JP2854427B2 - 道路舗装方法 - Google Patents

道路舗装方法

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JP2854427B2 JP7223091A JP7223091A JP2854427B2 JP 2854427 B2 JP2854427 B2 JP 2854427B2 JP 7223091 A JP7223091 A JP 7223091A JP 7223091 A JP7223091 A JP 7223091A JP 2854427 B2 JP2854427 B2 JP 2854427B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、道路舗装方法に関す
る。 【0002】 【従来の技術】一般に、道路を舗装するには、図2に示
すように路床21を形成した後、その上に路盤22を形
成し、さらにその上に路面23となる基層23aと表層
23b又は基層を省略して表層23bのみを形成してい
る。 【0003】従来は、路床21の上にダンプトラックで
砂利、又は砕石と砂と粘土を混合したものを落とし、モ
ーターグレーダーで並らし、タイヤローラやマダカムロ
ーラで締固めて下層路盤22aと上層路盤22bを形成
し、この路盤22の上にコンクリートミキサー車からコ
ンクリートフィニッシャーにコンクリートを供給して、
又はダンプトラックからアスファルトフィニッシャーに
セメントコンクリートを供給して平滑化し、タイヤロー
ラやマダカムローラで締固めて基層23aと表層23
b、又は表層23bのみを形成して、舗装している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記従来方法では、路
盤形成に、常に新しい骨材を用いているから、天然資源
を大量に消費し、資源枯渇の原因となる。また、路盤の
砂層が流失して路盤に空洞部が生じ、あるとき、突然に
残存路面部の荷重又は車両の荷重で陥没事故を発生させ
ることがある。路盤が硬化するまで数週間放置し、硬化
後、スクレーパ等で平滑化してアスファルト、又はセメ
ントコンクリート等で路面を形成するので、道路工事期
間が長くなり、悪劣な路面状態で通行しなければならな
い。さらに、路盤硬化後もなお、締固めが完全でないた
め、アスファルトコンクリート路面の場合は、とくに、
夏など外気温が高温の季節などに車輪が走行する部分の
路面が沈下してわだちが発生しやすいため、補修工事費
が嵩む。わだちの発生を防止するためには、セメントコ
ンクリート路面を形成するが、この場合は、養生期間中
は道路を閉鎖して通行を禁止しなければならないので、
道路交通環境を悪化する原因となる。 【0005】本発明は、上記の点に鑑み、コンクリート
廃材を路盤形成の骨材として利用することを可能にし、
かつ道路工期の短縮を可能にして舗装工事による道路交
通環境の悪化の軽減を可能にすることを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明方法は、次の工程によることを特徴とする。
すなわち、 【0007】(イ)路床の上面に下層板を敷設する。 【0008】(ロ)下層板の上にスペーサを配置する。 【0009】(ハ)スペーサが埋没されるように、下層
板の上にコンクリー廃材等を用いた生コンクリートを投
入する。 【0010】(ニ)スペーサの上に上層板を載置する。 【0011】(ホ)上層板の上に表層を形成して路面を
完成する。そして、本発明では上記下層板と上層板及び
スペーサは、高強度混和剤を用いた鉄筋コンクリート製
であること、及び前記生コンクリートはコンクリート廃
材等を骨材として用いていることを特徴とする。 【0012】 【作用】下層板、スペーサ及び上層板は、高強度混和剤
を用いたものであるため、圧縮強度が著しく大きい。従
って、下層板の上への生コンクリート運搬投入が容易に
でき、コンクリート投入後直ちに上層板を載置してその
上にアスファルトコンクリートによる路面形成ができ、
短期間で通行が可能になる。 【0013】 【実施例】次に、図1に基づいて、本発明の一実施例を
説明する。図1は本発明方法の実施により得られた道路
の一部の縦断面図である。 【0014】路床11は、従来と同様の方法で作られ、
締固められている。 【0015】本発明方法においては、路盤12は、下層
板12a,スペーサ12b,中間層12c及び上層板1
2dとから構成されている。 【0016】そして、下層板12aと上層板12dとは
鉄筋コンクリート製であり、同一の構成と形状、寸法を
有するものを用いることができる。 【0017】また、スペーサ12bも、鉄筋コンクリー
ト製である。これらの下層板12a上層板12d,スペ
ーサ12bはその上側に載せられる中間層12c,上層
板12d,表層13の荷重及びさらに完成した道路面上
を走行する車両等の荷重に耐えうる圧縮強度及び耐剪断
強度を有するように、強度混和剤をセメント重量の5%
程度混合した生コンクリートを鉄筋を配した型枠内に投
入し、養生固化した後型枠を取外して作られる。この鉄
筋コンクリートの圧縮強度は500〜1000kg/c
2 程度である。これらの下層板12a,上層板12
d,スペーサ12bは、予め工場で製造され、トラック
等で舗装工事現場まで搬送して用いられる。固化されて
いる路床1の上に、舗装工事をする場合は下層板12a
をトラック等からクレーンを用いて敷き並べる。敷設さ
れた下層板12aの上に、スペーサ12bを適宜の間隔
をもって配置する。このスペーサは、柱状、板状、又は
筒状もしくは上面に開口する箱状など、任意の形状のも
の、あるいはそれらの組合せなどを用いることができ
る。 【0018】スペーサを配置した後、それらのスペーサ
の間又は筒状や箱状のスペーサの場合はスペーサの間と
スペーサの中に、生コンクリートを投入して中間層12
cを形成する。この場合、生コンクリートの骨材は、通
常の砂利、砕石と砂などを用いることもできるが、本発
明では、とくにコンクリートや煉瓦、瓦、などの建築
物、建造物の廃材を破砕したものを骨材として用いてい
る。これにより、骨材不足の問題を解消でき、かつ、コ
ンクリート廃材等の廃棄場所確保の問題、地球環境の汚
染又は、破壊の問題が解消され、天然資源の枯渇化を遅
延させる効果が得られる。 【0019】用いるスペーサ12bの形状、配置位置の
選択により、生コンクリート投入時の仕切りができ、一
定の厚みの中間層を容易に形成することかできる。生コ
ンクリートは、スペーサ12bの上面が没入しない程
度、好ましくは、スペーサの上面と等しい面まで投入さ
れる。 【0020】続いて、スペーサの上に、上層板12dを
載置して、路盤12の形成を終了する。スペーサも上層
板も著しく大きい圧縮強度と耐剪断強度を有するので、
中間層12cのコンクリートが固化する前でも、上層板
を載せることができ、その上にアスファルトコンクリー
トからなる表層Bを従来と同様の方法で形成して、舗装
道路を完成させることができる。 【0021】 【発明の効果】上述のように、本発明によれば、下層
板、スペーサ、上層板は、工場で予め製造しておくこと
ができ、舗装工事をするときに、現場に搬送して単に敷
設、配置、載置するだけで良いから、工事が円滑に進行
する。また、路盤(中間層)の硬化を待たずに表層を形
成することができるため、工事期間が著しく短くなり、
舗装工事による交通環境の悪化を軽減することができ
る。 【0022】さらに、中間層はコンクリート廃材等を骨
材として用いるので、資源の再活用を通して天然資源の
浪費、枯渇化が防止され、あるいは、コンクリート廃材
等による地球環境悪化が防止される。さらに、路面に車
両の車輪から加わる荷重が、上層板を介して路盤に良く
分散されるので、路面にわだちが生じない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明方法により作られた舗装道路の一部の縦
断面図である。 【図2】従来の舗装道路の一部の縦断面図である。 【符号の説明】 11 路床 12 路盤 12a 下層板 12b スペーサ 12c 中間層 12d 上層板 13 表層

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 固化された路床の上面に、下層板を敷き、その下層板の
    上にスペーサを適宜の相互間隔をもって配置し、各スペ
    ーサが埋没するように前記下層板の上にコンクリート廃
    材等を骨材として用いた生コンクリートを投入し、前記
    スペーサの上面に上層路盤板を置いて路盤を形成し、前
    記上層板の上に表層を形成してなり、前記下層板と上層
    板及びスペーサは、高強度混和剤を用いた鉄筋コンクリ
    ート製であることを特徴とする道路舗装方法。
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