JP2856130B2 - 高周波加速空胴 - Google Patents

高周波加速空胴

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広い周波数帯域、
特に低周波数側で効率よくかつ安定に高い加速間隙電圧
を得ることのできる環状型加速器用の高周波加速空胴
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より加速空胴に装荷される磁性体と
しては、一般的にNi−Zn系,Mn−Zn系等のフェ
ライトが用いられている。この従来技術に関係するもの
として日本物理学会講演概要集「第50回年会第1分
冊」p71に、Ni−Znフェライトを用いた加速空胴
が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】磁性体の高周波損失が
ある磁性体装荷型加速空胴では、磁性体部での発熱があ
る。一般的に磁性体の比透磁率は磁性体温度の上昇とと
もに緩やかに上昇し、キュリー温度近くで急激に減少す
る。このため加速間隙に高電圧を安定に発生させるため
にはキュリー温度が十分高いことが必要である。また、
高電圧化にともない磁性体内の磁束密度が高くなること
から磁性体の飽和磁束密度も大きいことが必要である。
さらに一般的に磁性体の比透磁率はある周波数fa まで
はほぼ一定の値μ0 を示し、fa を境に周波数の増加に
伴って低下する。磁性体の磁性損失もこの周波数から増
加し始める。この周波数fa はμ0 が大きいほうが小さ
くなるので、磁性体損失を利用する空胴の場合μ0 が大
きいことが望まれる。
【0004】しかし、従来の加速空胴で使用されてきた
フェライトはキュリー温度,飽和磁束密度が小さいた
め、加速間隙電圧で高電圧を発生させるとき、磁性体の
冷却や磁束の飽和の問題があった。また比透磁率μ0
小さいため数百kHz程度の低い周波数側で安定に高い
加速間隙電圧を得ることが困難であった。
【0005】本発明の目的は、広い周波数帯域、特に低
周波数側で効率よく高い加速間隙電圧を得ることのでき
高周波加速空胴の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は磁性体装荷型
の高周波加速空胴において、その磁性体として 一般式:(Fe1-aa)100-X-Y-Z-αCuXSiYZM′
α(原子%)(ただし、MはCo及び/又はNiであ
り、M′はNb,W,Ta,Zr,Hf,Ti及びMo
からなる群から選ばれた少なくとも1種の元素であり、
a,X,Y,Z及びαはそれぞれ0≦a≦0.5,0.1
≦X≦3,0Y≦30,0Z≦25,5≦Y+Z≦
30及び0.1≦α≦30を満たす。)により表される
組成を有し、組織の少なくとも50%が1μm以下の平
均粒径を有する微細な結晶粒からなり、残部が実質的に
非晶質であるFe基軟磁性合金からなることにより達成
される。前記磁性体は一般的に優れた磁気特性を示し、
キュリー温度,飽和磁束密度、および比透磁率が高いこ
とに特徴がある。これにより磁性体の温度上昇,磁束の
飽和による高電圧化の制限を緩和するとともに低い周波
数での使用を可能とすることができる。
【0007】また、前記磁性体として 一般式:(Fe1-aa)100-X-Y-Z-α-βCuXSiY
ZM′αM″β(原子%)(ただし、MはCo及び/又は
Niであり、M′はNb,W,Ta,Zr,Hf,Ti
及びMoからなる群から選ばれた少なくとも1種の元
素、M″はV,Cr,Mn,Al,白金属元素,Sc,
Y,希土類元素,Au,Zn,Sn,Reからなる群か
ら選ばれた少なくとも1種の元素であり、a,X,Y,
Z,α及びβはそれぞれ0≦a≦0.5,0.1≦X≦
3,0Y≦30,0Z≦25,5≦Y+Z≦30,
0.1≦α≦30及び0<β≦10を満たす。)により表
される組成を有し、前述と同様の組織を有するFe基軟
磁性合金を用いても同様の効果を得ることができる。
【0008】また、前記磁性体として 一般式:(Fe1-aa)100-X-Y-Z-α-γCuXSiY
ZM′αM″γ(原子%)(ただし、MはCo及び/又
はNiであり、M′はNb,W,Ta,Zr,Hf,T
i及びMoからなる群から選ばれた少なくとも1種の元
素、M″はC,Ge,P,Ga,Sb,In,Be,A
sからなる群から選ばれた少なくとも1種の元素であ
り、a,X,Y,Z,α及びγはそれぞれ0≦a≦0.
5,0.1≦X≦3,0Y≦30 ,0Z≦25,5
≦Y+Z≦30,0.1≦α≦30及び0<γ≦10を
満たす。)により表される組成を有し、前述と同様の組
織を有するFe基軟磁性合金を用いても同様の効果を得
ることができる。
【0009】また、前記磁性体として 一般式:(Fe1-aa)100-X-Y-Z-α-β-γCuXSiY
ZM′αM″βγ(原子%)(ただし、MはCo及び
/又はNiであり、M′はNb,W,Ta,Zr,H
f,Ti及びMoからなる群から選ばれた少なくとも1
種の元素、M″はV,Cr,Mn,Al,白金属元素,
Sc,Y,希土類元素,Au,Zn,Sn,Reからな
る群から選ばれた少なくとも1種の元素、LはC,G
e,P,Ga,Sb,In,Be,Asからなる群から
選ばれた少なくとも1種の元素であり、a,X,Y,
Z,α,β及びγはそれぞれ0≦a≦0.5,0.1≦X
≦3,0Y≦30 ,0Z≦25,5≦Y+Z≦3
0,0.1≦α≦30,0<β≦10及び0<γ≦10
を満たす。)により表される組成を有し、前述と同様の
組織を有するFe基軟磁性合金を用いても同様の効果を
得ることができる。
【0010】さらに好ましくは、上記の磁性体を用い、
高周波電力を空胴に給電する方法として、空胴内に装荷
した磁性体毎に高周波電力を給電することにより、高周
波電源と空胴のインピーダンスマッチングをとることが
でき、100kHz〜10MHz程度の広い周波数帯
域、特に低い100〜1000kHz程度の周波数にお
いても効率よくかつ安定に高周波電力が給電でき、加速
間隙電圧の高電圧化が可能となる。
【0011】また、空胴内に装荷した磁性体を少なくと
も2つのグループに分け、グループ毎に高周波電力を給
電することによっても同様の効果を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0013】図1は本発明の第1実施例である高周波加
速空胴の構成図である。
【0014】高周波空胴は少なくとも1つの加速間隙3
を有する内導体1と外導体2を有し、この空胴内に磁性
体4を備える。前記磁性体4は、Fe71.5Cu1Nb5Si13.5B9
(原子%)により表される組成を有し、片ロールの急冷
による薄板テープを得た後熱処理を行い、1000Å以
下の平均粒径を有する微細な結晶粒からなる板状のFe
基軟磁性合金を環状に巻いた構造をもつ。片ロールによ
る製造のままのものは非晶質であり、このまま使用可能
である。この磁性体4はキュリー温度,飽和磁束密度、
および透磁率がいずれも高く、これにより磁性体4の温
度上昇,磁束の飽和による高電圧化の制限を緩和すると
ともに低い周波数での使用を可能とすることができる。
さらに空胴内に装荷した複数の磁性体4毎に高周波電力
を給電線6を通して給電することにより、高周波電源5
と高周波空胴のインピーダンス整合をとり、高周波電力
の給電効率を高めることができる。以上より従来と比較
して広い周波数帯域、特に低い周波数においても効率よ
くかつ安定に加速間隙3に高電圧を発生させることがで
きる。また、これにより磁性体の冷却装置,空胴本体な
らびに高周波電源5の低コスト化,小型化も可能とな
る。
【0015】ここでは、給電方法として空胴内に装荷し
た磁性体4毎に高周波電力を給電するとしたが、これら
の磁性体4を少なくとも2つのグループに分け、グルー
プ毎に高周波電力を給電することでも同様の効果を得る
ことができる。
【0016】図2は本発明の第1実施例である高周波加
速空胴の高周波特性(電圧定在波比)を示す図である。電
圧定在波比は高周波電力の反射の大きさを表し、定在波
比が1に近いほど反射が小さく、電力を効率よく空胴に
給電できることを意味する。実線は図1に示した本発明
の第1実施例の実測結果であり、破線は参考のため図5
に示す従来例による測定結果を示したものである。この
図から分かるように本発明の高周波加速空胴では、従来
例のものと比較して低い周波数から効率よく高周波電力
が給電できていることが分かる。
【0017】図3は本発明の第1実施例である高周波加
速空胴に装荷した磁性体4の透磁率を変化させるため
に、バイアス装置7を設置したものである。前記磁性体
4は、Fe71.5Cu1Nb5Si13.59(原子%)により
表される組成を有し、80体積%が1000Å以下の平
均粒径を有する微細な結晶粒と残部の非晶質である板状
のFe基軟磁性合金を環状に巻いた構造をもつ。高周波
電力は空胴内に装荷したこれらの磁性体4を4つのグル
ープに分け、グループ毎に給電している。この空胴では
前記バイアス装置7により磁性体4の透磁率を変化さ
せ、空胴の共振周波数を調整することが可能である。ま
た、このバイアス装置7によって周回ビーム電流の直流
成分による磁場を打ち消すことも可能である。
【0018】図4は高周波加速空胴の従来例を示す構成
図である。これは従来技術で空胴内に装荷した複数の磁
性体4を2つのグループに分け、それぞれのグループに
高周波電力を給電した例で、一般的にpush-pull 給電法
と呼ばれるものである。前記磁性体4としては環状のN
i−Znフェライト等が用いられる。これらのフェライ
トはキュリー温度が低く、磁性体冷却が大きな問題とな
る。さらに飽和磁束密度が低いことから磁束の飽和を防
ぐには磁性体の大型化が必須となり、加速間隙電圧の高
電圧化と空胴小型化の両面で不利である。この従来例の
場合、図5に示すように本発明の空胴と比較してその電
圧定在波比は高く、広い周波数帯域で効率よく電力が給
電できないことがわかる。特に低い周波数において急激
に電圧定在波比が上昇しているため、この周波数帯域で
の使用は困難であることが分かる。
【0019】図5は図4に示した高周波加速空胴の高周
波特性(電圧定在波比)を示す図である。
【0020】この図から分かるように本発明の高周波加
速空胴の特性と比較して全般的に電圧定在波比が高く、
広い周波数帯域、特に低周波数側での使用が難しいこと
が分かる。
【0021】図6は本発明の高周波加速空胴を環状加速
器に適用したときの構成図である。環状加速器は荷電粒
子ビームを入射するための入射器11と、入射された荷
電粒子ビームの軌道を偏向させる偏向磁石12と、ビー
ムの発散を抑さえる収束用4極磁石13と、加速後のビ
ームを取り出す出射器14および図1又は図3に示した
高周波用加速空胴10から構成される。さらに、この高
周波加速空胴10には、高周波電源5が高周波電力給電
線6を通して接続され、入射されたビームは高周波加速
空胴10によって希望のエネルギーにまで加速された
後、出射器14によって取り出される。本発明による高
周波加速空胴10を用いた場合、広い周波数帯域、特に
低い周波数側で効率よくかつ安定に高い加速間隙電圧を
得ることができる。また、これにより磁性体の冷却装
置、空胴本体ならびに高周波電源の低コスト化や小型化
も可能となる。さらには使用周波数帯域が陽子などと比
較して低い重イオンでも小型の環状加速器で加速可能と
なる。
【0022】図6では偏向機能を持たせる偏向磁石12
とビーム収束機能を持たせた4極磁石13を分離させた
場合を示したが、これらの両機能を兼ね備えた機能結合
型磁石を用いた環状加速器であってもよい。
【0023】さらに、ここでは入射ビームを加速する場
合について記載したが、ビーム蓄積リングやビーム整形
リングなどのように実質的に加速を行わないような場合
であってもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、高周波加速空胴を構成
する磁性体の温度上昇磁束の飽和による高電圧化の制
限を緩和できるとともに低い周波数での使用を可能とす
ることができる。さらに、空胴内に装荷した複数の磁性
体毎又はそのグループ毎に高周波電力を給電することで
高周波電源と空胴とのインピーダンス整合をとること
できるので、高周波電力の給電効率を向上できる。以上
の結果、広い周波数帯域、特に低い周波数側で効率よく
かつ安定に高い加速間隙電圧を得ることができる。
【0025】また、医療用陽子シクロトロンに必要な
1.5 〜8MHzの周波数帯域で必要な2.5kV/m
以上の電圧が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る高周波加速空胴の構
成図である。
【図2】本発明の第1実施例である高周波加速空胴の高
周波特性(電圧定在波比)を示す図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る高周波加速空胴の構
成図である。
【図4】従来例である高周波加速空胴の構成図である。
【図5】従来例である高周波加速空胴の高周波特性(電
圧定在波比)を示す図である。
【図6】本発明の高周波加速空胴を環状加速器に適用し
た場合の構成図である。
【符号の説明】
1…内導体、2…外導体、3…加速間隙、4…磁性体、
5…高周波電源、6…給電線、7…バイアス装置、10
…高周波加速空胴、11…入射器、12…偏向磁石、1
3…4極磁石、14…出射器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲廣▼田 淳一 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (56)参考文献 特公 平4−4393(JP,B2) K.Sato et al.,”RF SYSTEM FOR”TARN I I””, IEEE Trans.Nu l.Sci.,NS−32,No.5,O ct.1985,pp.2828−2830 K.Saito et al.,”F INEMET−core loaded untuned RF cavit y”,Nucl.Instr.and Meth.A 402(1998)1−13 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05H 7/18 H05H 13/04 JICSTファイル(JOIS)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性体装荷型の高周波加速空胴において、
    前記磁性体が 一般式:(Fe1-aa)100-X-Y-Z-αCuXSiYBZM′
    α(原子%)(ただし、MはCo及び/又はNiであ
    り、M′はNb,W,Ta,Zr,Hf,Ti及びMo
    からなる群から選ばれた少なくとも1種の元素であり、
    a,X,Y,Z及びαはそれぞれ0≦a≦0.5,0.1
    ≦X≦3,0Y≦30,0Z≦25,5≦Y+Z≦
    30及び0.1≦α≦30を満たす。)により表される
    組成を有し、 組織の少なくとも50%が1μm以下の平均粒径を有す
    る微細な結晶粒からなり、残部が実質的に非晶質である
    Fe基軟磁性合金からなることを特徴とする高周波加速
    空胴。
  2. 【請求項2】磁性体装荷型の高周波加速空胴において、
    前記磁性体が 一般式:(Fe1-aa)100-X-Y-Z-α-βCuXSiY
    ZM′αM″β(原子%)(ただし、MはCo及び/又
    はNiであり、M′はNb,W,Ta,Zr,Hf,T
    i及びMoからなる群から選ばれた少なくとも1種の元
    素、M″はV,Cr,Mn,Al,白金属元素,Sc,
    Y,希土類元素,Au,Zn,Sn,Reからなる群か
    ら選ばれた少なくとも1種の元素であり、a,X,Y,
    Z,α及びβはそれぞれ0≦a≦0.5,0.1≦X≦
    3,0Y≦30,0Z≦25,5≦Y+Z≦30,
    0.1≦α≦30及び0<β≦10を満たす。)により表
    される組成を有し、 組織の少なくとも50%が1μm以下の平均粒径を有す
    る微細な結晶粒からなり、残部が実質的に非晶質である
    Fe基軟磁性合金からなることを特徴とする高周波加速
    空胴。
  3. 【請求項3】磁性体装荷型の高周波加速空胴において、
    前記磁性体が 一般式:(Fe1-aa)100-X-Y-Z-α-γCuXSiY
    ZM′αM″γ(原子%)(ただし、MはCo及び/又
    はNiであり、M′はNb,W,Ta,Zr,Hf,T
    i及びMoからなる群から選ばれた少なくとも1種の元
    素、M″はC,Ge,P,Ga,Sb,In,Be,A
    sからなる群から選ばれた少なくとも1種の元素であ
    り、a,X,Y,Z,α及びγはそれぞれ0≦a≦0.
    5,0.1≦X≦3,0Y≦30,0Z≦25,5
    ≦Y+Z≦30,0.1≦α≦30 及び0<γ≦10を
    満たす。)により表される組成を有し、 組織の少なくとも50%が1μm以下の平均粒径を有す
    る微細な結晶粒からなり、残部が実質的に非晶質である
    Fe基軟磁性合金からなることを特徴とする高周波加速
    空胴。
  4. 【請求項4】磁性体装荷型の高周波加速空胴において、
    前記磁性体が 一般式:(Fe1-aa)100-X-Y-Z-α-β-γCuXSiY
    ZM′αM″βγ(原子%)(ただし、MはCo及び
    /又はNiであり、M′はNb,W,Ta,Zr,H
    f,Ti及びMoからなる群から選ばれた少なくとも1
    種の元素、M″はV,Cr,Mn,Al,白金属元素,
    Sc,Y,希土類元素,Au,Zn,Sn,Reからな
    る群から選ばれた少なくとも1種の元素、LはC,G
    e,P,Ga,Sb,In,Be,Asからなる群から
    選ばれた少なくとも1種の元素であり、a,X,Y,
    Z,α,β及びγはそれぞれ0≦a≦0.5,0.1≦X
    ≦3,0Y≦30 ,0Z≦25,5≦Y+Z≦3
    0,0.1≦α≦30,0<β≦10及び0<γ≦10
    を満たす。)により表される組成を有し、 組織の少なくとも50%が1μm以下の平均粒径を有す
    る微細な結晶粒からなり、残部が実質的に非晶質である
    Fe基軟磁性合金からなることを特徴とする高周波加速
    空胴。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記
    磁性体を複数備え、各磁性体毎に高周波電力を給電する
    ことを特徴とする高周波加速空胴。
  6. 【請求項6】請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記
    磁性体を複数備え、該複数の磁性体を少なくとも2つの
    グループに分け、グループ毎に高周波電力を給電するこ
    とを特徴とする高周波加速空胴。
  7. 【請求項7】請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記
    結晶粒は、1000Å以下の平均粒径を有することを特
    徴とする高周波加速空胴。
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K.Saito et al.,"FINEMET−core loaded untuned RF cavity",Nucl.Instr.and Meth.A 402(1998)1−13
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