JP2848675B2 - 人工股関節の手術具 - Google Patents

人工股関節の手術具

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JP2848675B2 JP2158298A JP15829890A JP2848675B2 JP 2848675 B2 JP2848675 B2 JP 2848675B2 JP 2158298 A JP2158298 A JP 2158298A JP 15829890 A JP15829890 A JP 15829890A JP 2848675 B2 JP2848675 B2 JP 2848675B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は人工股関節として使用する関節補綴具のうち
で、患者の状態にマッチしたステムとアウターカップの
間隔を選択する為の、ボールトライアル及びステムトラ
イアル用の手術具に関するものある。
(ロ)従来の技術 従来の人工股関節の手術において、スラプにより大腿
骨の骨髄孔を穿設した後において、該骨髄孔に挿入する
ステム、該ステムの先端のステム頚部に挿入する骨頭ボ
ールを決定する為には、第17図に示す如く、複数組のト
ライアルステム50と、トライアルボール51を設けて、こ
れらを組み合わせながら、大腿骨Aの骨髄孔に挿入した
り、骨盤の寛骨臼Bに接当したりして、患者に最適のト
ライアルステム50とトライアルボール51を見つけ、該ト
ライアルステム50とトライアルボール51を組み合わせた
状態から、ステム頚部長さLを、固定長l1とトライアル
ボール長l2より計算して得ていたのである。
しかし、このように複数の種類のトライアルステム50
とトライアルボール51を、手術具として用意することは
面倒であり、また最適の組を選択する為に、何度もトラ
イアルステム50とトライアルボール51を交換することは
患者にとって苦痛が長引くこととなるのである。
(ハ)発明が解決すべき課題 本発明においては、トライアルステム50を改ためて骨
髄孔に挿入することなく、骨髄孔を穿設している最中の
ラスプ15をそのままトライアルステム50として使用可能
とし、またトライアルボール長の異なる複数のボールを
取り替えることなく、1個のボールを嵌装し、取付位置
をセット溝S・L・Mにに移動するだけで、複数のトラ
イアルボール51を挿入したと同じ効果を発揮できるよう
に、嵌装筒25にセット溝S・L・Mを設けたものであ
る。
(ニ)課題を解決する手段 本発明の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該
課題を解決する手段を説明する。
アウターカップと同外径のトライアル骨頭ボールに、
挿入杆を嵌合する嵌装筒を設け、また挿入杆には嵌装筒
に設けたセット溝に嵌合する係止ピンを穿設し、該セッ
ト溝には、トライアル骨頭ボールと挿入杆の相対距離が
相違する複数のセット溝S・L・Mを設けたものであ
る。
また、係止ピンを設けた挿入杆をラスプに取付け、ラ
スプとラスプハンドルを結合する為の結合手段としたも
のである。
また、嵌装筒を設けたトライアル骨頭ボールをトライ
アル杆の先端に嵌装し、ボールトライアルとベアリング
プッシャとして兼用すべく構成したものである。
(ホ)実施例 本発明の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。
第1図は自動調芯型の人工股関節の側面図、第2図は
同じく正面断面図、第3図はアウター固定型人工股関節
の正面図、第4図は同じく正面断面図、第5図は人工股
関節手術用の骨髄孔穿設具の正面図、第6図は同じく側
面図、第7図は第5図の係止ピン22部分の断面図、第8
図はラスプ15を外した状態の正面図、第9図はステムト
ライアル杆30にトライアル骨頭ボール28を敷設した状態
の断面図、第10図は異なるトライアル骨頭ボール28を敷
設した状態の断面図、第11図はセット溝S・L・Mの部
分を示す展開図、第12図より第16図はラスプ15の挿入杆
16に、トライアル骨頭ボール28を嵌入してステム25骨頭
ボール8の種類を選択する状態の正面断面図、第17図は
従来のトライアルステム50とトライアルボール51の断面
図である。
人工股関節には大きく分けて2種類がある。自動調芯
型とアウター固定型である。
自動調芯型は、アウターカップ6を骨盤の寛骨臼Bに
固定せずに該部分で摺動回動を可能とし、またアウター
カップ6の内部に固定した合成樹脂性のベアリング7と
骨頭ボール8との間でも、摺動回動可能に支持し、アウ
ターカップ6の球芯と骨頭ボール8の球芯を偏心させる
ことにより、アウターカップ6が常時大腿骨Aから骨盤
の寛骨臼Bへの支持力を、全面で受けることが出来る状
態に自動調芯可能に構成しているのである。
またアウター固定型は、骨盤の寛骨臼Bの残存状態が
不良で、自動調芯型を介装出来ない場合等において、ア
ウターカップ6を直接に骨盤の寛骨臼Bにボルトにより
締結し、該アウターカップ6の内部のベアリング7と骨
頭ボール8の間でのみ、摺動回動を行う場合に用いるの
である。
第1図・第2図においては自動調芯型の人工股関節を
図示している。
ステム2は大腿骨Aの骨髄孔内に、ラスプ15により挿
入孔を穿設して挿入するのである。
該ステム2の先端のステム頚部3に骨頭ボール8を嵌
装している。該骨頭ボール8の球芯とアウターカップ6
の球芯が偏心していることにより、アウターカップ6も
骨盤の寛骨臼Bの内部で摺動回動するので、該アウター
カップ6が回動しても、骨頭ボール8から外れることの
無いように、係止部ベアリング1がアウターカップ6の
内部の溝に係合固定されている。9は該係止部ベアリン
グ1がアウターカップ6の内部から抜け落ちないように
構成した付勢バネである。
該係止部ベアリング1は取り外した状態で「C」型に
構成しており、アウターカップ6の内部の係合溝に嵌装
すると円形となり、骨頭ボール8を無理矢理に挿入する
と、抜け止めされるよう構成されている。
該自動調芯型においては、骨盤の寛骨臼Bとアウター
カップ6の間で摺動回動が可能であり、また骨頭ボール
8とベアリング7の間でも摺動回動が可能なのである。
故に、該人工股関節の部分において、折れ曲がり度が大
きいのであるが、十分に骨盤の寛骨臼Bが残っている場
合で無ければ使用出来ないのである。
骨盤の寛骨臼Bの残存部が十分でない場合には、アウ
ターカップ6を直接に骨盤の寛骨臼Bにボルト固定する
アウター固定型が用いられる。
第3図・第4図においてアウター固定型の人工股関節
を説明する。
アウター固定型の場合にはアウターカップ6を骨盤の
寛骨臼Bにボルトにより固定するのである。該アウター
カップ6には固定鍔部6aも設けられており、該固定鍔部
6aの部分にも、ボルトが螺装されている。またアウター
カップ6の外周に数箇所のボルト孔が開口されており、
該ボルト孔から突出したボルトにより骨盤の寛骨臼Bに
螺装している。
13はベアリング7とアウターカップ6の固定突起、18
は固定突起13の挿入孔、4・5はステム2のショルダー
部である。
該アウター固定型の場合には、アウターカップ6の球
芯と、骨頭ボール8の球芯が一致しており、アウターカ
ップ6は骨盤の寛骨臼Bに固定されているのであるから
外れることはなく、骨頭ボール8とベアリング7との間
の係合部に構成されていないのである。14・49はベアリ
ング7とアウターカップ6の間の回り止め部である。
第5図・第6図は、ラスプハンドル12とラスプ15を連
結した状態の正面図、第8図はラスプ15とラスプハンド
ル12を外した状態の正面図である。
ラスプ15は周囲にやすり部分が構成されており、該や
すり部分により大腿骨Aの骨髄孔を穿孔するのである。
そして該ラスプ15をハンマーにより叩いて穿設するの
で、ラスプハンドル12の頭部にハンマーの衝突部12bが
構成されている。そして手術者がラスプハンドル12を把
持する部分として把手12aが構成されている。
該把手12aに近接して操作具10の端部が配置されてお
り、引金部10aにて操作具10を引くことにより、バネ力
付勢部材17が解除されて、ラスプ15とラスプハンドル12
が取り外し可能としている。
逆にラスプ15とラスプハンドル12を一体化したい場合
には、操作具10の引金部10aの部分を引いた状態で、ラ
スプハンドル12の先端にラスプ15の挿入杆16の部分を挿
入し、次に引金部10aを離すことにより、バネ力付勢部
材17の部分が挿入杆16と係合することにより、再度一体
化されるのである。
ラスプ15に挿入杆16が植設されており、該挿入杆16の
端部に係止溝16aが構成されている。該係止溝16aと係合
する係止突起17aが、バネ力付勢部材17に構成されてい
る。
該バネ力付勢部材17はラスプハンドル12の先端の嵌合
孔の内部の枢支軸19に枢支されており、該枢支軸19の周
囲にバネ力付勢部材17を挿入杆16との係合方向に付勢す
る付勢バネ23が介装されている。
該バネ力付勢部材17を更に抜け止め係合方向に付勢す
べく、操作具10の先端のカム部10bが設けられており、
該カム部10bがバネ力付勢部材17のカム面を押すのであ
る。操作具10をバネ力付勢部材17のカム面に向けてガイ
ドするガイドピン20とガイド溝21が操作具10に構成され
ている。
またラスプ15から突出された挿入杆16に、係止ピン22
が突出されており、該係止ピン22が第7図の如く、ガイ
ド溝孔26内部を摺動通過可能としている。また該係止ピ
ン22は、トライアル骨頭ボール28をラスプ15に一体化し
て、骨頭ボール8の大きさを決定する際においてトライ
アル骨頭ボール28の嵌装筒25に挿入係止するピンの役目
もする。
また操作具10の引金部10aの部分に付勢バネ24が配置
されており、該付勢バネ24は付勢バネ23のバネ力よりも
大に構成されて、常時付勢バネ24が突っ張ることによ
り、カム部10bがバネ力付勢部材17のカム面を押すよう
に構成している。
またラスプ15の上部に係止溝15aが構成されており、
該係止溝15aが、ラスプハンドル12の係止突起12cと係合
することにより、ラスプ15の回転を阻止している。
第8図において示す如く、引金部10aを付勢バネ24に
抗して把手12a側に引きつける動作により、カム部10bが
バネ力付勢部材17のカム部を押圧する状態から解除され
て、付勢バネ23によりバネ力付勢部材17が解除方向に回
動し、挿入杆16の係止溝16aから係止突起17a外れるので
ある。
この状態でラスプハンドル12を抜くと、ラスプ15のみ
が大腿骨Aの骨髄孔内に残るのである。
そして第10図の如く挿入杆16が突出した状態でラスプ
15で残るので、該挿入杆16にトライアル骨頭ボール28の
嵌装筒25を嵌装するのである。
第14図から第18に示す如く、嵌装筒25には、セット溝
S・L・Mの3箇所の溝が切欠されており、該3箇所の
溝に係止ピン22を挿入することにより、トライアル骨頭
ボール28の位置を調節することが出来るのである。
またトライアル骨頭ボール28自体にも、ステム2自体
にも、第13図・第14図・第15図・第16図の如く、数種類
が用意されているので、ラスプ15とトライアル骨頭ボー
ル28により、患者の大腿骨Aと骨盤の寛骨臼Bに合致し
た大きさのステム2と骨頭ボール8を決定出来るのであ
る。
また該挿入杆16と係止ピン22の組み合わせは、第9図
・第10図・第11図に示す如く、ボールトライアル杆30の
先端にも設けられており、ボールトライアル杆30の先端
の挿入杆16に、複数の大きさと突出長のトライアル骨頭
ボール28をセットして、骨盤の寛骨臼Bに押し当てるこ
とにより、該骨盤の寛骨臼Bに最適のトライアル骨頭ボ
ール28を見つけることが出来るのである。
またボールトライアル杆30の先端に挿入杆16を介して
トライアル骨頭ボール28を装着する場合にも、嵌装筒25
にはセット溝S・L・Mが設けられているので、このセ
ット溝S・L・Mの位置と係止ピン22の係合位置を変更
することにより、第11図の如く、ステム2からの距離N1
・N2・N3を測定することができるのである。
(ヘ)発明の作用 次に第18図から第21図において、本発明の作用を説明
する。
第18図はラスプ15の挿入杆16にトライアル骨頭ボール
28を装着し、該トライアル骨頭ボール28にトライアルボ
ールアウタ28′を嵌装した状態の断面図、第19図はトラ
イアル杆30に回動防止ピース30′を嵌装し、挿入杆16の
先端をトライアルボールアウタ28′の上部孔28a′に嵌
入した状態の断面図、第20図はラスプ15の挿入杆16にト
ライアル骨頭ボール28を嵌装して、ベアリング7に押圧
調整している状態の断面図、第21図はトライアル杆30に
トライアル骨頭ボール28を装着し、該トライアル骨頭ボ
ール28にベアリングン7を装着して、ベアリング7をア
ウターカップ6に押付け固定する状態の断面図である。
トライアル操作を行う目的は、大きく分けて2種類が
あり、寸法の選定と、作動の確認である。
そして寸法の選定は、アウター固定型においては骨頭
ボール8のネック長の選定であり、自動調芯型において
は、アウターカップ6の外径の選定と、骨頭ボール8の
ネック長の選定である。
また作動確認は、アウター固定型の場合も、自動調芯
型の場合も、作動のスムーズネスの確認と、作動範囲の
チェック及び骨とインプラントの干渉状態の確認であ
る。
また第18図・第19図により、自動調芯型の場合の手術
手順を説明する。
最初に寛骨臼Bの骨頭を切断し、アウターカップ6用
の孔を開ける。該アウターカップ6の孔を加工した後
に、第19図の如くトライアル杆30の先端に回動防止ピー
ス30′を装着し、該回動防止ピース30′にトライアルボ
ールアウタ28′を装着し、トライアル杆30の挿入杆16の
先端を上部孔28a′に嵌装した状態で、アウターカップ
6の孔の適合性をチェックする。28b′はトライアルボ
ールアウタ28′の抜止めリングである。回動防止ピース
30′を挿入した場合には、抜止めリング28b′は外側に
押圧された状態で役割をしていない。
次にラスプ15により大腿骨Aに骨髄腔を開口し、該骨
髄腔にラスプ15を挿入した状態で、ラスプ15の挿入杆16
に第18図の如く、嵌装筒25を介してトライアル骨頭ボー
ル28を挿入し、該トライアル骨頭ボール28にトライアル
ボールアウタ28′を再度取付けた状態で調節し、大腿骨
Aと寛骨臼Bの間隔から、骨頭ボール8のセット溝S・
L・Mの最適位置を決定する。
次に所定のステム2を骨髄腔に嵌装し、該ステム2に
骨頭ボール8とベアリング7とアウターカップ6を装着
して、寛骨臼Bの孔に嵌装し手術を終了する。
次にアウター固定型のインプラントの場合の手術手順
を、第20図と第21図により説明する。
まず寛骨臼Bにアウターカップ6に合致した手術具に
より孔を開口し、締結ボルトにより締め付ける。次に第
21図の如くトライアル杆30の先端にトライアル骨頭ボー
ル28を取付て、該トライアル骨頭ボール28にベアリング
7を装着し、該ベアリング7をアウターカップ6に押し
つけて固定する。この際にはトライアル杆30はプッシャ
ーとして使用する。
次に大腿骨Aの方にラスプ15にて骨髄腔を開口し、該
ラスプ15の挿入状態で、第20図に示す如く、ラスプ15の
挿入杆16の部分にトライアル骨頭ボール28を挿入して、
寛骨臼Bと大腿骨Aの間隔から、骨頭ボール8のセット
溝S・L・Mの最適位置を決定する。
次にラスプ15により開口した骨髄腔にステム2を嵌装
し、該ステム2に選択した骨頭ボール8を嵌装してベア
リング7に填め込み、アウターカップ6の内部に嵌装す
る。
(ト)発明の効果 本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するものである。
請求項(1)の如く、アウターカップと同外径のトラ
イアル骨頭ボールに、挿入杆を嵌合する嵌装筒を設け、
また挿入杆には嵌装筒に設けたセット溝に嵌合するガイ
ドピンを突設し、該セット溝には、トライアル骨頭ボー
ルと挿入杆の相対距離が相違する複数のセット溝S・L
・Mを設けたので、従来の如く手術室の内部に、複数種
類のトライアル骨頭ボール28を用意し、これを取り替え
・引き替えして、ステム2と骨頭ボール8の間隔、即ち
骨頭ボール8のサイズ選定作業をトライアルする必要が
なく、一旦、挿入杆16に挿入したトライアル骨頭ボール
28を、嵌装筒25のセット溝S・L・Mの位置を係止ピン
22に対して変更することにより、簡単に、骨頭ボール8
のサイズ選定が可能となったのである。これにより手術
具の数を減らすことが可能となったものである。
請求項(2)の如く、係止ピン22を設けた挿入杆を、
ラスプとラスプハンドルを結合する為の、先端に結合す
るラスプハンドルとの間の、結合手段としたので、従来
の技術の如く、ラスプ15を骨髄孔から抜いた後にトライ
アルステム50を挿入し、それも最適の長さのステムを選
択するために、何度もトライアルステム50を交換する必
要なく、骨髄孔を穿設する為にたたき込んでいるラスプ
15の挿入杆16に、トライアル骨頭ボール28の嵌装筒25に
設けたセット溝S・L・Mを選択的に嵌装出来るので、
最適な骨頭ボール8を選定することが出来るのである。
請求項(3)の如く、嵌装筒を設けたトライアル骨頭
ボール28をトライアル杆30の先端に嵌装出来るようにし
ているので、骨頭ボール8の大きさを決定する場合に
は、請求項(1)記載のトライアル骨頭ボール28を使用
できるので、トライアル器具の種類と数が多くならない
のである。
またボールを小粒にすることにより、プッシャーとし
ても使用出来るのでトライアル器具の、手術時の手配や
管理を簡単にすることができ、手術時間の短縮に効果を
発揮するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動調芯型の人工股関節の側面図、第2図は同
じく正面断面図、第3図はアウター固定型人工股関節の
正面図、第4図は同じく正面断面図、第5図は人工股関
節手術用の骨髄孔穿設具の正面図、第6図は同じく側面
図、第7図は第5図の係止ピン22部分の断面図、第8図
はラスプ15を外した状態の正面図、第9図はステムトラ
イアル杆30にトライアル骨頭ボール28を敷設した状態の
断面図、第10図は異なるトライアル骨頭ボール28を敷設
した状態の断面図、第11図はセット溝S・L・Mの部分
を示す展開図、第12図より第16図はラスプ15の挿入杆16
に、トライアル骨頭ボール28を嵌入してステム2と骨頭
ボール8の種類を選択する状態の正面断面図、第17図は
従来のトライアルステム50とトライアルボール51の断面
図、第18図はラスプ15の挿入杆16にトライアル骨頭ボー
ル28を装着し、該トライアル骨頭ボール28にトライアル
ボールアウタ28′を嵌装した状態の断面図、第19図はト
ライアル杆30に回動防止ピース30′を嵌装し、挿入杆16
の先端をトライアルボールアウタ28′の上部孔28a′に
嵌入した状態の断面図、第20図はラスプ15の挿入杆16に
トライアル骨頭ボール28を嵌装して、ベアリング7に押
圧調整している状態の断面図、第21図はトライアル杆30
にトライアル骨頭ボール28を装着し、該トライアル骨頭
ボール28にベアリング7を装着して、ベアリング7をア
ウターカップ6に押付け固定する状態の断面図である。 2……ステム 3……ステム頚部 6……アウターカップ 8……骨頭ボール 15……ラスプ 16……挿入杆 22……ガイドピン 25……嵌装筒 26……ガイド溝孔 28……トライアル骨頭ボール 28′……トライアルボールアウタ 28a′……上部孔 30……ボールトライアル杆 30′……回動防止ピース

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アウターカップと同外径のトライアル骨頭
    ボールに、挿入杆を嵌合する嵌装筒を設け、また挿入杆
    には嵌装筒に設けたセット溝に嵌合する係止ピンを突設
    し、該セット溝には、トライアル骨頭ボールと挿入杆の
    相対距離が相違する複数のセット溝S・L・Mを設けた
    ことを特徴とする人工股関節の手術具。
  2. 【請求項2】請求項(1)記載の係止ピンを設けた挿入
    杆をラスプに取付け、ラスプとラスプハンドルを結合す
    る為の結合手段としたことを特徴とする人工股関節の手
    術具。
  3. 【請求項3】請求項(1)記載の嵌装筒を設けたトライ
    アル骨頭ボールをトライアル杆の先端に嵌装し、ボール
    トライアルとベアリングプッシャとして兼用すべく構成
    したことを特徴とする人工股関節の手術具。
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