JP2859202B2 - 論理シミュレーション方式 - Google Patents

論理シミュレーション方式

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JP2859202B2
JP2859202B2 JP8073695A JP7369596A JP2859202B2 JP 2859202 B2 JP2859202 B2 JP 2859202B2 JP 8073695 A JP8073695 A JP 8073695A JP 7369596 A JP7369596 A JP 7369596A JP 2859202 B2 JP2859202 B2 JP 2859202B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は論理シミュレーショ
ン方式に関し、特に半導体集積回路内において生じるチ
ップ内部バラツキを考慮した論理シミュレーション方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体集積回路を対象とする論
理シミュレーションの実行時において使用される論理セ
ルは、当該半導体集積回路の製造条件変動範囲内の遅延
値をライブラリとして有しており、半導体集積回路内部
の各論理セルにおいては、当該ライブラリの遅延値に配
線遅延を加えた値が遅延値として計算されている。論理
シミュレーション実行時において同じ機能名であり、且
つ同じ配線長の論理セルは、同一の遅延値を持つことに
なるが、実チップにおいては、製造上の要因により、配
線の太さまたは厚さ、およびゲート酸化膜の厚さ等に微
妙な変動が生じ、これにより遅延値にバラツキが生じ
る。このバラツキはチップ内部バラツキと呼ばれてい
る。組合わせ回路に入力される信号経路においてチップ
内部バラツキが存在しても、組合わせ回路としての遅延
時間が変化されるのみで論理的には影響を受けることは
ない。しかし、F/F系論理セルに入力される信号経路
にチップ内部バラツキが存在する場合には、遅延時間の
みならずF/F系論理セルからの出力論理をも変えられ
てしまうという問題が生じる。
【0003】例えば、F/Fのクロック側の信号経路に
おける内部バラツキが大きく、データ側の信号経路にお
けるバラツキが小さくなる方向でチップ内部バラツキが
発生する場合には、F/Fのセットアップ規格またはホ
ールド規格を割込んでしまうという不具合が発生する。
チップ内部バラチキを考慮した論理シミュレーションを
実行するためには、同一機能の論理セルであっても異な
る遅延値を与えなくてはならないが、チップ内部バラツ
キによる遅延値を大きくするか小さくするかは信号経路
によって異なるために、論理セル間の接続関係が確定す
るまでは、当該遅延値を決めることができない。また、
信号経路が分岐される場合には、分岐されるまでの信号
経路に存在する論理セルに対してはバラツキの方向を決
めることができないために、通常の論理シミュレーショ
ン方法によっては確認することができない。
【0004】前述の同一機能の論理セルに対して異なる
遅延値を与える手法の1つとして、乱数を用いる方法技
術が特開昭63−98042号公報(シミュレーション
方法)に開示されている。図14に、当該特開昭63−
98042号公報に開示されている従来技術の処理フロ
ーの概要が示されている。図14において、まずステッ
プS31においては、接続情報101と論理検証用パタン
103の読出しが行われて、ステップS32においてテー
ブル38が作成される。この場合、テーブル38の幅は
接続情報101に含まれる論理セルの総数Nであり、ま
たテーブル38の深さは論理検証用パタン103のパタ
ン長Mに設定される。次いで、ステップS33において
は、遅延ライブラリ39における論理セルのTYP、M
INおよびMAX条件での遅延値から、接続情報101
に含まれる各論理セルの遅延値が下記の(1)式によっ
て計算される。
【0005】 遅延値=MIN+(MAX−MIN)×(乱数)…………(1) 上式による計算は、接続情報101に含まれている全て
の論理セルに対して論理検証用パタン103のパタン数
分実行され、その計算結果は、テーブル40の遅延値と
して格納される。前記(1)式における乱数は、実際の
論理セルのバラツキに最も近似された分布関数であり、
その1例として正規分布に基づく乱数が想定されてお
り、このステップS33に至るまでの処理手順が前処理と
して実行される。
【0006】次に、ステップS44ににおいては、テーブ
ル40における第1パタン目の各論理セルの遅延値の読
込みが行われ、ステップS45においては、接続情報10
1、論理検証用パタン103およびテーブル40を用い
て、論理検証用パタン103における第1パタンに対応
するテーブルの遅延値が読出されて、所定の論理シミュ
レーション処理による動作解析が実行される。この場合
に、テーブル40における各論理セルの遅延値は、MI
N−MAXの値の間において実際のバラツキに近似され
た状態に設定されているために、全ての論理セルに対す
るチップ内部バラツキの検証が可能となる。そして、ス
テップS36においては、前記ステップS35の動作解析結
果が出力されてステップS36に移行し、ステップS36
おいては、対象としたパタンが最終パタンであるか否か
の判定が行われて、最終パタンでない場合には、ステッ
プS34に戻り、再度ステップS34以降の処理が行われ
る。そして、ステップS36において対象パタンが最終パ
タンであるものと判定されるまで、ステップS34からス
テップS36に至るまでの処理が繰返して実行される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、従来の論理シ
ミュレーションの手法においては、参照する論理セルの
遅延値は、予め特定の製造条件にける値を遅延用ライブ
ラリから抽出しておき、チップ内部の各論理セルの遅延
値を固定として、印加されるパタンに対する応答の計算
が行われているために高速演算処理が可能である。しか
しながら、前述の従来例による論理シミュレーション方
法においては、各論理セルに対する遅延値は、パタンご
とにテーブルを参照することにより引用されるという手
順を踏むために、従来行われている通常の論理シミュレ
ーション方法と比較しても実行時間が増大するという欠
点がある。
【0008】また、所要のテーブルの大きさとしては、
(論理セルの総数N)×(パタン長M)により規定され
る大きさになるために、半導体集積回路の回路規模が大
きくなり、且つパタン長が長くなる場合には、当該テー
ブルの作成に時間を要するとともに、テーブル作成用と
して必要なメモリサイズも膨大なものになるという欠点
がある。
【0009】更に、F/Fの信号経路に対しては着目す
ることなく遅延値の設定が行われるために、信号経路の
論理段数が多くなると遅延値のバラツキが平均化されて
しまい、動作タイミングについての問題の有無に関する
検証を行うことができなくなるという欠点がある。
【0010】そして、上記の欠点ががクリアされること
があっても、結果として得られるのはバラツキの影響に
対する問題の有無のみであり、内部タイミングに問題が
ある場合における、対象とするF/Fを特定することが
できないという欠点がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の論理シミュレー
ション方式は、所定の第1の接続情報の入力を受けて、
当該第1の接続情報からF/F系論理セルを切り離して
第2の接続情報を生成して出力する接続情報変換手段
と、前記第1の接続情報と第1の論理検証用パタンとを
用いて論理シミュレーションを実行し、所定のダンプ情
報を生成して出力するダンプ情報生成手段と、前記ダン
プ情報に含まれるF/F系論理セルのデータ入力端子/
リセット入力端子/セット入力端子のダンプ情報を抜き
出して、それぞれの入力端子の変化時刻に第1のチップ
内部バラツキ係数を乗じたデータパタンを生成するデー
タパタン生成手段と、前記ダンプ情報に含まれるF/F
系論理セルのクロック入力端子のダンプ情報を抜き出し
てクロック入力端子の変化時刻に第2のチップ内部バラ
ツキ係数を乗じたクロックパタンを生成するクロックパ
タン生成手段と、前記ダンプ情報に含まれるF/F系論
理セルのデータ出力端子のダンプ情報を抜き出して期待
値パタンを作成する期待値パタン生成手段と、前記デー
タパタンと前記クロックパタンと前記期待値パタンとを
合成して、第2の論理検証用パタンを生成するパタン生
成手段と、前記第2の接続情報と前記第2の論理検証用
パタンとを用いて、論理シミュレーションを実行する第
1の演算手段と、前記第1の演算手段による論理シミュ
レーション実行結果の入力を受けて出力する出力手段
と、を備えて構成されることを特徴としている。
【0012】なお、前記接続情報変換手段は、前記第1
の接続情報に含まれるF/F系論理セルを検索する検索
手段と、前記検索手段により検索されたF/F系論理セ
ルの中で、信号として使用されている端子の総数と同数
の外部端子を生成する第1の端子生成手段と、前記検索
手段により検索されたF/F系論理セルを抜き出す第1
のF/F抽出手段と、前記第1のF/F抽出手段により
抽出されたF/F系論理セルの端子と、前記第1の端子
生成手段により生成された外部端子とを1対1にて接続
する情報を出力する第1の接続情報出力手段と、を備え
て構成してもよい。或はまた、前記接続情報変換手段
は、前記第1の接続情報の内の階層構造を有する接続情
報の階層構造を展開する階層展開手段と、前記階層展開
手段による階層展開後の前記第1の接続情報に含まれる
F/F系論理セルを検索する検索手段と、前記検索手段
により検索されたF/F系論理セルの中で、信号用とし
て使用されている端子の総数と同数の外部端子を生成す
る第1の端子生成手段と、前記検索手段により検索され
たF/F系論理セルを抜き出す第1のF/F抽出手段
と、前記第1のF/F抽出手段により抽出されたF/F
系論理セルの端子と、前記第1の端子生成手段により生
成された外部端子とを1対1にて接続する情報を出力す
る第1の接続情報出力手段と、を備えて構成してもよ
く、更には、前記第1の接続情報に含まれる1個以上の
F/F系論理セルを指定するF/F指定手段と、前記F
/F指定手段により指定されたF/F系論理セルの中
で、信号用として使用されている端子の総数と同数の外
部端子を生成する第2の端子生成手段と、前記F/F指
定手段により指定されたF/F系論理セルを抜き出す第
2のF/F抽出手段と、前記第2のF/F抽出手段によ
り抜き出されたF/F系論理セルの端子と、前記第2の
端子生成手段により生成された外部端子とを1対1にて
接続する情報を出力する第2の接続情報出力手段と、を
備えて構成するようにしてもよい。
【0013】また、前記ダンプ情報生成手段は、前記第
1の接続情報と前記第1の論理検証用パタンとを用いて
論理シミュレーションを実行する第2の演算手段と、前
記第2の演算手段による論理シミュレーション結果を、
ダンプ情報として出力する第1のダンプ情報出力手段
と、を備えて構成してもよく、或はまた、前記第1の接
続情報と前記第1の論理検証用パタンとを用いて論理シ
ミュレーションを実行する第2の演算手段と、前記第2
の演算手段による論理シミュレーションの実行時に、前
記第1の接続情報に含まれる任意の1個または複数個の
論理セルを指定するダンプセル指定手段と、前記ダンプ
セル指定手段により指定される論理セルの変化時刻と状
態値とをダンプ情報として出力する第2のダンプ情報出
力手段と、を備えて構成してもよい。なお、前記第2の
演算手段としては、予め決められている複数の製造条件
に対応する論理セルの遅延値を格納するライブラリを備
え、論理シミュレーション実行時に指定される該当製造
条件のライブラリを参照して、当該論理シミュレーショ
ンを実行する機能を有するようにしてもよい。
【0014】更に、前記データパタン生成手段は、前記
ダンプ情報の変化時刻を、予め決められている周期のタ
イムスロット単位に分割するタイムスロット分割手段
と、前記タイムスロット分割手段により分割されたタイ
ムスロット内に含まれるF/F系論理セルのデータ入力
端子/リセット入力端子/セット入力端子のそれぞれの
入力端子の変化時刻より、前記タイムスロットの開始時
刻を減算する第1の減算手段と、前記第1の減算手段に
よる減算結果に、前記第1のチップ内部バラツキ係数を
乗ずる第1の乗算手段と、前記第1の乗算手段による乗
算結果と、前記第1の減算手段により減算されたタイム
スロットの開始時刻とを加算する第1の加算手段と、前
記第1の加算手段による加算結果をデータパタンとして
出力するデータパタン出力手段と、を備えて構成しても
よく、また、前記クロックパタン生成手段は、前記ダン
プ情報の変化時刻を、予め決められている周期のタイム
スロット単位に分割するタイムスロット分割手段と、前
記タイムスロット分割手段により分割されたタイムスロ
ット内に含まれるF/F系論理セルのクロック入力端子
の変化時刻より、前記タイムスロットの開始時刻を減算
する第2の減算手段と、前記第2の減算手段による減算
結果に、前記第2のチップ内部バラツキ係数を乗ずる第
2の乗算手段と、前記第2の乗算手段による乗算結果
と、前記第2の減算手段により減算されたタイムスロッ
トの開始時刻とを加算する第2の加算手段と、前記第2
の加算手段による加算結果をクロックパタンとして出力
するクロックパタン出力手段と、を備えて構成してもよ
く、更には、前記パタン生成手段は、前記データパタ
ン、前記クロックパタンおよび前記期待値パタンを含む
パタン情報を入力して合成して出力するパタン合成手段
と、前記パタン合成手段より出力されるパタン情報の入
力を受けて、当該パタン情報に含まれる、前記データパ
タン、前記クロックパタンおよび前記期待値パタンにお
いて使用されている端子名を、前記第2の接続情報に含
まれる端子名に付け替えて生成されるパタン情報を出力
するとともに、当該付け替えられた端子名に対応する端
子名対応情報を生成して出力する端子名対応手段と、前
記端子名対応手段を介して出力される端子名を付け替え
られたパタン情報の入力を受けて、当該パタン情報を論
理検証用パタンとして出力する第1のパタン出力手段
と、を備えて構成してもよい。
【0015】そして、前記パタン生成手段としては、前
記データパタン、前記クロックパタンおよび前記期待値
パタンを含むパタン情報を入力して合成して出力するパ
タン合成手段と、前記パタン合成手段より出力されるパ
タン情報の入力を受けて、当該パタン情報に含まれる、
前記データパタン、前記クロックパタンおよび前記期待
値パタンにおいて使用されていた端子名を、前記第2の
接続情報に含まれる端子名に付け替えて生成されるパタ
ン情報を出力するとともに、当該付け替えられた端子名
に対応する端子名対応情報を生成して出力する端子名対
応手段と、前記端子名対応手段を介して出力される端子
名を付け替えられたパタン情報の入力を受けて、当該パ
タン情報より、前記第2の接続情報に含まれていない論
理セルのパタン情報を削除して出力するパタン最適化手
段と、前記パタン最適化手段より出力されるパタン情報
を、論理検証用パタンとして出力する第2のパタン出力
手段と、を備えて構成してもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0017】図1は本発明の1実施形態を示すブロック
図である。図1に示されるように、本実施形態は、接続
情報101から所定のF/F系論理セルを切離して接続
情報102を生成する接続情報変換手段1と、接続情報
101と論理検証用パタン103を用いて論理シミュレ
ーションを実行し、所定のダンプ情報104を生成する
ダンプ情報生成手段2と、前記ダンプ情報104に含ま
れているF/F系論理セルにおけるデータ入力端子、リ
セット入力端子およびセット入力端子とのダンプ情報を
抜出して、それぞれの入力端子の変化時刻に第1のチッ
プ内部バラツキ係数を乗じたデータパタン105を生成
するデータパタン生成手段3と、ダンプ情報104に含
まれるF/F系論理セルにおけるクロック入力端子のダ
ンプ情報を抜出して、クロック入力端子の変化時刻に第
2のチップ内部バラツキ係数を乗じたクロックパタン1
06を生成するクロックパタン生成手段4と、ダンプ情
報104に含まれるF/F系論理セルにおけるデータ出
力端子のダンプ情報を抜出して、期待値パタン107を
生成する期待値パタン生成手段5と、接続情報102を
入力し、データパタン105、クロックパタン106お
よび期待値パタン107を合成して論理検証用パタン1
08を生成するパタン生成手段6と、接続情報102お
よび論理検証用パタン108を入力し、論理シミュレー
ションを実行する実行する演算手段7と、演算手段7に
よる論理シミュレーション実行結果を出力する出力手段
8とを備えて構成される。
【0018】また、本実施形態による論理シミュレーシ
ョン実行の処理フローが図2に示される。図2におい
て、ステップS1 においては接続情報101の読込みが
行われ、ステップS2 においては、読込まれた接続情報
101に含まれているF/F系論理セルの検索が行われ
て、ステップS3 において検索されたF/F系論理セル
において使用されている信号数が計数される。次いで、
ステップS4 においてはステップS3 において得られた
計数値と同数の端子が生成され、ステップS5 において
接続情報101に含まれているF/F系論理セルが切離
されて、ステップS6 において切離されたF/F系論理
セルとステップS4 において生成された端子との間の接
続情報102が生成される。
【0019】一方、ステップS7 においては論理検証用
パタン103の読込みが行われて、ステップS8 におい
て論理シミュレーションの実行条件が指定され、ステッ
プS9 においては、ステップS1 とステップS7 におい
て読込まれた情報と、遅延ライブラリの格納情報とを用
いて遅延情報が作成される。次いで、ステップS10にお
いては、ステップS8 において指定された実行条件に従
って論理シミュレーションが実行され、ステップS11
おいて、当該論理シミュレーション実行結果により指定
されるダンプ情報104が抜出されて、ステップS12
おいては、当該ダンプ情報104が所定ファイルに格納
される。ステップS14においては、前記ダンプ情報10
4の中からF/F系論理セルのデータ入力の変化時刻T
n が抽出されて、ステップS14において、データ入力の
変化時刻Tn が、予め指定されている周期のタイムスロ
ット単位△Tに分割されて、ステップS15においては、
分割されたタイムスロット△T内に含まれるデータ入力
の変化時刻Tn から、該当するタイムスロットの開始時
刻Ts を減算する処理が行われて、ステップS16におい
て、ステップS15による減算結果△tに対して、チップ
内部バラツキ計数k1 を乗じる演算処理が行われる。そ
してステップS17においては、ステップS16において得
られた乗算結果に対して、ステップS15において減算さ
れたタイムスロットの開始時刻Ts が加算されて、ステ
ップS18においては、データ入力の変化時刻が最終タイ
ムスロットを越えたか否かが判定される。ステップS18
において最終タイムスロットを越えていない場合には、
ステップS13に戻って、再度ステップS13以降の処理が
繰返して実行され、また、ステップS18において最終タ
イムスロットを越えている場合には、ステップS19にお
いて、編集されたデータパタン105が出力されて所定
ファイルに格納される。
【0020】次いで、ステップS20においては、ダンプ
情報104の中からF/F系論理セルのクロック入力の
変化時刻Tn が抽出され、ステップS21においてクロッ
ク入力の変化時刻Tn が、予め指定されている周期のタ
イムスロット単位Tに分割されて、ステップS22におい
て、分割されたタイムスロット内に含まれるクロック入
力の変化時刻から、該当するタイムスロットの開始時刻
s を減算する処理が行われて、ステップS23において
は、ステップS22による減算結果に対して、チップ内部
バラツキ計数k2 を乗じる演算処理が行われる。ステッ
プS24においては、ステップS23において得られた乗算
結果に対して、ステップS22において減算されたタイム
スロットの開始時刻Ts が加算されて、ステップS25
おいては、クロック入力の変化時刻が最終タイムスロッ
トを越えたか否かが判定される。ステップS25において
最終タイムスロットを越えていない場合においては、ス
テップS20に戻り、再度ステップS20以降の処理が繰返
して実行され、またステップS25において最終タイムス
ロットを越えている場合には、ステップS26において、
編集されたクロックパタン106が所定ファイルに格納
される。そして、ステップS27においてはダンプ情報1
04に中からF/F系論理セルの出力信号が抽出され
て、期待値パタン107としてファイルに格納される。
次いでステップS28においては、データパタン105と
クロックパタン106と期待値パタン107が合成され
て、ステップS29において、ステップS28において合成
されたパタンの端子名が、ステップS6 において生成さ
れた接続情報に対応した名称に付け替えられた論理検証
用パタン108が生成される。ステップS30において
は、接続情報102と論理検証用パタン108とを用い
て、ステップS8 による指定条件に従い論理シミュレー
ションが実行され、ステップS31において、当該ステッ
プS30における論理シミュレーション結果の判定が行わ
れて、当該判定結果において問題がない場合には全ての
処理が終了となり、またステップS31による期待値照合
結果において、期待値不一致が存在するかタイミングエ
ラー等がある場合には、チップ内部バラツキによる影響
があるものと判定されて、ステップS32において回路変
更処理が行われ、ステップS1 に戻り、再度ステップS
1 以降の処理手順が繰返して実行される。なおステップ
9 において引用参照される遅延ライブラリには、予め
決められている複数の製造条件における論理セルの遅延
値が格納されており、論理シミュレーションの実行時に
おいて指定される製造条件に対応する論理セルの遅延値
を参照することができる。
【0021】次に、上記の処理フローを、図3に示され
る回路を対象として具体的に説明する。図3は、組合わ
せ回路を形成する論理回路11、12および14と、F
/F13とを含む半導体集積回路の1例であり、n個の
入力端子9が論理回路11に接続され、m個の入力端子
10が論理回路12に接続されている。これらの論理回
路11および12の出力は、それぞれF/F13のデー
タ入力端子およびクロック入力端子に入力されており、
F/F13の出力は論理回路14に入力されて、その出
力は出力端子15を介して外部に出力されている。ま
た、図3の回路に対応する論理シミュレーション結果に
よるタイミング図が図4に示される。図4においては、
入力端子9および10におけるデータ入力と、F/F1
3のデータ入力端子およびクロック入力端子におけるデ
ータ入力と、F/F13のデータ出力とが示されてお
り、F/F13の入力端子9および10において、t=
10、20、30の各タイミングにおいて与えられるタ
イムスロット単位でのデータ変化に対応する入出力レベ
ル変化の様子が示されている。
【0022】図4において、F/F13に対するデータ
入力は、t=12およびt=33のタイミングにおいて
変化し、F/F13に対するクロック入力は、t=1
4、t=23およびt=34のタイミングにおいて変化
しており、またF/F13のデータ出力は、t=15お
よびt=35のタイミングにおいて変化している。ここ
において、F/F13のセットアップ規格=1としホー
ルド規格=1とすると、図4のタイミング図において
は、t=14におけるクロック入力の立ち上がりに対し
て、t=12においてはデータ入力が変化しており、セ
ットアップ規格=2に対してはマージンがあり、またt
=34におけるクロック入力の立ち上がりに対しても、
セットアップ規格割れが生じていない。図2のフローチ
ャートにおいて、ステップS1 において読込まれた接続
情報が入力される時点において、ステップS2 の検索処
理におけるF/F検索数は1個であり、ステップS3 に
おいて計数される使用端子数は3個であるため、ステッ
プS4 の端子生成処理においては3個の端子が生成され
る。ステップS5 においてはF/F1個が切離されて、
ステップS6 においては、ステップS4 において生成さ
れた端子とF/Fとの接続情報が作成される。ステップ
6 において作成された接続情報は、F/F13に対す
る入出力に対応して、図5に示されるとうりである。即
ち、図3におけるF/F13のみが切り出されて、入力
端子9とF/F13のデータ入力端子とが接続され、入
力端子10とF/F13のクロック入力端子とが接続さ
れて、F/F13のデータ出力端子と出力端子15とが
接続されている。
【0023】ステップS12における論理シミュレーショ
ン実行結果によるダンプ情報104には、図4に示され
るタイミング情報が含まれている。ステップS13におい
ては、F/F13に対するデータ入力の変化時刻tn
該当するt=12が抜き出される。次いで、ステップS
14においてタイムスロットの開始時刻ts を示すt=1
0が抜き出される。ステップS15においては、F/F1
3に対するデータ入力の変化時刻t=12からタイムス
ロットの開始時刻ts =10が減算されて、次式のよう
に、Δtが求められる。
【0024】 Δt=tn −ts ……………………………… (2) =12−10=2 次に、ステップS16においては、Δtに対してチップ内
部バラツキ係数k1 の乗算が行われる。F/F13のセ
ットアップタイムまたはホールドタイム等の規格に対す
るチップ内部バラツキを検証するためには、F/F13
に対するデータ入力を遅らせる方向、またはF/F13
に対するクロック入力を早める方向、即ち、F/F13
に対するスペックのマージンが少なくなる方向でバラツ
キが与えられる。例えば、内部バラツキ量を10%とし
た場合には、チップ内部バラツキ係数k1 は、次記の値
となる。
【0025】 k1 =1+10% =1.1 …………………………………… (3) バラツキ値=Δt×k1 ……………………… (4) =2×1.1=2.2 次に、ステップS17においては、バラツキ値=2.2に
対して、ステップS15においては、次式のように減算さ
れたts =10が加算される。
【0026】 バラツキを含めた変化時刻=バラツキ値+ts ……(5) =2.2+10=12.2 上記の計算より、F/F13のデータ入力の変化時刻t
=12に対応するバラツキを含めた変化時刻t=12.
2が得られる。
【0027】また、上記の(2)式〜(5)式を用い
て、F/F13のデータ入力の変化時刻t=33につい
ても、バラツキを含めた変化時刻が求められる。F/F
13に対するデータ入力の変化時刻に対して、最終タイ
ムスロットまでの計算が行われて、その計算結果は、ス
テップS19においてデータパタン105として所定ファ
イルに格納される。次いで、ステップS20〜ステップS
25において、F/F13のクロック入力に対するバラツ
キが求められる。ステップS20においてはF/F13に
対するクロック入力の変化時刻tn に該当するt=14
が抜き出される。そして、ステップS21においてはタイ
ムスロットの開始時刻ts を示すt=10が抜き出さ
れ、ステップS22においては、次式に示されるように、
F/F13に対するクロック入力の変化時刻t=14か
ら、タイムスロットの開始時刻ts =10が減算され
て、Δtの値が求められる。
【0028】 Δt=tn −ts ……………………………… (6) =14−10=4 次に、ステップS23においては、上記(6)式により得
られるΔtに対して、チップ内部パラツキ係数k2 の乗
算が行われて、F/F13のホールド企画に対するチッ
プ内部パラツキを検証するために、当該F/F13のデ
ータ入力を遅らせる方向、またはF/F13のクロック
入力を早める方向でバラツキが与えられる。例えば、内
部バラツキ量を10%とした場合には、チップ内部バラ
ツキ係数k2 は以下に示す値となる。
【0029】 k2 =1−10%=0.9 ……………………… (7) バラツキ値=Δt×k2 ………………………… (8) =4×0.9=3.6 次いで、ステップS24においては、バラツキ値=3.6
に対応して、ステップS22において減算されたts =1
0の値が加算される。これにより次式に示されるよう
に、バラツキを含めた変化時刻が求められる。
【0030】 バラツキを含めた変化時刻=バラツキ値+ts ……(9) =3.6+10=13.6 以上の計算により、F/F13のクロック入力変化時刻
t=14に対するバラツキを含めた変化時刻t=13.
6が得られる。同様に、上記の(6)式〜(9)式を用
いて、F/F13のクロック入力変化時刻t=34につ
いても、バラツキを含めた変化時刻が求められる。F/
F13のクロック入力の変化時刻に対して、最終タイム
スロットまでの計算が行われて、その結果は、ステップ
26においてクロックパタン106として所定ファイル
に格納される。ステップS27においては、ダンプ情報1
04に含まれるF/F13の出力の変化時刻と状態値と
がそのまま抜き出されて、期待値パタン107としてフ
ァイルに格納される。更に、ステップS28においては、
ステップS19において格納されたデータバタン105
と、ステップS26において格納されたクロックパタン1
06と、ステップS27において格納された期待値パタン
107とが合成されて出力され、ステップS29において
合成されたパタンの信号名としては、ステップS6 にお
いて作成された接続情報102に対応する信号名に付け
替えられた論理検証用パタン108として生成される。
【0031】図6は、ステップS29において作成される
論理検証用パタン108に関するタイミング図である。
即ち、図5におけるF/Fデータ入力は、t=12.2
およびt=33.3において変化し、F/Fクロック入
力は、t=13.6、t=22.7およびt=33.6
において変化しており、F/Fデータ出力の期待値は、
t=15およびt=35において変化している。次に、
ステップS30においては、接続情報102と論理検証用
パタン108とを用いて論理シミュレーションが実行さ
れる。図6のタイミング図においては、t=12.2に
おけるF/Fデータ入力の変化に対して、t=13.6
においてはF/Fクロック入力が立ち上がりの状態とな
っている。このタイミングにおけるF/F13のセット
アップは1.2であり、セットアップ規格=1を満たし
ているが、t=33.2におけるF/Fデータ入力の変
化に対しては、F/Fクロック入力はt=33.6にお
いて立ち上がっており、このタイミングにおけるF/F
13のセットアップは0.3しかなく、規格割れのタイ
ミングとなっている。従って、ステップS31以降の処理
手順においてはNGの判定結果が出力され、対象とする
半導体集積回路が、チップ内部バラツキの影響を受ける
回路であるものと判定される。
【0032】次に、図7(a)は、図1における接続情
報変換手段1の第1の実施形態を示すブロック図であ
る。図7(a)に示されるように、本実施形態は、接続
情報101に含まれるF/F系論理セルを検索する検索
手段16と、検索されたF/F系論理セルの中で、信号
として使用されている端子の総数と同数の外部端子を生
成する端子生成手段17と、検索されたF/F系論理セ
ルを抜き出すF/F抽出手段18と、抽出されたF/F
系論理セルの端子と、端子生成手段17において生成さ
れた外部端子とを1対1に接続する接続情報102を出
力する接続情報出力手段19とを備えて構成される。こ
の接続情報変換手段1においては、図2に示される処理
フローにおいて、ステップS1 〜ステップS6 にわたる
処理が実行される。
【0033】また、図7(b)は、図1における接続情
報変換手段1の第2の実施形態を示すブロック図であ
り、接続情報101が階層構造を有している場合に適用
される1実施形態である。図7(b)に示されるよう
に、本実施形態は、接続情報101の階層構造を論理セ
ルのレベルまで展開された接続情報に変換する階層展開
手段20と、階層展開された接続情報に含まれるF/F
系論理セルを検索する検索手段16と、検索されたF/
F系論理セルの中で、信号として使用されている端子の
総数と同数の外部端子を生成する端子生成手段17と、
検索されたF/F系論理セルを抜き出すF/F抽出手段
18と、抽出されたF/F系論理セルの端子と、端子生
成手段17において生成された外部端子とを1対1に接
続する接続情報102を出力する接続情報出力手段19
とを備えて構成される。この接続情報変換手段1におい
ては、図2に示される処理フローにおいて、ステップS
1 とステップS2 の間において上記の階層展開処理が行
われて、ステップS1 〜ステップS6 にわたる処理が実
行される。
【0034】次に、図8は、図1における接続情報変換
手段1の第3の実施形態を示すブロック図であり、接続
情報101に含まれるF/F系論理セルにおいて、チッ
プ内部バラツキの影響を受ける論理セルが予め予想され
ている場合に、F/F検索処理を省略して処理を行う際
に適用される1実施形態である。図8に示されるよう
に、本実施形態は、接続情報101に含まれる1個以上
のF/F系論理セルを指定するF/F指定手段21と、
指定されたF/F系論理セルの中で、信号として使用さ
れている端子の総数と同数の外部端子を生成する端子生
成手段17と、検索されたF/F系論理セルを抜き出す
F/F抽出手段18と、抽出されたF/F系論理セルの
端子と、端子生成手段17において生成された外部端子
とを1対1に接続する接続情報102を出力する接続情
報出力手段19とを備えて構成される。この接続情報変
換手段1においては、図2に示される処理フローにおい
て、ステップS1 のF/F検索処理がF/F指定処理に
置換えられた処理手順として形成されており、ステップ
1 〜ステップS6 にわたる処理が実行される。
【0035】また、図9(a)および(b)は、それぞ
れ図1におけるダンプ情報生成手段2の第1および第2
の実施形態を示すブロック図であり、第1の実施形態
は、接続情報101と論理検証用パタン103とを用い
て論理シミュレーションを実行する演算手段22と、当
該演算手段22による論理シミュレーション結果により
得られるダンプ情報を出力するダンプ情報出力手段23
とを備えて構成され、また第2の実施形態は、接続情報
101と論理検証用パタン103とを用いて論理シミュ
レーションを実行する演算手段22と、当該演算手段2
2による論理シミュレーション実行時に、接続情報10
1に含まれる任意の1個または複数個の論理セルを指定
するダンプセル指定手段24と、指定された論理セルの
変化時刻と状態値とをダンプ情報104として出力する
ダンプ情報出力手段23とを備えて構成される。当該ダ
ンプ情報生成手段2においては、図2の処理フローにお
けるステップS7 よりステップS12までの処理が実行さ
れるが、ダンプ情報生成手段2の第1の実施形態が適用
される場合には、演算手段22による論理シミュレーシ
ョン実行時に、ダンプ情報104として出力される接続
情報101内の任意の論理セルを指定する処理が省略さ
れており、この場合においては、図2の処理フローにお
いて、ステップS11のダンプ情報指定処理が省かれてい
る。
【0036】次に、図10は、図1におけるデータパタ
ン生成手段3の1実施形態を示すブロック図である。図
10に示されるように、本実施形態は、ダンプ情報10
4の変化時刻を予め決められた周期のタイムスロット単
位に分割するタイムスロット分割手段25と、分割され
たタイムスロット内に含まれるF/F系論理セルのデー
タ入力端子、リセット入力端子およびセット入力端子の
各端子の変化時刻から、タイムスロットの開始時刻を減
算する演算手段26と、減算手段26による減算結果に
第1のチップ内部バラツキ係数k1 を乗ずる乗算手段2
7と、乗算手段27による乗算結果と減算手段26によ
り減算されたタイムスロットの開始時刻とを加算する加
算手段28と、この加算結果をデータパタン105とし
て出力するデータパタン出力手段29とを備えて構成さ
れる。このデータパタン生成手段3においては、図2の
処理フローにおけるステップS13よりステップS19まで
の処理が実行される。
【0037】図11は、図1におけるクロックパタン生
成手段4の1実施形態を示すブロック図である。図11
に示されるように、本実施形態は、ダンプ情報104の
変化時刻を予め決められた周期のタイムスロット単位に
分割するタイムスロット分割手段25と、分割されたタ
イムスロット内に含まれるF/F系論理セルのクロック
入力端子の変化時刻から、タイムスロットの開始時刻を
減算する減算手段30と、減算手段30による減算結果
に第2のチップ内部バラツキ係数k2 を乗ずる乗算手段
31と、乗算手段31による乗算結果と減算手段30に
より減算されたタイムスロットの開始時刻とを加算する
加算手段32と、この加算結果をクロックパタン106
として出力するクロックパタン出力手段33とを備えて
構成される。このクロックパタン生成手段4において
は、図2の処理フローにおけるステップS20よりステッ
プS26までの処理が実行される。
【0038】また、図12(a)および(b)は、それ
ぞれ図1におけるパタン生成手段6の第1および第2の
実施形態を示すブロック図である。第1の実施形態は、
図12(a)に示されるように、データパタン生成手段
3より出力されるデータパタン105と、クロックパタ
ン生成手段4より出力されるクロックパタン106と、
期待値パタン生成手段5より出力される期待値パタン1
07とを入力して合成するパタン合成手段34と、合成
されたパタンにおいて使用されている端子名を、接続情
報変換手段1より入力される接続情報102の端子名に
付け替えて、端子名対応情報109を出力する端子名対
応手段35と、端子名を付け替えられたパタンを論理検
証用パタン108として出力するパタン出力手段36と
を備えて構成され、また第2の実施形態は、図12
(b)に示されるように、データパタン105、クロッ
クパタン106および期待値パタン107を入力して合
成するパタン合成手段34と、合成されたパタンにおい
て使用されている端子名を、接続情報変換手段1より入
力される接続情報102の端子名に付け替えて、端子名
対応情報109を出力する端子名対応手段35と、端子
名対応情報109を入力して、接続情報102には含ま
れていない論理セルのパタン情報を削除して出力するパ
タン最適化手段37と、端子名を付け替えられたパタン
を論理検証用パタン108として出力するパタン出力手
段36とを備えて構成される。このパタン生成手段6に
おいては、図2の処理フローにおけるステップS28より
ステップS29までの処理が実行されるが、前記第2の実
施形態においては、パタン最適化手段37を付加するこ
とにより、パタン合成手段34において合成されたパタ
ンに、余分な論理セルのパタン情報が含まれている場合
には、当該余分のパタン情報を削除することにより、パ
タンの最適化を図ることができる。
【0039】次に、本発明の論理シミュレーション方式
における第1のチップ内部バラツキ係数k1 と、第2の
チップ内部バラツキ係数k2 の設定方法について説明す
る。
【0040】基本的には、F/F系論理セルのクロック
入力に対する信号経路と、クロック以外の信号入力に対
する信号経路とのタイミング・マージンが少なくなる方
向でバラツキ係数が設定される。第1および第2のチッ
プ内部のバラツキ係数をそれぞれk1 およびk2 とし、
バラツキ量をyとすると、バラツキ係数k1 およびk2
としては、下記のように、(10)式から(17)式に
示される8通りの係数が与えられる。
【0041】 k1 =1+y% k2 =1−y% ………………………………(10) k1 =1−y% k2 =1+y% ………………………………(11) k1 =1+y% k2 =1 ………………………………(12) k1 =1 k2 =1−y% ………………………………(13) k1 =1−y% k2 =1 ………………………………(14) k1 =1 k2 =1+y% ………………………………(15) k1 =1+y% k2 =1+y% ………………………………(16) k1 =1−y% k2 =1−y% ………………………………(17) 上記の(10)式および(11)式は、図2の処理フロ
ーの説明においても使用されているが、F/F系論理セ
ルのセットアップ・タイム、ホールド・タイム、リリー
ス・タイムおよびリムーバル・タイムに対するバラツキ
の影響を検証する際に使用される。また(12)式およ
び(13)式は、セットアップ・タイムに対するタイミ
ング・マージンの確認を行う際に使用され、(14)式
および(15)式は、ホールド・タイムに対するタイミ
ング・マージンを確認する際に使用される。なお、図1
3(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)お
よび(g)は、前記(10)乃至(15)式による入力
タイミングの変化を示すタイミング図である。図13
(a)には、元のダンプ情報に対応するデータ入力とク
ロック入力との関係が示されており、以下、図13
(b)、(c)、(d)、(e)、(f)および(g)
には、それぞれ前記(10)乃至(15)式に順次対応
するデータ入力とクロック入力との関係が示されてい
る。図13において斜線が記入されている時間領域の部
分は、タイミングがきつくなる領域を示している。
【0042】更に、前記(16)式は、元の接続情報を
流用して、現在の論理セルにおける遅延値よりも遅くな
る製造プロセスで実現する場合、またはレイアウト前の
接続情報について、回路構成上の問題点を抽出する場合
に使用される。また(17)式は、元の接続情報を流用
して、現在の論理セルにおける遅延値よりも速くなる製
造プロセスで実現する場合、または(16)式の場合と
同様に、レイアウト前の接続情報について、回路構成上
の問題点を抽出する場合に使用される。
【0043】即ち、上記の1実施形態を参照して説明し
たように、従来の論理シミュレーション方法において
は、各論理セルに対する遅延値を、各パタンごとに所定
の遅延テーブルを参照して処理が実行されているため、
その実行時間が過大になるという問題が存在するのに対
比して、本発明においては、各パタンごとに遅延テーブ
ルを参照するという余分の処理手順が排除されるため
に、論理シミュレーションの実行処理時間が大巾に短縮
される。
【0044】なお、一般的にハイブリッド型およびマル
チモジュール型の半導体デバイス等において、各機能素
子の遅延値のバラツキが一様でない場合に対しても、本
発明が有効に適用されることは云うまでもない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、論理シ
ミュレーションの処理実行時において、各論理セルに対
する遅延値を、パタンごとに遅延テーブルを参照すると
いう処理手順が排除されるために、当該遅延テーブルに
必要とされる膨大なメモリ容量を不要にすることができ
るとともに、当該テーブルの作成工数を排除し、且つ論
理シミュレーションの処理時間を従来に対比して短縮す
ることができるという効果がある。
【0046】また、本発明においては、F/F論理セル
に対応する信号経路に着目した論理検証を行うことが可
能であるために、信号経路における論理段数が多い場合
においても、各信号経路に対応して問題の有無を的確に
検証することができるという効果がある。
【0047】また従来においては、論理シミュレーショ
ンにより得られる結果が、バラツキの影響に対する問題
の有無のみであり、内部タイミングに問題のあるF/F
を特定することができなかったのに対比して、本発明に
おいては、論理回路に含まれる任意のF/F論理セルを
特定して、対応する信号経路にかかわる内部タイミング
の問題の有無を容易に解析することができるという効果
がある。
【0048】また、F/Fの個数分に対する解析が1回
の論理シミュレーションにより論理検証することが可能
であるとともに、半導体チップ内部のバラツキに起因す
る問題の有無を、半導体集積回路の製造前の段階におい
て検証することが可能であり、更にはレイアウト前にお
ける接続情報に対する問題点の抽出も可能となるため
に、論理回路を形成する半導体集積回路の歩留りを向上
させることができるという効果がある。
【0049】更に、本発明においては、既存の遅延ライ
ブラリと論理シミュレータとを用いて論理検証すること
が可能であるとともに、既存の接続情報を用いて、他の
異なる製造プロセスにおいて実現する場合の問題点につ
いても論理検証が可能であり、これにより、より経済的
に論理シミュレーションを行うことができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を示すブロック図である。
【図2】前記実施形態における処理手順のフローチャー
トを示す図である。
【図3】前記実施形態における半導体集積回路例を示す
図である。
【図4】前記半導体集積回路例の動作を示すタイミング
図である。
【図5】前記半導体集積回路例におけるF/Fを示す回
路図である。
【図6】前記F/Fの動作を示すタイミング図である。
【図7】前記1実施形態に含まれる接続情報変換手段の
第1および第2の実施形態の内部構成を示すブロック図
である。
【図8】前記1実施形態に含まれる接続情報変換手段の
第3の実施形態の内部構成を示すブロック図である。
【図9】前記1実施形態に含まれるダンプセル情報生成
手段の第1および第2の実施形態の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図10】前記1実施形態に含まれるデータパタン生成
手段の1実施形態の内部構成を示すブロック図である。
【図11】前記1実施形態に含まれるクロックパタン生
成手段の1実施形態の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図12】前記1実施形態に含まれるパタン生成手段の
第1および第2の実施形態の内部構成を示すブロック図
である。
【図13】前記1実施形態におけるチップ内部バラツキ
のタイミングを示すタイミング図である。
【図14】従来例における処理手順のフローチャートを
示す図である。
【符号の説明】
1 接続情報変換手段 2 ダンプ情報生成手段 3 データパタン生成手段 4 クロックパタン生成手段 5 期待値パタン生成手段 6 パタン生成手段 7、22、26 演算手段 8 出力手段 9、10 入力端子 11、12、14 論理回路 13 F/F 15 出力端子 16 検索手段 17 端子生成手段 18 F/F抽出手段 19 接続情報出力手段 20 階層展開手段 21 F/F指定手段 23 ダンプ情報出力手段 24 ダンプセル指定手段 25 タイムスロット分割手段 27、31 乗算手段 28、32 加算手段 29 データパタン出力手段 30 減算手段 33 クロックパタン出力手段 34 パタン合成手段 35 端子名対応手段 36 パタン出力手段 37 パタン最適化手段 38、40 ライブラリ 39 遅延ライブラリ 101、102 接続情報 103 論理検証用パタン 104 ダンプ情報 105 データパタン 106 クロックパタン 107 期待値パタン 108 論理検証用パタン 109 端子名対応情報 S1 〜S32、S41〜S47 ステップ

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の第1の接続情報の入力を受けて、
    当該第1の接続情報からF/F(フリップフロップ:以
    下、F/Fと云う)系論理セルを切り離して第2の接続
    情報を生成して出力する接続情報変換手段と、 前記第1の接続情報と第1の論理検証用パタンとを用い
    て論理シミュレーションを実行し、所定のダンプ情報を
    生成して出力するダンプ情報生成手段と、 前記ダンプ情報に含まれるF/F系論理セルのデータ入
    力端子/リセット入力端子/セット入力端子のダンプ情
    報を抜き出して、それぞれの入力端子の変化時刻に第1
    のチップ内部バラツキ係数を乗じたデータパタンを生成
    するデータパタン生成手段と、 前記ダンプ情報に含まれるF/F系論理セルのクロック
    入力端子のダンプ情報を抜き出してクロック入力端子の
    変化時刻に第2のチップ内部バラツキ係数を乗じたクロ
    ックパタンを生成するクロックパタン生成手段と、 前記ダンプ情報に含まれるF/F系論理セルのデータ出
    力端子のダンプ情報を抜き出して期待値パタンを作成す
    る期待値パタン生成手段と、 前記データパタンと前記クロックパタンと前記期待値パ
    タンとを合成して、第2の論理検証用パタンを生成する
    パタン生成手段と、 前記第2の接続情報と前記第2の論理検証用パタンとを
    用いて、論理シミュレーションを実行する第1の演算手
    段と、 前記第1の演算手段による論理シミュレーション実行結
    果の入力を受けて出力する出力手段と、 を備えて構成されることを特徴とする論理シミュレーシ
    ョン方式。
  2. 【請求項2】 前記接続情報変換手段が、前記第1の接
    続情報に含まれるF/F系論理セルを検索する検索手段
    と、 前記検索手段により検索されたF/F系論理セルの中
    で、信号として使用されている端子の総数と同数の外部
    端子を生成する第1の端子生成手段と、 前記検索手段により検索されたF/F系論理セルを抜き
    出す第1のF/F抽出手段と、 前記第1のF/F抽出手段により抽出されたF/F系論
    理セルの端子と、前記第1の端子生成手段により生成さ
    れた外部端子とを1対1にて接続する情報を出力する第
    1の接続情報出力手段と、 を備えて構成される請求項1記載の論理シミュレーショ
    ン方式。
  3. 【請求項3】 前記接続情報変換手段が、前記第1の接
    続情報の内の階層構造を有する接続情報の階層構造を展
    開する階層展開手段と、 前記階層展開手段による階層展開後の前記第1の接続情
    報に含まれるF/F系論理セルを検索する検索手段と、 前記検索手段により検索されたF/F系論理セルの中
    で、信号用として使用されている端子の総数と同数の外
    部端子を生成する第1の端子生成手段と、 前記検索手段により検索されたF/F系論理セルを抜き
    出す第1のF/F抽出手段と、 前記第1のF/F抽出手段により抽出されたF/F系論
    理セルの端子と、前記第1の端子生成手段により生成さ
    れた外部端子とを1対1にて接続する情報を出力する第
    1の接続情報出力手段と、 を備えて構成される請求項1記載の論理シミュレーショ
    ン方式。
  4. 【請求項4】 前記接続情報変換手段が、前記第1の接
    続情報に含まれる1個以上のF/F系論理セルを指定す
    るF/F指定手段と、 前記F/F指定手段により指定されたF/F系論理セル
    の中で、信号用として使用されている端子の総数と同数
    の外部端子を生成する第2の端子生成手段と、 前記F/F指定手段により指定されたF/F系論理セル
    を抜き出す第2のF/F抽出手段と、 前記第2のF/F抽出手段により抜き出されたF/F系
    論理セルの端子と、前記第3の端子生成手段により生成
    された外部端子とを1対1にて接続する情報を出力する
    第2の接続情報出力手段と、 を備えて構成される請求項1記載の論理シミュレーショ
    ン方式。
  5. 【請求項5】 前記ダンプ情報生成手段が、前記第1の
    接続情報と前記第1の論理検証用パタンとを用いて論理
    シミュレーションを実行する第2の演算手段と、 前記第2の演算手段による論理シミュレーション結果
    を、ダンプ情報として出力する第1のダンプ情報出力手
    段と、 を備えて構成される請求項1記載の論理シミュレーショ
    ン方式。
  6. 【請求項6】 前記ダンプ情報生成手段が、前記第1の
    接続情報と前記第1の論理検証用パタンとを用いて論理
    シミュレーションを実行する第2の演算手段と、 前記第2の演算手段による論理シミュレーションの実行
    時に、前記第1の接続情報に含まれる任意の1個または
    複数個の論理セルを指定するダンプセル指定手段と、 前記ダンプセル指定手段により指定される論理セルの変
    化時刻と状態値とをダンプ情報として出力する第2のダ
    ンプ情報出力手段と、 を備えて構成される請求項1記載の論理シミュレーショ
    ン方式。
  7. 【請求項7】 前記第2の演算手段が、予め決められて
    いる複数の製造条件に対応する論理セルの遅延値を格納
    するライブラリを備え、論理シミュレーション実行時に
    指定される該当製造条件のライブラリを参照して、当該
    論理シミュレーションを実行する請求項5および6記載
    の論理シミュレーション方式。
  8. 【請求項8】 前記データパタン生成手段が、前記ダン
    プ情報の変化時刻を、予め決められている周期のタイム
    スロット単位に分割するタイムスロット分割手段と、 前記タイムスロット分割手段により分割されたタイムス
    ロット内に含まれるF/F系論理セルのデータ入力端子
    /リセット入力端子/セット入力端子のそれぞれの入力
    端子の変化時刻より、前記タイムスロットの開始時刻を
    減算する第1の減算手段と、 前記第1の減算手段による減算結果に、前記第1のチッ
    プ内部バラツキ係数を乗ずる第1の乗算手段と、 前記第1の乗算手段による乗算結果と、前記第1の減算
    手段により減算されたタイムスロットの開始時刻とを加
    算する第1の加算手段と、 前記第1の加算手段による加算結果をデータパタンとし
    て出力するデータパタン出力手段と、 を備えて構成される請求項1記載の論理シミュレーショ
    ン方式。
  9. 【請求項9】 前記クロックパタン生成手段が、前記ダ
    ンプ情報の変化時刻を予め決められている周期のタイム
    スロット単位に分割するタイムスロット分割手段と、 前記タイムスロット分割手段により分割されたタイムス
    ロット内に含まれるF/F系論理セルのクロック入力端
    子の変化時刻より、前記タイムスロットの開始時刻を減
    算する第2の減算手段と、 前記第2の減算手段による減算結果に、前記第2のチッ
    プ内部バラツキ係数を乗ずる第2の乗算手段と、 前記第2の乗算手段による乗算結果と、前記第2の減算
    手段により減算されたタイムスロットの開始時刻とを加
    算する第2の加算手段と、 前記第2の加算手段による加算結果をクロックパタンと
    して出力するクロックパタン出力手段と、 を備えて構成される請求項1記載の論理シミュレーショ
    ン方式。
  10. 【請求項10】 前記パタン生成手段が、前記データパ
    タン、前記クロックパタンおよび前記期待値パタンを含
    むパタン情報を入力して合成して出力するパタン合成手
    段と、 前記パタン合成手段より出力されるパタン情報の入力を
    受けて、当該パタン情報に含まれる、前記データパタ
    ン、前記クロックパタンおよび前記期待値パタンにおい
    て使用されている端子名を、前記第2の接続情報に含ま
    れる端子名に付け替えて生成されるパタン情報を出力す
    るとともに、当該付け替えられた端子名に対応する端子
    名対応情報を生成して出力する端子名対応手段と、 前記端子名対応手段を介して出力される端子名を付け替
    えられたパタン情報の入力を受けて、当該パタン情報を
    論理検証用パタンとして出力する第1のパタン出力手段
    と、 を備えて構成される請求項1記載の論理シミュレーショ
    ン方式。
  11. 【請求項11】 前記パタン生成手段が、前記データパ
    タン、前記クロックパタンおよび前記期待値パタンを含
    むパタン情報を入力して合成して出力するパタン合成手
    段と、 前記パタン合成手段より出力されるパタン情報の入力を
    受けて、当該パタン情報に含まれる、前記データパタ
    ン、前記クロックパタンおよび前記期待値パタンにおい
    て使用されていた端子名を、前記第2の接続情報に含ま
    れる端子名に付け替えて生成されるパタン情報を出力す
    るとともに、当該付け替えられた端子名に対応する端子
    名対応情報を生成して出力する端子名対応手段と、 前記端子名対応手段を介して出力される端子名を付け替
    えられたパタン情報の入力を受けて、当該パタン情報よ
    り、前記第2の接続情報に含まれていない論理セルのパ
    タン情報を削除して出力するパタン最適化手段と、 前記パタン最適化手段より出力されるパタン情報を、論
    理検証用パタンとして出力する第2のパタン出力手段
    と、 を備えて構成される請求項1記載の論理シミュレーショ
    ン方式。
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