JP2852612B2 - 棒状菓子の包装方法及びこれの実施に用いる給紙装置 - Google Patents

棒状菓子の包装方法及びこれの実施に用いる給紙装置

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JP2852612B2
JP2852612B2 JP26073294A JP26073294A JP2852612B2 JP 2852612 B2 JP2852612 B2 JP 2852612B2 JP 26073294 A JP26073294 A JP 26073294A JP 26073294 A JP26073294 A JP 26073294A JP 2852612 B2 JP2852612 B2 JP 2852612B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、棒状菓子の包装方法、
特に、細長い棒状菓子を個別に包装する包装方法に関す
るものである。
【0002】
【従来技術及び課題】棒状菓子を包装する方法として
は、図1のように、一般に断面U字状の保持溝(11)に対
接させた矩形の包装紙(S) に、棒状菓子(M) を押し込ん
で、この押し込み動作によって棒状菓子(M) には前記包
装紙が断面U字状又はV字状(以下、これらの形状を略
V字状という)となる様に添わされ、その後、前記包装
紙(S) の開放端縁相互が重ね合わされて相互に接合さ
れ、場合によっては、前記重合状態のままで棒状菓子の
両端から突出する余剰包装紙(筒状の耳部(S1))をひね
って、図2のように、包装を完了する方法が知られてい
る。
【0003】棒状菓子(M) の強度が十分な場合には、上
記保持溝(11)内に包装紙(S) と共に押し込んでも、この
菓子片が損傷する心配がない。しかしながら、この菓子
片の強度が不十分な場合には、保持溝(11)の開放端に架
橋状に沿わせて配置した包装紙を保持溝内に菓子片と共
に押し込む時にこの菓子片が折れたりする。
【0004】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、『棒状菓子(M) に包装紙を巻きつけてこの包装
紙の両端の突出部をひねるようにした棒状菓子の包装』
において、菓子片を保持溝に押し込む時に、これが損傷
しないようにすることを課題とする。 [請求項1の発明]
【0005】
【技術的手段】上記課題を解決するための本発明の技術
的手段は、『棒状菓子(M) の断面下半部を収容できるよ
うにした略V字状の保持溝(11)内に、前記棒状菓子(M)
よりも大きな矩形の包装紙(S) を前記保持溝(11)の開放
端側に開放するように断面略V字状に吸着保持し、その
後、前記保持溝(11)が上方に開放する姿勢にしてこれに
吸着される包装紙(S) 内に棒状菓子(M) を投入した後、
前記包装紙(S) の開放端縁部を前記棒状菓子(M) に巻き
つけて開放端縁部相互の重合部(S0)を接合し、この棒状
菓子(M) の中程を挟持した状態で前記棒状菓子(M) から
突出する筒状の包装紙(S) の耳部(S1)をひねるようにし
た』ことである。
【0006】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。保持溝
(11)が上方に開放する姿勢にある時に、前記保持溝(11)
内にて予め断面略V字状に屈曲された包装紙(S) 内に棒
状菓子(M) が投入されるものであるから、この投入の際
に棒状菓子(M) には大きな外力が作用しない。そして、
この後、包装紙(S) の開放端縁部相互が溶着されて、棒
状菓子(M) に包装紙(S) が巻きつけられた状態で保持さ
れる。そして、この状態で両端の耳部(S1)がひねられ
る。
【0007】
【効果】棒状菓子(M) を包装紙(S) を屈曲させた保持溝
(11)に投入する際には棒状菓子(M) には大きな外力が作
用しないから、このときに、強度の不十分で折れ易い棒
状菓子(M) の場合でも、この棒状菓子(M) が損傷するこ
とがない。従って、包装時の棒状菓子(M) の破損や損傷
が大幅に少なくなる。
【0008】[その他の発明]請求項2の発明は、上記
請求項1の発明の方法を効率的に行えるようにするもの
で、その為に採用される技術的手段は、『保持溝(11)
は、内部が負圧条件にあり且間欠回転する回転ドラム
(1) の胴部にその母線に沿って多数配設されると共にそ
の底部に形成した連通孔(10)によって回転ドラム(1) 内
と連通し、その長さを棒状菓子(M) の長さに略一致させ
ると共に、その開放方向を前記回転ドラム(1) の半径方
向外側に設定し、保持溝(11)が回転ドラム(1) の回転中
心に対して横方向に位置した給紙位置(P1)にて包装紙
(S) を吸着保持し、前記回転ドラム(1) の回転中心の上
方に回動した菓子投入位置(P2)で上方から棒状菓子(M)
を投入し、その後前記給紙位置(P1)の反対側の被覆重合
域(P3)にて回転ドラム(1) の外周に沿って配置した被覆
重合装置によって包装紙(S) の開放端縁部相互を重ね合
わせた重合部(S0)を形成し且この重合部(S0)を溶着する
ものとし、前記回転ドラム(1) の回転中心の下方のひね
り位置(P4)にて包装紙(S) を巻きつけた棒状菓子(M) を
挟持するようにした』ものであり、間欠回転する回転ド
ラム(1) の外周に、包装紙(S) を給紙する為の給紙位置
(P1)、棒状菓子(M) を包装紙(S) 内に投入する為に菓子
投入位置(P2)、重合部(S0)を形成してこれを溶着する為
の被覆重合域(P3)、及び、耳部(S1)をひねる為のひねり
位置(P4)を、夫々、各動作に適する位置に配設するもの
となるから、給紙からひねりまでの一連の工程が効率的
に進行する。
【0009】また、回転ドラム(1) 内が負圧条件にあっ
て、前記回転ドラム(1) 内との連通孔(10)が保持溝(11)
の底部に開放しているから、上記各位置を通る保持溝(1
1)に負圧力が確実に作用し、包装紙(S) の吸着不良や、
包装紙(S) が巻きつけられた棒状菓子(M) の吸着不良が
生じにくい。請求項3の発明は、上記方法の発明に於け
る、給紙装置に関するものであり保持溝(11)内に包装紙
(S) が確実に吸着保持されるようにするものでる。
【0010】この為に採用される技術的手段は『内部が
負圧状態にある回転ドラム(1) の胴部外面に、その母線
に一致する姿勢で取付けた多数の型材(12)(12)を円周方
向に所定のピッチで配置し、前記型材(12)は、矩形断面
の頂部に略V字状断面の保持溝(11)が長手方向に刻設さ
れ且この型材(12)を横断するように保持溝(11)の底部よ
りも深く切り込まれ複数のスリット(13)(13)を間隔をあ
けて設けた構成とすると共に、前記保持溝(11)の底部に
回転ドラム(1) 内と連通する連通孔(10)を設けた構成と
し、前記スリット(13)(13)にはまり込むピンチ片を具備
する第1揺動レバー(R1)と、前記保持溝(11)にはまり込
み且前記ピンチ片に対して接離する棒体を先端に具備さ
た第2揺動レバー(R2)とを設け、給紙位置(P1)にある型
材(12)に対して包装紙供給部から投入された包装紙(S)
を前記ピンチ片と棒体との間に挟んでこの包装紙(S) を
保持溝(11)内に押し込む様に揺動すると共に型材(12)が
給紙位置(P1)から離れる時に棒体を保持溝(11)から脱出
させる様に第1揺動レバー(R1)と第2揺動レバー(R2)を
開閉させる構成とした』ことである。
【0011】この給紙装置の場合、一定サイズに裁断さ
れた包装紙(S) が第1揺動レバー(R 1)と第2揺動レバー
(R2)とによって挟持された状態で保持溝(11)の断面形状
に添うように押し込まれるから、この押し込み状態で前
記包装紙(S) には連通孔(10)連通孔(10)からの吸引圧力
が有効に作用する。従って、保持溝(11)による包装紙
(S) の吸着不良が生じにくい。
【0012】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図面に従っ
て詳述する。この実施例の装置は、上記した本発明の方
法を実施する為の装置であり、図3のように、回転ドラ
ム(1) の上方には、棒状菓子(M) が移送方向に対して直
角方向の姿勢で連続的に移送する為のコンベア装置(2a)
と、このコンベア装置(2a)の終点部に連続的に配置され
且棒状菓子(M) を個別に供給する為の個別供給ロータ(2
b)と、回転ドラム(1) に対して横方向の一方に配設した
包装紙供給部(3a)及び一枚の包装紙(S) を保持溝(11)に
吸着させる為の給紙装置(3b)と、これの反対側に設け且
包装紙(S) の開放端縁部を棒状菓子(M) に重ね合わせる
為の重合装置(4) と、回転ドラム(1) の下方に設け且包
装紙(S) の両端の耳部(S1)をひねる為のひねり装置(5)
とからなり、このひねり装置(5) には、包装紙(S) を巻
きつけた棒状菓子(M) を側方から挟持する為の一対のク
ランプ爪(51)(51)を具備する。
【0013】以下各部について詳述する。 [コンベア装置(2a)、個別供給ロータ(2b)について]コ
ンベア装置(2a)は通常のベルトコンベアで、棒状菓子
(M) を移送方向に対して直角方向に支持した態様で移送
する。その終点部にはシュート(21)があり、このシュー
ト上面を転がってこれに続く個別供給ロータ(2b)に供給
される。
【0014】前記個別供給ロータ(2b)は、図4のよう
に、軸線方向長さが棒状菓子(M) の長さに一致し且外周
に前記棒状菓子(M) を収容する溝部(22)を具備させた構
成であり、同図にて時計方向に間欠回転される。そして
この個別供給ロータ(2b)の外周には、前記シュート(21)
の下流端から回転中心の下方近傍に至る時計方向の範囲
にかけて設けた円弧状の蓋面(23)を具備するカバー(24)
が配置されている。前記蓋面(23)と溝部(22)の底部との
間隔は棒状菓子(M) の直径よりも大きく設定されてい
る。
【0015】そして、個別供給ロータ(2b)の中心の下方
にある溝部(22)は前記カバー(24)の下端から脱出する様
になっている。個別供給ロータ(2b)は後述の回転ドラム
(1)の上方に配設され、これらの間欠回転における停止
状態で、同図に示す様に、前記最下端に位置した溝部(2
2)と最上端に位置した型材(12)の保持溝(11)とが、相互
に対向する構成である。
【0016】従って、コンベア装置(2a)から連続的に供
給された棒状菓子(M) はその移送姿勢を維持したままで
個別供給ロータ(2b)の間欠回転によって個別に移送され
て個別供給ロータ(2b)の最下端の位置で下方の保持溝(1
1)に1個づつ投入されることとなる。 [回転ドラム(1) について]回転ドラム(1) は、図5、
図6に示す様に、両端を閉塞した円筒体で、後端壁面中
央から前記回転ドラム(1) 内に連通する筒軸(14)が突出
し、これがフレーム(9) により回転自在に支持され、間
欠回転駆動される。
【0017】回転ドラム(1) の胴部の長さは棒状菓子
(M) の長さに略一致する。そして、この胴部外面には、
その母線に一致する姿勢で取付けた8つの型材(12)(12)
を円周方向に等間隔で配置してある。これら型材(12)(1
2)の配設位置と間欠回転との関係は、回転停止状態にて
回転ドラム(1) の回転中心の上下に型材(12)が位置する
様になっている。従って、この停止状態では、前記回転
中心の水平方向にも型材(12)が位置することとなる。図
5において、回転ドラム(1) の中心に対して右横が給紙
位置(P1)で、上方が菓子投入位置(P2)、左横の一定範囲
が被覆重合域(P3)となり、下方がひねり位置(P4)とな
る。
【0018】前記各型材(12)には、図6のように、矩形
断面の頂面に略V字状断面の保持溝(11)が長手方向に刻
設されている。そして、この型材(12)を横断するように
保持溝(11)の底部よりも深く切り込まれた一対のスリッ
ト(13)(13)が間隔をあけて設けられている。さらに、前
記保持溝(11)の底部に回転ドラム(1) 内と連通する複数
の連通孔(10)(10)を設けている。
【0019】上記筒軸(14)内には固定筒(15)が貫通し、
この内側の端部に張り出させたフランジ(151) に区画板
(16)が連設されている。この区画板(16)は、図5のよう
に、回転ドラム(1) 内を、被覆重合域(P3)側の左室(10
1) と給紙位置(P1)側の右室(102) とに区画し、中央部
は右側に屈曲して固定筒(15)の開口端を前記左室(101)
に含むようにしている。そして、この区画板(16)には多
数の透孔(H) (H) が貫通している。
【0020】区画板(16)の上端、下端及び先端は、回転
ドラム(1) の胴部内周面及び前方の端面構成壁と摺動す
る関係にある。また、固定筒(15)は負圧源(150) に接続
されている。従って、回転ドラム(1) 内が吸引されなが
ら固定筒(15)及び区画板(16)が固定状態で回転ドラム
(1) のみが間欠回転される。また、負圧源(150) からの
吸引圧力は、直接的には左室(101) に作用し、これらか
らの吸引圧力が右室(102) に作用する。従って、右室(1
02) の吸引度合いは左室(101) よりも低いものとなる。
換言すれば、絶対圧は、右室(102) よりも左室(101) の
方が高いものとなる。
【0021】ひねり位置(P4)、つまり、型材(12)が回転
ドラム(1) の最下端に位置した時には、吸引圧力が保持
溝(11)に作用しないことが望ましいことから、回転ドラ
ム(1) 内のこの部分には、連通孔(10)(10)の回転ドラム
(1) 内側の開放端を閉塞する蓋体(17)が区画板(16)連設
され、また、これと給紙位置(P1)との間の位置には、こ
こに位置した型材(12)の連通孔(10)(10)から空気を吐出
する為のノズルブロック(18)が回転ドラム(1) の内周面
に接触する態様で固定され、このノズルブロック(18)か
ら延びる空気圧回路(19)が上記固定筒(15)を外部に引き
出されて加圧源(C) に接続されている。
【0022】なお、前記ノズルブロック(18)は、回転ド
ラム(1) の胴部に形成され且連通孔(10)(10)と連通する
開口を閉塞する大きさに設定されている。従って、この
ノズルブロック(18)の配設部に型材(12)が達すると、保
持溝(11)には底部から吐出空気圧が作用することとな
る。 [包装紙供給部(3a)及び給紙装置(3b)]給紙位置(P1)に
は、給紙装置(3b)と包装紙供給部(3a)とが設けられてい
る。
【0023】前記給紙装置(3b)は、図7、図8のよう
に、それぞれ共通の支点を具備する第1揺動レバー(R1)
と第2揺動レバー(R2)とからなり、第1揺動レバー(R1)
は上記スリット(13)(13)にはまり込む一対のピンチ片(3
1)(31)を支点軸(32)に回動自在に外嵌させた支点筒(33)
(33)から同方向に突出させている。そして、この支点筒
(33)(33)は連結板(33a) によって連結されており、この
連結板に連設したレバー部を第1駆動部(K1)により揺動
させることにより、前記一対のピンチ片(31)(31)を一体
的に揺動させるようにしている。
【0024】第2揺動レバー(R2)は、型材(12)の長さよ
りも広い間隔で上記支点軸(32)に取付けた一対の揺動腕
(35)(35)と、この揺動腕(35)(35)の先端間に取りつけら
れ且保持溝(11)の底部に丁度嵌り込む太さの棒体(34)と
からなる。そして、この第2揺動レバー(R2)は、上記支
点軸(32)の一定角度の往復回動により所定のタイミング
でこの支点軸(32)を支点として第2駆動部(K2)により一
定角度揺動する。
【0025】そしてこの第1揺動レバー(R1)(R2)は、相
互に開閉する態様で回転ドラム(1) の回転停止時に包装
紙供給部(3a)からの包装紙(S) の供給とタイミングを合
わせて揺動させる。このため、上記第1駆動部(K1)と第
2駆動部(K2)とは後述の動作を実行するようにその連動
関係が決定されている。包装紙供給部(3a)は、棒状菓子
(M) の長さに両端の耳部(S1)(S1)の長さを加えた長さの
横幅の帯状シート(F) を間欠的に一定長さ送り出す給紙
ローラ(36)と、これからの帯状シート(F) の送り出し方
向に設けた固定刃(37)、 及び、往復回転する回転刃(38)
とからなるカッターとから構成される。
【0026】上記カッターは給紙ローラ(36)による給紙
方向の下流側に直列的に且接近して配置される。そして
帯状シート(F) の先端部は給紙ローラ(36)の回転によっ
て固定刃(37)と回転刃(38)の間を通って下方に突出す
る。前記給紙ローラ(36)による給紙長さ、つまり、固定
刃(37)からの突出長さが給紙方向の包装紙(S) の長さに
なると、この給紙ローラ(36)が停止する。そして、この
後、回転刃(38)が一定角度往復回動され、これにより、
帯状シート(F) の先端部が包装紙(S) に裁断される。
【0027】なお、上記給紙装置(3b)は上記カッターの
下方近傍に配置され、具体的には、第1揺動レバー(R1)
と第2揺動レバー(R2)の先端部は、帯状シート(F) が包
装紙(S) に相当する長さ(裁断長さ)だけ固定刃(37)か
ら突出したときに、給紙方向の包装紙(S) の長さの中間
に棒体(34)が位置するように、包装紙供給部(3a)が配置
される。
【0028】このカッターによる帯状シート(F) の裁断
動作と、包装紙(S) を保持溝(11)に吸着させるための給
紙装置(3b)の動作とは相互に連動している。給紙ローラ
(36)によって帯状シート(F) の先端部が裁断長さ送り出
されるまでの間は、図7のように、ピンチ片(31)と揺動
腕(35)が開いている。従って、ピンチ片(31)(31)の先端
部と棒体(34)との間には一定の間隔があいており、この
間に帯状シート(F) の先端部が送り出される。そして、
その送り出し長さが上記裁断長さに達すると、図9−a
のように、ピンチ片(31)と揺動腕(35)とが閉じ、帯状シ
ート(F) の突出部の中間がピンチ片(31)(31)の先端部と
棒体(34)との間に挟持される。これと同時又はその直後
に回転刃(38)が往復回転して帯状シート(F) の突出部を
包装紙(S) に裁断する。
【0029】この後、前記挟持状態のままで、第1揺動
レバー(R1)と第2揺動レバー(R2)とが一体的に回転ドラ
ム(1) 側に揺動する。このとき、回転ドラム(1) は回転
停止状態にあり、一つの型材(12)が給紙位置(P1)に位置
し、ピンチ片(31)と棒体(34)の揺動域の側方に停止して
いる。そして、図9−bのように、前記包装紙(S) が棒
体(34)によって保持溝(11)内に押し込まれる。保持溝(1
1)の底部には、回転ドラム(1) 内と連通する連通孔(10)
(10)が開放しているから、包装紙(S) が保持溝(11)の断
面に添った形状に吸着保持される。このとき、ピンチ片
(31)(31)は型材(12)のスリット(13)(13)内に位置してい
るから、棒体(34)が包装紙(S) を保持溝(11)内に押し込
む時の障害にならない。
【0030】この後、図9−cのように、第2揺動レバ
ー(R2)が先行して後退し、棒体(34)が保持溝(11)から脱
出し、次いで、前記型材(12)が給紙位置(P1)から上方に
回動する。そして、型材(12)がピンチ片(31)先端から上
方に外れた時に第1揺動レバー(R1)が後退復帰揺動し、
第1揺動レバー(R1)と第2揺動レバー(R2)とが初期状態
に復帰し、この状態では、帯状シート(F) の突出経路に
於いてピンチ片(31)の先端と棒体(34)とが一定の間隔を
有する態様に停止される。
【0031】型材(12)が給紙位置(P1)に位置する度に第
1駆動部(K1)と第2駆動部(K2)との連動により上記一連
の給紙動作が実行される。 [重合装置(4) について]重合装置(4) は公知の構成で
あり、断面略V字状に屈曲した態様で保持溝(11)に吸着
保持された包装紙(S) 内に棒状菓子(M) が収容された状
態で移動すると、被覆重合域(P3)の一定範囲の回動域内
において、図10−a〜cの経過で開放端縁部(S2)(S2)
が重ね合わされると共に、その重合部(S0)がヒータによ
って溶着される構成である。
【0032】この実施例では、被覆重合域(P3)の始点部
で回転方向に対して後方の開放端縁部(S2)が、押し込み
片(41)によって、先ず棒状菓子(M) に添う様に巻きつけ
られてその後型材(12)の回動に伴って他方の開放端縁部
(S2)を重ね合わせて重合部(S 0)を形成し、この後、この
重合部(S0)を溶着する。 [ひねり装置について]この実施例に採用されるひねり
装置も公知の構成である。
【0033】このひねり装置(5) としては、図11,図
12のように、一定位置に棒状菓子(M) を保持した状態
で、その両端の耳部(S1)(S1)をこれらに対応させて設け
たひねり機構によって挟持した状態で回転することによ
り、前記耳部(S1)(S1)をひねるものである。この実施例
では、回転ドラム(1) の下方に棒状菓子(M) を保持する
為のクランプ爪(51)(51)があり、このクランプ爪(51)(5
1)は、これらが閉じた状態に於いて、型材(12)のスリッ
ト(13)(13)に一致する間隔及び高さ位置に配設されると
共に、その厚さは、前記スリット(13)(13)に挿入できる
厚さに設定されている。そして、前記クランプ爪(51)(5
1)は下方の支点を中心にして所定のタイミングで開閉さ
れるものであり、その開放状態では、クランプ爪(51)(5
1)の先端部が型材(12)の回動域から外側に退避した位置
にあるように、その開放角度が設定されている。
【0034】そして、包装紙(S) が巻きつけられた棒状
菓子(M) を吸着した型材(12)が回転ドラム(1) の下方に
位置すると、前記クランプ爪(51)(51)が閉じられて、棒
状菓子(M) を保持する。閉じた状態に於けるクランプ爪
(51)(51)の位置が上記のように設定されているから、棒
状菓子(M) は、型材(12)の保持溝(11)に保持されたまま
で、クランプ爪(51)(51)によって保持され、両側に設け
たひねり機構部(52)によって、耳部(S1)(S1)がひねられ
てひねり包装が完了する。
【0035】このあと、クランプ爪(51)(51)が開放され
て型材(12)の回動域から退避する。以後、型材(12)が回
転ドラム(1) の下方に位置する度に上記一連の動作が実
行されて、ひねり包装が行われる。 [全体の動作]給紙位置(P1)では、上記した給紙装置(3
b)と包装紙供給部(3a)の連動によって、この給紙位置(P
1)に位置した型材(12)の保持溝(11)に包装紙(S) が一枚
づつ吸着保持される。
【0036】これにより、保持溝(11)には、包装紙(S)
の断面がV字状に屈曲した状態に吸着される。この保持
溝(11)が菓子投入位置(P2)に達すると、これにタイミン
グを合わせて回転する個別供給ロータ(2b)から棒状菓子
(M) が落下して断面がV字状に屈曲する包装紙(S) の底
部に収容される。
【0037】この後、棒状菓子(M) を収容した前記保持
溝(11)が被覆重合域(P3)に達すると、重合装置(4) によ
って、包装紙(S) の開放端縁部(S2)(S2)相互が重ね合わ
されて重合部(S0)が形成されると共に、この重合部(S0)
が熱溶着される。この後、前記保持溝(11)がひねり位置
(P4)に位置すると、クランプ爪(51)(51)によって保持さ
れた状態で上記したひねり包装が実行される。このひね
り包装完了後の製品は、さらに、保持溝(11)によって保
持されて、給紙位置(P1)との間に位置する。この位置に
達するまでの間で、前記製品は、型材(12)の保持溝(11)
から下方に脱落する。回転ドラム(1) 内の下端部には一
定範囲に亙って蓋体(17)が形成されているから、この区
域に於ける吸引圧力は低くなっているからである。
【0038】場合によって、この区間で製品の脱出不良
が生じる場合があるが、この実施例では、給紙位置(P1)
とひねり位置(P4)の中間には、ノズルブロック(18)から
吐出する空気圧が連通孔(10)(10)から保持溝(11)の底部
に作用する。従って、前記脱出不良製品があったとして
も、この中間位置では製品が確実に保持溝(11)から脱出
されることとなる。
【0039】尚、前記ひねり位置(P4)と給紙位置(P1)の
中間部下方には、製品を排出する為の排出装置(図示せ
ず)が設置されており、この排出装置によって包装済の
製品が排出される。各型材(12)について上記した一連の
動作が実行され、給紙位置(P1)各別に包装紙(S) が吸着
され、菓子投入位置(P2)で棒状菓子(M) がこの包装紙
(S) 内に投入され、ひねり位置(P4)で棒状菓子(M) に包
装紙(S) が巻きつけられ、更に、ひねり位置(P4)でひね
り包装が行われて、給紙位置(P1)との間から包装済の製
品が排出される。
【0040】また、図13のように、保持溝(11)の断面
形状を移送方向の後方壁が移送方向に対して略直角とな
り、前方壁が前方に向かって傾斜する変則V字状断面と
した場合には、包装紙(S) を棒体(34)によって保持溝(1
1)内に押し込み易く、しかも、『同図のように被覆重合
域(P3)の始点部で回転方向に対して後方の開放端縁部(S
2)が、押し込み片(41)によって棒状菓子(M) に添う様に
巻きつけらた後、型材(12)の回動に伴って他方の開放端
縁部(S2)を重ね合わせて重合部(S0)を形成するようにし
た、包装紙(S) の巻きつけ工程』に於いて、前記重合部
(S0)を溶着するまでの間にめくれにくいものとなる。移
送方向の後方壁が直立していることから、重合部(S0)が
ガイド板(411) によって被包装物(M) 側に押し付けられ
た状態で移動する時、後方壁面に沿う開放端縁部(S2)が
後方に倒れにくいからである。
【0041】上記実施例のひねり装置(5) として、その
ひねり機構部(52)は定位置で回転することにより耳部を
ひねる構成としたが、このひねり機構部(52)としては、
クランプ爪(51)(51)と同期して同方向に公転しながらひ
ねり動作を実行する方式としても良い。この場合には、
ひねり装置(5) のクランプ爪(51)(51)が最下端に達した
時点で開放して包装完了後の製品をその下方の製品排出
装置に落下させることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の方法の説明図
【図2】棒状菓子(M) をひねり包装した状態の説明図
【図3】本発明を実施する装置の全体説明図
【図4】棒状菓子(M) の個別供給部の説明図
【図5】回転ドラム(1) の正面図(断面図)
【図6】X−X断面図
【図7】給紙装置(3b)の詳細図
【図8】第1、第2揺動レバー(R1)(R2)の説明図
【図9】これの動作説明図
【図10】包装紙(S) を棒状菓子(M) に巻きつける工程
の説明図
【図11】ひねり位置(P4)におけるひねり機構とクラン
プ爪(51)(51)との関係の説明図
【図12】クランプ爪(51)(51)と型材(12)との関係図
【図13】型材(12)の保持溝(11)の他の形状の断面図
【符号の説明】
(M) ・・・棒状菓子 (11)・・・保持溝 (S) ・・・包装紙 (S0)・・・重合部 (P1)・・・給紙位置 (P2)・・・菓子投入位置 (P3)・・・被覆重合域 (P4)・・・ひねり位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 19/00 - 23/22 B65B 11/00 - 11/58 B65B 49/00 - 49/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状菓子(M) に包装紙(S) を巻きつけて
    この包装紙の両端の突出部をひねるようにした棒状菓子
    の包装方法において、棒状菓子(M) の断面下半部を収容
    できるようにした略V字状の保持溝(11)内に、前記棒状
    菓子(M) よりも大きな矩形の包装紙(S) を前記保持溝(1
    1)の開放端側に開放するように断面略V字状に吸着保持
    し、その後、前記保持溝(11)が上方に開放する姿勢にし
    てこれに吸着される包装紙(S) 内に棒状菓子(M) を投入
    した後、前記包装紙(S) の開放端縁部を前記棒状菓子
    (M) に巻きつけて開放端縁部相互の重合部(S0)を接合
    し、この棒状菓子(M) の中程を挟持した状態で前記棒状
    菓子(M) から突出する筒状の包装紙(S) の耳部(S1)をひ
    ねるようにした棒状菓子の包装方法。
  2. 【請求項2】 保持溝(11)は、内部が負圧条件にあり且
    間欠回転する回転ドラム(1) の胴部にその母線に沿って
    多数配設されると共にその底部に形成した連通孔(10)に
    よって回転ドラム(1) 内と連通し、その長さを棒状菓子
    (M) の長さに略一致させると共に、その開放方向を前記
    回転ドラム(1) の半径方向外側に設定し、保持溝(11)が
    回転ドラム(1) の回転中心に対して横方向に位置した給
    紙位置(P1)にて包装紙(S) を吸着保持し、前記回転ドラ
    ム(1) の回転中心の上方に回動した菓子投入位置(P2)で
    上方から棒状菓子(M) を投入し、その後前記給紙位置(P
    1)の反対側の被覆重合域(P3)にて回転ドラム(1) の外周
    に沿って配置した被覆重合装置によって包装紙(S) の開
    放端縁部相互を重ね合わせた重合部(S0)を形成し且この
    重合部(S0)を溶着するものとし、前記回転ドラム(1) の
    回転中心の下方のひねり位置(P4)にて包装紙(S) を巻き
    つけた棒状菓子(M) を挟持するようにした請求項1に記
    載の棒状菓子の包装方法。
  3. 【請求項3】 内部が負圧状態にある回転ドラム(1) の
    胴部外面に、その母線に一致する姿勢で取付けた多数の
    型材(12)(12)を円周方向に所定のピッチで配置し、前記
    型材(12)は、矩形断面の頂部に略V字状断面の保持溝(1
    1)が長手方向に刻設され且この型材(12)を横断するよう
    に保持溝(11)の底部よりも深く切り込まれ複数のスリッ
    ト(13)(13)を間隔をあけて設けた構成とすると共に、前
    記保持溝(11)の底部に回転ドラム(1) 内と連通する連通
    孔(10)を設けた構成とし、前記スリット(13)(13)にはま
    り込むピンチ片を具備する第1揺動レバー(R1)と、前記
    保持溝(11)にはまり込み且前記ピンチ片に対して接離す
    る棒体を先端に具備さた第2揺動レバー(R2)とを設け、
    給紙位置(P1)にある型材(12)に対して包装紙供給部から
    投入された包装紙(S) を前記ピンチ片と棒体との間に挟
    んでこの包装紙(S) を保持溝(11)内に押し込む様に揺動
    すると共に型材(12)が給紙位置(P1)から離れる時に棒体
    を保持溝(11)から脱出させる様に第1揺動レバー(R1)と
    第2揺動レバー(R2)を開閉させる構成とした棒状菓子の
    包装に用いる給紙装置。
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