JP2858291B2 - 海苔混合物の濃度調整方法及びその装置 - Google Patents
海苔混合物の濃度調整方法及びその装置Info
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Description
海苔)の厚さを適正な厚さに均一化するために、海苔抄
機に供給される海苔混合物、すなわちミンチ化された海
苔と水との混合物の濃度を調整する方法及びその方法を
実施するための装置に関するものである。
機によって細小片に切断し、ミンチ化された海苔を水洗
した後、調合機に供給して水と調合し、海苔抄機にその
まま供給するのに適した濃度を有する海苔混合物をつく
り、この海苔混合物を一時貯溜攪拌槽に貯めておき、貯
溜攪拌槽からポンプで海苔抄機に送って海苔を抄き、余
った海苔混合物は貯溜攪拌槽に戻すという工程にそって
行われていた。
られる海苔混合物の濃度によって決まるもので、海苔混
合物の濃度が高ければ厚くなり、濃度が低ければ薄くな
る。従って、均一適正な厚さの海苔製品をつくるために
は海苔抄機に供給される海苔混合物の濃度を適正かつ均
一に保つことが必要であり、よって従来は海苔混合物を
つくる調合機として、高い精度を得るために、比較的複
雑な制御構造を備えたものを使用している。
海苔という固形物に近いものと水とを混合したものであ
り、高精度の調合機であってもその濃度すなわち混合比
率を均一にするという性能には限界がある。その結果、
海苔抄機に送られる海苔混合物の濃度にバラツキが生
じ、製品海苔の厚さを適正かつ均一化することが事実上
困難であった。
物の濃度を検出し、検出濃度が適正濃度より高い時は、
その濃度差に対応する量の水を供給し、また検出濃度が
適正濃度より低い時は、その濃度差に対応する量の水分
を海苔混合物より濾過して排出し、それら水の供給また
は排出後、攪拌によって濃度調整槽内濃度が完全均一に
なる所定時間毎に、前記作動を繰り返すことによって、
濃度調整槽の海苔混合物の濃度を適正濃度に調整するよ
うな濃度調整方法及び装置が提案されている。
の方法、装置は、海苔混合物の濃度を均一化するという
点においては有効であるが、次のような実用上の課題が
あることがわかった。図11は従来の濃度制御装置の制
御方法を示すタイムチャートである。図に示すように、
従来のものは、検出された濃度差に対応する時間(α
1 、α2 、α3)だけ給水または排水を行なった後、あ
らかじめ決められた一定の時間(β’)攪拌をして濃度
を均一にし、その後濃度検出、比較を行ない、上記工程
を繰り返すものであり、攪拌は断続的に行なわれる。
度と適正濃度との濃度差が大きい場合には濃度調整のた
めの給水または排水の量が多く、濃度を均一化するのに
要する攪拌時間も当然長くなるために、これを考慮して
長め(例えば20秒間)に設定しておく必要があった。
このため、例えば検出された濃度差が小さい場合、実際
上は給水または排水の量が少ないため短時間の攪拌で濃
度が均一になるが、従来のものでは設定された攪拌時間
(例えば20秒間)が経過するまでは次の濃度検出、給
水または排水に移れないので時間が無駄になり、結果的
に適正濃度に調整されるまでに長時間を要していた。し
かし、海苔混合物は濃度調整槽より常時海苔抄き機へ送
られているので、濃度調整に時間がかかりすぎると、濃
度が不適な海苔混合物が長時間送られることになり、乾
海苔の厚みのバラツキを生じるため、濃度調整時間の短
縮が切望されていた。
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の手段
にあっては、海苔原藻をミンチ化し、このミンチ化した
海苔原藻を海苔抄機に供給するのに適した適正濃度に近
い濃度の海苔混合物が得られるような比率で予め水と混
合し、この海苔混合物を攪拌しながら海苔混合物の濃度
を調整する方法であって、この方法は、海苔混合物の濃
度を検出する工程、検出した海苔混合物の濃度が適正濃
度より高いときはその濃度差に対応する時間だけ海苔混
合物に水を供給する工程、検出した海苔混合物の濃度が
適正濃度より低いときはその濃度差に対応する時間だけ
海苔混合物より水分を排出する工程、海苔混合物の濃度
差に対応する時間だけ水の供給または/及び水分の排出
を停止して海苔混合物の濃度の均一化を図る工程、を含
む、海苔混合物の濃度調整方法である。
の均一化を図りながら、新たに、濃度を検出する工程、
水を供給する工程または水分を排出する工程、を一また
は二回以上繰り返して海苔混合物の濃度を適正濃度に調
整する、第1の手段にかかる海苔混合物の濃度調整方法
である。
化し、このミンチ化した海苔原藻を海苔抄機に供給する
のに適した適正濃度に近い濃度の海苔混合物が得られる
ような比率で予め水と混合し、この海苔混合物を攪拌し
ながら海苔混合物の濃度を調整する方法であって、この
方法は、海苔混合物の濃度を検出する工程、検出した海
苔混合物の濃度が適正濃度より高いときはその濃度差に
対応する時間だけ海苔混合物に水を供給する工程、検出
した海苔混合物の濃度が適正濃度より低いときはその濃
度差に対応する時間だけ海苔混合物より水分を排出する
工程、所定時間だけ水の供給または/及び水分の排出を
停止して海苔混合物の濃度の均一化を図る工程、を含
む、海苔混合物の濃度調整方法である。
の均一化を図りながら、新たに、濃度を検出する工程、
水を供給する工程または水分を排出する工程、を一また
は二回以上繰り返して海苔混合物の濃度を適正濃度に調
整する、第3の手段にかかる海苔混合物の濃度調整方法
である。
化し、このミンチ化した海苔原藻を海苔抄機に供給する
のに適した適正濃度に近い濃度の海苔混合物が得られる
ような比率で予め水と混合し、この海苔混合物を攪拌し
ながら海苔混合物の濃度を調整する方法であって、この
方法は、海苔混合物の濃度を検出する工程、検出した海
苔混合物の濃度が適正濃度より高いときはその濃度差に
対応する回数だけ給水と停止を繰り返して海苔混合物に
水を供給する工程、検出した海苔混合物の濃度が適正濃
度より低いときはその濃度差に対応する回数だけ水分の
排出と停止を繰り返して海苔混合物より水分を排出する
工程、を含む、海苔混合物の濃度調整方法である。
の均一化を図りながら、新たに、濃度を検出する工程、
水を供給する工程または水分を排出する工程、を一また
は二回以上繰り返して海苔混合物の濃度を適正濃度に調
整する、第5の手段にかかる海苔混合物の濃度調整方法
である。
化し、このミンチ化した海苔原藻を海苔抄機に供給する
のに適した適正濃度に近い濃度の海苔混合物が得られる
ような比率で予め水と混合し、この海苔混合物を攪拌し
ながら海苔混合物の濃度を調整する方法であって、この
方法は、海苔混合物の濃度を検出する工程、検出した海
苔混合物の濃度が適正濃度より高いときは第1の所定時
間だけ海苔混合物に水を供給する工程、検出した海苔混
合物の濃度が適正濃度より低いときは第2の所定時間だ
け海苔混合物より水分を排出する工程、第3の所定時間
だけ水の供給または/及び水分の排出を停止して海苔混
合物の濃度の均一化を図る工程、を含む、海苔混合物の
濃度調整方法である。
の均一化を図りながら、新たに、濃度を検出する工程、
水を供給する工程または水分を排出する工程、を一また
は二回以上繰り返して海苔混合物の濃度を適正濃度に調
整する、第7の手段にかかる海苔混合物の濃度調整方法
である。
が連続的にまたは間欠的に行われる、第1、第2、第
3、第4、第5、第6、第7または第8の手段にかかる
海苔混合物の濃度調整方法である。
により、濃度検出後の濃度差に対応して水の供給能力ま
たは/及び水分の排出能力を制御するようにした、第
1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8または
第9の手段にかかる海苔混合物の濃度調整方法である。
により、濃度検出後の濃度差に対応して攪拌能力を制御
するようにした、第1、第2、第3、第4、第5、第
6、第7、第8、第9または第10の手段にかかる海苔
混合物の濃度調整方法である。
度を調整するための装置であって、この装置は、ミンチ
化された海苔原藻と水とを混合して海苔混合物をつくる
調合手段と、この調合手段から供給された海苔混合物を
攪拌する攪拌手段を備えた濃度調整槽と、海苔混合物の
濃度を検出する濃度センサと、海苔混合物に水を供給す
る供給手段と、海苔混合物から水分を排出する排出手段
と、少なくとも上記供給手段と排出手段とを制御する制
御手段と、を備えており、上記制御手段は、海苔混合物
の濃度を検出し、検出した海苔混合物の濃度が適正濃度
より高いときはその濃度差に対応する時間だけ海苔混合
物に水を供給し、検出した海苔混合物の濃度が適正濃度
より低いときはその濃度差に対応する時間だけ海苔混合
物より水分を排出し、海苔混合物の濃度差に対応する時
間だけ水の供給または/及び水分の排出を停止して海苔
混合物の濃度の均一化を図る制御を含んでいる、海苔混
合物の濃度調整装置である。
苔混合物の濃度を検出し、検出した海苔混合物の濃度が
適正濃度より高いときはその濃度差に対応する時間だけ
海苔混合物に水を供給し、検出した海苔混合物の濃度が
適正濃度より低いときはその濃度差に対応する時間だけ
海苔混合物より水分を排出し、所定時間だけ水の供給ま
たは/及び水分の排出を停止して海苔混合物の濃度の均
一化を図る制御を含んでいる、第12の手段にかかる海
苔混合物の濃度調整装置である。
苔混合物の濃度を検出し、検出した海苔混合物の濃度が
適正濃度より高いときはその濃度差に対応する回数だけ
水の供給と停止を繰り返して海苔混合物に水を供給する
ようにし、検出した海苔混合物の濃度が適正濃度より低
いときはその濃度差に対応する回数だけ水分の排出と停
止を繰り返して海苔混合物より水分を排出するようにし
た制御を含んでいる、第12の手段にかかる海苔混合物
の濃度調整装置である。
苔混合物の濃度を検出し、検出した海苔混合物の濃度が
適正濃度より高いときは第1の所定時間だけ海苔混合物
に水を供給するようにし、検出した海苔混合物の濃度が
適正濃度より低いときは第2の所定時間だけ海苔混合物
より水分を排出するようにし、第3の所定時間だけ水の
供給または/及び水分の排出を停止して海苔混合物の濃
度の均一化を図る制御を含んでいる、第12の手段にか
かる海苔混合物の濃度調整装置である。
/及び排出手段には周波数変換手段を備え、この周波数
変換手段により水の供給能力または/及び水分の排出能
力を制御できるようにした、第12、第13、第14ま
たは第15の手段にかかる海苔混合物の濃度調整装置で
ある。
波数変換手段を備え、この周波数変換手段により攪拌能
力を制御できるようにした、第12、第13、第14、
第15または第16の手段にかかる海苔混合物の濃度調
整装置である。
細に説明する。図1は本発明にかかる海苔混合物の濃度
調整装置のフローシート、図2は本発明にかかる海苔混
合物の濃度調整装置の一実施例を示す説明図、図3は第
1の濃度制御装置による制御方法を示すフローチャー
ト、図4は第1の濃度制御装置による制御方法を示すタ
イムチャートである。
シートの説明をする。まず、海苔原藻をミンチ機により
細小片に裁断することによってミンチ化し、この海苔を
水洗して塩気や挟雑物を取除いた後、調合機に供給して
水と調合することによって所望の厚さの製品海苔を得る
に適した適正濃度にほぼ近い濃度を有する海苔と水との
混合物を造る。
ように比較的複雑な構造を有する高精度の調合機を使用
して、そのまま海苔抄機に供給できるような適正濃度を
有する海苔混合物が得られるような比率で海苔と水とを
調合するものであるが、本発明にあっては海苔混合物の
濃度調整を行う場合には、適正濃度にほぼ近い濃度を有
する海苔混合物をつくればよいので高い精度を必要とせ
ず、従って構造が簡単で取扱いの容易な調合機を使用す
ることができる。
の海苔混合物は濃度調整槽に送られ、槽内の水位が設定
された上限水位に達すると、濃度調整槽に取り付けられ
たフロートスイッチが作動して調合機に電気信号が送ら
れ、調合機からの海苔混合物の供給が停止される。
と水との分離を防ぐため攪拌を続けながら濃度調整槽に
設置した濃度センサによってその濃度を検出されて、検
出濃度を示す電気出力信号が濃度制御装置に送られる。
御装置による制御方法を説明する。検出濃度が適正濃度
より高いときは、濃度制御装置は濃度センサの出力信号
に応答して、濃度調整槽に水を供給する給水ポンプを検
出濃度と適正濃度との濃度差に対応してあらかじめ設定
された時間(濃度差が大きいほど長く設定される)だけ
作動させ、水を濃度調整槽に供給する。
は、濃度制御装置は濃度センサの出力信号に応答して、
濃度調整槽に付設された弁装置または排水ポンプを検出
濃度と適正濃度との濃度差に対応してあらかじめ設定さ
れた時間(濃度差が大きいほど長く設定される)だけ作
動させ、水分を海苔混合物から分離し濃度調整槽から排
出する。
じめ設定された時間(濃度差が大きいほど長く設定され
る)だけ給排水を停止し、濃度を均一化する。そして、
海苔混合物の濃度を検出、比較し、上記水の給排を経て
給排水の停止時間経過(濃度均一化)までの工程を繰り
返し、濃度を適正濃度に近付ける。
整された海苔混合物が濃度調整槽から海苔抄機に供給さ
れて海苔が抄かれ、余った海苔混合物は濃度調整槽に戻
される。なお、濃度調整槽の水位が設定された下限水位
まで低下すると、フロートスイッチが作動して調合機に
信号が送られるので、調合機の弁装置が作動し、水位が
設定上限水位に達するまで海苔混合物を濃度調整槽に供
給する。
実施するための海苔混合物の濃度調整装置の一実施例を
説明する。濃度調整槽1は、調合手段である調合機2か
ら供給される適正濃度に近い濃度の海苔混合物と、供給
手段である給水ポンプ3によって送られる水槽4からの
水を受入れて貯溜するように設置されている。また、濃
度調整槽1には低濃度のとき水を排出するための濾過ス
クリーン20付きの排出手段である排水ポンプ19が備
えられている。
た海苔混合物の濃度を検出するための濃度センサ5と、
槽内の水位が、設定された上限水位及び下限水位に達し
たときにそれぞれ作動して電気信号を発するフロートス
イッチ6とが取付けられている。
ような発光素子を有する発光部5aと、例えばフォトト
ランジスタやフォトダイオードのような受光量に応じて
その電気出力を変化する受光素子を有する受光部5bと
から成っており、発光部5aの発光素子には、それから
発生される光を太陽光または電灯からの光と区別し得る
ようにするために、光信号発生回路7から変調信号が供
給される。
濃度調整槽1の底部に設けられた攪拌手段である攪拌機
8によって絶えず攪拌されている海苔混合物を透過して
受光部5bに到達し、受光部5bから透過光量に比例し
て変化する電気出力信号、すなわち海苔混合物の濃度に
反比例してその大きさを変化する出力信号が発生され
る。
整流器10により直流電圧に整流された後、濃度判定回
路11に供給されて、その電圧の大きさに従って、本実
施例では7段階の電圧信号に分別される。分別された電
圧信号は表示部12に供給され、その電圧の大きさに応
じて濃度表示用のランプL1 〜L7 のいずれか1個のラ
ンプを点灯させ、濃度センサ5によって検出された海苔
混合物の濃度をアナログ表示する。
度「濃3」を、ランプL2 は中程度の高濃度「濃2」
を、ランプL3 は小程度の高濃度「濃1」を、ランプL
4 は適正濃度「適」を、ランプL5 は小程度の低濃度
「薄1」を、ランプL6 は中程度の低濃度「薄2」を、
ランプL7 は最大の低濃度「薄3」を、それぞれ表示す
るように設定されている。
る各電圧信号のうち、ランプL1 、L2 及びL3 に供給
される「濃3」信号、「濃2」信号及び「濃1」信号
は、同時に第1のタイマ回路13に供給され、またラン
プL5 、L6 及びL7 に送られる、「薄1」信号、「薄
2」信号及び「薄3」信号は、同時に第2のタイマ回路
14に供給されるようになっている。
号及びランプL7 を点灯させる「薄3」信号は、いずれ
も警報回路15に送られて例えばブザー16を鳴らして
海苔混合物の濃度が設定値とは大きく相違する「濃3」
または「薄3」であることを知らせるようにしてある。
2」「濃3」の信号を受けると、各濃度差に対応してあ
らかじめ設定された時間だけ出力を発生して給水ポンプ
3の駆動回路17を付勢して給水ポンプを作動させて濃
度調整槽1に水を供給する。供給後、各濃度差に対応し
てあらかじめ設定された時間だけ給水を停止する。この
停止時間中も、濃度の検出と比較は継続して行なわれて
おり、その結果に対応して次の水の給排を行なう。
「薄2」「薄3」信号を受けると、各濃度差に対応して
あらかじめ設定された時間だけ出力を発生して排水ポン
プ19の駆動回路18を付勢して排水ポンプを作動さ
せ、濃度調整槽1から水分を濾過して排出する。排出
後、各濃度差に対応してあらかじめ設定された時間だけ
排水を停止する。この停止時間中も、濃度の検出と比較
は継続して行なわれており、その結果に対応して次の水
の給排を行なう。
する水の給排時間及び給排水停止時間は、次のように設
定されている。濃度差の表示が「濃3」の場合は、水の
供給時間(α1 )は6秒間、供給停止時間(β1 )は2
0秒間である。濃度差の表示が「濃2」の場合は、水の
供給時間(α2 )は4秒間、供給停止時間(β2 )は1
0秒間である。濃度差の表示が「濃1」の場合は、水の
供給時間(α3 )は2秒間、供給停止時間(β3 )は5
秒間である。
排出時間(α3 )は2秒間、排出停止時間(β3 )は5
秒間である。濃度差の表示が「薄2」の場合は、水分の
排出時間(α2 )は4秒間、排出停止時間(β2 )は1
0秒間である。濃度差の表示が「薄3」の場合は、水分
の排出時間(α1 )は6秒間、排出停止時間(β1 )は
20秒間である。
に周波数変換手段(図示省略)を設けて、水の供給また
は水分の排出のとき、例えば濃度差が大きいときには出
力を上げて大量に給排水できるようにし、あるいは、濃
度差が小さいときには出力を下げて細かい給排水ができ
るようにするなど、水の給排能力を必要に応じて調整で
きるようにすれば、結果的に海苔混合物の濃度調整時間
をより短縮することが可能になる。
周波数変換手段を設け、例えば濃度差が大きいときには
出力を上げて攪拌能力を増大させるなど、必要に応じて
攪拌機8の出力を調整できるようにすれば、結果的に海
苔混合物の濃度調整時間をより短縮することが可能にな
る。
ポンプ19の作動時間及び停止時間は、装置の条件によ
り適宜設定されるものであり、一定時間に固定されるも
のではない。更に、各濃度表示での給水ポンプ3または
排水ポンプ19の作動時間の長さは、原則として、「濃
1」<「濃2」<「濃3」または「薄1」<「薄2」<
「薄3」の内容となるが、「濃1」=「薄1」、「濃
2」=「薄2」、「濃3」=「薄3」または「濃1」≠
「薄1」、「濃2」≠「薄2」、「濃3」≠「薄3」な
どの内容においても、本発明の特許請求の範囲の要旨を
変ずるものではない。
本実施例の濃度調整装置の作用を説明する。濃度調整槽
1に貯溜された海苔混合物の濃度を濃度センサ5によっ
て検出し、その出力信号によって表示部12のランプL
4 が点灯された場合は、海苔混合物が適正濃度を有して
いることが表示されたのであるから、この海苔混合物を
そのまま海苔抄機に供給することができる。ちなみに、
この場合には第1のタイマ回路13にも第2のタイマ回
路14にも信号は供給されないので、濃度調整槽1に対
しては水の供給も水分の排出も行われない。
の出力信号によって例えばランプL1 が点灯して海苔混
合物濃度が「濃3」であることが表示された場合は、タ
イマ回路13からの出力によって給水ポンプ3が6秒間
作動し、水が濃度調整槽1に供給される。
拌機8の継続攪拌により海苔混合物の濃度が均一化され
たら、濃度の検出と比較が行なわれる。その結果、濃度
センサ5の出力信号によりランプL4 が点灯されて
「適」が表示されれば、上記水の供給によって海苔混合
物の濃度は適正濃度に調整されたのである。
3 が点灯されて「濃1」が表示されたとすると、タイマ
回路13は再び給水ポンプ3を2秒間作動させて濃度調
整槽1に水を供給する。水の供給後、給水が5秒間停止
され、攪拌機8の継続攪拌により海苔混合物の濃度が均
一化されたら、濃度の検出と比較が行なわれる。その結
果に基く水の供給または水分の排出を繰り返すことによ
り、海苔混合物濃度が適正濃度に調整される。
を、濃度差に対応し、濃度差が小さくなる程短い時間に
設定することで、濃度が設定値に達するまでのトータル
時間(T1 +T2 +T3 ・・・)を図11に示した従来
の制御方法より短くすることが可能となる。
信号によって、例えばランプL6 が点灯されて海苔混合
物濃度が「薄2」であることが表示された場合は、タイ
マ回路14の出力によって排水ポンプ19を4秒間だけ
作動させ、濃度調整槽1から水分を排出する。
合物濃度が均一化された時点における濃度の検出、比較
により、ランプL4 が点灯され「適」が表示されれば槽
内の海苔混合物濃度は適正濃度に調整されたのである。
また、ランプL4 が点灯しないで、例えばランプL5 が
点灯して「薄1」が表示されたとすると、タイマ回路1
4は再び排水ポンプ19を2秒間作動させて濃度調整槽
1から水分を排出して海苔混合物の濃度を更に上げるこ
とにより適正濃度に調整する。なお、本実施例では濃度
差に対応する量の水の供給または水分の排出を、あらか
じめ設定された所定時間行なうとしているが、濃度の検
出、比較はこの時間中も継続して行なわれており、水の
供給または水分の排出過程で海苔混合物の濃度が適正に
なれば、その時点で水の供給または水分の排出を停止す
る。
抄機に順次供給されて濃度調整槽1内の水位が設定下限
水位まで低下すると、フロートスイッチ6によって発生
される信号によって調合機2の弁装置が作動し、適正濃
度にほぼ近い濃度の海苔混合物が濃度調整槽1に供給さ
れ、槽内の水位が上昇して設定上限水位まで達するとフ
ロートスイッチ6により発生される信号によって海苔混
合物の供給は停止する。このフロートスイッチ6の上限
値は濃度調整による水位上昇分を考慮して高めに設定さ
れている。
合に濃度調整槽1から水分を排出するのにポンプ19を
使用した例を示したが、濃度調整槽1の底部に電磁弁を
設け、その弁の開閉により排水と停止を制御するように
してもよい。また、濃度センサ5を濃度調整槽1内に設
けているが、海苔混合物の濃度が検出できる箇所であれ
ばこの場所に限定するものではない。
を示すフローチャート、図6は第2の濃度制御装置によ
る制御方法を示すタイムチャートである。次に、図1、
図2、図5、図6を参照して海苔混合物の濃度制御方法
の第2の方法を説明する。なおここでは、上記第1の実
施例と相違する点のみを説明し、共通点については説明
を省略する。
3」「濃2」「濃1」「薄1」「薄2」「薄3」に対応
する水の給排時間(α1 、α2 、α3 )については上記
第1の実施例と同じく、6秒間、4秒間、2秒間に段階
的に設定されている。そして、給排水停止時間(β)
は、上記第1の実施例における(β3 )と同じ5秒間に
設定され、設定後はこの時間が維持される。
に「濃3」「濃2」や「薄2」「薄3」の場合は、給排
水後の給排水停止時間、つまり攪拌時間が十分ではない
と考えられる。すなわち、海苔混合物の濃度の均一化を
待たずに、大略均一化された時点で濃度検出をして濃度
調整を行なうことになるが、これにより海苔混合物が適
正濃度になるまでの時間を短縮することができる。
差に関係のない所定時間に設定してあるので、この時間
を装置の条件に合わせて比較的短く設定すれば、濃度が
設定値に達するまでのトータル時間(T1 +T2 +T3
・・・)を図11に示した従来の制御方法及び上記第1
の方法より短くすることが可能となる。なお、本実施例
では水の供給または水分の排出を、あらかじめ設定され
た所定時間行なうとしているが、濃度の検出、比較はこ
の時間中も継続して行なわれており、水の供給または水
分の排出過程で海苔混合物の濃度が適正になれば、その
時点で水の供給または水分の排出を停止する。
を示すフローチャート、図8は第3の濃度制御装置によ
る制御方法を示すタイムチャートである。次に、図1、
図2、図7、図8を参照して海苔混合物の濃度制御方法
の第3の方法を説明する。なお、ここでは、上記第1の
実施例と相違する点のみを説明し、共通点については説
明を省略する。
3」「濃2」「濃1」「薄1」「薄2」「薄3」に対応
する水の給排時間の合計(α1 、α2 、α3 )について
は上記第1の実施例と同じに段階的に設定されている。
すなわち、(α1 )は(α、2秒間)が三回、(α2 )
は(α、2秒間)が二回、(α3 )は(α、2秒間)が
一回というように、間に給排水休止時間(β、5秒間)
を挟み、所要回数に分けて給排水されるようになってい
る。なお、所要回数に分けて行なわれた給排水後の給排
水停止時間(β4 )は、本実施例では給排水休止時間
(β)と同じく5秒間に設定されている。
3」「濃2」や「薄2」「薄3」の場合は、給排水後の
給排水停止時間、つまり攪拌時間が十分ではないと考え
られる。すなわち、海苔混合物の濃度の均一化を待たず
に、大略均一化された時点で濃度検出して濃度調整を行
なうことになるが、これにより、海苔混合物が適正濃度
になるまでの時間を短縮することができる。
らかじめ設定された所要回数に分けて行ない、また、給
排水後の給排水停止時間を濃度差に関係のない所要時間
に設定しているので、この時間を装置の条件に合わせて
比較的短く設定すれば、濃度が設定値に達するまでのト
ータル時間(T1 +T2 +T3 ・・・)を、上記第2の
方法より若干時間を要するけれども、図11に示した従
来の制御方法及び上記第1の方法より短くすることが可
能となる。
の水の供給または水分の排出を行なうとしているが、濃
度の検出、比較はこの時間中も継続して行なわれてお
り、水の供給または水分の排出過程で海苔混合物の濃度
が適正になれば、その時点で水の供給または水分の排出
を停止する。また、上記方法で、給水ポンプ3または排
水ポンプ19の作動時間及び停止時間は装置の条件によ
り適宜調整されるものであり、一定時間に固定されるも
のではない。
を示すフローチャート、図10は第4の濃度制御装置に
よる制御方法を示すタイムチャートである。次に、図
1、図2、図9、図10を参照して、海苔混合物の濃度
制御方法の第4の方法を説明する。なお、ここでは、上
記第3の実施例と相違する点のみを説明し、共通点につ
いては説明を省略する。
3」「濃2」「濃1」「薄1」「薄2」「薄3」に対応
する水の給排時間と給排水停止時間が適宜設定される。
第1の所定時間である給水時間及び第2の所定時間であ
る排水時間(α)は2秒間、また、第3の所定時間であ
る給排水停止時間(β)も同じく2秒間に設定されてい
る。この時間設定は、装置の規模、能力などの条件によ
り適宜最適な時間が決められ、設定後はこの時間が維持
される。
「濃2」や「薄2」「薄3」の場合は、給排水後の給排
水停止時間、つまり攪拌時間が十分ではないと考えられ
る。すなわち、海苔混合物の濃度の均一化を待たずに、
大略均一化された時点で濃度検出して濃度調整を行うこ
とになるが、これにより、海苔混合物が適正濃度になる
までの時間を短縮することができる。
給排水停止時間を、それぞれ濃度差に関係のない所定時
間に設定しているので、これらの時間を装置の条件に合
わせて比較的短く設定すれば、濃度が設定値に達するま
でのトータル時間を、上記第3の方法と同じように、図
11に示した従来の制御方法及び上記第1の方法より短
くすることが可能となる。
排出を、あらかじめ設定された所定時間行なうとしてい
るが、濃度の検出、比較はこの時間中も継続して行なわ
れており、水の供給または排出過程で海苔混合物の濃度
が適正になれば、その時点で水の供給または排出を停止
する。本発明は図示の実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲の記載内において種々の変形が可能
である。
する。 (a)第1、第2、第12の発明にかかる海苔混合物の
第1の濃度調整方法、及び装置によれば、濃度制御方法
における水の給排後の給排水停止時間を、濃度差に対応
して設定しているので、この時間を濃度差が小さくなる
程短い時間に設定すれば、濃度が設定値に達するまでの
トータル時間を従来の制御方法より短くすることがで
き、迅速な濃度調整が可能となる。
海苔混合物の第2の濃度調整方法、及び装置によれば、
濃度制御方法における水の給排後の給排水停止時間を所
定時間に設定しているので、この時間を装置の条件に合
わせて比較的短く設定すれば、濃度が設定値に達するま
でのトータル時間を従来の制御方法及び第1の制御方法
より短くすることができ、より迅速な濃度調整が可能と
なる。
海苔混合物の第3の濃度調整方法、及び装置によれば、
濃度制御方法における水の給排を濃度差に対応しあらか
じめ設定された回数に分けて行ない、給排水後の給排水
停止時間を所定時間に設定しているので、この時間を装
置の条件に合わせて比較的短く設定すれば、濃度が設定
値に達するまでのトータル時間を従来の制御方法及び第
1の制御方法より短くすることができ、より迅速な濃度
調整が可能となる。
海苔混合物の第4の濃度調整方法、及び装置によれば、
濃度制御方法における水の給排を第1、第2の所定時間
だけ行ない、給排水後の給排水停止時間を第3の所定時
間だけ行なうようにしているので、これらの時間を装置
の条件に合わせて比較的短く設定すれば、濃度が設定値
に達するまでのトータル時間を、従来の制御方法及び第
1、第2、第3の制御方法より短くすることができ、よ
り迅速な濃度調整が可能となる。
の発明にかかる海苔混合物の濃度調整方法、及び装置に
よれば、周波数変換手段を用いることにより、濃度差に
対応して水の給排能力を制御可能とし、あるいは濃度差
に対応して攪拌能力を制御可能とすることにより、必要
に応じて能力を調整すれば、濃度が設定値に達するまで
のトータル時間を、従来の制御方法より更に短くするこ
とが可能となる。
ローシート。
実施例を示す説明図。
ーチャート。
ムチャート。
ーチャート。
ムチャート。
ーチャート。
ムチャート。
ーチャート。
イムチャート。
チャート。
Claims (17)
- 【請求項1】 海苔原藻をミンチ化し、このミンチ化し
た海苔原藻を海苔抄機に供給するのに適した適正濃度に
近い濃度の海苔混合物が得られるような比率で予め水と
混合し、この海苔混合物を攪拌しながら海苔混合物の濃
度を調整する方法であって、 この方法は、 海苔混合物の濃度を検出する工程、 検出した海苔混合物の濃度が適正濃度より高いときはそ
の濃度差に対応する時間だけ海苔混合物に水を供給する
工程、 検出した海苔混合物の濃度が適正濃度より低いときはそ
の濃度差に対応する時間だけ海苔混合物より水分を排出
する工程、 海苔混合物の濃度差に対応する時間だけ水の供給または
/及び水分の排出を停止して海苔混合物の濃度の均一化
を図る工程、 を含む、 海苔混合物の濃度調整方法。 - 【請求項2】 海苔混合物の濃度の均一化を図りなが
ら、新たに、濃度を検出する工程、水を供給する工程ま
たは水分を排出する工程、を一または二回以上繰り返し
て海苔混合物の濃度を適正濃度に調整する、請求項1記
載の海苔混合物の濃度調整方法。 - 【請求項3】 海苔原藻をミンチ化し、このミンチ化し
た海苔原藻を海苔抄機に供給するのに適した適正濃度に
近い濃度の海苔混合物が得られるような比率で予め水と
混合し、この海苔混合物を攪拌しながら海苔混合物の濃
度を調整する方法であって、 この方法は、 海苔混合物の濃度を検出する工程、 検出した海苔混合物の濃度が適正濃度より高いときはそ
の濃度差に対応する時間だけ海苔混合物に水を供給する
工程、 検出した海苔混合物の濃度が適正濃度より低いときはそ
の濃度差に対応する時間だけ海苔混合物より水分を排出
する工程、 所定時間だけ水の供給または/及び水分の排出を停止し
て海苔混合物の濃度の均一化を図る工程、 を含む、 海苔混合物の濃度調整方法。 - 【請求項4】 海苔混合物の濃度の均一化を図りなが
ら、新たに、濃度を検出する工程、水を供給する工程ま
たは水分を排出する工程、を一または二回以上繰り返し
て海苔混合物の濃度を適正濃度に調整する、請求項3記
載の海苔混合物の濃度調整方法。 - 【請求項5】 海苔原藻をミンチ化し、このミンチ化し
た海苔原藻を海苔抄機に供給するのに適した適正濃度に
近い濃度の海苔混合物が得られるような比率で予め水と
混合し、この海苔混合物を攪拌しながら海苔混合物の濃
度を調整する方法であって、 この方法は、 海苔混合物の濃度を検出する工程、 検出した海苔混合物の濃度が適正濃度より高いときはそ
の濃度差に対応する回数だけ給水と停止を繰り返して海
苔混合物に水を供給する工程、 検出した海苔混合物の濃度が適正濃度より低いときはそ
の濃度差に対応する回数だけ水分の排出と停止を繰り返
して海苔混合物より水分を排出する工程、 を含む、 海苔混合物の濃度調整方法。 - 【請求項6】 海苔混合物の濃度の均一化を図りなが
ら、新たに、濃度を検出する工程、水を供給する工程ま
たは水分を排出する工程、を一または二回以上繰り返し
て海苔混合物の濃度を適正濃度に調整する、請求項5記
載の海苔混合物の濃度調整方法。 - 【請求項7】 海苔原藻をミンチ化し、このミンチ化し
た海苔原藻を海苔抄機に供給するのに適した適正濃度に
近い濃度の海苔混合物が得られるような比率で予め水と
混合し、この海苔混合物を攪拌しながら海苔混合物の濃
度を調整する方法であって、 この方法は、 海苔混合物の濃度を検出する工程、 検出した海苔混合物の濃度が適正濃度より高いときは第
1の所定時間だけ海苔混合物に水を供給する工程、 検出した海苔混合物の濃度が適正濃度より低いときは第
2の所定時間だけ海苔混合物より水分を排出する工程、 第3の所定時間だけ水の供給または/及び水分の排出を
停止して海苔混合物の濃度の均一化を図る工程、 を含む、 海苔混合物の濃度調整方法。 - 【請求項8】 海苔混合物の濃度の均一化を図りなが
ら、新たに、濃度を検出する工程、水を供給する工程ま
たは水分を排出する工程、を一または二回以上繰り返し
て海苔混合物の濃度を適正濃度に調整する、請求項7記
載の海苔混合物の濃度調整方法。 - 【請求項9】 海苔混合物の攪拌が連続的にまたは間欠
的に行われる、請求項1、2、3、4、5、6、7また
は8記載の海苔混合物の濃度調整方法。 - 【請求項10】 周波数変換手段により、濃度検出後の
濃度差に対応して水の供給能力または/及び水分の排出
能力を制御するようにした、請求項1、2、3、4、
5、6、7、8または9記載の海苔混合物の濃度調整方
法。 - 【請求項11】 周波数変換手段により、濃度検出後の
濃度差に対応して攪拌能力を制御するようにした、請求
項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10記載
の海苔混合物の濃度調整方法。 - 【請求項12】 海苔混合物の濃度を調整するための装
置であって、この装置は、 ミンチ化された海苔原藻と水とを混合して海苔混合物を
つくる調合手段と、 この調合手段から供給された海苔混合物を攪拌する攪拌
手段を備えた濃度調整槽と、 海苔混合物の濃度を検出する濃度センサと、 海苔混合物に水を供給する供給手段と、 海苔混合物から水分を排出する排出手段と、 少なくとも上記供給手段と排出手段とを制御する制御手
段と、を備えており、 上記制御手段は、海苔混合物の濃度を検出し、検出した
海苔混合物の濃度が適正濃度より高いときはその濃度差
に対応する時間だけ海苔混合物に水を供給し、検出した
海苔混合物の濃度が適正濃度より低いときはその濃度差
に対応する時間だけ海苔混合物より水分を排出し、海苔
混合物の濃度差に対応する時間だけ水の供給または/及
び水分の排出を停止して海苔混合物の濃度の均一化を図
る制御を含んでいる、 海苔混合物の濃度調整装置。 - 【請求項13】 制御手段が、海苔混合物の濃度を検出
し、検出した海苔混合物の濃度が適正濃度より高いとき
はその濃度差に対応する時間だけ海苔混合物に水を供給
し、検出した海苔混合物の濃度が適正濃度より低いとき
はその濃度差に対応する時間だけ海苔混合物より水分を
排出し、所定時間だけ水の供給または/及び水分の排出
を停止して海苔混合物の濃度の均一化を図る制御を含ん
でいる、 請求項12記載の海苔混合物の濃度調整装置。 - 【請求項14】 制御手段が、海苔混合物の濃度を検出
し、検出した海苔混合物の濃度が適正濃度より高いとき
はその濃度差に対応する回数だけ水の供給と停止を繰り
返して海苔混合物に水を供給するようにし、検出した海
苔混合物の濃度が適正濃度より低いときはその濃度差に
対応する回数だけ水分の排出と停止を繰り返して海苔混
合物より水分を排出するようにした制御を含んでいる、 請求項12記載の海苔混合物の濃度調整装置。 - 【請求項15】 制御手段が、海苔混合物の濃度を検出
し、検出した海苔混合物の濃度が適正濃度より高いとき
は第1の所定時間だけ海苔混合物に水を供給するように
し、検出した海苔混合物の濃度が適正濃度より低いとき
は第2の所定時間だけ海苔混合物より水分を排出するよ
うにし、第3の所定時間だけ水の供給または/及び水分
の排出を停止して海苔混合物の濃度の均一化を図る制御
を含んでいる、 請求項12記載の海苔混合物の濃度調整装置。 - 【請求項16】 供給手段または/及び排出手段には周
波数変換手段を備え、この周波数変換手段により水の供
給能力または/及び水分の排出能力を制御できるように
した、請求項12、13、14または15記載の海苔混
合物の濃度調整装置。 - 【請求項17】 攪拌手段には周波数変換手段を備え、
この周波数変換手段により攪拌能力を制御できるように
した、請求項12、13、14、15または16記載の
海苔混合物の濃度調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5340750A JP2858291B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 海苔混合物の濃度調整方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5340750A JP2858291B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 海苔混合物の濃度調整方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07155144A JPH07155144A (ja) | 1995-06-20 |
JP2858291B2 true JP2858291B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=18339948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5340750A Expired - Fee Related JP2858291B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 海苔混合物の濃度調整方法及びその装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2858291B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-08 JP JP5340750A patent/JP2858291B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH07155144A (ja) | 1995-06-20 |
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