JP2848577B2 - カラー画像信号評価方法及びこの評価方法を利用したカラー画像信号評価装置 - Google Patents

カラー画像信号評価方法及びこの評価方法を利用したカラー画像信号評価装置

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JP2848577B2 JP11323391A JP11323391A JP2848577B2 JP 2848577 B2 JP2848577 B2 JP 2848577B2 JP 11323391 A JP11323391 A JP 11323391A JP 11323391 A JP11323391 A JP 11323391A JP 2848577 B2 JP2848577 B2 JP 2848577B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば半導体によって
作られたカラー撮像素子から得られるカラー画像信号を
評価するカラー画像信号評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体によって作られた撮像素子の前面
にモザイク状の色フィルタ或いはストライプ状の色フィ
ルタを装着し、カラー画像信号が得られるようにしたカ
ラー撮像素子が種々実用されている。半導体によって作
られた撮像素子は集積回路技術によって作られるが、そ
の製造行程の不具合によって種々の欠陥が生じる。特に
カラー撮像素子として組立てた場合、撮像素子の欠陥に
よって図8に示すシェーデング、図9に示す線状縞等の
色ムラが発生する。
【0003】つまり図8に示すシェーデングとは白色で
あるはずの画面に画面の広い領域(図では左上部と右上
部に色が付いている状態を示す)にわたって色が付いた
状態の色ムラを指す。また図9に示す線状縞とは白色で
あるはずの画面に斜めまたは縦方向に色の付いた線状の
縞が生じる現像を指す。
【0004】従来はカラー撮像信号をカラーブラウン管
に映出させ、この画面を目視によって、監視して検出し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来はカラー撮像素子
に生じる色ムラを、人為的に判定しているので効率が悪
い。特に量産工場では検査員を多数配置しなければなら
ないから、省力化に逆行し、コスト低減に継がらない不
都合がある。また欠陥の中でも色ムラが明確に現れる場
合は個人差なく検出することができるが、色ムラが薄く
しか現れない場合には検査員の個人差によって見過ごさ
れてしまうことがある。また薄く線状に表わされる色ム
ラは発見がむずかしい。
【0006】この発明の目的はカラー撮像素子等から得
られるカラー画像信号に発生する線状の色ムラを自動的
に検出することができるカラー画像信号評価方法を提案
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明では被評価カラ
ー画像信号をI信号及びQ信号に分離し、このI信号及
びQ信号を各画素位置に対応したアドレスを持つ第1及
び第2画像メモリに記憶すると共に、これら画像メモリ
に記憶した各画素位置のI信号及びQ信号を画素の配列
方向に関して微分し、微分されたI信号とQ信号をベク
トル合成して第3画像メモリに書込み、更に第3画像メ
モリに書込んだ微分ベクトル合成値を線状数値化し、こ
の線状数値化データによって線状の色ムラの有無を判定
するようにしたカラー画像信号評価方法及びこの評価方
法を用いた装置を提案するものである。
【0008】この発明によればI信号とQ信号を各画素
の配列方向に微分し、その微分したI信号とQ信号をベ
クトル合成する。このベクトル合成した微分ベクトル合
成値は色シェーデングによる影響を除去し、色の変化が
局部的に分布する状態において顕著に変化する。特に色
の違いが大きいとき急峻に然も大きく変化する微分値が
得られる。
【0009】よってこの微分値の大となる部分を検出
し、その分布が線状であるか否かを判定することにより
線状に発生する色ムラを検出することができる。
【0010】
【実施例】図1を用いてこの発明の一実施例を説明す
る。図1において1はカラー画像信号源を示す。このカ
ラー画像信号源1は例えば固体撮像素子を使ったカラー
撮像装置とすることができる。この例では信号源1から
単色信号R,G,Bが各別に出力されるものとし、この
各単色信号R,G,Bを変換器2に入力してI信号及び
Q信号に変換する。
【0011】I信号及びQ信号及び輝度信号Yは周知の
ように次のように定義される。 Y=0.30R+0.59G+0.11B I=0.60R−0.28G−0.32B Q=0.21R−0.52G+0.31B R,G,Bはそれぞれ赤、緑、青の単色信号を示し、各
単色信号R,G,Bが、R=1,G=1,B=1のとき
輝度信号YはY=1となり、またI信号はI=0,Q信
号はQ=0となる。
【0012】つまり、各単色信号R,G,Bが全て1の
とき白色画像を映出する。I信号及びQ信号は図2に示
す直交座標で表され、直交座標上の各座標位置で色及び
色の濃淡が特定される。原点Sは白色を表し、Q軸上を
正側に進むと紫、負方向に進と黄緑、I軸上を正方向に
進むとオレンジ、負方向に進むとシアンとなる。この発
明においてはI信号及びQ信号を各画素に対応したアド
レスを持つ第1画像メモリ3Aと第2画像メモリ3Bに
記憶させる。第1画像メモリ3Aと第2画像メモリ3B
に記憶するI信号とQ信号は例えば元になるカラー画像
信号の10×10画素分のデータの平均値を1ブロック
データとし、この1ブロックデータを1画素データとし
てアドレス順に記憶する。
【0013】第1画像メモリ3Aと第2画像メモリ3B
に記憶したI信号とQ信号のブロックデータは同一画素
位置毎に読出され、微分装置4A,4Bで微分して取出
される。微分装置4Aと4Bにおける微分動作を図3を
用いて説明する。この例では1つのブロックデータIi0
を微分する場合、そのブロックデータIi0を4倍し、そ
の4倍されたブロックデータから上下方向に隣接する画
素位置に対応するブロックデータIi1,Ii3と、左右方
向に隣接する画素位置に対応したブロックデータI
2 ,Ii4 を減算して算出した場合を示す。つまりI
信号とQ信号の微分出力IOUT とQOUT は IOUT =(4Ii0 −Ii1 −Ii2 −Ii3 −Ii4 ) QOUT =(4Qj0 −Qj1 −Qj2 −Qj3 −Qj4 ) で求める。中心となる画素位置Ii0 とQj0 を順次線
走査方向に移動させ、画面全体のカラー画素データを画
素の配列方向に関して微分する。
【0014】微分装置4Aと4Bで微分した微分出力I
OUT とQOUT は演算器5でベクトル合成する。このベク
トル演算は、Z=√(I2 OUT +Q2 OUT )で算出され
る。演算器5の演算結果は第3画像メモリ6の各画素位
置に対応したアドレスに書込まれる。第3画像メモリ6
に書込まれた微分ベクトル合成値は色信号の変化量の絶
対値を表わす。
【0015】図4は微分前の色信号の様子を模式化して
示した図である。図4に示す全体的な傾斜ΔSは色シェ
ーデングによる影響を指す。全体的な傾斜ΔSの中に表
われた山M1 とM2 は帯状の色ムラを指す。図5は第3
画像メモリ6に記憶した微分ベクトル合成値を示す。微
分により色シェーデングによる傾斜ΔSは除去され、山
1 とM2 が強調されて山MM1 とMM2 として表われ
る。
【0016】この発明では更に第3画像メモリ6に記憶
した微分ベクトル合成値を必要に応じてブロックデータ
化処理装置7(第1図)において、欠陥の特徴を失なわ
ない程度の画像に間引く処理を行ない。ブロックデータ
化処理装置7で間引かれてブロック化された画像データ
は判定手段8で不連続性の画像データ(島状色ムラ等)
が存在するか否かを判定し、不連続性の画像データが存
在しない場合は線状数値化処理装置10に直接画像デー
タが送り込まれる。
【0017】不連続性の画像データが存在する場合には
集合点強調処理装置9で不連続性の画像データを除去し
て線状数値化処理装置10に送り込む。線状数値化処理
装置10は画像メモリに記憶された画像データを線状数
値化処理する。この線状数値化処理は画像メモリに記憶
された画像データの各位置を図6に示すように(x,
y)座標に割当てる。(x,y)座標上の各画像データ
をρ=x cosθ+y sinθの式に従ってθとρ軸に変換
する。この変換処理はハフ(HOUgh)変換と呼ばれ
ている。この直線数値化処理によって画像データが図7
に示すように一点Pに集中するとき画像データ(x,
y)座標上において直線上に配列されているものと見る
ことができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
直線数値化処理により画像データが一点に集中するか否
かを判定することにより画像上に直線色ムラが存在する
か否かを知ることができる。従って視覚にたよることな
く直線状に発生する色ムラを自動的に検出することがで
きるカラー画像信号評価装置を提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によりカラー画像信号評価方法及びこ
の評価方法を用いたカラー画像信号評価装置の一実施例
を説明するためのブロック図。
【図2】カラー画像信号の色とベクトルとの関係を説明
するためのグラフ。
【図3】図1に示した実施例に用いた微分装置の構成及
び動体を説明するためのブロック図。
【図4】微分前の色信号を模式化して示す図。
【図5】微分ベクトル合成した色信号の様子を模式化し
て示した図。
【図6】画像メモリ上に線状色ムラが存在する様子を示
す図。
【図7】この発明で用いる線状数値化処理装置における
処理結果を表わす図。
【図8】色ムラの一例を説明するための図。
【図9】図8と同様に色ムラの一例を説明するための
図。
【符号の説明】
1 信号源 2 変換器 3A 第1画像メモリ 3B 第2画像メモリ 4A,4B 微分装置 5 演算器 6 第3画像メモリ 7 ブロックデータ化処理装置 8 判定手段 9 集合点強調処理装置 10 線状数値化処理装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被評価カラー画像信号をI信号およびQ
    信号に分離し、このI信号及びQ信号を各画素位置に対
    応したアドレスを持つ第1及び第2画像メモリに記憶す
    ると共に、この画像メモリに記憶した各画素位置のI信
    号及びQ信号を画素の配列方向に関して微分し、微分さ
    れたI信号とQ信号をベクトル合成して第3画像メモリ
    に書込むと共に、第3画像メモリに書込んだ微分ベクト
    ル合成値を線状化処理し、この線状化処理された結果が
    一点に集中するか否かによって線状の色ムラの有無を判
    定するようにしたカラー画像信号評価方法。
  2. 【請求項2】 被評価カラー画像信号をI信号及びQ信
    号に分離する変換器と、この変換器から出力されるI信
    号及びQ信号を各画素位置に対応したアドレスに記憶す
    る第1及び第2画像メモリと、これら画像メモリに記憶
    した各画素位置のI信号及びQ信号を画素の配列方向に
    関して微分する微分装置と、この微分装置から出力され
    るI信号及びQ信号を微分ベクトル合成して記憶する第
    3画像メモリと、第3画像メモリに書込んだ微分ベクト
    ル合成値を線状数値化処理する線状数値化処理装置とに
    よって構成したカラー画像信号評価装置。
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