JP2856664B2 - イメージホログラムの作製方法 - Google Patents

イメージホログラムの作製方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の像をホログラム
面あるいはその近傍に見えるようにしたイメージホログ
ラムの作製方法に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】イメージホログラムは白色光
で再生可能であり、再生像がホログラム面あるいはその
近傍に見えるようにしたもので、作製方法は、まず、マ
スターホログラムを作製して、このマスターホログラム
にレーザー光を照射して、その透過光を物体光として乾
板に照射し、参照光として照射された別のレーザー光と
により干渉縞を形成する方法が一般に行われている。
【0003】このようなイメージホログラムでマルチカ
ラー表示を行わせる場合には、実施例の図1で示すよう
なマスターホログラムの露光光学系によりレーザー光の
波長を変えて複数回露光されたマスターホログラムを複
数枚用意して、図2に示すようなイメージホログラムの
露光光学系によりイメージホログラム用の乾板は同じ位
置に固定した状態で、マスターホログラムの位置でマス
ターホログラムをその都度置き換えて、乾板に多重露光
する方法が採られている。
【0004】しかしながら、このような方法では、複数
回マスターホログラムを取り替える必要があるので、セ
ッティングが煩雑であるばかりか、取り替えることによ
り乾板上に結像されるマスターホログラムの実像がずれ
てしまう恐れがあった。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明は、参照光と、
マスターホログラムにより回折した物体光を乾板に照射
して、マルチカラーイメージホログラムを露光する方法
において、マスターホログラムはレーザー光の波長を変
えて同一の光学系により露光したもの複数枚を用意して
その複数枚に相当する回数だけマスターホログラムを置
き換えて、乾板に多重露光するときに、その都度乾板の
位置にスクリーンを置いて、実像を結像させて実像のず
れを測定し、このずれ量に相当する分だけ、乾板かマス
ターホログラムを駆動させるものであり、乾板を駆動さ
せる場合には乾板をマスターホログラム面と平行に水平
方向と垂直方向に駆動させ、マスターホログラムを駆動
させる場合には、マスターホログラムをマスターホログ
ラム面と平行な面内であって垂直な軸と水平な軸の回り
に回動させるか、あるいはマスターホログラム面と平行
に水平方向と垂直方向に駆動させるものである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は、参照光と、
マスターホログラムにより回折した物体光を乾板に照射
して、マルチカラーイメージホログラムを露光する方法
において、マスターホログラムはレーザー光の波長を変
えて同一の光学系により露光したもの複数枚を用意して
その複数枚に相当する回数だけマスターホログラムを置
き換えて、乾板に多重露光するとともに、乾板をマスタ
ーホログラム面と平行に水平方向と垂直方向に駆動させ
ることによって、マスターホログラムによる実像のずれ
を補正するか、あるいはマスターホログラム面と平行な
面内であって垂直な軸と水平な軸の回りに回動させるこ
とによってマスターホログラムによる実像のずれを補正
することを特徴とする。
【0007】
【作用】マスターホログラム作製時のマスターホログラ
ム用乾板の位置に、イメージホログラム作製時のマスタ
ーホログラムが正確に置かれて、露光されれば、イメー
ジホログラム用乾板に多重露光される像がずれることは
ない。しかし、人間の感覚で知覚しにくいレベルである
が、実際には、マスターホログラムを置き換えるとき
に、あるいは露光の波長を切り換えるときに(レーザー
発振器の発振周波数を変えるときに)レーザー光のマス
ターホログラムへの入射角が変わりやすい。その結果、
イメージホログラム用乾板の像のずれは左右水平方向が
最も生じやすく、上下方向には僅かに生ずる可能性があ
るが、前後方向にはほとんど生じないという知見に基づ
いて、乾板をマスターホログラム面と平行に水平方向と
垂直方向に駆動させることによって、マスターホログラ
ムによる実像のずれを補正するか、あるいはマスターホ
ログラムをマスターホログラム面と平行な面内であって
垂直な軸と水平な軸の回りに回動させるか、あるいはマ
スターホログラム面と平行に水平方向と垂直方向に駆動
させることによってマスターホログラムによる実像のず
れを補正するものである。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明を詳細に
説明する。図1と図2はそれぞれ本発明の実施例におけ
るマスターホログラムとイメージホログラムを作製する
ための光学系を示す要部平面図、図3と図4はそれぞれ
マスターホログラム用の回動ステージとイメージホログ
ラム用の乾板移動ステージを示す要部斜視図である。
【0009】実施例1 緑色と青色の波長の光によりイメージホログラム用乾板
に二重露光する場合について例示する。
【0010】(マスターホログラムの作製)青色と緑色
に感光する銀塩乳剤などの感材が塗布されたガラス基板
をマスターホログラム用乾板1として、図1に示すよう
に各光学機器とともにセッティングした後、例えばアル
ゴンレーザー発振器11から488.0nmの波長の光
(青色)を発振すると、反射鏡12で方向を変え、ビー
ムスプリッター13で2方向に分割され、一方の光は反
射鏡14、顕微鏡対物レンズ15、ピンホ−ル16を介
して発散光が物体Sに照射され、その物体により反射さ
れた光が物体光として、他方の光は反射鏡17、顕微鏡
対物レンズ18、ピンホール19、凹面鏡20を介して
平行光が参照光RWとしてそれぞれ乾板1に入射し、干
渉縞が形成される。その後、通常の現像処理をしてマス
ターホログラム1’を得る。
【0011】次いで、同様の別のマスターホログラム用
乾板2を乾板1の位置に置き換えて、その他の光学系は
そのままの状態にして、アルゴンレーザー発振器11か
ら514.5nmの波長の光(緑色)を発振すると、同
様の経路により干渉縞が形成される。その後、通常の現
像処理をしてマスターホログラム2’を得る。 (イメージホログラムの作製)このようにして得られた
2枚の内、マスターホログラム1’をマスターホログラ
ム露光時と表裏逆にして、図3に示すように乾板の位置
に、乾板回動ステージ5の先端に設けられたホルダー6
に保持させ、白色すりガラスなどのスクリーンScを、
乾板移動ステージ7の先端に移動自在に設けられたホル
ダー8に保持させ、その他の光学系とともに、図2に示
すようなイメージホログラム露光光学系を用いて、一方
のレーザービームをビームスプリッター23と反射鏡2
4の間にシャッター(図示しない)などを置いてカット
した状態でアルゴンレーザー発振器21から488.0
nmの波長の光(青色)を発振すると、反射鏡22で反
射され、ビームスプリッター23で2方向に分割された
他方の光は反射鏡27、顕微鏡対物レンズ28、ピンホ
−ル29、凹面鏡30を介して平行光CRW(マスター
ホログラム作製時の参照光RWと共役な光)として、マ
スターホログラムに照射され、スクリーンSc上にマス
ターホログラムによる実像が結像され、その像の位置を
確認、基準となる目印などを記録しておき、スクリーン
Scの位置に青色と緑色に感光するフォトポリマーなど
を感材とするイメージホログラム用乾板4を正確に置き
換えてシャッターを取り除いた状態で、アルゴンレーザ
ー発振器21から488.0nmの波長の光(青色)を
発振すると、反射鏡22で方向を変え、ビームスプリッ
ター23で2方向に分割され、一方の光は反射鏡24、
顕微鏡対物レンズ25、ピンホ−ル26を介して参照光
として、他方の光は反射鏡27、顕微鏡対物レンズ2
8、ピンホール29、凹面鏡30、マスターホログラム
1’を介して物体光として、それぞれイメージホログラ
ム用乾板4に入射し、干渉縞が形成される。
【0012】次いで、残りのマスターホログラム2’を
マスターホログラム露光時と表裏逆にしてマスターホロ
グラム1’の位置にセットした状態で、一方のレーザー
ビームをビームスプリッター23と反射鏡24の間にシ
ャッター(図示しない)などを置いてカットした状態で
アルゴンレーザー発振器21から514.5nmの波長
の光(緑色)を発振すると、反射鏡22で反射され、ビ
ームスプリッター23で2方向に分割された他方の光は
反射鏡27、顕微鏡対物レンズ28、ピンホ−ル29、
凹面鏡30を介して平行光CRW(マスターホログラム
作製時の参照光RWと共役な光)として、マスターホロ
グラムに照射され、スクリーンSc上にマスターホログ
ラムによる実像が結像され、その像の位置を確認、48
8.0nmの波長の光(青色)による実像の位置とのず
れを測定し、像のずれがx軸にΔx、y軸方向にΔyあ
るとすれば、像が一致するように、乾板移動ステージ7
のマイクロメータ71 を回動させ、スピンドル72 の伸
縮により、x軸ステージ7 3 に固着されたカム74 を押
し、x軸ステージ73 をx軸方向にΔxだけ移動させ、
さらにマイクロメータ75 を回動させ、スピンドル
6 、カム78 、y軸ステージ78 に固着された突起物
7 を介してy軸ステージ78 を 上下にΔyだけ移動
させる。
【0013】移動後、スクリーンScの位置に、既に4
88.0nmの波長の光(青色)による干渉縞が形成さ
れたイメージホログラム用乾板4を再度置き換え、シャ
ッターを取り除いた状態で、アルゴンレーザー発振器2
1から514.5nmの波長の光(緑色)を発振する
と、反射鏡22で方向を変え、ビームスプリッター23
で2方向に分割され、一方の光は反射鏡24、顕微鏡対
物レンズ25、ピンホ−ル26を介して参照光として、
他方の光は反射鏡27、顕微鏡対物レンズ28、ピンホ
ール29、凹面鏡30、マスターホログラム2’を介し
て物体光として、それぞれイメージホログラム用乾板4
に入射し、干渉縞が形成される。
【0014】その後、通常の現像処理をして青色と緑色
のレーザービームに多重露光されたマルチカラーイメー
ジホログラムを得ることができる。このようにして得ら
れたイメージホログラムは白色光で再生可能であり、緑
色と青色の再生表示を像のずれがなく行うことができ
る。
【0015】実施例2 緑色、と青色および赤色の波長の光を三重露光する場合
について例示する。 (マスターホログラムの作製)銀塩乳剤などの感材が塗
布されたガラス基板を乾板1として、図1に示すよう
に、各光学機器とともにセッティングした後、例えばア
ルゴンレーザー発振器11から488.0nmの波長の
光(青色)を発振すると、反射鏡12で方向を変え、ビ
ームスプリッター13で2方向に分割され、一方の光は
反射鏡14、顕微鏡対物レンズ15、ピンホ−ル16を
介して発散光が物体Sに照射され、その物体により反射
された光が物体光として、他方の光は反射鏡17、顕微
鏡対物レンズ18、ピンホール19、凹面鏡20を介し
て平行光が参照光RWとしてそれぞれ乾板1に入射し、
干渉縞が形成される。
【0016】次いで、各光学装置はそのままにして、別
の銀塩乳剤などの感材が塗布されたガラス基板をマスタ
ーホログラム用乾板2として、マスターホログラム用乾
板1の位置に置き換え、アルゴンレーザー発振器の発振
周波数を514.5nmの光(緑色)に変え発振させる
と、同様の経路により、緑色レーザービームによる干渉
縞が形成される。 次いで、各光学装置はそのままにし
て、別の銀塩乳剤などの赤色に感光する感材が塗布され
たガラス基板をマスターホログラム用乾板3として、マ
スターホログラム用乾板2の位置に置き換え、点線で示
したHe−Neレーザー発振器11’から632.8n
m波長の光(赤色)を発振すると、反射鏡12で方向を
変え、ビームスプリッター13で2方向に分割され、一
方の光は反射鏡14、顕微鏡対物レンズ15、ピンホ−
ル16を介して発散光が物体Sに照射され、その物体に
より反射された光が物体光として、他方の光は反射鏡1
7、顕微鏡対物レンズ18、ピンホール19、凹面鏡2
0を介して平行光が参照光RWとしてそれぞれ乾板2に
入射し、干渉縞が形成される。
【0017】その後それぞれのマスターホログラム用の
乾板1、2、3を通常の現像処理をしてマスターホログ
ラム1’、2’、3’を得る。 (イメージホログラムの作製)このようにして得られた
3枚の内、マスターホログラム1’をマスターホログラ
ム露光時と表裏逆にして、図3に示すように乾板の位置
に、乾板回動ステージ5の先端に設けられたホルダー6
に保持させ、図4に示すように白色すりガラスなどのス
クリーンScを、乾板移動ステージ7の先端に移動自在
に設けられたホルダー8に保持させ、その他の光学系と
ともに、図2に示すようなイメージホログラム露光光学
系を用いて、一方のレーザービームをビームスプリッタ
ー23と反射鏡24の間にシャッター(図示しない)な
どを置いてカットした状態でアルゴンレーザー発振器2
1から488.0nmの波長の光(青色)を発振する
と、反射鏡22で反射され、ビームスプリッター23で
2方向に分割された他方の光は反射鏡27、顕微鏡対物
レンズ28、ピンホ−ル29、凹面鏡30を介して平行
光CRW(マスターホログラム作製時の参照光RWと共
役な光)として、マスターホログラムに照射され、スク
リーンSc上にマスターホログラムによる実像が結像さ
れ、その像の位置を確認、基準となる目印などを記録し
ておき、スクリーンScの位置に青色、緑色および赤色
に感光する重クロム酸ゼラチンなどを感材とするイメー
ジホログラム用乾板4を正確に置き換えてシャッターを
取り除いた状態で、アルゴンレーザー発振器21から4
88.0nmの波長の光(青色)を発振すると、反射鏡
22で方向を変え、ビームスプリッター23で2方向に
分割され、一方の光は反射鏡24、顕微鏡対物レンズ2
5、ピンホ−ル26を介して参照光として他方の光は反
射鏡27、顕微鏡対物レンズ28、ピンホール29、凹
面鏡30、マスターホログラム1’を介して物体光とし
て、それぞれ乾板3に入射し、干渉縞が形成される。
【0018】次いで、残りのマスターホログラム2’を
マスターホログラム露光時と表裏逆にしてマスターホロ
グラム1’の位置にセットした状態で、一方のレーザー
ビームをビームスプリッター23と反射鏡24の間にシ
ャッター(図示しない)などを置いてカットした状態で
アルゴンレーザー発振器21から514.5nmの波長
の光(緑色)を発振すると、反射鏡22で反射され、ビ
ームスプリッター23で2方向に分割された他方の光は
反射鏡27、顕微鏡対物レンズ28、ピンホ−ル29、
凹面鏡30を介して平行光CRW(マスターホログラム
作製時の参照光RWと共役な光)として、マスターホロ
グラム2’に照射され、スクリーンSc上にマスターホ
ログラムによる実像が結像され、その像の位置を確認、
488.0nmの波長の光(青色)による実像の位置と
のずれを測定し、像のずれがx軸にΔx、y軸方向にΔ
yあるとすれば、像が一致するようにマスターホログラ
ム用の回動ステージ5のマイクロメータ51 を回動さ
せ、スピンドル52 の伸縮により、軸54 に固着された
カム53 を押し、y’軸回りに軸54 をΔxに相当する
量だけ回動させ、さらにマイクロメータ56 を回動さ
せ、スピンドル57 、軸59 に固着されたカム58 を介
してx’軸回りに軸59 をΔyに相当する量だけ回動さ
せる。なお、軸55 と軸510はそれぞれ図示しないバネ
によってカム53とカム58 を押圧している。
【0019】回動後、スクリーンScの位置に、既に
88.0nmの波長の光(青色)による干渉縞が形成さ
れたイメージホログラム用乾板4を再度置き換え、シャ
ッターを取り除いた状態で、アルゴンレーザー発信器2
1から514.5nmの波長の光(緑色)を発振する
と、同じ経路により干渉縞が形成される。
【0020】次いで、残りのマスターホログラム3’を
マスターホログラム露光時と表裏逆にしてマスターホロ
グラム1’の位置にセットした状態で、一方のレーザー
ビームをビームスプリッター23と反射鏡24の間にシ
ャッター(図示しない)などを置いてカットした状態
で、点線で示すHe−Neレーザー発振器21’から6
32.8nm波長の光(赤色)を発振させ、平行光CR
Wとして、マスターホログラムに入射させ、乾板上に結
像したマスターホログラムの実像の位置を確認、48
8.0nmの波長の光(青色)あるいは514.5nm
の波長の光(緑色)による実像の位置とのずれを測定
し、像のずれがx軸にΔx、y軸方向にΔyあれば、像
が一致するように回動ステージ5のマイクロメータ51
とマイクロメータ56 を回動させる。
【0021】回動後、スクリーンScの位置に、既に4
88.0nmの波長の光(青色)と514.5nmの波
長の光(緑色)による干渉縞が形成されたイメージホロ
グラム用乾板4を再度置き換え、シャッターを取り除い
た状態で、He−Neレーザー発振器21’から63
2.8nm波長の光(赤色)を発振させ、同様の経路で
赤色レーザービームによる干渉縞が形成される。
【0022】その後通常の現像処理をして青色、緑色お
よび赤色のレーザービームに多重露光されたマルチカラ
ーイメージホログラムを得ることができる。このように
して得られたイメージホログラムは白色光で再生可能で
あり、緑色、青色および赤色の再生表示を像ずれがなく
行うことができる。
【0023】以上、好適な実施例により説明したが、本
発明はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。像のずれの調整について、実施例1では乾
板移動ステージによりイメージホログラム用の乾板を平
行移動させ、実施例2では回動ステージによりマスター
ホログラムを回動させて調整したが、どちらの方法によ
るかは適宜選択すればよいが、一般的には実施例1のよ
うに乾板移動ステージにより行う方が好ましく、この方
法によれば、画像処理装置などにより像のずれを自動的
に検出し、ずれ量に相当する量だけ自動的に移動させて
調整することもできる。
【0024】また、実施例ではイメージホログラム用の
乾板の調整をx軸とy軸に移動自在な移動ステージによ
り、マスターホログラムの調整をx’軸回りとy’軸回
りに回動自在な回動ステージによって行ったが、逆に、
マスターホログラムの調整を移動ステージによりおこな
っても勿論よい。
【0025】
【発明の効果】本発明のイメージホログラム作製方法に
よれば、像の位置ずれをなくすことができ、さらに光学
系のセッティングも容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるマスターホログラムを
作製するための光学系を示す要部平面図である。
【図2】本発明の実施例におけるイメージホログラムを
作製するための光学系を示す要部平面図である。
【図3】マスターホログラム用の回動ステージを示す要
部斜視図である。
【図4】イメージホログラム用の乾板移動ステージを示
す要部斜視図である。
【符号の説明】
1、2、3 マスターホログラム用乾板 1’、2’、3’マスターホログラム 4 イメージホログラム用乾板 5 マスターホログラム用の回動ステージ 7 イメージホログラム用乾板移動ステー
ジ 11、11’、21、21’レーザー発振器 S 物体 Sc スクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−195081(JP,A) 特開 昭62−258487(JP,A) 特開 平1−142590(JP,A) 実開 平3−22203(JP,U) 実開 昭59−112267(JP,U) 辻内順平著 ホログラフィックディス プレイ 初版 平成2年12月7日 産業 図書株式会社発行 P.123、P.157〜 P.158 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03H 1/26 G03H 1/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】参照光と、マスターホログラムにより回折
    した物体光を乾板に照射して、マルチカラーイメージホ
    ログラムを露光する方法において、マスターホログラム
    はレーザー光の波長を変えて同一の光学系により露光し
    たもの複数枚を用意してその複数枚に相当する回数だけ
    マスターホログラムを置き換えて、乾板に多重露光する
    ときに、その都度乾板の位置にスクリーンを置いて、実
    像を結像させて実像のずれを測定し、このずれ量に相当
    する分だけ、乾板をマスターホログラム面と平行に水平
    方向と垂直方向に駆動させることを特徴とするイメージ
    ホログラムの作製方法。
  2. 【請求項2】参照光と、マスターホログラムにより回折
    した物体光を乾板に照射して、マルチカラーイメージホ
    ログラムを露光する方法において、マスターホログラム
    はレーザー光の波長を変えて同一の光学系により露光し
    たもの複数枚を用意してその複数枚に相当する回数だけ
    マスターホログラムを置き換えて、乾板に多重露光する
    ときに、その都度乾板の位置にスクリーンを置いて、実
    像を結像させて実像のずれを測定し、このずれ量に相当
    する分だけ、マスターホログラムをマスターホログラム
    面と平行な面内であって垂直な軸と水平な軸の回りに回
    動させるか、あるいはマスターホログラム面と平行に水
    平方向と垂直方向に駆動させることを特徴とするイメー
    ジホログラムの作製方法。
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辻内順平著 ホログラフィックディスプレイ 初版 平成2年12月7日 産業図書株式会社発行 P.123、P.157〜P.158

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