JP2854207B2 - 異型断面剛毛 - Google Patents

異型断面剛毛

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JP2854207B2 JP29592392A JP29592392A JP2854207B2 JP 2854207 B2 JP2854207 B2 JP 2854207B2 JP 29592392 A JP29592392 A JP 29592392A JP 29592392 A JP29592392 A JP 29592392A JP 2854207 B2 JP2854207 B2 JP 2854207B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属やセラミックス材
料の表面をブラッシングして洗浄或いは研磨する為のブ
ラシ用の剛毛に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属やセラミックス材料の表面を
ブラッシングして洗浄或いは研磨仕上するブラシを構成
する剛毛の断面形状は単純な円形が一般的であり、若干
複雑といっても角のとれた三角形や四角形あるいは何個
かの円形剛毛を互いに融着あるいは接着或いは細かい繊
維状物で巻き付けて一体化させた剛毛が知られている程
度である。これは、従来のブラシ用人造剛毛の主成分が
殆んどナイロンであって全く溶融紡糸法によって造られ
ているからである。即ち、ナイロンの溶融紡糸では粘度
と冷却速度の関係から角のはっきりした複雑な断面形状
の剛毛を製造することは極めて困難である。しかしなが
ら、ブラッシング作用を詳細に分析してみると、剛毛の
断面形状の及ぼす影響は極めて大きく、従来の単純な形
状では非常に非効率であることがわかる。本発明者等は
特開平4―37163号公報に記載の方法でメタ系芳香
族ポリアミドの剛毛を製造することに成功しており、こ
の製造方法によれば口金の孔形状と殆ど同じ形状を維持
し角のはっきりした剛毛を容易に製造することが可能で
あり、かかる技術を踏まえて本発明に着手したものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等の検討結果
によれば、ブラシのブラッシング作用を最大限に高める
ための条件は下記の通りであり、これを全て満足する剛
毛を得ることが本発明の課題である。 (1)剛毛の断面に角が多く存在する。 (2)洗浄用の場合は剛毛の先端が数十〜数百デニール
の程度に細いこと。 (3)研磨用の場合は、砥粒が剛毛の表面にできるだけ
露出していること。 (4)剛毛の腰が強いこと。 (5)繰り返し大変形に耐えること。 (6)保水性(洗浄用の場合)或いは保油性(研磨用の
場合)に富むこと。 (7)剛毛の主成分の耐熱性が高く、温度変化に対して
弾性率の変化が少ないこと。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記(1)〜(7)に関
しそれぞれ個別にその条件のみ捕らえて解決することは
それほど困難ではないが、全ての条件を同時に解決する
ことは容易ではない。例えば、(2)と(4)とは単純
に考えて相反する条件である。
【0005】本発明者等の検討結果によれば、上記
(1)から(7)の課題を同時に解決する剛毛は下記の
(請求項1)〜(請求項5)によって達成することがで
きる。 (請求項1) 繊維断面が中心断面図形の周りに4個の
四角形の断面図形の角部が重ね会う四葉状断面形状であ
ることを特徴とする異型断面剛毛。 (請求項2) 1個の中心断面図形が四角形である請求
項1に記載の異型断面剛毛。 (請求項3) 4個の四角形の断面図形が互いに対称の
位置にある請求項1または2に記載の異型断面剛毛。 (請求項4) 剛毛の主成分がメタ系芳香族ポリアミド
である請求項1〜3のいずれかに記載の異型断面剛毛。 (請求項5) 剛毛の主成分であるメタ系芳香族ポリア
ミドにポリエーテルエーテルケトンが0.5〜25%分
散混合されている請求項4に記載の異型断面剛毛。
【0006】以下、本発明を図面で詳細に説明する。図
1は本発明の異型断面剛毛の最も典型的な断面を模式的
に示したものである。図1から明らかなように、本発明
の剛毛は、1個の中心断面図形1の周りに4個の四角断
面図形2の角部が重ね会う四葉状断面を呈している。図
1の例では、1個の中心断面図形1と4個の四角断面図
形2とが全く同じ正四角形であり、周りの四角形2は互
いに対称の位置に配置され全体として正四角形のなかに
収められ且つ互いに接触していない。結果的には、全体
としてみたとき、正四角形の各片に直角に深い溝3が形
成された形状となっている。図1から明らかなように、
中心断面図形1と四角断面図形2の角部の重ね合せをあ
まり多くし過ぎると4個の四角断面図形2が互いに接触
してしまい四葉状断面とならないので、本発明の課題を
解決することにならない。
【0007】図2は、1個の中心断面図形4として長方
形を、4個の四角断面図形5として別の長方形を採用し
た場合である。この場合も4個の長方形を互いに接触さ
せず対称の位置に配置させ、全体として四葉状断面形状
にすべきである。図のような断面図形はX軸とY軸方向
で曲げの硬さが異なるので、特殊なブラシの毛材として
活用される。
【0008】図3は、1個の中心断面図形1として不定
四角形を、4個の四角断面図形7、8、9、10として
大きさも形もそれぞれ異なる不定四角形を採用した場合
である。この場合も4個の四角断面図形7、8、9、1
0は互いに接触せず、全体として四葉状断面形状を呈す
ることが必要である。しかしながら、この場合は4個の
四角断面図形7、8、9、10が互いに対称の位置に配
置されず、曲げの方向も片寄るので、耐久性の面からは
図1の断面の方が好ましい。
【0009】図1、図2、図3から明らかなように本発
明の異型断面剛毛はその断面に12個もの角が存在する
から前記課題の(1)を解決し、非常にブラッシング効
果が高められる。
【0010】本発明の異型断面剛毛は、四葉状断面形状
の葉状の付け根部即ち4個の四角断面図形の角と1個の
中心断面図形との重ね合せ部が細いから、ブラッシング
時にこの部分が裂け易く、先端のみ5分割された細デニ
ールの剛毛になりやすい。このことは、本発明の前記課
題(2)を解決するものである。ブラシの洗浄性は剛毛
が細かくて腰があることが重要であるが、細くすること
と腰を強くすることは相反する。本発明の異型断面剛毛
は先端のみ分割されるので、この矛盾から解放されるこ
とになる。
【0011】本発明の異型断面剛毛は、表面積が非常に
大きいので、炭化珪素、溶融アルミナ、ジルコニア、金
剛砂、ダイヤモンド、窒化ボロン等の混合砥粒が表面に
多く露出されることになり、前記課題の(3)を解決し
ている。一般に剛毛を細デニールにするほど剛毛の体積
に比べて表面積が多くなるが、腰が弱くなって逆に研磨
効果が減少することはよく経験することである。本発明
の剛毛は、全体として太いから前記のように腰の強さは
充分保持されている。
【0012】本発明の異型断面剛毛は、前記のようにブ
ラッシング作用としては細デニール効果があるにもかか
わらず剛毛全体の曲げに対しては断面二次モーメントが
大きいので腰が強く前記課題(4)を解決しているばか
りでなく、太くて腰が強ければ大変形に弱く折れやすい
という一般的な矛盾を克服し、課題(5)をも解決して
いる。何故ならば、図1から容易に推定されるように、
非常に大きな曲げや捩じり変形に対しては、無理な歪を
吸収するように断面形態が変わるからである。さらに極
端な歪みに対しては葉状の付け根部が分離し、歪みを吸
収することさえある。ブラッシング時に於ける剛毛の曲
げ方向は必ずしも一定でないから、耐久性の観点からは
左右上下対称の形を有する図1の例が最も好ましい。ま
た、単純に耐久性のみ考慮するなら、葉状の付け根が細
いのが望ましいがあまり細すぎると植毛部まで簡単に分
離してしまうので好ましくない。
【0013】本発明の異型断面剛毛は、図1の3の様な
深い溝が存在するので、液体を保持し易く課題の(6)
を解決している。
【0014】本発明の課題(7)を解決するには、剛毛
の主成分である重合体の選定が重要であるが、本発明者
等の検討結果によればメタ系芳香族ポリアミドが最も好
ましい。本発明に於けるメタ系芳香族ポリアミドとは、
全繰り返し単位の85モル%以上がメタフェニレンイソ
フタルアミド単位であるホモポリアミド又はコポリアミ
ドである。このメタ系芳香族ポリアミドの1例であるポ
リメタフェニレンイソフタルアミド(PMIAと略称)
の具体的製造方法は、特公昭47―10863号公報記
載の界面重合法が好ましい。また、PMIA剛毛の製造
方法は、特開平4―37163号公報記載の方法が好ま
しい。
【0015】本発明の異型断面剛毛の主成分としてPM
IAが好ましい理由は、この重合体の融点が約400℃
と高い上にガラス転移温度が約270℃と非常に高いの
でブラッシング時に発生する摩擦熱に対して弾性率の変
化が少ないので、本発明の前記課題である(7)を満足
しているからである。そのうえ更に重要なことは、PM
IAの場合は融点と熱分解温度が近接している為、通常
の溶融紡糸法では剛毛の成形が不可能であり、前記特開
平4―37163号公報に記載のような特殊な成形法で
始めて成型可能であるが、この特殊成形法では、高い粘
度で押し出されるから口金ノズルの形状とほぼ同じ断面
の剛毛を容易に得ることができるのである。即ち、例え
ば、図1の断面図形を有する剛毛を得るには、これと相
似形のノズルを有する口金を用いれば良い。ブラシ用の
剛毛として最も良く利用されているナイロン剛毛の溶融
紡糸時の粘度はPMIAに比べてはるから低いから、角
の有る四角形の断面形状を得るだけでも困難である。
【0016】まして本発明のような複雑な異型断面形状
を有する剛毛は、よほどの工夫をしなければ成型するこ
とができない。本発明者等の検討結果によれば、PMI
A以外の重合体を主成分とする場合は、出来るだけ固有
粘度の高いものを用いて押し出し、急冷して形態固定す
るべきである。
【0017】本発明の課題である前記(1)〜(7)を
徹底的に満足させる剛毛を得るには、主成分である重合
体にPMIAを採用し、このPMIAに対し0.5重量
部〜25重量部のポリエーテルエーテルケトンを補助重
合体として採用することが好ましい。ポリエーテルエー
テルケトンは融点が約330℃、ガラス転移温度が約1
40℃であり、耐熱性はPMIAに比べて若干低いが、
この重合体をPMIAに少量混合して前記特開平4―3
7163号公報に記載の方法で剛毛を成形すると流動性
の高いポリエーテルエーテルケトンが剛毛内部でフィブ
リル状となって分散し、剛毛の分割細デニール化を助け
ることになるからである。ポリエーテルエーテルケトン
の混合量が0.5重量%未満の場合はあまり効果が認め
られず、25重量%を越えるとフィブリル化が過度にな
りすぎ本発明の効果が失われるばかりでなく、耐熱性低
下の弊害もでてくる。ポリエーテルエーテルケトンの更
に好ましい混合量はPMIAに対して1〜15重量%、
更に好ましくは3〜10重量%である。
【0018】
【発明の効果】本発明の異型断面剛毛は前記本発明の課
題を極めて効果的に解決するものである。以下、その効
果について具体的に説明する。
【0019】本発明の異型断面剛毛は、例えば鋼板の製
造工程で欠かすことのできない表面洗浄ブラシの毛材と
して使用する場合に画期的な洗浄効果を発揮する。その
理由は、本発明の剛毛が前記本発明の課題である
(1)、(2)、(4)、(6)を満足しているからで
ある。洗浄ブラシとしての効果を更にあげるには、剛毛
の主成分としてPMIAを採用し、その補助成分として
ポリエーテルエーテルケトンを数%混合すればよい。こ
れは(2)、(4)と(6)の効果が増大し更に(7)
が加わるからである。
【0020】本発明の異型断面剛毛は、例えばステンレ
スの鏡面加工用ブラシの毛材として使用する場合に、大
きな効果を発揮する。ステンレスに限らず金属の鏡面加
工には従来布バフが使用され、補助材として細かい砥粒
のコンパウンドが使用されてきたが、最近は環境問題が
あってこの方法が敬遠される傾向にある。細かい砥粒を
混合した剛毛のブラシを使用すればこの環境問題から逃
れられるが、従来の砥粒含有剛毛では充分な金属鏡面を
得ることができなかった。何故ならば、鏡面を形成する
には、鏡面に接触する繊維が細いこと、毛材の腰が強い
こと、毛材に研磨粉が付きにくいこと、毛材の耐熱性が
高いこと等、従来の剛毛では対応しきれない要求項目が
あったからである。本発明の剛毛は見事にこの要求にこ
たえることができる。
【0021】本発明の異型断面剛毛は、一般の金属は勿
論、超硬金属やチタン材、セラミックのような研磨しに
くい材料を研磨加工するブラシの毛材としても優れた効
果を発揮する。この場合は、研磨用の砥粒を剛毛の主成
分であるPMIA中に分散混合させたものを用いるのが
好ましい。この際重要な課題は前記(3)〜(7)であ
り、一般的には上記のような研磨しにくい材料には砥粒
としてダイヤモンドを採用するが、高価なダイヤモンド
の混合量を最小限にするには(3)の課題が非常に大き
な意味を持つことになり、本発明の異型断面はここでも
極めて大きな効果を発揮する。
【0022】
【実施例1】特開平4―37163号公報記載の第5図
の装置を用い、1個の正四角形の中心断面図形の周りに
この中心断面図形と同じ四角断面図形の角部を重ね合せ
た図1の形状の口金を採用し、該公報の実施例1と同様
な方法でPMIAの異型断面剛毛を製造した。得られた
剛毛の繊度は5000deであり、口金と殆んど相似形
の断面であった。この剛毛で回転ブラシを作成し、油や
金属粉が付着した鋼板の洗浄試験を行ったところ、同じ
太さの丸断面ナイロンブラシに比べて約3倍、PMIA
丸断面剛毛に比べて約2倍の洗浄能力があった。
【0023】また、連続運転による回転試験を行って耐
久性を調べたところ、毛材の折れは殆んど見られず、磨
耗量は同じ太さの丸断面PMIA剛毛に比べて半分以下
であった。さらにこの剛毛を数本抜き取り顕微鏡観察し
たところ、剛毛の先端部から1〜5mm程度の長さにわ
たって4〜5本に分割されていた。一方、耐磨耗性の向
上に関しては、本発明者等の経験によれば、剛毛の繊度
と磨耗量とはほぼ比例関係にあることがわかっているの
で、先端割繊による単純なデニール効果によるものと推
測される。尚、毛材の汚れに関して単純な丸断面剛毛ブ
ラシと全く変わらなかった。
【0024】
【実施例2】ステンレスの鏡面加工用ブラシを作成する
実施例1と同じPMIAの平均50μ粉末に、#600
0の炭化珪素微粉末を3重量%、ポリエーテルエーテル
ケトンの平均50μ粉末10重量%を混合した原料を用
いて実施例1と同じ装置で異型断面剛毛を製造した。こ
の剛毛を用いてカップ型のブラシを作成した。このブラ
シを平面研磨機を取り付けダイヤ砥石で剛毛先端の割繊
加工を行ってからステンレスの鏡面加工をおこなったと
ころ、従来ブラシのようなブラシの筋目は全く発生せ
ず、しかも長時間使用にもかかわらず毛材先端部の割繊
状態は殆んど変わっていなかった。即ち、剛毛の先端部
数ミリの個所が細かくフィブリル状に割れており、他は
全く変化がなかった。尚、念のために先端部の割れる過
程を観察すべくダイヤモンド砥石での割繊を行わないで
鏡面加工をおこなったところ、研磨約10分程度はブラ
シの筋目が発生したがその後は綺麗な鏡面が得られ剛毛
は充分割繊されていた。この割繊までの過程を観察する
と、先ず最初に四角断面図形の重ね合わせ部が分離し、
やがて各四角断面図形の内部が加速的に割繊していくこ
とがわかった。
【0025】
【実施例3】チタン板の鏡面研削加工用ブラシを作成す
るにあたり、実施例1と同じPMIAの粉末に、平均粒
径が160μの粗いダイヤモンド砥粒を12重量%混合
した原料を用いて、実施例1と同じ装置を用い全繊度が
5000de、1個の葉状のデニールが約1000de
の異型断面剛毛を製造した。このような剛毛が成形でき
たことは極めて驚くべきことである。何故なら、通常の
1000de剛毛の直径は約200μであり、砥粒の粒
径がその半分以上に達するものは断糸等のトラブルがあ
って成形困難である。本実施例の成功は1個の中心断面
図形を中心として4個の葉状形状が紡糸延伸過程で助け
合うことと、砥粒がオリフィスの流動過程でそれぞれ安
定葉状四角断面図形のなかに整頓されるためと推測され
る。かくして成形された剛毛では当然砥粒が剛毛表面に
露出する確率が増大し、これが研磨性能の増大に寄与す
るのである。実験結果によれば、この異型断面剛毛は、
同じ繊度の丸断面剛毛のダイヤモンド18%混合品と同
等の研磨性能を示したのみならず、耐久性は3倍に達し
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異型断面剛毛の最も典型的な断面形状
を模式的に示す図。
【図2】本発明の異型断面剛毛の他の一例であって、長
方形の中心断面図形の周りに4個の別の長方形の角部が
重ね合う四葉状断面形状。
【図3】本発明の異型断面剛毛の他の一例であって、不
定四角形の中心断面図形の周りに4個の異なる四角断面
図形の角部が重ね合う四葉状断面形状。
【符号の説明】
1 正方形の中心断面図形 2 四葉状断面形状の葉状を形成する正方形の断面図形 3 四葉状異型断面剛毛に形成された溝 4 長方形の中心断面図形 5 四葉状断面形状の葉状を形成する長方形の断面図形 6 不定四角形の中心断面図形 7〜10 四葉状断面形状の葉状を形成する4個の異な
る断面図形
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D01D 5/253 D01F 6/60

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維断面が1個の中心断面図形の周りに
    4個の四角形の断面図形の角部が重ね会う四葉状断面形
    状であることを特徴とする異型断面剛毛。
  2. 【請求項2】 1個の中心断面図形が四角形である請求
    項1に記載の異型断面剛毛。
  3. 【請求項3】 4個の四角形の断面図形が互いに対称の
    位置にある請求項1または2に記載の異型断面剛毛。
  4. 【請求項4】 剛毛の主成分がメタ系芳香族ポリアミド
    である請求項1〜3のいずれかに記載の異型断面剛毛。
  5. 【請求項5】 剛毛の主成分であるメタ系芳香族ポリア
    ミドにポリエーテルエーテルケトンが0.5〜25%分
    散混合されている請求項4に記載の異型断面剛毛。
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