こ
のデータ量比較器36の出力は圧縮情報作成回路27に
よって圧縮データに付加される。
【0087】実施例7.また、上記実施例では圧縮情報
を1ビットのフラグに対応させるものを示したが、圧縮
情報をコード化して圧縮データに付加するようにしても
良い。圧縮データに付加する圧縮情報の例を以下の表1
に示す。但し、ラスタは内部で2分割されており、各処
理単位毎に前ラスタの画像データに対して変化のある点
に“1”を与えた場合と“0”を与えた場合の比較を行
い、また画像データのワード数と圧縮データのワード数
の比較はラスタ毎に行うものとする。
【0088】
【表1】
【0089】上記表1の圧縮情報を各々1ビットに割当
てるならば、表1の場合7ビットの圧縮情報が必要とな
る。しかし、圧縮情報の持つ意味から表1における全て
の情報の組み合わせがあるわけではなく、コード化によ
って圧縮情報のビット削減が図れる。例えば、表1にお
いてスタート情報Sとエンド情報Eは一般的に同時に
“1”になる事はなく、またスタート情報Sより先にエ
ンド情報Eが“1”になる事もない。そのため、スター
ト情報Sとエンド情報Eを1つのビットに集約しスター
ト/エンド情報S/Eとする事が可能である。
【0090】更に、表1において画像/圧縮情報Cが
“1”の時、即ちその圧縮データの中味が1次マップ、
2次マップ、グレイの各データから成るのではなく、画
像データそのものである場合、ラスタ1変化点情報R1
及びラスタ2変化点情報R2は無効となる。また、無変
化点情報X及び全変化点情報Yのいずれかが“1”の時
もラスタ1変化点情報R1、ラスタ2変化点情報R2は
無効であり、画像/圧縮情報Cが“1”の時、無変化点
情報Xおよび全変化点情報Yは無効である。また、無変
化点情報Xはそのラスタの画像データの全ビットが前ラ
スタの画像データに対し変化なしという情報であり、反
対に全変化点情報Yはそのラスタの画像データの全ビッ
トが前ラスタの画像データに対し変化ありという情報で
ある為、その両者が同時“1”となる事はあり得ない。
その為、例えばラスタ1変化点情報R1と無変化点情報
X、ラスタ変化点情報R2と全変化点情報Yを各々1つ
のビットに集約しラスタ1変化点/無変化点情報R1/
X、およびラスタ2変化点/全変化点情報R2/Yと
し、画像/圧縮情報Cによってラスタ1変化点情報R1
と無変化点情報、およびラスタ2変化点情報R2と全変
化点情報Yを切換える事が可能である。
【0091】例えば、圧縮データの中味が画像データで
ない場合、画像/圧縮情報Cを“0”とし、ラスタ1変
化点/無変化点情報R1/Xには無変化点情報R1の情
報を、ラスタ2変化点/全変化点情報R2/Yにはラス
タ2変化点情報R2の情報を付加する。また、圧縮デー
タの中味が前ラスタの画像データに対して、全ビット変
化なしの場合、画像/圧縮情報Cを“1”、ラスタ1変
化点/無変化点情報R1/Xを“1”、ラスタ2変化点
/全変化点情報R2/Yを“0”として、前ラスタの画
像データに対し全ビット変化ありの場合、画像/圧縮情
報Cを“1”、ラスタ1変化点/無変化点情報R1/X
を“0”、ラスタ2変化点/全変化点情報R1/Xを
“0”、R2/Yを“1”とする。つまり、画像/圧縮
情報Cが“0”の時にはラスタ1変化点/無変化点情報
R1/Xはラスタ1変化点情報R1を、ラスタ2変化点
/全変化点情報R2/Yはラスタ2変化点情報R2をそ
れぞれ選択し、画像/圧縮情報Cが“1”の時にはラス
タ1変化点/無変化点情報R1/Xは無変化点情報X
を、ラスタ2変化点/全変化点情報R2/Yは全変化点
情報Yをそれぞれ選択するという事である。
【0092】また、圧縮データの中味が画像データであ
る場合、画像/圧縮情報Cを“1”、ラスタ1変化点/
無変化点情報R1/Xを“1”、ラスタ2変化点/全変
化点情報R2/Yを“1”とすれば良い。画像/圧縮情
報Cが“1”の時、前項で述べた様にラスタ1変化点/
無変化点情報R1/Xは無変化点情報X、ラスタ2変化
点/全変化点情報R2/Yは全変化点情報Yを各々選択
されるが、前述した様に無変化点情報Xと全変化点情報
Yが同時に“1”にはならない事を利用している。以上
の事をまとめると、以下の表2が得られる。
【0093】
【表2】
【0094】表2に示す様に、圧縮情報をコード化する
と、上記の例では7ビットを4ビットにビット数を削減
することが可能となり、例えば1次マップデータ中に空
きビットがある場合、圧縮データのワード数を増やすこ
となく圧縮情報を付加する事が可能となる。そのような
画像データの圧縮方法を図9に示す。図9において1〜
12は図1に同一符号を付した構成物と同様のものであ
る。また、38は圧縮情報コード化手段である。この圧
縮情報コード化手段38は、圧縮情報付加手段11より
フラグ化された圧縮情報を受け、それを例えば表2に従
ってコード化し、そのコード化された圧縮情報を圧縮デ
ータ格納手段12に送って圧縮データに付加する。
【0095】実施例8.次に、上記実施例7で説明し
た、圧縮情報をコード化して圧縮データに付加する画像
データの圧縮方法を、電子回路で実現した画像データの
圧縮装置の一実施例を図10に示す。図10において1
3〜28は図2に同一符号を付した構成物と同様のもの
である。また、39は圧縮情報作成回路27からフラグ
化された圧縮情報を受けてそれをコード化し、圧縮デー
タに付加する圧縮情報コード化回路である。その圧縮情
報コード化回路39の構成例を図11に示す。図11は
表2に示した圧縮情報をコード化するための回路であ
り、スタート情報Sとエンド情報Eの論理和にてスター
ト/エンド情報S/Eを、無変化点情報X、全変化点情
報Yおよび画像/圧縮情報Cの論理和にて出力する画像
/圧縮情報Cを得、ラスタ1変化点情報R1と無変化点
情報Xの論理和と、画像/圧縮情報Cの否定との論理積
をとり、それと画像/圧縮情報Cの論理和よりラスタ1
変化点/無変化点情報R1/Xを、ラスタ2変化点情報
R2と全変化点情報Yの論理和と、画像/圧縮情報Cの
否定との論理積をとり、それと画像/圧縮情報Cの論理
和よりラスタ変化点/全変化点情報R2/Yを得てい
る。
【0096】実施例9.次に、この発明の実施例9を図
について説明する。図12は前述の実施例1に示した圧
縮方法によって得られた圧縮データを元の画像データに
伸長する。この発明による画像データの伸長方法の一実
施例を示す概念図である。図において、40は前述の圧
縮データが格納されている圧縮データ格納手段であり、
41は圧縮データ格納手段40から読出した圧縮データ
が1次マップデータ、2次マップデータ、グレイマップ
データ、あるいは圧縮情報のいずれであるかを識別する
圧縮データ識別手段である。
【0097】42は圧縮データ識別手段41で識別され
た圧縮情報の処理を行う圧縮情報処理手段、43は同じ
く1次マップデータの処理を行う1次マップデータ処理
手段であり、44は同じく2次マップデータの処理を行
う2次マップデータ処理手段である。45は前ラスタの
画像データとグレイデータを比較して伸長データを得る
伸長手段であり、46は前ラスタの圧縮データを伸長し
て得た1ラスタ分の伸長データ(画像データ)を格納す
る前ラスタ画像データ格納手段、47は伸長データを格
納する伸長データ格納手段である。
【0098】次に動作について説明する。圧縮データを
識別し、圧縮されたグレイデータを復元し、前ラスタの
画像データと比較して伸長データを得、それを伸長デー
タ格納手段47に格納する一連の動作は従来の場合と同
様である。なお、従来の伸長方法の場合、伸長手段45
では、グレイデータ入力をG、前ラスタの画像データ入
力をPとすると、伸長データWを得るために、以下の式
(1)で示される演算が行われていた。
【0099】 W=G・・P ‥‥‥‥‥‥‥‥‥(1)
【0100】なお、上記式(1)中におけるアンダライ
ンは、それが付加されているデータの否定(反転デー
タ)を示すものであり、このことは後述する他の式にお
いても同様である。
【0101】しかしながら、この発明の伸長方法では、
圧縮情報処理手段42から伸長手段45に、前ラスタの
画像データに対して変化のある点に“1”を与えたか
“0”を与えたかを示すRという変化点情報が渡され
る。この変化点情報Rが“1”の場合、従来と同様に上
記式(1)で伸長データが求められるが、この変化点情
報Rが“0”の場合、式(1)で求められる結果を反転
する必要がある。従って、伸長手段45では伸長データ
を得る為に、次の式(2)で示される演算を行ってい
る。
【0102】 W=R(G・・P)++G・P) ‥‥‥‥‥‥(2)
【0103】実施例10.次に実施例10について説明
する。この実施例10は上記実施例9で説明した圧縮デ
ータの伸長方法を電子回路で実現した、圧縮データの伸
長装置に関するものであり、その構成を図13に示す。
図13において、48は圧縮データを格納する圧縮デー
タメモリであり、49は圧縮データより分離した圧縮情
報を保持する圧縮情報レジスタである。50は圧縮デー
タより分離した1次マップデータの格納及びビットシフ
トを行う1次マップデータレジスタ、51は圧縮データ
より分離した2次マップデータの格納及びビットシフト
を行う2次マップデータレジスタである。52は1次マ
ップデータレジスタ50が所定の回数だけビットシフト
を行う為の1次マップデータカウンタであり、53は2
次マップデータレジスタ51が所定の回数だけビットシ
フトを行う為の2次マップデータカウンタである。
【0104】54は圧縮情報レジスタ49、1次マップ
データレジスタ50、2次マップデータレジスタ51、
1次マップデータカウンタ52、2次マップデータカウ
ンタ53、及び後述する直接書込カウンタ58の出力に
応じて、圧縮データを識別するデータ識別回路である。
55はグレイデータと前ラスタの画像データから伸長デ
ータを得る伸長ゲートであり、56はその前ラスタの画
像データを格納する前ラスタ画像データメモリである。
57は伸長ゲート55の出力である伸長データを格納す
る伸長データメモリであり、58は前ラスタ画像データ
メモリ56から直接伸長データメモリ57へ書き込んだ
ワード数を計数するカウンタである。
【0105】次に動作について説明する。伸長前、図1
3に示す回路の各部(カウンタ値等)は予めリセットさ
れており、初期状態になっている。この状態の時に伸長
が起動されると、圧縮データ識別回路54は最初の圧縮
データを圧縮情報として識別し、圧縮情報レジスタ49
に格納する。その際に、例えば図示を省略したD型フリ
ップフロップ(以下D−F/Fという)をセットして、
その出力を圧縮データ識別回路54に入力する事によ
り、圧縮データ識別回路54は次に圧縮データメモリ4
8から読出される圧縮データを1次マップデータとし、
その圧縮データを1次マップデータレジスタ50にラッ
チさせる。
【0106】1次マップデータレジスタ50に1次マッ
プデータが格納されると、1次マップデータの最上位ビ
ットが圧縮データ識別回路54に入力される。同ビット
が“0”の場合、圧縮の際に削除されたグレイデータを
復元するため、例えば各圧縮データが4ビット毎に1ワ
ードとすると、“0000”というグレイデータを4ワ
ード生成する。そしてそれを前ラスタ画像データメモリ
56に格納されている相対する画像データと比較して伸
長ゲート55によって伸長データを得、それを伸長デー
タメモリ57に格納する事になる。
【0107】ところが、前ラスタの画像データとグレイ
データ“0000”を伸長ゲート55に入力して得られ
る伸長データは前ラスタの画像データと同一のものであ
る。その為、図13の回路では、圧縮データ識別回路5
4に入力された1次マップデータの最上位ビットが
“0”の場合、前ラスタ画像データメモリ56から前ラ
スタの画像データを読出し、これを伸長結果として直接
伸長データメモリ47に書込む動作を行っている。この
動作をカウンタ58で計数し、圧縮データ識別回路54
でこのカウンタ58の値を監視して、データ1ワードが
4ならそれを4回繰返している。
【0108】一方、圧縮データ識別回路54に入力され
た1次マップデータの最上位ビットが“1”の場合、圧
縮データ識別回路54は次に圧縮データメモリ48から
読出される圧縮データを2次マップデータとして識別
し、2次マップデータレジスタ51にラッチ信号を出力
してその圧縮データをラッチさせる。2次マップデータ
レジスタ51に2次マップデータが格納されると、2次
マップデータの最上位ビットが圧縮データ識別回路54
に入力される。同ビットが“0”の場合、圧縮の際に削
減されたグレイデータを復元する必要があるが、前述の
様に、圧縮されたグレイデータ“0000”を生成せ
ず、前ラスタ画像データメモリ56から前ラスタの画像
データを読出し、これを伸長結果として直接伸長データ
メモリ57に書込む動作を1回行う。
【0109】圧縮データ識別回路54に入力された2次
マップデータの最上位ビットが“1”の場合、圧縮デー
タ識別回路54は、次に圧縮データメモリ48から読出
される圧縮データをグレイデータとして識別して、伸長
ゲート55に当該グレイデータと前ラスタの画像データ
メモリ56からの前ラスタの画像データを入力し、それ
らの比較に基づいて伸長データを得、それを伸長データ
メモリ57に書込む動作を1回行う。
【0110】以上の動作、即ち、2次マップデータの最
上位ビットを判断してから伸長データメモリ57に伸長
結果を書込む動作を一回終了すると、2次マップデータ
レジスタ50は格納している2次マップデータを1ビッ
ト左にシフトし、次のビットを最上位ビットとする。再
びこの最上位ビットを圧縮データ識別回路54に入力し
て以上の動作を1ワードが4ビットの場合、3回繰返す
が、2次マップデータレジスタ51を1回シフトする度
に2次マップデータカウンタ53を1回インクリメント
もしくはデクリメントし、その2次マップデータカウン
タ53の計数値を圧縮データ識別回路54に入力する事
によってその制御を行っている。
【0111】なお、1次マップデータレジスタ50も次
の場合に格納している1次マップデータを左へ1ビット
シフトする。この1次マップデータのビットシフトは、
前ラスタ画像データメモリ56から読出した前ラスタの
画像データを伸長データメモリ57に直接書込む動作を
4回終了した時、もしくは2次マップデータレジスタ5
1が3回2次マップデータをシフトして一連の動作が終
了した時に実行される。この1次マップデータレジスタ
50が1回左シフトされる度に、1次マップデータカウ
ンタ52が1回インクリメントもしくはディクリメント
される。
【0112】この1次マップデータカウンタ52の計数
値によって1次マップデータレジスタ50におけるビッ
トシフトが3回行われ、一連の動作が終了したことが検
出されると、圧縮データ識別回路54は次に圧縮データ
メモリ48から読出される圧縮データを1次マップデー
タとして識別し、再び同じ動作を1ラスタ分の伸長が終
了するまで繰返す。
【0113】ここで、圧縮情報レジスタ49に入力され
ている圧縮情報の内、前ラスタの画像データに対して変
化した点に“1”を与えたか“0”を与えたかを示す変
化点情報(この場合、変化点に“1”を与えた場合
“1”、“0”を与えた場合“0”)は圧縮情報レジス
タ49から伸長ゲート55に直接入力される。伸長ゲー
ト55内では前述の式(2)に示した演算が行われて伸
長データが得られるが、実際の回路は例えば図14
(A)に示したゲート回路にて構成されている。この図
14(A)においてG,P,R,Wは式(2)の定義と
同様のものであり、回路は式(2)をそのままゲート回
路化したものである。なお、従来のゲート回路は、その
一例を図14(B)に示すように、式(1)をそのまま
ゲート回路化して構成される。
【0114】実施例11.なお、上記実施例9では、前
ラスタの画像データに対し変化のある点に“1”を与え
た場合と“0”を与えた場合の比較をラスタ毎に行なっ
た圧縮方法で作成された圧縮データを伸長する伸長方法
について述べたが、ラスタ内を複数に分割し、分割した
単位毎に比較を行なって作成された圧縮データを伸長す
る伸長方法に適用することも可能である。ここで、伸長
方法の概念図は図12と同様であるが、例えばラスタ内
を2分割した場合、圧縮情報処理手段42には変化点情
報が2種類、即ち、ラスタの前半部の変化点情報である
ラスタ1変化点情報と、ラスタの後半部の変化点情報で
あるラスタ2変化点情報とが入力される。このラスタ1
変化点情報とラスタ2変化点情報は、例えば前ラスタ画
像データ格納手段46に格納される伸長データのワード
数をカウントする事によって、ラスタ内の分割点を検出
して切り換えられる。つまり、最初はラスタ1変化点情
報が伸長手段65に入力され、前述の手順でラスタ内の
分割点が検出されて切替えられる事によってラスタ2変
化点情報が伸長手段65に入力される。
【0115】実施例12.次に、上記実施例11にて説
明した、ラスタ内を複数に分割し分割した単位毎に、前
ラスタの画像データに対し変化のある点に“1”を与え
た場合と“0”を与えた場合との比較を行って圧縮した
圧縮データの伸長方法を、電子回路で実現した圧縮デー
タの伸長装置の一実施例を図15に示す。図15におい
て、48〜58は図13に同一符号を付した部分と同様
のものであり、59は前ラスタ画像データメモリ56の
特定のアドレスを検出する前ラスタ画像データメモリア
ドレス検出回路、60は圧縮情報中の複数の変化点情報
を入力とし、それを前ラスタ画像データメモリアドレス
検出回路59の出力する検出信号に従って切り換えて伸
長ゲート55に入力する変化点情報切換回路である。な
お、この変化点情報切換回路60は圧縮情報レジスタ4
9の内部機能として、その圧縮情報レジスタ49に持た
せてもよい。
【0116】次に動作について説明する。ここでは、例
えばラスタ内を2分割にした場合について説明する。圧
縮情報レジスタ49に保持された圧縮情報中のラスタ1
変化点情報とラスタ2変化点情報が、まず変化点情報切
換回路60に格納される。一方、前ラスタ画像データメ
モリアドレス検出回路59は、例えば前ラスタ画像デー
タメモリ56の全アドレスの半分のアドレスをデコード
するデコーダと、同デコーダの出力によってセットされ
るフリップフロップで構成されている。前ラスタ画像デ
ータメモリアドレス検出回路59は、そのデコーダが前
ラスタ画像データメモリ56の全アドレスの半分のアド
レスを検出すると、その出力によってフリップフロップ
がセットされる為、出力される検出信号が変化する。こ
の前ラスタ画像データメモリアドレス検出回路59の出
力する検出信号が入力されると、変化点情報切換回路6
0は、ラスタの前半部の伸長の時にはラスタ1変化点情
報を伸長ゲート55に出力し、ラスタの後半部の伸長の
時にはラスタ2変化点情報を伸長ゲート55に出力す
る。伸長ゲート55では、この変化点情報切換回路60
からのラスタ1変化点情報とラスタ2変化点情報に基づ
いて演算を切り換え、式(2)による演算を実行して伸
長データを得る。この式(2)におけるRがこのラスタ
1変化点情報およびラスタ2変化点情報によって規定さ
れる。
【0117】実施例13.次に実施例13について説明
する。この実施例13は実施例5に記載した圧縮方法、
即ち、圧縮処理したデータと元の画像データを比較し
て、情報量(ワード数)の少ない方を圧縮データとする
圧縮方法にて圧縮された圧縮データの伸長方法に関する
ものである。なお、その概念図は図12に示す実施例9
のものと同様であるが、圧縮情報処理手段42には圧縮
データか画像データかを示す画像/圧縮情報が入力され
る。この画像/圧縮情報によって圧縮データが指定され
た場合、動作は実施例9と同様に進行する。一方、それ
が画像データを指定した場合には、伸長手段45は式
(2)に示す演算を行わず、圧縮データ格納手段40か
ら入力した画像データをそのまま伸長データ格納手段4
7に格納する。その際、伸長手段45では、以下の式
(3)で示される演算式によって演算が行われる。
【0118】 W=(R(G・・P)++G・P))+C・G ‥‥‥(3)
【0119】なお、式(3)においてW,R,G,Pは
式(2)におけるそれらと同様のものであり、Cは前述
の画像/圧縮情報で、この画像/圧縮情報Cが“1”の
とき画像データ、“0”のとき圧縮データを示す。
【0120】実施際14.次に上記実施例13に示し
た、圧縮データと画像データの比較に基づいて圧縮され
た圧縮データの伸長方法を、電子回路で実現した圧縮デ
ータの伸長装置の一実施例について説明する。ここで、
この実施例14における伸長装置は、その構成が実施例
10の場合と同様に図13に示すものとなり、また、そ
の動作も基本的には実施例10の場合と同一となる。こ
の実施例14が実施例10と異なる点は、その伸長ゲー
ト55が図16に示す回路構成をとっており、それによ
って式(3)に基づく伸長データWを得ている点にあ
る。なお、図16に示した伸長ゲート55の回路構成
は、式(3)をそのままゲート回路化したものであり、
図中のW,P,G,R,Cは式(3)の定義と同様のも
のである。即ち、図16にて一点鎖線で囲んだ、図14
(A)に示される回路と同一に構成された回路部分より
出力される伸長データと、入力されたグレイデータGと
が、インバータと2つのアンドゲートで形成される切換
回路において、画像/圧縮情報Cに従って切り換えられ
る。即ち、この画像/圧縮情報Cが圧縮データを示すも
のであれば、一点鎖線で囲まれた回路部分より出力され
るデータが伸長データWとして伸長データメモリ57に
出力され、画像データを示すものであれば、入力された
グレイデータGがそのまま伸長データWとして伸長デー
タメモリ57に出力される。
【0121】実施例15.また、上記実施例はフラグ形
式の圧縮情報を用いて圧縮された圧縮データを伸長する
場合について述べたが、コード形式の圧縮情報を用いた
圧縮データの伸長方法に適用することも可能である。図
17にそのような圧縮データの伸長方法を示す。図17
において40〜47は図12に同一符号を付したものと
同様のものであり、61はコード化された圧縮情報をデ
コードする圧縮情報デコード手段である。圧縮情報は一
旦この圧縮情報デコード手段61に入力されてデコード
され、フラグ形式となった圧縮情報が圧縮情報処理手段
42に入力される。以降の動作は実施例9の場合と同様
である。
【0122】実施例16.次に、上記実施例15に示し
た、コード化された圧縮情報が付加された圧縮データの
伸長方法を、電子回路で実現した圧縮データの伸長装置
の一実施例を図18に示す図18において48〜58は
図13に同一符号を付した部分と同様のものであり、6
2はコード形式の圧縮情報をフラグ形式の圧縮情報にデ
コードする圧縮情報デコーダ回路である。
【0123】例えば前述した表2にある様なコード形式
による圧縮情報を付加された圧縮データを伸長する場合
の圧縮情報デコーダ回路62は、例えば図19に示すよ
うな構成のゲート回路となっている。即ち、D−F/F
のセット・リセットに基づいてスタート/エンド情報S
/Eからスタート情報Sとエンド情報Eとを分離し、ラ
スタ1変化点情報/無変化点情報R1/Xと画像/圧縮
情報Cおよびその否定信号の論理積によってラスタ1
変化点情報R1と無変化点情報Xとを、また、ラスタ2
変化点情報/全変化点情報R2/Yと画像/圧縮情報C
およびその否定信号の論理積によってラスタ2変化点
情報R1と全変化点情報Yとをそれぞれ分離し、ラスタ
1変化点情報/無変化点情報R1/X、ラスタ2変化点
情報/全変化点情報R2/Y、および画像/圧縮情報C
の論理積によって出力する画像/圧縮情報Cを得てい
る。
【0124】このような回路構成の圧縮情報デコーダ回
路62によって、コード化された圧縮情報よりもとの
形、即ちフラグ形式の圧縮情報を復元し、それを圧縮情
報レジスタ46に入力する。その後の動作は実施例10
の場合と同様である。
【0125】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、“0”をたててマップ化/符号化を行った場合と、
“1”をたててマップ化/符号化を行った場合の圧縮率
をラスタ毎に比較し、それらの中から圧縮率の高い方を
選択して圧縮データを生成するとともに、“0”と
“1”のいずれをたててマップ化および符号化を行った
かを示す情報を圧縮情報に付加するように構成したの
で、前ラスタに対して変化の多いデータについても圧縮
率を向上させることが可能な画像データの圧縮方法が得
られる効果がある。
【0126】また、請求項2の発明によれば、“0”と
“1”をたててグレイデータをマップ化した2種類の2
次マップデータの“0”の数の比較結果より、2つの2
次マップデータの一方を選択してそれをさらに1次マッ
プデータにマップ化し、前記比較結果に基づいてグレイ
データをそのまま出力するか反転して出力するかを選択
し、その比較結果を用いて圧縮情報を作成するように構
成したので、請求項1に記載した圧縮方法に基づく画像
データの圧縮装置が実現できる効果がある。
【0127】また、請求項3の発明によれば、ラスタを
複数の処理単位に分割して圧縮データの生成を行うよう
に構成したので、各処理単位毎に圧縮率の高い方を選択
することが可能となり、圧縮率をさらに向上させること
ができ、圧縮データの格納領域の効率的利用も可能とな
る効果がある。
【0128】また、請求項4の発明によれば、比較結果
保存回路に各処理単位毎の比較結果を1ラスタ分保存
し、その出力を圧縮情報作成回路に送るとともに、その
出力によって2種類の2次マップデータの一方を選択さ
せるように構成したので、請求項3に記載した圧縮方法
に基づく画像データの圧縮装置が実現できる効果があ
る。
【0129】また、請求項5の発明によれば、圧縮デー
タと元の画像データとのデータ量の小さな方を圧縮デー
タとして選択し、そのいずれが選択されたかを示す情報
を圧縮情報に付加するように構成したので、圧縮によっ
てかえってデータ量が増大するような画像データはその
まま圧縮データとすることにより、さらに圧縮率を向上
させることが可能となる効果がある。
【0130】また、請求項6の発明によれば、圧縮デー
タの方が元の画像データよりデータ量が多い場合には、
圧縮データメモリの圧縮データ上に元の画像データを上
書きするように構成したので、請求項5に記載した圧縮
方法に基づく画像データの圧縮装置が実現できる効果が
ある。
【0131】また、請求項7の発明によれば、圧縮情報
をコード化して伝送するように構成したので、伝送効率
が向上し、少ないビット数でより多くの圧縮情報を圧縮
データに付加することができる効果がある。
【0132】また、請求項8の発明によれば、圧縮情報
コード化回路によって、圧縮情報作成回路の作成した圧
縮情報をコード化して圧縮データに付加するように構成
したので、請求項7に記載した圧縮方法に基づく画像デ
ータの圧縮装置が実現できる効果がある。
【0133】また、請求項9の発明によれば、圧縮情報
中の変化点情報を用いて、圧縮データの伸長を、グレイ
データと前ラスタの画像データの反転データまたはグレ
イデータの反転データと前ラスタの画像データを用いて
行うか、グレイデータと前ラスタの画像データあるいは
グレイデータの反転データと前ラスタの画像データの反
転データを用いて行うかを決定するように構成したの
で、請求項1に記載した圧縮方法によって圧縮された圧
縮データを伸長することができる画像データの伸長方法
が得られる効果がある。
【0134】また、請求項10の発明によれは、圧縮情
報レジスタ、1次マップデータレジスタ、2次マップデ
ータレジスタ、1次マップデータカウンタ、2次マップ
データカウンタ、および直接書込カウンタの出力を受け
た圧縮データ識別回路にて圧縮データの識別を行い、そ
の結果によって1次マップデータレジスタ、2次マップ
データレジスタ、1次マップデータカウンタ、2次マッ
プデータカウンタ、直接書込カウンタ、および伸長ゲー
トを制御し、その伸長ゲートによって、変化点情報に基
づいたグレイデータと前ラスタの画像データからの伸長
データの生成を行うように構成したので、請求項9に記
載した伸長方法に基づく画像データの伸長装置が実現で
きる効果がある。
【0135】また、請求項11の発明によれは、圧縮デ
ータより分離した圧縮情報中の各処理単位対応の変化点
情報を用いて、処理単位で圧縮された圧縮データを伸長
するように構成したので、請求項3に記載した圧縮方法
によって圧縮された圧縮データを伸長することができる
画像データの伸長方法が得られる効果がある。
【0136】また、請求項12の発明によれば、前ラス
タ画像データメモリアドレス検出回路が前ラスタ画像デ
ータメモリの所定のアドレスを検出して出力する検出信
号に応動する変化点情報切換回路によって、入力される
複数の変化点情報の切り換えを行うように構成したの
で、請求項11に記載した伸長方法に基づく画像データ
の伸長装置が実現できる効果がある。
【0137】また、請求項13の発明によれば、圧縮さ
れていない元の画像データを含む圧縮データの伸長を、
圧縮情報中の画像/圧縮情報に基づいて元の画像データ
を識別して行うように構成したので、請求項5に記載し
た圧縮方法によって圧縮された圧縮データを伸長するこ
とができる画像データの伸長方法が得られる効果があ
る。
【0138】また、請求項14の発明によれば、伸長ゲ
ートに、グレイデータと前ラスタの画像データから伸長
した伸長データを出力するか、グレイデータをそのまま
出力するかを画像/圧縮情報に基づいて決定する機能を
持たせるように構成したので、請求項13に記載した伸
長方法に基づく画像データの伸長装置が実現できる効果
がある。
【0139】また、請求項15の発明によれば、コード
化されて送られてくる圧縮情報をフラグ形式にデコード
した圧縮情報を用いて圧縮データを伸長するように構成
したので、請求項7に記載した圧縮方法によって圧縮さ
れた圧縮データを伸長することができる画像データの伸
長方法が得られる効果がある。
【0140】また、請求項16の発明によれば、コード
形式で送られてきた圧縮情報を圧縮情報デコーダ回路で
フラグ形式にデコードし、それを圧縮情報レジスタに格
納するように構成したので、請求項15に記載した伸長
方法に基づく画像データの伸長装置が実現できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1および3による画像データ
の圧縮方法を示す概念図である。
【図2】この発明の実施例2による画像データの圧縮装
置を示すブロック図である。
【図3】上記実施例における圧縮データメモリ内のデー
タの並びを示す説明図である。
【図4】上記実施例における圧縮する画像データの一例
を示す説明図である。
【図5】上記実施例における圧縮と従来装置による圧縮
との比較を示す説明図である。
【図6】この発明の実施例4による画像データの圧縮装
置を示すブロック図である。
【図7】この発明の実施例5による画像データの圧縮方
法を示す概念図である。
【図8】この発明の実施例6による画像データの圧縮装
置を示すブロック図である。
【図9】この発明の実施例7による画像データの圧縮方
法を示す概念図である。
【図10】この発明の実施例8による画像データの圧縮
装置を示すブロック図である。
【図11】上記実施例における圧縮情報コード化回路の
一例を示す回路図である。
【図12】この発明の実施例9,11および13による
画像データの伸長方法を示す概念図である。
【図13】この発明の実施例10および14による画像
データの伸長装置を示すブロック図である。
【図14】上記実施例10における伸長ゲートの一例を
従来のそれと対比させて示した回路図である。
【図15】この発明の実施例12による画像データの伸
長装置を示すブロック図である。
【図16】この発明の実施例14における伸長ゲートの
一例を示す回路図である。
【図17】この発明の実施例15による画像データの伸
長方法を示す概念図である。
【図18】この発明の実施例16による画像データの伸
長装置を示すブロック図である。
【図19】上記実施例における圧縮情報デコーダ回路の
一例を示す回路図である。
【図20】従来の画像データの圧縮方法を示す概念図で
ある。
【図21】従来の画像データの圧縮方法による圧縮デー
タの生成例を示す説明図である。
【図22】従来の画像データの伸長方法を示す概念図で
ある。
【符号の説明】
13 画像データメモリ 14 前ラスタ画像データメモリ 15 ゲート回路 16 グレイデータメモリ 17 ゲート回路 18 2次マップメモリ(2次マップAメモリ) 19 2次マップメモリ(2次マップBメモリ) 20 カウンタ(カウンタA) 21 カウンタ(カウンタB) 22 比較器 23 第1の選択回路 24 ゲート回路 25 1次マップデータメモリ 26 第2の選択回路 27 圧縮情報作成回路 28 圧縮データメモリ 29 比較結果保存回路(レジスタ回路) 36 データ量比較器 37 バッファ 39 圧縮情報コード化回路 48 圧縮データメモリ 49 圧縮情報レジスタ 50 1次マップデータレジスタ 51 2次マップデータレジスタ 52 1次マップデータカウンタ 53 2次マップデータカウンタ 54 圧縮データ識別回路 55 伸長ゲート 56 前ラスタ画像データメモリ 57 伸長データメモリ 58 直接書込カウンタ 59 前ラスタ画像データメモリアドレス検出回路 60 変化点情報切換回路 62 圧縮情報デコーダ回路

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データの各ラスタ毎に、当該ラスタ
    の各ビットを前のラスタの各ビットと比較してその変化
    点を検出して変化点データを作成し、前記変化点データ
    を符号化して得られたグレイデータをマップ化して、2
    次マップデータを作成し、前記2次マップデータをさら
    にマップ化して1次マップデータを作成し、前記画像デ
    ータを圧縮する際の圧縮情報と、前記1次マップデータ
    と、前記1次マップデータに対応して選択される前記2
    次マップデータと、前記2次マップデータに対応して選
    択される前記グレイデータとから、前記画像データの圧
    縮データを生成する画像データの圧縮方法において、前
    記2次マップデータとして“0”をたててマップ化した
    ものと“1”をたててマップ化したものの2種類を、ま
    た、前記グレイデータとして“0”をたてて符号化した
    ものと“1”をたてて符号化したものの2種類をそれぞ
    れ作成し、前記“0”をたててマップ化/符号化した場
    合の圧縮率と、“1”をたててマップ化/符号化した場
    合の圧縮率を前記ラスタ毎に比較し、圧縮率の高い方の
    前記2次マップデータとグレイデータを選択して前記圧
    縮データを生成するとともに、前記圧縮情報に、“0”
    と“1”のいずれをたてて前記マップ化と符号化を行っ
    たかを示す情報を付加したことを特徴とする画像データ
    の圧縮方法。
  2. 【請求項2】 圧縮すべき画像データを格納する画像デ
    ータメモリと、前記画像データ中の、圧縮するラスタの
    前のラスタが格納される前ラスタ画像データメモリと、
    前記圧縮するラスタの各ビットと前のラスタの各ビット
    と比較してその変化点よりグレイデータを作成するゲー
    ト回路と、前記グレイデータが格納されるグレイデータ
    メモリと、前記グレイデータを“0”と“1”をたてて
    それぞれマップ化し、2種類の2次マップデータを作成
    するゲート回路と、前記各2次マップデータがそれぞれ
    格納される2次マップメモリと、前記各2次マップデー
    タにおける“0”の数をそれぞれ計数するカウンタと、
    前記各カウンタの計数値を比較する比較器と、前記比較
    器の出力に基づいて前記2次マップデータの一方を選択
    する第1の選択回路と、前記第1の選択回路にて選択さ
    れた2次マップデータをマップ化して1次マップデータ
    を作成するゲート回路と、前記1次マップデータが格納
    される1次マップデータメモリと、前記比較器の出力に
    基づいて、前記グレイデータメモリに格納されているグ
    レイデータをそのまま出力するか反転して出力するかの
    選択を行う第2の選択回路と、前記比較器の出力を受け
    て前記画像データの圧縮に関する圧縮情報の作成を行う
    圧縮情報作成回路と、前記圧縮情報作成回路からの圧縮
    情報、前記1次マップデータメモリからの1次マップデ
    ータ、前記第1の選択回路にて選択された2次マップデ
    ータ、および前記第2の選択回路にて選択されたグレイ
    データを所定の順序で圧縮データとして格納する圧縮デ
    ータメモリとを備えた画像データの圧縮装置。
  3. 【請求項3】 前記ラスタを複数の処理単位に分割し
    て、その各処理単位毎に“0”をたてて圧縮した場合と
    “1”をたてて圧縮した場合の圧縮率を比較し、その比
    較結果に基づいて前記圧縮データの生成を行うことを特
    徴とする請求項1に記載の画像データの圧縮方法。
  4. 【請求項4】 前記ラスタを複数に分割した各処理単位
    毎の前記比較器による比較結果を1ラスタ分保存し、そ
    の出力を前記圧縮情報作成回路に入力して前記圧縮情報
    に付加させるとともに、前記出力で前記第1の選択回路
    による選択の制御を行う比較結果保存回路を設けたこと
    を特徴とする請求項2に記載の画像データの圧縮装置。
  5. 【請求項5】 前記“0”をたてた圧縮の圧縮率と
    “1”をたてた圧縮との圧縮率との比較結果に基づいて
    生成された圧縮データと、元の画像データとのデータ量
    を比較して、前記データ量の小さな方を圧縮データとし
    て選択し、前記圧縮情報に、前記圧縮データと画像デー
    タのいずれを選択したかを示す情報を付加したことを特
    徴とする請求項1または3に記載の画像データの圧縮方
    法。
  6. 【請求項6】 前記圧縮データメモリに格納された圧縮
    データと、当該圧縮データの元の画像データのデータ量
    を比較するデータ量比較器と、前記データ量比較器によ
    って、前記圧縮データのデータ量が前記元の画像データ
    のデータ量より多いと判定された場合、前記圧縮データ
    メモリに格納された前記圧縮データの上に、前記元の画
    像データを上書きするためのバッファとを設けたことを
    特徴とする請求項2または4に記載の画像データの圧縮
    装置。
  7. 【請求項7】 前記圧縮情報をコード化することを特徴
    とする請求項1,3または5のいずれか1項に記載の画
    像データの圧縮方法。
  8. 【請求項8】 前記圧縮情報作成回路にて作成された圧
    縮情報をコード化して圧縮データメモリに送る圧縮情報
    コード化回路を設けたことを特徴とする、請求項2,4
    または6のいずれか1項に記載の画像データの圧縮装
    置。
  9. 【請求項9】 伸長すべき圧縮データより1次マップデ
    ータを分離して、その1次マップデータに基づいて2次
    マップデータの復元を行い、前記2次マップデータに基
    づいて1ラスタ分のグレイデータを復元し、復元された
    前記グレイデータを前のラスタの画像データと比較し
    て、当該ラスタの伸長された画像データを得る画像デー
    タの伸長方法において、前記圧縮データより分離した圧
    縮情報中の、当該ラスタの画像データの前記グレイデー
    タへの符号化および前記2次マップデータへのマップ化
    が、“0”または“1”のいずれをたてて行われたかを
    示す変化点情報に基づいて、前記グレイデータと前記前
    ラスタの画像データの反転データあるいは前記グレイデ
    ータの反転データと前記前ラスタの画像データを用いて
    前記圧縮データを伸長するか、前記グレイデータと前記
    前ラスタの画像データあるいは前記グレイデータの反転
    データと前記前ラスタの画像データの反転データを用い
    て前記圧縮データを伸長するかの決定を行うことを特徴
    とする画像データの伸長方法。
  10. 【請求項10】 伸長すべき圧縮データを格納する圧縮
    データメモリと、前記圧縮データ中の圧縮情報を保持す
    る圧縮情報レジスタと、前記圧縮データ中の1次マップ
    データの保持、およびビットシフトを行う1次マップデ
    ータレジスタと、前記圧縮データ中の2次マップデータ
    の保持、およびビットシフトを行う2次マップデータレ
    ジスタと、前記圧縮情報中の変化のある点に“1”を与
    えたか“0”を与えたかを示す変化点情報を前記圧縮情
    報レジスタから受け、その変化点情報を用いて前記圧縮
    データ中のグレイデータおよび前ラスタの画像データよ
    り伸長データを得る伸長ゲートと、前記前ラスタの画像
    データを格納する前ラスタ画像データメモリと、前記伸
    長ゲートより出力する伸長データを格納する伸長データ
    メモリと、前記1次マップデータレジスタの前記ビット
    シフトの回数を計数する1次マップデータカウンタと、
    前記2次マップデータレジスタの前記ビットシフトの回
    数を計数する2次マップデータカウンタと、前記前ラス
    タ画像データメモリから前記伸長データメモリへ直接書
    き込んだワード数を計数する直接書込カウンタと、前記
    圧縮情報レジスタ、1次マップデータレジスタ、2次マ
    ップデータレジスタ、1次マップデータカウンタ、2次
    マップデータカウンタ、および直接書込カウンタの出力
    に応じて前記圧縮データの識別を行い、前記1次マップ
    データレジスタ、2次マップデータレジスタ、1次マッ
    プデータカウンタ、2次マップデータカウンタ、直接書
    込カウンタ、および伸長ゲートの制御を行う圧縮データ
    識別回路とを備えた画像データの伸長装置。
  11. 【請求項11】 前記圧縮データの伸長を、前記ラスタ
    を複数に分割した処理単位毎に、前記圧縮データより分
    離した圧縮情報中の、当該処理単位の画像データの前記
    グレイデータへの符号化および前記2次マップデータへ
    のマップ化が、“0”または“1”のいずれをたてて行
    われたかを示す変化点情報に基づいて行うことを特徴と
    する請求項9に記載の画像データの伸長方法。
  12. 【請求項12】 前記前ラスタ画像データメモリの所定
    のアドレスを検出する前ラスタ画像データメモリアドレ
    ス検出回路と、前記圧縮情報レジスタに保持されている
    複数の変化点情報を入力とし、それを前記前ラスタ画像
    データメモリアドレス検出回路の出力する検出信号に従
    って切り換え、前記伸長ゲートに入力する変化点情報切
    換回路とを設けたことを特徴とする請求項10に記載の
    画像データの伸長装置。
  13. 【請求項13】 圧縮処理をしていない元の画像データ
    を含む前記圧縮データの伸長を、前記圧縮データより分
    離した圧縮情報中の、圧縮処理されたデータと元の画像
    データのいずれを選択したかを示す画像/圧縮情報に基
    づいて行うことを特徴とする請求項9または11に記載
    の画像データの伸長方法。
  14. 【請求項14】 前記伸長ゲートに、前記圧縮情報中の
    画像/圧縮情報に従って、前記グレイデータおよび前記
    ラスタの画像データより前記変化点情報に基づいて伸長
    した伸長データを出力するか、前記グレイデータをその
    まま出力するかを決定する機能を持たせたことを特徴と
    する請求項10または12に記載の画像データの伸長装
    置。
  15. 【請求項15】 コード化されて送られてくる圧縮情報
    をフラグ形式の圧縮情報にデコードし、その圧縮情報に
    基づいて前記圧縮データの伸長を行うことを特徴とする
    請求項9,11または13のいずれか1項に記載の画像
    データの伸長方法。
  16. 【請求項16】 前記圧縮データ中の圧縮情報を、コー
    ド形式からフラグ形式にデコードして圧縮情報レジスタ
    に格納する圧縮情報デコーダ回路を設けたことを特徴と
    する請求項10,12または14のいずれか1項に記載
    の画像データの伸長装置。
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