JP2852570B2 - 建築物地下構造体の構築方法 - Google Patents

建築物地下構造体の構築方法

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JP2852570B2 JP3119553A JP11955391A JP2852570B2 JP 2852570 B2 JP2852570 B2 JP 2852570B2 JP 3119553 A JP3119553 A JP 3119553A JP 11955391 A JP11955391 A JP 11955391A JP 2852570 B2 JP2852570 B2 JP 2852570B2
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は土木、建築分野における
建築物地下構造体の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、都市およびその近郊では、オフィ
スビルやホテルをはじめ各種商業設備、地下鉄等大形建
築物の構築が多く、それにともない前記建築物の地下構
造体も次第に大規模化し大深度のものが構築されてい
る。前記地下構造体の構築方法としては、周知の連続地
中壁構築方法が採用されることが多く、たとえば特開昭
62−244917号公報に開示されているように、所
定の地盤に泥水掘削法によって所望寸法の掘削溝を堀
り、鉄筋籠を建込み、ついでコンクリートを打設して、
連続地中壁を構築したのち、所望の床版を造り地下構造
体とする方法が一般に採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、前記泥水掘削法
による構築方法は、信頼性の高い地下構造体を経済的に
構築できる優れた方法である。しかしながら、建築物の
大規模化に伴う大深度掘削によってたとえば30〜10
0mにもおよぶ深さに構築された地下構造体が、延々数
kmにも及んで従来の地層を縦断するような場合、あた
かも地下ダムが構成されたことと等しい結果となり上・
下流の地下水位が著しく変動し、上流部での地下水上昇
や下流部の取水不能、地盤低下、陥没、地滑りなど地下
水位の変動に伴う様々な障害が発生することがある。ま
た、別の問題として特に市街地では地盤表層から3〜5
mの深さには上・下水道管やガス管及び通信ケーブルな
どの敷設問題があり、そのような将来施設建設に際し障
害となるような地下構造体の構築は避けねばならない。
しかし大規模なコンクリート製の地下構造体構築には前
述の問題に充分対応できる経済的な構築方法が要望され
ていながら、それらの問題を解決する方法はまだ開発さ
れていない。前述の問題を、図面に従ってさらに詳細に
説明する。図10は、従来の泥水掘削法により、所定の
地盤1に建築物地下構造体2を構築した状況を示す概略
説明図で、説明の便宜上地下水位の上流側の地中壁を2
a、下流側の地中壁を2bとし、床版を2c、上版を2
dと表示する。つぎに、図において3は難透水性の地
層、4は透水性の地層、5は不透水性の地層を示し、床
版2cは該不透水性地層5に達している。かかる状態に
なつた場合、該建築物地下構造体2の構築前の地下水位
6は、前記地中壁2aの地下水流遮断によって、上流側
では符号7aに示すように上昇し、下流側では符号7b
で示すように下がることになる。図10は一例であっ
て、建築物地下構造体2の規模が極めて巨大であり、た
またま地形が地下貯水に適合していた場合など、もつと
極端な地下水位の変動があり、上・下流の土木、建築設
備に影響を与える恐れがある。もっとも、建築物地下構
造体2用の連続地中壁を構築するにあたり地下水圧が大
きい場合、構造的に壁厚を厚くせねばならないため、該
地下水圧を軽減し、経済的な建築物地下構造体を構築す
る手段として、特開平1−163315号公報には図1
1に示すように地下構造体2の上流側に種々の透水部材
8を設け、水抜きを行う手段が開示されているが、該手
段は経済的な地下構造体を構築することは可能である
が、やはり前記地下構造体上・下流の地下水位の変動を
軽減することは出来ず、同様に構築前の地下水位6を上
流側では符号7aのように押し上げ、下流側では符号7
bのように引き下げるなど地下水位6の変動を助長する
恐れが残っている。しかしながら、前述のように現在前
記地下構造体の構築に際し、上・下流の地下水位の変動
を減少せしめるような方法は開発されていない。さら
に、前に述べたように地盤の比較的浅い部分における地
下構造体の障害排除には、鋼矢板工法による止水を行っ
て掘削したのち、所望の地下構造体構築後前記鋼矢板を
撤去する方法やあるいは泥水掘削法によって構築したコ
ンクリート仮設壁を粉砕除去する方法など費用の嵩む手
段が採用されてきた。本発明の目的は建築物地下構造体
構築に際し、上・下流の地下水位の変動を確実に軽減す
ることが可能で、さらに地盤の浅深を問わず安全で能率
的な作業を可能とし、構築コストが低廉で経済的な構築
方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
克服し、目的を達成するため、下記a〜e項に記載する
手段をその要旨とする。 a、泥水掘削工法により所定深さを有する単位掘削溝を
掘削し鉄筋材建込みを行い、ついでコンクリ−トを打設
固化する工程を所定数繰り返して所望規模の連続地中壁
を構築し、その後該連続地中壁で囲われた地盤内側を掘
削して、所定の地下構造体を構築する建築物地下構造体
の構築方法において、前記鉄筋材建込みと同時に冷却管
挿入を行い、コンクリ−ト打設に際して該掘削溝中の所
望限定部分に凍結解凍自在な透水性充填材を装入して、
連続地中壁中に透水層を形成し、前記地盤内側掘削に先
だって該透水層を凍結し、所定の地下構造体構築後に該
透水層を解凍する建築物地下構造体の構築方法。 b、泥水掘削工法により所定深さを有する単位掘削溝を
掘削し鉄筋材建込みを行い、ついでコンクリ−トを打設
固化する工程を所定数繰り返して所望規模の連続地中壁
を構築し、その後該連続地中壁で囲われた地盤内側を掘
削して、所定の地下構造体を構築する建築物地下構造体
の構築方法において、前記鉄筋材建込みと同時に冷却管
挿入を行い、コンクリ−ト打設に際して該掘削溝中の所
望限定部分に凍結解凍自在な透水性充填材を装入して、
連続地中壁中に透水層を形成し、前記地盤内側掘削に先
だって該透水層を凍結し、ついで掘削溝底に前記連続地
中壁と透水自在に接続する人工透水層を形成し、所定の
地下構造物体構築後に前記透水層を解凍する建築物地下
構造体の構築方法。 c、建込み鉄筋材に断熱材を張設し、掘削溝側壁を断熱
するaまたはb項記載の建築物地下構造体の構築方法。 d、所望部分を断熱被覆した冷媒冷却管を用いるaまた
はb項記載の建築物地下構造体の構築方法。 e、解凍後所望の透水層を破砕撤去したのち、埋め戻し
を行うaまたはb項記載の建築物地下構造体の構築方
法。
【0005】
【作用】本発明の方法は、泥水掘削工法により所定深さ
を有する単位掘削溝を掘削し鉄筋材建込みを行い、つい
でコンクリートを打設固化する工程を所定数繰り返して
所望規模の連続地中壁を構築し、その後該連続地中壁で
囲われた地盤内側を掘削して、所定の地下構造体を構築
する建築物地下構造体の構築方法において、前記鉄筋材
建込みと同時に冷却管挿入を行い、コンクリ−ト打設に
際して該掘削溝中の所定限定部分に凍結解凍自在な透水
性充填材を装入して、連続地中壁中に透水層を形成し、
前記地盤内側掘削に先だって該透水層を凍結することに
より、地下水流を一時完全に遮断して作業するので、湧
水や壁面崩壊の懸念なく安全かつ能率的に地盤掘削およ
び構築作業が出来る。ついで前記透水層を解凍すること
により、容易に地下水流を復旧させることが可能である
ため、前記建造物地下構造体の構築に伴う上・下流地下
水位の変動を軽減することができ、地域周辺に地盤掘削
や建造地下構造体の構築に伴う影響を与えることが無
い。また、本発明の方法において、泥水掘削工法により
単位掘削溝を掘削したのち、鉄筋材建込みと同時に冷却
管挿入を行い、コンクリ−ト打設に際して該掘削溝中の
所望限定部分に凍結解凍自在な透水性充填材を装入し
て、連続地中壁中に透水層を形成するとともに、前記地
盤内側掘削に先だって該透水層を凍結し、ついで掘削溝
底に前記連続地中壁と透水自在に接続する人工透水層を
形成する方法は、地盤の関係で建造物地下構造体を不透
水性地層に構築する必要のある際に、連続地中壁中の透
水層と人工透水層により地下水流を円滑に導水すること
を可能とする。さらに、前記建造物地下構造体の構築に
際し、建込み鉄筋材に断熱材を張設し、掘削溝側壁を断
熱する方法、掘削溝壁面以外の凍結部分を少なくするこ
とが可能なため掘削能率を高め、掘削費用を減少させる
効果がある。また、前記構築方法において、所望部分を
断熱被覆した冷媒供給管を用いる方法は、所望部分のみ
を凍結解凍するので、エネルギー損失が少なくて済む。
さらに、所定の建築物地下構造体を構築したのち、所望
の透水層を解凍粉砕撤去し、地盤の埋め戻しを行う方法
は、作業が容易で、費用が比較的に低廉で済むため建築
物地下構造体の構築に伴う前記浅層での将来施設建設に
際しての障害原因を経済的に排除することが出来る。
【0006】
【実施例】つぎに、本発明について図面に従ってさらに
詳細に説明する。図1は,本発明の方法により地下鉄や
地下連絡道路などトンネル状の建築物地下構造体2を構
築した状況を示す概略説明図で、地中壁2a、2b中に
形成された透水層9a、9bを凍結することにより一時
地下水流を遮断して、所望の地盤掘削を行い床版2c、
上版2dを有する建築物地下構造体2を構築したのち、
前記透水層9a、9bを解凍して地下水流を復旧せしめ
た状況を示すものであって、符号9c、9dは前記地中
壁2a、2bの主体となるコンクリート層で、破線で示
す10a、10bは後に詳述するように破砕撤去された
透水層である。また、11a、11bはコンクリート層
9c、9dおよび透水層9a、9bに残置された冷媒供
給管で、1aは埋め戻しされた地層であり、かかる構築
工程については後に詳述する。なお、13a〜13cは
地下水流を示す符号である。つぎに、図2〜図4に従っ
て構築工程を説明する。図2(a)〜(d)は前記地中
壁2aを構築する手順を示すもので、地盤1に周知の泥
水掘削法で図2(a)のように単位掘削溝14を掘削
し、次に図2(b)に示すように該掘削溝14に鉄筋材
15を建込むと同時に所望の個所を冷却できる冷媒供給
管11aを掘削溝14の溝底まで挿入する。かかる冷凍
可能な冷媒供給管11aは周知であり、たとえば特開昭
和63−194018号公報に公開されているように、
必要個所を断熱するなどの手順を講じて使用する。つぎ
に、図2(c)に示すように透水能を確保するに充分な
所望の深さに砂・礫もしくは砂・礫の混合物等からなる
透水性充填材をパイプを用いるかあるいは直接投下充填
して透水層9aを構成する。ついで、図2(d)に示す
ように、コンクリートをトレミー管等を用いて打設固化
してコンクリート層9cを形成するが、打設に際して透
水層9aにコンクリートが透水性を失わせるほど浸透す
ることは無い。さらに、前記コンクリート層9cを所定
深さ打設したのち、透水性充填材を装入して上部の透水
層10aを構築するが、前記透水性充填材の装入前に前
記打設コンクリートの養生は終了しているので、コンク
リートの品質に関する懸念はない。また前述のように前
記透水層10aは埋め戻しのため後の工程で粉砕撤去す
る。さて、図2(a)〜(d)は説明の都合上上流側の
地中壁2aのみについて述べたが、下流側の地中壁2b
も同様に実施すると、図3のような状態になる。図3に
おいて、冷媒供給管11a、11bは冷媒供給本管12
を介して液体窒素やフレオンガスなどの冷媒供設備12
aに接続されている。図3の状態において地下水流13
a〜13cは透水層9a、9bを通過するため、地下水
位の変動は生じない。つぎに、前記冷媒供給設備12a
から冷媒供給本管12および冷媒供給管11a、11b
を介して冷媒を供給し透水層9a、9b、10a、10
bを凍結することにより地中壁2a、2bは不透水性と
なり地下水流13a〜13cは遮断され、図4(a)に
示すように地中壁2a、2bで囲われた区域14は湧水
や壁面崩壊の恐れなく能率的な掘削作業を実施できる。
図4(b)は所定の掘削終了後前記地中壁2a、2bの
コンクリート層9c、9dと床版2c、上版2dからな
る建築物地下構造体2を構築した状況を示すもので該地
下構造体2完成後、前記冷媒供給設備12aからの冷媒
供給を停止するとともに、冷媒供給本管12および冷媒
供給管11a、11bを加熱装置に接続替えして温風や
温水などを前記透水層9a、9b、10a、10bに供
給して解凍し、地下水流13a〜13bを復旧せしめ、
ついで前記冷媒供給設備12a、冷媒供給本管12およ
び透水層10a、10bに挿入された部分の冷媒供給管
11a、11bを透水性充填材とともに撤去し、上版2
dより地表までの掘削部分に埋め戻し材を投入すると図
1のように上・下流の地下水位の変動を軽減でき、さら
に上・下水道設備や埋設送・配電ケーブルなどの将来施
設建設に支障を与えることのない建造物地下構造体2を
構築できる。つぎに、本発明に用いられる鉄筋材15に
ついて説明する。図5は前記鉄筋材15の実施例にかか
る部分概略斜視図で、該鉄筋材15の本体は鉄筋籠16
からなり、17は該鉄筋籠16の両端部に設けられた仕
切り板兼継手部材で図ではその一方を示す。18a、1
8dは雌パイプ継手、19a、19bは前記仕切り板兼
継手部材17から突出したシール材で掘削溝壁面とのシ
ール性能を有する。かかる、鉄筋材15は周知であり、
また、建込みなどの手段も良く知られているので詳細な
説明は省略する。また、図6は、雄継手18c、18d
を有するとともにシール材19a、19b間に張設され
た断熱シール材20a、20bを備えた鉄筋材15の例
で、21a、21bは前記断熱シール材20a、20b
の押え板である。前記断熱シール材20a、20bは過
剰な凍結を防止し掘削作業を容易ならしめるため凍結処
理前に掘削溝の壁面を断熱処理する一手段として、主と
して掘削溝の内側すなわち地下構造体2の構築側に設け
るが、材質としては例えば、ポリスチロールやポリエチ
レン等の断熱高分子材で形成された断熱フイルム、シー
ト、マツト等を状況に応じて採用する。また、前記断熱
シール材は必要に応じ、たとえば壁面の崩壊に対する保
護や壁面における透水性を良くする効果も狙いとして掘
削溝の内外両側に接するように設けても良いが、その場
合は強度や特性に留意する必要がある。さらに、図7は
前記鉄筋材15を単位掘削溝22に建込んだ状況を示す
概略平面図で、目的を逸脱しない限り種々の周知形態の
鉄筋材を利用できる。さて、以上本発明に関し前記建造
物地下構造体2についてトンネル状の実施例を説明した
が、これに限定すること無く、図8に示すようなビルの
地下室部分にかかる地下構造体2を構築できることは言
うまでもない。図8の概略説明図は、床版2cを不透水
性層5近くに構築するため、復旧に際して地下水流の流
れが悪くなる懸念のある場合など、掘削にあたり該床版
2cの下層に砂あるいは礫もしくは砂礫などからなる人
工透水層23を形成し、透水層9a、9bと透水自在に
接続した例で、構築の工程については前述の手順とほぼ
同一であるため説明は省略するが、本方法は地層の状態
に応じて採用すると地下水位の復旧を極めて円滑にする
ことができる。さらに、前述人工透水層23は状況に応
じて防食導水管や透水性の高分子化合物のシートやマッ
トなどを開溝に装入するなどの手段で形成してもよい。
本発明において人工透水層23とはかかる広義の意味に
おいて用いる。つぎに、図9の概略説明図は地中壁2
a、2bに接して床版2c、上版2dおよび内壁2e、
2fからなる地下構造体2を構築した例を示すもので、
本発明において地下構造体2は前述の実施例に限らず、
前記地中壁2a、2bの所定限定部分に透水層を設け、
適宜に凍結解凍を行うことにより、多くの形態を有する
地下構造体を構築することが可能である。
【0007】
【発明の効果】本発明は、建築物地下構造体構築に際
し、あらかじめ地下壁に透水層を構築しておき、該透水
層の凍結・解凍により一時的に地下水流を遮断するにと
どめ、実質的に建築物地下構造体構築において地下水流
を遮断しないため、結果として建築物地下構造体の上・
下流の地下水位の変動を確実に軽減することを可能とす
る方法を提供するものであり、建築物地下構造体の構築
作業の安全性と能率を高め、構築コストを大幅に引き下
げるほか、周辺の土木、建築構造物に影響を与えること
が無く、さらに、建築物地下構造体に伴う前記浅層での
将来施設建設における障害などを引き起こす恐れが全く
無いので、その経済的効果は極めて多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる建築物地下構造体の構築および
透水状況を示す概略説明図である。
【図2】本発明の構築手順を示す概略説明図である。
【図3】本発明の構築手順を示す概略説明図である。
【図4】本発明の構築手順を示す概略説明図である。
【図5】本発明の実施例にかかる鉄筋材の部分概略斜視
図である。
【図6】本発明の実施例にかかる鉄筋材の部分概略斜視
図である。
【図7】単位掘削溝に鉄筋材を建込んだ状況を示す概略
平面図である。
【図8】本発明の実施例にかかる建築物地下構造体の概
略説明図である。
【図9】本発明の実施例にかかる建築物地下構造体の概
略説明図である。
【図10】従来の建築物地下構造体の構築状況を示す概
略縦断面図である。
【図11】従来の建築物地下構造体の構築状況を示す概
略縦断面図である。
【符号の説明】
1 地盤 1a 埋め戻し地層 2 建築物地下構造体 2a 上流側地中壁 2b 下流側地中壁 2c 床版 2d 上版 2e、2f 内壁 3 難透水性地層 4 透水性地層 5 不透水性地層 6 地下水位 7a、7b 地下水位 8 透水部材 9a、9b 透水層 9c、9d コンクリート層 10a、10b 透水層 11a、11b 冷媒供給管 12 冷媒供給本管 12a 冷媒供給設備 13a〜13c 地下水流 14 単位掘削溝 15 鉄筋材 16 鉄筋籠 17 仕切り板兼継手部材 18a、18b 雌パイプ継手 19a、19b シール材 20a、20b 断熱シール材 21a、21b 押さえ板 22 単位掘削溝 23 人工透水層

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 泥水掘削工法により所定深さを有する単
    位掘削溝を掘削し鉄筋材建込みを行い、ついでコンクリ
    −トを打設固化する工程を所定数繰り返して所望規模の
    連続地中壁を構築し、その後該連続地中壁で囲われた地
    盤内側を掘削して、所定の地下構造体を構築する建築物
    地下構造体の構築方法において、前記鉄筋材建込みと同
    時に冷却管挿入を行い、コンクリ−ト打設に際して該掘
    削溝中の所望限定部分に凍結解凍自在な透水性充填材を
    装入して、連続地中壁中に透水層を形成し、前記地盤内
    側掘削に先だって該透水層を凍結し、所定の地下構造体
    構築後に該透水層を解凍する建築物地下構造体の構築方
    法。
  2. 【請求項2】 泥水掘削工法により所定深さを有する単
    位掘削溝を掘削し鉄筋材建込みを行い、ついでコンクリ
    −トを打設固化する工程を所定数繰り返して所望規模の
    連続地中壁を構築し、その後該連続地中壁で囲われた地
    盤内側を掘削して、所定の地下構造体を構築する建築物
    地下構造体の構築方法において、前記鉄筋材建込みと同
    時に冷却管挿入を行い、コンクリ−ト打設に際して該掘
    削溝中の所望限定部分に凍結解凍自在な透水性充填材を
    装入して、連続地中壁中に透水層を形成し、前記地盤内
    側掘削に先だって該透水層を凍結し、ついで掘削溝底に
    前記連続地中壁と透水自在に接続する人工透水層を形成
    し、所定の地下構造体構築後に前記透水層を解凍する建
    築物地下構造体の構築方法。
  3. 【請求項3】 建込み鉄筋材に断熱材を張設し、掘削溝
    側壁を断熱する請求項1または2記載の建築物地下構造
    体の構築方法。
  4. 【請求項4】 所望部分を断熱被覆した冷媒冷却管を用
    いる請求項1または2記載の建築物地下構造体の構築方
    法。
  5. 【請求項5】 解凍後所望の透水層を破砕撤去したの
    ち、埋め戻しを行う請求項1または2記載の建築物地下
    構造体の構築方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020147237A1 (zh) * 2019-01-16 2020-07-23 济南城建集团有限公司 一种横穿泉水渗透区域地层的地下空间修建方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020147237A1 (zh) * 2019-01-16 2020-07-23 济南城建集团有限公司 一种横穿泉水渗透区域地层的地下空间修建方法

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