JP2855056B2 - 電子料金秤 - Google Patents

電子料金秤

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JP2855056B2
JP2855056B2 JP5186326A JP18632693A JP2855056B2 JP 2855056 B2 JP2855056 B2 JP 2855056B2 JP 5186326 A JP5186326 A JP 5186326A JP 18632693 A JP18632693 A JP 18632693A JP 2855056 B2 JP2855056 B2 JP 2855056B2
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宏 下村
典泰 田島
正幸 大澤
喜紀 飯田
和徳 長沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、商品の重量を計量し
て商品の値段を算出する電子料金秤に関する。
【0002】
【従来の技術】電子料金秤では、計量されたデータから
の重量値の算出、この算出された重量値から値段の算出
及び重量、単価、値段等の表示など、重量及び値段に関
与する部分について、公的規格が計量法等の法律により
定められており、電子料金秤を製造・販売する時及び改
造・修理した時には、計量法等の法律により検定を受け
るようになっている。
【0003】従って、この検定取得後に重量及び値段に
関与する処理のプログラムが自由に変更できないよう
に、電子料金秤で行う処理のプログラムデータは全て、
マスクROM(read only memory)又はEPROM(er
asable programmable read only memory )等の不揮発
性メモリに記憶されていた。
【0004】ところで、電子料金秤では出荷後に、電子
料金秤を使用するユーザーの要求に対応するため、ある
いはユーザーの運用上の変更に伴い、重量及び値段に関
与しない処理、例えばレシートや表示器にメッセージを
表示する等のオプション的な機能の処理について、変更
する必要が生じることがある。
【0005】このような場合には、プログラムを変更し
なければならないため、電子料金秤に装着されているR
OMを変更したプログラムが記憶されたROMと交換し
た後に、この電子料金秤の検定を再度受け、この検定の
再取得後にこの電子料金秤は使用可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現在、不揮発性メモリ
として、フラッシュメモリやEEPROM(electri-ca
lly erasable programmable read only memory)等の、
電気的に消去可能なROMが知られているが、このよう
な不揮発性メモリを上述した重量及び値段に関与する処
理のプログラムを記憶するメモリとして使用する場合に
は、例えばディップスイッチ等により、これらの不揮発
性メモリへの書込みを通常禁止するようにプロテクト
し、ディップスイッチはシール等により操作できないよ
うに封印する処置が必要となる。
【0007】しかし、第3者でも、上述したようなディ
ップスイッチを操作してしまえば、不揮発性メモリへの
書込みの禁止のプロテクトが解除されて、計量法等の検
定の対象となる重量及び値段に関与する処理のプログラ
ムの書換えが可能となるという問題があった。
【0008】また、例えばディップスイッチを封印する
シール等以外に、検定の対象となる重量及び値段に関与
する処理のプログラムの書換えを確認する方法がないと
いう問題があった。
【0009】そこでこの発明は、封印により計量法等の
検定の対象となる重量及び値段に関与する処理のプログ
ラムが記憶されたメモリへの書込みを禁止するものにお
いて、検定の対象となるプログラムを二重に保護するこ
とができる電子料金秤を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
商品の重量を計量して、この商品の値段を算出し、重量
及び値段等の表示を行う電子料金秤において、重量及び
値段に関与する処理のプログラムを記憶した通常時書込
みが禁止された不揮発性メモリと、この不揮発性メモリ
に記憶されたプログラムに基づいて、重量及び値段に関
与する処理を行う計量用中央処理装置と、重量及び値段
に関与しない処理のプログラムを記憶したアプリケーシ
ョンメモリと、このアプリケーションメモリに記憶され
たプログラムに基づいて処理を行う汎用中央処理装置
と、不揮発性メモリへの書込みを可能にするスイッチ
と、暗証コードを入力する暗証コード入力手段と、スイ
ッチにより不揮発性メモリへの書込みが可能になったと
きに暗証コード入力手段により入力された暗証コードと
予め設定された暗証コードとが一致したか否かを判断す
る暗証コード判断手段と、この暗証コード判断手段によ
り入力された暗証コードと設定された暗証コードが一致
しないと判断された場合には、不揮発性メモリへの書込
みを禁止する書込禁止手段とを設けたものである。
【0011】請求項2対応の発明は、商品の重量を計量
して、この商品の値段を算出し、重量及び値段等の表示
を行う電子料金秤において、重量及び値段に関与する処
理のプログラムを記憶した通常時書込みが禁止された不
揮発性メモリと、この不揮発性メモリに記憶されたプロ
グラムに基づいて、重量及び値段に関与する処理を行う
計量用中央処理装置と、重量及び値段に関与しない処理
のプログラムを記憶したアプリケーションメモリと、こ
のアプリケーションメモリに記憶されたプログラムに基
づいて処理を行う汎用中央処理装置と、不揮発性メモリ
への書込みの回数を計数する外部操作による計数値の変
更が不可能な計数手段とを設けたものである。
【0012】
【作用】請求項1対応の発明においては、スイッチによ
り不揮発性メモリへの書込みが可能になったときに、暗
証コード判断手段により、暗証コード入力手段から入力
された暗証コードと予め設定された暗証コードとが一致
しないと判断されたときには、書込禁止手段により、不
揮発性メモリへの書込みは再び禁止される。
【0013】請求項2対応の発明においては、不揮発性
メモリへの書込みの回数が、外部操作による計数値の変
更が不可能な計数手段により計数される。従って、この
計数手段により計数された計数値を照合すれば、不揮発
性メモリの第3者によるプログラムの書換えがあったか
否かを確認することができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。なお、この実施例はPC(パーソナルコンピ
ュータ)部と秤部とからなり、前記PC部と前記秤部と
がRS−232C回線で接続された電子料金秤に、この
発明を適用したものである。なお、この実施例ではRS
−232C回線により接続しているが、前記秤部と前記
PC部とを、他の通信回線等により接続しても良いし、
また、例えばD・P・RAM(dual port random acces
s memory)等を介して接続しても良い。
【0015】図1は、前記PC部の要部回路構成を示す
ブロック図である。
【0016】1は、このPC部の制御部本体を構成する
汎用中央処理装置としてのPC側CPU(central proc
essing unit )である。このPC側CPU1は、PC側
システムバス2を介して、PC側ROM(read only me
mory)3、アプリケーションメモリとしてのPC側RA
M(random access memory)4、時計回路5、ブザー
6、LAN(local area network)回線と接続してデー
タの伝送制御を行うLANボード7、RS−232C回
線を介して前記秤部5と接続された通信インターフェイ
ス8、前記ハードディスク9とのデータの伝送制御を行
うハードディスクインターフェイス10、フロッピーデ
ィスク11とのデータの伝送制御を行うフロッピーディ
スクインターフェイス12、LCD(liquid crystal d
evice )ディスプレイ13を制御するLCDコントロー
ラ14、PC側キーボード15とのデータの伝送制御を
行うキーボードインターフェイス16と接続されてい
る。
【0017】前記PC側ROM3には、前記PC側CP
U1が行うBIOS(basic inputoutput system )に
関するプログラムデータ及び、前記ハードディスク9又
は前記フロッピーディスク11からアプリケーションプ
ログラム等をシステムメモリとしての前記PC側RAM
4に転送するイニシャルプログラムローダーが記憶され
ている。
【0018】また、前記PC側RAM4は、このイニシ
ャルプログラムローダーの処理により、前記PC側CP
U1が行う重量、単価及び値段等に関与しない処理のプ
ログラムデータが記憶されると共に、前記PC側CPU
1が処理を行う時に使用する各種メモリのエリアが形成
される。
【0019】前記時計回路5は前記PC側システムバス
2を介して、前記PC側CPU1に時刻データを供給す
るようになっており、前記ブザー6は、前記PC側CP
U1からの制御信号により、エラーの警報等を行うよう
になっている。
【0020】前記LCDディスプレイ13は、オペレー
タ用(Vendor side )の表示器で、顧客側からは通常見
えない位置に配置されている。
【0021】前記PC側キーボード15は、暗証コード
入力手段として、シークレットコードを入力するための
0〜9までの数値キーとシークレットコードの入力の終
了を入力するための*キー等の各種キーが設けられてい
る。
【0022】図2は、前記秤部の要部回路構成を示すブ
ロック図である。
【0023】21は、この秤部の制御部本体を構成する
計量用中央処理装置としての秤側CPUであり、この秤
側CPU21は、秤側システムバス22を介して、秤側
ROM23、不揮発性メモリとしてのフラッシュメモリ
24、秤側RAM25、EEPROM(electrically e
rasable programmable read only memory )26、RS
−232C回線を介して前記PC部と接続された秤側イ
ンターフェイス27、キースイッチ28、顧客用(Cust
omer side )の蛍光ディスプレイ29及び秤側キーボー
ド30を制御するキー表示コントローラ31とのデータ
の伝送制御を行う第1のシリアルインターフェイス3
2、商品の重量を計量するロードセル及びその出力信号
を調整する増幅回路等(図示せず)からなるロードセル
部33からの出力信号をデジタル変換するA/D変換器
34とデータの伝送制御を行う第2のシリアルインター
フェイス35、レシート又はラベルを印字するサーマル
プリンタ36とのデータの伝送制御を行うプリンタイン
ターフェイス37、スイッチとしてのディップスイッチ
38からの信号を入力するI/O(input/output)ポー
ト39と接続されている。
【0024】前記秤側ROM23には、前記秤側CPU
21が行うイニシャルプログラムローダー等のプログラ
ムデータが記憶され、前記フラッシュメモリ24には、
前記秤側CPU21が行う重量、単価及び値段等に関与
する処理のプログラムデータ及びテストモード処理のプ
ログラムデータが記憶されている。前記秤側RAM26
には、各商品毎に商品情報が記憶されたPLUファイル
が記憶されていると共に前記秤側CPU21が処理を行
うときに使用する各種メモリのエリアが形成されてい
る。
【0025】前記フラッシュメモリ24は、重量、単価
及び値段等に関与する処理のプログラムデータ及びシー
クレットコードが記憶され、通常書込みが禁止された状
態となっている。しかし、前記ディップスイッチ38が
オン操作されると、前記フラッシュメモリ24は書込み
可能な状態となる。
【0026】前記EEPROM26には、外部操作によ
り計数値が変更が不可能な計数手段としてのノンリセッ
タブルカウンタが形成されている。
【0027】前記キースイッチ28には、PROG.
(設定)、REG(登録)、OFF(OFFモード)、
X(点検)、Z(精算)等の予め設定されたポジション
と、サービスマンが保守等を行うときのブラインドポジ
ションとが設けられている。
【0028】前記ディップスイッチ38は、捩り線等に
より厳重にシール(封印)され、例えば計量法が改正さ
れた場合等で、前記フラッシュメモリ24に記憶された
プログラムデータを書換える場合に、シールを剥がして
オン操作することにより、前記フラッシュメモリ24を
書込み可能(書換え可能)にするものである。
【0029】なお、この実施例においては、重量及び値
段に関与するプログラムを記憶する不揮発性メモリとし
て、フラッシュメモリを使用したが、この発明はこれに
限定されるものではなく、例えばEEPROM等の消去
及び書込みが可能なメモリならば適用可能である。
【0030】図3に、電源投入後に前記PC側CPU1
が行うPC側起動処理の流れを示す。
【0031】まず、PC側ROM3に記憶されたイニシ
ャルプログラムローダーをスタートさせて、ハードディ
スク9又はフロッピーディスク11から重量、単価及び
値段等に関与しないアプリケーションプログラム及び各
種ドライバ等をPC側RAM4に転送して、初期化を行
う。
【0032】次に、ステップ1(ST1)の処理とし
て、秤部が起動しているか否かを、秤部から秤部スター
トステータスが送信されているか否かにより判断する。
ここで、秤部から秤部スタートステータスが送信されて
おり、秤部が起動していると判断されたときには、PC
側メイン処理(図示せず)に移行するようになってい
る。
【0033】また、秤部スタートステータスが送信され
ていなければ、秤部からプログラム・パラメータ・ロー
ド・リクエストが送信されているか否かを判断する。
【0034】ここでプログラム・パラメータ・ロード・
リクエストが送信されていなければ、再び前述のステッ
プ1の処理に戻るようになっており、プログラム・パラ
メータ・ロード・リクエストが送信されていれば、ステ
ップ2(ST2)の処理として、「シークレットコード
を入力してください。」というメッセージと共に秤部か
ら送信されているノンリセッタブルカウンタのカウント
値(計数値)をオペレータ用のLCDディスプレイ13
に表示する。
【0035】次に、ステップ3(ST3)の処理とし
て、PC側キーボード15からのキー入力の待機状態と
なり、PC側キーボード15からのキー入力があると、
そのキー入力が数値キーの入力か否かを判断する。
【0036】キー入力が数値キーの入力ならば、キーデ
ータをシフトしてPC側RAM4に格納し、格納された
キーデータをLCDディスプレイ13に表示して、再び
前述のステップ3の処理に戻るようになっている。
【0037】キー入力が数値キーの入力でなければ、*
キーの入力か否かを判断する。ここで*キーの入力でな
ければ、再び前述のステップ3の処理に戻るようになっ
ている。
【0038】また、キー入力が*キーの入力ならば、P
C側RAM4に格納されたキーデータからなるキーコー
ドが、予め設定されているシークレットコードと一致し
たか否かを判断する(暗証コード判断手段)。ここで、
入力されたキーコードが予め設定されているシークレッ
トコードと一致しなければ、LCDディスプレイ13に
エラーを表示する(書込禁止手段)。
【0039】次に、PC側RAM4に格納されたキーデ
ータ及びLCDディスプレイ13に表示されたエラー表
示をクリアするクリア処理を行い、再び前述のステップ
2の処理に戻るようになっている。
【0040】また、入力されたキーコードが予め設定さ
れているシークレットコードと一致したならば、ハード
ディスク9又はフロッピーディスク11に記憶されてい
る重量、単価及び値段等に関与するプログラム・パラメ
ータのデータを秤部へ送信する。
【0041】この重量、単価及び値段等に関与するプロ
グラム・パラメータのデータの送信が終了すると、秤部
から送信されたノンリセッタブルカウンタの更新された
カウント値を表示して、再び前述のステップ1の処理に
戻るようになっている。
【0042】図4に、電源投入後に前記秤側CPU21
が行う秤側メイン処理の流れを示す。 まず、ステップ
4(ST4)の処理として、ディップスイッチ38が、
オン操作(ON)されているか否かを判断する。ここ
で、ディップスイッチ38がオン操作されていなけれ
ば、商品の重量の計量及び値段の算出等を行う秤側業務
処理(図示せず)へ移行する。
【0043】また、ディップスイッチ38がオン操作さ
れていれば、キースイッチ28がブラインドポジション
に位置しているか否かを判断する。ここでキースイッチ
28がブラインドポジションに位置していなければ、再
び前述のステップ4の処理に戻るようになっている。
【0044】また、キースイッチ28がブラインドポジ
ションに位置していれば、ステップ5(ST5)の処理
として、プログラム・パラメータ・ロード・リクエスト
をPC部へ送信し、フラッシュメモリ24に記憶された
シークレットコードとEEPROM26に形成されたノ
ンリセッタブルカウンタのカウント値(計数値)データ
をPC部へ送信する。
【0045】次に、PC部から送信された重量、単価及
び値段に関与するプログラム・パラメータのデータを受
信し、秤側ROM23に記憶されたイニシャルプログラ
ムローダーにより、その受信したプログラム・パラメー
タのデータをフラッシュメモリ24へロード処理して、
このプログラム・パラメータのデータのフラッシュメモ
リ24へのロード処理が終了すると、フラッシュメモリ
24のチェックサムによるメモリチェックを行う。
【0046】このメモリチェックの結果、チェックサム
が正常でなければ、蛍光ディスプレイ29及びPC部に
表示データを送信して、エラー表示を行う。
【0047】次に、蛍光ディスプレイ29及びPC部に
コマンドを送信して、エラー表示のクリア処理を行い、
再び前述のステップ5の処理に戻るようになっている。
【0048】また、メモリチェックの結果、チェックサ
ムが正常であれば、EEPROM26に形成されたノン
リセッタブルカウンタのカウント値に対して+1のイン
クリメント処理を行い、PC部へそのインクリメント処
理された(更新された)ノンリセッタブルカウンタのカ
ウント値を送信する。
【0049】このノンリセッタブルカウンタのインクリ
メント処理が終了すると、ディップスイッチ38がオフ
操作(OFF)されるまでの待機状態となり、ディップ
スイッチ38がオフ操作されると、前述の秤側業務処理
に移行するようになっている。
【0050】このような構成の本実施例においては、計
量法等の改正等により、重量、単価及び値段等に関与す
る処理を変更する必要が生じた場合には、まず、電源ス
イッチをオン操作する前に、あるいはすでに電源スイッ
チがオン状態ならば電源スイッチをオフ操作して、ディ
ップスイッチ38をオン操作し、キースイッチ28をブ
ラインドポジションにしてから電源スイッチをオン操作
する。
【0051】すると、秤部からPC部へ、プログラム・
パラメータ・ロード・リクエストが送信されると共にシ
ークレットコードとノンリセッタブルカウンタのカウン
ト値データとが送信される。
【0052】そこで、LCDディスプレイ13には「シ
ークレットコードを入力してください」というメッセー
ジとノンリセッタブルカウンタのカウント値が表示され
る。
【0053】このとき例えば、以前のプログラム変更時
に控えておいたノンリセッタブルカウンタのカウント値
と異なる値が表示されていれば、プログラムの変更がす
でに行われており、このプログラムの変更について検定
を受けていないと判断することができる。従って、第3
者によるプログラムの変更を封印による方法の他に、プ
ログラムの変更の有無の確認を可能にすることができ
る。
【0054】この表示されたノンリセッタブルカウンタ
のカウント値の確認を終えて、「シークレットコードを
入力してください。」というメッセージに応じて、PC
側キーボード15から数値キーによりシークレットコー
ドを入力し、その入力の最後に*キーを入力すれば、予
め設定されたシークレットコードとの照合が行われ、入
力したシークレットコード(キーコード)と予め設定さ
れたシークレットコードとが一致すれば、ハードディス
ク9又はフロッピーディスク11に記憶されている重
量、単価及び値段等に関与するプログラム・パラメータ
のデータが秤部へ送信され、秤側ROM23に記憶され
たプログラムローダーによりフラッシュメモリ24にロ
ードされる。このとき、秤部ではノンリセッタブルカウ
ンタのカウント値がインクリメント処理され、その更新
されたノンリセッタブルカウンタのカウント値が、LC
Dディスプレイ13に表示される。検定者又は製造者等
は、このカウント値を控えておく。
【0055】また、入力したシークレットコードと予め
設定されたシークレットコードとが一致しなければ、L
CDディスプレイ13にエラー表示が行われ、しばらく
して、エラー表示がクリアされて、「シークレットコー
ドを入力してください」というメッセージとノンリセッ
タブルカウンタのカウント値が表示される。
【0056】従って、PC側キーボード15から正しい
シークレットコードが入力されるまで、フラッシュメモ
リに記憶されたプログラムを変更することはできない。
【0057】このように本実施例によれば、重量、単価
及び値段等に関与する処理のプログラムデータが記憶さ
れている共に通常書込みが禁止されたフラッシュメモリ
24と、このフラッシュメモリ24を書込み可能な状態
にするディップスイッチ38と、フラッシュメモリ24
への書込み回数を計数すると共に外部操作によりその計
数値の変更が不可能なノンリセッタブルカウンタが形成
されたEEPROM26と、シークレットコードを入力
するためのPC側キーボード15とを設け、ディップス
イッチ38がオン操作された時に、ノンリセッタブルカ
ウンタのカウンタ値をLEDディスプレイ13に表示す
ると共に、シークレットコードの入力を要求する表示を
行い、この表示に応じて入力されたキーコードとフラッ
シュメモリ24に予め設定されているシークレットコー
ドとが一致したときに、フラッシュメモリ24へのプロ
グラム・パラメータのデータの書込み(ロード)を許可
し、一致しなかったときには、エラー表示を行ってフラ
ッシュメモリ24へのプログラム・パラメータのデータ
の書込みを禁止することにより、正確なシークレットコ
ードが入力されないとフラッシュメモリ24へのプログ
ラム・パラメータのデータの書込みができないので、第
3者による重量、単価及び値段等に関与する処理のプロ
グラムの書換えを二重に防止することができる。また、
ノンリセッタブルカウンタのカウント値が表示されるの
で、前回の書換え時のノンリセッタブルカウンタのカウ
ント値を控えておけば、第3者による重量、単価及び値
段等に関与する処理の書込みがあったか否かを封印によ
る方法の他に確認することができる。
【0058】なお、この実施例においては、シークレッ
トコードによる照合及びノンリセッタブルカウンタによ
る第3者の書込みの有無の確認を可能にしたことを共に
行うものについて説明したが、この発明はこれに限定さ
れるものではなく、例えば、シークレットコードによる
照合のみを行うもの、又はノンリセッタブルカウンタに
より第3者の書込みの有無の確認を可能にしただけのも
のにも適用できる。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
封印により計量法等の検定の対象となる重量及び値段に
関与する処理のプログラムが記憶されたメモリへの書込
みを禁止するものにおいて、第3者に対して、検定の対
象となるプログラムの書換えを二重に防止でき、あるい
は、封印による方法の他に、検定の対象となるプログラ
ムの書換えの有無の確認を可能としたことにより、検定
の対象となるプログラムを二重に保護することができる
電子料金秤を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のPC部の要部回路構成の
流れを示す図。
【図2】同実施例の秤部の要部回路構成の流れを示す
図。
【図3】同実施例のPC側CPUが行うPC側起動処理
の流れを示す図。
【図4】同実施例の秤側CPUが行う秤側メイン処理の
流れを示す図。
【符号の説明】
1…PC側CPU、13…LCDディスプレイ、15…
PC側キーボード、21…秤側CPU、24…フラッシ
ュメモリ、26…EEPROM(ノンリセッタブルカウ
ンタ)、38…ディップスイッチ。
フロントページの続き (72)発明者 飯田 喜紀 静岡県三島市南町6番78号 東京電気株 式会社三島工場内 (72)発明者 長沢 和徳 静岡県三島市南町6番78号 東京電気株 式会社三島工場内 (56)参考文献 特開 昭64−46616(JP,A) 特開 昭61−121145(JP,A) 特開 平5−126620(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01G 19/414 - 19/415 G01G 23/36 - 23/37 G01G 23/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品の重量を計量して、この商品の値段
    を算出し、前記重量及び前記値段等の表示を行う電子料
    金秤において、重量及び値段に関与する処理のプログラ
    ムを記憶した通常時書込みが禁止された不揮発性メモリ
    と、この不揮発性メモリに記憶されたプログラムに基づ
    いて、重量及び値段に関与する処理を行う計量用中央処
    理装置と、重量及び値段に関与しない処理のプログラム
    を記憶したアプリケーションメモリと、このアプリケー
    ションメモリに記憶されたプログラムに基づいて処理を
    行う汎用中央処理装置と、前記不揮発性メモリへの書込
    みを可能にするスイッチと、暗証コードを入力する暗証
    コード入力手段と、前記スイッチにより前記不揮発性メ
    モリへの書込みが可能になったときに前記暗証コード入
    力手段により入力された暗証コードと予め設定された暗
    証コードとが一致したか否かを判断する暗証コード判断
    手段と、この暗証コード判断手段により入力された暗証
    コードと設定された暗証コードが一致しないと判断され
    た場合には、前記不揮発性メモリへの書込みを禁止する
    書込禁止手段とを設けたことを特徴とする電子料金秤。
  2. 【請求項2】 商品の重量を計量して、この商品の値段
    を算出し、前記重量及び前記値段等の表示を行う電子料
    金秤において、重量及び値段に関与する処理のプログラ
    ムを記憶した通常時書込みが禁止された不揮発性メモリ
    と、この不揮発性メモリに記憶されたプログラムに基づ
    いて、重量及び値段に関与する処理を行う計量用中央処
    理装置と、重量及び値段に関与しない処理のプログラム
    を記憶したアプリケーションメモリと、このアプリケー
    ションメモリに記憶されたプログラムに基づいて処理を
    行う汎用中央処理装置と、前記不揮発性メモリへの書込
    みの回数を計数する外部操作による計数値の変更が不可
    能な計数手段とを設けたことを特徴とする電子料金秤。
JP5186326A 1993-07-28 1993-07-28 電子料金秤 Expired - Fee Related JP2855056B2 (ja)

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