JP2859396B2 - データ処理システム - Google Patents
データ処理システムInfo
- Publication number
- JP2859396B2 JP2859396B2 JP2212418A JP21241890A JP2859396B2 JP 2859396 B2 JP2859396 B2 JP 2859396B2 JP 2212418 A JP2212418 A JP 2212418A JP 21241890 A JP21241890 A JP 21241890A JP 2859396 B2 JP2859396 B2 JP 2859396B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer
- request
- ccw
- chc
- iop
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Memory System (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はデータ処理システムに係り、特に主記憶装置
および拡張記憶装置を備えたデータ処理システムにおけ
る主記憶装置、拡張記憶装置、および入出力装置間のデ
ータ転送の制御に関する。
および拡張記憶装置を備えたデータ処理システムにおけ
る主記憶装置、拡張記憶装置、および入出力装置間のデ
ータ転送の制御に関する。
主記憶装置とは別に拡張記憶装置を備えたデータ処理
システムにおいて、主記憶装置(MS)、拡張記憶装置
(ES)、入出力装置(I/O)の間のデータ転送制御に関
する従来技術としては、例えば特開昭58−9276号公報に
開示されているように、MSとESのデータ転送(MS−ES転
送)を行わせるチャネルコマンド語(CCW)を定義し、
このCCWと通常の入出力装置用のCCWを指令連鎖させて用
いることにより、プログラムからの1回の入出力開始命
令により、I/OからMSへ、さらにMSからESへとデータを
転送する、あるいは、ESからMSへ、さらにMSからI/Oへ
とデータを転送する方式がある。この新たに定義された
CCWでは、2つのCCWをペアで使用し、最初のCCWでMSとE
S間のデータの転送方向とES内のアドレスを指示し、次
のCCWでMSアドレスと転送量を指示するようになってい
る。新たに定義されたCCWを実行するに当って、チャネ
ル装置(CH)は、従来のI/OとMS間のデータ転送を行う
に際し使用する記憶制御装置(SC)との間のインタフェ
ース信号線を利用し、MSとES間のデータ転送の方向を示
す情報と、ES内のアドレスと、MS内のアドレスと、転送
量をSCに指示する。転送量は通常、ページ(4Kバイト)
の単位である。
システムにおいて、主記憶装置(MS)、拡張記憶装置
(ES)、入出力装置(I/O)の間のデータ転送制御に関
する従来技術としては、例えば特開昭58−9276号公報に
開示されているように、MSとESのデータ転送(MS−ES転
送)を行わせるチャネルコマンド語(CCW)を定義し、
このCCWと通常の入出力装置用のCCWを指令連鎖させて用
いることにより、プログラムからの1回の入出力開始命
令により、I/OからMSへ、さらにMSからESへとデータを
転送する、あるいは、ESからMSへ、さらにMSからI/Oへ
とデータを転送する方式がある。この新たに定義された
CCWでは、2つのCCWをペアで使用し、最初のCCWでMSとE
S間のデータの転送方向とES内のアドレスを指示し、次
のCCWでMSアドレスと転送量を指示するようになってい
る。新たに定義されたCCWを実行するに当って、チャネ
ル装置(CH)は、従来のI/OとMS間のデータ転送を行う
に際し使用する記憶制御装置(SC)との間のインタフェ
ース信号線を利用し、MSとES間のデータ転送の方向を示
す情報と、ES内のアドレスと、MS内のアドレスと、転送
量をSCに指示する。転送量は通常、ページ(4Kバイト)
の単位である。
上記従来技術は、次のような問題がある。入出力処理
装置(IOP)から記憶制御装置(SC)に対し、MS−ES転
送要求を出すと、その処理ではMSとES間でページ単位の
データ転送を行うため、通常のMSとIOP間の1回分のデ
ータ転送の処理にかかる時間よりも長い時間を要する。
また、入出力動作は複数のチャネル装置において非同期
的に実行されるので、1台のIOP内の複数のCHが同時期
にMS−ES転送要求を発行することがある。IOPからSCに
対し発行するMS−ES転送要求を、通常のMSとIOP間のデ
ータ転送を行うのに用いるのと同一のインタフェース信
号線を用いて行うと、処理時間の長いMS−ES転送処理が
通常のMSとIOP間のデータ転送処理に影響を与えないよ
うにするためには、SCはIOPからのMS−ES転送要求を、
滞りなく受付ける必要があり、そのためには、SC内にそ
れらの転送要求の内容を保持するための大量のハードウ
ェアを必要とする。
装置(IOP)から記憶制御装置(SC)に対し、MS−ES転
送要求を出すと、その処理ではMSとES間でページ単位の
データ転送を行うため、通常のMSとIOP間の1回分のデ
ータ転送の処理にかかる時間よりも長い時間を要する。
また、入出力動作は複数のチャネル装置において非同期
的に実行されるので、1台のIOP内の複数のCHが同時期
にMS−ES転送要求を発行することがある。IOPからSCに
対し発行するMS−ES転送要求を、通常のMSとIOP間のデ
ータ転送を行うのに用いるのと同一のインタフェース信
号線を用いて行うと、処理時間の長いMS−ES転送処理が
通常のMSとIOP間のデータ転送処理に影響を与えないよ
うにするためには、SCはIOPからのMS−ES転送要求を、
滞りなく受付ける必要があり、そのためには、SC内にそ
れらの転送要求の内容を保持するための大量のハードウ
ェアを必要とする。
さらに、I/Oに対する指令連鎖の途中にMS−ES転送を
行わせるCCWをはさみ、さらにI/Oに対するCCWに連鎖さ
せると、MS−ES転送に比較的長い時間を要するため、I/
O側でコマンドオーバランを検出する恐れがある。
行わせるCCWをはさみ、さらにI/Oに対するCCWに連鎖さ
せると、MS−ES転送に比較的長い時間を要するため、I/
O側でコマンドオーバランを検出する恐れがある。
本発明の第1の目的は、記憶制御装置における上記ハ
ードウェアの増大を防ぐところにある。
ードウェアの増大を防ぐところにある。
本発明の第2の目的は、入出力装置における上記オー
バランの発生を防止するところにある。
バランの発生を防止するところにある。
上記第1の目的を達成するために、本発明は、入出力
処理装置(IOP)に含まれるチャネル制御装置(CHC)と
その配下の複数のチャネル装置(CH)の間のインタフェ
ース線の中に、CHからCHCに対し、MS−ES転送要求の発
行を許可することを要求する線と、MS−ES転送が完了し
たことを通知する線と、CHCからCHに対し、前記要求に
対し許可を通知する線を設け、さらに、CHCには、当該I
OPからのMS−ES転送要求の発行状態を管理する手段と、
CHからのMS−ES転送要求の発行許可要求を受取り、前記
管理手段の内容に基づき、CHに対しMS−ES転送要求の発
行を許可する通知を行う手段を設けたものである。
処理装置(IOP)に含まれるチャネル制御装置(CHC)と
その配下の複数のチャネル装置(CH)の間のインタフェ
ース線の中に、CHからCHCに対し、MS−ES転送要求の発
行を許可することを要求する線と、MS−ES転送が完了し
たことを通知する線と、CHCからCHに対し、前記要求に
対し許可を通知する線を設け、さらに、CHCには、当該I
OPからのMS−ES転送要求の発行状態を管理する手段と、
CHからのMS−ES転送要求の発行許可要求を受取り、前記
管理手段の内容に基づき、CHに対しMS−ES転送要求の発
行を許可する通知を行う手段を設けたものである。
また、上記第2の目的を達成するために、CHCに、CH
に接続される個々のI/Oの作動状態を管理する情報を保
持する手段を設け、その情報の中で、指令連鎖されたCC
W群の実行途中で、CHがI/Oに対し連鎖の終了を指示した
ことを示す情報を付加し、CHが連鎖動作を再開した時
に、I/Oからの応答の取扱いを、前記情報の内容により
変更するようにしたものである。さらに、I/OとMSとの
間でデータ転送を行うに際し、当該I/Oに対しあらかじ
め決められたアクセス手順に従ったCCWを指令連鎖させ
る必要がある場合で、かつ、指令連鎖されたCCW群の中
でI/O用CCWの間にMS−ES転送を行わせるCCWを連鎖さ
せ、さらにその後に再度I/O用のCCWを連鎖させる場合に
は、プログラムは当該I/Oのアクセス手順を再度実行さ
せるCCW群を連鎖させるようにしたものである。
に接続される個々のI/Oの作動状態を管理する情報を保
持する手段を設け、その情報の中で、指令連鎖されたCC
W群の実行途中で、CHがI/Oに対し連鎖の終了を指示した
ことを示す情報を付加し、CHが連鎖動作を再開した時
に、I/Oからの応答の取扱いを、前記情報の内容により
変更するようにしたものである。さらに、I/OとMSとの
間でデータ転送を行うに際し、当該I/Oに対しあらかじ
め決められたアクセス手順に従ったCCWを指令連鎖させ
る必要がある場合で、かつ、指令連鎖されたCCW群の中
でI/O用CCWの間にMS−ES転送を行わせるCCWを連鎖さ
せ、さらにその後に再度I/O用のCCWを連鎖させる場合に
は、プログラムは当該I/Oのアクセス手順を再度実行さ
せるCCW群を連鎖させるようにしたものである。
CHはMS−ES転送用のCCWを読出すと、SCへのリクエス
トを発行していいかどうかをCHCに問合わせる。CHCは配
下のCHのMS−ES転送要求の発行状態を管理する手段を有
しており、その時点で配下のどのCHもMS−ES転送を実行
中でなければ、そのCHにMS−ES転送の開始を許可する。
この時、CHCは上記管理手段に当該CHがMS−ES転送動作
に入ったことを登録する。一方、CHからMS−ES転送の許
可要求を受取った時に、配下の他のCHが既にMS−ES転送
を実行中であれば、CHCは上記許可要求を保留させる。
トを発行していいかどうかをCHCに問合わせる。CHCは配
下のCHのMS−ES転送要求の発行状態を管理する手段を有
しており、その時点で配下のどのCHもMS−ES転送を実行
中でなければ、そのCHにMS−ES転送の開始を許可する。
この時、CHCは上記管理手段に当該CHがMS−ES転送動作
に入ったことを登録する。一方、CHからMS−ES転送の許
可要求を受取った時に、配下の他のCHが既にMS−ES転送
を実行中であれば、CHCは上記許可要求を保留させる。
CHCから許可を受取ったCHは、MS−ES転送要求をSCに
発行する。1つのリクエストではページ単位の転送が行
われ、CCWで指定された全ての転送を行うには複数のMS
−ES転送要求がSCに対し発行される。この時、CHから
は、1つのMS−ES転送が終了したら次のMS−ES転送要求
を発行するというように、MS−ES転送要求がシリアライ
ズに発行される。CCWで指定された転送量分の全てのMS
−ES転送処理が終了すると、CHはCHCに対し、MS−ES転
送の終了を報告する。CHCはこの終了報告を受取ると、
前記管理手段のMS−ES転送中表示を解除し、その時点で
他のCHからのMS−ES転送許可要求を保留していれば、そ
の中の1つのCHを選び、そのCHにMS−ES転送の開始を許
可する。
発行する。1つのリクエストではページ単位の転送が行
われ、CCWで指定された全ての転送を行うには複数のMS
−ES転送要求がSCに対し発行される。この時、CHから
は、1つのMS−ES転送が終了したら次のMS−ES転送要求
を発行するというように、MS−ES転送要求がシリアライ
ズに発行される。CCWで指定された転送量分の全てのMS
−ES転送処理が終了すると、CHはCHCに対し、MS−ES転
送の終了を報告する。CHCはこの終了報告を受取ると、
前記管理手段のMS−ES転送中表示を解除し、その時点で
他のCHからのMS−ES転送許可要求を保留していれば、そ
の中の1つのCHを選び、そのCHにMS−ES転送の開始を許
可する。
この様に、1つのIOPからSCに発行されるMS−ES転送
要求はシリアライズされ、従って、SCにおけるIOPから
のMS−ES転送要求を処理するための情報を保持するハー
ドウェアも、IOP当り1組あればよいことになる。
要求はシリアライズされ、従って、SCにおけるIOPから
のMS−ES転送要求を処理するための情報を保持するハー
ドウェアも、IOP当り1組あればよいことになる。
CHはI/Oとの入出力動作用のCCWに連鎖してMS−ES転送
用のCCWの処理に入ると、I/Oに対しての連鎖指示を撤回
する。MS−ES転送の処理が終了し再度I/Oとの入出力動
作のCCWに連鎖すると、I/Oに対して初期起動をかける。
この時、I/Oは既に連鎖指示が撤回されているため、こ
の初期起動に対し、使用中や動作不能の応答を返すこと
が考えられる。そこで、CHCはI/O毎の作動状態管理情報
の中にCHがI/Oに対する連鎖指示を撤回したことを憶え
ておき、CHからその後の起動におけるI/Oの応答の報告
を受取った時に、それを初期起動の応答としてではな
く、連鎖後の起動に対する応答として取扱う。これによ
り、MS−ES転送中はI/OをCHより切離することを可能と
し、コマンドオーバランの発生を防止できる。
用のCCWの処理に入ると、I/Oに対しての連鎖指示を撤回
する。MS−ES転送の処理が終了し再度I/Oとの入出力動
作のCCWに連鎖すると、I/Oに対して初期起動をかける。
この時、I/Oは既に連鎖指示が撤回されているため、こ
の初期起動に対し、使用中や動作不能の応答を返すこと
が考えられる。そこで、CHCはI/O毎の作動状態管理情報
の中にCHがI/Oに対する連鎖指示を撤回したことを憶え
ておき、CHからその後の起動におけるI/Oの応答の報告
を受取った時に、それを初期起動の応答としてではな
く、連鎖後の起動に対する応答として取扱う。これによ
り、MS−ES転送中はI/OをCHより切離することを可能と
し、コマンドオーバランの発生を防止できる。
さらに、いったんCHとI/O間を切離すと、再度入出力
動作用のCCWに連鎖した時、I/Oによってはアクセス手順
の再確立(例:磁気ディスクや磁気ドラムなどの直接ア
クセス記憶装置におけるブロックオリエンテーション)
が必要となるので、プログラムはMS−ES転送用CCWの次
には、その再確立のためのCCW群を含んだ入出力動作用C
CWに連鎖するようにチャネルプログラムを準備する。
動作用のCCWに連鎖した時、I/Oによってはアクセス手順
の再確立(例:磁気ディスクや磁気ドラムなどの直接ア
クセス記憶装置におけるブロックオリエンテーション)
が必要となるので、プログラムはMS−ES転送用CCWの次
には、その再確立のためのCCW群を含んだ入出力動作用C
CWに連鎖するようにチャネルプログラムを準備する。
以下、本発明の一実施例について第1図乃至第10図に
より説明する。
より説明する。
第1図は本発明で対象とするデータ処理システムの一
実施例の構成図を表わし、図中、1は中央処理装置(CP
U)、2は主記憶装置(MS)、3は拡張記憶装置(E
S)、4は記憶制御装置(SC)、5は入出力処理装置(I
OP)、6はチャネル制御装置(CHC)、7A−7Nはチャネ
ル装置(CH)、8A−8Nは入出力装置(I/O)を示す。
実施例の構成図を表わし、図中、1は中央処理装置(CP
U)、2は主記憶装置(MS)、3は拡張記憶装置(E
S)、4は記憶制御装置(SC)、5は入出力処理装置(I
OP)、6はチャネル制御装置(CHC)、7A−7Nはチャネ
ル装置(CH)、8A−8Nは入出力装置(I/O)を示す。
第2図はSC4内の本発明に関係する部分のブロック図
である。図中、10はIOP5からのリクエスト受付け制御
部、11はMSインタフェース制御部、12はMSインタフェー
ス制御部、13はES制御部、14A−14Iは、IOP5からのES転
送要求のリクエスト情報を保持するリクエストスタック
群、15はIOPからのリクエスト受付け部、16はIOPからの
MS−ES転送要求のリクエスト情報を保持するスタックで
ある。リクエスト受付け部15はIOP5からリクエストを受
取ると、それがMS転送要求であれば、リクエスト情報を
リクエストスタック群14に転送し、MSインタフェース制
御部11を通して、MS2との間でデータ転送を行う。ま
た、IOP5から受取ったリクエストがMS−ES転送要求であ
れば、リクエスト情報をスタック16に転送し、その情報
に従い、MSインタフェース制御部11及びESインタフェー
ス制御部12を通してMS2とES3間でデータ転送を行う。
である。図中、10はIOP5からのリクエスト受付け制御
部、11はMSインタフェース制御部、12はMSインタフェー
ス制御部、13はES制御部、14A−14Iは、IOP5からのES転
送要求のリクエスト情報を保持するリクエストスタック
群、15はIOPからのリクエスト受付け部、16はIOPからの
MS−ES転送要求のリクエスト情報を保持するスタックで
ある。リクエスト受付け部15はIOP5からリクエストを受
取ると、それがMS転送要求であれば、リクエスト情報を
リクエストスタック群14に転送し、MSインタフェース制
御部11を通して、MS2との間でデータ転送を行う。ま
た、IOP5から受取ったリクエストがMS−ES転送要求であ
れば、リクエスト情報をスタック16に転送し、その情報
に従い、MSインタフェース制御部11及びESインタフェー
ス制御部12を通してMS2とES3間でデータ転送を行う。
第3図はIOP5内の本発明に関係する部分のブロック図
である。IOP5は1台のCHC6と該CHC配下の複数のCH7A−7
Nよりなる。図中、20はCHC6内のマイクロプログラム制
御部、21は同じくSCインタフェース制御部、22は制御記
憶(CS)、23はマイクロ命令実行回路、24はマイクロプ
ログラムが使用するローカル記憶(LS)、25はチャネル
インタフェース制御部である。26はCH7A内のメモリイン
タフェース制御部、27は同じくマイクロプログラム制御
部、28はデータ転送制御部、29は制御記憶(CS)、30は
同じくマイクロ命令実行回路、31は同じくマイクロプロ
グラムが使用するローカル記憶(LS)、32はI/Oインタ
フェース制御部である。CH7Aでのチャネルプログラム
(CCW群)の実行制御はマイクロプログラム制御部27で
行われる。他のCH7B−7Nについても同様である。
である。IOP5は1台のCHC6と該CHC配下の複数のCH7A−7
Nよりなる。図中、20はCHC6内のマイクロプログラム制
御部、21は同じくSCインタフェース制御部、22は制御記
憶(CS)、23はマイクロ命令実行回路、24はマイクロプ
ログラムが使用するローカル記憶(LS)、25はチャネル
インタフェース制御部である。26はCH7A内のメモリイン
タフェース制御部、27は同じくマイクロプログラム制御
部、28はデータ転送制御部、29は制御記憶(CS)、30は
同じくマイクロ命令実行回路、31は同じくマイクロプロ
グラムが使用するローカル記憶(LS)、32はI/Oインタ
フェース制御部である。CH7Aでのチャネルプログラム
(CCW群)の実行制御はマイクロプログラム制御部27で
行われる。他のCH7B−7Nについても同様である。
第4図はSC4とIOP5間のインタフェース信号線の内、
本発明に関係するものを説明する図である。SC4とIOP5
間は、(a)に示すように、IOP5からSC4へのリクエス
ト信号(REQ)、そのリクエストの内容を示す信号線(R
EQ CODE)、MSアドレス線(ADDR)、ストアデータ線(S
DATA)、また、SC4からIOP5へのリクエスト受付信号(A
CP)、リクエスト動作終了信号(ADV)、フェッチデー
タ線(FDATA)、エラー報告線(ERR)から成る。REQ CO
DEの中には、(b)に示すように、ストア動作かフェッ
チ動作かを表わす信号(STORE)、8バイト転送か32バ
イト転送かを表わす信号(32B)、ESに関するリクエス
トかどうかを表わす信号(ES)がある。(c)に示すよ
うに、SDATAでは、ES信号が0で、かつストア動作の時
は、MS2へのストアデータが転送される。その時、8バ
イトストアの時は1回、32バイトストアの時は8バイト
のデータが4回に分けて転送される。ES信号が1の時は
(この時は常に32バイトのストア動作としてリクエスト
が発行される)、ES3とMS2間のデータの転送方向を表わ
すCOM情報、転送量を表わすCOUNT情報、ES内の転送開始
アドレスを表わすES ADDRESS、MS内の転送開始アドレス
を表わすMS ADDRが、32バイトストア動作の場合と同
様、8バイトずつ4回に分けて転送される。
本発明に関係するものを説明する図である。SC4とIOP5
間は、(a)に示すように、IOP5からSC4へのリクエス
ト信号(REQ)、そのリクエストの内容を示す信号線(R
EQ CODE)、MSアドレス線(ADDR)、ストアデータ線(S
DATA)、また、SC4からIOP5へのリクエスト受付信号(A
CP)、リクエスト動作終了信号(ADV)、フェッチデー
タ線(FDATA)、エラー報告線(ERR)から成る。REQ CO
DEの中には、(b)に示すように、ストア動作かフェッ
チ動作かを表わす信号(STORE)、8バイト転送か32バ
イト転送かを表わす信号(32B)、ESに関するリクエス
トかどうかを表わす信号(ES)がある。(c)に示すよ
うに、SDATAでは、ES信号が0で、かつストア動作の時
は、MS2へのストアデータが転送される。その時、8バ
イトストアの時は1回、32バイトストアの時は8バイト
のデータが4回に分けて転送される。ES信号が1の時は
(この時は常に32バイトのストア動作としてリクエスト
が発行される)、ES3とMS2間のデータの転送方向を表わ
すCOM情報、転送量を表わすCOUNT情報、ES内の転送開始
アドレスを表わすES ADDRESS、MS内の転送開始アドレス
を表わすMS ADDRが、32バイトストア動作の場合と同
様、8バイトずつ4回に分けて転送される。
第5図は、IOP5におけるCHC6内のLS24内に保持される
情報のうち、本発明に関係するものを示す。240は、ES
関係の制御情報であり、ESCはESの使用状態およびCHか
らのMS−ES転送開始要求の受付け状態を示す。ビット0
(ES BUSY)は、現在或るCHがMS−ES転送を行っている
ことを示し、どのCHが行っているかはCCH内の値(CH番
号)で記憶する。ビット1(ES REQ)は、現在1つある
いはそれ以上のCHがMS−ES転送開始要求を発行している
ことを示し、その要求を出しているCHの先頭のCHの番号
がFCHに、最後のCHの番号がBCHに、それぞれ格納され
る。241はCH毎の制御情報(CHCW)であり、CCTLのビッ
ト0(ES EXEC)は、当該CHがMS−ES転送を行っている
ことを示し、ビット1は、そのCHがMS−ES転送開始要求
を保留していることを示す。NCHには、当該CHの次にMS
−ES転送要求を保留しているCHの番号を保持する。UA
は、ES REQビットが1の時に、当該CH下でMS−ES転送開
始要求を発行したI/Oを識別するための装置アドレス(U
A:ユニットアドレス)を保持する。242はI/O毎の制御情
報(UCW)であり、UCTLのビット0(ES EXEC)は、当該
I/OがMS−ES転送の実行に入ったことを示す。
情報のうち、本発明に関係するものを示す。240は、ES
関係の制御情報であり、ESCはESの使用状態およびCHか
らのMS−ES転送開始要求の受付け状態を示す。ビット0
(ES BUSY)は、現在或るCHがMS−ES転送を行っている
ことを示し、どのCHが行っているかはCCH内の値(CH番
号)で記憶する。ビット1(ES REQ)は、現在1つある
いはそれ以上のCHがMS−ES転送開始要求を発行している
ことを示し、その要求を出しているCHの先頭のCHの番号
がFCHに、最後のCHの番号がBCHに、それぞれ格納され
る。241はCH毎の制御情報(CHCW)であり、CCTLのビッ
ト0(ES EXEC)は、当該CHがMS−ES転送を行っている
ことを示し、ビット1は、そのCHがMS−ES転送開始要求
を保留していることを示す。NCHには、当該CHの次にMS
−ES転送要求を保留しているCHの番号を保持する。UA
は、ES REQビットが1の時に、当該CH下でMS−ES転送開
始要求を発行したI/Oを識別するための装置アドレス(U
A:ユニットアドレス)を保持する。242はI/O毎の制御情
報(UCW)であり、UCTLのビット0(ES EXEC)は、当該
I/OがMS−ES転送の実行に入ったことを示す。
第6図は、CHC6と1台のCH(例えば7A)間のインタフ
ェース信号線を説明する図である。(a)において、IN
IはCHC6からCH7Aへの起動信号、INIACPはCH7Aがその起
動を受付けたことを示す信号、INICは起動内容を示す信
号線、INIDは起動内容の詳細を示す信号線、INTはCH7A
からCHC6への割込み要求信号、INTACPは、CHC6からCH7A
への割込み受付け信号、INTCは割込み内容を示す信号
線、INTDは、その割込みの詳細を示す信号線である。
(b)に示すように、INICの内、ES制御に関するものと
して、CHCからCHへのMS−ES転送開始許可がある。ま
た、INTCの内、ES制御に関するものとして、MS−ES転送
開始許可要求、MS−ES転送終了報告、起動終了報告があ
る。また、INTDは、4バイトが4回に分けて報告され、
(c)に示すように、割込みの内容を補足するINTF情
報、CHの番号を示すCHNO、装置アドレスを示すUA、実行
中のCCWのアドレスを示すCCW ADDR、I/Oから受取った装
置状態バイト(DSB)、CHが検出したCH状態バイト(CS
B)、残り転送バイト数(COUNT)から成る。INTFの詳細
は(d)の通りである。
ェース信号線を説明する図である。(a)において、IN
IはCHC6からCH7Aへの起動信号、INIACPはCH7Aがその起
動を受付けたことを示す信号、INICは起動内容を示す信
号線、INIDは起動内容の詳細を示す信号線、INTはCH7A
からCHC6への割込み要求信号、INTACPは、CHC6からCH7A
への割込み受付け信号、INTCは割込み内容を示す信号
線、INTDは、その割込みの詳細を示す信号線である。
(b)に示すように、INICの内、ES制御に関するものと
して、CHCからCHへのMS−ES転送開始許可がある。ま
た、INTCの内、ES制御に関するものとして、MS−ES転送
開始許可要求、MS−ES転送終了報告、起動終了報告があ
る。また、INTDは、4バイトが4回に分けて報告され、
(c)に示すように、割込みの内容を補足するINTF情
報、CHの番号を示すCHNO、装置アドレスを示すUA、実行
中のCCWのアドレスを示すCCW ADDR、I/Oから受取った装
置状態バイト(DSB)、CHが検出したCH状態バイト(CS
B)、残り転送バイト数(COUNT)から成る。INTFの詳細
は(d)の通りである。
第7図は、ES制御用のチャネルコマンド語(CCW)の
内容を示す。(a)はCCWのフォーマットである。コマ
ンド(CMD)には、(b)に示すように、MS→ESの転送
を示す準備コマンド、ES→MSの転送を示す準備コマン
ド、及び実行コマンドがある。フラグ(FLG)は実行コ
マンドでのみ有効であり、(c)の如くビット1が指令
連鎖を示す。COUNTも(d)のように実行コマンドでの
み有効であり、MS−ES間の転送バイト数を示す。ADDR部
は、(e)に示すように、準備コマンドの時はES内の転
送開始アドレスを示し、実行コマンドの時はMS内の転走
開始アドレスを示す。
内容を示す。(a)はCCWのフォーマットである。コマ
ンド(CMD)には、(b)に示すように、MS→ESの転送
を示す準備コマンド、ES→MSの転送を示す準備コマン
ド、及び実行コマンドがある。フラグ(FLG)は実行コ
マンドでのみ有効であり、(c)の如くビット1が指令
連鎖を示す。COUNTも(d)のように実行コマンドでの
み有効であり、MS−ES間の転送バイト数を示す。ADDR部
は、(e)に示すように、準備コマンドの時はES内の転
送開始アドレスを示し、実行コマンドの時はMS内の転走
開始アドレスを示す。
第8図に、ES制御に関するCHマイクロプログラム制御
部27の処理の流れを示す。
部27の処理の流れを示す。
まず、ステップ800で現在実行中のCCWに対してI/Oか
ら終了ステータス(この場合正常終了だとする)を受取
ると、ステップ801で実行中のCCWのフラグを調べ、指令
連鎖が指示されていると、ステップ802で連鎖先のCCWを
読出す。そのCCWがESの準備コマンドであり(ステップ8
03)、かつCCWフォーマットも正常であれば(ステップ8
04)、そのCCW情報を当該CH内のLS31に退避し(ステッ
プ805)、さらに次のCCWを読出す(ステップ806)。そ
のCCWがES実行コマンドであり(ステップ807)、かつCC
Wフォーマットも正常(ステップ808)であれば、いった
んI/Oには、連鎖指示なしの応答を返し(ステップ80
9)、CHC6にMS−ES転送の開始要求を発行し(ステップ8
10)、CHC6からの応答を待つ(ステップ811)。
ら終了ステータス(この場合正常終了だとする)を受取
ると、ステップ801で実行中のCCWのフラグを調べ、指令
連鎖が指示されていると、ステップ802で連鎖先のCCWを
読出す。そのCCWがESの準備コマンドであり(ステップ8
03)、かつCCWフォーマットも正常であれば(ステップ8
04)、そのCCW情報を当該CH内のLS31に退避し(ステッ
プ805)、さらに次のCCWを読出す(ステップ806)。そ
のCCWがES実行コマンドであり(ステップ807)、かつCC
Wフォーマットも正常(ステップ808)であれば、いった
んI/Oには、連鎖指示なしの応答を返し(ステップ80
9)、CHC6にMS−ES転送の開始要求を発行し(ステップ8
10)、CHC6からの応答を待つ(ステップ811)。
CHC6から応答が返ると、その応答がMS−ES転送の許可
指示であることを確認し(ステップ812)、SC4にMS−ES
転送要求を発行する(ステップ813)。1回の転送要求
はページ(4Kバイト)以内であり、SC4から1回分の応
答が返ると(ステップ814)、正常にいったかどうかを
チェックし(ステップ815)、さらにCCWで指令された転
送量の全てを転送し終ったかどうかをチェックし(ステ
ップ816)、もし、まだ完了していなければ、ステップ8
13に戻り、次のMS−ES転送要求を発行する。全ての転送
が完了すれば、ステップ817でCHC6にMS−ES転送の完了
を報告し、ステップ818で実行CCWのフラグをチェック
し、もし指令連鎖が指示されていれば、ステップ819で
次のCCWを読出し、それがI/O用コマンドであり(ステッ
プ820)、かつCCWフォーマットも正常であれば(ステッ
プ821)、I/Oを起動する(ステップ822)。I/Oからの起
動応答を待ち(ステップ823)、応答が返れば、その内
容をCHC6に報告する(ステップ824)。
指示であることを確認し(ステップ812)、SC4にMS−ES
転送要求を発行する(ステップ813)。1回の転送要求
はページ(4Kバイト)以内であり、SC4から1回分の応
答が返ると(ステップ814)、正常にいったかどうかを
チェックし(ステップ815)、さらにCCWで指令された転
送量の全てを転送し終ったかどうかをチェックし(ステ
ップ816)、もし、まだ完了していなければ、ステップ8
13に戻り、次のMS−ES転送要求を発行する。全ての転送
が完了すれば、ステップ817でCHC6にMS−ES転送の完了
を報告し、ステップ818で実行CCWのフラグをチェック
し、もし指令連鎖が指示されていれば、ステップ819で
次のCCWを読出し、それがI/O用コマンドであり(ステッ
プ820)、かつCCWフォーマットも正常であれば(ステッ
プ821)、I/Oを起動する(ステップ822)。I/Oからの起
動応答を待ち(ステップ823)、応答が返れば、その内
容をCHC6に報告する(ステップ824)。
第9図に、ES制御に関するCHCマイクロプログラム制
御部20の処理の流れを示す。このフローはCHからの割込
み要求を受取ったところからスタートする。
御部20の処理の流れを示す。このフローはCHからの割込
み要求を受取ったところからスタートする。
まず、CHからのINTCを読込み(ステップ900)、その
内容をチェックし(ステップ901〜903)、それがMS−ES
転送開始要求を示していれば(ステップ903)、当該CH
からのINTDを読込み(ステップ904)、LS24内のESCを調
べる(ステップ905)。ESCのビット0、即ちES BUSYが
0であれば、その時、当該CHC配下のどのCHもMS−ES転
送中ではないので、まずESCのビット0(ES BUSY)を1
として(ステップ906)、CCHに当該CHの番号(CHNO)を
格納し(ステップ907)、当該CHのCHCWのCCTLのビット
0(ES EXECビット)をセットする(ステップ908)。ま
た、INTD内のUA値から対応するUCWを求め、そのUCTLの
ビット0(ES EXECビット)をセットし(ステップ90
9)、当該CHにMS−ES転送開始許可の起動をかける(ス
テップ910)。
内容をチェックし(ステップ901〜903)、それがMS−ES
転送開始要求を示していれば(ステップ903)、当該CH
からのINTDを読込み(ステップ904)、LS24内のESCを調
べる(ステップ905)。ESCのビット0、即ちES BUSYが
0であれば、その時、当該CHC配下のどのCHもMS−ES転
送中ではないので、まずESCのビット0(ES BUSY)を1
として(ステップ906)、CCHに当該CHの番号(CHNO)を
格納し(ステップ907)、当該CHのCHCWのCCTLのビット
0(ES EXECビット)をセットする(ステップ908)。ま
た、INTD内のUA値から対応するUCWを求め、そのUCTLの
ビット0(ES EXECビット)をセットし(ステップ90
9)、当該CHにMS−ES転送開始許可の起動をかける(ス
テップ910)。
ステップ905で、もし既にESCのES BUSYが1であれ
ば、ステップ912で、既に1つ以上のCHのES転送要求が
キューイングされているかどうか調べ、もしまだ誰もキ
ューイングされていなければ、ESCのES REQビットをセ
ットし(ステップ913)、当該CHの番号(CHNO)をFCHと
BCHに登録する(ステップ914)。また、当該CHに対応す
るCHCWのCCTLのES REQビットをセットし(ステップ91
5)、UAにその時の(CHから送られてきた)装置アドレ
スの値を格納する(ステップ916)。ステップ912で、既
に1つ以上のCHがキューに入っている場合には、ステッ
プ917で、その時キューの最後尾に登録されているCH(C
HNOがBCHに格納されている)のNCHに、今回要求を受取
ったCHのCHNOを登録し、かつBCHにもそのCHNOを登録す
る(ステップ918)。
ば、ステップ912で、既に1つ以上のCHのES転送要求が
キューイングされているかどうか調べ、もしまだ誰もキ
ューイングされていなければ、ESCのES REQビットをセ
ットし(ステップ913)、当該CHの番号(CHNO)をFCHと
BCHに登録する(ステップ914)。また、当該CHに対応す
るCHCWのCCTLのES REQビットをセットし(ステップ91
5)、UAにその時の(CHから送られてきた)装置アドレ
スの値を格納する(ステップ916)。ステップ912で、既
に1つ以上のCHがキューに入っている場合には、ステッ
プ917で、その時キューの最後尾に登録されているCH(C
HNOがBCHに格納されている)のNCHに、今回要求を受取
ったCHのCHNOを登録し、かつBCHにもそのCHNOを登録す
る(ステップ918)。
次に、ステップ902で、INTCがMS−ES転送終了報告と
判定された場合の処理の流れを説明する。まず、ステッ
プ919で当該CHに対応するCHCWのCCTLのビット0(ES EX
EC)をリセットし、次にステップ920でESCのビット1
(ES REQ)がセットされているかをテストする。もし、
それまでに他CHがMS−ES転送の開始要求を出していなけ
れば、ステップ921でESCのビット0(ES BUSY)をリセ
ットし、処理を終わる。もし、それまでに他CHから要求
が出ていれば、ステップ922に分岐し、FCHに登録されて
いるCH番号をINTS読込みエリアのCHNO部に移し、ステッ
プ923でFCHの値とBCHの値を比較する。これはMS−ES転
送開始要求を出したCHが、まだ他にもあるかをテストす
るものであり、もしFCHとBCHが一致していなければ、そ
れは他にもあることを意味するので、ステップ924で、F
CHに登録されていたCHのCHCWのNCHに登録されているCH
番号をFCHに移す。次にステップ925でステップ922で取
出したCHのCHCWよりUAを読出し、それをINTD読込みエリ
アのUA部に移し、ステップ926でそのCHCWのCCTLのビッ
ト1(ES REQ)をリセット、ステップ907以降の処理を
行う。ステップ923でFCH=BCHすなわち、MS−ES転送開
始要求を出しているCHが他に無ければ、ステップ927に
分岐し、ESCのビット1(ES REQ)をリセットし、ステ
ップ925以降の処理を行う。
判定された場合の処理の流れを説明する。まず、ステッ
プ919で当該CHに対応するCHCWのCCTLのビット0(ES EX
EC)をリセットし、次にステップ920でESCのビット1
(ES REQ)がセットされているかをテストする。もし、
それまでに他CHがMS−ES転送の開始要求を出していなけ
れば、ステップ921でESCのビット0(ES BUSY)をリセ
ットし、処理を終わる。もし、それまでに他CHから要求
が出ていれば、ステップ922に分岐し、FCHに登録されて
いるCH番号をINTS読込みエリアのCHNO部に移し、ステッ
プ923でFCHの値とBCHの値を比較する。これはMS−ES転
送開始要求を出したCHが、まだ他にもあるかをテストす
るものであり、もしFCHとBCHが一致していなければ、そ
れは他にもあることを意味するので、ステップ924で、F
CHに登録されていたCHのCHCWのNCHに登録されているCH
番号をFCHに移す。次にステップ925でステップ922で取
出したCHのCHCWよりUAを読出し、それをINTD読込みエリ
アのUA部に移し、ステップ926でそのCHCWのCCTLのビッ
ト1(ES REQ)をリセット、ステップ907以降の処理を
行う。ステップ923でFCH=BCHすなわち、MS−ES転送開
始要求を出しているCHが他に無ければ、ステップ927に
分岐し、ESCのビット1(ES REQ)をリセットし、ステ
ップ925以降の処理を行う。
次に、ステップ901でINTCが起動終了報告を示してい
る場合の処理について説明する。まず、ステップ928に
分岐してINTDを読込み、ステップ929で当該I/Oに対応す
るUCWのUCTLのビット0(ES EXECビット)をテストす
る。このビットが立っていない場合は、通常の起動終了
処理なので、ここでは説明を省略するとし、そのビット
が立っている時の処理を説明する。まず、ステップ930
でUCTLのビット0をリセットし、ステップ931〜933でIN
TF(すなわち起動結果情報)をテストする。ステップ93
1でINTFが起動成功を示している場合は、何もせず処理
を終わる。ステップ932でINTFがI/O動作不能を示してい
る場合は、コマンドチェイン中の動作不能と同じ取扱い
とするため、ステップ937でCSB(チャネル状態バイト)
にICC(インタフェース制御チェック)をセットし、ス
テップ934以降でI/O割込みの処理を行う。ステップ933
でINTFが使用中状態を示していれば、ステップ936で当
該UCWを使用中解除待ち状態として処理を終わる。起動
結果が上記以外であれば、ステップ934、ステップ935で
CHから受取った情報をUCW内に格納し、I/O割込み要求を
発行する。
る場合の処理について説明する。まず、ステップ928に
分岐してINTDを読込み、ステップ929で当該I/Oに対応す
るUCWのUCTLのビット0(ES EXECビット)をテストす
る。このビットが立っていない場合は、通常の起動終了
処理なので、ここでは説明を省略するとし、そのビット
が立っている時の処理を説明する。まず、ステップ930
でUCTLのビット0をリセットし、ステップ931〜933でIN
TF(すなわち起動結果情報)をテストする。ステップ93
1でINTFが起動成功を示している場合は、何もせず処理
を終わる。ステップ932でINTFがI/O動作不能を示してい
る場合は、コマンドチェイン中の動作不能と同じ取扱い
とするため、ステップ937でCSB(チャネル状態バイト)
にICC(インタフェース制御チェック)をセットし、ス
テップ934以降でI/O割込みの処理を行う。ステップ933
でINTFが使用中状態を示していれば、ステップ936で当
該UCWを使用中解除待ち状態として処理を終わる。起動
結果が上記以外であれば、ステップ934、ステップ935で
CHから受取った情報をUCW内に格納し、I/O割込み要求を
発行する。
第10図は、I/O用コマンドの間にES用コマンドをはさ
む場合のチャネルプログラムの一例を示す。ここでは直
接アウセス記憶装置(DASD)用のコマンドを例にとって
いる。CCW1からCCW5までがブロックオリエンテーション
用のCCWであり、CCW7,8のES用CCWに指令連鎖し、I/O用C
CWを用いる時は、CCW9〜CCW13のブロックオリエンテー
ション用のCCWをつける。
む場合のチャネルプログラムの一例を示す。ここでは直
接アウセス記憶装置(DASD)用のコマンドを例にとって
いる。CCW1からCCW5までがブロックオリエンテーション
用のCCWであり、CCW7,8のES用CCWに指令連鎖し、I/O用C
CWを用いる時は、CCW9〜CCW13のブロックオリエンテー
ション用のCCWをつける。
本実施例によれば、特別なハードウェアを付加するこ
となく、IOPからSCへのMS−ES転送要求をシリアライズ
(同時には1つのリクエストしか出さない)することが
出来る。同様に、NS−ES転送実行中は、CHとI/O間を切
離すことが出来る。
となく、IOPからSCへのMS−ES転送要求をシリアライズ
(同時には1つのリクエストしか出さない)することが
出来る。同様に、NS−ES転送実行中は、CHとI/O間を切
離すことが出来る。
本発明によれば、IOPからSCに対するMS−ES転送リク
エストをシリアライズ(同時には1つのリクエストしか
出さない)することが出来、これにより、SC、IOPとも
にハードウェアを増加させることなく、MS−ES転送によ
る通常のMS転送への影響を抑えることが出来る。
エストをシリアライズ(同時には1つのリクエストしか
出さない)することが出来、これにより、SC、IOPとも
にハードウェアを増加させることなく、MS−ES転送によ
る通常のMS転送への影響を抑えることが出来る。
また、MS−ES転送中は、CHとI/O間を切離すことが出
来るので、コマンドオーバランの発生を防止することも
出来るし、CHとI/O間のくらいつきも防止することが出
来る。
来るので、コマンドオーバランの発生を防止することも
出来るし、CHとI/O間のくらいつきも防止することが出
来る。
第1図は本発明で対象とするデータ処理システムの一実
施例の構成図、第2図は記憶制御装置(SC)内の詳細構
成図、第3図は入出力処理装置(IOP)内の詳細構成
図、第4図はSC−IOP間のインタフェース信号を示した
図、第5図はチャネル制御装置(CHC)のローカル記憶
内容を表わす図、第6図はCHC−CH間のインタフェース
信号を示した図、第7図は拡張記憶用CCWを示した図、
第8図はCHマイクロプログラム制御部の処理フロー図、
第9図はCHCマイクロプログラム制御部の処理フロー
図、第10図はチャネルプログラムの一例を示した図であ
る。 1…中央処理装置(CPU)2…主記憶装置(MS)、3…
拡張記憶装置(ES)、4…記憶制御装置(SC)、5…入
出力処理装置(IOP)、6…チャネル制御装置(CHC)、
7A−7N…チャネル装置(CH)、8A−8N…入出力装置(I/
O)、20…CHCマイクロプログラム制御部、27……CHマイ
クロプログラム制御部。
施例の構成図、第2図は記憶制御装置(SC)内の詳細構
成図、第3図は入出力処理装置(IOP)内の詳細構成
図、第4図はSC−IOP間のインタフェース信号を示した
図、第5図はチャネル制御装置(CHC)のローカル記憶
内容を表わす図、第6図はCHC−CH間のインタフェース
信号を示した図、第7図は拡張記憶用CCWを示した図、
第8図はCHマイクロプログラム制御部の処理フロー図、
第9図はCHCマイクロプログラム制御部の処理フロー
図、第10図はチャネルプログラムの一例を示した図であ
る。 1…中央処理装置(CPU)2…主記憶装置(MS)、3…
拡張記憶装置(ES)、4…記憶制御装置(SC)、5…入
出力処理装置(IOP)、6…チャネル制御装置(CHC)、
7A−7N…チャネル装置(CH)、8A−8N…入出力装置(I/
O)、20…CHCマイクロプログラム制御部、27……CHマイ
クロプログラム制御部。
Claims (3)
- 【請求項1】中央処理装置(CPU)、主記憶装置(M
S)、拡張記憶装置(ES)、記憶制御装置(SC)、入出
力処理装置(IOP)、当該IOPに含まれる1台のチャネル
制御装置(CHC)と複数のチャネル装置(CH)、および
当該CHに接続される入出力装置(I/O)から成り、前記S
Cは、前記IOPからの要求に基づき、MSとIOP間のデータ
転送(MS−IOP転送)、ならびにMSとES間のデータ転送
(MS−ES転送)を実行する手段を有し、前記IOPに含ま
れるCHは、プログラムより指示されたチャネルコマンド
語(CCW)の内容に基づき、前記SCに前記CHCを通し、MS
−IOP転送要求、あるいは、MS−ES転送要求を発行する
手段を有するデータ処理システムにおいて、 前記CHCとCHの間のインタフェース線として、CHからCHC
に対し、MS−ES転送要求の発行を許可することを要求す
る線と、MS−ES転送が完了したことを通知する線と、CH
CからCHに対し、前記要求に対する許可を通知する線を
設け、 前記CHCに、当該IOPからのMS−ES転送要求の発行状態を
管理する手段と、CHからのMS−ES転送要求の発行許可要
求を受取り、前記管理手段の内容に基づき、CHに対しMS
−ES転送要求の発行を許可する通知を行う手段を設けた
ことを特徴とするデータ処理システム。 - 【請求項2】前記CHCに、CHに接続される個々のI/Oの作
動状態を管理する情報を保持する手段を設け、その情報
の中に、指令連鎖(コマンド・チェイン)されたCCW群
の実行途中で、CHがI/Oに対し連鎖の終了を指示したこ
とを示す情報を付加し、CHが連鎖動作を再開した時に、
I/Oからの応答の取扱いを、前記情報の内容により変更
することを特徴とする請求項(1)記載のデータ処理シ
ステム。 - 【請求項3】前記I/Oと前記MSとの間でデータ転送を行
うに際し、当該I/Oに対し、あらかじめ決められたアク
セス手順を従ったCCWを指令連鎖させる必要がある場合
で、かつ、指令連鎖されたCCW群の中で、I/O用CCWの後
にMS−ES転送用のCCWを連鎖させ、さらにその後に、再
度I/O用のCCWを連鎖させる場合には、プログラムは当該
I/O用のアクセス手順を再度実行させるCCW群を連鎖させ
るようにしたことを特徴とする請求項(2)記載のデー
タ処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2212418A JP2859396B2 (ja) | 1990-08-10 | 1990-08-10 | データ処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2212418A JP2859396B2 (ja) | 1990-08-10 | 1990-08-10 | データ処理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0498446A JPH0498446A (ja) | 1992-03-31 |
JP2859396B2 true JP2859396B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=16622260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2212418A Expired - Lifetime JP2859396B2 (ja) | 1990-08-10 | 1990-08-10 | データ処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2859396B2 (ja) |
-
1990
- 1990-08-10 JP JP2212418A patent/JP2859396B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0498446A (ja) | 1992-03-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5594882A (en) | PCI split transactions utilizing dual address cycle | |
US5001624A (en) | Processor controlled DMA controller for transferring instruction and data from memory to coprocessor | |
US6574755B1 (en) | Method and processing fault on SCSI bus | |
US5313588A (en) | SCSI controller and method for use on an information processing system | |
US7340551B2 (en) | Bridge permitting access by multiple hosts to a single ported storage drive | |
JPH05502314A (ja) | データ転送方法 | |
US6745258B1 (en) | Raid system having multiple reply queues for use with multiprocessor host | |
US6055598A (en) | Arrangement and method for allowing sequence-independent command responses across a computer bus bridge | |
JPH07225727A (ja) | 計算機システム | |
JPH0338755A (ja) | ファイル転送システム | |
TW434491B (en) | Increasing I/O performance through storage of packetized operational information in local memory | |
JP2859396B2 (ja) | データ処理システム | |
US6327636B1 (en) | Ordering for pipelined read transfers | |
US6775717B1 (en) | Method and apparatus for reducing latency due to set up time between DMA transfers | |
JPS623361A (ja) | ステ−タス通報方式 | |
US20080082700A1 (en) | Interrupt processing method | |
JP3111052B2 (ja) | 複数のプロセッサに接続されたバスにデータを供給する方法およびシステム | |
US6240474B1 (en) | Pipelined read transfers | |
AU613115B2 (en) | Secure commodity bus | |
JP3110024B2 (ja) | メモリ制御システム | |
JP2755103B2 (ja) | 記憶装置のアクセス方法 | |
EP0278263B1 (en) | Multiple bus DMA controller | |
US7644201B2 (en) | Method and system for performance enhancement via transaction verification using a counter value in a polled data storage environment | |
JPH07111711B2 (ja) | 処理終了割込制御システム | |
JPH0623967B2 (ja) | デバイス切断方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071204 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081204 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091204 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101204 Year of fee payment: 12 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101204 Year of fee payment: 12 |