JP2852897B2 - 潜砂性動物の湿り空気による育成装置 - Google Patents
潜砂性動物の湿り空気による育成装置Info
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- JP2852897B2 JP2852897B2 JP8053688A JP5368896A JP2852897B2 JP 2852897 B2 JP2852897 B2 JP 2852897B2 JP 8053688 A JP8053688 A JP 8053688A JP 5368896 A JP5368896 A JP 5368896A JP 2852897 B2 JP2852897 B2 JP 2852897B2
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- JP
- Japan
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- sand
- air
- supply pipe
- animals
- air supply
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
- Cultivation Of Plants (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貝、カニ、ゴカイ
等潜砂性動物の人工育成装置に関する。
等潜砂性動物の人工育成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、貝、ゴカイ等の人口育成装置とし
ては、大型育成槽内に貝、ゴカイ等を育成すべき砂を入
れて、貝、ゴカイ等を育成するものが知られているが、
給水設備および排水設備を必要とし、しかも供給する水
に常時酸素を補給する設備も不可欠となり、設備費が大
幅にかさむ欠点があった。
ては、大型育成槽内に貝、ゴカイ等を育成すべき砂を入
れて、貝、ゴカイ等を育成するものが知られているが、
給水設備および排水設備を必要とし、しかも供給する水
に常時酸素を補給する設備も不可欠となり、設備費が大
幅にかさむ欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水の使用量
を削減すると共に設備を簡略化することを課題とする。
を削減すると共に設備を簡略化することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題解決の手段とし
て、本発明は、育成槽内に潜砂性動物を育成すべき砂を
所要厚さに入れ、上記砂中に多数ノズルを有する給気管
を埋設し、上記給気管の砂外における端部に、上記給気
管内に空気を圧送すべきエアポンプを接続すると共に、
上記給気管内へ圧送する空気に給湿すべき水細霧発生器
および水蒸気発生器をそのいずれかを選択使用可能に接
続した、潜砂性動物の湿り空気による育成装置を提案す
る。以下図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。
て、本発明は、育成槽内に潜砂性動物を育成すべき砂を
所要厚さに入れ、上記砂中に多数ノズルを有する給気管
を埋設し、上記給気管の砂外における端部に、上記給気
管内に空気を圧送すべきエアポンプを接続すると共に、
上記給気管内へ圧送する空気に給湿すべき水細霧発生器
および水蒸気発生器をそのいずれかを選択使用可能に接
続した、潜砂性動物の湿り空気による育成装置を提案す
る。以下図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。
【0005】
【実施例】図1、2において、上面を開口した育成槽
(F)内に砂(P)を所要厚さに充填し、この砂(P)
の底部近くに、管壁に多数のノズルを有する給気管
(1)を平面からみて蛇行状に埋設すると共に該給気管
(1)の一端に湿り空気供給装置を接続してあり、この
ような砂(P)に貝、カニ、ゴカイ等の潜砂性動物
(B)を放っている。
(F)内に砂(P)を所要厚さに充填し、この砂(P)
の底部近くに、管壁に多数のノズルを有する給気管
(1)を平面からみて蛇行状に埋設すると共に該給気管
(1)の一端に湿り空気供給装置を接続してあり、この
ような砂(P)に貝、カニ、ゴカイ等の潜砂性動物
(B)を放っている。
【0006】上記湿り空気供給装置の構成は次のようで
ある。上記給気管(1)の一端部を育成槽(F)の側壁
を貫通して外部に延出し、延出端に管(2)を介してエ
アポンプ(3)の吐出口を接続すると共に、該ポンプ
(3)の吸入口に空気取入口(5)を有する分岐した接
続管(4)を接続し、この接続管(4)の一方の分岐口
に超音波式細霧発生器(6)を、他方の分岐口に加熱式
水蒸気発生器(7)をそれぞれ接続してある。
ある。上記給気管(1)の一端部を育成槽(F)の側壁
を貫通して外部に延出し、延出端に管(2)を介してエ
アポンプ(3)の吐出口を接続すると共に、該ポンプ
(3)の吸入口に空気取入口(5)を有する分岐した接
続管(4)を接続し、この接続管(4)の一方の分岐口
に超音波式細霧発生器(6)を、他方の分岐口に加熱式
水蒸気発生器(7)をそれぞれ接続してある。
【0007】上例の作用を次に説明する。まず夏期等の
気温の高い時期においては、エアポンプ(3)の始動と
ともに超音波式細霧発生器(6)を始動すれば、該細霧
発生器(6)からの水細霧と空気取入口(5)からの空
気との混合した湿り空気が給気管(1)内に圧送され、
その各ノズルから砂(P)内へ放出されて砂内を上昇
し、その間に潜砂性動物(B)に酸素および水分を供給
する。
気温の高い時期においては、エアポンプ(3)の始動と
ともに超音波式細霧発生器(6)を始動すれば、該細霧
発生器(6)からの水細霧と空気取入口(5)からの空
気との混合した湿り空気が給気管(1)内に圧送され、
その各ノズルから砂(P)内へ放出されて砂内を上昇
し、その間に潜砂性動物(B)に酸素および水分を供給
する。
【0008】上記作用とともに、上記湿り空気が給気管
(1)内を流通する間に湿り空気内の細霧の一部が気化
し、その気化熱の吸収により湿り空気を冷却し、この冷
却湿り空気および気化した水蒸気が砂(P)内に放出さ
れ、該砂内を冷却しつつ上昇する。その間上記の気化し
た水蒸気の一部が凝縮し、その凝縮熱を放出するが、そ
の放出熱がわずかにとどまるので、全体として砂(P)
の高温化を防止し、潜砂性動物の成育に良好な環境を与
える。
(1)内を流通する間に湿り空気内の細霧の一部が気化
し、その気化熱の吸収により湿り空気を冷却し、この冷
却湿り空気および気化した水蒸気が砂(P)内に放出さ
れ、該砂内を冷却しつつ上昇する。その間上記の気化し
た水蒸気の一部が凝縮し、その凝縮熱を放出するが、そ
の放出熱がわずかにとどまるので、全体として砂(P)
の高温化を防止し、潜砂性動物の成育に良好な環境を与
える。
【0009】次に、冬期等の気温の低い時期において
は、エアポンプ(3)とともに、上記細霧発生器(6)
に代えて加熱式水蒸気発生器(7)を始動すれば、該水
蒸気発生器(7)からの加熱水蒸気と空気との混合した
加温湿り空気が給気管(1)を経て上例と同様に酸素お
よび水分を供給するほか、上記給気管(1)内を流通す
る間に水蒸気の一部が凝縮し、その凝縮熱を放出して上
記加温湿り空気をさらに加温し、この加温湿り空気およ
び凝縮した水分が砂(P)内に放出され、該砂を加温し
つつ上昇し、その間未凝縮の水蒸気がほとんど凝縮して
砂(P)の加温を継続し、潜砂性動物に良好な環境をも
たらす。
は、エアポンプ(3)とともに、上記細霧発生器(6)
に代えて加熱式水蒸気発生器(7)を始動すれば、該水
蒸気発生器(7)からの加熱水蒸気と空気との混合した
加温湿り空気が給気管(1)を経て上例と同様に酸素お
よび水分を供給するほか、上記給気管(1)内を流通す
る間に水蒸気の一部が凝縮し、その凝縮熱を放出して上
記加温湿り空気をさらに加温し、この加温湿り空気およ
び凝縮した水分が砂(P)内に放出され、該砂を加温し
つつ上昇し、その間未凝縮の水蒸気がほとんど凝縮して
砂(P)の加温を継続し、潜砂性動物に良好な環境をも
たらす。
【0010】上記のように気温の高い時期および低い時
期であっても、砂を冷却および加温することによって常
に潜砂性動物の成育に望ましい温度条件に維持する。
期であっても、砂を冷却および加温することによって常
に潜砂性動物の成育に望ましい温度条件に維持する。
【0011】
【発明の効果】本発明の潜砂性動物の湿り空気による育
成装置によれば、少量の水使用と簡略な設備によって潜
砂性動物の人工育成を実現することができるようにな
り、しかも超音波式細霧発生器および加熱式水蒸気発生
器のいずれかを選択使用することにより夏期等の気温の
高い時期に砂の高温化を防止し、冬期等の気温の低い時
期に砂を温めて潜砂性動物の成育を促進することができ
る利点も有するのである。
成装置によれば、少量の水使用と簡略な設備によって潜
砂性動物の人工育成を実現することができるようにな
り、しかも超音波式細霧発生器および加熱式水蒸気発生
器のいずれかを選択使用することにより夏期等の気温の
高い時期に砂の高温化を防止し、冬期等の気温の低い時
期に砂を温めて潜砂性動物の成育を促進することができ
る利点も有するのである。
【図1】湿り空気による育成装置の縦断面図である。
【図2】同上平面図である。
F 育成槽 P 砂 B 潜砂性動物 1 給気管 3 エアポンプ 6 超音波式細霧発生器 7 加熱式水蒸気発生器
Claims (1)
- 【請求項1】 育成槽内に潜砂性動物を育成すべき砂を
所要厚さに入れ、 上記砂中に多数ノズルを有する給気管を埋設し、 上記給気管の砂外における端部に、上記給気管内に空気
を圧送すべきエアポンプを接続すると共に、上記給気管
内へ圧送する空気に給湿すべき超音波式水細霧発生器お
よび加熱式水蒸気発生器をそのいずれかを選択使用可能
に接続した、 潜砂性動物の湿り空気による育成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8053688A JP2852897B2 (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 潜砂性動物の湿り空気による育成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8053688A JP2852897B2 (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 潜砂性動物の湿り空気による育成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09224477A JPH09224477A (ja) | 1997-09-02 |
JP2852897B2 true JP2852897B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=12949765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8053688A Expired - Lifetime JP2852897B2 (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 潜砂性動物の湿り空気による育成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2852897B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4943314B2 (ja) * | 2007-12-27 | 2012-05-30 | 秋一 三川 | 非密閉型水槽 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0629A (ja) * | 1992-06-17 | 1994-01-11 | Yohei Yamashita | 植物の栽培方法 |
-
1996
- 1996-02-19 JP JP8053688A patent/JP2852897B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0629A (ja) * | 1992-06-17 | 1994-01-11 | Yohei Yamashita | 植物の栽培方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09224477A (ja) | 1997-09-02 |
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